3a. tabinote旅行記 ジェットスターで沖縄危機一髪編 その2

はじめに

tabinoteスタッフのワタベです。
このコーナーでは毎号スタッフの旅行記を掲載していきますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでお寄せください。採用の方には薄謝を差し上げます。
また、tabinoteは自分だけのユニークな旅行プラン作成のお手伝いをするサービスです。このメルマガを読んでどこかへ行きたくなったら、ぜひtabinoteまでご相談ください。


(前回のあらすじ)
沖縄で遊んだ家族6名、帰りの成田行きジェットスター便に乗り遅れる。


4ヶ月ほど前 ~3月26日 東京

3月終わり頃のとある日、ジェットスターのバーゲン情報が飛び込んできた。
値段はたいしたことなかったが、魅力的だったのは搭乗可能期間の長さ。
夏休みまでしっかりカバーされており、試しに8月の適当な日付で検索をしてみると、土日を挟むにもかかわらずバーゲン価格のチケットが余っている。5名で予約しても7万円台だった。

昨年の2012年は8月の同じような時期に沖縄の久米島に行っており、その際には羽田から久米島までの直行便で宿泊を入れて20万以上になってしまった。実はもうしばらく沖縄はいいかなと思っていたのだが、この値段で非日常の島にまた行けるなら…、それに他の観光地だってこのくらいの値段になっちゃうしな…。
思わず食指が動いてしまった。
去年の沖縄の評判は良かったし、LCCでの旅行は家族も初めてだし、いいかもしれない…。

折角なので、離島行きのプランを立てる。近場の離島と言えば慶良間諸島だが、渡嘉敷、阿嘉島は行ったことがある。ここは座間味がいいかもしれない。
ほぼ同時にフェリーを調べ、宿も目星を付けた。

ここまではきわめてスムーズだった。


8月8日 成田-那覇

台風の心配も無く、無事に旅行当日の8月8日になった。
1名追加で合計6名体制。往路の那覇行きは成田を朝6時15分発。車を使うしかなく、深夜に家を出て合流者を乗せ、成田に向かった。
成田周辺は駐車場だらけで価格も安く、3日間停めても3,000円程度。預け中に洗車してくれるサービスまでついている。LCC就航と共に早朝便も増えたのか、駐車場も混み合っていた。虫が水銀灯にガンガンぶつかる深夜、カウンターで車を預け、空港行きの乗り合いワゴンに。

便は定刻通り出発し、午前9時に那覇に着いた。
モノレールで市街地へ。予約しておいたワンルームマンションのようなホテルに荷物を預け、眠い目をこすって街歩きに出る。
モノレール
(ゆいレール)

この日は那覇に泊まり、明日9日から島に向かう予定をたてた。
那覇では国際通りを歩き、牧志市場をひやかした。
牧志市場
(牧志市場)

午後、最も暑い時間に首里城に向かう。この時期の日本列島は記録的な猛暑で、沖縄よりも東京の方が気温が高いという日も珍しくなかった。
しかし沖縄の暑さは格別で、気温から感じる印象以上の底知れない暑さを感じた。何か、日射しの強烈さが違う。
守礼門
(首里城・守礼門)

朝早かったこともありなかなかバテる。明日からのビーチにそなえ早めに寝た。


8月9日 那覇-座間味島/8月10日 座間味島

那覇、泊港を10時に出るフェリーに乗る。
チケット購入はクレジットカードが使えるようになっていた。
とまりん
(とまりん)

所要1時間の高速船(クイーンざまみ)もあったが、所要2時間でより安いフェリー(フェリーざまみ)のチケットを買う。この時期は1日1便で、往路の那覇発は10時発阿嘉島経由12時着、復路の座間味発は16時30分発18時那覇着
8月11日は21時までに空港に行けば良い、余裕だと思った。
(思えば、この時に良く時間を確かめておくべきだった)

何1つトラブル無く島に着き、早速ビーチへ。テレビで見るように美しい珊瑚礁と熱帯魚、白砂とウミガメの世界。
古座間味ビーチ
(古座間味ビーチ)

ホテルやスーパーもある久米島と違い、座間味は何もかも素朴でローカル。家族も満喫している模様。ああ、3月にチケットとっておいて良かった…、としみじみ思った。
夜
(夜の港沿い)


8月11日 座間味島-那覇

この日はいよいよ旅行最終日。
夜に那覇に戻り、21時のフライトで成田に向かうことになっている
那覇行きのフェリーは16時なので、午前からもう一度ビーチに行く。

レイトチェックアウトで、宿で海の砂を洗い流そうと思ったが繁忙期でできないとのこと。午後になりビーチのシャワーを使い着替え、島を離れる準備をする。

お盆シーズンと言うこともあり、フェリーざまみは混み合っていた。明日からは一層混み合うだろう。
8月8日に着いて4日間、台風も雨天も無く過ごせて幸運だった…。

同日 18時00分 那覇 

泊港、通称「とまりん」に定刻通り着く。
21時のフライトまでまだ間があるので国際通りを散策するか、それとも空港に向かってしまうかを協議。空港に向かう案で決着しかけたので、マンゴーシャーベットを食べながらWEBチェックインで印刷してあったチケットを何気なく見てみた。

「1850 那覇空港 国内線旅客ターミナルビル」

…?
はっと気づく。あれ?18時発?

なんということか、21時成田「着」を21時那覇「発」と見間違えていた!
3月にチケット買って以来4ヶ月もずっと…。
そもそも18時那覇着のフェリーじゃ間に合う筈が無い。

急いでマンゴーを一気飲みし、家族を呼んで表でタクシーを拾った。
6名が一気に乗れないので分乗。2台目はなかなかこなかった。マンゴーを噛み砕きながら運転手に事情を伝える。
このとき18時10分頃…。
のんきに食ってたら...
(のんきに食ってたら、この20分後全力疾走することになるとは…)


そして、前回の第1話に続くというわけです…。

(続く)

3a. tabinote旅行記 ジェットスターで沖縄危機一髪編 その2


3a. tabinote旅行記 ジェットスターで沖縄危機一髪編 その2

はじめに

tabinoteスタッフのワタベです。
このコーナーでは毎号スタッフの旅行記を掲載していきますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでお寄せください。採用の方には薄謝を差し上げます。
また、tabinoteは自分だけのユニークな旅行プラン作成のお手伝いをするサービスです。このメルマガを読んでどこかへ行きたくなったら、ぜひtabinoteまでご相談ください。


(前回のあらすじ)
沖縄で遊んだ家族6名、帰りの成田行きジェットスター便に乗り遅れる。


4ヶ月ほど前 ~3月26日 東京

3月終わり頃のとある日、ジェットスターのバーゲン情報が飛び込んできた。
値段はたいしたことなかったが、魅力的だったのは搭乗可能期間の長さ。
夏休みまでしっかりカバーされており、試しに8月の適当な日付で検索をしてみると、土日を挟むにもかかわらずバーゲン価格のチケットが余っている。5名で予約しても7万円台だった。

昨年の2012年は8月の同じような時期に沖縄の久米島に行っており、その際には羽田から久米島までの直行便で宿泊を入れて20万以上になってしまった。実はもうしばらく沖縄はいいかなと思っていたのだが、この値段で非日常の島にまた行けるなら…、それに他の観光地だってこのくらいの値段になっちゃうしな…。
思わず食指が動いてしまった。
去年の沖縄の評判は良かったし、LCCでの旅行は家族も初めてだし、いいかもしれない…。

折角なので、離島行きのプランを立てる。近場の離島と言えば慶良間諸島だが、渡嘉敷、阿嘉島は行ったことがある。ここは座間味がいいかもしれない。
ほぼ同時にフェリーを調べ、宿も目星を付けた。

ここまではきわめてスムーズだった。


8月8日 成田-那覇

台風の心配も無く、無事に旅行当日の8月8日になった。
1名追加で合計6名体制。往路の那覇行きは成田を朝6時15分発。車を使うしかなく、深夜に家を出て合流者を乗せ、成田に向かった。
成田周辺は駐車場だらけで価格も安く、3日間停めても3,000円程度。預け中に洗車してくれるサービスまでついている。LCC就航と共に早朝便も増えたのか、駐車場も混み合っていた。虫が水銀灯にガンガンぶつかる深夜、カウンターで車を預け、空港行きの乗り合いワゴンに。

便は定刻通り出発し、午前9時に那覇に着いた。
モノレールで市街地へ。予約しておいたワンルームマンションのようなホテルに荷物を預け、眠い目をこすって街歩きに出る。
モノレール
(ゆいレール)

この日は那覇に泊まり、明日9日から島に向かう予定をたてた。
那覇では国際通りを歩き、牧志市場をひやかした。
牧志市場
(牧志市場)

午後、最も暑い時間に首里城に向かう。この時期の日本列島は記録的な猛暑で、沖縄よりも東京の方が気温が高いという日も珍しくなかった。
しかし沖縄の暑さは格別で、気温から感じる印象以上の底知れない暑さを感じた。何か、日射しの強烈さが違う。
守礼門
(首里城・守礼門)

朝早かったこともありなかなかバテる。明日からのビーチにそなえ早めに寝た。


8月9日 那覇-座間味島/8月10日 座間味島

那覇、泊港を10時に出るフェリーに乗る。
チケット購入はクレジットカードが使えるようになっていた。
とまりん
(とまりん)

所要1時間の高速船(クイーンざまみ)もあったが、所要2時間でより安いフェリー(フェリーざまみ)のチケットを買う。この時期は1日1便で、往路の那覇発は10時発阿嘉島経由12時着、復路の座間味発は16時30分発18時那覇着
8月11日は21時までに空港に行けば良い、余裕だと思った。
(思えば、この時に良く時間を確かめておくべきだった)

何1つトラブル無く島に着き、早速ビーチへ。テレビで見るように美しい珊瑚礁と熱帯魚、白砂とウミガメの世界。
古座間味ビーチ
(古座間味ビーチ)

ホテルやスーパーもある久米島と違い、座間味は何もかも素朴でローカル。家族も満喫している模様。ああ、3月にチケットとっておいて良かった…、としみじみ思った。
夜
(夜の港沿い)


8月11日 座間味島-那覇

この日はいよいよ旅行最終日。
夜に那覇に戻り、21時のフライトで成田に向かうことになっている
那覇行きのフェリーは16時なので、午前からもう一度ビーチに行く。

レイトチェックアウトで、宿で海の砂を洗い流そうと思ったが繁忙期でできないとのこと。午後になりビーチのシャワーを使い着替え、島を離れる準備をする。

お盆シーズンと言うこともあり、フェリーざまみは混み合っていた。明日からは一層混み合うだろう。
8月8日に着いて4日間、台風も雨天も無く過ごせて幸運だった…。

同日 18時00分 那覇 

泊港、通称「とまりん」に定刻通り着く。
21時のフライトまでまだ間があるので国際通りを散策するか、それとも空港に向かってしまうかを協議。空港に向かう案で決着しかけたので、マンゴーシャーベットを食べながらWEBチェックインで印刷してあったチケットを何気なく見てみた。

「1850 那覇空港 国内線旅客ターミナルビル」

…?
はっと気づく。あれ?18時発?

なんということか、21時成田「着」を21時那覇「発」と見間違えていた!
3月にチケット買って以来4ヶ月もずっと…。
そもそも18時那覇着のフェリーじゃ間に合う筈が無い。

急いでマンゴーを一気飲みし、家族を呼んで表でタクシーを拾った。
6名が一気に乗れないので分乗。2台目はなかなかこなかった。マンゴーを噛み砕きながら運転手に事情を伝える。
このとき18時10分頃…。
のんきに食ってたら...
(のんきに食ってたら、この20分後全力疾走することになるとは…)


そして、前回の第1話に続くというわけです…。

(続く)