3a. tabinote旅行記 ベトナム旅行4日目 【ホーチミン】

Profile
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キムラリュウジ

株式会社ニューロマジックに勤務する傍ら、the coleslaw、Sloppy Joeという2つのバンドのドラマーとして活動中。

キムラリュウジのニツキ

 
前号に引き続きキムラリュウジさんのベトナム旅行記(4日目)を掲載します。
内容は2015年5月の体験にもとづいています。


4日目【飲んで!食べて!飲んで飲んで!】

5時半に起床。6時40分にはガイドさんがホテルまで迎えに来る。サクッとシャワーを浴びて身支度し、6時からの朝食へ。旅行中だし、ってことでパンを解禁。炭水化物バンザイ。クロワッサンって美味いなあ。

6時25分に食事を終え、6時半に部屋に戻り荷造り。6時39分にチェックアウト。ちょうど間に合った。5分遅れくらいでガイドさん到着(笑)。

混載車で空港まで送ってくれる。30分くらいの道のりだろうか。

去年カンボジアに行った時も感じたことだが、こっちの車及びバイクはすごい頻度と勢いでクラクションを鳴らしまくっている。日本でクラクションを鳴らすなんて割と非常時だと思うんだが、こっちのドライバー達はクラクションを鳴らすのが常時。ホント常に鳴らしているっていっても大げさではない。クラクションに込められた意味としてはそのほとんどが「どけどけ!」。相手に道をどかせることのためのクラクションで、それをみんなが実行しているから始末が悪い。「相手がどけるだろう」という前提の元にスピードを出している時もあるので、もしもどけなかったらどうなるんだろう…とヒヤヒヤする。フエには信号といえる信号がかなりないので、双方がクラクションを鳴らしながら絶妙のバランスで交通を成り立たせているとも言える。信号がないから道を横断するのもコツがいる。何日か滞在していて大分慣れてきた。
そんなこんなでクラクションを鳴らしながら車は空港へと爆走。7時10分頃には空港に着いた。


チェックインを済ませて、早々に保安検査も終えて搭乗待ち合いエリアへ。待ち合いエリアにはお土産屋さんが軒を連ねている。チラッと覗いてみたら、いつの間にかあれもこれもオススメされて結局四品ほど購入していた。静かそうな人なのに意外と押しが強くて・・・って僕が押しに弱いだけかも・・・。まあ、満足のお買い物。
待ち合いスペース。人懐っこい子供が僕の座っている席の周辺をやたらウロウロしてきて気が散る(笑)


8時25分フエ発、9時45分ホーチミンシティ着。寝ていたらそれこそ一瞬で着陸していた。さあ、ベトナム最大の都市に上陸!!


荷物を受け取り出口を出ると、今回はフライトがオンタイムだったこともあってガイドさんがちゃんと迎えに来てくれていた。名前はムーさんというらしい。日本語は・・・お世辞にも上手とは言えないが、意思疎通は十分にできるので何ら問題ない。
外人が操る日本語で「上手だな」と感じるのは助詞を使いこなせている場合だろう。このガイドのムーさんのように、大意はつかめるが「上手な日本語」としてはかなり違和感があるケース。まあ、ネイティブの日本人でも書き言葉が崩壊してしまっている人だっているくらいだから、完璧に操るってのは難しいものだ。そもそも完璧に操る必要があるのかって問題もあるし。

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ホーチミン空港


さて、車に乗ってホテルへ。30分くらいで着くらしい。


やはりホーチミンシティは都会だ。タイのバンコク、マレーシアのクアラルンプールのように、近代化が進んだ都市。信号がそこそこ整備されているからか、クラクションの応酬も比較的穏やかだ。(ただし相変わらず歩道をバイクでかっ飛ばしたりってのはあるみたいね・・・)
車は今日と明日宿泊する「ホテルマジェスティック」へ到着。1925年創業の老舗ホテルだ。地図で見たところ、いわゆる「ドンコイ通り」に面した非常に立地に優れたホテル。どこにでかけるにも至近なので好都合である。
とりあえずチェックインだけ済ませて荷物を預ける。入室は12時以降からとのこと。とりあえず近所をぶらつこう。
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上手くおさまりきらない…

ドンコイ通りをちょっと入ったところにLIONを発見。あの日本にもあるLIONである。11時過ぎだが軽くビールを飲むとする。アンバーな感じのドイツビール。さすがLION、ジョッキがでかい。これで400円弱くらいなんだからビール天国な国である。じっくりゆっくりと堪能して店を後にした。

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美しい。では、遠慮なく

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うむうむ!

そろそろお昼どきだなってことで、隣にあった中華料理店へ。老舗大型中華店らしく、メニューも多彩。全部美味しそうだ。えびワンタン麺があったのですかさず注文。香港スタイルの極細麺にあっさりスープのあれである。香港でこれを食べて以来、僕はこれにとりつかれている。供された麺は期待を上回る凄麺だった。かたさもちょうどよくちょっと硬めで、あっさりスープはいくらでも飲めそうなくらい美味い。ベトナムにて香港麺に出会えるとは嬉しい誤算。
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うま麺

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路上の理髪店…ですか。そうですか


12時をまわったので一度ホテルに戻り、部屋に荷物を入れる。持て余してしまうほどのダブルベッドは快適そうだ。今夜もよく眠れそう。


ホーチミンシティは都会だが、庶民的な色を感じたく、ブイビエン通り・デタム通り周辺を目的地に歩き出す。
途中、ベンタイン市場に寄り道した。フエの市場とは違ってもうちょっと整った感じではあるが、カオティックな雰囲気は損なわれてない。世界中からの旅行者がここに集まってきている。世界にはいろんな場所があり、それぞれの場所でそれぞれの人達が暮らしている。そんな当然で単純なことをこうして各地にいって直に感じることが楽しい。生きている間にあとどれだけの国の景色を見ることができるだろうか。
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高層ビルと年季の入ったビルのコントラスト

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雑多な道が突如現れたり

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cf0b81ca-s
市場はやはり活気がある

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路地の先には何があるだろうか


デタム通りは想像どおりの雰囲気であった。ここもバックパッカーが集う場所。西洋人を中心に雑多な雰囲気が形成されている。ぶらぶらしながらオープンテラスのお店に入った。ビールを飲もう。読書をしつつ、物思いに耽ったり。それを繰り返しながらSAIGONビアを3杯。つまみナシで飲めばそれなりに酔っ払う。

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さて、はじめますか

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うむ!


あたりもとっぷりと暗くなった。河岸を変えよう。タクシーで一度ホテルに戻り、今度は返す刀でデタム通りとは反対側のレタントン通り方面へ。美味い焼肉屋があると聞きつけてそこを目指してとぼとぼ歩く。
ルオン・ソン・クアンというお店はオープンエアの大型店。炭火焼肉を堪能できるらしい。メニューを見ると・・・焼肉以外のメニューもあるんだな・・・。イマイチオーダー方法が分からなかったので、「ビーフ、チキン、バーベキュー!」ってのを繰り返して言っていたら通じたらしい。
にんにくダレに漬け込まれた牛肉は脂身が少なく程よい噛みごたえで非常にいい感じ。臭みもなくてとても美味しい肉だ。鶏肉の方もいろんなスパイスが調合されたような深みのある味付けになっており、こちらも大変美味。ビールが進みまくる。

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お店の方が焼いてくれます

偶然隣の席に一人で着席した日本人の殿方にワニ肉とかた焼きそばをお裾分けしてもらったりってのもあって楽しい食事。この店チョイスは当たりだったな。


徒歩でホテルに戻り、ホテルの屋上のバーへ。バンドの生演奏をしている。ぶっちゃけあまり上手ではなかった気がするが、まあそれも楽しいバータイム。たらふく飲んで食べて、今日も健やかに気絶系の就寝。
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ホテル屋上のバーから

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部屋に戻ったらベッドにこんなものが置いてあった。ホスピタリティですな

(5日目以降に続きます)

3a. tabinote旅行記 ベトナム旅行4日目 【ホーチミン】


3a. tabinote旅行記 ベトナム旅行4日目 【ホーチミン】

Profile
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キムラリュウジ

株式会社ニューロマジックに勤務する傍ら、the coleslaw、Sloppy Joeという2つのバンドのドラマーとして活動中。

キムラリュウジのニツキ

 
前号に引き続きキムラリュウジさんのベトナム旅行記(4日目)を掲載します。
内容は2015年5月の体験にもとづいています。


4日目【飲んで!食べて!飲んで飲んで!】

5時半に起床。6時40分にはガイドさんがホテルまで迎えに来る。サクッとシャワーを浴びて身支度し、6時からの朝食へ。旅行中だし、ってことでパンを解禁。炭水化物バンザイ。クロワッサンって美味いなあ。

6時25分に食事を終え、6時半に部屋に戻り荷造り。6時39分にチェックアウト。ちょうど間に合った。5分遅れくらいでガイドさん到着(笑)。

混載車で空港まで送ってくれる。30分くらいの道のりだろうか。

去年カンボジアに行った時も感じたことだが、こっちの車及びバイクはすごい頻度と勢いでクラクションを鳴らしまくっている。日本でクラクションを鳴らすなんて割と非常時だと思うんだが、こっちのドライバー達はクラクションを鳴らすのが常時。ホント常に鳴らしているっていっても大げさではない。クラクションに込められた意味としてはそのほとんどが「どけどけ!」。相手に道をどかせることのためのクラクションで、それをみんなが実行しているから始末が悪い。「相手がどけるだろう」という前提の元にスピードを出している時もあるので、もしもどけなかったらどうなるんだろう…とヒヤヒヤする。フエには信号といえる信号がかなりないので、双方がクラクションを鳴らしながら絶妙のバランスで交通を成り立たせているとも言える。信号がないから道を横断するのもコツがいる。何日か滞在していて大分慣れてきた。
そんなこんなでクラクションを鳴らしながら車は空港へと爆走。7時10分頃には空港に着いた。


チェックインを済ませて、早々に保安検査も終えて搭乗待ち合いエリアへ。待ち合いエリアにはお土産屋さんが軒を連ねている。チラッと覗いてみたら、いつの間にかあれもこれもオススメされて結局四品ほど購入していた。静かそうな人なのに意外と押しが強くて・・・って僕が押しに弱いだけかも・・・。まあ、満足のお買い物。
待ち合いスペース。人懐っこい子供が僕の座っている席の周辺をやたらウロウロしてきて気が散る(笑)


8時25分フエ発、9時45分ホーチミンシティ着。寝ていたらそれこそ一瞬で着陸していた。さあ、ベトナム最大の都市に上陸!!


荷物を受け取り出口を出ると、今回はフライトがオンタイムだったこともあってガイドさんがちゃんと迎えに来てくれていた。名前はムーさんというらしい。日本語は・・・お世辞にも上手とは言えないが、意思疎通は十分にできるので何ら問題ない。
外人が操る日本語で「上手だな」と感じるのは助詞を使いこなせている場合だろう。このガイドのムーさんのように、大意はつかめるが「上手な日本語」としてはかなり違和感があるケース。まあ、ネイティブの日本人でも書き言葉が崩壊してしまっている人だっているくらいだから、完璧に操るってのは難しいものだ。そもそも完璧に操る必要があるのかって問題もあるし。

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ホーチミン空港


さて、車に乗ってホテルへ。30分くらいで着くらしい。


やはりホーチミンシティは都会だ。タイのバンコク、マレーシアのクアラルンプールのように、近代化が進んだ都市。信号がそこそこ整備されているからか、クラクションの応酬も比較的穏やかだ。(ただし相変わらず歩道をバイクでかっ飛ばしたりってのはあるみたいね・・・)
車は今日と明日宿泊する「ホテルマジェスティック」へ到着。1925年創業の老舗ホテルだ。地図で見たところ、いわゆる「ドンコイ通り」に面した非常に立地に優れたホテル。どこにでかけるにも至近なので好都合である。
とりあえずチェックインだけ済ませて荷物を預ける。入室は12時以降からとのこと。とりあえず近所をぶらつこう。
f9fe68ad-s
上手くおさまりきらない…

ドンコイ通りをちょっと入ったところにLIONを発見。あの日本にもあるLIONである。11時過ぎだが軽くビールを飲むとする。アンバーな感じのドイツビール。さすがLION、ジョッキがでかい。これで400円弱くらいなんだからビール天国な国である。じっくりゆっくりと堪能して店を後にした。

00cff11a-s
美しい。では、遠慮なく

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うむうむ!

そろそろお昼どきだなってことで、隣にあった中華料理店へ。老舗大型中華店らしく、メニューも多彩。全部美味しそうだ。えびワンタン麺があったのですかさず注文。香港スタイルの極細麺にあっさりスープのあれである。香港でこれを食べて以来、僕はこれにとりつかれている。供された麺は期待を上回る凄麺だった。かたさもちょうどよくちょっと硬めで、あっさりスープはいくらでも飲めそうなくらい美味い。ベトナムにて香港麺に出会えるとは嬉しい誤算。
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うま麺

1d78e1af-s
路上の理髪店…ですか。そうですか


12時をまわったので一度ホテルに戻り、部屋に荷物を入れる。持て余してしまうほどのダブルベッドは快適そうだ。今夜もよく眠れそう。


ホーチミンシティは都会だが、庶民的な色を感じたく、ブイビエン通り・デタム通り周辺を目的地に歩き出す。
途中、ベンタイン市場に寄り道した。フエの市場とは違ってもうちょっと整った感じではあるが、カオティックな雰囲気は損なわれてない。世界中からの旅行者がここに集まってきている。世界にはいろんな場所があり、それぞれの場所でそれぞれの人達が暮らしている。そんな当然で単純なことをこうして各地にいって直に感じることが楽しい。生きている間にあとどれだけの国の景色を見ることができるだろうか。
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高層ビルと年季の入ったビルのコントラスト

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雑多な道が突如現れたり

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市場はやはり活気がある

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路地の先には何があるだろうか


デタム通りは想像どおりの雰囲気であった。ここもバックパッカーが集う場所。西洋人を中心に雑多な雰囲気が形成されている。ぶらぶらしながらオープンテラスのお店に入った。ビールを飲もう。読書をしつつ、物思いに耽ったり。それを繰り返しながらSAIGONビアを3杯。つまみナシで飲めばそれなりに酔っ払う。

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さて、はじめますか

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うむ!


あたりもとっぷりと暗くなった。河岸を変えよう。タクシーで一度ホテルに戻り、今度は返す刀でデタム通りとは反対側のレタントン通り方面へ。美味い焼肉屋があると聞きつけてそこを目指してとぼとぼ歩く。
ルオン・ソン・クアンというお店はオープンエアの大型店。炭火焼肉を堪能できるらしい。メニューを見ると・・・焼肉以外のメニューもあるんだな・・・。イマイチオーダー方法が分からなかったので、「ビーフ、チキン、バーベキュー!」ってのを繰り返して言っていたら通じたらしい。
にんにくダレに漬け込まれた牛肉は脂身が少なく程よい噛みごたえで非常にいい感じ。臭みもなくてとても美味しい肉だ。鶏肉の方もいろんなスパイスが調合されたような深みのある味付けになっており、こちらも大変美味。ビールが進みまくる。

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お店の方が焼いてくれます

偶然隣の席に一人で着席した日本人の殿方にワニ肉とかた焼きそばをお裾分けしてもらったりってのもあって楽しい食事。この店チョイスは当たりだったな。


徒歩でホテルに戻り、ホテルの屋上のバーへ。バンドの生演奏をしている。ぶっちゃけあまり上手ではなかった気がするが、まあそれも楽しいバータイム。たらふく飲んで食べて、今日も健やかに気絶系の就寝。
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ホテル屋上のバーから

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部屋に戻ったらベッドにこんなものが置いてあった。ホスピタリティですな

(5日目以降に続きます)