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1. 旅行業界最新ニュース  2016/11/15号 Vol.081


1. 旅行業界最新ニュース

シンガポール航空のA350が羽田に!!!

シンガポール航空はエアバスの最新鋭機A350-900型機を羽田~シンガポール線に12月13日から投入することを発表した。同機で運行されるのはシンガポール8:05分発の羽田行きSQ632便、羽田16:40分発のシンガポール行きSQ633便。当初は火、水、金、土、日の週5往復だが、2017年1月2日から毎日A350による運航を予定している。
羽田空港にA350が定期就航するのはこの便がはじめて。

ANA、メキシコシティ就航へ

ANAは2017年2月より、成田~メキシコシティ線にボーイングB787-8で就航することを発表した。ANAの国際線就航都市はこれで42都市となり、同路線は最長路線となる。現在メキシコへはアエロメヒコ航空が週5便(2017年3月より週7便)運行しているが、日系航空会社での就航は2010年以来なかった。ANAは今後もメキシコシティ以外の中南米への乗り入れ計画を発表している。

JAL、テロの影響で成田~パリ便を一時運休

JALは、7月に南仏ニースで起きたテロの影響などで需要が大幅に低迷した成田~パリ便を2017年1月から2月まで一時運休することを発表した。羽田便は通常通り運行する。JALは今年1月~2月も同便を運休している。

エールフランスKLMが設立するLCCがアジア就航か

11月3日、エールフランスKLMはパリを拠点とする新LCC「Boost(仮称)」を設立することを発表した。詳細は未定だが安価な中東系航空会社の攻勢に対抗し、ヨーロッパ~アジア路線にも就航する見込み。実現すればノルウェー・エアシャトル、ユーロウィングスに続きアジア線に就航するヨーロッパ3社目のLCCとなりそうだ。

【注意】インドが500ルピーと1,000ルピー紙幣を無効化

在インド日本国大使館は、新紙幣導入により現行の500および1,000ルピー紙幣を11月9日より無効化することを受け、旅行者に注意喚起の発表を行った。旧紙幣は12月30日までの間、銀行支店等にて銀行に預金するか新紙幣を含む使用可能な紙幣と交換することができる。

香港ドラゴン航空、キャセイドラゴン航空にブランド名変更

キャセイパシフィック航空傘下の香港ドラゴン航空は、11月21日(現地時間)より社名及びブランド名をキャセイドラゴン航空に変更する。これにあわせ機体のカラーリングも変更、尾翼のドラゴンマークもキャセイパシフィックとあわせた「ブラッシュウイング」となる
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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治  2016/11/15号 Vol.081


2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

中間クラスLCCという流れ

飛行機には中間クラスというものがある。主にビジネスクラスとエコノミークラスの中間として設定されることが多い。座席はビジネスクラスだが、食事はエコノミーといった感じで、中間運賃を打ち出す。
「LCCと既成の航空会社の中間クラス?」
 タイスマイル航空である。
 バンコクからミャンマーのヤンゴンまで乗った。9月下旬に航空券を買った。片道運賃で比べると、エアアジアなどの本格LCCが3000台~4000円台。タイスマイルが6000円台~7000円台。タイ国際航空が18000円前後。運賃は既存の航空会社よりはLCC寄りだったが。
 タイスマイルは2012年に飛びはじめた。独立した航空会社というより、タイ国際航空の格安ブランドという色合いが強かった。
 一説には、タイ国際航空内でもめごとがあり、一部のメンバーが新しいブランドを立ち上げたという。噂かもしれないが、タイ国際航空という会社は、一時の日本航空に似ている。内部にはいくつものグループがあるという。
 その後、少しずつ独立色を強めているように思う。しかし利用者は戸惑うことが多い。
 だめだろうと思いながら、チェックインカウンターで、ユナイテッド航空のマイレージカードを出してみた。タイ国際航空は、ユナイテッド航空と同じスターアライアンスである。
「タイ国際航空のマイレージカードしかマイルは貯まりません」
 といわれた。試しにラウンジでも尋ねてみた。
「タイスマイルはスターアライアンスには入っていないんです」
 いろいろがはっきりしたが、ヤンゴンへのフライトでは、ちゃんとした機内食が出た。無料である。シートの間隔も広く、既存のタイ国際航空と変わりはない。
 ではいったいどういう人が、この航空会社を選ぶのだろうか。運賃を優先すれば、LCCを選ぶ。しかしLCCはできれば乗りたくはない……という人はいる。だがタイ国際航空はやはり高い。そこでタイスマイルを選ぶ客層狙いというわけだ。
 中間クラスといえば中間だが、すべてが中途半端でもある。
 しかし座席は7割がた埋まっていた。
 以前、このコーナーで、マレーシアのマリンドエアーを紹介した。機内食や荷物も30キロまで無料。シートピッチは広く、シートテレビまでついているLCCである。
 これからのLCCの流れは、どこかこのあたりに集まってきそうな気がする。

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タイスマイルのバンコクーヤンゴン線の機内食。タイ国際航空の機内食に似ている?

3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~5日目「御柱祭>長野電鉄」~


3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~5日目「御柱祭>長野電鉄」~

好評、ハードコア音鉄(おとてつ)車内走行音派の黒田基介氏による、長野県私鉄走行音録音紀行レポートもいよいよ最終回。最後までハードなスケジュールで読んでるこちらまで下腹部が痛くなってきます……。
(注:本事例は2016年4月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。また、一部図版がサイズの関係で判読しづらい場合があります。後日PC用サイトにアップされるバックナンバーには原寸の図版を掲載する予定です。メルマガ版では雰囲気だけでもお楽しみください)

Profile
黒田基介

黒田基介

黒田基介(くろだ・もとすけ)
1975年東京都世田谷区生まれ。音鉄車内走行音派。



2016/04/10



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本日の予定

6:29 長野
朝はちゃんと起きれた。夜の間部屋が乾燥していて喉が痛いが、尿意が怖いのでスポーツ飲料をひとくちだけ飲む。

6:42 長野>上田
駅に着くと予定の列車より一本前に乗れるようなのでそれで行く。乗り換えタイトであきらめていた上田駅の撮影と松本までの切符の購入時間ができた。トイレに行き、一休み。

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(画像:黒田;JR上田駅)

7:55 長野電鉄6000系
車内で一本詰めた旅程の訂正と、松本での予定もついでに一本早める。鼻水収まらないものか。気温が上がってきて、松本電鉄やるあたりのエアコンが心配になってくる。
上田電鉄6000系は東急1000系中間車からの改造らしいが、形が全くテンション上がらないなあ・・・。直江津行った方がよかったかも。多少後悔。

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(画像:黒田;上田電鉄上田駅)

8:55 上田電鉄終了

乗り換え3分なので急いでしなの電鉄へ。先に切符を買っておいてよかった。おやつのチョコを食べようとしたら溶けてた。

9:43 篠ノ井>松本

高校生二人のおしゃべりがノンストップ一時間・・・。耳栓をくれ・・・。

10:56 松本
松本電鉄の一日乗車券を買おうと窓口を探す。駅の中には窓口が見当たらない。結局売っているのは駅外の道路を渡ったバスターミナルだった。乗り換え時間タイトだったら相当やばかった。割と涼しくなってきた。エアコンの心配はなくなったかな。
長野でも思ったんだが駅ビルMI DO RIのカリングのバランスが気持ち悪い。

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(画像:黒田;JR松本駅)

11:28 松本電鉄3000系
しまったー。入線してきた方へ戻って行くと思ったらそのまま出て行く!クハに乗ってしまった・・・。事前調査で新島々側がモハだとわかっていたんだが、てっきり新島々から戻ってきた列車だと思ってしまった。乗り込んで、点検ハッチが無くてもモハなのかークハだけどハッチがあるのかー、などと呑気に考えてた。二往復の予定でうまくいったら一往復でいいやと思ってたけど、二往復せねばならんじゃないか。気温との勝負だ。
録音中なので撮影できないが、このあたりも屋根の枚数多いやつが偉い文化だ。いずれ集めたい。
録音レベル低いかも次回はlo4binでやる。
鼻水ダバダバ。上の方を向いてしのぐ。

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(画像:黒田;松本電鉄松本駅)

12:36 長野
爆睡しててリクルートスーツの女の子に起こされた。優しい。

12:44 松本電鉄3000系 二回目
さっきは爆睡してイビキ入れてしまったと思うので気合いで起きてた。
新島々に近づくと車内には僕ともう一人の鉄だけ。見た目乗り鉄だったので安心する。乗り鉄はおとなしい人が多い。

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(画像:黒田;松本電鉄松本駅)

13:14 新島々
松本電鉄3000系は京王3000系の譲渡車だが、長野周辺の地方私鉄はラッピングされているものが多く、しかもなぜか萌え系のキャラクターばかりだ。せっかくの京王3000系の素敵コルゲートが台無しじゃないか…

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(画像:黒田;松本電鉄新島々駅)

13:26 松本電鉄最後
気合で起きてます。

13:55 松本
帰りの「はまかいじ」まで一時間半の乗り換えで昼飯とお土産買うのハードル高いので駅の蕎麦屋に入る。松本唐揚げセンターも気になったが並んでいて断念・・・。松本名物イカの唐揚げって!海ない県。

14:25 松本
蕎麦こない。お土産買う時間なくなってしまうのでやきもきする。やっときた蕎麦は、長野で食べてよかった。美味しい蕎麦だ。駅の下の蕎麦屋に入ったが正解。滞在中にもっと蕎麦食べればよかった。

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(画像:黒田;JR松本駅榑木野駅舎店)

15:02 松本
「はまかいじ」まであと20分。駅でお土産を買う。事前に調査して面白そうだった長野土産、いなローメンを買おうとしたら、「それは南信、南の長野のお土産です。ここは北信、北ですよ」と丁寧にジェスチャー付きで教えてもらった。わさびチョコを買った。お土産のビニール袋を持って、荷物三つ目どれかを忘れそう。そして、ビニール袋だ。ガサガサいわないか心配だ。たまには駅弁でも食べようかと思ったが、さっきの蕎麦でおなかいっぱいになっていたのでやめる。どうせ食べるにしても席では食べられず立ち食いだ。

15:21 はまかいじ
はまかいじガラガラではないか!特急で指定席を取ると、実は自由席の方が空いていたというのはよくある。確実に窓際とりたい旅以外は自由席でいいな。はまかいじの窓下は広々してるので楽に録音機置けた。国鉄車両は設備がノンビリ旅仕様で良い。

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(画像:黒田;JR松本駅)

16:59 はまかいじ
どんどん人が乗ってきて録音は完全に旅情編。観光旅行向けの列車なのか、買ってきた酒を飲んで大騒ぎだ。手を叩くのとビニール袋をいつまでもガサガサやるのだけはやめて頂きたい。

17:55 八王子
着いた途端に花粉が・・・。花粉症装備を全く持っていないのでマスクもティッシュもない。鼻水は、流れるままに。隣に座っていたお姉さんが橋本で降りたので助かった。それよりも山歩き帰りのじーさんばーさんがうるさすぎて旅情編というにもつらい状況。京王線で帰りたい。とにかく横浜ついたら真っ先にマスクとティッシュを買うぞ。後ろはうるさいし、花粉はひどいし、そもそも疲れてるし、全く楽しめない。スルメ臭い。

18:41 横浜
上機嫌な山好きのおっさんおばさんとのトークと、とめどない鼻水とともにフィニッシュであります。終わったがここから渋谷区まで帰らなければならない。ティッシュは買った。

18:46 横浜
横浜から湘南新宿ラインへ。ホームで編成の長さにビビる。そして東京の駅は喫煙できない。とにかくコーヒーとタバコで一息つきたい。新宿南口にさえたどりつければ・・・。新宿に向かいつつ、南口のドトールがもし全面禁煙になってたらどうしよう、と気が気でない。そもそも都心の巨大な駅のコンコースでタバコを吸えるのが不自然だ。

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(画像:黒田;JR横浜駅)

19:45 新宿
南口のドトールで一息ついた。帰ろう。

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(画像:黒田;ドトールコーヒーショップ 新宿駅構内ルミネ店)

20:24 帰宅
時間あるし根岸線をなんて考えてたこともありました。なんとか終えた。つかれた。シャワーを浴びて、きれいに掃除された部屋で就寝。

本日の録音成果
https://www.youtube.com/playlist?list=PL8nC7KdUeuaIr3QDlLHhHzZENg3Vi-CGG

3c. 台湾南北縦断 その2


3c. 台湾南北縦断  その2

 
tabinoteタグチだ。

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台湾大陸縦断の旅、初日は台北から高雄まで南下したが、3日目からは北に戻る形になる。

4月5日 高雄>台南

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高雄から台南までの移動は電車で、もちろん新幹線ではなくローカル線だ。

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1時間強で台南到着。台湾の駅舎はレトロでいい感じのものが多い。日本統治時代の建築も結構残っているらしい。
ガラガラカート引っ張って宿まで歩く。暑かった。
3000円くらいの安宿だったんだけどぜんぜん快適。しばらく昼寝。

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tabinoteワタベに「なんかうまいものない?」と聞いたら「台南はタウナギ!」と帰ってきたのでGoogle検索。
徒歩圏にタウナギ専門店があったので期待して向かう
ちなみにタウナギとは鰻とはまったく関係ない黒くてかなりグロい魚
画像検索(微グロ)

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で、出てきたのがこれ。あんかけ麺みたいな感じで見た目はおいしそうなんだけど、、、
タウナギはともかく味付けが酸っぱいウスターソースみたいな感じでかなり微妙であった。
進福炒鱔魚專家

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そのまま徒歩で大東夜市へ。
夜市には食べ物屋台はもちろんだけど、こういう子供向けのゲームなんかもたくさんあって本当に夏祭りの縁日みたい。

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ここは道沿いではなくちょっと広めの広場みたいなところが会場。幟がいっぱい上がってて景気よかったなあ。

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ステーキ屋さんでは岡本太郎先生デザインの旧バファローズシンボルが使用されていてちょっと感動した。

4月6日 台南

台南2日目はちょっと疲れたので昼まで宿でダラダラすごす

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日本統治時代に山口県出身の実業家である林方一氏が創った台南初の百貨店という林百貨店。敗戦により長らく使われていなかった建物をリノベーションし2014年に台湾発の様々な商品をラインナップするショップとしてリニューアルされた。
まあ、おしゃれで高いものばっかりだったからなんにも買わなかったけど。

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昭和の街並み感あって歩いてるととても落ち着く。

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きのうのタウナギのリベンジじゃないけど、検索したら鰻屋が見つかったので入る。
鰻丼作

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鰻丼も肝焼きもおいしゅうございました。鰻丼1500円くらいだったかな。

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どこも同じ弁護士の看板。

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夕食は羊料理の店に

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スープがうまかった。

4月7日 台南>台中

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お昼に台南駅へ。台中までの移動はバスにしてみた。
台湾のバスはだいたい3列シートでとても快適。3時間ほどで台中到着。

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台中の宿はちょっと張り込んでお高いところに。
HOTEL ONE

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高層階で窓からの景色も最高。

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もちろん行くところは夜市に決まっている。
逢甲夜市は逢甲大学の近く。ほんと台湾の夜市はそれぞれ個性があって楽しい。

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魯肉飯はじめ台湾料理を台湾ビールと共に食い散らかす。

4月7日 台中

この日も昼までホテルで怠惰に過ごす。

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台湾の古建築リノベーションブームの火付け役となった有名な宮原眼科へ。

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吹き抜けを活かしたオシャレ空間が見事。

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柄にもなくアフタヌーンティーをキメる。

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旧市街はかなり荒廃しており、このような味のある廃墟もたくさん。

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赤レンガの台中駅舎を散策。駅はいい。

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自衛官募集中。

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バスの中でイチャるカップル。

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本日の目的地。

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台中インターコンチネンタル野球場

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台湾のプロ野球にはずっと興味をもっていて一度行きたいと思っていたのだ。

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が、場内は閑古鳥が鳴く残念な入り。

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とは言え応援団はなかなか賑やか、なによりチアガールがかわいく楽しめた。

4月8日 台中>桃園飛行場>チェンマイ

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というわけで最終日はバスで直接桃園国際空港へ向かいVエア直行便でチェンマイへ。6日間の台湾の旅は終了だ。
今回はじめて台北以外をまわってみたのだがとにかくどの街も個性があり夜市も楽しい、今回は偵察的な感じだったがまたあらためて何度も行ってみたいと思った。

1. 旅行業界最新ニュース  2016/10/18号 Vol.080


1. 旅行業界最新ニュース

MRJがアメリカで初の試験飛行に成功

10月17日午後(現地時間)、開発中の国産ジェット旅客機「MRJ」が米国ワシントン州のグラントカウンティ国際空港で米国内初の飛行試験を開始した。三菱航空機は5機ある試験飛行機のうち4機を年内に持ち込み、2018年ごろまで飛行試験を繰り返す予定。

エアバス、10000機目の航空機引き渡しを達成

エアバスは10月14日、同社の総引き渡し機体が10,000機に達したと発表した。記念すべき機体となったのはシンガポール航空向けのA350-900型機。同機には「10,000th Airbus」の記念ロゴが入れられ、今月後半にシンガポールとサンフランシスコを結ぶ新規の直行便に投入される見通しだ。
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http://www.airbusjapan.com/single-jp/detail/10000/

ライアンエアの乗客が駐機場で脱糞。約34万円の罰金

9月30日、ライアンエアのマンチェスター>ブリンディジ(イタリア)便に搭乗していた68歳の男性が、到着後機体からターミナルビルに移動する間の駐機場で脱糞し、罰金3000ユーロ(約34万円)が課されていたことがわかった。機内にはトイレが設置されていたにもかかわらずなぜこのような行為に及んだかは不明。

Galaxy Note7、機内全面持ち込み禁止へ

国土交通省航空局(JCAB)の指示により、JALやANAなど航空各社は、爆発や発火事故が多数報告されているサムソンのスマホGalaxy Note7の機内持ち込みを全面的に禁止した。バッテリーを抜いた状態でも、手荷物、預け荷物どちらも持ち込み禁止と厳しい処置になっている。なお、同機種はすでに製造・販売打ち切りが発表されている。

中部国際航空にカプセルホテルが来春オープン

Tubeは、来年春に中部国際航空のターミナルビル1階にカプセルホテル「TUBE Sq(チュウブ・スクウェア)」をオープンすると発表した。客室数は男性84室、女性54室の計138室。宿泊だけではなく時間単位で利用するデイユースも用意する。
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http://tubesq.jp/

利用するだけでマイルがたまる「ANA Phone」登場

ANAとソフトバンクグループのSBパートナーズは、利用するだけでANAマイルが貯まる携帯電話「ANA Phone」の提供を12月より開始すると発表した。マイルは月々の利用金額に応じて積算されるほか、ANA便に搭乗するだけで1搭乗4,000マイル(プランに応じ最大5回までの制限あり)のボーナスマイルが加算される。機種はソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia XZ」。ソフトバンク回線をMVNOとして利用する。

2a. 連載:「タビノート」 下川裕治  2016/10/18号 Vol.080


2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

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shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

ホタルというLCCはスバン空港から

 昔から気になるLCCがあった。ファイアーフライである。
 LCCのネーミングはさまざまだ。欧米のサウスウエストやイージージェットのように、従来の航空会社名を踏襲しているところは多い。しかしタイのノック・エアになると、少し変わってくる。ノックとはタイ語で鳥である。
 ファイアーフライもその流れの名前だろうか。ホタルの意味になる。
 シンガポールのチャンギ空港で、出発便のボードを眺め、そこにファイアーフライとあるとつい視線が向いてしまう。
 はじめて目にしたのもチャンギ空港だった。プロペラ機だった。当然、機体は小さい。ファイアーフライと名づけた理由がわかったような気がした。
 ファイアーフライはマレーシア航空の子会社のLCCである。近距離を飛ぶ。プロペラ機が主体のようだった。
 その夜、クアラルンプールにいた。KLセントラルの前にある安宿で、翌日のコタバル行きの便をとろうとしていた。マリンドエアが片道3000円ほど。その予約を進めたが、クレジットカードの支払いがうまくいかなかった。何回やってもけられてしまう。
 気分を変えようと夕飯を食べにホテルを出た。小1時間ほどして戻り、再びマリンドエアの予約を進めようとすると、翌日便はすべて売り切れになっていた。ある時刻を過ぎると、翌日便の予約をクローズしてしまうのだろうか。
 次に安いのがファイアーフライだった。5000円ほどした。予約はスムーズに進んだ。しばらくすると、ファイアーフライからメールが届いた。なにげなく、その内容を確認していたのだが、利用空港のところで目が止まった。
「スバン空港?」
 年配の方なら懐かしい名前かもしれない。かつてのクアラルンプール国際空港である。僕も年配といわれる年だが、昔からマレーシアにはタイやシンガポールから陸路で入ることが多く、スバン空港は使ったことはなかった。KLIAができ、閉鎖されたと思っていたが……。
 スバン空港へ行くのは不便だった。一般的にはタクシーといわれた。市内から乗るのは高くなりそうだったので、電車でクラナジャヤまで行き、そこからタクシーに乗った。25リンギットだった。
 かつてのターミナル3だけを使っていた。その発着便を見て、
「そういうことか」
 と頷いた。利用しているのは、マリンドエアとファイアーフライだけだった。エアアジアに対抗するLCCである。
 機材はATRというプロペラ機。1時間ほどでコタバルに着いた。

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コタバル空港に到着した。座席は半分ほど埋まっていた

3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~4日目「御柱祭>長野電鉄」~


3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~4日目「御柱祭>長野電鉄」~

好評、ハードコア音鉄(おとてつ)車内走行音派の黒田基介氏による、長野県私鉄走行音録音紀行レポート。3日目となるこの日は上諏訪の御柱祭を見物に行かれたようですが、それだけで帰るはずもなく……。
(注:本事例は2016年4月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。また、一部図版がサイズの関係で判読しづらい場合があります。後日PC用サイトにアップされるバックナンバーには原寸の図版を掲載する予定です。メルマガ版では雰囲気だけでもお楽しみください)

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黒田基介

黒田基介

黒田基介(くろだ・もとすけ)
1975年東京都世田谷区生まれ。音鉄車内走行音派。



2016/04/09



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本日の予定

4:30 長野
起床。起床できてよかった。余裕も充分ある。駅まで徒歩7分なのでゆったりしていたら、突然の下痢。疲労か?トイレにこもっていたら間に合わない時間になってしまったので上田線の最初のサイクルをあきらめることにする。事前調査ではこの日2回採る1000系の一本目なのでそれほどダメージないはず。あと、4/7に長野電鉄長野線の普通車両二種の録音は終わっているので今日はプランBでゆく。

5:59 長野
あっぶない!横になったら寝てた。再びトイレに。トイレで計画を立て直し、6:42長野発に変更することにする。上田で32分の乗り換え時間があるのでよさそう。少し落ち着いてきたので昨日の夜にヨーグルト買っておいたのを思い出して飲む。部屋の片付けをして出よう。ちょっと夜食を食べ過ぎたかもしれない。

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6:33 長野(しなの鉄道線)
10分前入線。発車前に色々やることがあるので余裕があるのはありがたい。西武新宿線は入線即発車だったのを思い出す。

7:33 長野(しなの鉄道線)
思ったのと逆方向に発車する。クハに乗ってしまった。仕方がないのでモハに乗り換えて録音テストに切り替える。古い車両だし乗客が少ないので録音レベルを下げてみる。
LS-11 lo3bin
しなの鉄道はドアを手でこじ開けるスタイル。車内のモニターでしなの鉄道の1日乗車券の存在を知る。HPに書いてなかったけどあるじゃねーか!そして、この列車はそもそも録音しない予定だったのを思い出す。

7:37 上田(しなの鉄道線)
寝ぼけて西上田で降りかけた。さすがに眠い。上田で下車してフリーきっぷを買う。

7:38 上田(上田電鉄)
改札付近にゴツいカメラを持った鉄がいる。どうしようもないが注意が必要だ。録音中にカシャカシャされたらたまったものではない。

7:46 上田<>別所温泉
到着した電車は…おかしい1000系だ。6000系が来るはずだった。

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(画像:黒田;上田電鉄上田駅)
大失敗!なぜか車種別運行表を見間違えてた。なぜか、というか今回は見間違えが多い。見間違えたが予定通り来れてれば問題なかったのだが、朝の4運行の6000系に乗れないことになった。別所温泉往復しつつ今後の予定をおおまかに改変する。今日は上田電鉄往復を一本減らすことにした。このまま1000系を何本も録音しても仕方ないからだ。結果当初予定から2本減らした。余裕持って宿に戻り早く寝ることにする。今現在眠気がひどく、イビキかきがちだからだ。明日は直江津に出るのを諦めてもう一度上田へ向かおうと思う。とにかく上田電鉄を終わらせないと。また旅程の大改造しなければならなくなった。うまくゆかないのは折り込み済みのはずだが、これはいくらなんでもひどい。ひどいが、方針が決まれば行動するのみだ。とにかく淡々と今日の予定をこなして明日の予定は今晩立てることにしよう。
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9:46 長野
長野に戻って駅の立ち食いそば屋へ。カレーうどん頼む。後で、長野だし蕎麦を食べるべきだったと後悔。
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(画像:黒田;JR長野駅)
10:44 長野<>小諸
淡々と乗り換えてしなの電鉄線をこなす。それなりに乗客が多く、席取りを優先しなければならないので先頭車両の写真などなかなか撮影が難しい。今日は咳が出そうになる。一回咳をしてしまった。
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(画像:黒田;しなの鉄道長野駅)
14:10 長野
イビキかきまくりながら長野到着。疲れが・・・。
今日の長野日報の一面が全面御柱の写真で、僕らも写っているという連絡が来たので、長野日報を探して駅ビルの書店へ。書店て新聞売ってないのかあ。結局見つからず。どうやら諏訪の新聞だったようだ。外は暑い。初夏か?エアコンがつかないことを祈るばかり。

14:33 長野
乗り換え一時間でまだ余裕があるので駅ナカのBeck’sへ。色々と敗因に思いを巡らせてしまう。四月頭は時刻改正で失敗しがちだ。荷物少なくて済むので楽なんだが。いや、考えるのをやめなければ。淡々と録音をこなしたい。しかし上田は遠い。

15:14 再度上田へと移動

16:19 上田電鉄7200
観光客が多くざわざわしている。できれば乗客のいない状態で純粋に列車の音を録音したいが、うまくゆかないことの方が多い。イライラしても仕方がないのでそういう場合は、「旅情編」として楽しむことにしている。地元の人たちの方言まじりの会話は記録しておく価値もあるだろう。しかし観光客は・・・。家にテレビが無いので知らなかったけど、上田は今アツいみたいだ。それにしても暑い。来週にはもうエアコンが入りそうだ。タイミング的には丁度よかった。
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(画像:黒田;上田電鉄上田駅)

16:44 上田電鉄7200帰り
写真を撮っている間に進行方向左側のいい位置を女性二人連れに取られていた。車両には乗客6人。その横に座るわけにはいかなかった・・・。

16:46 上田電鉄7200帰り
八木沢。ゴツいカメラを持った鉄が四人乗り込んできた。警戒。

17:37 しなの鉄道線(上田>長野)
腰が痛いかも。そして、ついにエアコンのスイッチが入った。

18:12 しなの鉄道線(上田>長野)
もうクタクタだ。北しなの線にエアコン入ってたら休憩しようと思ったが、入ってなかった。乗り換え割とタイトだったのであまり良い位置が取れず。手足がひどくむくんでいる。この往復を我慢したらさっさと宿に戻って明日の準備して寝よう。疲れると40分とか20分がすごく長い。

19:06 北しなの線(長野>妙高高原)
さあ今日最後の一本開始。時間があるし他にもやろうかと思ったが体力的に限界。早く長野戻りたい。腹減った。長野で何食べよう。明日の朝の体調について考えると慎重にならざるをえない。長野を出る時はエアコン冷房の心配をしていたのにさすがに「高原」とあるだけに、ここは寒い。しかし長野の人は薄着だ。寒くないのかこれで。日中晴れてる時と日没後の寒暖差が激しい。
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(画像:黒田;しなの電鉄妙高高原駅)
19:47 長野
今日の最後の一本終了。疲れ果てた。最後は冷えて鼻水との戦いだった。腹減ったし冷えたし。暖かい蕎麦でも食べよう。長野だしな!

20:05 長野
パン屋で夜食を買う。ビニール袋に入れてもらう時に、あ!録音中にガサガサいったらやばい!ヒヤッとするが、今日はもう録音しないからいいのだった。

20:06 長野
駅前戸隠という蕎麦屋へ。あつとろ950円。客は僕一人。別に美味しくもないが、身体は温まった。

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(画像:黒田;手打ちそば処 戸隠)
23:30 宿
今日も予定外のことばかりであったが、宿に到着。
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23:35 長野
宿に戻って翌日のよていw、上田に行く予定を立てる。松本まできれいにはまった。上諏訪で急いで写真に撮った時刻表が役に立った。

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0:03 長野
どうせ長野>松本やらないなら、篠ノ井で乗り換えてもいいな。わざわざ長野まで戻ることもあるまい。とは思いつつ始発<>終点のダイヤじゃないと気持ち悪いというか特に変更の必要性を感じない、習性。だがこの疲れた状態ではできるだけ早く松本につきたい。また予定を組みなおす。

0:08 長野
篠ノ井もうまくはまった。松本で多少余裕ができた。トイレも安心。はよ寝なきゃ。
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本日の録音成果
https://www.youtube.com/playlist?list=PL8nC7KdUeuaLEUuTnQDrMEA8mgiDJdXJJ

3c. 台湾南北縦断 その1


3c. 台湾南北縦断  その1

 
tabinoteタグチだ。
今年の4月にチェンマイ(タイ)に定住する妻と2人で台湾に行ってきた。台湾は何度も訪れているがほとんど台北中心だったので、今回は台北以外の都市を中心にまわってみることにした。

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台湾本島は九州とほぼ同じ面積なので、国内の移動も飛行機ではなくバスや電車で十分可能だ。せっかくなのでどっちも利用してみよう。

4月3日 チェンマイ>桃園空港>台北>高雄

チェンマイから台北へは台湾のLCC、V-Airの直行便が出ている。正確には出ていたのだが、残念なことに先日経営破綻のため運行休止になってしまった……。
ともあれ前日20時にチェンマイ国際空港を離陸したV-AirのA320は、4時間ほどのフライトで台北の桃園国際空港に到着した。
速攻で入国をすませバスで台北市内に出る。
台北駅にに着いたのはなんだかんだで3時すぎ。この時間からホテルにチェックインするのもなんだかもったいないので、このまま深夜バスに乗ってその日のうちに台湾南部の高雄まで行ってみようという計画だ。

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台北バスステーションは駅のすぐ近くの新しいビル。

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だがここで誤算が。すぐに出るバスはすべて売り切れており、一番早いバスでも3時間後の6時発車だったのだ。
ちなみに運賃は715元(約2200円)。VIPバスにしたので普通のバスならもう少し安いはずだ。

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ベンチで仮眠。4月だけど結構寒かった。

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ようやく乗車。VIPシートはファーストクラス並の社長椅子だ。
これは最高の旅になるなとテンション上がったが、実際は揺れがすごくて乗り心地はいまいちであった。とは言えほとんど寝てたんだが。

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午前11時半頃、高雄駅に到着。いやあ疲れたあ、、、

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今回利用したのはALOHAバス。台湾には大手高速バス業者が4つくらいありしのぎを削っている。ALOHAは高級感で売ってるみたい。車両は多少古いような気もしたけど確かに大名気分ではありました。

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とりあえずお腹が空いたので駅の売店で駅弁を購入、ベンチで食べる。しばらくタイ料理ばかりだったので日本に近いこの味付けがうれしかった。

タクシーでホテルにチェックイン。

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ホテルの前にあった「駁二芸術特区」という、高雄港の倉庫街を改装し若いアーティストに開放した施設に行ってみた。

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フリマなどもやっており、高感度な若者が集まるおしゃれスポットであった。

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ここに限らず最近の建築業界は古い建物を活かしたリノベーションが本当に上手だ。いいことだと思う。

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携帯のキャリアショップを探し、プリペイドSIMを購入。昔はいろいろ下調べする必要あったんだが、最近はどこでも適当に現地で調達できる感じがある。

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台湾といえばやはり夜市だろう。高雄でいちばん賑やかと言われる「六合夜市」に繰り出す。
アジアのマーケットというと、バッタ衣料やいらない土産物などの屋台が多く歩いていても実はそんなに楽しくないことも多いのだが、台湾の夜市はほとんどが食べ物屋台でとても楽しい。

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白身魚のから揚げが載ったとろみのある麺。

4月4日 高雄

前日の移動で疲れたので本日午前中はホテルで怠惰に過ごす。

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コンビニ飯もうめー

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一部で有名な高雄捷運(地下鉄)の萌えキャラ「前進吧!高捷少女(進め!高捷(たかめ)少女!)」と記念撮影。

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台湾では賭博は禁止されているはずだが、カジノらしきものを発見。中をのぞくと日本製のパチンコ・パチスロがずらりと並んでいた。
換金できるかどうかは確認できなかったが恐らくできる感じだった。

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By Photo by CEphoto, Uwe Aranas, CC 表示-継承 3.0, Link
オレの趣味の一つに高層ビル巡りがあるのだが、台湾の高層ビルというと台北の「台北101」があまりにも有名だが、2004年まで台湾でいちばん高かったのはこの「高雄85ビル」だったのだ。
「台北101」に負けない変態デザインはあまりに大きすぎて、夜ということもありうまくカメラに収められなかったのが残念。

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75階の展望台まで43秒で登るちょっパヤのエレベーターで屋上へ。
きれいな夜景だった。

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適当な海鮮レストランで夕食。シャコと思って頼んだウチワエビがたいそううまかった。

(続く)

1. 旅行業界最新ニュース  2016/9/20号 Vol.079


1. 旅行業界最新ニュース

バニラエア、ホーチミンへ就航

バニラエアは9月14日、国内LCCとしては初となる成田~台北(桃園)~ホーチミン線の就航を開始した。台北からの以遠権を活用したもので、同社の成田空港に次ぐ桃園国際空港の拠点化を推進するものとなる。
成田からホーチミンまでの航空券がある乗客は台北(桃園)で一旦手荷物を持ったうえで降機し、保安検査を通過後に再搭乗となる。

ジェットスターの成田~メルボルン便が休止、カンタス航空へ

カンタス航空は成田~メルボルン線を12月16日に開設し、系列のLCCが運行する同路線は2017年2月25日に運休すると発表した。カンタス空港は現在、羽田~シドニー線、成田~ブリスベン線を運行しており、同社の日本路線は3路線となる。ジェットスターが運行する成田発着のゴールドコースト、ケアンズ線は引き続き運行する。

ダイヤ
 09:15 メルボルン > 17:30 成田(QF79)
 19:00 成田 > 7:30(+1) メルボルン(QF80)

デルタ航空、エコノミークラスでスリッパの提供を開始

デルタ航空は9月15日、日本発着の米国本土路線およびホノルル路線のエコノミークラス「メインキャビン」と「デルタ・コンフォートプラス」の乗客に機内用スリッパを提供することを発表した。日米間の長距離国際線で、全ての乗客に機内用スリッパを提供するのはデルタ航空が初めてとなる。
また、7月からは日本初の米国本土路線で「ハーゲンダッツ」の提供を開始しており、今後も日本路線のサービスを向上していくという。
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羽田空港、世界の空港ランキングで5つ星

東京国際空港(羽田空港)は、英国の格付け会社SKYTRAX社が実施する「GLOBAL AIRPORT RANKING」において3年連続の5つ星を獲得した。国内線空港総合ランキング、最も清潔な空港ランキングで1位を獲得したほか、交通アクセス、セキュリティー、ターミナルの快適さなどでも高得点をあげた。
また、総合ランキングでもシンガポール(チャンギ)、ソウル(仁川)、ミュンヘンに続く4位となった。なお、6位には中部国際空港、9位には関西国際空港がランクインしている。
http://www.worldairportawards.com/

成田空港と台北(桃園)空港が姉妹に

成田国際空港は、台湾・台北の桃園国際空港と姉妹空港となる覚書を締結したと発表した。東アジアの航空輸送のハブとなる両空港の協力関係を強化し、ネットワークの拡大、高品質なサービスを提供するのが目的。
一方、両空港の所在地である千葉県成田市と台湾・桃園市の友好都市も締結され、空港と行政が一体となり両都市の交流、日台間の航空需要の拡大に向け取り組んでいくという。

エアアジア、初のA320neoを特別塗装で就航

マレーシアのLCCエアアジアは、先日受領した同社にとって初となるエアバスの新鋭機A320neoの初号機をマスコミに披露した。同機はエアアジアの主力となっているA320に最新鋭のCFMインターナショナル製LEAP-1Aエンジンを搭載し、座席数も従来の180席から6席増えた186席となっている。特別塗装が施されたこの機体はクアラルンプール~コタキナバル線に投入される。
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3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~3日目「御柱祭>長野電鉄」~


3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~3日目「御柱祭>長野電鉄」~

好評、ハードコア音鉄(おとてつ)車内走行音派の黒田基介氏による、長野県私鉄走行音録音紀行レポート。3日目となるこの日は上諏訪の御柱祭を見物に行かれたようですが、それだけで帰るはずもなく……。
(注:本事例は2016年4月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。また、一部図版がサイズの関係で判読しづらい場合があります。後日PC用サイトにアップされるバックナンバーには原寸の図版を掲載する予定です。メルマガ版では雰囲気だけでもお楽しみください)

Profile
黒田基介

黒田基介

黒田基介(くろだ・もとすけ)
1975年東京都世田谷区生まれ。音鉄車内走行音派。

2016/04/07



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本日の予定

19:00 上諏訪(片倉館)
御柱祭は氏子の友人の計らいで、柱を引かせてもらった!そしてすごいとこから柱を見ることができた!アニミズム的上位システムの存在を感じざるを得なかった。神道以前からの祭礼。
体の汚れを流しに片倉館へ。サッパリできたが、一日中引っ張って歩いていた疲れがどっと出る。昨日は一日トラブル続きだったので、さっさと風呂から上がりネットで時刻表を調べる。とりあえず終電を調べると、20:50上諏訪発があった。

19:20 上諏訪
スーパーあずさで新宿に帰る他の友人たちを見送って駅近くのラーメン屋「宮坂商店」へ。うまし。特にラーメン好きではないのでラーメンの描写は省く。

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(画像:黒田;宮坂商店)

20:45 上諏訪
駅へ向かう。電光掲示板に20:50の表示がない。20:50は21:50の見間違えだったと気付き、再検索する。寒さと疲れで頭が回っていない。
上諏訪発21:05 – 21:42松本着
松本発21:49 – 22:39長野着
で行くことにする。が、なんと列車遅延情報が電光掲示板に表示されている。駅員に聞くと5分の遅れなので乗り換えに支障はないとのこと。遅延分を考えて、松本では2分の乗り換えで多分トイレに行って録音機をセッティングして・・・難しいができないこともない。駅備え付けのJR時刻表4月版をiPhoneで撮影。友人としばし談笑して21:05発に乗る。

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22:09 松本
21:49の列車は出た後だった。次の列車は22:47発。待ちますとも。長野の宿は確保しているので割と気楽。今日の最悪のパターンは長野に到着できないこと。到着できる列車があるならゆっくり待てる。寒いけど。またもや一本ロスだけど。
★後で確認すると21:49発は特急「ワイドビューしなの」で松本発ではなかったのでどっちにしろ録音できなかった。疲れてた。

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22:11 松本
今回はバックパックに固定した録音機を網棚に乗せる計画だ。疲れているし膝に乗せた録音機を落としてしまいそうだし、運良くボックスシートの窓際に置けたとしても寝てる間に他の乗客とのトラブルが起きる可能性がある。バックパックに録音機を固定して待機・・・。一日目の松本乗り換えでトイレの数が少なくて困ったことを思い出し、22:38着のスーパーあずさ前にもう一度トイレに行っておく。

22:56 松本発車
先頭車両の位置で待ってた。JRの車両はモーター車は大抵二両目ってわかってるはずだ。疲れてるなあ。先頭車両を撮影して、急いで二両目に向かう。録音機は床から遠い網棚に置くのでLS-14はmid50で攻めてみる。途中モニタリングはできない。

0:32 松本>長野
長野到着前から多動が出た。ひとけのなくなった車内で、ドア脇の二人がけに始発からずっと同じ女性と隣り合って座っている。歩き回りたい衝動が体を駆け巡るが、怪しすぎるので下手に動けない。緊急用に持ってきたハッカパイプは録音機をくくりつけたカバンの中だ。取り出せるはずがない。耐える。熱い座席が多動に拍車をかける。祈るような体勢で目を閉じる。
気がつくと寝ていた。起きると長野に到着していた。あわてて降りる。停車してからちゃんと録音マージン取れていたかもわからない。とにかく疲れた。うまくいっていることを祈るだけだ。

0:38 長野
コンビニで食べ物を調達。領収書をもらうのを忘れる。疲れて頭が回らない。長野の深夜は寒い。
コンビニで暖かい飲み物を買い忘れたので、自販機でロイヤルミルクティー購入。コールドだった。参った。

0:40 宿着
二泊で予約したので明日は荷物の大半を置いて出かけられる。一つでもストレスの元が消えると気分が随分楽になる。しかも安いけどツインの部屋でのびのび。いい感じに昭和感。就寝。明日は5時台の列車からスタート。

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(画像:黒田;日興ホテル)

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本日の記録

本日の録音物はありません。