3a. ミャンマー・ヤンゴン旅行記 ~あの歌のふるさとを訪ねて~ その2

ミュージシャン村上巨樹さんのミャンマー旅行記、後編です。
(注:本事例は2015年12月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。)

Profile
村上巨樹

村上巨樹

1982年岩手県生まれ。ギター奏者/作曲家。te_ri/デストリオ/石割桜などのバンドで活動。放浪芸や職業芸の研究も行っている。自主レーベル「CADISC」主宰。
Twitter:@MurakamiKyoju
Facebook:https://www.facebook.com/murakamikyoju

3日目(1月20日)


 朝7時頃起床。朝食を早々に済ませ、宿を出る。今日の目的の場所は音楽専門学校。昨日見たイエローページに、その学校の広告が載っていた。場所を調べると、電車で行くのが良さそう。ヤンゴン中央駅を発つ時間を確認し、それまでの間、シュエダゴォン・パヤーを観光することにした。

10
 シュエダゴォン・パヤー南側入口。ここで裸足になる。靴下もNG。

11
 デカい、広い、眩しいの三拍子。朝から参拝客が後を絶えない。観光客も多い。地元の人々に混じって参拝する。敷地内をぐるっと回った後、タクシーに乗って一路駅へ。

12
 ヤンゴン中央駅。切符売り場はなんとホーム。ホームに行くと、パソコンを操作してる女性2人を発見。行き先を伝えると発券してくれた。運賃は200チャット(約20円)。ちょうど電車が来たので慌てて飛び乗る。

13
電車はJRの払い下げ。日本語の案内板などがそのまま残っている。電車はのんびりと北上する。そうこうしてる間に最寄り駅に到着。

14
いかにも「アジアの駅」と言った趣き。駅員もおらず、そのままメインストリートへと向かう。

15
 こんな所に本当に音楽専門学校があるのか?少々不安になりつつも道を進む。イエローページに書かれた住所を見ると、この通り沿いのはずなんだが…おかしいな。困ったのでその辺のおばちゃんに聞いて見る。すると一気に人だかりが。その中の一人が「俺が案内するよ」と連れて行ってくれた。ありがたい。彼の後を付いていくと、遠くから歌声やギターの音が聞こえてきた。

16
 ようやく音楽専門学校に到着。受付の女性に「私は日本から来て、ミャンマーの音楽を探している。ここで生演奏は聞けないか?」と尋ねる。しかしここはポップスやロックの学校で、民族音楽や歌謡曲はやってないと言う。残念。しかし「ヤンゴンの芸大に行ったら民族音楽が聞けるよ」と教えてくれた。ただ、ここから距離が離れているらしく、今から行くのは厳しい。残念だけど再訪した際に行きたいと思う。

17
 帰りは別の駅からヤンゴン中央駅へ。そこから一旦宿へ戻る。

18
 夕食は近所のインド料理屋でカレー。8000チャット(約800円)。ミャンマーの相場で言ったら高い。けど美味い。けど高いな。この日はこれで終了。

4日目(1月21日)

 この日も朝から行動。おすすめのカセットテープ屋を2軒、ミャンマーに詳しい方から教えていただいたので、そこを回る。

19
 1軒目。カセットテープ、CD、ビデオCD、DVDがどっさりある。でも狙いはカセットのみ。店主のおばちゃんに「民族音楽か歌謡曲を探している」と伝えると、おすすめをどっさり並べてくれた。

20
 ここは宝の山だ。どのカセットもジャケットのデザインが鮮やかで、想像力をかきたてる。10本ほど購入。おばちゃんありがとう。

21
 2軒目は残念ながらカセットは無かった。CDのみ。このお店が面白く、CD販売/カセットダビングサービス/衣料品販売/コピーサービスと多角経営。お店の女性にこちらが探しているジャンルを伝えると、「日本語が話せる知人がいるから呼んでみる。昼過ぎにもう一度来て」とのこと。お礼を言い、一旦店を出る。

22
 たまたま入った麺料理屋で食べたチャイニーズヌードル。これが絶品だった。1500チャット(約150円)。

23
 さっきのお店に戻ると、日本語の喋れる男性がいた。パソコンでmp3を視聴しながら、あれこれ探す。ミャンマー音楽に関する結構専門的な質問もした。アポ無しで面倒かけてすみません。でも勉強になりました。男性が「これ、僕のメールアドレス。次ヤンゴンに来る時は事前に質問事項ちょうだい。アテ、つけておくから」と温かい言葉。感謝。お店の皆さんにコーラをプレゼントして宿へと戻る。
 荷物をまとめてヤンゴン国際空港へ。渋滞が怖かったので結構早めに出発したら、早く着きすぎてしまった。ロビーでだらだらと搭乗時間を待つ。

5日目(1月22日)


 深夜1時10分、ヤンゴン国際空港を出発。機内では速攻爆睡。5時25分、香港国際空港に到着。フードコートでマックを食べながら乗り継ぎ便を待つ。9時5分、香港国際空港を出発。再び爆睡。14時5分、成田空港に到着。
 入国審査と税関を抜け、ようやく帰国。お世話になった高田馬場のミャンマー雑貨店へ「ヤンゴンに行ってきました」と挨拶に伺う。レコードを見せたら、全員が「初めて見た」と驚き。今回の旅で「ミャンマーでレコードが作られていた」というのを知っていたのは2人だけ。しかも2人とも年配。レコード文化はかなり昔の話のようだ。

24 
 買ったカセットの一部。
 今回、多くの人々に助けられ、探していた音楽が無事見つかった。発見と新たな疑問に溢れた日々。いつの日かまた行きたいものです。とりあえずSP盤聞くために蓄音機買わなくちゃ!

3a. tabinote旅行記 ミャンマー・ヤンゴン旅行記 ~あの歌のふるさとを訪ねて~


3a. ミャンマー・ヤンゴン旅行記 ~あの歌のふるさとを訪ねて~ その2

ミュージシャン村上巨樹さんのミャンマー旅行記、後編です。
(注:本事例は2015年12月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。)

Profile
村上巨樹

村上巨樹

1982年岩手県生まれ。ギター奏者/作曲家。te_ri/デストリオ/石割桜などのバンドで活動。放浪芸や職業芸の研究も行っている。自主レーベル「CADISC」主宰。
Twitter:@MurakamiKyoju
Facebook:https://www.facebook.com/murakamikyoju

3日目(1月20日)


 朝7時頃起床。朝食を早々に済ませ、宿を出る。今日の目的の場所は音楽専門学校。昨日見たイエローページに、その学校の広告が載っていた。場所を調べると、電車で行くのが良さそう。ヤンゴン中央駅を発つ時間を確認し、それまでの間、シュエダゴォン・パヤーを観光することにした。

10
 シュエダゴォン・パヤー南側入口。ここで裸足になる。靴下もNG。

11
 デカい、広い、眩しいの三拍子。朝から参拝客が後を絶えない。観光客も多い。地元の人々に混じって参拝する。敷地内をぐるっと回った後、タクシーに乗って一路駅へ。

12
 ヤンゴン中央駅。切符売り場はなんとホーム。ホームに行くと、パソコンを操作してる女性2人を発見。行き先を伝えると発券してくれた。運賃は200チャット(約20円)。ちょうど電車が来たので慌てて飛び乗る。

13
電車はJRの払い下げ。日本語の案内板などがそのまま残っている。電車はのんびりと北上する。そうこうしてる間に最寄り駅に到着。

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いかにも「アジアの駅」と言った趣き。駅員もおらず、そのままメインストリートへと向かう。

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 こんな所に本当に音楽専門学校があるのか?少々不安になりつつも道を進む。イエローページに書かれた住所を見ると、この通り沿いのはずなんだが…おかしいな。困ったのでその辺のおばちゃんに聞いて見る。すると一気に人だかりが。その中の一人が「俺が案内するよ」と連れて行ってくれた。ありがたい。彼の後を付いていくと、遠くから歌声やギターの音が聞こえてきた。

16
 ようやく音楽専門学校に到着。受付の女性に「私は日本から来て、ミャンマーの音楽を探している。ここで生演奏は聞けないか?」と尋ねる。しかしここはポップスやロックの学校で、民族音楽や歌謡曲はやってないと言う。残念。しかし「ヤンゴンの芸大に行ったら民族音楽が聞けるよ」と教えてくれた。ただ、ここから距離が離れているらしく、今から行くのは厳しい。残念だけど再訪した際に行きたいと思う。

17
 帰りは別の駅からヤンゴン中央駅へ。そこから一旦宿へ戻る。

18
 夕食は近所のインド料理屋でカレー。8000チャット(約800円)。ミャンマーの相場で言ったら高い。けど美味い。けど高いな。この日はこれで終了。

4日目(1月21日)

 この日も朝から行動。おすすめのカセットテープ屋を2軒、ミャンマーに詳しい方から教えていただいたので、そこを回る。

19
 1軒目。カセットテープ、CD、ビデオCD、DVDがどっさりある。でも狙いはカセットのみ。店主のおばちゃんに「民族音楽か歌謡曲を探している」と伝えると、おすすめをどっさり並べてくれた。

20
 ここは宝の山だ。どのカセットもジャケットのデザインが鮮やかで、想像力をかきたてる。10本ほど購入。おばちゃんありがとう。

21
 2軒目は残念ながらカセットは無かった。CDのみ。このお店が面白く、CD販売/カセットダビングサービス/衣料品販売/コピーサービスと多角経営。お店の女性にこちらが探しているジャンルを伝えると、「日本語が話せる知人がいるから呼んでみる。昼過ぎにもう一度来て」とのこと。お礼を言い、一旦店を出る。

22
 たまたま入った麺料理屋で食べたチャイニーズヌードル。これが絶品だった。1500チャット(約150円)。

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 さっきのお店に戻ると、日本語の喋れる男性がいた。パソコンでmp3を視聴しながら、あれこれ探す。ミャンマー音楽に関する結構専門的な質問もした。アポ無しで面倒かけてすみません。でも勉強になりました。男性が「これ、僕のメールアドレス。次ヤンゴンに来る時は事前に質問事項ちょうだい。アテ、つけておくから」と温かい言葉。感謝。お店の皆さんにコーラをプレゼントして宿へと戻る。
 荷物をまとめてヤンゴン国際空港へ。渋滞が怖かったので結構早めに出発したら、早く着きすぎてしまった。ロビーでだらだらと搭乗時間を待つ。

5日目(1月22日)


 深夜1時10分、ヤンゴン国際空港を出発。機内では速攻爆睡。5時25分、香港国際空港に到着。フードコートでマックを食べながら乗り継ぎ便を待つ。9時5分、香港国際空港を出発。再び爆睡。14時5分、成田空港に到着。
 入国審査と税関を抜け、ようやく帰国。お世話になった高田馬場のミャンマー雑貨店へ「ヤンゴンに行ってきました」と挨拶に伺う。レコードを見せたら、全員が「初めて見た」と驚き。今回の旅で「ミャンマーでレコードが作られていた」というのを知っていたのは2人だけ。しかも2人とも年配。レコード文化はかなり昔の話のようだ。

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 買ったカセットの一部。
 今回、多くの人々に助けられ、探していた音楽が無事見つかった。発見と新たな疑問に溢れた日々。いつの日かまた行きたいものです。とりあえずSP盤聞くために蓄音機買わなくちゃ!