tabinoteメールマガジン 2016/06/28号 Vol.074

Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」下川裕治
3a. tabinote旅行記
3b. 世界一周ノート
4. 世界あの街この街
5. 旅の本屋 のまど イベント情報
6. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

JAL、副操縦士逮捕で小松便が欠航

6月28日、JALの副操縦士が公務執行妨害の疑いで逮捕。乗務予定だった小松空港発、羽田行きJL182便が欠航になった。副操縦士は前日の27日、宿泊先の金沢市内で飲酒、ホテルの前で同便に乗務予定だった機長に暴行を加えたうえ、通報を受け駆けつけた警察官を平手で殴り、公務執行妨害で現行犯逮捕された。

ライアンエア、イギリスから離れる人用エアチケットを発売

アイルランドのLCCライアンエアは、国民投票によるイギリスのEU離脱を受け、6月24日の24時間、100万席限定で、イギリスから逃げ出す人向けのチケットを発売した。同社をはじめ英航空業界はEU残留支持を表明していた。
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成田空港と都心を格安で結ぶ「東京シャトル」がダイヤ改正

京成バス、成田空港交通、京成バスシステム、リムジン・パッセンジャーサービスが運行する空港バス「東京シャトル」は7月1日にダイヤ改正を行う。大江戸温泉物語発着便が5便から10便に倍増するほか、成田空港発の往復運賃(1,900円)の設定、IC割キャンペーンの延長などが発表された。
プレスリリース

成田空港に24時間営業の吉野家登場!!!

成田国際空港は、7月6日より第2ターミナル本館2階に24時間営業の吉野家が出店すると発表した。同空港初の24時間営業飲食店とあって喜ぶ人は多いだろう。また、7月20日より第2ターミナル、出国後エリアにも吉野家がオープン、こちらは24時間営業ではないが牛骨出汁ラーメン、ビーフ&テリヤキチキンコンボなどのオリジナルメニューが提供される。

ウィン・リゾーツ、マカオに新しいリゾートホテルをオープン

ベガスのカジノ王、スティーヴ・ウィン率いるウィン・リゾーツが、マカオ・コタイ地区に大型リゾートホテル「ウィン・パレス」を8月23日オープン、すでに公式サイトでは予約を開始している。同社はすでにマカオに「ウィン」、「アンコール」と2件のカジノホテルをオープンしており、同社にとってマカオで3つ目、ラスベガスを含めると5つ目の施設となる。
公式ページ
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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

シンガポール線最後のフライト

 シンガポール路線、最後のユナイテッド航空に乗った。6月1日のUA803便。この便が翌日、シンガポールから成田に飛んで、シンガポール線のユナイテッド航空便はなくなる。
 マイレージの関係で、年に4回はユナイテッド航空に乗らなくてはならない。シンガポール路線の廃止はかなり痛い。
 スターアライアンスのマイレージを貯めるきっかけになったのは、成田とバンコクを結ぶユナイテッド航空だった。しかしこの路線が廃止になり、頼みの綱はシンガポール路線だったのだが……。
 かつてユナイテッド航空は、成田を基点に多くのアジアの都市を結んでいた。香港、バンコク、台北、ソウル、上海、シンガポール……。それらの路線が次々に廃止されていった。アジアとアメリカを結ぶ便を減らしたわけではなかった。成田経由をなくし、アジアの諸都市から直接、アメリカへ向かうルートに切り替えていったのだ。いまでも上海や北京、香港の空港に行くと、ユナイテッド航空機の姿をよく見る。これらはダイレクトにアメリカに向かう。成田が外されてしまったのだ。
 こう書くと、すぐに日本経済の衰退に結びつける向きがある。たしかにそれも一因だろうが、いちばんの理由は、アジア各国の経済発展が急で、成田に寄る前に席が埋まるからではないかと思う。そこにより長距離の飛行が可能な機材という拍車がかかった。
 最後のシンガポール行きユナイテッド航空は、ちょっとしたイベントでもあるかとも思った。この便をよく利用した人が、記念フライトで席を埋めるような気もした。
 しかし乗り込んでみると、そのどちらもなかった。機内はがらがらだった。帰りの便は翌日しかないのだから当然である。なにか残務処理をこなすフライトのようで、少し寂しかった。客室乗務員も、これといった感慨もなく、淡々と仕事をこなす。パイロットの機内放送もいつもと同じだった。
 予定より10分ほど早く、シンガポールのチャンギ空港に到着した。絨毯が敷かれた通路を歩きながら、「ふーッ」と溜め息をつく。こうしてユナイテッド航空に乗ってシンガポールに着くことはもうない。
 さて、これからどうしようか。アジア内で残っているユナイテッド航空の路線は、成田―ソウル、香港―シンガポールだけのように思う。成田―ソウル間が廃止にならないのは、韓国の経済事情だろう。しかしその運賃はとんでもなく高い。残っているのは、香港とシンガポールを結ぶ路線?
 また溜め息をつく。

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変わらない機内食。味もメニューもまったく同じだった

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3a. パナマ旅行記 ~カーニバルで踊り狂え!~ その2

世界20カ国以上を訪れた享楽旅の達人、官能小説家大泉りかさんによるパナマ旅行記、後編です。
(注:本事例は2016年2月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。)

Profile
大泉りか

大泉りか

大泉りか(おおいずみ・りか)
1977年、東京都練馬区生まれ。官能小説家、コラムニスト。スポーツ新聞や女性向けウェブサイトなどに連載多数。近著に『性感ヨガレッスン 柔肌美女に囲まれて』『誘惑カフェ 叔母・人妻・女子高生たちと蜜色バイト』(リアルドリーム文庫)、『サディスティック88』(小学館ガガガ文庫)のほかに、男性向けモテハウツー『もっとモテたいあなたに 女はこんな男に惚れる』(イーストプレス・文庫ぎんが堂)などの実用書も手がけている。
大泉りか公式ブログ http://blog.livedoor.jp/ame_rika/

パナマ二日目は、地方都市のラス・タブラス(las tablas)へと向かいことにしました。パナマシティのカーニバルよりも盛り上がっているという噂を聞いたからです。
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モールに併設されたAlbrookというバスターミナルから出発です。

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バスは韓国製。エアコンも効いていて、なかなかの乗り心地。チケットはおおよそ10バルボア程度(※1バルボア=1ドル=126円程度※2016年2月)でした。途中、ペダシ(pasadi)という街でマイクロバスに乗り継ぎさせられるようです。

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車窓から。これがかの有名なパナマ運河です。

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10分も走っていないというのに、もう何もありません。

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途中でトイレ休憩。軽食なんかも売っていました。わたしはずらりと並んだ白いカップに入った何かが気になって購入しました。

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中身はこちら。ドゥルセ・デ・レチェという液体キャラメルでした。美味しいですけど、ものすごく甘い。

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途中、渋滞につかまりながらも、6時間ほどかけて、ようやくラス・タブラスの街に到着したのはいいけど、完全に祭の後!

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カーニバルには昼の部と夜の部があるらしく、ちょうど昼が終わったところでした。尋ねると夜の部は20時からスタートとのこと。ホテルに戻ってしばし休憩。

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そして夜の20時すぎ。再び会場に戻ると、人が増えていました。

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広場の真ん中に作られた骨組みの上から、芸能人らしき人々がキーホルダーやTシャツなどを投げています。

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ぐるぐると広場の周りを踊りながら回り続ける人々。

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民族衣装を着た女性たちが多くいます。

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祭りといえば屋台。芋と鶏肉と炒めた米。

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こちらは奥の鉄板で作った出来立てを提供してくれる模様。

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溢れんばかりにツナの入ったマフィンのような食べ物でした。マヨネーズ味が懐かしい。

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こちらはハンバーガー。マヨネーズが入るのがマヨネーズ好き(わたしです)には嬉しい。

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待ってました!フロートに乗ったブラス隊の登場です。

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パナマ帽は庇の部分をぐっと曲げて被るのが定番みたいです。

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その後に引き続き、女性たちが乗ったフロートが。

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フロートのセンスがなんとも言えません。

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カッコイイですけどね。

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そのうち花火も上がり始めました。人の列を10メートルほど堰き止めて花火を設置し、打ち上げるので、ものすごく間近いです。

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路上でビールを飲んで踊ってひたすらに広場をぐるぐると回っていうと、酔いも回ってきてしまい、日付が変わることにギブアップ。ちなみにこの日は最終日なので、朝の7時だか8時まで祭りが続くそうです……。

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翌日の昼前。街に出るとまるで昨晩の騒ぎが嘘のように街は静まり返っていました。

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野外ディスコの後。取り壊し中です。

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街中のレストランも静か。朝まで騒いでいたら当然というか、レストランがやってることにむしろ、驚きました。

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朝ごはんにチキンヌードル。

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そして鶏の素揚げとポテトフライ。総じて、パナマは食べ物がシンプルです。基本的に焼いた鶏や牛肉をシンプルに塩と胡椒で食らう、物足りなければ自分でチリソースを加える、といった素材の味を楽しむものが多く、アジアの複雑な味に慣れていると少し物足りないと感じることも確かです。ただ、シンプルゆえに飽きずに食べられるという利点はありますが。

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街中の看板。ビール缶が民族衣装を身に着けたキャラが可愛い。

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くじを売る売店。“ハレの日”は終わりを遂げ、もうすっかり日常です。若者の姿がないのは、まだ寝ているからでしょうか。祭りもいいですが、こうしたのんびりとした日常の風景も、「遠くに来た」という感じがしていいですね。以上、パナマのカーニバルの様子でした。

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3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。2014年11月帰国。

Profile
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青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社→帰国→セカシュー。

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3b. 世界一周ノート 第48回:セカシュー紀行-その2

前回はこちら

「ニューヨークでのセカシュー」

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僕は南アフリカで強盗に遭った損失を取り戻すため、ニューヨーク(以下NY)で大学時代の先輩の家に居候をさせてもらいながらアルバイトで資金稼ぎをすることにした。シドニー同様、NYにも日本人向けの求人サイトがあって、僕はそこから日本食レストランのランチのウェイター職を手にすることができた。ウォール街のど真ん中にあるその老舗は、911事件経験者などもまだ在籍していて、色々と興味深い話を聞けたり面白い出会いが多かった。もちろん、ここでも僕は末端の労働者として存在し、華々しいニューヨーカーではなく、最下層民たちと共に生きていた。
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NYでの末端の労働者を語る上で欠かせないのが「アミーゴ」たちの存在だ。彼らラテン系不法移民はNY全体の末端労働を支配し、NYは彼らなしでは機能しないほどに彼らに支えられていた。僕の働いた日本食レストランにもアミーゴたちは何人も居た。アミーゴたちは親族のつてを使い、ブローカーを介して国境を越えていた。もちろんそれには命懸けの行程もあるようで、「親戚が2週間前にメキシコを出たのにまだ着かない・・・」「輸送中に死んだ」などの海外ドラマみたいな話が実際に転がっていた。

不法移民や不法就労に世界一に甘い反面、正規ビザに関しては世界一厳しいのがNYだった。だから日本人に関して言えば学生ビザを繋いで滞在したり、特定の企業のみでの就労を許可されるビザなどを申請して滞在している人が多かった。ただ、これでさえ非常に難易度が高く、何の武器も持たない人間にとっては長期滞在に向かない街というのが正直なところだった。そして流されやすい日本人は、アミーゴという最強の悪例を見ながらとんでもないことになっていたりした・・・


[case01 Nさん 30代女性]
Nさんは学生ビザが切れ不法滞在ルーキーだった。NYでの生活は10年は越え、ビザの延長に限界がきた。レストランでもランチ、ディナーとたくさん働き、優しい人だった。ただ、彼女自身は不法滞在になってしまったことに焦っていて、帰国すればもうNYには戻れない不安を口にしていた。NYに居る具体的な目的はなくて、無為に過ごしているように映った。Nさんにはもう一つの問題があった。それは彼氏の存在だった。Nさんの彼氏はアミーゴだったのだ・・・
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[case02 Sさん 40代女性]
Sさんはレストランのお局的な立場の人で、仕事にも厳しかった。NYでの滞在は長く、20代の頃から帰国はしていなかった。もちろん不法滞在バリバリで毎日スポーツウェアーで出勤し、お母さんのような人だった。僕は気に入られていて、手作りのお弁当をもらったり給料のチップを少し多めにもらったりしていた。そんなSさんには別の顔があった。どうしようもないパーティーピーポーだったのだ。夜はスポーツウェアーをドレスに着替え、夜な夜な遊びに繰り出していた。特定の相手は居らず、外国人を貪り続けていた。
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NYでのセカシューは本当に難易度が高いと思う。本当に実力や才能がない限りは難しく、運も必要なため、シドニーのように単なる人足として入り込める隙はないように感じた。そしてNYに居る人たちはどこか不幸に見えた。それなのにNYで生活しているというプライドだけは高く、それに相応しいものは何一つ持ち合わせていなかった。NYの底辺は閉塞感漂うまさしく蜃気楼だった。憧れのニューヨーカーたちは今日もわかりきった詰将棋を延々と続けている。

次回は実際の僕のセカシューについて記します。

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4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第68回 グアム


グアム Gab Gab Beach (トリップアドバイザー提供)

グアムの旗(※政治的にはアメリカ合衆国準州)

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

日本から行ける最も身近な南国リゾートの1つ。ビーチの美しさや大自然の素晴らしさはもちろん、日本人の多さや子連れでもなんとかなりそうな安心感も人気の秘密。戦争の爪痕など歴史を感じる史跡も。

グアムは南北およそ50km弱の島。中央部には空港があり、リゾートホテルの建ち並ぶビーチタウンのタモンや首都ハガニアなどの都市がある開発が進んだ地域。南部は自然が多く残されており、北部の多くは米軍基地となっている。
今回のガイドはタモンとハガニアを中心にお届けする。
タモンビーチ から Chamorro Village   Google マップ


まずはタモンから。タモンはビーチ沿いにのびる通称「ホテル・ロード」沿いの一帯で、大型ホテル、ショッピングセンター、免税店、レストランなどが並ぶグアム最大の繁華街。タモンエリアの滞在だけしかせずに帰国する旅行者も多い。

グアムといえばやはり海。タモンの街は結局の所ビーチとホテルとショッピングに尽きる。


Tumon Beach (トリップアドバイザー提供)


Ypao Beach Park (トリップアドバイザー提供)

雨の日はプレジャーアイランドに行ってみよう。免税店のギャラリア、世界最大長さ100mの水中トンネルをほこる水族館アンダーウォーターワールド(トンネル以外の展示は少ない…)、そしてシアターレストランのサンドキャッスル&グローブなど、大人も子供も楽しめるアミューズメントがもりだくさん。

Underwater World (トリップアドバイザー提供)


Sandcastle Guam (トリップアドバイザー提供)

消費税がないグアム、買い物が目当てという場合も多いだろう。タモン地区には先述のギャラリアをはじめずらりと免税店がならぶ。
マイクロネシアモール(Micronesia Mall)はグアムで最大のショッピングセンター。カジュアル衣料やおみやげ探しに便利。フードコートにシアターもあり雨の日の時間つぶしにも最適。

Micronesia Mall (トリップアドバイザー提供)

グアム・プレミア・アウトレットはグアム最大のアウトレットモール。巨大フードコートは一見の価値あり。

Guam Premier Outlets (トリップアドバイザー提供)

マイクロネシアモールの近くにはローカル色たっぷりの朝市が出る。
野菜や魚、総菜、フリマ的な中古品などが多いが、実は食べ物の屋台が人気。タピオカや粥、南国風の焼き鳥などホテル飯に飽きた方も十分満足できる。

Morning market Dededo (トリップアドバイザー提供)

恋人岬はタモン湾の北側にある岬。若い地元民の恋人同士が心中したという言い伝えの残る岬は、現在グアムでも屈指の景勝地となっている。高さ122mの断崖からは島の海岸線や海をのぞむ大パノラマが拡がる。夕陽が沈む時間も美しい。タモンからのシャトルバス利用が便利。

Two Lovers Point (トリップアドバイザー提供)


ハガニアはグアムの首都で、島のほぼ中央に位置する。スペイン統治時代の街並みや戦跡、島の伝統的な史跡など歴史の息づかいを感じることのできるスポット。

ハガニア大聖堂はスペインの神父が残したカトリック教会。1944年当時、日本占領下にあったグアム(当時は大宮島と呼ばれた)を米国が爆撃し、教会も焼失した。現在の建物はその後再建されたもの。



Dulce Nombre de Maria Cathedral Basilica (トリップアドバイザー提供)

ラッテストーン公園は先史時代の史跡。この巨石は先住民のチャモロ文化を伝えるものとして親しまれており、グアム国旗にも描かれている。

Latte Stone Park (トリップアドバイザー提供)

チャモロビレッジは伝統工芸や雑貨、地元料理のレストランなどが集まる観光スポット。水曜夜にはナイトマーケットがひらかれ、タモンからのシャトルバスも運行される。

Chamorro Village (トリップアドバイザー提供)

また、グアムには各所に戦争遺構が残されている。
ラッテストーン公園内には日本軍の防空壕跡がある。

Latte Stone Park (トリップアドバイザー提供)

太平洋戦争国立歴史公園は米海軍の上陸地にひらかれた公園&ミュージアム。屋外には潜水艦や魚雷、砲台が展示され、当時の様子がわかる無料の施設がある。



Pacific National Historical Park (トリップアドバイザー提供)


もしあなたがグアムリピーターなら、もしくは喧噪のホテルステイが苦手なら、島の南部を訪れるとよいだろう。

メリッツォはグアムで最も美しいとされる自然が残る村。標高300mの山々と透明なブルーのビーチがひろがる。沖合にあるココス島は「奇跡の青」と称される美しい海がひろがり、マリンスポーツもさかん。

Cocos Island Resort (トリップアドバイザー提供)

イナラハンは歴史保護区に指定されている小さな村。スペイン統治時代の史跡が残り、美しい教会が建っている。海水の浸食や戦時中の爆撃によってできたとされる天然のプールも体験してみたい。

Inarajan Natural Pool (トリップアドバイザー提供)

VELTRA



Table 35

ホテルやショッピングセンターのフードコートにはアメリカ料理、イタリアン、中華に和食などあらゆる国の味覚が集まり、日本人にとっては食事に不自由しない場所といえるだろう。ポピュラーなお店・メニューはステーキ、ハンバーガ-、バーベキュー、ピザ、クスクス、タイやベトナムのカレー、韓国料理と焼肉、寿司、ラーメンなどなど。日本式の居酒屋やカレーチェーンまである。
やはり一度は味わいたいのがシーフードだろう。鮮度自慢の店なら氷漬けのショーケースに並んだ魚介類を好みの方法で調理してくれる。ロブスターのグリルや巨大な蒸しカニなどは、島ならではのおいしさ。

せっかくなのでグアムのローカルな味、チャモロ料理も体験してみたい。伝統的な食材とアメリカ、スペイン、日本などグアムに関係の深い国々の食文化が融合して生まれたもので、ココナッツ、唐辛子、レモン汁、しょうゆなどを用いた甘めの味。日本人の口にもあうと評判。代表的なメニューは魚介のココナツミルク煮、スペイン仕込みの揚げ魚エスカベッシュ、タコのマリネ、ヤシガニのボイル、甘辛いポークチョップや真っ赤なレッドライスなど。


Proa Restaurant


日本からの行き方

(空路)
日本からのグアム便は非常に豊富で、成田、関空、名古屋はもちろん札幌、仙台、福岡からも直行便がある。
曜日にもよるが、夏スケジュールの場合成田からはデルタが一日3便、ユナイテッド(ANAコードシェア)が2便、JALが1便あり、午前もしくは夕方のフライトで現地に4時間後到着する。
関空からはデルタ、ユナイテッドおよびLCCのティーウェイ航空、大韓航空便がある。その他の地方空港からはユナイテッド便が出ている。

便数が多いため料金もこなれており、オンシーズンの成田線正規割引運賃が3万円台から。関空のティーウェイ航空は片道1万円という季節もある。

(パッケージツアー)
航空券の相場が特に高いわけではないが、グアムといえばツアーの利用が一般的だろう。グアムツアーはキャンペーンや特売の目玉になりやすく、3万円を切る格安ツアーもめずらしくない。一方でJAL便利用の高級リゾートに泊まるようなツアーもあり、選択肢は広い。
目安としては、2名一室エコノミーホテル滞在の場合、7月のツアーが3万円~、夏休みシーズン以降は5万円~、9月がやはり3万円~といったところ。7月の最初の週や8月の最終週などは掘り出しもの的な格安ツアーが見つかりやすい。

(空港)
グアムの玄関はグアム国際空港(GUM)。正式名は島出身の政治家から名前をのってアントニオ・B・ウォン・パット・グアム国際空港という。もともとは日本海軍の飛行場として建設された。年間旅客数300万人、離発着4万回をほこる国際空港であり、ユナイテッド航空のハブ空港の1つである。24時間運営されている。日本発着便以外には、台北、仁川、釜山、香港、マニラ、サイパン、ホノルル便などがある。
プライオリティ・パスで入れるラウンジが1箇所。

空港からの公共交通機関はなく、ツアーの場合はツアーバスかホテルの送迎、個人旅行者はホテル送迎、タクシー、レンタカーなどを使うことになる。




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地理と気候

グアム島は太平洋、マリアナ諸島南端の島。小笠原諸島の父島からさらに南に1500kmほど。北緯13度で、緯度的にはフィリピンのルソン島とほぼ同じ。
歴史的に日本との関係は深く、ジョン万次郎の時代から往来があったという。日系人も多く、現地で大学の総長や警察総監などの名士となった人もいる。

「常夏の島」と呼ばれ、年間を通じ最高気温およそ30度、最低気温20~25度程度。
比較的雨が少なく、海の透明度も高い12月~4月中旬がベストシーズン。6月後半から11月中旬にかけて雨季となる。台風は7月~10月。日本の夏休みはかならずしもベストシーズンではないが、ハイシーズンとしてホテル代は高めとなる。

時差はプラス1時間。日本の正午が午後1時。サマータイムはない。

グアム   Google マップ
(画像:Google)


言語と通貨

英語が基本だが、都市では日本語の通用率も高い。特にタモンではほぼ日本語で買い物であってもタクシーであっても用が足りてしまう。
人種構成は原地系のチャモロ人が4割、フィリピン系が3割、その他白人、アジア系など。日本人も多く、在留邦人は5000名弱、全島人口のおよそ3%を占める。それ以外にも多くの日系人がいる。

通貨は米国ドル。1ドル=104円程度(16年6月時点)。日本円が使えることもあるが、レートは悪いのでやはりドルかクレカを使った方がよい。

物価は観光地+島ということもあり高め。東京とあまり変わらず、アメリカ本土よりもやや高い。しかし、同じ米領の島であるハワイなどと比べれば消費税がないこともありリーズナブル。
食事付きのツアーの場合はあまり物価を気にする場面がないかもしれない。
消費税がなく基本的に免税。そのためブランドもののショッピングを目当てにする旅行者も多い。免税範囲は20万円未満。たとえばグアムで25万円、10万円、12万円のものを購入し合計47万円となったた場合、20万円未満の単品アイテムで最も高い12万円が免税対象となり25万円、10万円のアイテムについては全額課税となる(はずです…)。

目安として、タクシー初乗り2.4ドル。最初の1マイルが4ドルで、これに加えてチップが10~15%。
店で飲む生ビールが4ドル~、缶ビール6缶で10ドル~。なお、午前2時から午前8時までアルコールは販売されない(外食店でも禁止)。ビールが手放せない人は深夜になる前に買い込んでおこう。

クレジットカードは必須で、ホテルからスーパーまでカード一枚でだいたい用が足りる。現金の両替はチップやタクシー用など少しでOK。ドルの調達は日本でしておくのが鉄則。

チップの習慣がある。タクシーは1~2割程度(最低1ドル)、ホテルのベルボーイやベッドメイクには1ドル程度、ルームサービスやレストランは代金の1~2割。サービス料が含まれていれば不要(特に日本人の多い店ではチップ込みの会計になっていることが多い)。
クレカの場合、チップは伝票のチップ欄に任意の額を書き込んで会計してもらう。チップのみ現金をテーブルに置いてきてもよい。


(画像:Wikipedia提供)




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ビザと治安

旅行者をねらった窃盗やぼったくりなどが少ないとは言えず、特に日本人はカモにされがち。
ホテル街でのスリ、ビーチでの置き引き、レンタカーねらいの車上荒らしなども発生している。
特に歓楽街のマッサージパーラー、女性が接客するカラオケバーやナイトクラブなどは口コミなどを参考に十分注意し、自己責任で利用すること。
凶悪犯罪にあう危険性は少ないが、ひったくりの被害は多い。2013年にはタモンで無差別通り魔事件が発生しており、日本人旅行者が巻き込まれ死者も出る惨事となった。

なお、一部で麻薬(マリファナ)が流通している。日本の大麻取締法は国外使用も例外扱いにはしておらず、違法である。犯罪に巻き込まれる可能性も高まるので手を出さないこと。アルコールは20歳ではなく21歳以上となっているので注意。

原則アメリカへの入国には電子渡航認証システム(ESTA)の事前申請が必要だが、「グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム」により90日以内の滞在ならビザ不要となる(グアムおよび北マリアナ諸島のみの滞在に限る)。


市内交通

いわゆる公共交通は、旅行者用のシャトルバス以外には存在しない。

(シャトルバス)
タモン、ハガニア、タムニングエリアを周遊している。有名ホテルや免税店、ショッピングモール前がバス停となっている。バスが近づいてきたら手を上げてドライバーに合図をすると確実。
チケットは一回券が4ドル、1日券が12ドル、WiFi付の2日券が15ドルなどいくつかの種類がある。

(タクシー)
流しのタクシーはなく、ホテルのフロントやレストランのスタッフに頼んで配車してもらう。
観光客に声がけしてくるドライバーは避けた方がよい。また、ちゃんとメーターを使ってくれるかどうか確認しよう。
初乗りが2.4ドル、最初の1マイルが4ドル、以降0.25マイルごとに80セント。他、大きな荷物は1ドル、チップが10~15%程度。

(レンタカー)
はっきり言ってグアムではレンタカーが王道。一瞬も缶ビールを手放せないなら別だが、公共交通機関がなくタクシーも安いとは言えないグアムで自在に動くならクルマを借りるのが一番。

レンタル時は国際免許証がなくとも日本の免許でOK。
21歳未満は借りることができないか、割増料金が必要となる場合が殆ど。
料金は日本で一般的な日数ベース(フリーマイレージ)と、走行距離に応じてカウントするタイム&マイレージの2種類ある。フリーマイレージの場合小型車で30ドル~/日といったところ。
交通ルールはアメリカに準じ、右側通行である。

(レンタサイクル)
タモン~ハガニア間は10kmたらずで自転車にちょうどよい距離。ビーチ沿いをわしゃわしゃ漕ぐのも悪くない。道が悪い箇所もあり、坂も多く雨の心配もあるのでマウンテンバイクがおすすめ。
ホテルや以下に掲載するレンタルショップで貸し出している。料金は5時間で10ドル~。

Convenience Store Osaka (トリップアドバイザー提供)


ホテル


Guam Reef and Olive Spa Resort (トリップアドバイザー提供)

グアムの場合は航空券とホテルのセットツアーが多く、ホテルだけを別途取る機会は少ないかもしれない。ある程度のツアーならそれほどひどい宿があてがわれる可能性は少ないが、それでもホテルはグアム旅行の楽しさを左右する大事な要素。
人気のホテルはすぐに埋まってしまう。オンシーズンだと3つ星ホテルが1.5万円、4つ星で2万円台、それ以上となると3~5万円といったところ。ツアーが十分にが安いこともあり、いわゆる安宿は多くない。

ホテルはやはりほとんど島の中央部に集中している。
大人数であったり料理を趣味にしているならコンドミニアムを借りるという手もある。広大なキッチンやパワフルな電圧のレンジなど、なかなか楽しい。

Airbnbも重要な選択肢。南部、北部といった通常のホテルが少ない地域にも物件があり、ホテルの半額程度の予算で快適そうな物件を探すことができる。人気物件はすぐ埋まるので、レビュー内容とキャンセルポリシーに気をつけつつ早めに予約を。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
VerizonやAt&Tなどアメリカのメジャーなキャリアはグアムで携帯事業を行っていない。そのためグアムはソフトバンクの「アメリカ放題」対象外(Sprintのカバー外)であることに注意。

グアムで代表的な携帯キャリアはDocomo Pacific、GTA Teleguam、iCONNECT、IT&Eなど。
SIMの調達はマイクロネシアモール(Micronesia Mall)、アガニアショッピングセンター(Agana Shopping Center)などのショッピングモールがいい。キャリアのショップが入居しており、観光客慣れしている。

Docomo Pacificはグアムおよびサイパンで営業している。日本のNTTドコモグループだが、特に日本語のサポートがあるわけではない。
「UNLI! Prepaid」プランの場合データ+通話SMS無制限で2.95ドル/日、同3日間で8ドル、同5日間で13ドル。従量の「Pay As You Go」プランは通話が0.2ドル/分、データが0.1ドル/メガ(100メガで10ドル)となっておりデータをガンガン使うなら割高。

GTA Teleguamは3ドル/日の「Daily Plan」があり、データ無制限。
この他に月間プランや従量の「Pay As You Go」プランがあるが、「短期滞在でかつデータをたくさん使う」という旅行者には割高となる。

iCONNECTは2.25ドル/日の「All In」プランがデータ無制限。他キャリアにくらべやや割安。

Micronesia Mall (トリップアドバイザー提供)

IT&Eには「MOTION BROADBAND」というデータを後付け購入できるプランがある。
5ドルで500メガ、20ドルで3ギガ。

面倒なことが嫌いな方はWiFiルーターを借りていったり海外の数カ国で使えるSIMを買っていくのも手。ルーターレンタル代は5日間で4000円程度。



(WiFi)
マクドナルドやバーガーキングなどのファーストフードチェーンやカフェ、ショッピングモールでWiFiが提供されている。
また、GuamWiFiという有料の旅行者向けWiFiサービスがあり、モールなどで利用できる。ただし7日間で30ドルと安くはない。
無料WiFiは時間制限されている場合もあり、GuamWiFiも高いので、できればレンタルルーターかSIMを調達していきたいところ。

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5. 旅の本屋 のまど イベント情報:
 7月1日(金)カルロス矢吹さん スライド&トークショー
 7月22日前編(金)&29日後編(金)下川裕治さん スライド&トークショー

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/


新刊「NEW LONDON  イーストロンドンガイドブック」発売記念
◆ライター カルロス矢吹さん  スライド&トークイベント◆
「注目の街 イーストロンドンの楽しみ方」

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新刊『NEW LONDON  イーストロンドンガイドブック』(DUブックス)の発売を記念して、著者でライターのカルロス矢吹さんをゲストにお迎えして、今、注目の街、イーストロンドンの楽しみ方についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。「のんびりイビサ」、「アムステルダム~芸術の街を歩く」など、ご自身も旅好きで海外カルチャーに関する著作が多数あるカルロスさんが今回注目したのはイーストロンドン。本書では、ロンドンでいちばんエキサイティングでヒップに生まれ変わったイーストエリア、Shoreditch、Brick Lane、Bethnal Green、Dalston、Hackney Cetntral、Stoke Newingtonの6つの地域のカフェ、多国籍料理、ギャラリー、セレクトショップ、ミュージアム、雑貨、マーケットなど、最先端グルメやショッピング、お散歩スポットなど135軒が紹介されています。今回のイベントでは、現地ロンドンに足を運び、取材をしてきた旅好きなカルロスさんならではの貴重なロンドンのお話が聞けるはずです。カルロスさんのファンの方はもちろん、ロンドンのカルチャーや音楽に興味のある方はぜひご参加ください!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。

カルロス矢吹(かるろすやぶき)

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1985年宮崎県生まれ。ライター、構成作家、(株)フードコマ代表。大学在学中より、グラストンベリーなど海外音楽フェスティバルでスタッフとして働き始める。以降、日本と海外を往復しながら、ライター業やラジオ・TVの構成を開始。コンサート運営、コンピレーション編集、美術展プロデュースなど、アーティストのサポートも行う。2012年より、日本ボクシングコミッション試合役員に就任。山中慎介や内山高志ら、日本人世界チャンピオンのタイトルマッチを数多く担当。

◆カルロス矢吹さん公式HP
http://foodcoma.jp

【開催日時】  7月1日(金)   19:30 ~ (開場19:00)  
【参加費】   1000円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内  
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど 
 協力:DUブックス

新刊「ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行」発売記念
◆下川裕治さん  スライド&トークショー◆
「ユーラシア大陸縦断鉄道旅の魅力 ~ シンガポールからロシアまで」

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新刊『ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行』(中経の文庫)の発売を記念して、旅行作家の下川裕治さんをお招きして、ユーラシア大陸縦断の鉄道旅の魅力について前編、後編の2週に渡ってスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。東南アジアの「マイナー国境」をひたすら越える旅や超過酷なユーラシア大陸を横断する鉄道旅、格安エアラインで世界一周するなど、60歳を超えてなお、いまだにハードなバックパック旅行を続ける下川さんが今回挑戦したのは、シンガポールからロシア領ムルマンスクまで、ユーラシア大陸を縦断する鉄道旅。ミャンマーでは乱気流に呑まれた飛行機のように激しく揺れる列車に悩まされ、極寒のモンゴル草原では寒風吹きすさぶローカル駅に佇む物売りおばさんの売りあげに思いを馳せるなど、中国からロシアへ茶葉を運んだ交易路「最後のシルクロード」を辿りつつ、ユーラシアの果てを繋いだ過酷な鉄道旅になっています。7/22(金)の前編ではシンガポールからマレーシア、タイ、ミャンマー編を、7/29(金)の後編では中国、モンゴル、ロシア編のお話をしていただく予定です。下川ファンの方はもちろん、海外の鉄道旅が好きな方や国境フェチの方、バックパック旅行に興味のある方はぜひご参加ください!
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※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。

下川裕治(しもかわゆうじ)

1954年長野県松本市生まれ。旅行作家。『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、主にアジア、沖縄をフィールドにバックパッカースタイルでの旅を書き続けている。著書に、『鈍行列車のアジア旅』『「生き場」を探す日本人』『世界最悪の鉄道旅行ユーラシア横断2万キロ』『週末アジアでちょっと幸せ』『「行きづらい日本人」を捨てる』 等。

◆下川裕治さんブログ「たそがれ色のオデッセイ」
http://odyssey.namjai.cc/


【開催日時】  ・7月22日(金) 前編  19:30 ~ (開場19:00)
        ・7月29日(金) 後編  19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   各900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
  ※定員になり次第締め切らせていただきます。
  ※参加希望日(2回とも、前編のみ、後編のみ)の明記をお願いします!
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど
 協力:KADOKAWA

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6. 編集後記

tabinoteワタベです。
さーて、先週から世界のニュースは英国のEU離脱問題一色でしたね。
世界が大混乱というきざしもありますが、ライアンエアーのイギリスを逃げだそうキャンペーンなんかを見ていると、その逞しさがあればなんとかなりそうな気もします。欧州便はますます景気低迷でバーゲン、さらに円高となれば日本からの旅行も盛り上がるかも…。

さて、tabinoteメールマガジン第74号をお届けします。
成田行き東京シャトルが増便だそうです。ますます便利になりますが、個人的には成田から東京西部まで乗り入れてくれるとうれしいんですよね…。
下川裕治さんの連載はユナイテッドのシンガポール線。鉄道なんかですと最終フライトはファンが集まりますが、飛行機の場合はさみしいもんですね…。イベントもなかったようです。
旅行記は大泉りかさんのパナマ旅行記・後編です。前回にひき続き、今回もナイトカーニバルの様子を書いていただきました。こういうイベントの場ではあり余る現地人の体力に驚きますが、まったくひけを取らない大泉さんのバイタリティにも脱帽であります(パナマだけに)。
青木さんの世界一周ノートはセカシューのニューヨーク編。前回オーストラリアよりもハードルが高い分、こじらせ度もマシマシということでしょうか…。
下川さん、青木さんの2大暗黒連載でどよーんとした気持ちを晴らすべく、「あの街」ではグアムを特集しました。今回のガイドには攻略記事や珍スポ情報はありません。近い、安い、のんびりのひたすら快適なリゾート。難しい世の中、たまにはこういうのもいいんじゃないでしょうか…。
西荻のまどさんのイベントは7月1日のカルロス矢吹さん。タイムリーなロンドン特集です。そして7月22日&29日はまたまた下川さん!しかも2週連続!tabinoteスタッフも伺う予定です。
それでは、次号もよろしくお願いいたします。


さて、先日「世界ダークツーリズム」が洋泉社より刊行されました。

世界ダークツーリズム

ダークツーリズムとは戦災や災害跡地、虐殺現場や収容所、強制労働など死や悲劇の生じた現場をめぐる観光のこと。
角田光代さん、古市憲寿さん、森達也さん、蔵前仁一さんなど硬軟とりまぜた豪華な執筆陣で、写真も豊富。我らが下川裕治さんは南京、ハルビン、ハノイと3ヶ所寄稿されています。
この本にはなんと現地までの行き方ガイドがついています。リサーチはこの手の調査が大好物なtabinoteが担当しました。
発売を記念して、tabinoteでもいくつか「負の遺産」に関する旅行記を掲載していますので、ぜひご覧下さい。
南京大虐殺記念館
キリングフィールド
サラエボ
ザクセンハウゼン強制収容所


tabinoteサイトでは過去の有料メルマガ連載を全編アップしており、無料でご覧いただけます
連載:下川裕治さん
連載:吉田友和さん
連載:柳下毅一郎さん
連載:水谷さるころさん

次回第75号は7月12日(火)の発行予定です。


発行:有限責任事業組合tabinote
http://tabinote.jp

※本メルマガの連載原稿または寄稿、告知などの著作権は著者・情報発信元に帰属します。その他の著作権および全ての編集著作権はtabinoteに帰属します。記事の引用・転載は出典を明記いただくとともに、諸関連法規の定めに従っていただきますようお願いいたします。

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