Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」下川裕治
3a. tabinote旅行記 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~1日目「塩尻へ」~
3b. tabinote社員旅行 in ソウル ~3日目最終日
5. 旅の本屋 のまど イベント情報
6. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

タイ・エアアジアX、成田~バンコク便を増便

エアアジア傘下のタイ・エアアジアXは、10月2日より2017年3月25日まで東京(成田)~バンコク(ドンムアン)便を1日2便、週14便のダブルデイリーに増便する。機材はいずれもエアバスA330-300。

ダイヤ
9:15 東京/成田 → 13:45 バンコク/ドンムアン(XJ601)
20:15 東京/成田 → 00:55(+1) バンコク/ドンムアン(XJ607)
23:45 バンコク/ドンムアン → 08:00(+1) 東京/成田(XJ600)
10:45 バンコク/ドンムアン → 19:00 東京/成田(XJ606)

ANA、ホノルル線ビジネスクラスにフルフラットベッド導入

ANAは10月30日の羽田~ホノルル線にB787-9型機を導入、プレミアムエコノミー席のサービスを開始するとともにビジネスクラスにフルフラットベッドシートを導入する。ANAの東京~ホノルル線はドル箱路線にも関わらず、いままでフルフラットベッドは導入されておらず、ライバルのJALやハワイアン航空などにサービス面で遅れをとっていた。
ana

スカイマーク、モバイルバッテリ発火でCA2名がやけど

8月22日、スカイマークの札幌~羽田便(BC732)で、離陸後乗客の手荷物内にあったモバイルバッテリーから煙が発生、客室乗務員が消火したあと、新千歳空港に戻り緊急着陸した。この事故で客室乗務員2名が軽いやけどを負った。5月にはVエアで同様の事故がおこっているが、現在のところ手荷物でのモバイルバッテリー持ち込みを禁止している航空会社はない。

キャセイパシフィック航空、受託手荷物の重量上限を拡大

キャセイパシフィック航空と傘下の香港ドラゴン航空は、9月15日発券の航空券より、無料受託手荷物の上限を引き上げるとともに、超過手荷物料金を値下げする。これにより、エコノミークラスの無料受託手荷物の上限重量は20kgから30kgに、また、機内持ち込みも5kgから7kgに増加した。
これにより荷物が多い場合はLCCとの価格差はかなり微妙になる。

春秋航空日本、成田~札幌便に就航

春秋航空日本は8月20日、東京(成田)~札幌(新千歳)線に就航した。これにより成田~千歳間にはジェットスター・ジャパン、バニラエア、ピーチ、春秋航空日本と日本のLCC4社が勢揃いとなった。

ダイヤ
7:15 成田 → 8:55 千歳(IJ661)
9:40 千歳 → 11:15 成田(IJ662)

デルタ、個室タイプのビジネスクラスシートを発表

米デルタ航空は、世界で初めて各座席に専用のスライド式ドアを設けた個室型ビジネスクラスシート「Delta One suite」を発表した。同シートにはフルフラットベッド、18インチモニター、形状記憶素材を使ったクッション、高出力USBポートなどが用意されており、2017年秋の導入が予定されているエアバスの新型機A350に、その後B777にも設置予定だ。
個室タイプのシートはシンガポール航空やエミレーツ航空などでも用意されているが、いずれもファーストクラス。
deltas

ピーチ、隣の空席を独占できるオプションを発表

ピーチは予約の際空席のある時に限り、隣の席を自分用に確保できる「スペースシートオプション」サービスの提供を開始した。1席あたりの料金は国内線が2,000円、国際線が3,000円。さらに座席に応じた座席指定料金が別途必要。予約は電話のみとなる。同様のサービスをエアアジアXが「ESO」というサービス名で提供しておりtabinoteスタッフも何度も利用しているが予想以上に快適でお薦めである。他社も追随してほしいサービスだ。

http://www.flypeach.com/pc/jp/lm/ai/inflights/space_seat_option

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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

荷物は30キロまで無料のマリンドエア

ここまできたか……。
 クアラルンプールに向かう飛行機のなかで、つい呟いてしまった。
 マリンドエアである。アジア内をLCCで移動することが多い。航空券を買うときは、スカイスキャナーなどの検索サイトのお世話になる。そんなとき、この航空会社名はときどき目にしていた。しかしなかなか搭乗する機会はなかった。
 バンコクからクアラルンプールへの便を見た。その日のいちばん安い便がマリンドエアだった。朝の便で、片道9000円ほどだった。
 予約を進めながら、預けることができる荷物の重さに目がいった。30キロまで無料だった。最近LCCのなかには、預ける荷物の無料枠を広げるサービスをはじめるところがある。競争が激しいのだろうが、30キロというのは多い。既存の航空会社、いやそれ以上の量である。
 当日、機内に乗り込んで、一瞬、戸惑った。機内からLCC感が漂ってこないのだ。
 まず、シート間隔が既存の航空会社と同じだった。通常のLCCより広いのだ。ゆったりとしている。そして座席の背にはシートテレビがはめ込まれていた。
 離陸し、コントローラーをいじってみる。日本語はなかったが、ちゃんと映画も放映される。ゲームもあった。
 しばらくすると、カートを押した客室乗務員が現れ、軽食を配りはじめた。菓子パンが2個に水がテーブルに置かれた。
 パンをかじりながら、いったいどこがLCCなのかと考えてみる。少なくとも、機内サービスの違いはほとんどない。
 気になってその日の夜に調べてみた。座席指定は有料だった。既存の航空会社との違いはそれだけだった。いや、運賃がLCCなのだが。
 マリンドエアは、インドネシアのライオンエアとマレーシアの会社が出資してできた航空会社だった。設立は2012年。年を追ってその路線を増やしている。僕が乗ったバンコクとクアラルンプールを結ぶ路線も、就航して、そう月日がたっていなかった。クアラルンプールでは、KLIA2は使わず、KLIA1やスバン空港を使う。
 東南アジアでLCCが一気にその路線を増やしていったのは2000年頃からだ。その先頭を走っていたのがマレーシアのエアアジアだった。その後も新興LCCが次々に登場し、ついに既存の航空会社との違いを見つけにくいサービスをはじめた。LCCと既存の航空会社の境界は渾然というより、一体化の道を進みはじめた気がする。

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ライオンエアとそのグループは東南アジアのLCCを変えつつある

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3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~1日目「塩尻へ」~

好評、ハードコア音鉄(おとてつ)車内走行音派の黒田基介氏による、長野県私鉄走行音録音紀行レポートは2回の準備編を経てようやく出発です。
(注:本事例は2016年4月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。また、一部図版がサイズの関係で判読しづらい場合があります。後日PC用サイトにアップされるバックナンバーには原寸の図版を掲載する予定です。メルマガ版では雰囲気だけでもお楽しみください)

Profile
黒田基介

黒田基介

黒田基介(くろだ・もとすけ)
1975年東京都世田谷区生まれ。音鉄車内走行音派。

2016/4/5 – 前日

20:35 準備
機材の充電祭りを行う。とは言ってもカメラとシータだけで、録音機材は電池の交換。単3二本で20時間近く録音できるとは楽になったものだ。数年前までは増槽を自作して単3を8本でどうにか15時間くらいだった。残っていたデータの退避も行う。そろそろ録音しっぱなしで放おっておくクセをやめたい。

今回は時刻表を持って行くのを止めた。御柱祭のための荷物があるためだ。必要な部分は写真に撮りアルバムにまとめ、各私鉄の時刻表はpdfで落としてiBooksへ。これでだいぶ荷物が減った。

部屋の掃除をする。ヘトヘトで帰ってきてシャワーを浴びて気持ちよく寝るためだ。そろそろ強行軍は身体にこたえる。
洗濯物は干しっぱなしで行く。旅行中の下着を用意したら帰って着替えるものがなくなってしまったための処置。

2016/4/6 – 1日目「塩尻へ」

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10:33 テスト録音
通勤中の世田谷線でテスト録音
あら?LS-14て録音レベル三段階しかないの?
LS-11
バイノーラル使用時 lo4
バイノーラル不使用 lo4
LS-14はマニュアルモードで左右ボタンで録音レベルかあ!わかりにく!LS-14はまた後でやりなおし。

18:31 就業中
上田電鉄の運用表が更新されていたので予定の立て直し。そういえば、御柱祭装備がコンパクトになったのでコインロッカーに入れるのをやめた。

18:59
退社。嫌な予感がして確認したところ、スーパーあずさの席が右側だと気付いた。新宿駅で変更手続きが必要。
荷物が三つある。メインのバックパック、録音機材用のブレッドバッグ、お土産の一升瓶を入れたトートバッグ。忘れないようにしないといけない。乗り換えや買い物をする前に、必ず三つの荷物を持つようにイメージトレーニングをしてから行動をする。気疲れ。

19:19
LS-14 田園都市線でのテストではmid45。トンネル移動中でかなり音が大きかったので、大抵の場合この録音レベルで大丈夫そう。

19:50 新宿駅
新宿西口のみどりの窓口激混み。こういう時に鉄のカンが働く。南口の改札内の当日用窓口へ行くと誰も並んでいない。成功だ。荷物を三つ持っていると心の中で反芻しながら手続きをする。
13A -> 14D
変更に成功。よし。

20:00 新宿駅
出発

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(画像:黒田;JR新宿駅)

20:01 新宿駅
録音機材配置できる窓枠がなかったので、肘掛けにそーっと配置。窓枠の幅まで事前調査するのは困難だ。車両に乗り込んだら毎回アドリブ。途中で落ちないでくれー!左側に寄れないという縛りで多動が心配。
松本から録音機材のテストをする予定。

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(画像:黒田;スーパーあずさ33号車内)

20:36 八王子通過
八王子。鼻水が出てくる。花粉症の季節はギリギリ終わったが、ふいに出てくる。鼻水をすすった時点で録音はアウトなので、慎重に顔を上の方に向けて我慢する。
窓と垂直方向に置いたが、座席の向きと違うので次回あれば気をつける。
14Dは動輪上で理想的。座席スペースの自動ドアも静かで良い。

21:30
上諏訪で泊まらせてもらう家が風呂が使えないという連絡。あわててiPhoneで現地調査。こういう時スマホは便利だ。上諏訪温泉というのがあったが、到着時刻が閉店時間に合わないのでそのまま長野駅周辺を調査。長野アルプス温泉に急いで入ることにする。

22:50 松本駅
松本到着
27分乗り換えなので駅員に喫煙所があるか聞く。ありますか、と聞くと不思議な顔をする。あー場所を聞いてるのねといった風に、ホームの端にあるから、と答える。喫煙所は当然ある!ホームは何本もあるが端に行けばある!いいとこだ。しかも暖房つき!

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(画像:黒田;JR松本駅)

22:55 松本駅
わー!乗ってきたスーパーあずさ!回送時にホーン鳴らした!迂闊だった!

23:15 篠ノ井線上諏訪行き
松本発篠ノ井線上諏訪行きで録音機テスト。田園都市線で一応テストしてあるが、
大音量時
LS-11 lo4 bin
LS-14 mid45
中音量時
LS-11 lo4.5 bin
LS-14 mid50

23:19 篠ノ井線上諏訪行き
お土産のお酒を持って降りるのを忘れない
お土産のお酒を持って降りるのを忘れない
ふと、お土産のお酒をわざと忘れて終点の上諏訪で保管しておいてもらうのはどうだろうか
と頭をよぎる。いかんいかん鉄道会社の人に迷惑をかけては鉄の名折れ。

23:27 塩尻駅 
塩尻着。しまったースイカで出てしまった!返金処理に15分くらいかかる。本日泊まるホテルはチェックイン0時までと書いてあったのであせる。

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(画像:黒田;JR塩尻駅)

0:29 塩尻駅・ホテル中村屋
ホテル中村屋チェックイン。シャワーを浴びて、一服して寝る。

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(画像:黒田;ホテル中村屋)


それではお聞きください!

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3b. tabinote社員旅行 in ソウル ~3日目

1日目の様子はこちら
2日目の様子はこちら

6/5:午前

tabinoteワタベである。
朝、ソウル駅のコインロッカーに荷物を預ける。
この日は戦争記念館に行くことにした。メンバーを誘ったが誰も来ないという。なぜ…。

この記念館、10万平方メートルという超弩級のスケールで、朝鮮戦争時の実物兵器を大々的に展示しているらしい。
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メトロ三角地駅から歩くと巨大なモニュメントが現れる。
これは朝鮮戦争時に兄弟が南北に分かれ、戦場で再会したという逸話にもとづくらしい。
なんと入場無料、最高である。
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入り口を入ると巨大な吹き抜け。旧ソ連から鹵獲したT34戦車やミグ15など朝鮮戦争の兵器が展示されている。
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これは金日成のリムジン。
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地下に降りると古朝鮮時代。亀甲船がお出迎えである。
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実物展示と並んで映像表現に力を入れており、あちこちに巨大なモニターやスクリーンが置かれている。雄々しい音楽とナレーション、映画並みのクオリティで撮影された歴史劇がそこかしこで流れる。CGもバリバリである。
秀吉の出兵、文禄・慶長の役も展示されている。
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1階から上は時代がとんで朝鮮戦争以降となる。
ちなみにこの施設には日本軍のことやゲリラ活動、独立運動についての展示はあまりない。植民地時代に朝鮮半島では戦争が起こっていないためである。
したがって「日本人いたたまれない感」は余りないが、油断していると独島の展示があったりして気が抜けないのである。
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さて、朝鮮戦争の展示はこの施設のハイライト。
1950年の北朝鮮侵略、逆転の仁川上陸作戦、戦線膠着と停戦までが時系列で並べられている。とにかく膨大な展示である。
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彼女連れの兵士やボーイスカウト/ガールスカウト、小学生たちも多く来ている。
そして白人も多い。国連軍の代表としてアメリカはじめ各国の兵士が半島でたくさん死んでいるのである。この施設もほぼ1フロアを丸々使ってそれらの国への謝意を示している。
中国人観光客も多いが、…しかし当時敵国側であった彼らはどんな気持で見ているのか?
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DMZ(非武装地帯)でもこの施設でも感じたのは、一見のどかな韓国という国の裏側にある北朝鮮という国の存在感である。子供にも、共産主義と戦って戦って戦って、ようやくこの国ができあがったんだぜということを執拗に教えている感じである。アメリカでどこに行っても退役者軍人の施設があるのと同じ感じである。

これはDMZで起きた北朝鮮兵士による米兵殺傷事件(斧事件)のジオラマ。
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最後は現在進行形の、北の挑発一覧と核実験の展示で終了。
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最上階の併設カフェでも入ろうかと思ったところでこだま、ハマから昼の誘いである。
急いで施設の外にでると、そこは兵器の宝石箱であった。足早に写真を撮りまくる。
圧巻の展示を堪能し満足。この施設100億円くらいかかったんじゃないの?とにかく歴史&ミリタリー好きならたまらない場所である。
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駅までの道すがら、米軍のTHAADミサイル配備に反対する集団のデモがあった。本当いろいろ大変ですねと思った次第である。
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tabinote田口だ。
仕事も片付いたので当然カジノに行くのである。
ソウル市内のカジノはウォーカーヒルとセブンラック(ヒルトン、カンナム)の3か所。
どこも訪問済み、ウォーカーヒルが一番好き(=勝った経験あり)なのだが、少し遠いところもあり至近距離にあるヒルトンに行くことにし、荷物をまとめてタクシー。
カジノのクロークで荷物を預け、カジノ内へ。
諸般の事情で今回は軍資金が甚だ心もとない。日本円7万円をキャッシャーにて韓国ウォンに。78万₩くらいだっけな。いつもながらいきなり大金持ちになったかと錯覚する。
とはいえ日曜ということもあり朝から混雑しており、なかなか安いレート(ミニマム10000₩)のブラックジャックテーブルが空かない。とは言えあせって高いテーブルや慣れないバカラテーブルに行っても勝てるわけがないので、周囲を観察しながら待つ。


tabinoteハマDAYONE。
起きたらすでに田口はカジノへ出勤していた。
ワタベの戦争博物館は丁重にお断りし、コダマくんと観光に行こうという話になり、宿を出ようとしたらチェックアウトが斜め上で爆笑する
KEY BOX

ソウル駅に荷物を置き(ロッカーが面白かった)、駅のフードコートでキンパ(海苔巻き)を食べた後、コダマくんと景福宮へ。恥ずかしながら、韓国ではいつも買い物/サウナ/食事くらいしかしたことがなく観光らしい事を1つくらいしてみようと思ったのだ。
まあ…とにかく広大で煌びやかであった。
ついた瞬間から「こりゃさわりしか観れねえわ」という事になり、入り口で猛暑の中微動だに出来ないイケメンの横でふざける写真(雑コラ)を撮って終了。
雑コラ


tabinoteこだまです。

今日もいい天気。ハマと観光らしいことしようぜーとガイドブックを開いて適当に選んだ先は景福宮。
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広い敷地をぱーっと歩き回って写真撮ってまわった。そしてこれは我々の2ショット(嘘)。
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6/5:午後

tabinoteワタベである。
東大門駅で降り、呼び出されたタッカンマリ屋に入る。
最高である。
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今回のソウル滞在で一度も焼肉を食べていないことに気づき、なんとか夜は焼肉…と考えるが、満腹である。
夜のことは夜に考えるとして、再び個別行動である。


tabinote田口だ。
30分ほどして、ようやくブラックジャック(BJ)テーブルに空きが1席できたのですかさず着席
BJテーブルは通常5~7人が定員となっている。本来であれば3人くらい(理想は1人)のテーブルでゆったり打ちたいものであるが、ソウルでそれはほぼ不可能なためしょうがない。ゲームをやりたいという気持ちの方が勝る。
場内は中国人4割、日本人4割、残り2割という感じか。
韓国のカジノは韓国人は入場不可なのだが、なぜか韓国語を流暢に話す人が多い。どのようなカラクリになっているかはわからない。
持ち金全部をチップに交換し、ミニマムベット(10000₩≒900円)で様子をうかがう。

率直に言って調子が悪い、じわりじわりと持ち金が減っていく。
BJに限らずテーブルゲームのほとんどは勝率が決まっている。もちろん長時間やれば必ず負けるようになっている。
なのでギャンブラーが勝つための方法はただひとつ。掛け金を上下させ、多く賭けたときに勝ち、少なく賭けたときに負けることである。
もちろんそんなにうまくはいかないし、そもそも軍資金が心もとないため掛け金アップも満足にできない。
夕方には7万円が3万円くらいに目減りしていた。


tabinoteハマDAYONE。
昨日ちょっとだけひやかした、東大門に出来たばかりの現代シティアウトレットでどうしても気になるサンダルがあったのでコダマくんを連れて東大門へ。
なんとなくの印象としては、上の階は概ね高くて用がないっすね…
地下1階に少しローカルファストファッション店があって、女の欲が軽めにヒートアップした【戦利品:サンダル、ブラウス】

この後、以前食べてめちゃくちゃ気に入ったタッカンマリがどうしても食べたかったので、入り組んだ通りの有名店にワタベくんを呼び出してみる。
店があった場所に行ってみると、全然違う場所から店のオモニが「コッチだよ!コッチだよ!」と飛び出してきた。
わぁ…いろいろ笑えない…
火災の為移転の看板

タッカンマリは最&高でした。ほんと韓国料理の中で一番好きかもしんないわコレ
タッカンマリ最高


tabinoteハマDAYONE。
昼食のあとは一人で明洞〜南大門へ行き、女の買い物が小爆発した【戦利品:Tシャツ、ワンピース、おみやげ等】
余談だが韓国旅行ではいつも必ず服を買いあさるので、着替えを下着靴下以外まったく持ってきておらず、ここでやっと買ったTシャツに着替えた。
寝る時含めてまる3日同じ服だったYONE


tabinoteこだまです。

昼メシは、ハマと絶対行こうぜーと決めていた東大門のタッカンマリ屋。
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ワタベも合流して、昼間っからビールキメた。これほんと最高!
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解散してそのまま午後はずっと東大門を散策。自分の服を見たり、東大門デザインプラザ(ザハ・ハディッドの作品!)を見て回る。
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tabinoteワタベである。
昼食の後は、とある場所に向かっていたのであるが、この後のtabinote旅行記のネタにしたいのでその話は書けないのである。
あえていえば、また山に行っていたのである。ただし山登りではないのである。観光客が絶対行かない山である。
詳しくは次号以降で載せたいのでお楽しみにとしか言えないのであるが、ヒントを言えばカンナム地区のこの山である。
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6/5:夜〜帰国

tabinote田口だ。

2016-06-05 02.47.15
とりあえず心落ち着かせるため、カジノのただ飯を食らう。
帰りの飛行機に乗るためにはあと3時間で出なければならない。
プラスは無理としてもなんとか一矢報いたいものだ。
だが、相変わらず流れは訪れず、一時は残り2万円(-5万円)まで落ち込む。
自慢ではないが過去にはこの20倍くらい負けたこともある。だがやはり負けは嫌だ、とにかく悪い波を最低ベットで凌ぎ切っていい波を待つ。BJとはペイシャンスのゲームとはよく言ったものである。
そしてタイムリミット1時間前にようやく波が訪れる。ベットアップを連発しかなり盛り返す。
本日最大の見せ場は、10万₩ベットしておれの手「10」、ディーラー「6」。当然ダブルダウンし「10」を引きオレ「20」。ガッツポーズである。ディーラーが「21」を作り上げない限り20万₩が帰ってくる。
ディーラーの2枚目は「10」。ほぼ勝ったも同然、13枚のカードのうち「4」を引いたらドロー、「5」を引いたら負け、「1,2,3,6,7,8,9,10,J,Q,K」を引いたら勝ちである

ディーラー最後の1枚は???

はい、「5」でした、、、、。

というわけで最後まで運を引き寄せず最終的に2万円の負け。まあ許容範囲内である。
気持ちを切り替えシャトルバスで空港へ。


山から戻ったtabinoteワタベである。
コインロッカーから荷物を出す。ソウル駅周辺には店がとぼしいので、急いで焼肉屋がありそうなところへ。
タクシーで南大門市場に行く。
この日は閉まっている店舗が多かったが、一軒の焼き肉屋が営業していた。
昼のダッカンマリでやや満腹気味だったので、慎重に注文する。
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クソ最高である。焼肉と言うよりも一口大のステーキが次から次へと口に運ばれていく感じである。これがホントのいきなりステーキ!である。
猛スピードで食べ、勘定をすませ、高速鉄道で空港に向かったのである。


tabinoteハマDAYONE。
南大門駅からソウル駅に戻りワタベ&コダマと合流。
コインロッカーから荷物を出した後、どうしても焼き肉を食べたい2人に押し切られ南大門へ(また戻るのかという)。
高級そうな焼き肉屋で、ステーキ然とした焼き肉をわんこそば級の早さで食らう。超うまし。
すぐにソウル駅に戻り、高速鉄道で空港へ。
前日に購入したマークのバッグもここで引き取り、私の物欲まみれの旅行が終わった(かに思えたが、羽田着が夜中2時だった為、そのまま平和島温泉へ向かい翌朝の10時までガン寝。4日目の服を着込んで帰宅した)

戦利品↓
戦利品


tabinoteこだまです。

最後に焼肉食おうと適当に入った焼き肉屋がまあうまいのなんの。さすがいいお値段する韓牛。薦められるサイドメニューをすべて断り、肉を、肉だけを全力で喰った。
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ふたたびソウル駅に戻り、空港まではAREXで移動。東京でいえば京成スカイライナー的なポジションだろうか。乗り心地よし。
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のんびりするまもなく復路のフライトへ。終電後の羽田空港からはリムジンバス深夜便で帰宅した。
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最後に

tabinoteワタベである。
もともとソウルには特に関心はなかったのである。ソウル旅行といえば韓流スターやKポップ、ショッピングにエステなどおっさんにはわけのわからない女子旅っぽい話ばかりで、日本に近すぎるという印象もあり、あまり旅先として考えたことがなかったのである。
そこで、今回は冒険とスリルの味わえる「漢の旅」をコンセプトに目的を決めてみたのである。結果としては、すばらしい体験ができたのではないかと思うのである。特に、DMZツアーは今後いつまでも行けるとは限らない。ぜひ皆さんにもチャレンジしてほしいものである。


tabinote田口である。
訪韓はたぶん5回め。正直カジノ以外に魅力を感じていなかったが、今回DMZ観光は興奮したし、サウナ(チムジルバン)の素晴らしさに目覚めたので、トランジットなど機会があればまた行ってみたいと思ったしたぶん行くであろう。


tabinoteハマDAYONE。
まあいつも通りの女子旅(?)が終わった。K-POPにまるで興味がない為、もう少し行ける場所がないものかなあという点だけが残念。
以前、嵐カフェを紹介したけれど、ああいうJに精通してる人や場所があれば目の色変わるんだけどねェ…


tabinoteこだまです。
ここ最近、LCC利用の格安弾丸ツアーにすっかりハマっておりまして、今回もそのノリで楽しんできましたが、0泊弾丸に比べたら高々2泊3日でもすごく長く感じるんですよね(笑)。

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5. 旅の本屋 のまど イベント情報:
 8月26日(金) 小嶋独観さん×小嶋独観子さん 対談トークイベント
 9月29日(木) 下川裕治さん スライド&トークショー

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/


新刊「考える珍スポット 知的ワンダーランドを巡る旅」&「脳内楽園巡礼」発売記念
◆小嶋独観さん×小嶋独観子さん  対談トークイベント◆
「不思議な脱力系珍スポットを巡る旅」

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新刊『考える珍スポット 知的ワンダーランドを巡る旅』(文芸社)と『脳内楽園巡礼』の発売を記念して、珍寺ライターの小嶋独観さんと小嶋独観子さんご夫妻ををお招きして、日本やアジアの脱力系の面白珍スポットの楽しみ方についてスライドを眺めながら対談トークをしていただきます。『珍寺大道場』『ヘンな寺社仏閣巡礼』などの著作があり、「珍寺大道場道場主」として日本全国やアジアの不思議で怪しいお寺「珍寺」を探し歩いている小嶋独観さん。今回のイベントでは、妻の小嶋独観子さんを対談相手にお迎えして、新刊『考える珍スポット 知的ワンダーランドを巡る旅』や自主制作した『脳内楽園巡礼』で取り上げている面白珍スポットを中心に、不思議な脱力系スポットを紹介してもらいます。小嶋ご夫妻のディープで怪しい珍スポット話を生で聞けるチャンスですよ。小嶋ご夫妻のファンの方はもちろん、日本やアジアの面白スポットに興味のある方はぜひご参加ください!当日は、独観子さんが制作した「珍寺大道場グッズ」も販売します!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサイン会も行います。

小嶋独観(こじまどっかん)

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ウェブサイト「珍寺大道場」道場主。日本やアジアのユニークな神社仏閣、ファンキーな神様、不思議な信仰、巨大すぎる仏像等々を求めて東奔西走の人生を送っている。民俗、美術、宗教、建築、歴史などの視点から現代の信仰
シーンを読み解く珍寺ライター。著書に『珍寺大道場』(イースト・プレス)、『ヘンな寺社仏閣巡礼』(宝島社)。

◆小嶋独観HP「珍寺大道場」
http://chindera.com/

小嶋独観子(こじまどっかんこ)

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珍スポット愛好家、フリーライター。珍寺大道場ストアでグッズを制作・販売。

◆小嶋独観子ブログ「珍スポ大百科」
http://chinspodaihyakka.blog88.fc2.com/


【開催日時】  8月26日(金)  19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   1000円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内   
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627 
 e-mail :info@nomad-books.co.jp 
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
 ※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日) 
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F 
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど  
 協力:文芸社


新刊「週末ちょっとディープな台湾旅」発売記念
◆下川裕治さん スライド&トークショー◆
「週末台湾旅のちょっとディープな楽しみ方」

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新刊『週末ちょっとディープな台湾旅』(朝日文庫)の発売を記念して、旅行作家の下川裕治さんをお招きして、ふらっと行く週末台湾旅のさらなるディープな楽しみ方についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。大人気の『週末シリーズ』の前作『週末シンガポール・マレーシアでちょっと南国気分』では、物価の高いシンガポールの格安滞在術を探し、マレーシアの世界遺産の街でニョニャ料理を味わい、マレー人の小宇宙に浸るなど、週末のシンガポール&マレーシア旅行の楽しみ方を紹介していた下川さん。『週末シリーズ』の新しいバージョンとなる本作では、台湾の味「滷味(ルーウェイ)」の世界に分け入り、台南で日本の名残に触れ、少数民族に助けられて温泉へ行くなど、台北だけでは知りえないディープな台湾の楽しみ方を紹介しています。台湾の知られざる過去に触れながら、現代を通して見えてくる台湾のさらなる魅力を取材した下川さん独自の台湾の情報が聞けるはずです。下川ファンの方はもちろん、台湾が大好きな方や台湾のさらにディープなスポットに興味のある方はぜひご参加ください!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。

下川裕治(しもかわゆうじ)

1954年長野県松本市生まれ。旅行作家。『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、主にアジア、沖縄をフィールドにバックパッカースタイルでの旅を書き続けている。著書に、『鈍行列車のアジア旅』『「生き場」を探す日本人』『世界最悪の鉄道旅行ユーラシア横断2万キロ』『週末アジアでちょっと幸せ』『「行きづらい日本人」を捨てる』 等。

◆下川裕治さんブログ「たそがれ色のオデッセイ」
http://odyssey.namjai.cc/


【開催日時】  9月29日(木)   19:30 ~ (開場19:00)  
【参加費】   1000円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内  
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど 
 協力:朝日新聞出版

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6. 編集後記

tabinoteハマです。後記に登場するのはすごく久々な気がします!
個人的には、転職した事で今年前半からずっと忙しかったもんで、もう夏終わりかあ。。という感じです。
転職のタイミングで軽く旅行は行けたので、そちらはまあいずれかのタイミングで。。

ニュース、ANAのフルフラットベッド、一回でいいから体験してみたいなー。
デルタの個室タイプのビジネスクラスも羨ましい。(よーく考えると立派なネカフェなのは間違いないんすけど)

タビノート、下川氏。
マリンドエア、初めて知りました!
そして30キロまで無料預かりってすごいですね聞いた事ない。。

大好評「ハードコア音鉄」旅行記、やっと旅に出ました!!そしてまだ1日目ww
連載半年続くんじゃないかと思わせるレベルの密度に毎回腹抱えますw
肘掛けにそーっと配置されている録音機材の心許ない感じとか、写真がほほえましくて最高!

旅行記はもう一本。我々tabinote社員旅行inソウルの最終日です。
それぞれ本当に協調性がなかったね。。すごく楽だったよ。。
タッカンマリ最高。そして物欲で終わる韓国はやっぱり最高(オチ写真参照)

のまどは、8月26日(金) 小嶋独観さん×小嶋独観子さん、9月29日(木) 下川裕治さんのイベントです!


さて、先日「世界ダークツーリズム」が洋泉社より刊行されました。

世界ダークツーリズム

ダークツーリズムとは戦災や災害跡地、虐殺現場や収容所、強制労働など死や悲劇の生じた現場をめぐる観光のこと。
角田光代さん、古市憲寿さん、森達也さん、蔵前仁一さんなど硬軟とりまぜた豪華な執筆陣で、写真も豊富。我らが下川裕治さんは南京、ハルビン、ハノイと3ヶ所寄稿されています。
この本にはなんと現地までの行き方ガイドがついています。リサーチはこの手の調査が大好物なtabinoteが担当しました。
発売を記念して、tabinoteでもいくつか「負の遺産」に関する旅行記を掲載していますので、ぜひご覧下さい。
南京大虐殺記念館
キリングフィールド
サラエボ
ザクセンハウゼン強制収容所


tabinoteサイトでは過去の有料メルマガ連載を全編アップしており、無料でご覧いただけます
連載:下川裕治さん
連載:吉田友和さん
連載:柳下毅一郎さん
連載:水谷さるころさん

次回はお盆休みをいただきます。第78号は9月6日(火)の発行予定です。


発行:有限責任事業組合tabinote
https://tabinote.jp

※本メルマガの連載原稿または寄稿、告知などの著作権は著者・情報発信元に帰属します。その他の著作権および全ての編集著作権はtabinoteに帰属します。記事の引用・転載は出典を明記いただくとともに、諸関連法規の定めに従っていただきますようお願いいたします。

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tabinoteメールマガジン 2016/08/23号 Vol.077

Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」下川裕治
3a. tabinote旅行記 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~1日目「塩尻へ」~
3b. tabinote社員旅行 in ソウル ~3日目最終日
5. 旅の本屋 のまど イベント情報
6. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

タイ・エアアジアX、成田~バンコク便を増便

エアアジア傘下のタイ・エアアジアXは、10月2日より2017年3月25日まで東京(成田)~バンコク(ドンムアン)便を1日2便、週14便のダブルデイリーに増便する。機材はいずれもエアバスA330-300。

ダイヤ
9:15 東京/成田 → 13:45 バンコク/ドンムアン(XJ601)
20:15 東京/成田 → 00:55(+1) バンコク/ドンムアン(XJ607)
23:45 バンコク/ドンムアン → 08:00(+1) 東京/成田(XJ600)
10:45 バンコク/ドンムアン → 19:00 東京/成田(XJ606)

ANA、ホノルル線ビジネスクラスにフルフラットベッド導入

ANAは10月30日の羽田~ホノルル線にB787-9型機を導入、プレミアムエコノミー席のサービスを開始するとともにビジネスクラスにフルフラットベッドシートを導入する。ANAの東京~ホノルル線はドル箱路線にも関わらず、いままでフルフラットベッドは導入されておらず、ライバルのJALやハワイアン航空などにサービス面で遅れをとっていた。
ana

スカイマーク、モバイルバッテリ発火でCA2名がやけど

8月22日、スカイマークの札幌~羽田便(BC732)で、離陸後乗客の手荷物内にあったモバイルバッテリーから煙が発生、客室乗務員が消火したあと、新千歳空港に戻り緊急着陸した。この事故で客室乗務員2名が軽いやけどを負った。5月にはVエアで同様の事故がおこっているが、現在のところ手荷物でのモバイルバッテリー持ち込みを禁止している航空会社はない。

キャセイパシフィック航空、受託手荷物の重量上限を拡大

キャセイパシフィック航空と傘下の香港ドラゴン航空は、9月15日発券の航空券より、無料受託手荷物の上限を引き上げるとともに、超過手荷物料金を値下げする。これにより、エコノミークラスの無料受託手荷物の上限重量は20kgから30kgに、また、機内持ち込みも5kgから7kgに増加した。
これにより荷物が多い場合はLCCとの価格差はかなり微妙になる。

春秋航空日本、成田~札幌便に就航

春秋航空日本は8月20日、東京(成田)~札幌(新千歳)線に就航した。これにより成田~千歳間にはジェットスター・ジャパン、バニラエア、ピーチ、春秋航空日本と日本のLCC4社が勢揃いとなった。

ダイヤ
7:15 成田 → 8:55 千歳(IJ661)
9:40 千歳 → 11:15 成田(IJ662)

デルタ、個室タイプのビジネスクラスシートを発表

米デルタ航空は、世界で初めて各座席に専用のスライド式ドアを設けた個室型ビジネスクラスシート「Delta One suite」を発表した。同シートにはフルフラットベッド、18インチモニター、形状記憶素材を使ったクッション、高出力USBポートなどが用意されており、2017年秋の導入が予定されているエアバスの新型機A350に、その後B777にも設置予定だ。
個室タイプのシートはシンガポール航空やエミレーツ航空などでも用意されているが、いずれもファーストクラス。
deltas

ピーチ、隣の空席を独占できるオプションを発表

ピーチは予約の際空席のある時に限り、隣の席を自分用に確保できる「スペースシートオプション」サービスの提供を開始した。1席あたりの料金は国内線が2,000円、国際線が3,000円。さらに座席に応じた座席指定料金が別途必要。予約は電話のみとなる。同様のサービスをエアアジアXが「ESO」というサービス名で提供しておりtabinoteスタッフも何度も利用しているが予想以上に快適でお薦めである。他社も追随してほしいサービスだ。

http://www.flypeach.com/pc/jp/lm/ai/inflights/space_seat_option

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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

荷物は30キロまで無料のマリンドエア

ここまできたか……。
 クアラルンプールに向かう飛行機のなかで、つい呟いてしまった。
 マリンドエアである。アジア内をLCCで移動することが多い。航空券を買うときは、スカイスキャナーなどの検索サイトのお世話になる。そんなとき、この航空会社名はときどき目にしていた。しかしなかなか搭乗する機会はなかった。
 バンコクからクアラルンプールへの便を見た。その日のいちばん安い便がマリンドエアだった。朝の便で、片道9000円ほどだった。
 予約を進めながら、預けることができる荷物の重さに目がいった。30キロまで無料だった。最近LCCのなかには、預ける荷物の無料枠を広げるサービスをはじめるところがある。競争が激しいのだろうが、30キロというのは多い。既存の航空会社、いやそれ以上の量である。
 当日、機内に乗り込んで、一瞬、戸惑った。機内からLCC感が漂ってこないのだ。
 まず、シート間隔が既存の航空会社と同じだった。通常のLCCより広いのだ。ゆったりとしている。そして座席の背にはシートテレビがはめ込まれていた。
 離陸し、コントローラーをいじってみる。日本語はなかったが、ちゃんと映画も放映される。ゲームもあった。
 しばらくすると、カートを押した客室乗務員が現れ、軽食を配りはじめた。菓子パンが2個に水がテーブルに置かれた。
 パンをかじりながら、いったいどこがLCCなのかと考えてみる。少なくとも、機内サービスの違いはほとんどない。
 気になってその日の夜に調べてみた。座席指定は有料だった。既存の航空会社との違いはそれだけだった。いや、運賃がLCCなのだが。
 マリンドエアは、インドネシアのライオンエアとマレーシアの会社が出資してできた航空会社だった。設立は2012年。年を追ってその路線を増やしている。僕が乗ったバンコクとクアラルンプールを結ぶ路線も、就航して、そう月日がたっていなかった。クアラルンプールでは、KLIA2は使わず、KLIA1やスバン空港を使う。
 東南アジアでLCCが一気にその路線を増やしていったのは2000年頃からだ。その先頭を走っていたのがマレーシアのエアアジアだった。その後も新興LCCが次々に登場し、ついに既存の航空会社との違いを見つけにくいサービスをはじめた。LCCと既存の航空会社の境界は渾然というより、一体化の道を進みはじめた気がする。

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ライオンエアとそのグループは東南アジアのLCCを変えつつある

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3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~1日目「塩尻へ」~

好評、ハードコア音鉄(おとてつ)車内走行音派の黒田基介氏による、長野県私鉄走行音録音紀行レポートは2回の準備編を経てようやく出発です。
(注:本事例は2016年4月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。また、一部図版がサイズの関係で判読しづらい場合があります。後日PC用サイトにアップされるバックナンバーには原寸の図版を掲載する予定です。メルマガ版では雰囲気だけでもお楽しみください)

Profile
黒田基介

黒田基介

黒田基介(くろだ・もとすけ)
1975年東京都世田谷区生まれ。音鉄車内走行音派。

2016/4/5 – 前日

20:35 準備
機材の充電祭りを行う。とは言ってもカメラとシータだけで、録音機材は電池の交換。単3二本で20時間近く録音できるとは楽になったものだ。数年前までは増槽を自作して単3を8本でどうにか15時間くらいだった。残っていたデータの退避も行う。そろそろ録音しっぱなしで放おっておくクセをやめたい。

今回は時刻表を持って行くのを止めた。御柱祭のための荷物があるためだ。必要な部分は写真に撮りアルバムにまとめ、各私鉄の時刻表はpdfで落としてiBooksへ。これでだいぶ荷物が減った。

部屋の掃除をする。ヘトヘトで帰ってきてシャワーを浴びて気持ちよく寝るためだ。そろそろ強行軍は身体にこたえる。
洗濯物は干しっぱなしで行く。旅行中の下着を用意したら帰って着替えるものがなくなってしまったための処置。

2016/4/6 – 1日目「塩尻へ」

image02

10:33 テスト録音
通勤中の世田谷線でテスト録音
あら?LS-14て録音レベル三段階しかないの?
LS-11
バイノーラル使用時 lo4
バイノーラル不使用 lo4
LS-14はマニュアルモードで左右ボタンで録音レベルかあ!わかりにく!LS-14はまた後でやりなおし。

18:31 就業中
上田電鉄の運用表が更新されていたので予定の立て直し。そういえば、御柱祭装備がコンパクトになったのでコインロッカーに入れるのをやめた。

18:59
退社。嫌な予感がして確認したところ、スーパーあずさの席が右側だと気付いた。新宿駅で変更手続きが必要。
荷物が三つある。メインのバックパック、録音機材用のブレッドバッグ、お土産の一升瓶を入れたトートバッグ。忘れないようにしないといけない。乗り換えや買い物をする前に、必ず三つの荷物を持つようにイメージトレーニングをしてから行動をする。気疲れ。

19:19
LS-14 田園都市線でのテストではmid45。トンネル移動中でかなり音が大きかったので、大抵の場合この録音レベルで大丈夫そう。

19:50 新宿駅
新宿西口のみどりの窓口激混み。こういう時に鉄のカンが働く。南口の改札内の当日用窓口へ行くと誰も並んでいない。成功だ。荷物を三つ持っていると心の中で反芻しながら手続きをする。
13A -> 14D
変更に成功。よし。

20:00 新宿駅
出発

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(画像:黒田;JR新宿駅)

20:01 新宿駅
録音機材配置できる窓枠がなかったので、肘掛けにそーっと配置。窓枠の幅まで事前調査するのは困難だ。車両に乗り込んだら毎回アドリブ。途中で落ちないでくれー!左側に寄れないという縛りで多動が心配。
松本から録音機材のテストをする予定。

image00
(画像:黒田;スーパーあずさ33号車内)

20:36 八王子通過
八王子。鼻水が出てくる。花粉症の季節はギリギリ終わったが、ふいに出てくる。鼻水をすすった時点で録音はアウトなので、慎重に顔を上の方に向けて我慢する。
窓と垂直方向に置いたが、座席の向きと違うので次回あれば気をつける。
14Dは動輪上で理想的。座席スペースの自動ドアも静かで良い。

21:30
上諏訪で泊まらせてもらう家が風呂が使えないという連絡。あわててiPhoneで現地調査。こういう時スマホは便利だ。上諏訪温泉というのがあったが、到着時刻が閉店時間に合わないのでそのまま長野駅周辺を調査。長野アルプス温泉に急いで入ることにする。

22:50 松本駅
松本到着
27分乗り換えなので駅員に喫煙所があるか聞く。ありますか、と聞くと不思議な顔をする。あー場所を聞いてるのねといった風に、ホームの端にあるから、と答える。喫煙所は当然ある!ホームは何本もあるが端に行けばある!いいとこだ。しかも暖房つき!

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(画像:黒田;JR松本駅)

22:55 松本駅
わー!乗ってきたスーパーあずさ!回送時にホーン鳴らした!迂闊だった!

23:15 篠ノ井線上諏訪行き
松本発篠ノ井線上諏訪行きで録音機テスト。田園都市線で一応テストしてあるが、
大音量時
LS-11 lo4 bin
LS-14 mid45
中音量時
LS-11 lo4.5 bin
LS-14 mid50

23:19 篠ノ井線上諏訪行き
お土産のお酒を持って降りるのを忘れない
お土産のお酒を持って降りるのを忘れない
ふと、お土産のお酒をわざと忘れて終点の上諏訪で保管しておいてもらうのはどうだろうか
と頭をよぎる。いかんいかん鉄道会社の人に迷惑をかけては鉄の名折れ。

23:27 塩尻駅 
塩尻着。しまったースイカで出てしまった!返金処理に15分くらいかかる。本日泊まるホテルはチェックイン0時までと書いてあったのであせる。

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(画像:黒田;JR塩尻駅)

0:29 塩尻駅・ホテル中村屋
ホテル中村屋チェックイン。シャワーを浴びて、一服して寝る。

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(画像:黒田;ホテル中村屋)


それではお聞きください!

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3b. tabinote社員旅行 in ソウル ~3日目

1日目の様子はこちら
2日目の様子はこちら

6/5:午前

tabinoteワタベである。
朝、ソウル駅のコインロッカーに荷物を預ける。
この日は戦争記念館に行くことにした。メンバーを誘ったが誰も来ないという。なぜ…。

この記念館、10万平方メートルという超弩級のスケールで、朝鮮戦争時の実物兵器を大々的に展示しているらしい。
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メトロ三角地駅から歩くと巨大なモニュメントが現れる。
これは朝鮮戦争時に兄弟が南北に分かれ、戦場で再会したという逸話にもとづくらしい。
なんと入場無料、最高である。
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入り口を入ると巨大な吹き抜け。旧ソ連から鹵獲したT34戦車やミグ15など朝鮮戦争の兵器が展示されている。
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これは金日成のリムジン。
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地下に降りると古朝鮮時代。亀甲船がお出迎えである。
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実物展示と並んで映像表現に力を入れており、あちこちに巨大なモニターやスクリーンが置かれている。雄々しい音楽とナレーション、映画並みのクオリティで撮影された歴史劇がそこかしこで流れる。CGもバリバリである。
秀吉の出兵、文禄・慶長の役も展示されている。
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1階から上は時代がとんで朝鮮戦争以降となる。
ちなみにこの施設には日本軍のことやゲリラ活動、独立運動についての展示はあまりない。植民地時代に朝鮮半島では戦争が起こっていないためである。
したがって「日本人いたたまれない感」は余りないが、油断していると独島の展示があったりして気が抜けないのである。
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さて、朝鮮戦争の展示はこの施設のハイライト。
1950年の北朝鮮侵略、逆転の仁川上陸作戦、戦線膠着と停戦までが時系列で並べられている。とにかく膨大な展示である。
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彼女連れの兵士やボーイスカウト/ガールスカウト、小学生たちも多く来ている。
そして白人も多い。国連軍の代表としてアメリカはじめ各国の兵士が半島でたくさん死んでいるのである。この施設もほぼ1フロアを丸々使ってそれらの国への謝意を示している。
中国人観光客も多いが、…しかし当時敵国側であった彼らはどんな気持で見ているのか?
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DMZ(非武装地帯)でもこの施設でも感じたのは、一見のどかな韓国という国の裏側にある北朝鮮という国の存在感である。子供にも、共産主義と戦って戦って戦って、ようやくこの国ができあがったんだぜということを執拗に教えている感じである。アメリカでどこに行っても退役者軍人の施設があるのと同じ感じである。

これはDMZで起きた北朝鮮兵士による米兵殺傷事件(斧事件)のジオラマ。
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最後は現在進行形の、北の挑発一覧と核実験の展示で終了。
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最上階の併設カフェでも入ろうかと思ったところでこだま、ハマから昼の誘いである。
急いで施設の外にでると、そこは兵器の宝石箱であった。足早に写真を撮りまくる。
圧巻の展示を堪能し満足。この施設100億円くらいかかったんじゃないの?とにかく歴史&ミリタリー好きならたまらない場所である。
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駅までの道すがら、米軍のTHAADミサイル配備に反対する集団のデモがあった。本当いろいろ大変ですねと思った次第である。
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tabinote田口だ。
仕事も片付いたので当然カジノに行くのである。
ソウル市内のカジノはウォーカーヒルとセブンラック(ヒルトン、カンナム)の3か所。
どこも訪問済み、ウォーカーヒルが一番好き(=勝った経験あり)なのだが、少し遠いところもあり至近距離にあるヒルトンに行くことにし、荷物をまとめてタクシー。
カジノのクロークで荷物を預け、カジノ内へ。
諸般の事情で今回は軍資金が甚だ心もとない。日本円7万円をキャッシャーにて韓国ウォンに。78万₩くらいだっけな。いつもながらいきなり大金持ちになったかと錯覚する。
とはいえ日曜ということもあり朝から混雑しており、なかなか安いレート(ミニマム10000₩)のブラックジャックテーブルが空かない。とは言えあせって高いテーブルや慣れないバカラテーブルに行っても勝てるわけがないので、周囲を観察しながら待つ。


tabinoteハマDAYONE。
起きたらすでに田口はカジノへ出勤していた。
ワタベの戦争博物館は丁重にお断りし、コダマくんと観光に行こうという話になり、宿を出ようとしたらチェックアウトが斜め上で爆笑する
KEY BOX

ソウル駅に荷物を置き(ロッカーが面白かった)、駅のフードコートでキンパ(海苔巻き)を食べた後、コダマくんと景福宮へ。恥ずかしながら、韓国ではいつも買い物/サウナ/食事くらいしかしたことがなく観光らしい事を1つくらいしてみようと思ったのだ。
まあ…とにかく広大で煌びやかであった。
ついた瞬間から「こりゃさわりしか観れねえわ」という事になり、入り口で猛暑の中微動だに出来ないイケメンの横でふざける写真(雑コラ)を撮って終了。
雑コラ


tabinoteこだまです。

今日もいい天気。ハマと観光らしいことしようぜーとガイドブックを開いて適当に選んだ先は景福宮。
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広い敷地をぱーっと歩き回って写真撮ってまわった。そしてこれは我々の2ショット(嘘)。
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6/5:午後

tabinoteワタベである。
東大門駅で降り、呼び出されたタッカンマリ屋に入る。
最高である。
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今回のソウル滞在で一度も焼肉を食べていないことに気づき、なんとか夜は焼肉…と考えるが、満腹である。
夜のことは夜に考えるとして、再び個別行動である。


tabinote田口だ。
30分ほどして、ようやくブラックジャック(BJ)テーブルに空きが1席できたのですかさず着席
BJテーブルは通常5~7人が定員となっている。本来であれば3人くらい(理想は1人)のテーブルでゆったり打ちたいものであるが、ソウルでそれはほぼ不可能なためしょうがない。ゲームをやりたいという気持ちの方が勝る。
場内は中国人4割、日本人4割、残り2割という感じか。
韓国のカジノは韓国人は入場不可なのだが、なぜか韓国語を流暢に話す人が多い。どのようなカラクリになっているかはわからない。
持ち金全部をチップに交換し、ミニマムベット(10000₩≒900円)で様子をうかがう。

率直に言って調子が悪い、じわりじわりと持ち金が減っていく。
BJに限らずテーブルゲームのほとんどは勝率が決まっている。もちろん長時間やれば必ず負けるようになっている。
なのでギャンブラーが勝つための方法はただひとつ。掛け金を上下させ、多く賭けたときに勝ち、少なく賭けたときに負けることである。
もちろんそんなにうまくはいかないし、そもそも軍資金が心もとないため掛け金アップも満足にできない。
夕方には7万円が3万円くらいに目減りしていた。


tabinoteハマDAYONE。
昨日ちょっとだけひやかした、東大門に出来たばかりの現代シティアウトレットでどうしても気になるサンダルがあったのでコダマくんを連れて東大門へ。
なんとなくの印象としては、上の階は概ね高くて用がないっすね…
地下1階に少しローカルファストファッション店があって、女の欲が軽めにヒートアップした【戦利品:サンダル、ブラウス】

この後、以前食べてめちゃくちゃ気に入ったタッカンマリがどうしても食べたかったので、入り組んだ通りの有名店にワタベくんを呼び出してみる。
店があった場所に行ってみると、全然違う場所から店のオモニが「コッチだよ!コッチだよ!」と飛び出してきた。
わぁ…いろいろ笑えない…
火災の為移転の看板

タッカンマリは最&高でした。ほんと韓国料理の中で一番好きかもしんないわコレ
タッカンマリ最高


tabinoteハマDAYONE。
昼食のあとは一人で明洞〜南大門へ行き、女の買い物が小爆発した【戦利品:Tシャツ、ワンピース、おみやげ等】
余談だが韓国旅行ではいつも必ず服を買いあさるので、着替えを下着靴下以外まったく持ってきておらず、ここでやっと買ったTシャツに着替えた。
寝る時含めてまる3日同じ服だったYONE


tabinoteこだまです。

昼メシは、ハマと絶対行こうぜーと決めていた東大門のタッカンマリ屋。
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ワタベも合流して、昼間っからビールキメた。これほんと最高!
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解散してそのまま午後はずっと東大門を散策。自分の服を見たり、東大門デザインプラザ(ザハ・ハディッドの作品!)を見て回る。
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tabinoteワタベである。
昼食の後は、とある場所に向かっていたのであるが、この後のtabinote旅行記のネタにしたいのでその話は書けないのである。
あえていえば、また山に行っていたのである。ただし山登りではないのである。観光客が絶対行かない山である。
詳しくは次号以降で載せたいのでお楽しみにとしか言えないのであるが、ヒントを言えばカンナム地区のこの山である。
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6/5:夜〜帰国

tabinote田口だ。

2016-06-05 02.47.15
とりあえず心落ち着かせるため、カジノのただ飯を食らう。
帰りの飛行機に乗るためにはあと3時間で出なければならない。
プラスは無理としてもなんとか一矢報いたいものだ。
だが、相変わらず流れは訪れず、一時は残り2万円(-5万円)まで落ち込む。
自慢ではないが過去にはこの20倍くらい負けたこともある。だがやはり負けは嫌だ、とにかく悪い波を最低ベットで凌ぎ切っていい波を待つ。BJとはペイシャンスのゲームとはよく言ったものである。
そしてタイムリミット1時間前にようやく波が訪れる。ベットアップを連発しかなり盛り返す。
本日最大の見せ場は、10万₩ベットしておれの手「10」、ディーラー「6」。当然ダブルダウンし「10」を引きオレ「20」。ガッツポーズである。ディーラーが「21」を作り上げない限り20万₩が帰ってくる。
ディーラーの2枚目は「10」。ほぼ勝ったも同然、13枚のカードのうち「4」を引いたらドロー、「5」を引いたら負け、「1,2,3,6,7,8,9,10,J,Q,K」を引いたら勝ちである

ディーラー最後の1枚は???

はい、「5」でした、、、、。

というわけで最後まで運を引き寄せず最終的に2万円の負け。まあ許容範囲内である。
気持ちを切り替えシャトルバスで空港へ。


山から戻ったtabinoteワタベである。
コインロッカーから荷物を出す。ソウル駅周辺には店がとぼしいので、急いで焼肉屋がありそうなところへ。
タクシーで南大門市場に行く。
この日は閉まっている店舗が多かったが、一軒の焼き肉屋が営業していた。
昼のダッカンマリでやや満腹気味だったので、慎重に注文する。
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クソ最高である。焼肉と言うよりも一口大のステーキが次から次へと口に運ばれていく感じである。これがホントのいきなりステーキ!である。
猛スピードで食べ、勘定をすませ、高速鉄道で空港に向かったのである。


tabinoteハマDAYONE。
南大門駅からソウル駅に戻りワタベ&コダマと合流。
コインロッカーから荷物を出した後、どうしても焼き肉を食べたい2人に押し切られ南大門へ(また戻るのかという)。
高級そうな焼き肉屋で、ステーキ然とした焼き肉をわんこそば級の早さで食らう。超うまし。
すぐにソウル駅に戻り、高速鉄道で空港へ。
前日に購入したマークのバッグもここで引き取り、私の物欲まみれの旅行が終わった(かに思えたが、羽田着が夜中2時だった為、そのまま平和島温泉へ向かい翌朝の10時までガン寝。4日目の服を着込んで帰宅した)

戦利品↓
戦利品


tabinoteこだまです。

最後に焼肉食おうと適当に入った焼き肉屋がまあうまいのなんの。さすがいいお値段する韓牛。薦められるサイドメニューをすべて断り、肉を、肉だけを全力で喰った。
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ふたたびソウル駅に戻り、空港まではAREXで移動。東京でいえば京成スカイライナー的なポジションだろうか。乗り心地よし。
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のんびりするまもなく復路のフライトへ。終電後の羽田空港からはリムジンバス深夜便で帰宅した。
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最後に

tabinoteワタベである。
もともとソウルには特に関心はなかったのである。ソウル旅行といえば韓流スターやKポップ、ショッピングにエステなどおっさんにはわけのわからない女子旅っぽい話ばかりで、日本に近すぎるという印象もあり、あまり旅先として考えたことがなかったのである。
そこで、今回は冒険とスリルの味わえる「漢の旅」をコンセプトに目的を決めてみたのである。結果としては、すばらしい体験ができたのではないかと思うのである。特に、DMZツアーは今後いつまでも行けるとは限らない。ぜひ皆さんにもチャレンジしてほしいものである。


tabinote田口である。
訪韓はたぶん5回め。正直カジノ以外に魅力を感じていなかったが、今回DMZ観光は興奮したし、サウナ(チムジルバン)の素晴らしさに目覚めたので、トランジットなど機会があればまた行ってみたいと思ったしたぶん行くであろう。


tabinoteハマDAYONE。
まあいつも通りの女子旅(?)が終わった。K-POPにまるで興味がない為、もう少し行ける場所がないものかなあという点だけが残念。
以前、嵐カフェを紹介したけれど、ああいうJに精通してる人や場所があれば目の色変わるんだけどねェ…


tabinoteこだまです。
ここ最近、LCC利用の格安弾丸ツアーにすっかりハマっておりまして、今回もそのノリで楽しんできましたが、0泊弾丸に比べたら高々2泊3日でもすごく長く感じるんですよね(笑)。

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5. 旅の本屋 のまど イベント情報:
 8月26日(金) 小嶋独観さん×小嶋独観子さん 対談トークイベント
 9月29日(木) 下川裕治さん スライド&トークショー

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/


新刊「考える珍スポット 知的ワンダーランドを巡る旅」&「脳内楽園巡礼」発売記念
◆小嶋独観さん×小嶋独観子さん  対談トークイベント◆
「不思議な脱力系珍スポットを巡る旅」

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新刊『考える珍スポット 知的ワンダーランドを巡る旅』(文芸社)と『脳内楽園巡礼』の発売を記念して、珍寺ライターの小嶋独観さんと小嶋独観子さんご夫妻ををお招きして、日本やアジアの脱力系の面白珍スポットの楽しみ方についてスライドを眺めながら対談トークをしていただきます。『珍寺大道場』『ヘンな寺社仏閣巡礼』などの著作があり、「珍寺大道場道場主」として日本全国やアジアの不思議で怪しいお寺「珍寺」を探し歩いている小嶋独観さん。今回のイベントでは、妻の小嶋独観子さんを対談相手にお迎えして、新刊『考える珍スポット 知的ワンダーランドを巡る旅』や自主制作した『脳内楽園巡礼』で取り上げている面白珍スポットを中心に、不思議な脱力系スポットを紹介してもらいます。小嶋ご夫妻のディープで怪しい珍スポット話を生で聞けるチャンスですよ。小嶋ご夫妻のファンの方はもちろん、日本やアジアの面白スポットに興味のある方はぜひご参加ください!当日は、独観子さんが制作した「珍寺大道場グッズ」も販売します!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサイン会も行います。

小嶋独観(こじまどっかん)

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ウェブサイト「珍寺大道場」道場主。日本やアジアのユニークな神社仏閣、ファンキーな神様、不思議な信仰、巨大すぎる仏像等々を求めて東奔西走の人生を送っている。民俗、美術、宗教、建築、歴史などの視点から現代の信仰
シーンを読み解く珍寺ライター。著書に『珍寺大道場』(イースト・プレス)、『ヘンな寺社仏閣巡礼』(宝島社)。

◆小嶋独観HP「珍寺大道場」
http://chindera.com/

小嶋独観子(こじまどっかんこ)

0826dokkannko
珍スポット愛好家、フリーライター。珍寺大道場ストアでグッズを制作・販売。

◆小嶋独観子ブログ「珍スポ大百科」
http://chinspodaihyakka.blog88.fc2.com/


【開催日時】  8月26日(金)  19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   1000円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内   
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627 
 e-mail :info@nomad-books.co.jp 
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
 ※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日) 
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F 
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど  
 協力:文芸社


新刊「週末ちょっとディープな台湾旅」発売記念
◆下川裕治さん スライド&トークショー◆
「週末台湾旅のちょっとディープな楽しみ方」

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新刊『週末ちょっとディープな台湾旅』(朝日文庫)の発売を記念して、旅行作家の下川裕治さんをお招きして、ふらっと行く週末台湾旅のさらなるディープな楽しみ方についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。大人気の『週末シリーズ』の前作『週末シンガポール・マレーシアでちょっと南国気分』では、物価の高いシンガポールの格安滞在術を探し、マレーシアの世界遺産の街でニョニャ料理を味わい、マレー人の小宇宙に浸るなど、週末のシンガポール&マレーシア旅行の楽しみ方を紹介していた下川さん。『週末シリーズ』の新しいバージョンとなる本作では、台湾の味「滷味(ルーウェイ)」の世界に分け入り、台南で日本の名残に触れ、少数民族に助けられて温泉へ行くなど、台北だけでは知りえないディープな台湾の楽しみ方を紹介しています。台湾の知られざる過去に触れながら、現代を通して見えてくる台湾のさらなる魅力を取材した下川さん独自の台湾の情報が聞けるはずです。下川ファンの方はもちろん、台湾が大好きな方や台湾のさらにディープなスポットに興味のある方はぜひご参加ください!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。

下川裕治(しもかわゆうじ)

1954年長野県松本市生まれ。旅行作家。『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、主にアジア、沖縄をフィールドにバックパッカースタイルでの旅を書き続けている。著書に、『鈍行列車のアジア旅』『「生き場」を探す日本人』『世界最悪の鉄道旅行ユーラシア横断2万キロ』『週末アジアでちょっと幸せ』『「行きづらい日本人」を捨てる』 等。

◆下川裕治さんブログ「たそがれ色のオデッセイ」
http://odyssey.namjai.cc/


【開催日時】  9月29日(木)   19:30 ~ (開場19:00)  
【参加費】   1000円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内  
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど 
 協力:朝日新聞出版

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6. 編集後記

tabinoteハマです。後記に登場するのはすごく久々な気がします!
個人的には、転職した事で今年前半からずっと忙しかったもんで、もう夏終わりかあ。。という感じです。
転職のタイミングで軽く旅行は行けたので、そちらはまあいずれかのタイミングで。。

ニュース、ANAのフルフラットベッド、一回でいいから体験してみたいなー。
デルタの個室タイプのビジネスクラスも羨ましい。(よーく考えると立派なネカフェなのは間違いないんすけど)

タビノート、下川氏。
マリンドエア、初めて知りました!
そして30キロまで無料預かりってすごいですね聞いた事ない。。

大好評「ハードコア音鉄」旅行記、やっと旅に出ました!!そしてまだ1日目ww
連載半年続くんじゃないかと思わせるレベルの密度に毎回腹抱えますw
肘掛けにそーっと配置されている録音機材の心許ない感じとか、写真がほほえましくて最高!

旅行記はもう一本。我々tabinote社員旅行inソウルの最終日です。
それぞれ本当に協調性がなかったね。。すごく楽だったよ。。
タッカンマリ最高。そして物欲で終わる韓国はやっぱり最高(オチ写真参照)

のまどは、8月26日(金) 小嶋独観さん×小嶋独観子さん、9月29日(木) 下川裕治さんのイベントです!


さて、先日「世界ダークツーリズム」が洋泉社より刊行されました。

世界ダークツーリズム

ダークツーリズムとは戦災や災害跡地、虐殺現場や収容所、強制労働など死や悲劇の生じた現場をめぐる観光のこと。
角田光代さん、古市憲寿さん、森達也さん、蔵前仁一さんなど硬軟とりまぜた豪華な執筆陣で、写真も豊富。我らが下川裕治さんは南京、ハルビン、ハノイと3ヶ所寄稿されています。
この本にはなんと現地までの行き方ガイドがついています。リサーチはこの手の調査が大好物なtabinoteが担当しました。
発売を記念して、tabinoteでもいくつか「負の遺産」に関する旅行記を掲載していますので、ぜひご覧下さい。
南京大虐殺記念館
キリングフィールド
サラエボ
ザクセンハウゼン強制収容所


tabinoteサイトでは過去の有料メルマガ連載を全編アップしており、無料でご覧いただけます
連載:下川裕治さん
連載:吉田友和さん
連載:柳下毅一郎さん
連載:水谷さるころさん

次回はお盆休みをいただきます。第78号は9月6日(火)の発行予定です。


発行:有限責任事業組合tabinote
https://tabinote.jp

※本メルマガの連載原稿または寄稿、告知などの著作権は著者・情報発信元に帰属します。その他の著作権および全ての編集著作権はtabinoteに帰属します。記事の引用・転載は出典を明記いただくとともに、諸関連法規の定めに従っていただきますようお願いいたします。

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