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3a. tabinote旅行記 トルコ・女一人旅 Vol.04


3a. tabinote旅行記 トルコ・女一人旅 Vol.04

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英賀ナオコ

英賀ナオコ

日芸写真学科在学中。メキシコ育ちの転勤族。
カメラは主にNikon、FE2、35mmフィルムカメラ。好きなタイプは、ほっといても1人で生きていけそうな人。

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はじめに

tabinoteハマです。5回に渡って連載している英賀ナオコさんのトルコ・女一人旅、4回目になります。
現在大学で写真を学んでいる彼女の、素晴らしい写真と文才をお楽しみ頂ければと思います。
無料で読めるメールマガジンでは毎回コラムを2本掲載していきますが、サイトの方にも新規に2本づつ掲載していきますので(リンクはコラム下にあります)、どちらもご覧頂ければと思います!


ロカンタ

ロカンタ
イスタンブールに来初めの頃。観光地のレストランに行って、物足りなさを感じていた。
それなりに味は良いが、値段が高い。
サラダ、メイン一匹、コーラにパンで35TLです。って言われた時の驚きは、「マジでこれが!?」というものだった。

「もっと安くて、美味しい、地元の人が来そうなところに行きたいよ!」

と、エリフさんに相談したところ「じゃ、ロカンタに行けば?」と言われた。
旅本にも書いてあった、ロカンタという大衆食堂。場所は今回泊まるサルハンホテルの近くというので行ってみた。

小さな店だが、店内はとても清潔でショーケースに入った地元飯はとても美味しそうな色と匂いで、さっそくお腹が空いてきた。

一品頼んで、水も頼んだ。パンは食べ放題で山盛りのパンがでてきた。

一口食べてすぐに「美味しい!」と呟いた。
何も言わずに完食すると店員さんがチャイを持ってきてくれた。
これで、11TLですんだ。安い。

そしてトルコ料理って美味しいんだ、と感じた私は旅本に書かれているトルコ料理を一通り食べたくなってきた。
ロカンタは日々メニューが変わる。
もういっそのこと毎日ロカンタに行こう!デザートをサビースしくれるようになるまで!と無茶な計画を立ててロカンタに通うようになった。
結局、デザートはサービスしてくれるようにはならなかったが、店員さんとはすっかり仲良くなった。

別れの日にロカンタに行き別れの挨拶をした。
「ナオコ。日本食があわなくなったら、すぐにトルコへ帰っておいで」と店員が手を握りながら言ってくれた。

日本に帰ってきても、2週間通ったあのロカンタの味を思い出しては苦しい思いをしている。


グランドバザールで忍者になる

グランドバザールで忍者になる
グランドバザールも慣れた頃。私はふっとここで設定でも作るか、と思った。
設定を考えるとやはり、日本人=忍者、が妥当じゃないだろうか、と考えついた。

イスタンブールで、「忍者!忍者!」とトルコ人が騒いでるのを何回か目撃したり、会ったりした。

もう!これは!忍者になるしかない!!

私の愛読書はガラスの仮面。千の仮面を被るのが女優なのだと、月影先生が言っていた。
先生!私、忍者の仮面を被ります!!

早速、グランドバザールを歩く。きました!客引き!!

客引き「コンニチハー。ドウデスカー」

とことこと近づく私。

私「シークレット トーキング」

客引き「?」

私「シークレット トーキング。。。アイム ニンジャ」

ニンニンポーズをする私。ボーっとする客引き。あれ?通じてないかな?

私「アイム ニンジャ」

客引き「??」

私「ニンジャ!!!!」

客引き「ニン。。。あ!!ニンジャ!?ユー ニンジャ!?」

私「イエス!!ニンジャ!!」

客引き「ニンジャ!!チャイ 飲んでいけよ!!笑」

私「もちろん!飲む飲む!」

出だしはこんな感じで、忍者の仮面を被った私はどんどん客引きに忍者アピールをしていった。
ここはさすが面白いこと大好きなトルコ人達。ノリにのって、俺はサムライだ!とか、忍者、影分身の術やってくれよ!とか、自分も忍者になるから弟子にしてくれ!とか言ってくる。

そんなこんなで一日中、忍者になっていたら、グランドバザールで仲良くなったトルコ人に

「お前、グランドバザールで有名になってるぞ!!クレージーガールがいる、って!」

私。トルコ人に忍者ではなく、クレージーガールと言われる。


続きはこちら→人種、チャイ屋さんで働く

6.ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える 〜YOU、たび行っちゃいなよ〜  2014/07/01号 Vol.026


6. ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える
~YOU、たび行っちゃいなよ〜

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ハマ姉

tabinoteサイトデザイン&制作担当。紅一点のアラフォー。J事務所と旅が好き。ハマ姉へのご意見・ご質問はこちら↓

しごとつらい

どうでもいいけどしごとつらいです、ハマ姉です。
ヲタにとって土日は最大限に自分を解放する時間・・。
そんな時間までしごとする時、みなさんはどう耐えるのでしょう?
私はひたすら未成年の妄想としごとの繰り返しで一つの山を乗り切りました。
だがしかし7月これからのしごと量考えると海外逃亡したくなりますね・・ジャニーズがあるかぎりすぐに日本に帰国するでしょうけど・・。

英賀ナオコさんのトルコ・女一人旅の連載、今回で4回目です。
ああいいな青い空うまい飯ニンジャごっこ!(現実逃避)
今回は英賀さんへの4回目のQ&Aです。次回で最後なので1つ聞いてみました。

Q:魅力を感じた場所やその時の思いを聞かせて?

A:グランドバザールです。初めの頃は客引きが酷いグランドバザールはトルコではあまり好きなところではありませんでした。でも徐々に慣れて行き、顔見知りができ、客引きをしているおじさん達と仲良くなるとグランドバザールが魅力に感じました。
グランドバザールでお菓子屋さんとチャイ屋さんで仕事のお手伝いをしたことは本当に楽しかったです。
また、ブルーモスクも大好きな場所でした。ブルーモスクで床に座り天井を眺めてボーッとしたり、周りの人達と交流したり、唯一、気を張らずに安心できる場所でした。

よし、以上です!
質問やご意見あればよろしくです!彼女への応援でもいいよ!

3a. tabinote旅行記 トルコ・女一人旅 Vol.03


3a. tabinote旅行記 トルコ・女一人旅 Vol.03

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英賀ナオコ

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はじめに

tabinoteハマです。5回に渡って連載している英賀ナオコさんのトルコ・女一人旅、3回目になります。
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坂の道

坂の道
トルコは坂が多い。
青空が広がる日、坂の街を歩いてみた。
家の玄関の前で団欒をする奥様方。仕事をしているお父さん達。遊ぶ子供達。「メルハバ!」と挨拶して坂を上がる。

おじさんが仕事を休んでネコを撫でていた。あまりにも絵になっているから、写真を撮っていい?と聞いた。
撮っていいよ。と、おじさんは言って真面目な顔でカメラに目を向ける。
私はおじさんがネコを撫でている姿を撮りたかったのだけど、おじさんがあまりにも緊張してポーズをとるから、シャッターを押した。
撮り終わると優しい顔でネコを撫でるおじさん。

気を取り直して坂を登る。
息が切れてきた。
振り返ると海が見えた。青い海と家と生活をする人々。

思わず息を吸って、吐いた。


エリフさん

エリフさん
マルマラゲストハウスのエリフさんは日本語が話せる。

今回旅の初めの三日間をマルマラゲストハウスで過ごした。その後は系列店のサラハンホテルに行ったのだが、マルマラゲストハウスがとても好きになったのはエリフさんの存在が大きかったのかもしれない。

エリフさんは親日家だ。
まだマルマラゲストハウスができる前、家族で住み込みでバックパッカーが多いドミトリーハウスで働いていたらしい。その頃は日本人のバックパッカーが多く、彼女は彼等から日本語を教わったという。

「読み書きはできないけど、聞いたり話したりはできるようになったの。彼等のおかげね」とエリフさんは言う。

日本には3回来たことがある。
日本っていう国も、日本人も大好きだという。

「最近、個人でトルコに来る日本人が昔より減った気がするの」

と、エリフさんは言った。

「日本人はヨーロッパが好きだよね。トルコは、ヨーロッパ、アジア、イスラム、オスマン帝国、なんでもあるのに!トルコのほうが絶対面白いよ!!」

そう言ってから、小さい声で

「って、日本人に言っといて」

と笑うエリフさんに、私は小さい声で「言っとくね」と返した。

後日、エリフさんの家でご飯をご馳走になった。

私がトルコが好きになったのもこのエリフさんに出会ったことも大きいな、と日本に帰ってきて彼女と彼女の旦那さん、息子のメテちゃんの写真を見て思った。

またエリフさんに会いたい。


続きはこちら→グランドバザール、グランドバザールで働く

6.ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える 〜YOU、たび行っちゃいなよ〜  2014/06/17号 Vol.025


6. ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える
~YOU、たび行っちゃいなよ〜

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やっべまたハマ姉書くの忘れてた(当日)

英賀ナオコさんのトルコ・女一人旅の連載、今回で3回目になっておりますが、どうでしょう?お楽しみ頂けていますでしょうか?
トルコ行った1〜2日くらいは辛そうだった彼女が、現地でどんどん人脈を広げていく報告を日々SNSで受けていたので、リアルタイムで楽しかったんですよね。
今ほんとツールが多くて便利すな・・なんなら行った気になっちゃうレベル(よくない)

さて、英賀さんへの3回目のQ&Aです。今回は2つ聞いてみました。

Q:暇なときはどうやり過ごしていた?

A:雨が降って暇な時はホテルに滞在してる人達とロビーでお喋りしたり、ホテルのイケメンスタッフに絡んだり、ホテルの近くのロカンタでトルコ語の勉強をしてました。ロカンタで勉強しているとチャイをご馳走してくれて、チャイを飲みながら雨の音を聞くのも好きでした。

Q:なんでカメラを選んだの?

A:カメラを首から下げてると興味を持たれることが一番かもしれません。カメラから私に興味を持って貰い、仲良くなる突破口にし、友達に見せるような笑顔の写真を撮る。私にとってカメラは他人と仲良くなる道具の一つです。
あと、デジタルカメラよりフィルムカメラの方が相手の興味が違います。「この時代にフィルムカメラかよ!」と言いながら笑顔で近付いてくるトルコ人が多かったです笑

よし、以上です!
質問やご意見あればよろしくです!彼女への応援でもいいよ!

3a. tabinote旅行記 トルコ・女一人旅 Vol.02


3a. tabinote旅行記 トルコ・女一人旅 Vol.02

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カメラは主にNikon、FE2、35mmフィルムカメラ。好きなタイプは、ほっといても1人で生きていけそうな人。

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現在大学で写真を学んでいる彼女の、素晴らしい写真と文才をお楽しみ頂ければと思います。
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3/11のトルコ

3/11のトルコ
その日は本当に笑っていた日だった。トルコでできた友達と日中遊び、夜ご飯を食べてホテルに戻った。
ホテルのロビーにあるテレビはニュース番組でちょうど日本についてのニュースが流れていた。
ご機嫌だった私はなんとなく「ねぇ、これ日本だね」とホテルマンのお兄さんに言った。
お兄さんは「今日はツナミがあった日だろ?」と私に言った。今日だったんだ。体から一気に力が抜けた。
「今日は日本が戦った日だろ?」とお兄さんが言う。
ロビーにいた白人のおばさんが、今日はなんの日なのかお兄さんに聞いた。話を理解するとおばさんは、この世の中で一番気の毒な人だ、という目で私を見た。
私は今日が日本にとって重要な日であることを忘れて歩き回っていたことと、おばさんの視線に耐えきれずに部屋に戻った。
部屋に戻ると、私は震災後からトルコの人達に言いたいことがあったことを思い出した。
部屋から出てロビーのお兄さんの前で、まるで参観日に緊張した子供みたいに手を握りしめた。

「トルコは日本にたくさんの義援金をくれたよね?」私の拙い英語を理解しようとお兄さんはしてくれ「ああ!ツナミの時の話?」と言ってくれた。
「トルコの人達は日本を助けてくれたよね」
お兄さんは優しい目で私を見ている。その目があまりにも優しいから私は涙がでてきそうになった。
「たくさんのトルコの人に言いたいことだけど、お兄さんに言うね」
めちゃくちゃな英語にお兄さんは頷いてくれた。

「ありがとう」

お兄さんに握手をした。
お兄さんは笑顔で「僕達は、日本が大好きなんだ。友達を助けるのは当たり前のことだよ」

本当にありがとう。そう言って、部屋に戻った。

私はこんなに優しく温かい気持ちにさせてくれるこの国で出会う人達は奇跡なんだ、と思ってまた泣いた。

後日、その話をトルコで知り合った友達にすると、彼はその時バーにいて震災のニュースが始まった途端に、トルコ人達が「がんばれ!ジャパン!!」と叫んでいた、と聞いた。

とても人情があり、優しいこの国の人達が大好きになった。


刺繍のお母さんと娘さん

刺繍のお母さんと娘さん
地元の街をブラブラしていた。その日はとても暑い日で、私はどこかでチャイでも貰いたいと思っていた時だった。
可愛らしいお家の前のベンチで、おばさんが刺繍をしていた。挨拶をすると笑顔で挨拶を返してくれた。ジェスチャーで、そこに座ってもいい?と聞く。どうぞ、とおばさんが隣の席を指差してくれた。
座って少しすると家の中から妊婦さんがあらわれ、隣に座った。
彼女達は英語は話せず、トルコ語しか話せなかった。
日本から持って来た、トルコ語会話の本を見ながら会話をした。

「どこから来たの?」
「日本だよ」
「私、日本大好き」
「ありがとう!私もトルコ大好き」
「1人でトルコ来たの?」
「そうだよ」
「両親はなんて言ってたの?」

この本のおかげで会話がうまれる。

「トルココーヒーは飲んだの?」
「飲んでないよ」
「じゃ、飲んでいきなさいよ」

娘さんは家に入ってトルココーヒーとパンを持って来た。パンは私が作ったのよ、とお母さんは胸を張って言った。
トルココーヒーもパンもとても美味しい。食べながら日本語で「美味しいー!」というと、トルコ語では「チョク ギュゼル」って言うのよ?とトルコ語を一つずつ教えてくれる。
しばらくして、娘さんがまた家に入り、お菓子を持って来た。私が作ったのよ、とお母さんは誇らしげだ。
お菓子もとても美味しく、私はずっと「チョク ギュゼル!!」と叫んでいた。

「お腹触ってもいい?」と娘さんに聞く。もちろん、いいわよ、っと娘さんが言ってくれたので、大きくて温かなお腹を触った。
「今、8ヶ月なのよ」
「女の子かな?男の子かな?」
「どちらかしら。私にはもう一人娘がいるのよ」

そんな話をしていると道行く人一人ににお母さんが私の説明をしていた。私も「メルハバ~」と挨拶をする。
みんなニコニコとしている日だった。

「お母さんの刺繍とてもキレイね」とお母さんがさしている刺繍を見る。
お母さんは自分の頭に被せているスカーフを指差す。

「これも私が作ったのよ」

出会ってからずっと、お母さんはこの言葉ばかり言ってるね、と三人で笑った。


続きはこちら→トルコ人とチャイ、トルコ人とネコ

6.ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える 〜YOU、たび行っちゃいなよ〜  2014/06/03号 Vol.024


6. ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える
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ヲ友達っていいね

前号より、英賀ナオコさんのトルコ・女一人旅の連載が始まっておりますが、皆さま楽しんで頂けてますでしょうか?
トルコ旅連載中の5回分は、このコーナーを彼女へのQ&Aコーナーにして楽しようと思っているので、この文章はメルマガ発行当日の昼に書いております。
あー楽。ヲ友達っていいね。
いろんなヲ友達にぶしつけに質問送りつけたろかと思ったけど、そういやaskでさんざんやってたな(一時期ヲタ同士の間で流行っていいたけど今はやや下火)。遠征についていろんなヲ友達に質問送りつけておくか・・。

さて、英賀さんへの2回目のQ&Aです。

Q:なんでそんなに現地で溶け込めたの?言葉の壁はどうクリアしていた?

A:トルコ語の「こんにちは/メルハバ」を最初に言うことを大切にしてました。やはり、挨拶されて嫌な人はいないと思います。
言葉の壁は、私はトルコ語会話帳と英会話帳、2冊の本を持って行き、常に携帯してました。その本を使ったり、ジェスチャーしたりして会話してました。
あと、できるだけトルコ人にはトルコ語で交流してました。自分の母国語で会話をしようとする外国人にはやっぱり親しみを感じてくれると思ったので。
会話帳の本はAmazonで探してみるといろいろとでてくるので、オススメです^ ^

よし、以上です!メルハバね!あいよ←すぐ忘れそう
質問やご意見あればよろしくです!彼女への応援でもいいよ!

3a. tabinote旅行記 トルコ・女一人旅 Vol.01


3a. tabinote旅行記 トルコ・女一人旅 Vol.01

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カメラは主にNikon、FE2、35mmフィルムカメラ。好きなタイプは、ほっといても1人で生きていけそうな人。

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tabinoteハマです。今回から5回に渡り、友人の英賀ナオコさんのトルコ・女一人旅を連載します。
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動機から出国まで

動機から出国まで
きっかけは友人が言った言葉だった。
「シルクロードを横断したいな」
私はその言葉が忘れられず、オスマン帝国時代世界を制覇したトルコという国に興味を持った。

ヨーロッパ、アジアとイスラムが混然としている国。この国をどうすれば知れるのかを考え、出た答えが「人からこの国を見よう」ということだった。
だが、トルコ付近の国々は戦争中。果たして行けるのだろうか、と不安になる日々。
学校の助手さんの「行きたいと思った時が行く時なんだ」という言葉を信じて航空券を買う。
だが、本当に不安で仕方がなかった。今回の旅はツアーではない。トルコの人達から国を知るために個人でホテルやらなにからまでやらなければいけない。
不安なあまりYahoo知恵袋や発言小町で「トルコ イスタンブール 女一人旅」と検索するが、まとはずれな答えばかり。「トルコでは女一人旅は危険なので~~と友人が言ってました」お前の話じゃないのかよ!?と画面上に突っ込む日々。

そんなこんなを過ごしているうちにとうとうトルコへ飛び立つ日がやってきた。
成田空港への道すがら「なんで、国境付近で戦争してる国に行くんだよ」とウジウジ思う私。
二人の私が脳内で言い争っていた。

「大丈夫よ!あなたなら無事に生きて帰れるわ!!」
「戦争なんかしてる国だぜ?お前なんて殺害されるに決まってる」

あーもう帰りたい。帰ってジャニーズ見たい!まだ飛行機にも乗っていないのにこの有様。ふと電車のテレビを見るとアニメをやっていた。

「旅をしている人間は旅をしていない人間よりも遥かに多くのことを知ることができる」

こんな感じの言葉だった。私はその言葉に後押しされ、よっし!やったろうか!!という気持ちになった。本当に単純な私だった。

成田空港でWi-Fiを受け取る。Wi-Fiを借りるにあたり、たびのてスタッフの姉さんにいろいろと相談させてもらい、持っていくことに。

こうして、私はトルコ(まずドバイ)に向かって旅立った。


トランジット、ドバイ編

今回は初めてエミレーツ航空でトルコへ向かう。エミレーツ航空はドバイでトランジットをしなければいけない。
もちろん初めてのトランジット。トランジットをできるか不安になっている私に神様は微笑んでくれた。ドバイまでの飛行機で隣の座席が日本人女性、しかも彼女もドバイでトランジットだったのだ!この時ばかり、神様に感謝した。
彼女は某法人の理事長だという。私が写真をやっているというと、来年にケニアに行くのだけど、一緒にどうかな?と言われた。考えます、と冷静に言うが心の中はトランジットの安心感で一杯だった。

機内で「陽だまりの彼女」を見て「ジュン。。。泣」と涙したり、寝たり、機内食を食べたりして、とうとうドバイに到着。飛行機からバスに乗り換えターミナルへ目指す。そして、無事にトランスファーできた。日本人女性のおかげで簡単にできた。そこで彼女とお別れし、ドバイ空港を回ることに。

ひ、広い。。。思った以上の広さだ。なんてこった、ドバイ、舐めてたぜ。と、一人でトボトボとドバイ空港にある金金なジュエリーショップや金金なランプを見て回る。
今回はトランジットに5時間あるし、暇で仕方ない。トボトボ見て回るが、あまりの広さに疲れる私。「トイレにでも行くか」とトイレに向かう。トイレのドアを開けるとなんか不思議な空間が広がっていた。頭を布で隠している女性と子供ばかり。しかも靴を脱ぐようだ。「すげーな、ドバイのトイレってこうなってるんだー」とボーとしている私にそそがれる視線。これは、なんか違うぞ。。。ささっと部屋から出てドアの文字を見ると「コーラン」と書いてあった。ここは、イスラム教信者の祈りの場所だったのだ。スッゲー!コーランの部屋に入っちゃったよ!と反省せずに興奮する私は本当にゆとり世代。

そんな感じで3時間。
飛行機のゲートの案内掲示板にエミレーツ便は画面にうつってない。どういうこと?更に1時間。とうとう画面にうつった。案内表示に頼りにドキドキしながら歩く。なんか電車があらわれた。こ、これ?これに乗るの?カタコトの英語で、このゲートには電車に乗るの?と聞くとやたら爽やかな男性が「そうだよ、レディ」という。あ、レディか。マダムじゃなくてよかった。とか、アホみたいなことを思いながら電車に乗る。5分もかからず、駅に着いた。最初に驚いたのが大きな滝!!こんなに水使うとかさすが石油大国!!って感じぐらい大きな滝。滝の横をエスカレーターで登るとゲートの案内表示発見。それを見て、行ってみて、ちゃんとゲートに到着した。
ここで搭乗まであと1時間あった。目の前に座っていた男の子の3人に話しかけお喋り。だが、なかなか搭乗しない。どうしたのかな?と言ってると日本人の女の子が「なんか4時間後に搭乗開始らしいです」と教えてくれた。マジか!飯は!?と思ったが、ご心配無用。エミレーツ航空は5時間以上トランジットする客に無料で食事を提供してくれるのです!
早速、食事券を発行してもらうためにカウンターでチケットを見せて、無料食事券をゲット!
ご飯食べたり、ジュースを飲んだり、お喋りしたりし、4時間経過。ようやくトルコ、イスタンブール行きの飛行機に搭乗して離陸。
合計して9時間のトランジットだった。

だが、ここで私は不安が残ってた。ホテルまで送迎バスを手配していたのだが、4時間の延長で果たして待っているのか?待っていなかった場合はどうするか?
そんなこんな思いながら、いざイスタンブールへ!!


続きはこちら→とうとうトルコ、イスタンブールへ、そして最初の難関が

6.ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える 〜YOU、たび行っちゃいなよ〜  2014/05/20号 Vol.023


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そうだ、友達に質問しよう

メルマガ一号休むと、かなりブランク空いた感ありますね。
その間、さらに未成年ワールドにバッドトリップしていたハマ姉ですこんにちわ。

今号より、私のヲタ友である英賀ナオコさんのトルコ・女一人旅の連載が始まりました!
彼女とは半年くらい前、ツイッター上でネタツイばかりする変な人同士、という慣れ合いから親しくなりました。

会ってみると無駄に美人だし年齢も非常に若くて見た目ははっきりリア充といった雰囲気なのですが、
何かこう・・中身が真逆というか伴ってないというか逆に完成されているというか、非常にとらえ所のない魅力に
なんなのあんた可愛いわね(オネエ口調)という感じで一気に仲良くなれたのです。

そんな矢先「アタイ・・一人でトルコ行く」と言い出したので、ひとまずtabinoteツイッターアカウントをオススメしました。
tabinoteツイッターは、旅程検索を直接申し込みするのが不安な人に対して、軽い相談窓口のように使ってもらっています。
彼女にも使ってもらい、相談レベルで出来る返答をスタッフに答えてもらいました。
結果、役に立った部分もあったとの事です、良かったね(双方)

旅行中にアップロードされる写真や数々の行動に驚きつつ、これは絶対メルマガとサイトに紹介しようと思っていました。
帰って一段落した彼女にいくつかの質問を投げてみたので、
トルコ旅連載中の5回は、私から彼女へのQ&Aコーナーにしようと思います。

Q:旅先でやりたかった事/やれた事をkwsk

A:一番やりたかったことは、現地の人ととの触れ合いでした。
日本とは違う国であるトルコで生活する人々と会話をし笑い合いたい。それがやりたいことでした。
幸運なことにトルコ滞在中に多くのトルコ人と仲良くなりました!笑
その中でも、仲良くなったトルコ人の人達にチャイやお菓子をご馳走になって一緒に冗談を言って笑い合えたことは本当に私にとっての旅の宝物です。

あれ・・?すごい真面目なトーンで返ってきちゃったwまあいいやw
質問やご意見あればよろしくです!

6.ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える 〜YOU、たび行っちゃいなよ〜  2014/04/22号 Vol.022


6. ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える
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知恵袋・・ねぇ

前回はベトナムこぼれ話について書くという、もはや知恵袋関係ない内容にシフトしはじめたこのコーナー。
今回も人に質問したい事を1つも思いつかず2週間が経過しました三┗( ^o^)┛三┏( ^o^)┓アッハアッハ

とはいえ、すでに締め切り1日前。
某知恵袋内の旅行カテゴリーをつらつら閲覧していると、旅行カテゴリーにも関わらず、こんなタイトルを見つけました。

宝くじが高額当選しましたが、不安でいっぱい

え?ここ旅行カテ・・だよね?(以下適宜抜粋)

昨年末に購入した年末ジャンボ宝くじが高額当選していたことが発覚致しました。
いざ、それが現実になると、どうすれば良いかわかりません。
まだ換金していないので、これは夢なのではないかと今でも信じられないです。

前から企画していた旅行の予定が来月あるのですが「飛行機が落ちるとか…」などと漠然とした不安で心が折れそうです。
誰にも相談できず、一人で悩む日々です。

こんな時はどうすれば良いでしょうか?

なるほど「飛行機」に反応して旅カテに上がってたんですね。リアルな感情がなかなか好印象です。
ところで「何かいい事が起こったら、反動で何か悪い事も起きる」と震える感情って何なんでしょうね?
我々はヒルズ族の没落とかの例を見過ぎたんでしょうか・・?
だから旅とか出たくなるんでしょうかね(脱線)

で、この質問についてですが、解答者達はそれぞれ何か経験があるのか「絶対人に言うな」と薦める人がほとんどでしたけど

・飛行機事故のニュースは最近多いですね(笑)旅行を楽しんできてください
・心療内科に行きましょう

などの結びで恐怖に落とし込みする解答もいくつか見受けられ、ますます匿名の恐ろしさを感じたところです。
人って嫉妬の生き物だったよね、Bon Voyage!

よし、以上です!
質問やご意見あればよろしくです!
旅カテの中にひそむ、おもしろ質問にインスパイアされて記事書くっていう逃げ道(引用)見つけたから、まあどっちでもいいよ!

6.ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える 〜YOU、たび行っちゃいなよ〜  2014/04/08号 Vol.021


6. ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える
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知恵袋って・・飽きるよね

まあ分かってたんですよ。
世の中のほとんどの事は、Google様にお尋ねすれば大体の事が解決するって。
知恵袋で回答を得るのはピンポイントのテーマに限って有効だけど、不必要にストレスも溜まるって事も・・。
回答を必要としない生き方したっていいじゃないか!
(皆さんが回答を得たい旅程はtabinote旅程検索でお調べするよ!)

そんなタイミングで今回の「世界あの街この街」が「ホーチミン」なので、LCCでベトナム(ハノイ〜ホーチミン)国内旅行(ホーチミン編)を読み返しながら懐かしく・・あれ?ホーチミンの内容薄www
まあお察しの通りベトナム準備編三部作からのハノイ編で力尽き、ホーチミン編をまじめに書く気にならなかったのです。

で、改めてホーチミン編を読み返していて、そういえば旅行記に書かなかったなーと思い出したサイゴン川渡しの客引きにつかまって怖い目にあった話でも書いて今回は終わりますw
(当時の臨場感に溢れたリアルタイム実況がFacebookに残っていたので、以下引用)

サイゴン川を渡るフェリーに乗ろうかと、船着き場へ。
まずい客引きにあい、なぜか漁船ボート(モーター式)に一人で乗るはめにwith船頭。

一時間ぐるっとまわって帰ってくるとのことで、最初は思いがけずジャングルクルーズだな…と思っていたが、茂みで急に止まるボート。
と、なぜか船頭、Tシャツ脱いだ!
ギャー神様!と思ったら、茂みに入りすぎて船がバックできないため、川にもぐって手動による方向転換を始める船頭。

アーユーオーケー?聞いたら草が絡まった的ジェスチャー。10分ほど川の中で格闘する船頭をただ見守る自分。
再度運転始めた船頭。絵になりそうなところでカメラよこせ撮ってやるというジェスチャー。
これは防水か?川のなかもとるか?と携帯を水没させるジョークに完全に強ばる私。

saigon
※のんきなポージングを要求されながらも、ひきつり顔で写真に収まるハマ姉

やっとスタート地点がみえ、これはチップぼられるのか…と覚悟するも、船着き場で着いたよ、とそっけなく終了。
これで一時間1400円、ぼられたのか否かわからん…

ショックをひきづりつつも、初めて公共バスに乗ってみようとしたら、目の前にいたおばはんにのりかたをだまされ、バス内で壮絶な言い争いに。
ペイドペイド!とめっちゃ怒った。問題なく乗れたけど…

そんなわけでいま、ぐったりしながら酒飲んでます…お疲れ、今日の俺…

〜そして30分後〜
しかもいま、飲んでたフォーの店に携帯忘れて帰ってきちゃって、あわてて店に走ったらあったというね…もう大人しくしていよう…

よし、以上です!
質問やご意見あればよろしくです!ないか?あってもいいよ!