カテゴリー別アーカイブ: 2014/01/28号 Vol.016

Contents 2014/01/28号 Vol.016

Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」 下川裕治
2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和
3a. tabinote旅行記 それでもチェンマイに行き続ける6つの理由
3b. 世界一周ノート 青木大地
4. 世界あの街この街:ローマ
5. 旅の本屋 のまど イベント情報:1/30(木)森百合子さん スライド&トークイベント、2/28(木)嵐よういちさん×丸山ゴンザレスさん 対談トークイベント
6. ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える ~YOU、たび行っちゃいなよ~
7. 編集後記

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Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」 下川裕治
2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和
3a. tabinote旅行記 それでもチェンマイに行き続ける6つの理由
3b. 世界一周ノート 青木大地
4. 世界あの街この街:ローマ
5. 旅の本屋 のまど イベント情報:1/30(木)森百合子さん スライド&トークイベント、2/28(木)嵐よういちさん×丸山ゴンザレスさん 対談トークイベント
6. ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える ~YOU、たび行っちゃいなよ~
7. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

マレーシア航空、4月いっぱいで東京~ロサンゼルス線を運休

マレーシア航空は2014年4月30日より、東京/成田~ロサンゼルス線を運休することを発表。すでに予約はできない状態になっている。サーチャージが往復290USDと、他航空会社に比べ安いことから人気の路線だった。非常に残念だ。

ANA、国際線の超過手荷物料金をマイルで

ANAは2014年2月1日より、国際線の超過手荷物料金のマイルによる支払いに対応すると発表。個数・重量・サイズ超過に対応し、行き先や利用クラスに応じて必要マイル数が異なる。

エアアジア、「インドネシア・エアアジアX」を設立

エアアジアがまたも新会社を設立した。今回設立されたのはバリを拠点にする「インドネシア・エアアジアX」。近距離国内線中心の「エアアジア」ブランドと異なり、「エアアジアX」ブランドは中距離国際線が中心となっている。「インドネシア・エアアジアX」はエアバスA330を使用し、日本を含む北東アジア、オーストラリア線を運航することが予想されている。

JAL、成田~中部線にB787を投入

JALは、2014年3月30日より、東京/成田~バンクーバー・ホノルル・パリ線の全便、東京/成田~名古屋/中部線の1往復2便にボーイングB787を投入することを発表した。
現在JALのもつB787はすべて国際線で運用されているため、成田~中部線は国内でJALB787に乗れる唯一の路線となる。
東海圏から成田を利用して国際線に乗る人は利用してみては?

香港エクスプレス、新機体デザイン発表

香港を拠点に、羽田便と関西便を運行しているLCC、香港エクスプレス航空が機体後部に香港の高層ビル群をイメージさせるイラストの入った新しい機体デザインを発表した。
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(写真:香港エクスプレス航空)

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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

日本のLCCになったバニラエア

 すっかり日本のLCCになっていた。
 バニラエアである。
 先日、バニラエアで沖縄を往復した。往路は4000円、帰路は週末にあたり4000円のチケットを確保することができなかったが。
 これまでエアアジア・ジャパンを使い、何回か沖縄を往復した。アジアで何回となくエアアジアを使っているから、それほど気にはならなかったが、そこかしこにエアアジアの流儀が顔をのぞかせていた。はじめて利用する日本人は戸惑うだろうな……と思ったものだった。


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2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第14回 吉田友和

ど ドラクエ

旅はドラクエである。いきなり突拍子のない発言で恐縮だが、血迷ったわけではなく、大真面目にそう思う。ドラクエとは、言うまでもなく「ドラゴンクエスト」のことだ。プレイしたことはなくとも、国民的RPGの名前ぐらいは誰しもご存じのことだろう。旅をしていると、ドラクエっぽいなあと感じる場面は数知れない。とくに世界一周したときには、これはもうリアル・ドラクエではないかという感想さえ抱いた。


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3a. tabinote旅行記 それでもチェンマイに行き続ける6つの理由

はじめに

tabinoteスタッフの田口です。
このコーナーでは毎号スタッフの旅行記を掲載していきますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでお寄せください。採用の方には薄謝を差し上げます。
また、tabinoteは自分だけのユニークな旅行プラン作成のお手伝いをするサービスです。このメルマガを読んでどこかへ行きたくなったら、ぜひtabinoteまでご相談ください。


tabinote田口です。
私がそれでも福岡市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!住と食のクオリティが高すぎる。
という記事をきっかけに、ブロガーの中で「その街の魅力を語る」という企画が流行しているようです。

まとめ1
まとめ2

東京(練馬)とチェンマイの二重生活をはじめて1年になる僕もさっそく便乗してやってみましょう。

【チェンマイ】

1.物価が安い
やはりこれが大きいですね。円安になったとはいえ、日本との物価の差は歴然です。
おいしいヌードルやぶっかけご飯なら1食40バーツ(1バーツ≒3円)。ちょっと贅沢したとしてもせいぜい200バーツ。食費が安すぎて誰も自炊しません。
住居も安いです。シャワーの付いたゲストハウスなら個室で1泊200バーツくらいから。1週間や1ヶ月単位で契約すればさらに割引されます。本格的なマンション(サービスアパートやコンドミニアムと呼ばれる)も10000バーツ/月くらいから豊富に用意されています。

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いつも利用しているサービスアパート。(9000バーツ/月)

2.無線LAN環境が充実
多くのゲストハウスやホテルは無線LANが完備されています。中にはロビーでしか使えないところもありますが、街中にあるカフェの多くは無料で無線LANを提供しています。コーヒー1杯(40バーツ程度)で何時間いてもいやな顔されません。僕は日中はほとんどカフェで仕事をしています。

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こういう居心地のいいカフェがそこかしこにある。

3.とにかくゆるい
日本や韓国、香港などはせっかちで働き者が多い印象ですが、東南アジア、特にタイの人は本当にのんびりしています。昼間は適当に働き、夜はビールとおいしい食事で友だちと楽しく過ごします。(格差や貧困がないというわけではありませんが、近隣諸国ほどひどくはありません)
もちろんそのことで多少不愉快な思いをすることもゼロではありませんが、それも笑って許せてしまえるのです。
一日中地面に寝っ転がっている野生の犬や猫がたくさんいるのもポイント高いですね。ほとんどの犬は吠えもせずただ寝ているだけですので、苦手な人も大丈夫です。

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タイのゆるさを端的に表している写真。

4.街がコンパクト
巨大都市バンコクと違いチェンマイ市街地の規模は本当に小さいです。バイクで1時間も走れば街を1周できてしまいます。空港アクセスも市街地まで15分程度です。
ただし公共交通機関はあまり発達していません。市内交通は主にトゥクトゥクとソンテウと呼ばれる小型トラックになります。どちらも値段交渉が必要なので多少面倒ですが、慣れればどうということはありません。
僕はいつもレンタルバイクを利用しています。200B/1日程度かかりますが、行動範囲が格段に広がるので、それだけの価値は絶対にあります。(利用にはパスポートを預ける必要があります。免許証提示の必要はありませんが、万一事故を起こした場合は必要になると思います)
バイクがあれば近郊の大型ショッピングモールや動物園・ドイ・ステープといった観光地などにも気軽にアクセスできます。

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レンタルバイクにまたがるtabinoteスタッフ田口

5.寒くない
寒がりの自分にとってこれはとても重要です。一番冷え込む1月でもTシャツの上に一枚ジャージを羽織ればなんとかなるレベルです。
とは言え特に4~5月はたいへんに暑いです。40度を越える日もザラなので暑いのが苦手な人には辛いでしょうが、日中はクーラーの効いた部屋でしのぎ、夜に活動すればなんとかなります。
6~9月は雨季ですが、日本の梅雨のように毎日降り続くわけではなく、猛烈なスコールが多いのでそんなに厳しくはないです。

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暑いけど木陰に入ればだいじょうぶ。

6.食事がうまくて安い
タイ料理が安くておいしいのは当然ですが、チェンマイは移民も多く、多くの旅行者も集まりますので、世界各国の料理を楽しむことができます。もちろんタイ料理よりは高くつきますが、それでも日本で食べるよりは安いです。また、ブームということもあり日本料理が特に豊富です。お約束の寿司や鉄板焼きだけではなく、ラーメン、うどん、カレー、牛丼、モツ鍋なんてものもあります。そして、そこそこうまいです。

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すべて屋台から持ち帰り。確か全部で150Bくらいかしら

というわけで自分的にはほぼ文句のつけようがない住環境であります。

もちろんデメリットもあります。

・田舎すぎて退屈
基本的になにもない街です。一週間も過ごせばめぼしい観光地も行き尽くし、あとはカフェや市場、ショッピングモールくらいしか行くところがありません。

・日本のモノを取り寄せにくい
不可能ではないですが日本で買うよりは割高になります。これは当たり前ですね。なので完全移住は僕には辛いです。

・大気汚染が結構ひどい
主に排ガスによる大気汚染が問題になっています。特に埃っぽい乾季は結構きついです。バイクに乗る際にはマスクが必須になります。

・友だちを作るのが難しい
もちろん努力すればできるのでしょうが、語学の問題もありなかなか難しいですね。また、たとえできたとしても、やはりたまには日本に戻って日本の友だちと飲みたくなります。

というわけで僕は東京とチェンマイの二重生活をかなり楽しんでいます。
今のところ2ヶ月に1回、2~3週間ずつチェンマイを訪れているだけですが、今年はもっと頻度を上げていきたいと思っています。

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3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
aoki_s

青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

Facebook

第7回:バンコク-その1

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(野宿)

ラオスの首都、ヴィエンチャンからタイのノンカーイまでの最終の国際バスに乗った僕は、日本人と過ごして甘えたラオスから自分を切り離すため、ノンカーイ駅での野宿を経てバンコクに向かった。
目的は「沈没」。

沈没 (比喩的表現)- Wikipedia

期間は1ヶ月、僕は沈没が何なのか、身をもって確かめてみたかった。
お金を使わない。極力人とも関わらない。観光らしいことはせず、生活に重点を置く。
そんなルールを設けて敢行した沈没生活は、バックパッカーの聖地カオサン通りからも近い、1泊450円の独房の様な場所で幕を開けた。
dokubo
(独房)

この生活においてまず欠かせない要素となったのがデモだった。1月27日現在でも死者を出すなど、バンコクでのデモは見通しのつかない惨事となって報道されている。僕が過ごした12月も同様に座り込み、政府施設への行進などが行われ、既に爆破事件や死傷者が出ていた。
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(デモ-昼)

僕の滞在先の独房はデモの拠点である民主記念塔から徒歩10分の距離で、僕は不謹慎と知りつつもそこを歩いて回った。集会は演説や音楽ライブが終始行われ、参加者は笛と拍手でそれに応え、24時間終わることはなかった。

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(デモ-夜)

今思うとどうかしているけれど、僕は顔見知りが出来るほどデモに毎日通った。だいたい1日2回、顔を出した。それは何故か?

水と食事が無料だった。時間によってはジュースやコーヒー、果物、ロティというクレープも貰えた。それはデモに集う人たちのためのものだったけれど、バンコクで唯一外国人が全くいない環境において僕の存在は珍しかったらしく、どんどん食べるよう毎日促された。
takidashi
(炊き出し)

こうして僕は最悪の事態への可能性と引き換えに昼夜デモに通い、沈没生活の食費をほぼゼロで過ごすことになった。

朝食はデモでなく、毎朝徒歩1時間かけてインド人街のシク教寺院に通った。ここではカレーの炊き出しが行われ、インド人に混じってタブラーの音色に耳を傾けながら僕はチャイをすすった。
Sikhism
(シク教寺院)

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(やはり炊き出し)

1日に宿代の450円しか使わない日もあり、昼寝や散歩に殆どの時間を費やして、ある日僕は気が付いた。「沈没」「外こもり」という言葉はかなり広義的な言葉で、スタイルは個人によって自在に変容するということを。

一言に「沈没」と言っても、日本の「引きこもり」の様にそこに画一的な生活様式はなく、沈没者たちの生活は自由奔放で、お金の使い方も、リズムもバラバラだった。そしてそこには薬物、売春、放蕩と、生き辛い日本を多角的に逃げ出した人たちの姿があった。(僕が出会ったそんな沈没者たちの物語は次回記します)

自分で決めたルールが単に自分の沈没スタイルだったことに気付いた僕は、最後までそのスタイルで自堕落な生活を手にし、沈没を満喫した。どれだけ自分が卑しく腐っても、誰にも咎められない居心地は「日本」にはない至福の時だった。そして一度街に繰り出せば微笑みの国が僕を待っていた。
どんなガイドブックにも載っていない自分だけの旅程が「沈没」なのかもしれない。

次回は沈没生活で出会った沈没者たち、沈没事件、タイでの予防接種、パンガン島日帰り強行、を記します。


・今回の記事はあくまで筆者の見解で、デモの危険度を示すものではありません。旅行の際は政府機関の勧告、各種報道を参照して下さい。
・ヴィエンチャンーノンカーイ間は150円で国際バスが毎日運行しています。
・ノンカーイーバンコク間は朝5時発の鈍行列車が安価で700円弱。
・駅構内での野宿は特に注意されませんが、野犬と蚊に注意が必要です。
・沈没の宿泊先はSitdhiゲストハウス、カオサンを抜けたソイランブトリエリアにあります。
・シク寺院の炊き出しは朝8時から10時くらいまでで毎日行われています。


Googlemap
とりあえずの予定コース:上海→杭州→南寧→ベトナム→ハノイ→ホーチミン→カンボジア→チェンマイ→ラオス→バンコク…、以降東南アジアからインド、トルコ、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、南米と巡る予定

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4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第15回 ローマ

ローマ(トリップアドバイザー提供: sunrockassociation, 2010 7)

イタリア共和国・国旗

【画像:Wikipedia提供】


見どころと特徴

全ての道はローマに通ず。イタリアの首都であり、3000年の歴史を誇る欧州を代表する観光都市。
アート、世界遺産、街歩き、ショッピング、グルメなどどれも世界一級のレベルであり、各種観光地ランキング上位の常連となっている。市内にあるヴァチカン市国もまるごと世界遺産に登録されている。
美術館のような街並みや教科書で見たような絵画や彫刻を見学し、カフェでまったり過ごすのがおすすめ。

ローマ市街は入りくんでいるが、直径5kmほどの城壁に囲まれており徒歩でも巡ることができる。
街歩きの目安として、テルミニ駅、駅から南西のヴェネチア広場、広場の南東にあるコロッセオ、駅の北西のポポロ広場の位置関係を地図で把握しておくとよい。この4地点とテヴェレ川が囲む範囲に観光名所が集中している。
部屋の窓から見えるテルミニ駅 - Picture of Hotel Gioberti, Rome
This photo of Hotel Gioberti is courtesy of TripAdvisor

テルミニ駅の観光局で地図を入手、構内や店舗を眺めた後は周辺の国立博物館、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、ディオクレティアヌス浴場跡などの見どころが至近。有名なオペラ座もこのあたり。浴場からはナツィオナーレ通りというショッピングストリートになっている。

ナツィオナーレ通りはヴェネチア広場に通じている。巨大なヴィットリアーノは市内どこからでも眺めることができるので方向をつかむのに便利。
広場から南西方向にはミケランジェロ設計のカンピドーリオ広場、世界最古の美術館であるカピトリーニ美術館がある。
また、広場の南東方向にローマ観光のハイライトの1つ、コロッセオがあり、一帯がフォノ・ロマーノという広大な遺跡になっている。凱旋門やパラティーノの丘、コロッセオを見て回るには最低でも半日以上必要。
ヴェネチア広場の写真
ヴェネチア広場 (トリップアドバイザー提供)

ヴェネチア広場から北西にはコルソ通りが延び、ポポロ広場とを結んでいる。コルソ通りに入ってすぐのところにあるのは「ローマの休日」の舞台となったコロンナ美術館。その通りを挟んだ西の向かいが1000以上もの部屋数を誇る巨大な邸宅、ドーリア・パンフィーリ美術館。その先には世界最大の石造建パンテオンや、カラヴァッジョで有名なサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会がある。
 パンテオンの写真
 パンテオン (トリップアドバイザー提供)

このあたりで見逃せないのが市民の憩いの場、ナヴォーナ広場と庶民の台所カンポ・ディ・フィオーリ市場。めくるめく史跡や美術品でくらくらした頭をリセットし一息つくのに最適。
カンポ・ディ・フィオーリ広場の写真
カンポ・ディ・フィオーリ広場 (トリップアドバイザー提供)

コルソ通りはショッピングストリート。高さ24mのオベリスクを目指して歩くとポポロ広場に、途中のコンドッティ通りを右に向かうとスペイン広場に到着する。スペイン階段も「ローマの休日」であまりにも有名。ポポロ広場の先、ボルゲーゼ美術館は要予約。
スペイン広場の写真
スペイン広場 (トリップアドバイザー提供)

このあたりがテルミニ駅~ポポロ広場をむすぶ4地点範囲内の見どころ。

続いてテヴェレ川を超えた先も見逃せない。
ヴェネチア広場から西にヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを通ってテヴェレ川を越えるとバチカン市国。
カトリックの総本山サン・ピエトロ大聖堂ではミケランジェロの「ピエタ」やベルニーニのブロンズ天蓋など必見の展示がある。隣接するバチカン博物館は世界有数の規模と格式を誇り、じっくり見てまわるには数日かかる。サンタンジェロ城のテラスからの眺めは絶景。
St. Peter's Basillicaの写真
St. Peter’s Basillica (トリップアドバイザー提供)

川を越えた南側のトラステヴィレ方面には「真実の口」でおなじみサンタ・マリア・イン・コスメディン教会と広場。川を渡るとバーやトラットリアが軒を連ね、夜の街歩きが楽しい。
真実の口 広場の写真
真実の口 広場 (トリップアドバイザー提供)

美術品や史跡、観光名所に興味の無い人もご安心を。
トラステヴィレやローマの台所といわれるテスタッチョなど、地元民の庶民的な雰囲気の街や通りを巡るのもひたすら楽しい。

最後にもう一度ヴェネチア広場方面に戻って、「トレビの泉」へ。後ろ向きにコインを投げ入れるとローマを再び訪れることができる、かも。
トレヴィの泉の写真
トレヴィの泉 (トリップアドバイザー提供)

滞在日程に余裕があれば、アッピア旧街道とカタコンペ、世界遺産のエトルリアやハドリアヌス帝別荘などが人気。最近では郊外の農村に泊まるアグリ・トゥーリズモへの関心も高まっている。
Ancient Appian Wayの写真
Ancient Appian Way (トリップアドバイザー提供)


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Ad Hocの写真
Ad Hoc (トリップアドバイザー提供)

ダ・フェリーチェ テスタッチョの写真
カンポ・ディ・フィオーリ広場のレストラン(ダ・フェリーチェ テスタッチョ) (トリップアドバイザー提供)

ローマは言わずと知れた美食の都。
業態は本格的なレストランから、カジュアルなトラットリア、ピザが売りのピッツェリア、コーヒーとパニーニなどの気軽な立ち飲み所バールなど。彩り取りの総菜がならぶデリカテッセンも楽しい。

ローマの食については、美味しい店のレベルは高いが、観光客向けの店などではイタリア料理を食べなれた日本人には不満の出るところもあり、多少レベルにバラツキがある模様。ただし、チーズやハム、野菜などの基本的な食材はのきなみ濃厚で美味しいというのが旅行者の弁。地元の人で賑わっているような店なら間違いは無い。
昼間にピザを出すような店は注意(イタリアでピッツァは夕食に取るもので、昼は観光客向け)という説もあるが、朝から食べている光景を見ることも…。

市場の中にある食堂も臨場感があって楽しい。
高級なレストランでは予約が必要なことも。ドレスコードのあるような店ならワインとコースで最低80ユーロは必要。カジュアルなトラットリアならぐっと手軽で1人当たり30ユーロ程度。ランチならパスタ1皿、ピザ1枚で10ユーロ未満。


日本からの行き方

(空路)
アリタリアの直行便なら成田から12時間程度でローマに到着する。
乗り継ぎ便の選択肢は広く、トルコ航空、中国東方などは8万円台をつけることも。
中東系のエミレーツやエディハド、大韓航空、キャセイパシフィック、中国国際などが10万円台。
比較的搭乗時間の短いルフトハンザのミュンヘン経由が意外にお得で、搭乗は15時間程度、費用も12万円未満とバランスがいい。

関空の場合はやはりトルコ航空かKLMオランダが手頃。特にKLMオランダは搭乗16時間で費用は10万円を切ることも。

(陸路)
パリ、ミラノといった近郊の都市から鉄道や国際バスで向かうことが出来る。ただし、費用面ではLCCが安いことが多い。

国際バスEurolinesが欧州各都市を結んでいる。安さで有名だがLCCの方が安いことも多く、特にバスの旅をしたいということでなければよく比較検討が必要。15日乗り放題のパスなら215ユーロ。

(パッケージツアー)
シーズンにもよ るが、4泊5日(機内泊)の往復経由便の場合、サーチャージ込み10万を切るものもある(ただし現地滞在時間は1日半~2日程度)。余裕のある7日間直行便のツアーの場合15万円程度から。

(空港)
ローマの玄関口・フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)はローマ市街から30km。
空港は拡張工事が行われており広大、移動には余裕をもって。
中心部のテルミニ駅まで直通電車(レオナルド・エクスプレス)が走っており、ノンストップで所要30分、14ユーロ。
普通列車の場合は6ユーロ程度。市街地まで所要30~40分程度。

滞在ホテルによっては市街地までのシャトルバス(プルマン)が便利なことも。4~7ユーロ程度。所要1時間程度。

タクシーの場合は市街地まで固定料金48ユーロ。白タクに注意。


地理と気候

日本との時差は8時間、日本の方が早い。サマータイム中(3月の最終日曜日AM2:00~10月の最終日曜AM3:00)は時差7時間。

年間通じて最高気温は東京に近いが、最低気温はやや低め。朝晩の寒暖差は大きい。
四季があり、春か秋が過ごしやすい。夏も日差しが強いものの湿度は低く、20時過ぎまで明るい。冬は0度近くまで下がることも。


(画像:Google提供)


言語と通貨

公用語はイタリア語が基本。
外国人の行くようなホテルやレストランでは英語が通じることもあり、メニューにはイタリア語と英語が併記されていることもあるが、あまり英語は通じないと思って良い。
通貨はユーロ。1ユーロ=132円程度(13年10月時点)。

物価はイタリアの他の観光都市(ミラノ、ベネチアなど)と比べてやや安い。東京とくらべて同じか若干安い程度。
タクシーは平日昼間の初乗り3ユーロ程度。
カジュアルなトラットリアで1人当たり20ユーロ程度。デリカテッセンなら、総菜を買い込みワインを追加しても10ユーロ程度ですむ。エスプレッソは1ユーロ。
ホテルは3星ホテルで100ユーロ程度から。

両替は最低限のユーロを日本で両替していけば十分。
ホテル、レストランではサービス料が追加されているのでチップは不要。タクシーは料金の1割程度またはお釣り、ポーターは1ユーロ程度が相場。
ホテルやレストランをはじめ、多くの場所でクレジットカードが使える。現金が必要であれば都度現地からATMで引き出すのが効率的。

ユーロ紙幣(画像:Wikipedia)


ビザと治安

観光都市だけあり、比較的盗難やぼったくりなどの被害は多い。ホテルでの窃盗はホテルの規模やグレードに関係なく発生している。
白タクにぼったくられたという報告も多発しているので、タクシーは正規業者を利用すること。

テルミニ駅や空港、鉄道車内での置き引きやスリ、盗難などの被害も多い。
テルミニ駅周辺ではぼったくりバーの被害も報告されている。また、現地の人につれていかれた飲食店や観光地で菓子や飲み物を飲まされ意識を失うという昏睡強盗の被害事例もある。他、両替所で不当に高いレートを適用された、お釣りのごまかしなど枚挙にいとまない。
外国に居るという意識をもって気を抜かないことが重要。

観光目的の場合、90日以内の滞在はビザ免除。


ホテルとシーズン

ホテルの競争は激しい
ホテルは格式高いラグジュアリーホテルから安宿まで、非常に充実している。
5つ星の豪華なホテルは200ユーロ程度。3つ星ホテルでも清潔・快適で雰囲気のある宿が厚くそろっており、100ユーロ程度。
ペンショネーやB&Bも充実している。
ユースホステルやホステルと呼ばれ、ドミトリー10ユーロ、個室30ユーロくらいから。個人宅の部屋貸しサービスAirbnbの利用もお勧め。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
プリペイドSIMも問題無く購入できる。
大手キャリアはTIM、3、Vodafoneなど。いずれも空港内に店舗があり22時まで開いている。
テルミニ駅には3、TIMの店舗がある。
TIMの場合、データ通信300M(1週間有効)が3ユーロ、1Gで10ユーロ。4G(LTE)プランもある。

(Wifi)
海外旅行でWifiといえばまずスターバックス、もしくはマクドナルドだが、ローマにはスタバ店舗は無く、マクドナルドはWifiを提供していない。カフェ、レストランなどでWifiステッカーを探すしかない。
romewirelessが市内各所で2時間の無料Wifiを提供している。
また、フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)では30分間無料でWifiに接続できる。

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5. 旅の本屋 のまど イベント情報:
・1/30(木)森百合子さん スライド&トークイベント
・2/28(木)嵐よういちさん×丸山ゴンザレスさん 対談トークイベント

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/

新刊「3日でまわる北欧 in コペンハーゲン」発売記念
◆森百合子さん  スライド&トークイベント◆
「北欧&コペンハーゲンの旅の楽しみ方」

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新刊『3日でまわる北欧inコペンハーゲン』(スペースシャワーネットワーク)の発売を記念して、著者の森百合子さんをゲストにお迎えして、北欧&コペンハーゲンの魅力についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。「コーヒーとパン好きのための北欧ガイド」、「北欧のおいしい話」などこれまでに北欧に関する著作が多数ある森さんが、今回注目したのはデンマークの首都、コペンハーゲン。
北欧というと「遠い」というイメージ があるのですが、直行便だとコペンハーゲンまで10時間半と案外近く、空港から街中までも電車で15分と、案外気楽に短期旅行ができるのだとか。そこで、本書では北欧に興味があるけど時間がないとう方のために、北欧のデザインからグルメ、ビンテージ、雑貨、コーヒー、ライフスタイルまで、3日間でできるだけ北欧&コペンハーゲンを満喫できるルートが提案されています。
北欧の街歩きが得意な森さんならではの、とっておきで貴重な北欧やデンマーク、コペンハーゲンの話が1時間ほどのトークの中で聞けるはずです。森さんのファンの方はもちろん、デンマークや北欧に興味のある方はぜひご参加いただければと思います!
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※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


森百合子(もりゆりこ)

東京都出身。コピーライター。フィンランド大使館やスウェーデン大使館との仕事を通じて、北欧の生活や文化への見識を深める。情報サイトAll Aboutでの連載「北欧の暮らし」をはじめ北欧関連の執筆や翻訳、トークショーなど多数。定期的に北欧を訪れ、情報を発信している。2012年には東京・田園調布で北欧ビンテージ雑貨の店『Sticka』をオープン。著書に『北欧のおいしい話』『北欧のおいしい時間』(スペースシャワーネットワーク)『北欧インテリアBOOK』(宝島社)など。

◆森百合子さんHP
http://hokuobook.com


【開催日時】  1月30日(木)   19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
  ※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど
 協力:スペースシャワーネットワーク


新刊『海外ブラックグルメ』&『海外の危険な街に行ってきました』発売記念
◆嵐よういちさん×丸山ゴンザレスさん 対談トークイベント◆
「海外の危険な街でブラックグルメを食べつくす」

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新刊『海外ブラックグルメ』&『海外の危険な街に行ってきました』(彩図社)の発売を記念して、著者で旅行作家の嵐よういちさんと盟友で作家の丸山ゴンザレスさんのお二人をお招きし、海外のスゴイ怪しい食べ物と危険な街についてスライドを眺めながら対談トークをしていただきます。「海外ブラックロード」「中南米ブラックロード」など、「ブラックロード」シリーズで絶大な人気を誇る嵐さんと様々なジャンルのウラ情報に精通している丸山さんが、今回注目したのは海外で遭遇した常識を超えた“ブラック”なグルメの数々。アマゾンで食したナマケモノ、アフリカで人気のワニのステーキ、カビの生えたグロテスクなとうもろこしなどのゲテモノ料理から、豚の丸焼き、アメリカのホームレス用炊き出しなどの超ローカル料理まで、新刊ではそんなアジア、アフリカ、中南米など世界中で食した海外の様々な驚愕料理が紹介されています。もう1冊の新刊で紹介されている海外の危ない都市情報とあわせて、嵐さんや丸山さんが実際に体験したリアルな世界中の食事情や都市の治安情報についての貴重なエピソードが生で聞けるチャンスです。嵐さんや丸山さんのファンの方はもちろん、海外の食べ物や危険な街情報について興味のある方はぜひご参加くださいませ!!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


嵐よういち(あらしよういち)

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1969年生まれ。東京都杉並区出身。独身。20歳からイギリス、アメリカと留学(遊学?)して、その後、面白い写真を求めて海外を放浪する。約70ヶ国を渡り歩く。特に好きな地域は南米。著書に『海外ブラックロード~危険度倍増版』『海外ブラックロード~最狂バックパッカー版』『海外ブラックマップ』『南米ブラックロード』『アフリカ・ブラックロード』『海外ブラックロード~スラム街潜入編』『海外ブラックロード~南米地獄の指令編』(彩図社)など。

◆嵐よういちさんツイッター
https://twitter.com/kaigaiblackroad

丸山ゴンザレス(まるやまごんざれす)

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1977年宮城県生まれ。ジャーナリスト&編集者。國學院大學大学院修了後、出版社勤務を経てフリーになり裏社会や海外情報、都市伝説に関する評論やインタビュー、メディア出演、トークイベントを行う。著書に『アジア『罰当たり』旅行』『図解裏社会のカラクリ』『裏社会の歩き方』(彩図社)、『ブラック・マネジメント』(双葉社)、『図解裏ビジネスのカラクリ』(イースト・プレス)、『海外旅行最強ナビ』(辰巳出版)など。

◆丸山ゴンザレスさんブログ
http://ameblo.jp/maruyamagonzaresu/


【開催日時】 2月27日(木)  19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   900円   ※当日、会場にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内  
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
 
※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど
 協力:彩図社

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6. ハマ姉の!行きたくて行きたくて震える
〜YOU、たび行っちゃいなよ〜

Profile
プロフィール

ハマ姉

tabinoteサイトデザイン&制作担当。紅一点のアラフォー。J事務と旅が好き。ハマ姉へのご意見・ご質問はこちら↓

こんちわ、ハマ姉です。

すでに自分でも方向性に惑っているこのコーナー。
寂聴気分で無責任に書くのもピンとこないっつーか寒いっつーか、寂聴要素ないっつーか・・。

前回一人旅についてまた書くと宣言していたので、知恵袋を見ていたがピンとくる質問がなく悩んでいた。

そんな折、フラっと寄った本屋の旅本コーナーで、とある本を見つけた。
「世界イケメンハンター」 窪咲子のGIRL’S TRAVELという本で、
お名前で調べるとインタビュー もあった。
旅好きの女の子が好きなものが詰まっていて、写真もきれいだし、好感持って見ているうちに、ある事に気がついた。

こうやって、何かテーマ決めて写真撮るといいんだろうな、って事を・・
そして自分が旅する時に決まって撮るのは、食べ物withビールばかりだって事を・・

この人も最初は行きたいところに行く事が前提で、イケメン撮る企画は後に持ち込まれて対応していたようだ。
私も何かテーマを持ちたい・・
そこで考えた。

自分が知恵袋に投稿すればいいんだ、と・・

女性一人旅:テーマを決めた写真を撮りたいのですが、みなさんどういう写真を撮影していますか?
ちなみにニックネームは「lady_on_the_beach000」です。(ハマ姉の意)

誰からもレスポンスなければそれはそれでよし。
あったらあったでおもしろいので、メルマガ読者の方、無謀な回答送ってくれてもいいっす。

2月の初旬の連休に、マイレージ使って鹿児島行く事にしたので、回答次第でそれやってきます。
ちなみにこれも読んでみたけど、ほんと何もなさそうで笑った。また酒の写真撮って終わりそうw
僕がそれでも鹿児島に住み続ける、その魅力を6つに分けて語ります!

よし、以上です!

※次号:今んとこ鹿児島ノープランなので、知恵袋で暴走するかもしれないよ?チェケラ!

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7. 編集後記

tabinote田口です。寒い日が続きますね。
今回のtabinoteスタッフ旅行記はいつもと趣向を変え、チェンマイでのロングステイについて書いてみました。
ロングステイと言っても2週間~1ヶ月程度。ロングではなくショートステイかもしれませんが、旅行とも移住とも異なる感覚で私は気に入っています。
tabinoteスタッフ、ハマ姉の読者からのお便りコーナーも2回めとなりさらに調子に乗っているようです。
今回の定期連載、下川さんは早速のバニラ・エア搭乗レポート。吉田さんはドラクエでした。旅って攻略的なところがありますよね。世界一週ノートは、旅行者の目から見た現在進行形のバンコク情勢です。
そして世界あの街はローマでした。ホテル代が高めな欧州にあって、意外にリーズナブルに滞在できるのも魅力です。

次回もよろしくお願いいたします。

発行:有限責任事業組合tabinote
https://tabinote.jp

※本メルマガの連載原稿または寄稿、告知などの著作権は著者・情報発信元に帰属します。その他の著作権および全ての編集著作権はtabinoteに帰属します。記事の引用・転載は出典を明記いただくとともに、諸関連法規の定めに従い行っていただきますようお願いいたします。

次号は2/11(火)発行の予定です。

1. 旅行業界最新ニュース  2014/1/28号 Vol.016


1. 旅行業界最新ニュース

マレーシア航空、4月いっぱいで東京~ロサンゼルス線を運休

マレーシア航空は2014年4月30日より、東京/成田~ロサンゼルス線を運休することを発表。すでに予約はできない状態になっている。サーチャージが往復290USDと、他航空会社に比べ安いことから人気の路線だった。非常に残念だ。

ANA、国際線の超過手荷物料金をマイルで

ANAは2014年2月1日より、国際線の超過手荷物料金のマイルによる支払いに対応すると発表。個数・重量・サイズ超過に対応し、行き先や利用クラスに応じて必要マイル数が異なる。

エアアジア、「インドネシア・エアアジアX」を設立

エアアジアがまたも新会社を設立した。今回設立されたのはバリを拠点にする「インドネシア・エアアジアX」。近距離国内線中心の「エアアジア」ブランドと異なり、「エアアジアX」ブランドは中距離国際線が中心となっている。「インドネシア・エアアジアX」はエアバスA330を使用し、日本を含む北東アジア、オーストラリア線を運航することが予想されている。

JAL、成田~中部線にB787を投入

JALは、2014年3月30日より、東京/成田~バンクーバー・ホノルル・パリ線の全便、東京/成田~名古屋/中部線の1往復2便にボーイングB787を投入することを発表した。
現在JALのもつB787はすべて国際線で運用されているため、成田~中部線は国内でJALB787に乗れる唯一の路線となる。
東海圏から成田を利用して国際線に乗る人は利用してみては?

香港エクスプレス、新機体デザイン発表

香港を拠点に、羽田便と関西便を運行しているLCC、香港エクスプレス航空が機体後部に香港の高層ビル群をイメージさせるイラストの入った新しい機体デザインを発表した。
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(写真:香港エクスプレス航空)

2a. 連載:「タビノート」 下川裕治  2014/1/28号 Vol.016 無料版


2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

日本のLCCになったバニラエア

 すっかり日本のLCCになっていた。
 バニラエアである。
 先日、バニラエアで沖縄を往復した。往路は4000円、帰路は週末にあたり4000円のチケットを確保することができなかったが。
 これまでエアアジア・ジャパンを使い、何回か沖縄を往復した。アジアで何回となくエアアジアを使っているから、それほど気にはならなかったが、そこかしこにエアアジアの流儀が顔をのぞかせていた。はじめて利用する日本人は戸惑うだろうな……と思ったものだった。


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2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和  2014/1/28号 Vol.016 無料版


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第14回 吉田友和

ど ドラクエ

旅はドラクエである。いきなり突拍子のない発言で恐縮だが、血迷ったわけではなく、大真面目にそう思う。ドラクエとは、言うまでもなく「ドラゴンクエスト」のことだ。プレイしたことはなくとも、国民的RPGの名前ぐらいは誰しもご存じのことだろう。旅をしていると、ドラクエっぽいなあと感じる場面は数知れない。とくに世界一周したときには、これはもうリアル・ドラクエではないかという感想さえ抱いた。


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3a. tabinote旅行記 それでもチェンマイに行き続ける6つの理由


3a. tabinote旅行記 それでもチェンマイに行き続ける6つの理由

はじめに

tabinoteスタッフの田口です。
このコーナーでは毎号スタッフの旅行記を掲載していきますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでお寄せください。採用の方には薄謝を差し上げます。
また、tabinoteは自分だけのユニークな旅行プラン作成のお手伝いをするサービスです。このメルマガを読んでどこかへ行きたくなったら、ぜひtabinoteまでご相談ください。


tabinote田口です。
私がそれでも福岡市に住み続ける、その魅力を6つにまとめて語ります!住と食のクオリティが高すぎる。
という記事をきっかけに、ブロガーの中で「その街の魅力を語る」という企画が流行しているようです。

まとめ1
まとめ2

東京(練馬)とチェンマイの二重生活をはじめて1年になる僕もさっそく便乗してやってみましょう。

【チェンマイ】

1.物価が安い
やはりこれが大きいですね。円安になったとはいえ、日本との物価の差は歴然です。
おいしいヌードルやぶっかけご飯なら1食40バーツ(1バーツ≒3円)。ちょっと贅沢したとしてもせいぜい200バーツ。食費が安すぎて誰も自炊しません。
住居も安いです。シャワーの付いたゲストハウスなら個室で1泊200バーツくらいから。1週間や1ヶ月単位で契約すればさらに割引されます。本格的なマンション(サービスアパートやコンドミニアムと呼ばれる)も10000バーツ/月くらいから豊富に用意されています。

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いつも利用しているサービスアパート。(9000バーツ/月)

2.無線LAN環境が充実
多くのゲストハウスやホテルは無線LANが完備されています。中にはロビーでしか使えないところもありますが、街中にあるカフェの多くは無料で無線LANを提供しています。コーヒー1杯(40バーツ程度)で何時間いてもいやな顔されません。僕は日中はほとんどカフェで仕事をしています。

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こういう居心地のいいカフェがそこかしこにある。

3.とにかくゆるい
日本や韓国、香港などはせっかちで働き者が多い印象ですが、東南アジア、特にタイの人は本当にのんびりしています。昼間は適当に働き、夜はビールとおいしい食事で友だちと楽しく過ごします。(格差や貧困がないというわけではありませんが、近隣諸国ほどひどくはありません)
もちろんそのことで多少不愉快な思いをすることもゼロではありませんが、それも笑って許せてしまえるのです。
一日中地面に寝っ転がっている野生の犬や猫がたくさんいるのもポイント高いですね。ほとんどの犬は吠えもせずただ寝ているだけですので、苦手な人も大丈夫です。

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タイのゆるさを端的に表している写真。

4.街がコンパクト
巨大都市バンコクと違いチェンマイ市街地の規模は本当に小さいです。バイクで1時間も走れば街を1周できてしまいます。空港アクセスも市街地まで15分程度です。
ただし公共交通機関はあまり発達していません。市内交通は主にトゥクトゥクとソンテウと呼ばれる小型トラックになります。どちらも値段交渉が必要なので多少面倒ですが、慣れればどうということはありません。
僕はいつもレンタルバイクを利用しています。200B/1日程度かかりますが、行動範囲が格段に広がるので、それだけの価値は絶対にあります。(利用にはパスポートを預ける必要があります。免許証提示の必要はありませんが、万一事故を起こした場合は必要になると思います)
バイクがあれば近郊の大型ショッピングモールや動物園・ドイ・ステープといった観光地などにも気軽にアクセスできます。

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レンタルバイクにまたがるtabinoteスタッフ田口

5.寒くない
寒がりの自分にとってこれはとても重要です。一番冷え込む1月でもTシャツの上に一枚ジャージを羽織ればなんとかなるレベルです。
とは言え特に4~5月はたいへんに暑いです。40度を越える日もザラなので暑いのが苦手な人には辛いでしょうが、日中はクーラーの効いた部屋でしのぎ、夜に活動すればなんとかなります。
6~9月は雨季ですが、日本の梅雨のように毎日降り続くわけではなく、猛烈なスコールが多いのでそんなに厳しくはないです。

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暑いけど木陰に入ればだいじょうぶ。

6.食事がうまくて安い
タイ料理が安くておいしいのは当然ですが、チェンマイは移民も多く、多くの旅行者も集まりますので、世界各国の料理を楽しむことができます。もちろんタイ料理よりは高くつきますが、それでも日本で食べるよりは安いです。また、ブームということもあり日本料理が特に豊富です。お約束の寿司や鉄板焼きだけではなく、ラーメン、うどん、カレー、牛丼、モツ鍋なんてものもあります。そして、そこそこうまいです。

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すべて屋台から持ち帰り。確か全部で150Bくらいかしら

というわけで自分的にはほぼ文句のつけようがない住環境であります。

もちろんデメリットもあります。

・田舎すぎて退屈
基本的になにもない街です。一週間も過ごせばめぼしい観光地も行き尽くし、あとはカフェや市場、ショッピングモールくらいしか行くところがありません。

・日本のモノを取り寄せにくい
不可能ではないですが日本で買うよりは割高になります。これは当たり前ですね。なので完全移住は僕には辛いです。

・大気汚染が結構ひどい
主に排ガスによる大気汚染が問題になっています。特に埃っぽい乾季は結構きついです。バイクに乗る際にはマスクが必須になります。

・友だちを作るのが難しい
もちろん努力すればできるのでしょうが、語学の問題もありなかなか難しいですね。また、たとえできたとしても、やはりたまには日本に戻って日本の友だちと飲みたくなります。

というわけで僕は東京とチェンマイの二重生活をかなり楽しんでいます。
今のところ2ヶ月に1回、2~3週間ずつチェンマイを訪れているだけですが、今年はもっと頻度を上げていきたいと思っています。

3b. 世界一周ノート 第7回 バンコク-その1


3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
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青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

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第7回:バンコク-その1

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(野宿)

ラオスの首都、ヴィエンチャンからタイのノンカーイまでの最終の国際バスに乗った僕は、日本人と過ごして甘えたラオスから自分を切り離すため、ノンカーイ駅での野宿を経てバンコクに向かった。
目的は「沈没」。

沈没 (比喩的表現)- Wikipedia

期間は1ヶ月、僕は沈没が何なのか、身をもって確かめてみたかった。
お金を使わない。極力人とも関わらない。観光らしいことはせず、生活に重点を置く。
そんなルールを設けて敢行した沈没生活は、バックパッカーの聖地カオサン通りからも近い、1泊450円の独房の様な場所で幕を開けた。
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(独房)

この生活においてまず欠かせない要素となったのがデモだった。1月27日現在でも死者を出すなど、バンコクでのデモは見通しのつかない惨事となって報道されている。僕が過ごした12月も同様に座り込み、政府施設への行進などが行われ、既に爆破事件や死傷者が出ていた。
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(デモ-昼)

僕の滞在先の独房はデモの拠点である民主記念塔から徒歩10分の距離で、僕は不謹慎と知りつつもそこを歩いて回った。集会は演説や音楽ライブが終始行われ、参加者は笛と拍手でそれに応え、24時間終わることはなかった。

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(デモ-夜)

今思うとどうかしているけれど、僕は顔見知りが出来るほどデモに毎日通った。だいたい1日2回、顔を出した。それは何故か?

水と食事が無料だった。時間によってはジュースやコーヒー、果物、ロティというクレープも貰えた。それはデモに集う人たちのためのものだったけれど、バンコクで唯一外国人が全くいない環境において僕の存在は珍しかったらしく、どんどん食べるよう毎日促された。
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(炊き出し)

こうして僕は最悪の事態への可能性と引き換えに昼夜デモに通い、沈没生活の食費をほぼゼロで過ごすことになった。

朝食はデモでなく、毎朝徒歩1時間かけてインド人街のシク教寺院に通った。ここではカレーの炊き出しが行われ、インド人に混じってタブラーの音色に耳を傾けながら僕はチャイをすすった。
Sikhism
(シク教寺院)

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(やはり炊き出し)

1日に宿代の450円しか使わない日もあり、昼寝や散歩に殆どの時間を費やして、ある日僕は気が付いた。「沈没」「外こもり」という言葉はかなり広義的な言葉で、スタイルは個人によって自在に変容するということを。

一言に「沈没」と言っても、日本の「引きこもり」の様にそこに画一的な生活様式はなく、沈没者たちの生活は自由奔放で、お金の使い方も、リズムもバラバラだった。そしてそこには薬物、売春、放蕩と、生き辛い日本を多角的に逃げ出した人たちの姿があった。(僕が出会ったそんな沈没者たちの物語は次回記します)

自分で決めたルールが単に自分の沈没スタイルだったことに気付いた僕は、最後までそのスタイルで自堕落な生活を手にし、沈没を満喫した。どれだけ自分が卑しく腐っても、誰にも咎められない居心地は「日本」にはない至福の時だった。そして一度街に繰り出せば微笑みの国が僕を待っていた。
どんなガイドブックにも載っていない自分だけの旅程が「沈没」なのかもしれない。

次回は沈没生活で出会った沈没者たち、沈没事件、タイでの予防接種、パンガン島日帰り強行、を記します。


・今回の記事はあくまで筆者の見解で、デモの危険度を示すものではありません。旅行の際は政府機関の勧告、各種報道を参照して下さい。
・ヴィエンチャンーノンカーイ間は150円で国際バスが毎日運行しています。
・ノンカーイーバンコク間は朝5時発の鈍行列車が安価で700円弱。
・駅構内での野宿は特に注意されませんが、野犬と蚊に注意が必要です。
・沈没の宿泊先はSitdhiゲストハウス、カオサンを抜けたソイランブトリエリアにあります。
・シク寺院の炊き出しは朝8時から10時くらいまでで毎日行われています。


Googlemap
とりあえずの予定コース:上海→杭州→南寧→ベトナム→ハノイ→ホーチミン→カンボジア→チェンマイ→ラオス→バンコク…、以降東南アジアからインド、トルコ、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、南米と巡る予定

4. 世界あの街この街: ローマ


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第15回 ローマ

ローマ(トリップアドバイザー提供: sunrockassociation, 2010 7)

イタリア共和国・国旗

【画像:Wikipedia提供】


見どころと特徴

全ての道はローマに通ず。イタリアの首都であり、3000年の歴史を誇る欧州を代表する観光都市。
アート、世界遺産、街歩き、ショッピング、グルメなどどれも世界一級のレベルであり、各種観光地ランキング上位の常連となっている。市内にあるヴァチカン市国もまるごと世界遺産に登録されている。
美術館のような街並みや教科書で見たような絵画や彫刻を見学し、カフェでまったり過ごすのがおすすめ。

ローマ市街は入りくんでいるが、直径5kmほどの城壁に囲まれており徒歩でも巡ることができる。
街歩きの目安として、テルミニ駅、駅から南西のヴェネチア広場、広場の南東にあるコロッセオ、駅の北西のポポロ広場の位置関係を地図で把握しておくとよい。この4地点とテヴェレ川が囲む範囲に観光名所が集中している。
部屋の窓から見えるテルミニ駅 - Picture of Hotel Gioberti, Rome
This photo of Hotel Gioberti is courtesy of TripAdvisor

テルミニ駅の観光局で地図を入手、構内や店舗を眺めた後は周辺の国立博物館、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、ディオクレティアヌス浴場跡などの見どころが至近。有名なオペラ座もこのあたり。浴場からはナツィオナーレ通りというショッピングストリートになっている。

ナツィオナーレ通りはヴェネチア広場に通じている。巨大なヴィットリアーノは市内どこからでも眺めることができるので方向をつかむのに便利。
広場から南西方向にはミケランジェロ設計のカンピドーリオ広場、世界最古の美術館であるカピトリーニ美術館がある。
また、広場の南東方向にローマ観光のハイライトの1つ、コロッセオがあり、一帯がフォノ・ロマーノという広大な遺跡になっている。凱旋門やパラティーノの丘、コロッセオを見て回るには最低でも半日以上必要。
ヴェネチア広場の写真
ヴェネチア広場 (トリップアドバイザー提供)

ヴェネチア広場から北西にはコルソ通りが延び、ポポロ広場とを結んでいる。コルソ通りに入ってすぐのところにあるのは「ローマの休日」の舞台となったコロンナ美術館。その通りを挟んだ西の向かいが1000以上もの部屋数を誇る巨大な邸宅、ドーリア・パンフィーリ美術館。その先には世界最大の石造建パンテオンや、カラヴァッジョで有名なサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会がある。
 パンテオンの写真
 パンテオン (トリップアドバイザー提供)

このあたりで見逃せないのが市民の憩いの場、ナヴォーナ広場と庶民の台所カンポ・ディ・フィオーリ市場。めくるめく史跡や美術品でくらくらした頭をリセットし一息つくのに最適。
カンポ・ディ・フィオーリ広場の写真
カンポ・ディ・フィオーリ広場 (トリップアドバイザー提供)

コルソ通りはショッピングストリート。高さ24mのオベリスクを目指して歩くとポポロ広場に、途中のコンドッティ通りを右に向かうとスペイン広場に到着する。スペイン階段も「ローマの休日」であまりにも有名。ポポロ広場の先、ボルゲーゼ美術館は要予約。
スペイン広場の写真
スペイン広場 (トリップアドバイザー提供)

このあたりがテルミニ駅~ポポロ広場をむすぶ4地点範囲内の見どころ。

続いてテヴェレ川を超えた先も見逃せない。
ヴェネチア広場から西にヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを通ってテヴェレ川を越えるとバチカン市国。
カトリックの総本山サン・ピエトロ大聖堂ではミケランジェロの「ピエタ」やベルニーニのブロンズ天蓋など必見の展示がある。隣接するバチカン博物館は世界有数の規模と格式を誇り、じっくり見てまわるには数日かかる。サンタンジェロ城のテラスからの眺めは絶景。
St. Peter's Basillicaの写真
St. Peter’s Basillica (トリップアドバイザー提供)

川を越えた南側のトラステヴィレ方面には「真実の口」でおなじみサンタ・マリア・イン・コスメディン教会と広場。川を渡るとバーやトラットリアが軒を連ね、夜の街歩きが楽しい。
真実の口 広場の写真
真実の口 広場 (トリップアドバイザー提供)

美術品や史跡、観光名所に興味の無い人もご安心を。
トラステヴィレやローマの台所といわれるテスタッチョなど、地元民の庶民的な雰囲気の街や通りを巡るのもひたすら楽しい。

最後にもう一度ヴェネチア広場方面に戻って、「トレビの泉」へ。後ろ向きにコインを投げ入れるとローマを再び訪れることができる、かも。
トレヴィの泉の写真
トレヴィの泉 (トリップアドバイザー提供)

滞在日程に余裕があれば、アッピア旧街道とカタコンペ、世界遺産のエトルリアやハドリアヌス帝別荘などが人気。最近では郊外の農村に泊まるアグリ・トゥーリズモへの関心も高まっている。
Ancient Appian Wayの写真
Ancient Appian Way (トリップアドバイザー提供)


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Ad Hocの写真
Ad Hoc (トリップアドバイザー提供)

ダ・フェリーチェ テスタッチョの写真
カンポ・ディ・フィオーリ広場のレストラン(ダ・フェリーチェ テスタッチョ) (トリップアドバイザー提供)

ローマは言わずと知れた美食の都。
業態は本格的なレストランから、カジュアルなトラットリア、ピザが売りのピッツェリア、コーヒーとパニーニなどの気軽な立ち飲み所バールなど。彩り取りの総菜がならぶデリカテッセンも楽しい。

ローマの食については、美味しい店のレベルは高いが、観光客向けの店などではイタリア料理を食べなれた日本人には不満の出るところもあり、多少レベルにバラツキがある模様。ただし、チーズやハム、野菜などの基本的な食材はのきなみ濃厚で美味しいというのが旅行者の弁。地元の人で賑わっているような店なら間違いは無い。
昼間にピザを出すような店は注意(イタリアでピッツァは夕食に取るもので、昼は観光客向け)という説もあるが、朝から食べている光景を見ることも…。

市場の中にある食堂も臨場感があって楽しい。
高級なレストランでは予約が必要なことも。ドレスコードのあるような店ならワインとコースで最低80ユーロは必要。カジュアルなトラットリアならぐっと手軽で1人当たり30ユーロ程度。ランチならパスタ1皿、ピザ1枚で10ユーロ未満。


日本からの行き方

(空路)
アリタリアの直行便なら成田から12時間程度でローマに到着する。
乗り継ぎ便の選択肢は広く、トルコ航空、中国東方などは8万円台をつけることも。
中東系のエミレーツやエディハド、大韓航空、キャセイパシフィック、中国国際などが10万円台。
比較的搭乗時間の短いルフトハンザのミュンヘン経由が意外にお得で、搭乗は15時間程度、費用も12万円未満とバランスがいい。

関空の場合はやはりトルコ航空かKLMオランダが手頃。特にKLMオランダは搭乗16時間で費用は10万円を切ることも。

(陸路)
パリ、ミラノといった近郊の都市から鉄道や国際バスで向かうことが出来る。ただし、費用面ではLCCが安いことが多い。

国際バスEurolinesが欧州各都市を結んでいる。安さで有名だがLCCの方が安いことも多く、特にバスの旅をしたいということでなければよく比較検討が必要。15日乗り放題のパスなら215ユーロ。

(パッケージツアー)
シーズンにもよ るが、4泊5日(機内泊)の往復経由便の場合、サーチャージ込み10万を切るものもある(ただし現地滞在時間は1日半~2日程度)。余裕のある7日間直行便のツアーの場合15万円程度から。

(空港)
ローマの玄関口・フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)はローマ市街から30km。
空港は拡張工事が行われており広大、移動には余裕をもって。
中心部のテルミニ駅まで直通電車(レオナルド・エクスプレス)が走っており、ノンストップで所要30分、14ユーロ。
普通列車の場合は6ユーロ程度。市街地まで所要30~40分程度。

滞在ホテルによっては市街地までのシャトルバス(プルマン)が便利なことも。4~7ユーロ程度。所要1時間程度。

タクシーの場合は市街地まで固定料金48ユーロ。白タクに注意。


地理と気候

日本との時差は8時間、日本の方が早い。サマータイム中(3月の最終日曜日AM2:00~10月の最終日曜AM3:00)は時差7時間。

年間通じて最高気温は東京に近いが、最低気温はやや低め。朝晩の寒暖差は大きい。
四季があり、春か秋が過ごしやすい。夏も日差しが強いものの湿度は低く、20時過ぎまで明るい。冬は0度近くまで下がることも。


(画像:Google提供)


言語と通貨

公用語はイタリア語が基本。
外国人の行くようなホテルやレストランでは英語が通じることもあり、メニューにはイタリア語と英語が併記されていることもあるが、あまり英語は通じないと思って良い。
通貨はユーロ。1ユーロ=132円程度(13年10月時点)。

物価はイタリアの他の観光都市(ミラノ、ベネチアなど)と比べてやや安い。東京とくらべて同じか若干安い程度。
タクシーは平日昼間の初乗り3ユーロ程度。
カジュアルなトラットリアで1人当たり20ユーロ程度。デリカテッセンなら、総菜を買い込みワインを追加しても10ユーロ程度ですむ。エスプレッソは1ユーロ。
ホテルは3星ホテルで100ユーロ程度から。

両替は最低限のユーロを日本で両替していけば十分。
ホテル、レストランではサービス料が追加されているのでチップは不要。タクシーは料金の1割程度またはお釣り、ポーターは1ユーロ程度が相場。
ホテルやレストランをはじめ、多くの場所でクレジットカードが使える。現金が必要であれば都度現地からATMで引き出すのが効率的。

ユーロ紙幣(画像:Wikipedia)


ビザと治安

観光都市だけあり、比較的盗難やぼったくりなどの被害は多い。ホテルでの窃盗はホテルの規模やグレードに関係なく発生している。
白タクにぼったくられたという報告も多発しているので、タクシーは正規業者を利用すること。

テルミニ駅や空港、鉄道車内での置き引きやスリ、盗難などの被害も多い。
テルミニ駅周辺ではぼったくりバーの被害も報告されている。また、現地の人につれていかれた飲食店や観光地で菓子や飲み物を飲まされ意識を失うという昏睡強盗の被害事例もある。他、両替所で不当に高いレートを適用された、お釣りのごまかしなど枚挙にいとまない。
外国に居るという意識をもって気を抜かないことが重要。

観光目的の場合、90日以内の滞在はビザ免除。


市内交通

(タクシー)
TAXI(タッシーと読む)は白色かつ市の紋章が入り、屋根にTAXIのサイン表示がしてある正規業者を選ぶ。空車は赤ランプでLIBEROとボードが出ている。
平日(土含む)昼間の初乗り3ユーロ、日祝4.5ユーロ、夜間22時から翌6時まで6.5ユーロ。
チップ込みでメーターより少し多めに(1割が目安)払う。
ドライバーには英語は通じないと思った方が良い。現地語で表記された地図やメモ、ショップカードを見せた方が確実。

(地下鉄・鉄道)
地下鉄はメトロポリターナと言う。A線とB線の2線が走っており、テルミニ駅で交差している。赤地に白でMの表記が地下鉄口。
B線バジリカ・サン・パオロ駅からローマ=リード線、A線フラミニオから北にローマ=ヴィテルボ線(ローマ・ノルド線)、テルミニからローマ=パンターノ線という近郊鉄道が通っている。

地下鉄・近郊鉄道のチケットは1.5ユーロ(100分間有効で乗り換え可、途中下車で無効)。1日券が6ユーロ。3日券が16.5ユーロ。
チケットはバスおよびトラムも共通。

地下鉄・近郊鉄道・バスに乗り放題で、市内2つの任意のミュージアム入館料が付いた3日間有効の「ローマ・パス」は34ユーロ。コロッセオの場合は専用レーンが用意され長いチケット購入の列に並ばずに済む優れもの。空港やテルミニ駅の観光案内所で購入可能。

(バス)
バスはアウトブスと言う。ATAC社の市内バスはオレンジ色で市内を縦横に結んでいる。使いこなせれば便利。
チケットは地下鉄を参照、1回1.5ユーロ。

テルミニ駅発の40番バス、市内観光ツアーの110番バスが観光客に人気。
110番はコロッセオやヴェネチア広場、トレビの泉など主要観光ルートを効率良くまわってくれ、日本語ガイドの入ったイヤホンも貸してくれる。こちらはローマパスでは利用できず、1日券15ユーロ。


ホテルとシーズン

ホテルの競争は激しい
ホテルは格式高いラグジュアリーホテルから安宿まで、非常に充実している。
5つ星の豪華なホテルは200ユーロ程度。3つ星ホテルでも清潔・快適で雰囲気のある宿が厚くそろっており、100ユーロ程度。
ペンショネーやB&Bも充実している。
ユースホステルやホステルと呼ばれ、ドミトリー10ユーロ、個室30ユーロくらいから。個人宅の部屋貸しサービスAirbnbの利用もお勧め。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
プリペイドSIMも問題無く購入できる。
大手キャリアはTIM、3、Vodafoneなど。いずれも空港内に店舗があり22時まで開いている。
テルミニ駅には3、TIMの店舗がある。
TIMの場合、データ通信300M(1週間有効)が3ユーロ、1Gで10ユーロ。4G(LTE)プランもある。

(Wifi)
海外旅行でWifiといえばまずスターバックス、もしくはマクドナルドだが、ローマにはスタバ店舗は無く、マクドナルドはWifiを提供していない。カフェ、レストランなどでWifiステッカーを探すしかない。
romewirelessが市内各所で2時間の無料Wifiを提供している。
また、フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)では30分間無料でWifiに接続できる。

5. 旅の本屋 のまど:イベント情報  2014/01/28号 Vol.016


5. 旅の本屋 のまど イベント情報:
・1/30(木)森百合子さん スライド&トークイベント
・2/27(木)嵐よういちさん×丸山ゴンザレスさん 対談トークイベント

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/

新刊「3日でまわる北欧 in コペンハーゲン」発売記念
◆森百合子さん  スライド&トークイベント◆
「北欧&コペンハーゲンの旅の楽しみ方」

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新刊『3日でまわる北欧inコペンハーゲン』(スペースシャワーネットワーク)の発売を記念して、著者の森百合子さんをゲストにお迎えして、北欧&コペンハーゲンの魅力についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。「コーヒーとパン好きのための北欧ガイド」、「北欧のおいしい話」などこれまでに北欧に関する著作が多数ある森さんが、今回注目したのはデンマークの首都、コペンハーゲン。
北欧というと「遠い」というイメージ があるのですが、直行便だとコペンハーゲンまで10時間半と案外近く、空港から街中までも電車で15分と、案外気楽に短期旅行ができるのだとか。そこで、本書では北欧に興味があるけど時間がないとう方のために、北欧のデザインからグルメ、ビンテージ、雑貨、コーヒー、ライフスタイルまで、3日間でできるだけ北欧&コペンハーゲンを満喫できるルートが提案されています。
北欧の街歩きが得意な森さんならではの、とっておきで貴重な北欧やデンマーク、コペンハーゲンの話が1時間ほどのトークの中で聞けるはずです。森さんのファンの方はもちろん、デンマークや北欧に興味のある方はぜひご参加いただければと思います!
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※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


森百合子(もりゆりこ)

東京都出身。コピーライター。フィンランド大使館やスウェーデン大使館との仕事を通じて、北欧の生活や文化への見識を深める。情報サイトAll Aboutでの連載「北欧の暮らし」をはじめ北欧関連の執筆や翻訳、トークショーなど多数。定期的に北欧を訪れ、情報を発信している。2012年には東京・田園調布で北欧ビンテージ雑貨の店『Sticka』をオープン。著書に『北欧のおいしい話』『北欧のおいしい時間』(スペースシャワーネットワーク)『北欧インテリアBOOK』(宝島社)など。

◆森百合子さんHP
http://hokuobook.com


【開催日時】  1月30日(木)   19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
  ※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど
 協力:スペースシャワーネットワーク


新刊『海外ブラックグルメ』&『海外の危険な街に行ってきました』発売記念
◆嵐よういちさん×丸山ゴンザレスさん 対談トークイベント◆
「海外の危険な街でブラックグルメを食べつくす」

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新刊『海外ブラックグルメ』&『海外の危険な街に行ってきました』(彩図社)の発売を記念して、著者で旅行作家の嵐よういちさんと盟友で作家の丸山ゴンザレスさんのお二人をお招きし、海外のスゴイ怪しい食べ物と危険な街についてスライドを眺めながら対談トークをしていただきます。「海外ブラックロード」「中南米ブラックロード」など、「ブラックロード」シリーズで絶大な人気を誇る嵐さんと様々なジャンルのウラ情報に精通している丸山さんが、今回注目したのは海外で遭遇した常識を超えた“ブラック”なグルメの数々。アマゾンで食したナマケモノ、アフリカで人気のワニのステーキ、カビの生えたグロテスクなとうもろこしなどのゲテモノ料理から、豚の丸焼き、アメリカのホームレス用炊き出しなどの超ローカル料理まで、新刊ではそんなアジア、アフリカ、中南米など世界中で食した海外の様々な驚愕料理が紹介されています。もう1冊の新刊で紹介されている海外の危ない都市情報とあわせて、嵐さんや丸山さんが実際に体験したリアルな世界中の食事情や都市の治安情報についての貴重なエピソードが生で聞けるチャンスです。嵐さんや丸山さんのファンの方はもちろん、海外の食べ物や危険な街情報について興味のある方はぜひご参加くださいませ!!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


嵐よういち(あらしよういち)

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1969年生まれ。東京都杉並区出身。独身。20歳からイギリス、アメリカと留学(遊学?)して、その後、面白い写真を求めて海外を放浪する。約70ヶ国を渡り歩く。特に好きな地域は南米。著書に『海外ブラックロード~危険度倍増版』『海外ブラックロード~最狂バックパッカー版』『海外ブラックマップ』『南米ブラックロード』『アフリカ・ブラックロード』『海外ブラックロード~スラム街潜入編』『海外ブラックロード~南米地獄の指令編』(彩図社)など。

◆嵐よういちさんツイッター
https://twitter.com/kaigaiblackroad

丸山ゴンザレス(まるやまごんざれす)

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1977年宮城県生まれ。ジャーナリスト&編集者。國學院大學大学院修了後、出版社勤務を経てフリーになり裏社会や海外情報、都市伝説に関する評論やインタビュー、メディア出演、トークイベントを行う。著書に『アジア『罰当たり』旅行』『図解裏社会のカラクリ』『裏社会の歩き方』(彩図社)、『ブラック・マネジメント』(双葉社)、『図解裏ビジネスのカラクリ』(イースト・プレス)、『海外旅行最強ナビ』(辰巳出版)など。

◆丸山ゴンザレスさんブログ
http://ameblo.jp/maruyamagonzaresu/


【開催日時】 2月27日(木)  19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   900円   ※当日、会場にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内  
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
 
※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど
 協力:彩図社