カテゴリー別アーカイブ: 2b.連載:吉田友和

2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/9/8号 Vol.054


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第50回 吉田友和

と 豆乳

 またしても台湾へ行ってきた。この一年でかれこれ五度目の訪問になる。すっかりマイブーム到来という感じなのだが、繰り返し訪れていると、なんとなくお決まりのコースができてくる。
 たとえば台湾での朝食は、豆乳と決めている。現地の言葉だと「豆漿」と書いて、「ドウジャン」と発音する。豆乳といってもホットやアイス、甘いのやしょっぱいのなど種類は豊富で、店ごとに味付けが異なるから奥は深い。揚げパンや焼きパンなどと一緒に一杯の豆乳を味わうのは、我が台湾旅行における幸福な時間のひとつだ。
 台北で常宿にしている中山路のホテルでは、無料の朝食も付いてくるのだが、大して美味しくもないので食べることはない。コーヒーを一杯だけ飲んで、散歩がてら外の食堂を目指すのがよくあるパターンだ。
 店はその日の気分で都度選ぶ。今回は阜杭豆漿へ行ってみることにした。日本のガイドブックでも必ず紹介されている有名店だ。いつも行列ができているので覚悟はしていたのだが、今回は列の長さが尋常ではなかった。最後尾はビルの二階にある店から階段を降りて、建物の外をぐるりと囲んだ遥か先である。
 朝っぱらからよくもまあ、と唖然とさせられる。台湾の人たちの美味しいものに対する執着心には本当に舌を巻く。並ぶのは大の苦手だ。列を目にした瞬間、僕はあきらめて踵を返したのだった。
 仕方ないので、近くにある別の店へ向かった。食べられるメニューはほとんど同じなのに、こちらは可哀想になるほど空いていた。とりあえず冷たい豆乳と焼餅を注文。さらには蒸籠からもうもうと上がる湯気につられ、朝から小籠包も追加した。確かに阜杭豆漿と比べると味のレベルには妥協が感じられる。でもまあ、お腹がいっぱいになったことだし、ひとまずホッと一息、ついたまでは良かった。
 お会計を済ませ、店を出て、最寄り駅からMRTに乗り込んだときのことだ。ふっとある疑問が脳裏をよぎったのだ。
「あれ、ずいぶん安かったような……」
 食堂のおばちゃんに言われた金額は、確か三十五元だった。台湾ではどこかの国のようにボッタクリに遭うことはまずないから、とくに疑いは抱かない。僕は言われるがまま三十五元を支払ったのだが、冷静に考えたら三十五元は安すぎるような気がしてきた。
 カメラの液晶モニターで写真を確認してみる。たまたま店内の写真を撮っていたのだ。壁に書かれたメニューに金額の数字が書かれていた。それによると豆乳が二十元、焼餅が十五元、小籠包が七十元だと分かった。本当なら計百五元になるはずで、なるほど小籠包のぶんがまるまる抜けていたようだ。恐らく後から追加注文したせいで、おばちゃんが計上し忘れたのだろう。ボッタクリどころか、逆に食い逃げした形ではないか。
 七十元は三百円弱である。大した金額ではないとはいえ、さすがに罪悪感に駆られた。お金を払いに引き返そうかとも思ったが、この日はこれから新幹線に乗って別の街へ移動しなければならなかった。モヤモヤした気持ちのまま、僕は台北を後にしたのだった。
 そんなエピソードが、まさかその日一日の行動への伏線になるとは思わなかった。良からぬことをすると、その報いが必ず返ってくる。因果応報とはこのことだ。
 台中で新幹線を降りた後、在来線に乗り換え、清水という駅で下車した。そこから路線バスに乗り込み、さらに移動する。台北からの日帰り旅行としては結構な大移動なのだが、どうしても見てみたい場所があった。高美湿地である。「台湾のウユニ塩湖」などと噂される、昨今注目を集める絶景スポットだ。
 ところが目的地に近づくにつれ、空はどんよりとした厚い雲に覆われ始めた。バスを降りた瞬間には雨がぱらつき出し、いよいよ湿地に辿り着くと、そのタイミングを狙い澄ましたかのようにザーザー降りに変わった。自然の景勝地で雨に降られたら、仕方ないとはいえやはり色々と台無しである。徒労感に包まれながら、来た道を引き返したのだった。
 話はこれで終わらない。帰りの道中がもっと悲惨だったのだ。清水駅を通る路線はローカル線で、一時間に一本ぐらいしか電車がない。あらかじめ時刻表をチェックして、少し早めに駅へ戻ったら、なんと電車の到着が大幅に遅れるという。夕暮れどきの駅舎で雨宿りをしながら電車を待っていると、蚊に刺されまくるというオチも付いた。
 予定より一時間も遅れてやってきた在来線で台中市内へ戻り、新幹線に乗り換えようとしたら、恐ろしく混雑していて、グリーン車しか席が残っていなかった。台湾の新幹線は日本と比べると運賃は割安なものの、グリーン車なんて無駄な出費だ。この日はそのまま夜の便で、日本へ帰国しなければならなかった。強行軍のため、ほかに選択肢がなく、あきらめて乗るしかないのだった。
 桃園駅で新幹線を降り、桃園空港でチェックインをした。本当は帰る前に台北市内でディナーを楽しむつもりだったが、電車が遅れたせいでそれもあきらめざるを得なくなった。かくなるうえは、空港内にある度小月で担仔麺でも食べようかとレストラン街へ立ち寄ると、ラストオーダーを締め切ったばかりだと言われ、ガックリ項垂れた。
 なんだか、すべてが空回り。朝ご飯を食べた豆乳屋さんで、(結果的に、だけど)食い逃げした罰が当たったのかもしれないなあ、などと自戒の念に駆られながら、よろよろと帰国便に搭乗したのだった。

【新刊情報】
筆者の新刊『週末5万円からの東南アジア』(大和書房)が8月23日に発売になりました。タイやベトナム、シンガポールといった週末海外の定番から、フィリピンの棚田やマンダレーといったこだわりの旅先まで、短期&低予算で東南アジアを楽しみ尽くす最新旅行記です。

※豆乳→次回は「う」がつく旅の話です!

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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/7/28号 Vol.052


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

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吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第49回 吉田友和

ざ 戯れ言

 連載ペースが今回から月イチへと変わり、楽になったと余裕をかましていたのだが、気がついたらいつの間にか締め切り直前で焦っている。明日から新学期という切羽詰まった段階になって、大慌てで夏休みの宿題に手を付けた懐かしき日々が頭をよぎる。まるで成長していない我が身が恨めしい。
 お題が「ざ」ということで、実は座席指定を取り上げるつもりでいたのだが、ここまで書いたところで気が変わった。この際もう開き直って、怠け者の戯れ言でも綴ってみようかなと。これもまた「ざ」だし。
 明日から一泊で山梨へ出かける。取材ではなく、プライベートの旅行である。その準備をまったくしていないことを思い出し、さらに気持ちが逸るのだが、いつものことだ。別に行き先が山梨だから、というわけではない。旅の準備は大の苦手で、たとえ海外旅行だとしても、出発間際になってあわあわとパッキングを始めるタイプなのだ。いやはや、何の自慢にもならないなあ。
 ところが、インタビューなどでこの話をすると、なぜか相手は好意的に解釈してくれることが多い。
「さすがですねえ。忘れ物をしても、現地調達すればいいですしねえ」
 何がさすがなのか分からないが、「ええまあ」などと曖昧に頷きつつ、相手が触れた現地調達にしれっと話題を切り替えるのがよくあるパターン。そんな我が戯言を、みんなきちんとした記事にまとめてくれるので、いつも本当に感心させられる。あ、いまのは「たわごと」と打って、「戯言」に変換したものね。送り仮名が付く付かないの違いはあるものの、「ざれごと=戯れ言」と漢字がまったく同じではないか。意味も似ているしなあ。まあ、どちらでもいいか。
 なんでこんな話になったのかというと、今週は連日インタビュー仕事が続いたのだ。
 最初に訪ねてきたのは某私立大学の新聞部の学生さんたちだった。学生新聞の取材である。イマドキのいわゆる「意識高い系」だったらどうしよう……と内心身構えていたのだが、会ってみると普通に素直な子たちで安心した。といっても、自分は初海外が社会人になってからなので、あまり偉そうなことは言えない。大学生向けということで怠惰な発言は極力控えつつ、インドでの馬鹿話などを披露したのだった。十ルピーで乗ったリキシャーに十ドル払わされそうになったとか、猿に洗濯物をかっぱらわれたとか、そういった我ながらくだらない話だ。まさに戯れ言ばかりという感じだから、記事にまとめるのに苦労をかけそうで申し訳ない気持ちになる。
 続いて、某クレジットカードの会報誌のインタビューがあった。前述した現地調達の話はこのときに出たもので、ほかにもそういった旅のテクニック論のようなテーマが主体だったのだが、とくに旅におけるネット活用について語った内容は、いい機会なのでここでも少し紹介していいだろう。
 現地に着いたらプリペイドSIMを入手して、SIMフリースマホでネット接続する。滞在中も常時オンラインならば、旅が快適で便利になる――僕はこれまでそういったスタイルを礼讃してきた。だからなのか、インタビューではあえて積極的にその種の話題を振ってくれた。ところが、僕は反旗を翻すような発言をして、相手を困らせたのである。
 最近は以前ほどスマホやネットのありがたみを感じなくなっている。ありがたみ、というより新鮮味と言った方がいいかもしれない。旅先でもネットに繋がるなんていまや当たり前のことで、目新しさはなくなった。あらゆる旅の情報はネットから得られるし、ガイドブックの電子化もいよいよ進んでいる。アジアの市場へ行ったら、野菜を売るおばちゃんがiPadでゲームに興じながら時間つぶしをしている時代だ。スマホの普及によりモバイルでのネット活用が進んだことで、旅を取り巻く環境はガラリと変わったわけだが、それを画期的なトピックスとして語る時期はもうとっくの昔に過ぎている。
 もちろんいまでもネットに頼って旅をしていることに変わりないが、付き合い方はだいぶドライになった。利用するシーンは予約や調べ物といった必要最低限のものばかりだ。とくにSNSへの依存度は自分でも驚くほど下がった実感がある。かつては旅行中であろうが四六時中タイムラインを追いかけ、自らも何を観て、何を食べたかなどを逐一発信していたのだが……。近頃はSNSなんて気が向いたときぐらいしかチェックしない。
 ネットに繋がると、つい画面とばかり向き合ってしまう。せっかく旅に出ているのに、それももったいないよなあという当たり前の事実に、いまさらながら気がついたのだ。
 そういえば日記を書いたり、ブログなどで情報発信する機会もめっきり減った。ツイッターに至ってはもう何年も放置している。飽きっぽい性格なのに加え、怠け者なので締め切りのない原稿を書くモチベーションを維持できないのだ。代わりに、いまではこの連載がある意味それらを兼ねる存在となっている。日記のような、ブログのような、つぶきやきのようなエッセイ。実際、日常で起こった出来事を中心に、思いつくがまま書き殴っているだけだ。今回のテーマに限らず、この連載そのものが戯れ言なのかもしれないなあ。

【新刊情報】
筆者の新刊『週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包』(幻冬舎文庫)が発売になりました。いつもの週末海外に加え、ぐるりと台湾を一周した最新旅行記です。

※戯れ言→次回は「と」がつく旅の話です!

2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/6/30号 Vol.050 無料版


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

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吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第48回 吉田友和

び ビザ

パスポートのページ数が足りなくなったので、増補をしてきた。2011年に作ったものだから、まだ4年しか使っていない。10年有効の赤色のパスポートだが、これなら5年有効の紺色のでも良かったかもしれないなあと、内心ちょっぴり後悔もし始めている。
 いまので通算2冊目のパスポートとなる。前のものも10年有効のやつだったが、途中で増補をして、それでもページが足りず、10年使い切ることなく御役御免となったのだ。まったく同じ展開になりそうな気配も漂う。


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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/6/16号 Vol.049 無料版


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

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吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第47回 吉田友和

ひ 一人旅

 結婚情報誌のトークイベントに、夫婦でゲスト出演する機会があった。講演の仕事自体は別に珍しくないが、結婚情報誌からの依頼なんて初めてで、いささか緊張してしまった。
 なぜそんなイベントに呼ばれたかというと、テーマがハネムーンだったからだ。風変わりな新婚旅行をした夫婦というプロフィールが、お誂え向きだったのだろうと想像する。結婚を機に世界一周の旅に出た。かれこれもう十年以上も前の話なんだけどね。


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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/6/2号 Vol.048 無料版


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

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吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第46回 吉田友和

こ コーヒー

 台北にある行天宮の地下街は占い師で有名で、僕も以前に占ってもらったことがある。
「アナタ、辛いものが好きでしょう? あと、コーヒー。長生きしたいなら、このふたつはほどほどにした方がいいですよ」
 占い師のオバちゃんに流暢な日本語でそう言われて、僕は戸惑った。辛いものもコーヒーも本当に我が好物なのである。なんで分かったのだろうかと驚いたし、それを控えろという忠告には抗いたい気持ちが湧いた。とくにコーヒーはきつい。1日に最低でも3杯は飲むだろうか。依存度は非常に高く、飲むなと言われて素直に従うわけにはいかない。


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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/5/19号 Vol.047 無料版


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

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吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第44回 吉田友和

ね 猫

 病院通いがここのところ続いている。患者は自分ではない。うちで飼っている猫である。病院が嫌いなのは人間も猫も変わらないようだ。連れて行くのにケージへ入れようとすると、懸命に抵抗を試みる。そのときの必死さは鬼気迫るものがある。もうすぐ14歳。人間でいえば70歳ぐらいに該当するそうだが、力強い抵抗ぶりからは、高齢による衰えのようなものは感じられない。
 旅に出ると、各地でさまざまな登場人物が現れる。いい人もいれば、悪い輩もいる。旅という物語を彩るキャラクターのような存在なのだが、考えたら人間だけでなく、猫も多い気がする。猫とはいえ、中には忘れられないほどの、印象的な出会いもあるほどだ。自分が猫好きであるがゆえに、無意識のうちに探し歩いているのだろうか。


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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/4/21号 Vol.046 無料版


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1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第44回 吉田友和

う うたた寝

 うららかな季節のせいなのか、最近眠くて仕方がない。とくにお昼ご飯を食べて、さあ仕事に取りかかろうかなとすると決まって眠くなる。PCの画面に向かっているうちにウトウトしてきて……気がついたら意識が飛んでいたりする。あまり大きな声で言えないが、実はこれを書いているいまも、うたた寝から目覚めたばかりだ。
 旅行中もよく睡魔に襲われる。たとえば飛行機に乗り込むと、離陸を待たずして眠りに落ちてしまう。自分の場合、長い機内時間は読書タイムとしている。


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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/4/7号 Vol.045 無料版


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吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第42回 吉田友和

の ノイシュバンシュタイン城

 平成の大修理を終え、一般公開が再開された姫路城が話題になっている。白鷺城の別名に恥じない真っ白な天守は、改装を終えたばかりのいましか見られないのだという。姫路城にはこれまで二度訪れているが、近いうちにまたぜひ行きたいと思っている。
 歴史好きなので、お城巡りは我が旅における重要なテーマのひとつだ。国内はもちろんのこと、海外でもお城があると聞くとつい足が向く。同じ歴史建築物でも、教会やモスクといった宗教系の施設よりもお城のほうがより惹かれるものがある。これぞ男のロマンという感じがしてワクワクするのは、きっと僕だけではないだろう。
 昨年の秋には、念願だったノイシュバンシュタイン城を訪れることができた。ドイツ南部のフュッセンという街の郊外に位置する、白亜の山城である。あのディズニーランドのシンデレラ城のモデルだとも言われている。


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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/3/24号 Vol.044 無料版


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

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吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第42回 吉田友和

あ 甘いもの

 お酒は飲むが、甘いものも食べる。旅先ではいずれも欠かせない。どちらか一方だけとなると、近頃は案外後者を選びがちだったりする。お酒の味は想像がつくが、その地ならではの甘いものは食べてみないと分からないからだ。もしかしたらスイーツ観が変わるほどの衝撃的な美味しさかもしれないと思うと、食べ逃して後悔したくない気持ちが勝る。


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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2015/3/10号 Vol.043 無料版


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

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吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
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しりとりで旅する 第41回 吉田友和

つ ツアー

 一昨日、台湾の天燈へ参加してきた。元宵節に合わせて開催される伝統行事のひとつで、夜空に向かって一斉に熱気球を放つ。美しい光景には大いに感動したのだが、祭りそのものとは別に気になったことがあった。会場内でやたらと日本人の姿を見かけたのだ。前後左右から日本語が聞こえてきて、ここは日本なのではないかと錯覚したほどである。台湾は元から日本人に人気の旅先ではあるものの、別格というか、ちょっと異常な事態に思えた。


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