4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第41回 ダッカ

ダッカの旅行ガイド
ダッカ (トリップアドバイザー提供)

バングラデシュ人民共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

むせかえるような人の波、クラクションと土埃。昼も夜も賑やかなダッカ。昔ながらのアジアのバザールやモスク、モダンなビルやショッピングモールなどが渾然一体となり、エネルギーを生み出している。
外国人は注目の的で、歩くと背後に人だかり、レストランでは記念撮影を求められることもめずらしくない。カメラを向けると最高の笑顔を見せてくれるし、簡単なベンガル語でも披露すれば人気の的となるだろう。

ダッカの街は水路と道が入り組んでいる。
史跡やミュージアムもあるものの、やはり街歩きが一番の楽しみ。

Dhaka マップ
(地図:Google、A-ボナニ、B-グルシャン、C-モティジール、D-オールド・ダッカ、E-ショドルガット、F-ラールバーグフォート、G-ニューマーケット、H-国会議事堂、I-ボシュンドラ・シティ)

まずは入門としてダッカ随一の高級ショッピングエリア、ボナニ(Bonani)へ。おしゃれなレストランやショップが建ち並び、他のアジアの都市と近い雰囲気。グラミン銀行とユニクロの合弁店舗もボナニ駅の前にある。
グルシャン地区(Gulshan)はビジネスエリア。外資系の企業や大使館などが集中しており、カフェやレストランも垢抜けている。この界隈ならWiFiスポットも見つかる。
外国人向けのホテルはこの両エリアに多いので、ここを拠点に街になれていくのがよい。
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(画像提供:Takamasa Doi)

ダッカ中央駅(Kamalapur)のあるあたりはモティジール(Motijheel)地区。
大統領官邸や国立競技場など巨大な建物が並び、バングラデシュの政治・経済の中心。駅から近いのに加え空港行きのバスが出るグリスタン・バスターミナルもあり、ホテルやレストランもそろっていて便利なエリア。戦争博物館や国立博物館といったミュージアムもあり、街歩きに疲れたら避難してみよう。
ダッカの旅行ガイド
Liberation War Museum (トリップアドバイザー提供)

オールド・ダッカはダッカの街歩きのメイン。
古い建物に細い道、行き交うリキシャ-、そしてあなたに興味津々の人々。ダッカの混沌とエネルギーを存分に味わえるエリア。
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(画像提供:Takamasa Doi)

ショドルガット(Sadarghat)はオールド・ダッカから南に行った突き当たりのブリゴンガ川(Buriganga)に面した船着き場。外輪船から小舟まで数百の船が行き交い、沢山の人がひしめく。
ダッカの旅行ガイド
ダッカの旅行ガイド
Sadarghat (トリップアドバイザー提供)

ラールバーグフォート(Lalbagh Fort)はムガル帝国時代の城跡で、イスラムの伝統的なチャハルバーグ形式(正方形の庭を水路で四分割)の庭園が美しい。
城内の芝生や木立もよく手入れされており、地元民にとっても憩いのエリアとなっている。
ダッカの旅行ガイド
Lalbagh Fort (トリップアドバイザー提供)

ニューマーケットはお土産選びもはかどるショッピングエリア。オールドダッカの店とは比べものにならないほどキレイな店舗が連なり、NGOグッズや洋服などの雑貨、紅茶に至るまで様々なものが売られている。
ダッカの旅行ガイド
New Market (トリップアドバイザー提供)

ダッカ名物で建築マニアにも有名なのが国会議事堂(National Parliament House)。
現代アメリカ建築の最高傑作とも称されるキンベル美術館や、今や世界のトップ校であるインド経営大学の校舎を手がけた巨匠ルイス・カーンによるモダンな建物で、夜はライトアップされ幻想的な姿となる。
ダッカの旅行ガイド
ダッカの旅行ガイド
National Parliament House (トリップアドバイザー提供)

アジアのショッピング・モールマニアならボシュンドラ・シティ(Bashundhara City)へ。ボシュンドラ・シティは店舗面積18万m2と日本2位のイオンモール幕張新都心をしのぐ巨大ショッピングモール。買い物から食事、エンタメまで幅広く揃っており、総店舗数は2000以上。蒸し暑いダッカではエアコンの効いたモールがありがたい。
空港に向かう市街の北にはさらに巨大なジョムナ・フューチャーパーク(Jamuna Future Park)がある。こちらは38万m2とボシュンドラをしのぎ南アジアでも最大規模のモールだが、市街から遠いこともあり空きテナントが多く荒廃感がある模様。
ダッカの旅行ガイド
Bashundhara City (トリップアドバイザー提供)

ダッカの旅行ガイド
Jamuna Future Park (トリップアドバイザー提供)


ダッカから東南方面におよそ30km、ショナルガオ(Sonargaon)はダッカ以前に東ベンガルの中心都市であった古都。かつて裕福なヒンドゥー教徒が暮らしていた邸宅は東パキスタンがイスラム国家として独立すると共に放棄され、現在ではゴーストタウンとなっているが、観光スポットとしても人気になってしまった。
ダッカの旅行ガイド
Panam Nogor (トリップアドバイザー提供)

ダッカから国内線で1時間、鉄道なら7時間程度。
チッタゴン(Chittagong)にはコックス・バザール(Cox’s Bazar)という世界最長のビーチがある。その長さはなんと120km。バングラデシュ随一の観光地で、魚市場やお土産屋、外国人向けのカフェなどもありダッカの喧噪から逃れてくつろぐには最適。
ダッカの旅行ガイド
Cox’s Bazar (トリップアドバイザー提供)

この地区で有名なのは通称「船の墓場」(Ship Breaking Yards)。
大型タンカーや貨物船が一生を終える世界最大の解体現場だが、20万人もの労働者が劣悪な条件で働いておりたびたび海外メディアやNGOのヤリ玉に上がっている。現地の見学は可能だが、決して歓迎されているわけではなく写真撮影はNG。
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(画像:Wikipedia)



Nando’s (トリップアドバイザー提供)

インド東海岸のコルカタ一帯からバングラデシュにかけて特徴的な料理は、ベンガル湾の魚介類や豊富に取れる川魚を用いたベンガル料理。
バングラデシュは「米と魚の国」とも呼ばれ、とにかくごはんが進むような魅力的な味付けのおかずが多い。イスラム圏でありケバブなど串焼きやダンドール焼きの種類も多く、ビーフが食卓にのぼる。

バングラデシュのカレーはトルカリといい(ネパールではタルカリ)、魚を使ったものが特徴的。他には豆スープのダル、鶏肉やエビのケバブ、ビリヤニ、ネパール料理屋でもお馴染みのチョウメンなどがある。

ストリートフードでぜひ試したいのはチュリ。茹でたカレー風味の芋や豆にサクサクの揚げニンニクや揚げタマネギを合わせ、さらにスパイスを振って混ぜ合わせたキング・オブ・炭水化物。思わず飲みたくなってもご安心を。イスラム圏だがちゃんと国産ビールがある(ただし外で飲むのはNG)。



Royal Tandoori (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
現在、バングラデシュまでの直行便は無い。
空路でメジャーなのはインドのコルカタ、香港、昆明、バンコク、クアラルンプール経由など。コルカタからは陸路の選択肢もある。
イスラム圏であり、意外に中東系の便も多い。

安いのは中国東方航空。北京や昆明を経由する便で、時間はえらくかかるが5万円台が出ることも。
コルカタからは豊富に便があり。1.5万円から。
エアアジアでバンコクに行った場合、バンコクエアウェイズが2万円程度と安い。クアラルンプールはやや高めで、安航空会社界のレジェンドであるビーマン・バングラデシュ航空でも3~4万円となる。

いろいろな選択肢があるが、とにかく安く行きたいという場合には中国東方かバンコク経由の優先度が高い。

(陸路)
コルカタから鉄道もしくはバスで向かうのが一般的。ミャンマー国境は旅行者に解放されていない。鉄道はコルカタのChitpur駅から週2便(水曜と土曜の朝発)、所要12時間、エアコン席が12ドル。
陸路ではアライバルビザは取得できない(正式には空路でも認められていない)ので、事前にビザ取得を。

(パッケージツアー)
バングラデシュの場合、いわゆる現地フリーの格安ツアーというのはほとんど見当たらない。ガイドのついた3泊5日程度のツアーで15万円程度。

(空港)
ダッカの空の玄関はシャージャラル国際空港(DAC;旧「ジア国際空港」から2010年に改称)。市街オールド・ダッカから北に20km程度。
ビーマン・バングラデシュ航空や、アメリカのユナイテッド航空とは全く無関係なユナイテッド・エアウェイズ(コールサインはUnited Bangladesh)の本拠地。ビーマン・バングラデシュ航空はバンコク、香港、コルカタ、クアラルンプールなどアジア諸都市に乗り入れている他、欧州便もある。

空港からの移動はタクシーが一般的。プリペイドでボナニまでならおよそ800タカ、オールド・ダッカなら1800程度。空港の外でタクシーをつかまえた場合、ボナニで450タカ、オールド・ダッカまで900タカといったところ。
慢性的な渋滞のため所要時間はまちまちで、オールドダッカまで出るなら2時間以上もザラ。
空港前のエアポート駅からボナニやモティジール(ダッカ中央駅)まで鉄道で出ることもできる。ホテルがこの地域であれば便利。料金20タカ。
市内からはモティジール地区のグリスタン・バスターミナルからNo.3のバスで空港に行ける。

あまり一般的ではないがチッタゴンにも空港があり(シャーアマーナト国際空港;CGP)、中東イスラム圏との航路がある。




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地理と気候

バングラデシュはインド亜大陸の東側、ベンガル湾沿いのデルタ地帯。南東の一部はミャンマー、それ以外の国境をインドと接している。
Googleマップで見るとわかるように多くの河川が網目のように入り組み、ガンジス川やブラマプトラ川といった大河もベンガル湾に注いでいる。そのため河沼の多い湿地帯・低地帯であり、しばしば大雨により洪水が起きる。ジャングルや川の流域はベンガルトラやインドサイなど貴重な野生動物の生息地として知られる。
デルタ地帯は巨大な穀倉となる一方で人が住める土地が限られており、人口密度は世界一にふくれあがった。
ダッカはバングラデシュ中央部、ガンジス川(バドマ川)、ブラマプトラ川、メグナ川という大河が交差する巨大な中州状の土地の一角を占める。

日本との時差はマイナス3時間。
熱帯性の蒸し暑い気候で、冬季も温暖。雨季と乾季にはっきりとわかれ、ダッカを訪れるなら乾季の10月~3月がベストシーズン。5月頃から10月までが雨季で相当の雨が降る。この時期はサイクロンや竜巻なども発生し、雨季には毎年決まって洪水により大きな被害が出る。交通にも影響が出るため、旅行には適さない。また衛星状況も悪くなる。ただし、雨季である夏場はフルーツが旬を向かえ、特にマンゴーは絶品。

日本との時差はマイナス3時間。
熱帯性気候で蒸し暑く、季節は乾期と雨期で明確に分かれる。乾季は11月~4月頃、雨期は5月から10月頃。もちろん乾季の旅行がおすすめ。バングラデシュの雨季は不快なだけでなく洪水や竜巻などの発生もありうる。一方、雨季はオフシーズンで宿は安く色とりどりの果物が屋台に並ぶというメリットも。


(画像:Google提供)


言語と通貨

バングラデシュの公用語はベンガル語。インド同様イギリス領を経ており、旅行者が行くような場所では英語も通じる。また、若者も通じる度合いが高い。ただし訛りはかなり強く聞き取り難易度は高い。

通貨はバングラデシュ・タカ(BDT)。1ルピー=1.5円(15年3月時点)。
物価はかなり安いといえる。食堂で一食150タカ、ミネラルウォーター15タカ、豪華に食べても500タカ。タクシーを借り切れば交渉次第だが半日で500タカ程度。

両替は国際キャッシングが有利だが、ATMの故障率は高め。必ず現金も持っていきたい。現金の場合は日本円もしくはドルを現地で両替することになるが、空港のレートは悪い。空港で少額を両替し、レートの良い市内の両替商で必要な分を都度両替するのがお勧め(ダッカ市内で日本円をタカに両替するのは容易)。
バングラデシュ・タカは日本で両替できない。再両替レートも悪いのでこまめに両替した方がよい。両替時のレシートは再両替に必要なので取っておくこと。

外国人が行くようなホテルやショップではクレジットカードが使えることもあるが、全般に普及度は低い。

チップの習慣はない。気持ち程度で十分。目安はポーターやルームサービスに20~30タカ程度。
外国人が行くようなほとんどのホテルやレストランではサービス料10%が含まれている。


(Wikipedia提供)


ビザと治安

銃器を使った強盗事件などもそれなりに発生しており、旅行者も巻き込まれている。特に多い被害はスリやひったくり、CNGやリキシャ乗車中の強盗やひったくりなど。人混みの中で地元民にひったくられた場合ほとんど追跡は不可能。
外国人が多いニューマーケット、グルシャン、ボナニ、バリダラ、グリスタン(国立競技場)、オールドダッカなどでは特に気をつけること。

バングラデシュではハルタル(Hartal;ホッタールとも)というストライキがある。ストといっても日本のようなおとなしいものではなく、時に投石や放火、発砲などをともなう暴動と言ってもいいような激しいもので、この時期は商店も交通機関もまともに動かない。旅行者がハルタルにぶちあたった場合はほとんど予定通りの旅が不可能となるので、大使館のサイトなどで動静をチェックしておきたい。

なお、2015年に入りバングラデシュ民族主義者党(BNP)がハルタルを活発化させており、この2015年3月時点でも野党20連合による全国規模のハルタルが実施されるなどの動きがある。情勢をよく見て渡航のこと。


全てのバングラデシュ入国者はビザが必要。日本人の観光ビザは無料。
アライバルビザについては情報が錯綜しており、現地ですんなり取れたという声もあれば(本来は無料)、50ドル払って取れたという声もある。ただし大使館のサイトでは緊急の事情がない限り発給されないとの旨明記されているので、追い返されても自己責任。かならず事前に取っておきたい。

ビザはオンラインで申請書を印刷し、直接バングラデシュ大使館(目黒区目黒4-15-15)に持ち込む。郵送サービスはなく、受付は平日(バングラデシュ祝日も休み)の午前9時~11時半。受領は4日後の午後15時~16時。
オンラインなのに印刷して直接持ち込む必要があるなど、観光客を受け入れる気があるのか?と疑いたくなるほどめんどうなので、代行業者に依頼するのも手。


市内交通

交通状態は世界屈指のカオスっぷりとされ、渋滞と運転マナーの悪さは最悪レベル。歩行者のマナーすら悪い。通りは自動車やバイク、リヤカーや徒歩の人であふれ慢性的に渋滞が激しく、道路の整備状況もよくない。何をするにも移動には余裕をもってプランニングすることが大事。

(タクシー・リキシャー)
流しのタクシーは少なく、高級ホテルの前などにいる。
料金は一応メーター制だが交渉となることが多い。メーターの場合は初乗り2km100タカ、以降1km毎に34タカ。
一般的なタクシーは黄一色の普通車か水色または黒の軽自動車。

この他、インドでもよく見る屋根付き三輪自動車(CNG)や、バイクに派手な大八車をつけたタイプ(リキシャ)もある。価格はタクシーの2/3程度が目安。外国人には結構ふっかけてくるし、面倒なので適当なところで交渉を切り上げてしまいたくなるが、後々バングラデシュに来る旅行者が適正料金で利用できるためにもがんばって値切りたい。

(鉄道)
空港からの足でも紹介した通り、道路事情が悪いので鉄道は便利、なはずだが、市内観光ではそれほど使う機会がない。また、チケット購入から乗車まで混雑はすさまじく、駅の案内もベンガル語で、係員も英語が話せないというなかなかの冒険を強いられる…。
なお、バングラデシュは東西で線路の軌道幅が異なり、東西直通の列車はない。

(バス)
チケットを乗車した後に買うタイプはオンボロで大混雑、運転も総じて荒い。バス停近くの小さな机でチケットを先に買ってから乗車するタイプは比較的車体もきれい。旅行者にはダンゼン後者がおすすめ。
料金は15~40タカ程度。乗り方を覚えたら安くて交渉もないので大変便利。

この他に国内全土やコルカタまでを結ぶ長距離バスがあり、エアコン付きの豪華バスは快適。


ホテルとシーズン

上は外資系の高級ブランドから安宿まで選択肢は多い。
高級ホテルは供給不足のためそれほど安くない。外国人向けの5つ星高級ホテルなら200ドル以上。中級ホテルで50ドル~100ドル。
もう少し安めな、清潔でエアコン付きの個室で1000~2500タカ。このクラスならネットで予約したり口コミを参照したりすることもできる。
安宿のドミトリーなら数百円レベルから。
中級以上のホテルはグルシャン、ボナニ、モティジールのあたりに多い。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
大手の携帯会社はGrameenphone、Banglalink、マレーシア系のRobi、インド系のAirtelなど。
現地でもプリペイドSIMが主流であり、外国人でも容易に購入できる。SIMの購入は隣国インドと比べると100倍くらいラク。

エリアカバー率が高く空港にもSIMカウンターがあるGrameenphoneの場合、下り1Mbps・28日有効・容量3Gの「Standard Pack」が700タカ、同容量無制限なら1250タカ。

濃いオレンジがコーポレートカラーのBanglalinkもメジャーで、空港にカウンターがある。30日有効・容量1Gの「1GB smart pack」(速度不明)が189タカ、同容量2Gの「smart surfer」(速度不明)が350タカ、容量3Gで750タカ。

Robiの場合、30日有効・容量1G・下り最大1Mbpsのパッケージが275タカ、同容量2Gで347タカ。

Airtelは料金のバリエーションが豊富。30日有効・容量1G(速度不明)のパッケージが199タカ、同容量2Gで350タカ。

日本からWiFiルーターを借りていった場合は1日あたり1500円と高め。SIMを入手するしかない。

(WiFi)
WiFi事情はあまり良くなかったが、ダッカではかなりWiFiマークのカフェが増えている。
外国人が利用するようなホテル、カフェ、レストランなどでは使えることが多い。空港内のカフェもOK。しかしWiFi施設の絶対数はタイやベトナムなどに比べてまだまだ少なく、速度も遅い。
ダッカ以外の都市ではWiFiマーク自体をあまり見かけることがない。

4. 世界あの街この街: ダッカ


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第41回 ダッカ

ダッカの旅行ガイド
ダッカ (トリップアドバイザー提供)

バングラデシュ人民共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

むせかえるような人の波、クラクションと土埃。昼も夜も賑やかなダッカ。昔ながらのアジアのバザールやモスク、モダンなビルやショッピングモールなどが渾然一体となり、エネルギーを生み出している。
外国人は注目の的で、歩くと背後に人だかり、レストランでは記念撮影を求められることもめずらしくない。カメラを向けると最高の笑顔を見せてくれるし、簡単なベンガル語でも披露すれば人気の的となるだろう。

ダッカの街は水路と道が入り組んでいる。
史跡やミュージアムもあるものの、やはり街歩きが一番の楽しみ。

Dhaka マップ
(地図:Google、A-ボナニ、B-グルシャン、C-モティジール、D-オールド・ダッカ、E-ショドルガット、F-ラールバーグフォート、G-ニューマーケット、H-国会議事堂、I-ボシュンドラ・シティ)

まずは入門としてダッカ随一の高級ショッピングエリア、ボナニ(Bonani)へ。おしゃれなレストランやショップが建ち並び、他のアジアの都市と近い雰囲気。グラミン銀行とユニクロの合弁店舗もボナニ駅の前にある。
グルシャン地区(Gulshan)はビジネスエリア。外資系の企業や大使館などが集中しており、カフェやレストランも垢抜けている。この界隈ならWiFiスポットも見つかる。
外国人向けのホテルはこの両エリアに多いので、ここを拠点に街になれていくのがよい。
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(画像提供:Takamasa Doi)

ダッカ中央駅(Kamalapur)のあるあたりはモティジール(Motijheel)地区。
大統領官邸や国立競技場など巨大な建物が並び、バングラデシュの政治・経済の中心。駅から近いのに加え空港行きのバスが出るグリスタン・バスターミナルもあり、ホテルやレストランもそろっていて便利なエリア。戦争博物館や国立博物館といったミュージアムもあり、街歩きに疲れたら避難してみよう。
ダッカの旅行ガイド
Liberation War Museum (トリップアドバイザー提供)

オールド・ダッカはダッカの街歩きのメイン。
古い建物に細い道、行き交うリキシャ-、そしてあなたに興味津々の人々。ダッカの混沌とエネルギーを存分に味わえるエリア。
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(画像提供:Takamasa Doi)

ショドルガット(Sadarghat)はオールド・ダッカから南に行った突き当たりのブリゴンガ川(Buriganga)に面した船着き場。外輪船から小舟まで数百の船が行き交い、沢山の人がひしめく。
ダッカの旅行ガイド
ダッカの旅行ガイド
Sadarghat (トリップアドバイザー提供)

ラールバーグフォート(Lalbagh Fort)はムガル帝国時代の城跡で、イスラムの伝統的なチャハルバーグ形式(正方形の庭を水路で四分割)の庭園が美しい。
城内の芝生や木立もよく手入れされており、地元民にとっても憩いのエリアとなっている。
ダッカの旅行ガイド
Lalbagh Fort (トリップアドバイザー提供)

ニューマーケットはお土産選びもはかどるショッピングエリア。オールドダッカの店とは比べものにならないほどキレイな店舗が連なり、NGOグッズや洋服などの雑貨、紅茶に至るまで様々なものが売られている。
ダッカの旅行ガイド
New Market (トリップアドバイザー提供)

ダッカ名物で建築マニアにも有名なのが国会議事堂(National Parliament House)。
現代アメリカ建築の最高傑作とも称されるキンベル美術館や、今や世界のトップ校であるインド経営大学の校舎を手がけた巨匠ルイス・カーンによるモダンな建物で、夜はライトアップされ幻想的な姿となる。
ダッカの旅行ガイド
ダッカの旅行ガイド
National Parliament House (トリップアドバイザー提供)

アジアのショッピング・モールマニアならボシュンドラ・シティ(Bashundhara City)へ。ボシュンドラ・シティは店舗面積18万m2と日本2位のイオンモール幕張新都心をしのぐ巨大ショッピングモール。買い物から食事、エンタメまで幅広く揃っており、総店舗数は2000以上。蒸し暑いダッカではエアコンの効いたモールがありがたい。
空港に向かう市街の北にはさらに巨大なジョムナ・フューチャーパーク(Jamuna Future Park)がある。こちらは38万m2とボシュンドラをしのぎ南アジアでも最大規模のモールだが、市街から遠いこともあり空きテナントが多く荒廃感がある模様。
ダッカの旅行ガイド
Bashundhara City (トリップアドバイザー提供)

ダッカの旅行ガイド
Jamuna Future Park (トリップアドバイザー提供)


ダッカから東南方面におよそ30km、ショナルガオ(Sonargaon)はダッカ以前に東ベンガルの中心都市であった古都。かつて裕福なヒンドゥー教徒が暮らしていた邸宅は東パキスタンがイスラム国家として独立すると共に放棄され、現在ではゴーストタウンとなっているが、観光スポットとしても人気になってしまった。
ダッカの旅行ガイド
Panam Nogor (トリップアドバイザー提供)

ダッカから国内線で1時間、鉄道なら7時間程度。
チッタゴン(Chittagong)にはコックス・バザール(Cox’s Bazar)という世界最長のビーチがある。その長さはなんと120km。バングラデシュ随一の観光地で、魚市場やお土産屋、外国人向けのカフェなどもありダッカの喧噪から逃れてくつろぐには最適。
ダッカの旅行ガイド
Cox’s Bazar (トリップアドバイザー提供)

この地区で有名なのは通称「船の墓場」(Ship Breaking Yards)。
大型タンカーや貨物船が一生を終える世界最大の解体現場だが、20万人もの労働者が劣悪な条件で働いておりたびたび海外メディアやNGOのヤリ玉に上がっている。現地の見学は可能だが、決して歓迎されているわけではなく写真撮影はNG。
640px-Shipbreakingbangladesh2
(画像:Wikipedia)



Nando’s (トリップアドバイザー提供)

インド東海岸のコルカタ一帯からバングラデシュにかけて特徴的な料理は、ベンガル湾の魚介類や豊富に取れる川魚を用いたベンガル料理。
バングラデシュは「米と魚の国」とも呼ばれ、とにかくごはんが進むような魅力的な味付けのおかずが多い。イスラム圏でありケバブなど串焼きやダンドール焼きの種類も多く、ビーフが食卓にのぼる。

バングラデシュのカレーはトルカリといい(ネパールではタルカリ)、魚を使ったものが特徴的。他には豆スープのダル、鶏肉やエビのケバブ、ビリヤニ、ネパール料理屋でもお馴染みのチョウメンなどがある。

ストリートフードでぜひ試したいのはチュリ。茹でたカレー風味の芋や豆にサクサクの揚げニンニクや揚げタマネギを合わせ、さらにスパイスを振って混ぜ合わせたキング・オブ・炭水化物。思わず飲みたくなってもご安心を。イスラム圏だがちゃんと国産ビールがある(ただし外で飲むのはNG)。



Royal Tandoori (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
現在、バングラデシュまでの直行便は無い。
空路でメジャーなのはインドのコルカタ、香港、昆明、バンコク、クアラルンプール経由など。コルカタからは陸路の選択肢もある。
イスラム圏であり、意外に中東系の便も多い。

安いのは中国東方航空。北京や昆明を経由する便で、時間はえらくかかるが5万円台が出ることも。
コルカタからは豊富に便があり。1.5万円から。
エアアジアでバンコクに行った場合、バンコクエアウェイズが2万円程度と安い。クアラルンプールはやや高めで、安航空会社界のレジェンドであるビーマン・バングラデシュ航空でも3~4万円となる。

いろいろな選択肢があるが、とにかく安く行きたいという場合には中国東方かバンコク経由の優先度が高い。

(陸路)
コルカタから鉄道もしくはバスで向かうのが一般的。ミャンマー国境は旅行者に解放されていない。鉄道はコルカタのChitpur駅から週2便(水曜と土曜の朝発)、所要12時間、エアコン席が12ドル。
陸路ではアライバルビザは取得できない(正式には空路でも認められていない)ので、事前にビザ取得を。

(パッケージツアー)
バングラデシュの場合、いわゆる現地フリーの格安ツアーというのはほとんど見当たらない。ガイドのついた3泊5日程度のツアーで15万円程度。

(空港)
ダッカの空の玄関はシャージャラル国際空港(DAC;旧「ジア国際空港」から2010年に改称)。市街オールド・ダッカから北に20km程度。
ビーマン・バングラデシュ航空や、アメリカのユナイテッド航空とは全く無関係なユナイテッド・エアウェイズ(コールサインはUnited Bangladesh)の本拠地。ビーマン・バングラデシュ航空はバンコク、香港、コルカタ、クアラルンプールなどアジア諸都市に乗り入れている他、欧州便もある。

空港からの移動はタクシーが一般的。プリペイドでボナニまでならおよそ800タカ、オールド・ダッカなら1800程度。空港の外でタクシーをつかまえた場合、ボナニで450タカ、オールド・ダッカまで900タカといったところ。
慢性的な渋滞のため所要時間はまちまちで、オールドダッカまで出るなら2時間以上もザラ。
空港前のエアポート駅からボナニやモティジール(ダッカ中央駅)まで鉄道で出ることもできる。ホテルがこの地域であれば便利。料金20タカ。
市内からはモティジール地区のグリスタン・バスターミナルからNo.3のバスで空港に行ける。

あまり一般的ではないがチッタゴンにも空港があり(シャーアマーナト国際空港;CGP)、中東イスラム圏との航路がある。




tabinoteメンバーも愛用!空港滞在時間が長くなりがちな節約旅行でこそ、ラウンジのありがたさが身にしみます。海外旅行には必携の「プライオリティ・パス」
世界100カ国300都市、600ヵ所以上の空港にあるVIPラウンジが無料で使えます。年会費10,800円(税込)の楽天プレミアムカードなら年会費399ドルのプライオリティ・パスが付いてきます。

 




ワンランク上のサービスとステータスをお求めならJALアメリカンエクスプレスカード。
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地理と気候

バングラデシュはインド亜大陸の東側、ベンガル湾沿いのデルタ地帯。南東の一部はミャンマー、それ以外の国境をインドと接している。
Googleマップで見るとわかるように多くの河川が網目のように入り組み、ガンジス川やブラマプトラ川といった大河もベンガル湾に注いでいる。そのため河沼の多い湿地帯・低地帯であり、しばしば大雨により洪水が起きる。ジャングルや川の流域はベンガルトラやインドサイなど貴重な野生動物の生息地として知られる。
デルタ地帯は巨大な穀倉となる一方で人が住める土地が限られており、人口密度は世界一にふくれあがった。
ダッカはバングラデシュ中央部、ガンジス川(バドマ川)、ブラマプトラ川、メグナ川という大河が交差する巨大な中州状の土地の一角を占める。

日本との時差はマイナス3時間。
熱帯性の蒸し暑い気候で、冬季も温暖。雨季と乾季にはっきりとわかれ、ダッカを訪れるなら乾季の10月~3月がベストシーズン。5月頃から10月までが雨季で相当の雨が降る。この時期はサイクロンや竜巻なども発生し、雨季には毎年決まって洪水により大きな被害が出る。交通にも影響が出るため、旅行には適さない。また衛星状況も悪くなる。ただし、雨季である夏場はフルーツが旬を向かえ、特にマンゴーは絶品。

日本との時差はマイナス3時間。
熱帯性気候で蒸し暑く、季節は乾期と雨期で明確に分かれる。乾季は11月~4月頃、雨期は5月から10月頃。もちろん乾季の旅行がおすすめ。バングラデシュの雨季は不快なだけでなく洪水や竜巻などの発生もありうる。一方、雨季はオフシーズンで宿は安く色とりどりの果物が屋台に並ぶというメリットも。


(画像:Google提供)


言語と通貨

バングラデシュの公用語はベンガル語。インド同様イギリス領を経ており、旅行者が行くような場所では英語も通じる。また、若者も通じる度合いが高い。ただし訛りはかなり強く聞き取り難易度は高い。

通貨はバングラデシュ・タカ(BDT)。1ルピー=1.5円(15年3月時点)。
物価はかなり安いといえる。食堂で一食150タカ、ミネラルウォーター15タカ、豪華に食べても500タカ。タクシーを借り切れば交渉次第だが半日で500タカ程度。

両替は国際キャッシングが有利だが、ATMの故障率は高め。必ず現金も持っていきたい。現金の場合は日本円もしくはドルを現地で両替することになるが、空港のレートは悪い。空港で少額を両替し、レートの良い市内の両替商で必要な分を都度両替するのがお勧め(ダッカ市内で日本円をタカに両替するのは容易)。
バングラデシュ・タカは日本で両替できない。再両替レートも悪いのでこまめに両替した方がよい。両替時のレシートは再両替に必要なので取っておくこと。

外国人が行くようなホテルやショップではクレジットカードが使えることもあるが、全般に普及度は低い。

チップの習慣はない。気持ち程度で十分。目安はポーターやルームサービスに20~30タカ程度。
外国人が行くようなほとんどのホテルやレストランではサービス料10%が含まれている。


(Wikipedia提供)


ビザと治安

銃器を使った強盗事件などもそれなりに発生しており、旅行者も巻き込まれている。特に多い被害はスリやひったくり、CNGやリキシャ乗車中の強盗やひったくりなど。人混みの中で地元民にひったくられた場合ほとんど追跡は不可能。
外国人が多いニューマーケット、グルシャン、ボナニ、バリダラ、グリスタン(国立競技場)、オールドダッカなどでは特に気をつけること。

バングラデシュではハルタル(Hartal;ホッタールとも)というストライキがある。ストといっても日本のようなおとなしいものではなく、時に投石や放火、発砲などをともなう暴動と言ってもいいような激しいもので、この時期は商店も交通機関もまともに動かない。旅行者がハルタルにぶちあたった場合はほとんど予定通りの旅が不可能となるので、大使館のサイトなどで動静をチェックしておきたい。

なお、2015年に入りバングラデシュ民族主義者党(BNP)がハルタルを活発化させており、この2015年3月時点でも野党20連合による全国規模のハルタルが実施されるなどの動きがある。情勢をよく見て渡航のこと。


全てのバングラデシュ入国者はビザが必要。日本人の観光ビザは無料。
アライバルビザについては情報が錯綜しており、現地ですんなり取れたという声もあれば(本来は無料)、50ドル払って取れたという声もある。ただし大使館のサイトでは緊急の事情がない限り発給されないとの旨明記されているので、追い返されても自己責任。かならず事前に取っておきたい。

ビザはオンラインで申請書を印刷し、直接バングラデシュ大使館(目黒区目黒4-15-15)に持ち込む。郵送サービスはなく、受付は平日(バングラデシュ祝日も休み)の午前9時~11時半。受領は4日後の午後15時~16時。
オンラインなのに印刷して直接持ち込む必要があるなど、観光客を受け入れる気があるのか?と疑いたくなるほどめんどうなので、代行業者に依頼するのも手。


市内交通

交通状態は世界屈指のカオスっぷりとされ、渋滞と運転マナーの悪さは最悪レベル。歩行者のマナーすら悪い。通りは自動車やバイク、リヤカーや徒歩の人であふれ慢性的に渋滞が激しく、道路の整備状況もよくない。何をするにも移動には余裕をもってプランニングすることが大事。

(タクシー・リキシャー)
流しのタクシーは少なく、高級ホテルの前などにいる。
料金は一応メーター制だが交渉となることが多い。メーターの場合は初乗り2km100タカ、以降1km毎に34タカ。
一般的なタクシーは黄一色の普通車か水色または黒の軽自動車。

この他、インドでもよく見る屋根付き三輪自動車(CNG)や、バイクに派手な大八車をつけたタイプ(リキシャ)もある。価格はタクシーの2/3程度が目安。外国人には結構ふっかけてくるし、面倒なので適当なところで交渉を切り上げてしまいたくなるが、後々バングラデシュに来る旅行者が適正料金で利用できるためにもがんばって値切りたい。

(鉄道)
空港からの足でも紹介した通り、道路事情が悪いので鉄道は便利、なはずだが、市内観光ではそれほど使う機会がない。また、チケット購入から乗車まで混雑はすさまじく、駅の案内もベンガル語で、係員も英語が話せないというなかなかの冒険を強いられる…。
なお、バングラデシュは東西で線路の軌道幅が異なり、東西直通の列車はない。

(バス)
チケットを乗車した後に買うタイプはオンボロで大混雑、運転も総じて荒い。バス停近くの小さな机でチケットを先に買ってから乗車するタイプは比較的車体もきれい。旅行者にはダンゼン後者がおすすめ。
料金は15~40タカ程度。乗り方を覚えたら安くて交渉もないので大変便利。

この他に国内全土やコルカタまでを結ぶ長距離バスがあり、エアコン付きの豪華バスは快適。


ホテルとシーズン

上は外資系の高級ブランドから安宿まで選択肢は多い。
高級ホテルは供給不足のためそれほど安くない。外国人向けの5つ星高級ホテルなら200ドル以上。中級ホテルで50ドル~100ドル。
もう少し安めな、清潔でエアコン付きの個室で1000~2500タカ。このクラスならネットで予約したり口コミを参照したりすることもできる。
安宿のドミトリーなら数百円レベルから。
中級以上のホテルはグルシャン、ボナニ、モティジールのあたりに多い。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
大手の携帯会社はGrameenphone、Banglalink、マレーシア系のRobi、インド系のAirtelなど。
現地でもプリペイドSIMが主流であり、外国人でも容易に購入できる。SIMの購入は隣国インドと比べると100倍くらいラク。

エリアカバー率が高く空港にもSIMカウンターがあるGrameenphoneの場合、下り1Mbps・28日有効・容量3Gの「Standard Pack」が700タカ、同容量無制限なら1250タカ。

濃いオレンジがコーポレートカラーのBanglalinkもメジャーで、空港にカウンターがある。30日有効・容量1Gの「1GB smart pack」(速度不明)が189タカ、同容量2Gの「smart surfer」(速度不明)が350タカ、容量3Gで750タカ。

Robiの場合、30日有効・容量1G・下り最大1Mbpsのパッケージが275タカ、同容量2Gで347タカ。

Airtelは料金のバリエーションが豊富。30日有効・容量1G(速度不明)のパッケージが199タカ、同容量2Gで350タカ。

日本からWiFiルーターを借りていった場合は1日あたり1500円と高め。SIMを入手するしかない。

(WiFi)
WiFi事情はあまり良くなかったが、ダッカではかなりWiFiマークのカフェが増えている。
外国人が利用するようなホテル、カフェ、レストランなどでは使えることが多い。空港内のカフェもOK。しかしWiFi施設の絶対数はタイやベトナムなどに比べてまだまだ少なく、速度も遅い。
ダッカ以外の都市ではWiFiマーク自体をあまり見かけることがない。