カテゴリー別アーカイブ: 3a.tabinote旅行記

3b. 温帯雨林を見に行こう(米ワシントン国立公園)その2


3b. 温帯雨林を見に行こう(米ワシントン国立公園) その2

tabinote田口です。ワシントン州のオリンピック国立公園を巡る旅第2弾です。


Sol Duc Hot Spring Resortの朝は寒いです。車にはびっしり霜が降りています。


今日はオリンピック国立公園最大の見所「Hoh Rain Forest(ホー・レインフォレスト)」に向かいます。


ここには一周0.4kmのミニ・トレイル、1.2kmのHall of Mosses(コケの殿堂)トレイル、2kmのSpruce Trailと3つのトレッキングコースが用意されています。


世界で唯一の針葉樹の温帯雨林。


木の枝からコケが垂れ下がる神秘的な景色は圧巻です。


映画「もののけ姫」の森のような緑の洪水に圧倒されます。


写真では大きさがわかりづらいのですが、とにかくすべての植物が大きい。


長い年月をかけてできあがった原生林がそのまま保存されています。


映像の方がイメージ伝わるでしょうか。


次の目的地はQuinault(クイノールト)湖です。


クイノールトまでは海沿いのドライブになります。海岸に打ち上げられた流木を見ることができます。


湖畔のロッジにチェックインします。


夕食は海沿いにあるKalaloch Lodge(カラロックロッジ)のレストランに行ってきました。


サーモンが名物のようです。美味しゅうございました。


夕暮れのクイノールト湖、まるでCM映像のようですね。


クイノールト湖の近くにも小規模ですが温帯雨林トレイルがあります。


この日はよく晴れていたのですが、雨の日はまた違った景色を見せてくれるみたいです。


トレイル内には今は使われていない納屋が残されています。


家具もそのままになっておりちょっと不気味です。


打ち捨てられたトラックに植物が絡みついています。


植物のパワーに終始圧倒されます。


さて、翌日はアバディーンという街に向かいます。


音楽に詳しい人はピンと来るかもしれません。ここは夭逝したNIRVANAのボーカリストKurt Cobain(カート・コバーン)が生まれ育った街なのです。


幼少時はここで幸せに暮らしていたカートですが、8歳の時に両親が離婚。母親から父親、叔父、祖父母と次々に引取先が変わり、明るい子供だったカートはすべてを自分の胸中にしまいこむようになります。そこに今度は叔父の自殺という悲劇が襲いかかります。


荒れ狂い、母親の家からも追い出されたカートはこの橋の下で寝泊まりをする日々となりました。
この様子は「Something in the way」という曲で綴られています。

個人的に大ファンであったカートの聖地巡礼をすませたあとはもうひとつの聖地に向かいます。


ご存知の方も多いでしょうが、2016年よりワシントン州では娯楽用大麻(マリファナ)の使用・売買が合法になっています。
もちろんここアバディーンにもたくさんの販売店が存在します。


店内は撮影禁止ですが怪しさは一切なし。パスポートを見せるだけで旅行者にも問題なく販売してくれます。


試しに購入してみました。左から時計回りに大麻草、大麻草を練り込んだブラウニー、ガラス製のパイプ、ライターとなります。値段もとても安かったです。
もちろん日本では未だに違法です。興味本位で試すにはあまりにもリスクが高すぎます。そんなあなたにはアメリカ西海岸旅行を強くおすすめします。
(※ただし厳密には海外での使用も日本の法が有効となるとの見解もあります。筆者もレポートのために購入しましたが使用はしていません)

もう1回だけ続きます。

3a. 釜山プチ奇食旅行記 後編~アメフラシの刺身 この日本人頭おかしいのかなハセヨ


3a. 釜山プチ奇食旅行記 後編~アメフラシの刺身 この日本人頭おかしいのかなハセヨ

 
珍しい食材や一皿など、いわゆる奇食探しをライフワークとして内外広く飛び回ってきた大橋さん。
今回は釜山の観光名所としても有名な漁港・チャガルチ市場訪問記を2回に渡ってお届けします。
(注:本旅行記は2016年11月時点の記録です、写真はすべて大橋則夫氏によるもの)

Profile
大橋則夫

大橋則夫(おおはし・のりお)

1976年愛知県蒲郡市生まれ。雑誌や書籍のコラム、企業ブログの執筆などいろいろと手がける。
旅とプロレスとお笑いと民芸品とゲテモノ食いと山登り←NEW!!が好きな馬鹿。

前編はこちら


釜山最終日、更なるゲテ食材を求めて再びチャガルチにやってきました。今日は、タコの踊り食いとアメフラシだな。韓国の奇食というか変わった食習慣といえば、犬鍋(ポシンタン)も有名ですが、僕は犬は当面やめとこうと思っています。日本でも昔は食べていたようですし国内の韓国料理屋でも出すとこありますが、機会があっても食べません。

何故なら、父が一時期ブリーダーを目指したほどのかなりの愛犬家だから。帰省の際にどんな顔をして会えばいいのって感じですので。(ちなみに沖縄のある島で風邪薬に猫鍋食べる知り合いがいましたが、猫も無理!)。小説「ひかりごけ」みたいに、食べた人間の背後に光の輪が現れたりするかもしれんしね。ずいぶん脱線しましたが、続きです。


(ボクのことは食べないよね??鮮魚屋さんで見かけた少し不安げな表情の犬)


(食べないよね!?食べないよね!?)


イイダコの踊り食い(サンナクチ)は、テレビで目にすることも多いポピュラー料理で、食堂で比較的簡単に発見できました。注文してまもなく、皿の上で踊るタコの足が登場です。ごま油とタレの刺激に身をよじらせるその姿も、ヌタウナギ以上に触手チック。その手の人にはたまりますまい。
さて実食。よくテレビでリポートされているような、想像してた様な強烈な吸盤の吸い付きはなく、出川哲郎のようなリアクションは取られず。ゴマ油の味付け自体が美味しく、タコも新鮮とあってコリコリとした食感が素晴らしい。美味しいなあ、と思っていたら僕の食道の奥で最後の抵抗をした触手がいたらしく、若干むせて慌ててビールで流し込む。往生せいや!サンナクチは当たりですね、美味しかったです。


さて次はアメフラシ。アメフラシとは、こう見えて貝の仲間でありウミウシの一種。貝殻は退化しておりますが、背中の外套膜の中にこっそり格納されております。名前の由来は、驚いたときや踏んづけられたときに体から出す紫色の液体が、水中で雨を降らしているように見えるため。粘液だの紫の液体だの、今回は体から何か出す奴が多いよな。。

食堂で料理として出している店は全く見当たらなかったので2串ほど露店で購入し、食堂へ持ち込んで片言英語、韓国語と身振り手振りで持ち込み料理してもらうように交渉しました。食堂のお姉さんたちも食べたことが無いらしく、不思議なものを見るような目でしきりに変な生き物と変な日本人を半笑いで見つめていました。


(よく見ると顔はかわいいかも。あくまで主観です。)


そのままスライスしたアメフラシを、コチュジャンタレで、さて実食。
・・・・、うーんコレは、歯ごたえはあるものの貝のうま味に乏しく、皮はゴリゴリで不愉快、生臭く、肝もただただ苦いのみ、身の色も謎の緑色で気持ち悪い!美味しくない!
しかし「生き物にサンキュー!!」ということで、いつもながら気合の完食。羊の目玉ボイルだの羊のティンコボイルだろうと、食べ物を残しては僕の信念に反します。・・不味いッッキャオラッッ!


しかし僕は思った。鮮度のせいもあるのかなと。僕は知っている。昨日チャガルチを歩いた時に、すでにアメフラシを売っている光景は目にしていました。人気のある食材とは思えず、寒風吹きすさぶ露店の隅で悲しく放置されていたアメフラシ。売り子のおばあちゃんたちの扱いもテキトーでしょうし、冷蔵もせず何日もかけて放置されていたとしても不思議じゃない。つまり僕は、刺身というよりは死んで放置された生の貝を食べていたわけですね。そりゃあ不味いかもねハッハ。また今度、新鮮なうちに食べてみたいもんです。嫌なことがあったときとかに。あ、今回も特に体調が悪くなることは無かったですね。鉄の胃の面目躍如です。


(アメフラシのお顔。仲間になりたそうにこっちを見ている。だが断る。)


(この日本人頭がおかしいのかなハセヨ、とか言ってるんだろうか)


(市場で売られている小型のホヤ。今回の旅の一番の収穫かも)

今回ももちろん不味いものばかり?食べていたわけではなく、これは絶品!みたいな料理も食べてきました。こちらで海鮮のコチュジャン炒め系の料理を食べていると、ブツ切り状でじゃりじゃりプリプリした食感と、不思議なクセのある謎の美味しい食材が使用されていることに気づきました。食べたこともあるこの感じ、何だろうと記憶を掘り起こし、ついに気づきました。これは、珍味の王と呼ばれるホヤ!!

実際市場を歩いていると、小指の頭大の小さなホヤがザル一杯に売られている光景をよく目にしました。刺身も三杯酢もホヤはもちろん美味しいけど、この調理法の発想には衝撃を受けました。コチュジャンのコクとホヤの独特の魔味が出会うと、こんな深い味になるのかと。ホヤ好きの方にはぜひ一度試して頂きたいですね。日本の韓国料理屋で食べられる店がないか、現在リサーチ中であります。


もうひとつは、釜山の中心地のレストランで食べたアワビのお粥。これはもう文句なしに旨かった。韓国や中国の食で特にうらやましく思えるのは、お粥料理のバリエーション、調理法の豊富さです。アワビの食感と、肝の苦みとうま味、海をそのまま閉じ込めたような、濃厚ながらも優しい味。☆5つですッッ!!

ちなみにこのレストランには「クマノミの冷製スープ」もメニューにあったのですが、残念ながらこの日はやってませんでした。スープの中を探して、「ニモ見つけたよ!」とかやってみたいですね。また今度釜山に来た時に、アワビのおかゆと共に食してみたいと思います。
(編注:この店は日本でも有名な済州家です。

あと美味しかったのは、ワタリガニのキムチ漬け(キムチケジャン)とワタリガニを生のままで醤油漬けした(カンジャンケジャン)でしょうか。元々蟹で一番美味しいのはワタリガニ系と思ってるので、これを食うのも今回の旅の大きな目標でした。
飯泥棒と言われるのも伊達じゃない、ガチンコの美味しさでした。特にオレンジ色の美しい卵は目に美味しく舌に美味しく、、釜山、チャガルチありがとう!


(新大久保などでも食べられるお店がありますので近々行きます。書いてて辛抱たまらん)


今回も、ゲテ有り旨いもん有りの楽しいゲテ食紀行となりました。市場の雰囲気も活気があってとても良かった。で、ふと思ったんですが、ヌタウナギは日本の東北で食べるし、アメフラシも千葉や島根で食べる地方があるみたいだし、熊本県天草地方じゃヒトデを食らうとも聞きます。海外から見ても、日本人はよっぽど奇食好きだと思いますよ。まあ、だから何だって話ですけど。。

今度釜山に来るときは今回時間の関係で未遂に終わったユムシの生食と、クマノミのスープで来ようかなと。その前に台湾か東南アジアのどっかに行きたいですね。

~今回もご覧いただきありがとうございました!またどこかで!

3b. 温帯雨林を見に行こう(米ワシントン国立公園)その1


3b. 温帯雨林を見に行こう(米ワシントン国立公園) その1

tabinote田口です。今回は妻のリクエストでアメリカのオリンピック国立公園に行ってきました。


米西海岸ワシントン州のオリンピック半島全域に位置するオリンピック国立公園は、1981年に世界遺産に登録され、現在も年間300万人ほどが訪れる人気観光地になっています。
米国の国立公園全般に言えることですが、公共交通機関での訪問はかなりハードルが高いためレンタカーの利用が基本になります。


僕が住んでいるチェンマイからオリンピック国立公園の最寄りとなるシアトルまでは、香港と北京を経由して向かいました。チェンマイから香港まではタイ・エアアジア(約15000円)、香港からシアトルまでは中国の海南航空(約37000円)を利用しました。


午前中にシアトルに着いちゃったので眠い目をこすって軽くシアトル観光。まずは街のシンボル「スペースニードル」に登ります。


シーフードがおいしい(らしい)「パイクプレイスマーケット」。なにも食べませんでしたが。


さすがamazonのお膝元シアトル。「amazon books」というリアル店舗がありました。


当時はまだ日本で売ってなかった「amazon echo dot」を購入。


amazon本社ビル横にはなんかとんでもないドームが建設中でした。


地ビールをたくさん買いました。左下のやつがいちばんうまかった。


モーテルで飲んだくれて爆睡します。シアトル市内中心部はホテルも高いですが、車でしかアクセスできないモーテルだと実はかなり安いです。レンタカー利用の恩恵ですね。


翌朝、ラッキーなことに快晴です。今回の車はフォードのフィエスタ。アメ車らしからぬルックス(ちょっとアストンマーチンぽい?)がかっこいいです。峠道もよく走るいい車でした。


最初の目的地はオリンピック半島北部最大の都市(といってもこじんまりとした街ですが)ポートエンジェルスから峠道をひたすら登りきったところにある「ハリケーンリッジ」。ここからそびえ立つオリンピック山脈が一望できるそうです。


シアトルからオリンピック半島へ向かうにはフェリーを利用します。


指示に従い車を船内に駐車します。


立派な客席も用意されていますが乗船時間は30分くらいでしょうか。


車のCMに出てくるような山道を走るドライブは最高にいい気分。


山頂にあるビジターセンター。ここからいくつかのトレイル(ハイキング)コースが用意されています。冬はスキーもできるようです。


軽く歩いてみます。ここは針葉樹林中心。


鹿がいた!!!


一旦山を降りて次に向かうのは「Sol Duc(ソルダック?)Hot Spring Resort」。なんと温泉があるようです。


思ったより立派な施設で驚きました。宿泊料金も高かった($167)けど、、、


夜はステーキを貪り食います。うまかった。


翌日はソルドック川沿いのトレイルコースを歩きます。このあたりは世界的にも珍しい温帯雨林気候です。


モミやカエデといった木にシダやコケが巻き付きポタポタと雫を落とすという神秘的な景色を見ることができます。


大したことないと高をくくってたら結構距離があってたいへんくたびれました。


小川も流れており空気も冷たく気持ちいい。


終着点の「ソルダック滝」、ここでUターンです。


滑って転落しないよう細心の注意が必要です。(足挫きました)


運動の後の飯はうまい!!!

続きます。

3a. 釜山プチ奇食旅行記 前編~ヌタウナギの炒め物 ゴムの様なホルモンの様なゴム


3a. 釜山プチ奇食旅行記 前編~ヌタウナギの炒め物 ゴムの様なホルモンの様なゴム

 
珍しい食材や一皿など、いわゆる奇食探しをライフワークとして内外広く飛び回ってきた大橋さん。
今回は釜山の観光名所としても有名な漁港・チャガルチ市場訪問記を2回に渡ってお届けします。
(注:本旅行記は2016年11月時点の記録です、写真はすべて大橋則夫氏によるもの)

Profile
大橋則夫

大橋則夫(おおはし・のりお)

1976年愛知県蒲郡市生まれ。雑誌や書籍のコラム、企業ブログの執筆などいろいろと手がける。
旅とプロレスとお笑いと民芸品とゲテモノ食いと山登り←NEW!!が好きな馬鹿。


今回のゲテ食紀行はお隣韓国、釜山旅行の記録よりお送りいたします。
訪問したのは日本総領事館前に例の像が設置される直前、2016年11月中頃。
滞在したのが設置前ということもあってか、特に日本人ということで嫌な思いをすることは無かったですね。
まあ小難しい問題は華麗にスルーし、今回もゲテモノ食い一筋の旅です。食い物を食いに行くのにそんな野暮なこと言ってると、どこからともなく表れた井之頭五郎に、突然立ち関節決められるかも知れないですしね。馬鹿なこと言ってないで始めます。


(市場の背後の山には、釜山のファベーラと呼ばれるタルトンネの家並みが見える)


(市場のオモニたちのお召し物は主に赤やピンク。食品も赤だし全体的に赤で目が痛い)


(生鮮野菜や乾物類も所狭しと並んでいます)

今回の主な目的はタコの踊り食いとヌタウナギ、アメフラシ、後はテキトーという感じ。
釜山市内にある有名な海産物市場、チャガルチにやってきました。チャガルチは釜山のみならず韓国を代表する市場で、300以上の店舗が所狭しと並んでます。2006年に近代的なガラス張りのビルに建て替えられたとのことですが、地元の買い物客や観光客、片言の日本語を駆使して客引きする商店のおばちゃん、サングラスに金のブレスレットで武装したいかつい仲買人のおっさん、魚介類をぶん投げる荒くれ漁師など、異様な活気は昔から変わらないのでしょうね。


(築地で言うところの場内エリア。オラなんだかワクワクしてきたぞ)


(雑魚の類が床にブン投げられている。ウチワエビや深海系のグロテスクな魚の姿も見える。マイナー魚介類好きにはたまらない光景)

チャガルチは築地と同じく観光スポット的な要素もあり、たくさんの買い物客と観光客でごった返してました。11月というのになかなかの熱気です。到着が夕方というのもあってか、築地で言うところの場内エリアはすでに穏やかな雰囲気。僕みたいな観光客も気軽に入っていけました。木箱に入った高級魚と違い雑魚や規格外の魚は床に投げられ、かなりぞんざいな扱いを受けていましたが、そこもまた豪快というかおおらかで楽しい。


(食事中に水揚げされちゃった可哀そうなアンコウ)


(人気者と嫌われ者が仲良く添い寝。ちなみに三重や三陸など、日本にもマンボウを食べる地方があります)


(エイの一種。激臭料理で有名なホンオッフェの材料にするのかな?)


(ヌタウナギを出す定食屋を探して、食堂の並ぶ一角を目指します。日本人観光客向けに、日本語の併記されたメニューや看板もちらほら)

ほどなくして、食堂の水槽でうにゃらうにゃらしている細長い物体を発見。ヌタウナギであります。ヌタウナギは厳密にいうと魚類でなく、円口類という生き物。生物が無脊椎動物かと脊椎動物に枝分かれした頃の早い段階で誕生した、生きた化石であり人類の大先輩なのであります。目の薬として有名なヤツメウナギに近いグループですね。その体からは名前の由来となった謎の粘液がぬたぬたと分泌されており、外敵に襲われた時のめくらましや捕食に用いられるとの事です。


(ぬたぬたのヌタウナギ。触手アニメAV好きにはたまらんかも知れませんね)


(無限に出てくるぬちゃぬちゃ粘液で、サメすら撃退するらしいですよ)

さっそくヌタウナギ(韓国語でコムジャンオ)の炒め物を注文し、実食してみる。ちなみに基本こちらの料理はコチュジャンかごま油の味で、続けて食べるのはなかなかヘビーです。肝心のヌタウナギはというと、ゴムみたいな強い弾力があり、身の歯ごたえもゴム同然。ゴムの様なホルモンの様なゴムって感じです。魚を食べてる感じは全くしないですね。身の味はというと、歯ごたえが邪魔してよく分らんけど、独特の苦みというかクセがあり僕は好きな方かな。


ただ、熱を加えると身が相当縮むらしく、中の筋肉が断面から外側にブリーン!と元気いっぱいに飛び出して気持ち悪く、エイリアンの幼生を思い出します。高温の油でさっと揚げたりした方が美味しく食べられそうな予感がしました。ただ、ビールとは恐ろしく合う味であることは付け加えておこうと思います!

~後編に続きます

3a. 節約ハワイ旅~2017 夏~ その2


3a. 節約ハワイ旅~2017 夏~ その2

tabinoteハマです。
小市民野郎がうっかりハワイに行き、節約旅行をした話の2回目です。
1回目はこちら

MORNING GLASSのBIG BURGER

4.食べ物

■ハンバーガー
滞在中もっとも感動したのが、MORNING GLASSのGOOD BURGERであった。
ここは、アラモアナの5番バス乗り場から、マノアの滝へ向かうバスを途中下車し、歩いて15分強くらいある為、正直レンタカーをおすすめしたい。
お店の女の子が激マブだったのでおすすめを聞いたら、冒頭写真のGOOD BURGERを勧められた。(わかりやすすぎる名前)
表現が難しいのだが、素朴で力強くしっかりと「パン」「肉」を表現した味で、今まで食べた凡百のハンバーガーの味を超えた。
なんだろう..余計な手を掛け過ぎないってなんであんなに美味いのか。
$13〜15くらいはした記憶だけど、これが普段から食べられるなら全然通うだろうなと思った。

今ふと「MORNING GLASS」で検索したら、大阪に去年第一号店が出来たとの記事を発見した。これはヲタ活動がてらの大阪遠征の際にでも行くしか..。

MORNING GLASS

■パンケーキ
以前、オアフに一軒しかない頃行った事があったのだが、今回は街中の至るところでEggs’n Thingsを見た。
エッグベネディクトを頼むと、付け合わせにパンケーキかライスを選べと言われたので、パンケーキを頼んだら、素朴で力強くしっかりとした「小麦」と「バター」にがつんとやられ、今まで食べた凡百のホットケーキの味を超えた(表現のテンプレ化)。
ちなみにエッグベネディクトは日本で食べたものと遜色なし。
連れの頼んだライスは、本当に米で、扱いに困った。お代わり自由の飲み物付きプレートで$27〜くらいだったような。

Eggs'n Singsのパンケーキ

■軽食
一度だけレストランでディナーを取ったが、節約旅の基本としてフードコートやファーストフード利用などで他は過ごした。

マカイフードコート
アラモアナ1Fのマカイフードコートでステーキプレート

サブウェイはこと細かにオーダー内容を聞かれるも、日本の要領でどうにかなる。ちなみに量も味も金額もほぼ変わらず。

サブウェイ

ポキ丼はちょっと味が濃かった。$12くらい。

ポキ丼

■スイーツ
有名な高橋果実店のソルベは量が膨大すぎるので、1人で1個がきつく(想像より砂糖がきつい)、途中で半分ずつでよかったなと思った(遅い)。$5〜。

高橋果実店のソルベ

シェーブアイスは、マノア滝入口にあるログハウスで売っていたレインボーシェイブアイスが、かの有名なマツモトシェイブアイスとひけを取らないレベルで見た目が虹色だったので、インスタ活用が可能。$4くらいだったかな・・。

レインボーシェーブアイス

■ビール
ハワイでは今、クラフトビールブームが来ているらしく、無類のビール好きの我々としては是非行くつもりで5軒ほど調べていた。
が、連日自力で歩き回っていたので、体力の限界が早々に来てしまい、情けない事に一軒しかかなわず非常に無念であった。

マウイブルワリー
ホノルル市内で行きやすく雰囲気も良かったマウイブルワリー

念願のクラフトビール

あとはホテルでBIG WAVEやLONG BOARDなどの缶ビールや、アメリカ気分のハイネケン(コンビニで12缶くらいのまとめ買い用パッケージが$20ちょっとくらいの感覚)をしこたま飲んで終わった。

5.買い物

Ross Dress for Less
ハワイ好きの友達に買い物のお勧めを聞いたところ「ロス巡り」と即答された。
ハワイでロスとはこれいかに・・・調べたところ、ハワイのみならずグアムや本土にもあるアウトレットとの事。

ロス・ドレス・フォー・レス 外観

アラモアナの裏側にこの大型店、あとはワイキキ中心部に1軒あったので巡ってみた。

ロス・ドレス・フォー・レス 靴売り場

売る気あるのかと思うような展示の方法とごった売りに言葉を失う(超楽しい)。

ロス・ドレス・フォー・レス ごった売り

衣料品だけではなく、家具類や雑貨類も売っているので、だいぶ見回るのに時間がかかった(超楽しい)。

Sugarfina
日本未上陸のキャンディー&グミ専門店。
ふとしたきっかけで知ったこのお店だったが、女子ウケがとにかくいいので、お土産はここのキャンディーとホノルルクッキーをベタにお勧めしたい。

シュガーフィナ 店内

■スーパー
5分もあるけば何件も出現するABC-MARTを筆頭に、スーパーでは、Walgreens(きれいなドラッグストア系)や、Longs Drugs(わりと庶民的)、COCO COVE(デリまで売ってるオールマイティ系)など多彩であった。セブンのデリや飲料系がかなり豊富だったのも追記しておきたい。

6.治安

最後に治安である。写真はない。
近年、ワイキキ市内でホームレスが激増、というネットニュースが噂になっていたので、渡米直前に見ていた。

着いて早々、ABCマートの袋を10袋くらい下げているおっちゃんに、後ろで唐突にがなられたりして驚いたり、挙動がおかしい人々を何人も目撃した。

そこまでの風体ではなくとも、前述した個人タクシー(あきらかに一般市民)が小銭を稼いでいたりと、実際の生活事情はなかなかに複雑なのだなーと思った。
まあ、凍死だけはしないからな・・

とはいえ、やっぱハワイっていいよな~・・(次は資金に余裕持って行きたい)

3b. チェンマイ動物園に行ってきました


3b. チェンマイ動物園に行ってきました

はじめて訪れた街ではまず動物園の場所をチェックする(行くとは限らない)動物大好きおじさんtabinote田口です。
今住んでいるチェンマイには普通の動物園「チェンマイ動物園」と、夜行性動物を集めた「ナイトZOO」という2つの動物園がありますが、今回は「チェンマイ動物園」の方のレポートをお送りしてみたいと思います。

チェンマイ動物園は、チェンマイ旧市街から見て北西、チェンマイ大学キャンパスの奥に位置します。
旧市街からは路線バス、トゥクトゥク、ソンテウ(乗り合いトラック)などで向かうことができます。
料金は路線バスなら15バーツ(1バーツ約3.4円)ですが、本数が少ないのでよっぽど節約したい場合以外は他の手段を使ったほうがよいでしょう。人数や時間にもよりますがトゥクトゥクやソンテウでも200バーツを超えることはないでしょう。

まるでテーマパークのような入り口のオブジェ。右側にいるのは王様です。

入場料は動物園だけなら150バーツ、水族館をプラスすると520バーツとチェンマイの物価からするとかなりパンチの効いた値段です。


場内はかなり広く徒歩で回るのは結構厳しいです。場内に乗合バスがあるので利用するとよいでしょう。私は取材のため徒歩にしましたが、比較的涼しい日だったにもかかわらずばっちり日焼けしました。


ゲートをくぐった先にある象のオブジェ。やっぱりタイと言えば象ですよね!


樹木に彫刻が施されています。


装飾物がいちいちかっこいいです。


まずはフラミンゴから。


モソモソ餌を食べるポニーちゃん。


キリンや馬などは5バーツ払うと直接餌をあげることができます。


モノレールの線路が走っていますが現在は運行されていないようです。


いい感じの乗り物が集まっています。


立派な牙をもった象さん。


餌を与えるのに長蛇の列です。小象が出てくることも。


最近の動物園に多い、客と動物の間に深い堀をもうけることで柵をなくすという手法が用いられています
柵なしに直接見える代わりに少し距離が遠くなってしまうので痛し痒しですね。


さて、一番人気のパンダ館です。と言っても上野動物園のように並ぶ必要はありません。よっぽど混んでいる時をのぞけばすぐに入ることができます。ただし別途100バーツが必要。


さっそくご対面です。


こちらはオスのチュアンチュアン。


残念ながらメスのリンフイは姿を見せませんでした。


しかし動きません。微動だにしません。


5分後くらいに動きました!!!
数年前には2匹の子供もいてとてもよく動いてたのですが、残念ながら中国に引き取られていったようです。


さて今度は水族館です。大きな人工池の奥にあります。


さすがに別料金をとるだけあって立派です。


優雅に泳ぐウミガメがとてもよかった。


ここでも給餌シーンは大人気です。


巨大なジンベイザメ。かっこいい!


2008年にできた大阪海遊館のようなトンネル型の水槽は幻想的。水族館だけで1時間は楽しめます。


よく見たら建物にサメが刺さってますね


木にぶら下がっているのは……。


こちらも当園の目玉のひとつ、コアラ館です。


なぜかコアラのマーチとコラボしています。


こちらもほぼ微動だにしません……。


園内は自然の中にあり高低差も結構激しくちょっとしたトレッキング気分が味わえます。


奥地にはこんな滝も。これは歩いて回らないと見つけることができない穴場です。


動物の救急車のようです。


猿も種類が豊富ですね。


小猿はよく動くので見ていて飽きません。


貫禄のある鳥さんも。


1日数回、動物ショーもあるようです(見てません)。


最後はチェンマイ市街を一望のもとに見渡せる展望ゾーンで達成感を味わいましょう。
お疲れ様でした。

3a. 節約ハワイ旅~2017 夏~ その1


3a. 節約ハワイ旅~2017 夏~ その1

tabinoteハマです。
今回は、小市民野郎がうっかりハワイに行き、節約旅行をした話です。2回を予定しています。
夕刻のワイキキビーチ

1.チケットの話

日本人の行きたい旅先ランキング上位に必ず入るハワイである。
積極的に行きたい人は数多くいるが、反面いつでも行ける、と思いがちのハワイである。
昔、日本からボディボードの道具をわざわざ持っていきボーダーのメッカと言われるサンディビーチまで足を延ばすも、想定外のビッグウェーブに1度のトライで溺れかけ、すごすご帰国するしかなかったハワイである。

いつかまた行けたらな、くらいの気持ちでしかなかったのである。
ワイキキビーチ

話は変わるが、旅行関係の会社に転職し1年が経過した。
同僚はさすがに旅行好きも多く、さまざまなサービスを利用して遊びに行っている。
その一つに、業界用の優待価格の情報を掲載するサイトが存在する。
(閲覧は誰でも出来るが、申込みの際に「業界関係者」であるかが必須項目になるのでサイト名などは伏せておく)

ある日、社内がどよめいていた。

▼ハワイ/飛行機往復(某レガシーキャリア)

  • 業界関係者 ¥25,000(税抜き)
  • 関係者外(関係者帯同3名まで)¥35,000(税抜き)

6日間の日程で、私(関係者)+連れ(帯同)の2名で申込みをしておいた、ら、席を抑えたとの連絡が。
8月というハイシーズンでの日程だったので、取れる気しなかったが、まじか・・

申込書が送られてきた際、なぜか各々にTAXが¥18,270加算されていたのは正直なえたが(計¥96,540)、それでも十分安いと判断し申し込んだ。

ホテルはBookingの半額セールの日に、

▼4泊5日/1部屋
$610(約¥67,446(2017.06予約時))

で取れた。海から3分という立地にしてはかなり得だったかと。


さて肝心なのは、どれだけお得だったか、という事である。

今回の優待価格+宿(2名合計)
(飛行機)¥96,540+(宿)¥67,446=¥163,986

同時期のツアー平均(2名合計)
¥240,000~¥250,000

軽く見積もっても7~8万は浮いた計算になる。
しかし、まだ準備は終わらない。
現地での命綱、Wi-fiである。

■サイトのキャンペーンをくまなく探そう(Wi-fi、オプショナル)

▼Wi-fi
一番安心なのは、日本で借りて日本で返却する事だが、
時差で+1日余計にかかる為、現地受取/返却を考えていた。
価格比較サイト経由で申し込んだところ、ちょうどキャンペーン中で1日480円×5日=2400円で予約出来てラッキー。
ただ、空港ではなくワイキキ市内で借りるしか、現在どの会社でも出来ないようなので、現地までのルートはある程度地図を見て覚えておこう。
(空港に飛んでる無料/有料Wi-fiはある)

▼オプショナル
とにかくお金さえ払えば何でも出来るハワイ。反面こちらはお金をかけたくないので、ベルトラなどの、現地でも申込みが出来るオプショナルサイトなどをブックマークしておき、テンションが上がったら申込みしようかなと思っていた(が、自力でどうにかなったので結果使わず)
こちらも、価格比較サイト経由で検索すると、本体のみ経由より安くなる事もある。

また、余談だが、価格比較サイトによっても(競争の激化により)価格設定のバラつきが多々あるので、横断的に見るようにすべし。
世界平和

2.交通について

■東京~成田間は、楽天トラベルから京成バスの事前予約すると1人900円&楽天ポイントが付く。(予約せず現地払いだと1000円)

■現地空港からは、スーツケースを持っていなければTheBusで2.5$で市内へ行ける
 (残念ながら中型スーツケースは断られた・・が、当たってくだけろ!)

■空港のシャトルバス乗り場で交渉すれば、片道/往復の金額を払って送迎してもらえる。どうせ必要なので帰りの予約もその場でカードで済ませた。
 シャトルバス(1人15ドル×2+往復=60ドル)

■ワイキキ市内はトロリーが縦横無尽に走っており移動が大変便利だが、ピンクラインだけ現在JCBのキャンペーン中で、JCBマークがついたクレカを運転手に見せるだけで本人+1名の乗車が何度でも無料。2019年3月31日(日)までなのでぜひ多用しよう。
▼JCBキャンペーン
https://www.jcb.co.jp/campaign/c07_060trolley.html
▼ピンクライン循環場所
https://jp.waikikitrolley.com/activities/pink-line/
ピンクライン

■ピンクラインで行けないエリアはTheBusなどで移動。
 Da Busというバスアプリを事前に入れておくと、近くのバス停や時刻表、GPS付バスの現在地などが分かり大変便利。(iPhone/Androidどちらも配布)
ワイキキビーチにずっといるなら別だが、他のエリアに行くには事前にバスのルートを調べておくとよい。

DaBus

DaBus

■どうにも困ったらタクシーだが特にぼられるという事はなかった。
時間がない時はふつうにおすすめ(ただし15%チップ)
Uberを日本でためしておく事を忘れたのが痛恨のミス(認証のショートメールが海外ではうまく届かない)

■TheBusを待っていたら、流しの個人タクシー(というかふつうの人が運転する乗用車)に声を掛けられた。
気づいたら連れが交渉成立させていた。2人で5$だからバスと一緒。
早朝だし車で10分くらいのところなのでまあいいかと乗ったら、ローカル情報がいろいろ聞けた(とはいえ一応外国だし、知らない車利用はおススメしない..)
バス停と個人タクシー

・自力で移動できる距離や手段は(節約旅なら)意外に少ないので、1日に目玉を1つ~2つ行ければいいくらいに考えておくべき

・まあ、行きたい場所がワイキキ以外に多いならレンタカーが最高ですな

3.観光について

・主なホテルの拠点であるワイキキ周辺は夜中まで開いている店も多いので、旅の目的の中で一番遠い目的地から先にこなしていくと安心
(後回しにしすぎて、ビーチから徒歩3分のホテルだったのに、最終日前日の夕方にやっとビーチに入った)

ハナウマ湾
ハナウマ湾
[我々の行き方]
 バスを断られタクシー(チップ込:45$)→入場料7.5$×2(海に入る心得ビデオの鑑賞からの入場)→沖まで出ないと魚が見れなかったので早朝がいいのかも→帰りのルート23バスに乗るまで小一時間炎天下で待機→2.5$×2で戻る

ハナウマ湾のビーチ
[反省点]
自力でハナウマ湾に行こうとし、ホテル近くのバス停から、ハナウマ湾を通る唯一のルート22番バスを待ったが、すでに満員だった為乗車拒否に合った。
思考が停止した我々は、その場でタクシーを捕まえて現地入りした(45$)

帰りも乗車拒否に合うのが怖かったので、炎天下で1時間ひたすらバスを待った。行列の後ろの方は乗れなかったので(さらに1時間待ち)、節約するなら早め早めで行動しないとまあまあ厳しいかと。

シュノーケリングをしに行ったが、到着が遅れたためか、かなり沖まで出ないと水がクリアにならず、また数匹レベルしか魚を見ることができず。
ただ、湾なので海側から湾の景色や、がけの上から海の景色などが非常にダイナミックで素晴らしかった。

マノア滝
トレッキング初級者におススメのマノアの滝へは、アラモアナからルート5番で20分~30分程度で行ける。
MANOA FALLS TRAIL

[我々の行き方]
ピンクラインでアラモアナへ(無料)→アラモアナから5番バスでマノアフォールズ行で最終まで(2.5$)→マノア・フォールズ・トレッキング→Da Busで戻りのバスを調べてアラモアナまで(2.5$)

MANOA FALLS TRAIL
マノアの滝
[注意点]
バス終着地まで乗れば問題ないのだが、我々は途中下車してハンバーガーを食べてまた戻ったりしたので、行きも帰りも1時間に1本レベルのバスを乗り逃さないよう気を付けてほしい

■ワイキキビーチ(モアナサーフライダー前あたり)
最終日前日の夕方にやっと泳ぎに行けたのだが、時間帯のせいか、波の荒さや透明度がほぼ千葉なみで、何ともいえない既視感があった。
とはいえ、サンセットビーチで日が暮れるのを横目で見ながら海につかっているのは(記事トップの写真)、非常に多幸感があったし、波の動きに合わせてチュッチュしだす外人CPをぼんやり見ながらザ・ハワイを満喫した。

■ワイキキビーチ(ワイキキウォール周辺)
ワイキキウォール
で、翌日の早朝に泳ぎに行ったところ、水の透明度がクリアになっており、ハナウマ湾よりも大量の魚が泳いでいた。
ウォール内側なので波が遮断されているのか、魚が泳ぎやすいんすかね。
やはり海は朝でないとダメなんだな、という事と、ワイキキビーチでもシュノーケリングは出来る事が分かった。(面白味のある魚はいなかったけど)
ワイキキウォール

KCCファーマーズマーケット
KCCファーマーズマーケット
どうやら街中でも毎日のようにやっているらしいマーケットだが、ダイヤモンドヘッドふもとで土曜しかやっていないという、KCCファーマーズマーケットに行こうと思い立った。
前述の個タクで向かったら、ほとんど日本人だらけというからくり・・。
とはいえ、新鮮なジュースやコーヒー、朝食がてらの軽食をほおばり、お土産にパンに塗るペーストなどを買い込んで、TheBusで市内へ戻ったら、市内の運動場でボランティアがマーケットをやっていて、あまりに閑散としていた為、逆にこっちでのんびりしたかったかな、といった気持ちに。
量が量なので、一か所であまり食べ過ぎない方が吉ですな・・
KCCファーマーズマーケット

■現地ライブ
 Jack Johnson
好きなアーティストが出るとかで、Blue Noteでやっているライブを観たい、と連れが言っていたのだが、始まりが23時~でまあまあの金額を取る為、行くタイミングを見失っていた。
そんな折、前述の個タクに乗っている際、野外ライブの会場を指さして「今夜ココでJack Johnsonのライブやるんだよぉ」とドライバーより耳よりの情報を得る。
夜、すでにライブが始まっている時間に現地に着き、窓口で2人入れるか聞いたところ、なぜか「1人なら入れる」と言われ混乱。
まごまごしてたらSOLD OUTの張り紙が貼られそうになる。
音漏れ聞くか・・と現場を離れかけると「1人キャンセルになったから2人入れる」と言うので(なんなん・・)入場。確か40$くらいだったかと。
たっぷり2時間半ほど楽しんだ。
Jack Johnson

そろそろ長いので2回目に続きます。

3b. 緊急寄稿! トラトラトラ!本場・ハルビンでシベリア虎を見学 ~後編


3b. 緊急寄稿! トラトラトラ!本場・ハルビンでシベリア虎を見学 ~後編

前回はこちら
残酷ショーと虐待とも言うべき肥満虎の量産で国際的に話題となったハルビンの東北虎林園に行った私。入場門をくぐりバスに乗り込みます。


のっけから居ました。トラ。
緊張感はありません。


バスが近づいて行きます。若干肥っているような….。


唐突にアフリカゾーンに。ライオンがバスの周囲を睥睨します。トラと違ってまともなシェイプ。


しかし、ハルビンの冬はマイナス30度の極寒。アフリカで暮らす動物を屋外にほっておいて大丈夫なのかと心配になります。
写真には写っていませんが、あちこちに残雪が残っていました。


バスを降りて、こんどはフェンスで区切られた順路へ。ここからは徒歩になります。


再度お土産屋が。


やたらとカネのかったトイレに入ります。

さて、順路へ。フェンス越しにトラを間近で見学できます。

そして、問題の生き餌発見!


鶏ばかりです。羊はないの?と聞くと、今はないけど持ってくるとの答え。
羊は1500元(25500円)。そこまで払う気はありません。同時に入った家族連れが鶏を買わないかなと思い見ていましたが、すぐに立ち去ってしまいました。


トラはどのくらいジャンプできるかな?の絵。あれ、この絵どこかで見たような…。


フェンスの向こうでは結構ヤバイ感じに肥ったトラがぐうぐう寝ています。緊張感ゼロ。

ここからは関連動物のコーナー。珍しいホワイトタイガーやクロヒョウがいます。

ライガー(父がライオンで母がトラの交雑種、でかい)は寝てました。

そして出口へ。

ここで驚かされるのが巨大な「壮骨酒」のポスター。

絶滅危惧種であるシベリアタイガーの骨は実は貴重な漢方薬。そのエキスが入った白酒で、滋養強壮にバツグンの効果があるとか…ってダメじゃん!

実は入り口付近のお土産屋でも売ってました…。


というわけで、いろいろ突っ込みどころの多い施設でした。
どのトラも中年太り的に肥っていましたが、ネット記事にあったような超肥満トラは見ませんでした。壮骨酒にされた可能性も否定できませんが…。

なにげに大変だったのが帰り道。バスが時刻表の時間を過ぎても全く来ません。
タクシーもことごとく乗車拒否…。
ハルビンはUBERも使えません。滴滴という配車アプリがあるのですが、中国の携帯電話番号がないと使えません。私はこのときデータSIMだったので登録できず。結局10km近く宿まで歩いて帰りました。

中国にありがちな、片側6車線くらいの超広い幹線道路をヒヤヒヤもので横断しながら帰るとすっかり夕方。
ハルビンビールと本場の満州餃子で一息つきました。濃い1日でした…。

(おしまい)

3a. バルカン半島訪問記5 -スプリト(最終回)


3a. バルカン半島訪問記5 -スプリト(最終回)

Profile
darklogosmall

評論同人誌サークル「暗黒通信団」の雑文書き。
貧乏ノマド独身。英語は苦手。好きな地域は中東の砂漠。元コミケスタッフ。コテコテの理系。自称高等遊民。
詳しくは http://ankokudan.org/d/d.htm?member-j.html

 
シさんによるバルカン半島旅行記の第5弾、バルカン半島編は最終回です。次の連載をご期待ください!
第1弾第2弾第3弾第4弾


今回で一応この連載も最終回だ。本当はもっと長々と書けるのだが、ハイライト(とひどい目にあったこと)はお伝えできたから切り上げてしまう。
無敵に近い僕に苦手なものがあるとすれば”女性”である。スプリトの宿は最初から修羅場であった。なんせ六人部屋で男は僕一人。あとはみんな女性なのだ。バックパッカーの宿というのは若い人が多いので若い女性。それを素直に喜べる性格なら、いい年こいて独身などやっていないだろう。トイレやシャワーが共同だから、荒い使い方をしてると女子軍に集団リンチをくらいそうで、どうにもやりづらい。相手が相手だからトイレ一つでも、いちいち中に入ってるかどうかコンコンして確認しないといけないし、そもそも女子というのはなんでこうシャワーにかける時間が異様に長いのか。一人で30分も中で何しているんだろうかと不思議でたまらない。お湯を流している音もしないのだし、異世界と交信でもしているのか。自慢じゃないが僕などシャワーなら5分以内で終わる。会社ぐらしの流浪民をなめるなよ。

めちゃくちゃに気を遣ってるのと極力会話を回避しているせいで特に目立ったトラブルにはならないが、代わりにものすごく疲弊した。さらに、こちらも少し負い目というか見栄というかがあって、いつもの男オンリー部屋でするような、半裸で大イビキをかいて爆睡するのがためらわれる。となると、どうも寝にくくて、朝三時とかに目が開いたりし、あまり眠れないまま朝になってしまった。七時に意を決してシャワー。女子様たちが皆様寝入っておられるスキに、そのままさっと準備をして八時から逃げるように観光開始。なんせ、根本的に女性と会話したくない。本当に心の底から苦手なんだってことをどうか分かってくれ。

スプリトの街にはディオクレティアヌス宮殿というローマ遺跡があって、たぶんこれが当地における世界遺産の心臓部だ。

ディオクレティアヌス宮殿

ディオクレティアヌス宮殿。この角度を外すとレストランが写ってしまってダサい

お掃除車

宮殿のまわりはお掃除車で掃除されてる

宿から歩いて五分という好立地で、チケットは侵入可能なエリアによって赤と青の二種類ある。当然すべて入れる赤を選択。そしてお金を払った以上は、権利を最大限行使して、すべてのスポットをカメラに収めねばならない。

まずは大聖堂。指示通りに進んでいくと、教会の祭壇の横から出てくるという、不思議すぎる構造だ。なんせ祭壇に向かって信者様が祈ってるところに、「ゃぁ(笑顔)」みたいな感じでモテない中年がヌッと現れるわけだ。

祭壇

朝日の差し込む祭壇。この右手奥から「ゃぁ」と現れるわけだ

すぐさま十字軍が編成されて無慈悲な核攻撃を受けかねない。聖堂の写真は朝日が前からさしてきて、清涼感漂う良い仕上がりになったが、実情を知れば抱腹ものである。

赤チケットだと聖堂の横の塔にも登ることができる。中空四角形の石造りで、中央部には鐘が取り付けられている。頑張って最上階まで登ると、なかなか見晴らしが良い。大航海時代に灯台守が見ていた風景がこんなんじゃないかと思った。

スプリトの港

塔から見下ろすスプリトの港。宿は右奥のほう。青果市場は左手前

アドリア海

塔から見るアドリア海

宝物殿もなかなか面白い、一部屋だけだが、朝なので観光客は誰もおらず、暇そうな係員が喋りたくてウズウズしていて、入るなり人感センサーで起動した自動音声のように強制的な説明が始まった。

宮殿地下

宮殿地下より上の建造物を眺めた図

とりあえず部屋の右側にある聖人の人骨は三世紀の人で、何か戦争の結果川に投げ込まれたけど市民によって引き上げられたという伝説があるらしい。無駄に増えるトリビア。あとはその聖人をかたどった銀細工とか、立派な服とかが色々展示されている。なんか名前は忘れたけど偉い人だということはわかった。写真撮影不可。

他にはジュピターの像が飾ってある部屋とか、地下の祭壇にも行ける。地下神殿は入るなり妙に蒸し暑くて、どこぞのハマームかよと思ってしまう。このあたりで第一陣の観光旅団がやってきて、ツアコン様の流麗な英語で至福のときを過ごしていた。なぜか黒猫多し。

この宮殿は総じて、ローマ遺跡としてはなかなか立派である。朝っぱらから係の人が掃除マシンで掃除していたりしてメンテナンス具合も良い。こういう遺跡も政変でISISみたいなテロリストに乗っ取られたら無慈悲に破壊されてしまうのかと思うと、なんともブルーになる。パルミラって、あれとても良い雰囲気の遺跡だったんだよ……。

女子たちに超配慮するあまり朝も食べてないわけで(ついでにいえば夜も食べてないわけで)空腹がきつい。ここは青果市場も有名だというので、宮殿観光を終わらせると、市場で健康志向を発揮し、トマトやバナナやオレンジを買い込んで、その場でバリバリ食べ干した。なんせすごく安いので値段を気にせずどんどん食べられる。ちなみにそれは朝メシで、昼メシは宿の人オススメの店でブラックリゾット(貝のリゾットで色が黒い)を食った。円換算で1200円くらいと激高いのだが、昼間から無職っぽいおっさんがくっちゃべってる大阪ミナミのイケてるお好み焼き屋みたいな店であった。潮風とともに実にいい雰囲気を出していて、味も良い。アドリア海なんだから、たまにはアドリア海料理を食わないとな。

そろそろ疲れて宿に戻ると、韓国人ともう一人何人か分からない東洋系の女性二人が熱心に化粧していた。化粧もまたやたら時間がかかるものらしい。30分くらいも熱心に鏡と対峙し、銀細工でも作るかのようにあちらこちらを補修していく。そしてとにかく部屋中に化学物質の香りが充満する。きついなぁと思って部屋の外でネットをしていたら、二人で連れ立って大急ぎで出ていった。女子ってほんと、全方位的に大変だな、と思う。

11時半のバスに乗ろうと思って11時ちょうどに宿を出たら、バス停では11時20分にバスが出るとか云われて、慌ててとび乗った。これでスプリトは終わり。なんだか尻切れで申し訳ないのだが、出発時間がいい加減な割に、お値段はガッツリ西側価格で、首都ザグレブまで2000円くらいもする。経路は単純極まりなく、高速道路をひたすら北上するだけである。

旅はこの先、ザグレブ(失恋博物館は必見)、プリトヴィツェ湖群国立公園(色がバスクリンみたいな池の数々。世界遺産)、ブダペスト(恐怖の館は見よう。クロアチア語が彫られた教会も良い)と続くが、それらの話はまたの機会にしたい。ご愛読に感謝!

失恋博物館@ザグレブ

失恋博物館@ザグレブ

ザグレブ市内の道

ザグレブ市内の道。街灯が天体みたい

プリトヴィツェ湖群国立公園

プリトヴィツェ湖群国立公園。加工無しで本当にこんな色

ザグレブ市の教会内に彫られたクロアチア語

ザグレブ市の教会内に彫られたクロアチア語。ほぼラピュタ

恐怖の館

恐怖の館@ブダペスト。地下鉄降りて5分。目立つ建物だ…

聖イシュトヴァーン大聖堂

聖イシュトヴァーン大聖堂@ブダペスト

3b. 緊急寄稿! トラトラトラ!本場・ハルビンでシベリア虎を見学 ~前編


3b. 緊急寄稿! トラトラトラ!本場・ハルビンでシベリア虎を見学 ~前編

今年の3月に春秋航空の超安チケットで中国のハルビンに行ってきました。
中国の東北部は初めて。2月のハルビンはマイナス20度という極寒の世界なようですが、3月の気温はせいぜい東京の冬程度。思ったほどの寒さではありませんでした。

それでも市の中心を流れる大河・松花江はバッチリ対岸まで凍っています。昼間、氷の上を歩いていたらマンガみたいに足元からピシピシ氷が割れ始めて死ぬほど焦りました。

(ビッシリ凍った松花江)


(夜になるとなぜかランタンの打ち上げが始まる)

ハルビンの冬の風物詩と言えば超ド級のスケールで開催される「ハルビン雪祭り」。

(出典:Wikipedia)

私が行ったのは閉会後でイベントを見ることはできませんでしたが、松花江の河川敷に連なる巨大な雪山を見てそのスケールに驚かされました。

(ちょっとしたビルくらいある巨大な山)

さて、「ハルビン雪祭り」を除くと旧日本軍731部隊の博物館くらいしか観るところのないハルビン。
(731部隊の話はまた別の機会にお話しします)

そんな中、Tripadvisorが勧めてくれたのが「東北虎林園」です。

私、プロレスゲームでは必ず三沢光晴を選ぶほどのトラ好き。興味がわいて調べてみました。

サイトを見てみると、東北虎林園は中国最大、イコール世界最大の東北虎(シベリアトラ・アムールトラ)保護飼育施設で、絶滅危惧種とされている貴重なトラの純血種が数百頭、自然そのままの環境で育てられているとのこと。珍しいホワイトタイガーやライガー(父がライオンで母がトラの交雑種、でかい)、なぜかライオンまでいるとか。
東北虎林園_百度百科

要するにトラとその仲間達しかいないサファリパーク的なもの….と思いきや、なにやら別の角度から話題になっているようで…。

生きた動物をトラに餌付けする残酷ショー、その目的は?―黒竜江省ハルビン市 (Record china 2015.08.20)
http://www.recordchina.co.jp/b116767-s0-c30.html

・おなかをすかせたアムールトラでいっぱいの飼育エリアに生きたままの動物を放ち、来場者らはそれを車上から鑑賞
・国内外から批判の声が絶えない

 
中国・繁殖基地のシベリアトラ 太りすぎて“巨大なネコ”に!(Techinsight 2017.02.09)
http://japan.techinsight.jp/2017/02/ac02081232.html

・SNSに投稿された超肥満体のシベリアトラの写真
・動物愛護団体は東北虎林園に対して強く抗議

この施設、なにやら国際的に問題になっている模様。
アトラクション的に鶏や羊を生き餌にしたエサやりショーをやっていて、その様が残酷であるという非難の声があるようです。より一層深刻なのがトラの肥満。エサはもちろん有料なので、園がカネほしさにどんどんエサを与えトラは四六時中食いまくり巨大化、保護施設どころかデブ虎養成所になっているというカオス状態。
これはぜひこの目で見てみなくては!


平日の朝、早速Googleマップを片手にバスに乗り、トラ園を目指します。

壮大なゲートです。カネかかってそう。

このトラ園、広さは144万平方メートル。ほぼ東京の皇居と同じという圧巻のスケール。

このポスターを見ると全く保護施設に見えません。サーカスじゃん!

入り口です。まだ開園前で閑散としています。
トラのキャラがそこかしこに並んでいます。

入場券販売所に並んでいると、なんだかすごい楽しみにしてる奴みたいで恥ずかしくなってきました。どうせ誰もいないのでぶらぶらします。

これが噂のエサ表。

牛肉が10元(当時のレートで170円くらい)、鶏が60元…。そして羊が1500元(25500円)!市場で一頭買った方が安いんじゃないの?

開園時間になりました。チケットを買って入場口をくぐると…、

お土産屋がずらーり!

これは関西のおばちゃんでも着れないでしょう。強烈なセンスです。

このリュック背負ってるねえちゃん、原宿で見た!

入場券が2枚になります。どうやら入場料と巡回バスのチケットが別になっている模様。
しかし、そもそも巡回バスに乗らず徒歩で見学することはできません。謎です。


(徒歩禁止の看板)


バスに乗り込みます。この時間、私以外の客はこの家族連れだけ。

さて、ここからは更に驚きの光景が待っていたのでした…。

(続きます)