6. 読者からのお便り

質問

来年アメリカでレンタカーを借りようと思っています。日本ではそこそこ運転経験はありますが、海外で運転したことはないのでかなり不安です。注意点などありましたら教えて下さい。


お答え

●準備
飛び込みでも借りることは可能ですが、できれば日本から予約を行っておいたほうがいいでしょう。
アメリカの大手レンタカー会社には「Hertz」、「Alamo」、「AVIS」、「Dollar」、「Thrifty」、「Budget」、「Enterprise」などがあります。多くは日本語のサイトが用意されています。
また、「Expedia」や「H.I.S.」などの旅行代理店経由でも申し込めます。
ここでは詳細は省きますがレンタカーには様々な料金プランがあります。保険のシステムが複雑ですが、とりあえず現地でも入れますのでいちばんシンプルなプランで予約を入れておけばよいでしょう。
予約が完了するとメールで送られてくる確認書(バウチャー)をプリントアウトしておきましょう。
なお、ハワイ州やカリフォルニア州での運転は厳密には日本の運転免許証だけがあればいいのですが、レンタカー会社によってはカウンターで提示を求められることもあるので必ず国際免許証は持っていきましょう。

●チェックアウト
レンタカー会社のカウンターで手続きを行い車を借りることをチェックアウト、返すことをチェックインと呼びます。ホテルなどと逆ですね。
空港で借りることが多いと思うのですが、空港によってレンタカー会社のカウンターの場所は異なります。空港ビル内にある場合もありますが、大規模な空港の場合、ほとんどがバスに乗って向かうことになります。自分が予約しているレンタカー会社のロゴが入ったバスを探しましょう。

00
ロサンゼルス国際空港のレンタカーカウンターは離れたところにあるため、自分が借りたレンタカー会社のバスに乗る必要がある。

カウンターに並び自分の番になったらいよいよ契約です。英語に自信がなくともバウチャーを見せればなんとかなりますが、任意保険に入るかどうかは必ず聞かれるので確認しましょう。
諸説ありますが、万一人身事故にあった場合は旅行保険でもカバーできないことがあるので、高いですがフルカバーの保険に入っておくことをオススメします。
なお、フルカバー保険に入るとレンタカーの料金はサイトで検索した値段の1.5倍ほどになります。

01
ラスベガス国際空港のレンタカーカウンター。ほとんどの会社のカウンターが1つのビルにまとまっていて使いやすい。

保険の選択が終わると、様々な契約書類にサインをすることになります。最近は紙ではなくタッチパネルモニターでサインをするところが多いです。
全て終わると車のキーを渡してもらえます。(空港によっては駐車場で好きな車を選べる場合もあります)
受付時間はだいたい15分といったところでしょうか。

●カーナビ
よっぽど慣れていない限りアメリカでの運転にカーナビ(アメリカではGPSと呼ばないと通じません)は必須です。レンタル料金は1日$10~程度です。
1週間以上の滞在や、何度も行く予定がある場合は量販店で買ってしまったほうが安く付きます。安いものだと$80程度で購入できます。

03
tabinote田口が購入したGarminのGPS。確か$150くらいだったはず。日本のカーナビと較べるとかなり貧弱に見えるが、機能的にはこれでなんの問題もない。

●運転の際の注意
日本で問題なく運転できていれば、アメリカでもそれほど問題はありません。
いくつか注意点をあげると。

・アメリカは右車線走行です。日本と逆なので特に左折時に左車線に入ってしまわないよう注意しましょう。
・基本的に右折は赤信号でも行けます。行けない場合は標識に「NO TURN ON RED」と書いてあります。
・これも日本とは逆で左がウィンカー、右がワイパーです。必ず一度は間違えてワイパーを動かしてしまうでしょう。

アメリカの交通ルール
JTBがまとめたアメリカ運転ガイドです。プリントアウトしていくといいでしょう。

●給油
ガソリンスタンドはほぼセルフ式となります。支払いは現金かカードですが、カードの場合郵便番号を入力しなければならないことが多く、日本の番号を入れるとエラーになるのでできれば現金で行ったほうがいいでしょう。
ここでは現金払いの手順を紹介します。

・給油機の前で車を止め、給油機の番号をチェックします
・支払いレジ(ほとんどがコンビニになっています)に行き、給油機の番号を申告(5番ならナンバーファイブ)し、前払いで任意の料金を払います。後で精算されるので20ドル札を渡しておけばよいでしょう。
・給油機に戻り、ノズルを車の給油口に差し込み、ガソリンの種類を選んでボタンを押します。特に指定されない場合はレギュラーでいいでしょう。
・給油が終わったらノズルを戻しレジに行きます。もう一度給油機の番号を言えばお釣りをくれます。足りない場合は追加で請求されます。

02
支払い以外はほとんど日本と変わりません。

●チェックイン
チェックアウトしたレンタカーの事務所に車を持っていき返却です。
借りた時にもらった書類を渡せばチェックしてもらえます。通常はこれで終了、バスに乗って空港まで送ってもらいます。
もし追加請求がある場合はクレジットカードにチャージされます。

以上簡単ですがアメリカでのレンタカー利用についてお答えしました。
追加でご質問がある場合はご遠慮なくこちらまでご相談ください。答えられる範囲でお答えいたします。

読者からのお便り  2013/12/17号 Vol.013


6. 読者からのお便り

質問

来年アメリカでレンタカーを借りようと思っています。日本ではそこそこ運転経験はありますが、海外で運転したことはないのでかなり不安です。注意点などありましたら教えて下さい。


お答え

●準備
飛び込みでも借りることは可能ですが、できれば日本から予約を行っておいたほうがいいでしょう。
アメリカの大手レンタカー会社には「Hertz」、「Alamo」、「AVIS」、「Dollar」、「Thrifty」、「Budget」、「Enterprise」などがあります。多くは日本語のサイトが用意されています。
また、「Expedia」や「H.I.S.」などの旅行代理店経由でも申し込めます。
ここでは詳細は省きますがレンタカーには様々な料金プランがあります。保険のシステムが複雑ですが、とりあえず現地でも入れますのでいちばんシンプルなプランで予約を入れておけばよいでしょう。
予約が完了するとメールで送られてくる確認書(バウチャー)をプリントアウトしておきましょう。
なお、ハワイ州やカリフォルニア州での運転は厳密には日本の運転免許証だけがあればいいのですが、レンタカー会社によってはカウンターで提示を求められることもあるので必ず国際免許証は持っていきましょう。

●チェックアウト
レンタカー会社のカウンターで手続きを行い車を借りることをチェックアウト、返すことをチェックインと呼びます。ホテルなどと逆ですね。
空港で借りることが多いと思うのですが、空港によってレンタカー会社のカウンターの場所は異なります。空港ビル内にある場合もありますが、大規模な空港の場合、ほとんどがバスに乗って向かうことになります。自分が予約しているレンタカー会社のロゴが入ったバスを探しましょう。

00
ロサンゼルス国際空港のレンタカーカウンターは離れたところにあるため、自分が借りたレンタカー会社のバスに乗る必要がある。

カウンターに並び自分の番になったらいよいよ契約です。英語に自信がなくともバウチャーを見せればなんとかなりますが、任意保険に入るかどうかは必ず聞かれるので確認しましょう。
諸説ありますが、万一人身事故にあった場合は旅行保険でもカバーできないことがあるので、高いですがフルカバーの保険に入っておくことをオススメします。
なお、フルカバー保険に入るとレンタカーの料金はサイトで検索した値段の1.5倍ほどになります。

01
ラスベガス国際空港のレンタカーカウンター。ほとんどの会社のカウンターが1つのビルにまとまっていて使いやすい。

保険の選択が終わると、様々な契約書類にサインをすることになります。最近は紙ではなくタッチパネルモニターでサインをするところが多いです。
全て終わると車のキーを渡してもらえます。(空港によっては駐車場で好きな車を選べる場合もあります)
受付時間はだいたい15分といったところでしょうか。

●カーナビ
よっぽど慣れていない限りアメリカでの運転にカーナビ(アメリカではGPSと呼ばないと通じません)は必須です。レンタル料金は1日$10~程度です。
1週間以上の滞在や、何度も行く予定がある場合は量販店で買ってしまったほうが安く付きます。安いものだと$80程度で購入できます。

03
tabinote田口が購入したGarminのGPS。確か$150くらいだったはず。日本のカーナビと較べるとかなり貧弱に見えるが、機能的にはこれでなんの問題もない。

●運転の際の注意
日本で問題なく運転できていれば、アメリカでもそれほど問題はありません。
いくつか注意点をあげると。

・アメリカは右車線走行です。日本と逆なので特に左折時に左車線に入ってしまわないよう注意しましょう。
・基本的に右折は赤信号でも行けます。行けない場合は標識に「NO TURN ON RED」と書いてあります。
・これも日本とは逆で左がウィンカー、右がワイパーです。必ず一度は間違えてワイパーを動かしてしまうでしょう。

アメリカの交通ルール
JTBがまとめたアメリカ運転ガイドです。プリントアウトしていくといいでしょう。

●給油
ガソリンスタンドはほぼセルフ式となります。支払いは現金かカードですが、カードの場合郵便番号を入力しなければならないことが多く、日本の番号を入れるとエラーになるのでできれば現金で行ったほうがいいでしょう。
ここでは現金払いの手順を紹介します。

・給油機の前で車を止め、給油機の番号をチェックします
・支払いレジ(ほとんどがコンビニになっています)に行き、給油機の番号を申告(5番ならナンバーファイブ)し、前払いで任意の料金を払います。後で精算されるので20ドル札を渡しておけばよいでしょう。
・給油機に戻り、ノズルを車の給油口に差し込み、ガソリンの種類を選んでボタンを押します。特に指定されない場合はレギュラーでいいでしょう。
・給油が終わったらノズルを戻しレジに行きます。もう一度給油機の番号を言えばお釣りをくれます。足りない場合は追加で請求されます。

02
支払い以外はほとんど日本と変わりません。

●チェックイン
チェックアウトしたレンタカーの事務所に車を持っていき返却です。
借りた時にもらった書類を渡せばチェックしてもらえます。通常はこれで終了、バスに乗って空港まで送ってもらいます。
もし追加請求がある場合はクレジットカードにチャージされます。

以上簡単ですがアメリカでのレンタカー利用についてお答えしました。
追加でご質問がある場合はご遠慮なくこちらまでご相談ください。答えられる範囲でお答えいたします。