3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
aoki_s

青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

Facebook

3b. 世界一周ノート 第27回:ポーランド・クロアチア

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ブダペストから列車に乗り込んで、僕はポプラドの駅で列車を降りた。駅の周りには何もなく、少し高そうなホテルが幾つかあるだけだった。
そのままバス亭に向かい、ザコパネ行きのバスを探した。チケット売り場は閑散としていて、ザコパネ行きのチケットはなく、ローカルバスを待たねばならないということがわかった。バスはどうやら1日に3本で、停留所で確認し、15時の最終に何とか乗れることができた。行ってみればやはり何とかなるものだった。
バスは山を越え、山岳避暑地・ザコパネへと向かった。

ザコパネの町は観光客で賑わっていた。日本でいうところの軽井沢のような場所だった。サイクリングやハイキングに訪れた人々がその涼しい町を行き来していた。とても心落ち着く場所だった。目的地であるクラクフへのバスも毎日運行しているようで、僕はほっとした。
世界中にはまだまだ知られていない観光地があって、それは単に僕が知らないというだけのことだった。
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折角来たので僕はトレッキングに出かけた。モルスキエ・オコという湖を見に、半日かけて歩いてみることにした。湖の畔で魚を眺め、チョコレートを食べると、降り出した土砂降りの雨もどうでもよくなるくらい清々しい気持ちになった。
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ザコパネを北上し、僕はクラクフへと辿り着いた。念願のアウシュビッツ観光、東欧の物価はやはり居心地よく、ユーロ圏へ先が思いやられた。
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クラクフを経て、僕はまだまだ東欧に後ろ髪を引かれ、時間もないのにずるずると東欧諸国を巡った。スロバキア・スロベニア・クロアチア・ボスニアヘルツェゴビナ。旧市街のお城や川はもちろん、歴史的名所なんかを見ながら市場で旬の桃を買って食べて過ごした。日本人観光客の姿はなく、東欧=危険?というイメージが根強く残っているせいなのかもしれなかった。今ではルーマニアやウクライナを訪れなかったことが心残りになるくらい、僕は東欧に対するイメージを一新していた。
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そんな東欧で唯一日本人フィーバーしている国がクロアチアだった。どうやらクロアチア観光のTV放映があったらしく、観光客が大挙していた。目的地は南部ドブロクニク(魔女の宅急便や紅の豚の舞台になったとされる場所)とプリトヴィツェ湖群国立公園だった。ドブロクニクはホテル代が高く割愛したけれど、東欧で出会った旅人たちが口を揃えてオススメするので、プリトヴィツェには僕も行ってみた。

首都ザグレブからの日帰りはバスの数も多く、1日観光としてはかなり充実した内容だった。巨大な公園内を歩いて回るので体力的には中々厳しいけれど、とにかく透明度の高いその湖の景観は単純に美しかった。やっぱりチョコレートを食べて、見渡す湖は旅の中の貴重な安息になった。
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次回は最悪のイタリア・そしてスペイン南部へ、を記します。


世界一周ノート
とりあえずの予定コース:上海→杭州→南寧→ハノイ→ホーチミン→シェムリアプ→チェンマイ→ルアンパバーン→バンコク→パンガン島→ペナン島→マラッカ→スマトラ島→ジャワ島→マニラ→シンガポール→ジョホールバル→シドニー→チェンナイ→ムンバイ→アグラ→デリー→バラナシ→ブッダガヤ→コルカタ→ダージリン→ポカラ→ルンビニ→ガヤ→カトマンズ→ポカラ→トルコ→ギリシャ→ブルガリア→ポーランド→クロアチア・・・以降西ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、南米と巡る予定

3b. 世界一周ノート 第27回:ポーランド・クロアチア


3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

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青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

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3b. 世界一周ノート 第27回:ポーランド・クロアチア

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ブダペストから列車に乗り込んで、僕はポプラドの駅で列車を降りた。駅の周りには何もなく、少し高そうなホテルが幾つかあるだけだった。
そのままバス亭に向かい、ザコパネ行きのバスを探した。チケット売り場は閑散としていて、ザコパネ行きのチケットはなく、ローカルバスを待たねばならないということがわかった。バスはどうやら1日に3本で、停留所で確認し、15時の最終に何とか乗れることができた。行ってみればやはり何とかなるものだった。
バスは山を越え、山岳避暑地・ザコパネへと向かった。

ザコパネの町は観光客で賑わっていた。日本でいうところの軽井沢のような場所だった。サイクリングやハイキングに訪れた人々がその涼しい町を行き来していた。とても心落ち着く場所だった。目的地であるクラクフへのバスも毎日運行しているようで、僕はほっとした。
世界中にはまだまだ知られていない観光地があって、それは単に僕が知らないというだけのことだった。
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折角来たので僕はトレッキングに出かけた。モルスキエ・オコという湖を見に、半日かけて歩いてみることにした。湖の畔で魚を眺め、チョコレートを食べると、降り出した土砂降りの雨もどうでもよくなるくらい清々しい気持ちになった。
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ザコパネを北上し、僕はクラクフへと辿り着いた。念願のアウシュビッツ観光、東欧の物価はやはり居心地よく、ユーロ圏へ先が思いやられた。
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クラクフを経て、僕はまだまだ東欧に後ろ髪を引かれ、時間もないのにずるずると東欧諸国を巡った。スロバキア・スロベニア・クロアチア・ボスニアヘルツェゴビナ。旧市街のお城や川はもちろん、歴史的名所なんかを見ながら市場で旬の桃を買って食べて過ごした。日本人観光客の姿はなく、東欧=危険?というイメージが根強く残っているせいなのかもしれなかった。今ではルーマニアやウクライナを訪れなかったことが心残りになるくらい、僕は東欧に対するイメージを一新していた。
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そんな東欧で唯一日本人フィーバーしている国がクロアチアだった。どうやらクロアチア観光のTV放映があったらしく、観光客が大挙していた。目的地は南部ドブロクニク(魔女の宅急便や紅の豚の舞台になったとされる場所)とプリトヴィツェ湖群国立公園だった。ドブロクニクはホテル代が高く割愛したけれど、東欧で出会った旅人たちが口を揃えてオススメするので、プリトヴィツェには僕も行ってみた。

首都ザグレブからの日帰りはバスの数も多く、1日観光としてはかなり充実した内容だった。巨大な公園内を歩いて回るので体力的には中々厳しいけれど、とにかく透明度の高いその湖の景観は単純に美しかった。やっぱりチョコレートを食べて、見渡す湖は旅の中の貴重な安息になった。
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次回は最悪のイタリア・そしてスペイン南部へ、を記します。


世界一周ノート
とりあえずの予定コース:上海→杭州→南寧→ハノイ→ホーチミン→シェムリアプ→チェンマイ→ルアンパバーン→バンコク→パンガン島→ペナン島→マラッカ→スマトラ島→ジャワ島→マニラ→シンガポール→ジョホールバル→シドニー→チェンナイ→ムンバイ→アグラ→デリー→バラナシ→ブッダガヤ→コルカタ→ダージリン→ポカラ→ルンビニ→ガヤ→カトマンズ→ポカラ→トルコ→ギリシャ→ブルガリア→ポーランド→クロアチア・・・以降西ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、南米と巡る予定