4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第60回 ダブリン


ダブリン (©4Corners, トリップアドバイザー提供)

アイルランド共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

歴史ある美しい街並みの散策が人気で、郊外に足をのばせば巨石文化に代表されるケルト史跡や雄大な自然を堪能できる。しかし最も観光客を惹きつけるのはパブ巡りかもしれない。本場のギネスや濃厚なパブフードに舌鼓が鳴りやまない。

ダブリンの中心街はコンパクトで、観光スポットの集まるコノリー(Connolly)駅からヒューストン駅(Heuston)まで3kmあまり。ただし、通りは意外に入り組んでいるので迷うことも。街を東西につらぬくリフィ川(River Liffey)と現在地の位置関係を把握しておこう。

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(画像:Google)


街歩きはダブリンの目抜き通り、オコンネル・ストリートから。リフィ川の北側を南北につらぬく広い道路で、ホテルやショップがつらなり空港バスも発着するなど、旅行者がなにかと訪れる機会が多い。神殿のように壮麗な中央郵便局が歴史を感じさせる。

O’Connell Street (トリップアドバイザー提供)


General Post Office (トリップアドバイザー提供)

オコンネル・ストリートからリフィ川を渡って南側、テンプル・バーはダブリン観光最大の楽しみだ。歴史あるパブ、オリエンタル系のヒュージョンレストラン、カフェ、雑貨屋などさまざまな店がつらなり、お土産探しにも最適。青空市や大道芸人が通りににぎわいを添え、生演奏の音色が絶えることはない。ビールを片手にフィッシュアンドチップスをつまめばしみじみ旅気分がもりあがる。

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(画像:富澤直之氏)


Temple Bar (トリップアドバイザー提供)

テンプル・バーから南の繁華街がグラフトン・ストリート。石畳とレンガの街並みは、一見高級デパートやジュエリーショップが目立ちセレブな雰囲気。実は気軽な雑貨店やカフェも多く親しみやすい。

Grafton Street (トリップアドバイザー提供)

ジーニー・ジョンストン博物館 、またの名は「飢饉博物館」。
19世紀ジャガイモの疫病に端を発した食料危機はイギリスによる食料禁輸反対措置により、飢饉にもかかわらず国内に食料が出回らないという悲劇を生み、5年間もの間続いた。この飢饉による死者は100万人、国外に逃れた者は200万人とも言われる。この事件は伝統文化の消失や人口の激減などアイルランドのみならず世界史に大きな影響をあたえた。現在でもアイルランド人口は19世紀の水準に回復していない。また、アメリカでアイルランド移民の存在感が強いのはこの事件に由来している。
ジーニー・ジョンストン号は当時アメリカに逃れる避難民を乗せた帆船を復元したもので、当時の様子を伝えている。

Jeanie Johnston Tall Ship and Famine Museum (トリップアドバイザー提供)

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(画像:Wikipedia)

トリニティカレッジは1592年創設という由緒ある大学。
とくに有名なのは図書館。壮麗な建物に膨大な書物がおさめられたロングルームは圧巻で、まるでファンタジーの世界。実際にジェダイ図書館のモデルともなったという。現在でも日本の国会図書館と同様にアイルランドおよびイギリスで刊行されたすべての本が納本される現役の法廷図書館でもある。芸術的な装丁の「ケルズの書」は必見だ。

Trinity College Library Dublin (トリップアドバイザー提供)

テンプル・バーの西側は史跡があつまる歴史地区。
ダブリン城は1204年にイングランドのジョン王によって建てられ、以降20世紀初頭までイギリスによる植民地支配の拠点となった。もともとはバイキングの拠点であり、現在もその地下遺構が見学できる。現在まで刑務所、法廷、病院とさまざまに利用され、現在ではアイルランドの迎賓館的な位置づけとなっている。豪華なチャペルや応接間が有名だ。

Dublin Castle (トリップアドバイザー提供)

敬虔なカトリック国、アイルランドの象徴的存在がクライストチャーチ大聖堂。
11世紀創建とされるダブリン最古の教会で、内部は荘厳な雰囲気。見物は全長65mという巨大な地下聖堂で、実際に使われていたさらし台など歴史の迫力を感じる宝物や展示が多い。

Christ Church Cathedral (トリップアドバイザー提供)

聖パトリック大聖堂はアイルランド最大の教会で、クライストチャーチがダブリン教区の大聖堂、聖パトリックはアイルランドの国立大聖堂というすみ分けがなされている。
歴代司祭には「ガリバー旅行記」で知られるジョナサン・スウィフトがおり、彼の胸像もある。子供向け童話版のガリバーしかご存じない方は、ここに立ち寄る前になかなかエグい原作版を手に取ってみてほしい。

Saint Patrick’s Cathedral (トリップアドバイザー提供)

アイルランドといえばやはりギネス。ギネス・ストアハウスはギネスビールの工場に併設されたミュージアムで、ギネスの歴史や製造工程を紹介している。もちろん見学後は試飲だ。最上階にはバーがあり、高い建物の少ないダブリンでは貴重な市街を見下ろす眺望を楽しめる。

Guinness Storehouse (トリップアドバイザー提供)

これまでのスポットでもたびたび出てきた通り、アイルランドの歴史は過酷なイングランドとの関係をぬきにして語れない。
キルメイナム刑務所は18世紀に建造され、イギリスへの抵抗運動を指揮した政治犯やアイルランド独立戦争の英雄が多数投獄された。現在ではミュージアムとして公開されている。

Kilmainham Gaol (トリップアドバイザー提供)


郊外観光でおとずれるべきは、ケルト文明の聖地、タラの丘。
墳墓などの遺跡は5000年前にもさかのぼるとされ、トライバルな文様や巨石など、原始的で力強い古代文明の跡が残されている。

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(画像:富澤直之氏)


Boyne Valley Day Tours (トリップアドバイザー提供)

グレンダーロッホは7世紀にさかのぼるという原始キリスト教の聖地。石造りの教会や鐘楼など、現在キリスト教会にみられるような様式が伝来する以前の無骨で力強い建物群は物語の世界のよう。一体は国立公園になっており、トレッキングも楽しめる。

Glendalough Monastic Settlement (トリップアドバイザー提供)


Wicklow Mountains National Park (トリップアドバイザー提供)

アスローンはアイルランド島のほぼ中央。巨大な城壁を擁する戦城と初期のキリスト教修道院跡(クロンマクノイズ)が有名だ。川と城のコントラストや緑の丘にならぶ石造りの史跡など、まさにアイルランドならではという光景が眺められる。

Clonmacnoise (トリップアドバイザー提供)



The Vintage Kitchen (トリップアドバイザー提供)

アイルランドは古くからの牧畜の歴史に加え海産物が豊富にとれるなど素材に恵まれている。
伝統的なアイルランド料理には肉の素朴な煮込みや、乳製品やじゃがいもを使ったもの、カキやタラなどシーフードをシンプルに味付けしたものが多い。
代表的な料理はアイリッシュシチューや牛肉の黒ビール煮、ブラックプディングと呼ばれる血のソーセージ、ボイルしたカニ爪や生ガキ、巨大なスコーンやソーダブレッドなど。言うまでもないがどれもビールとの相性はばつぐん。英国同様にフィッシュアンドチップスや羊のパイ、ローストビーフも人気メニュー。
アイルランドは朝食も名物で、卵料理にベーコン、ソーセージなどをたっぷりと盛り付けており午後までお腹が減らずに困るほど。

最近では外国料理の素材や手法を取り入れ洗練されたメニューも登場しており、モダン・アイリッシュとして高い評価を受けている。

アイルランドといえばパブ巡りが楽しみ。重厚で歴史を感じさせるパブから本格的な料理を提供するガストロ・パブまで選択肢は非常に広く、朝昼晩とパブの食事ですますことも可能。
ギネスに代表されるコクのある黒ビールや華やかな香りのキルケニーなど世界的なブランドも多いが、ぜひ地元でしか味わえないような珍しいブランドも体験してみよう。飲みやすくまろやかなアイリッシュ・ウイスキーも人気がある。


Ryan’s and F.X.BUCKLEY. Steakhouse (トリップアドバイザー提供)

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(画像:富澤直之氏)

日本からの行き方

(空路)
日本からアイルランドへの直行便はない。ロンドン、アムステルダム、パリ、フランクフルトなどを経由していくのが一般的で、KLMオランダ航空やフィンエアー、エールフランス、ブリティッシュエアウェイズあたりが価格と所要時間のバランスがよい。
季節にもよるが現在は原油安の恩恵もあり欧州便は全体に値下がりしており、おおむね10万円を切る。日本から経由地までの飛行時間が約10~12時間、さらにダブリンまで1時間半~2時間程度。

価格だけでいえば中東便がさらに安いが、経由地での宿泊が発生するなどあまり実用的ではない。

(パッケージツアー)
5日間のツアーもあるがおおむね6日~7日のゆったりしたものが多い。
中東系の航空会社を使う6日間のツアー(現地3泊)で11万円程度が相場。
ダブリンはホテル代も嵩むので、ツアーは検討価値がある。

(空港)
ダブリンの窓口はダブリン国際空港(DUB)。市街から北におよそ12kmと近い。

かつての国営エア・リンガス(Aer Lingus)およびライアンエアーのハブ空港となっている。欧州各地およびロシア、北米便はあるもののアジアから直接飛ぶ便はない。
ターミナルは2つで、70年代に建てられた古いターミナル1を主にライアンエアーが、2010年にオープンしたばかりの近代的なターミナル2を主にエア・リンガスや北米便などが使っている。各ターミナルに1つずつプライオリティ・パスが使えるラウンジがある。

空港から市街地までのバスはエアー・コーチ(Aircoach;バス番号700番)とエアー・リンク(Airlink;バス番号747番)があり、いずれも所要30分、運賃7ユーロ程度。市バス(ダブリンバス)の16番なら所要40分、3.3ユーロ。後述のようにプリペイドカードやエアー・リンクにも使える乗り放題パスがある。空港のカウンターで買ってしまってもいい。
空港からタクシーの場合、市街までおおよそ25~30ユーロ。




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地理と気候

アイルランドは北大西洋、グレートブリテン島の西側に浮かぶアイルランド島の南側大部分を占める国。アイルランド島の北東1/6ほどは北アイルランドとしてイギリスに属する。
ダブリンはアイルランド島の東端、アイリッシュ海に面する都市。

緯度は樺太と同程度だがメキシコ暖流の影響で暖かい。年間を通じて寒暖差も穏やかで、夏でも昼間20度台、冬でも0度を下回ることはなく過ごしやすい。
一方イギリス同様に雨や曇りの日が多く、傘や雨具は必須。
高緯度のため、夏は夜9時過ぎまで明るい一方、冬場は夕方4時半頃に早くも暗くなる。

ベストシーズンは比較的暖かい春~夏。特に昼間の長い6月~8月が過ごしやすい。

敬虔なカトリック国のアイルランドはイベントが多く、3月17日のセントパトリックデー、4月中旬のイースター、10月のハロウィンなどなどは街もはなやぐ。9月のオイスター祭りも有名だ。
11月後半から街の飾り付けや夜景などクリスマスムードが高まるものの、クリスマス当日(12月25日)は店もすべて閉まり空港も動かなくなる。

日本との時差はマイナス9時間。日本の正午がアイルランドの3時。3月最終日曜から10月最終日曜までがサマータイムで時差はマイナス8時間となる。この間日本の正午がアイルランドの4時。

ダブリン   Google マップ
(画像:Google提供)


言語と通貨

公用語はゲール語、英語。実際には英語でなんら問題ない。
通貨はユーロ。1ユーロ=約127円(16年2月時点)。おおむね130円と覚えておけばよい。

ユーロはできるだけ日本国内で両替していくのが鉄則。
ただしクレジットカードの通用度が高いので現金はそれほど必要ない。現地でユーロを使い切ってしまったら現地でクレジットカードからキャッシングするのがよい。空港、市中の両替屋や銀行でも両替可能だが、空港は市中に比べレートがよくない。

島国の宿命で物価は高め。特に外国人向けのレストランや観光施設の入場料などはヨーロッパの他都市に比べても安くはない。お土産など物品によっては消費税が20%以上ものるため余計に高く感じるかも。税金の還付制度があるので出国時には忘れずに利用しよう。
外食の相場として、レストランのランチが15ユーロ~、パブの食事が10ユーロ~、パブでギネス1パイントが5ユーロ~、ファーストフードなら5ユーロ~といったところ。
他にはミネラルウォーターが1ユーロ、ギネスが1缶2ユーロ、タクシーが初乗り4ユーロ、3つ星ホテルが100ユーロ~など。

チップはレストランの場合10~15%程度。会計にサービス料が含まれている場合は必要なし。また、パブなどカウンターで払う場合も必要ない。




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ビザと治安

6ヶ月以内の観光・商用滞在ならビザ不要。

アイルランドは欧州の中でも治安がよいとされているが、ダブリンは観光客をねらったスリやひったくりが多い。
特に、移民が少なくアジア系の大きなコミュニティもないダブリンで日本人は目立つ。地図をひろげてのこのこ歩いていたらロックオンされるのも無理はない。

オコンネル・ストリートや混雑したパブの多いテンプル・バーなどのエリアでは身の回り品や貴重品の管理に十分な注意が必要だ。現金は小分けにしてポケットに入れておくのがよい。スマートフォンを尻ポケットや口の開いたバックに入れるのは厳禁。
クレジットカードや海外旅行保険の条件、特に盗難遭遇時の携行品保険を確認しておこう。

意外にドラッグの流通が多く、クラブなどで簡単に手に入る。一見して酩酊中とわかるような人や集団には近づかないことが重要。


市内交通

ダブリンの公共交通はバスとトラム(路面電車)が主役。
ただし市街を巡るだけなら徒歩でもなんとかなってしまう。自転車があれば最高だ。

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(画像:富澤直之氏)

(バス・トラム他)
ダブリンの公共交通の筆頭ともいえるのがダブリンバス。2階建ての車両が多く、市内を縦横に網羅している。
支払いは乗車時にぴったりの金額を料金箱に入れる仕組みだが、市内交通で共通に使える緑のプリペイドカード「Leap Card」が便利。Leap Cardの場合運賃上限制度があり、バスなら一日に何度乗っても6.9ユーロ。
旅行者なら19.5ユーロで72時間乗り放題のLeap Visitor Cardというものがある。また、30ユーロでエアー・リンクやダブリンバスのツアーバス(※)も3日間乗り放題となる「3 Day Freedom」というパスもある。
※ツアーバスにはダブリンバスのものとシティ・サイトシーイング社の2種類あるので注意。

バス路線や時刻表のデータは膨大で、運賃の把握もたいへん。カードを調達し、GoogleマップやDublin Busアプリを利用して賢く動こう(そのためにも後述の通りSIMを入手しておこう)。

LUASはいわゆるトラムレッド、グリーンの2線からなるトラム。旅行者がおせわになるのはセントラルバスステーションやコノリーを結ぶレッドラインだろう。
運賃はゾーン制でややこしいので、こちらもカードを利用したい。こちらも運賃上限制度がありLUASのみなら一日何度乗っても6.4ユーロ。ただしバスとLUASの両方を使うと10ユーロ上限となる。

近郊鉄道のDART ( Dublin Area Rapid Transit ) は海岸沿いに南北をつないでおり、郊外観光に便利。LUASレッドラインのコノリー駅に乗り入れている。

(タクシー)
メーター制。流しのタクシーもみつかるが多くはない。ホテル前や駅前のタクシー乗り場に向かうと効率がいい。
料金は初乗り4.1ユーロ、1kmごとに1.03ユーロ追加(15km以上で1.35ユーロ/km)。夜中や日祝は加算。

Uberを利用できればそちらの方が便利。ドライバーの評判までばっちりわかりクレカ決済なので簡単だ。

(レンタサイクル)
コンパクトなダブリン市街は自転車移動にぴったり。
公共のレンタルサイクル、ダブリンバイクスは観光客も気軽に利用できる。現在はコカコーラがスポンサードしている。
3日間有効のパスが5ユーロ、年間パスが20ユーロ。さらに利用時間ごとに料金が発生するが30分以内なら無料だ。

スポーツサイクルが借りたければ個人の自転車貸しサービス、Spinlisterもおすすめ。


ホテル


Wynn’s Hotel(トリップアドバイザー提供)
ホテル代の相場は欧州の他都市と比べてもやや高め。経済的なホテルでも一泊1万円程度にはなる。
3つ星ホテルで1.3万円~、4つ星が1.8万円~、5つ星なら3万円台。
ゲストハウスの個室など経済的なホテルでも5千円はする。コノリー駅周辺には安宿が多く集まっている。

3月17日のセントパトリックデーは3つ星ホテルでも相場の倍以上と高騰する。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
アイルランドの主な携帯事業者はおなじみVodafone、Meteor、香港系のThree。なお、かつて存在したO2はThree傘下となった。

Vodafoneプリペイド(Top up offer rates)の場合5Gで20ユーロ、追加チャージは100MBにつき1.99ユーロ、3GBで15ユーロなど。他のキャリアに比べてとくに有利な点はないが、欧州で広くローミングできる「RED roaming」プランが使える。
Meteorの「simplicity」プランは10ユーロで7.5G、20ユーロで15Gものデータつきお得感つよい。
Threeも安く、20ユーロでデータ無制限となる。

日本からWiFiルーターを借りていくか、海外の数カ国で使えるSIMを買っておくという手もある。



(WiFi)
公共交通機関やカフェ、ショッピングモールなど多くの場所でWiFiが提供されており、接続場所に困ることはない。また、スペイン系Gowex社による公衆無線LANサービスもあり、主要スポットで接続できる。

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(公衆無線LANのマーク;出典broadsheet.ie)

4. 世界あの街この街: ダブリン


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第60回 ダブリン


ダブリン (©4Corners, トリップアドバイザー提供)

アイルランド共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

歴史ある美しい街並みの散策が人気で、郊外に足をのばせば巨石文化に代表されるケルト史跡や雄大な自然を堪能できる。しかし最も観光客を惹きつけるのはパブ巡りかもしれない。本場のギネスや濃厚なパブフードに舌鼓が鳴りやまない。

ダブリンの中心街はコンパクトで、観光スポットの集まるコノリー(Connolly)駅からヒューストン駅(Heuston)まで3kmあまり。ただし、通りは意外に入り組んでいるので迷うことも。街を東西につらぬくリフィ川(River Liffey)と現在地の位置関係を把握しておこう。

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(画像:Google)


街歩きはダブリンの目抜き通り、オコンネル・ストリートから。リフィ川の北側を南北につらぬく広い道路で、ホテルやショップがつらなり空港バスも発着するなど、旅行者がなにかと訪れる機会が多い。神殿のように壮麗な中央郵便局が歴史を感じさせる。

O’Connell Street (トリップアドバイザー提供)


General Post Office (トリップアドバイザー提供)

オコンネル・ストリートからリフィ川を渡って南側、テンプル・バーはダブリン観光最大の楽しみだ。歴史あるパブ、オリエンタル系のヒュージョンレストラン、カフェ、雑貨屋などさまざまな店がつらなり、お土産探しにも最適。青空市や大道芸人が通りににぎわいを添え、生演奏の音色が絶えることはない。ビールを片手にフィッシュアンドチップスをつまめばしみじみ旅気分がもりあがる。

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(画像:富澤直之氏)


Temple Bar (トリップアドバイザー提供)

テンプル・バーから南の繁華街がグラフトン・ストリート。石畳とレンガの街並みは、一見高級デパートやジュエリーショップが目立ちセレブな雰囲気。実は気軽な雑貨店やカフェも多く親しみやすい。

Grafton Street (トリップアドバイザー提供)

ジーニー・ジョンストン博物館 、またの名は「飢饉博物館」。
19世紀ジャガイモの疫病に端を発した食料危機はイギリスによる食料禁輸反対措置により、飢饉にもかかわらず国内に食料が出回らないという悲劇を生み、5年間もの間続いた。この飢饉による死者は100万人、国外に逃れた者は200万人とも言われる。この事件は伝統文化の消失や人口の激減などアイルランドのみならず世界史に大きな影響をあたえた。現在でもアイルランド人口は19世紀の水準に回復していない。また、アメリカでアイルランド移民の存在感が強いのはこの事件に由来している。
ジーニー・ジョンストン号は当時アメリカに逃れる避難民を乗せた帆船を復元したもので、当時の様子を伝えている。

Jeanie Johnston Tall Ship and Famine Museum (トリップアドバイザー提供)

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(画像:Wikipedia)

トリニティカレッジは1592年創設という由緒ある大学。
とくに有名なのは図書館。壮麗な建物に膨大な書物がおさめられたロングルームは圧巻で、まるでファンタジーの世界。実際にジェダイ図書館のモデルともなったという。現在でも日本の国会図書館と同様にアイルランドおよびイギリスで刊行されたすべての本が納本される現役の法廷図書館でもある。芸術的な装丁の「ケルズの書」は必見だ。

Trinity College Library Dublin (トリップアドバイザー提供)

テンプル・バーの西側は史跡があつまる歴史地区。
ダブリン城は1204年にイングランドのジョン王によって建てられ、以降20世紀初頭までイギリスによる植民地支配の拠点となった。もともとはバイキングの拠点であり、現在もその地下遺構が見学できる。現在まで刑務所、法廷、病院とさまざまに利用され、現在ではアイルランドの迎賓館的な位置づけとなっている。豪華なチャペルや応接間が有名だ。

Dublin Castle (トリップアドバイザー提供)

敬虔なカトリック国、アイルランドの象徴的存在がクライストチャーチ大聖堂。
11世紀創建とされるダブリン最古の教会で、内部は荘厳な雰囲気。見物は全長65mという巨大な地下聖堂で、実際に使われていたさらし台など歴史の迫力を感じる宝物や展示が多い。

Christ Church Cathedral (トリップアドバイザー提供)

聖パトリック大聖堂はアイルランド最大の教会で、クライストチャーチがダブリン教区の大聖堂、聖パトリックはアイルランドの国立大聖堂というすみ分けがなされている。
歴代司祭には「ガリバー旅行記」で知られるジョナサン・スウィフトがおり、彼の胸像もある。子供向け童話版のガリバーしかご存じない方は、ここに立ち寄る前になかなかエグい原作版を手に取ってみてほしい。

Saint Patrick’s Cathedral (トリップアドバイザー提供)

アイルランドといえばやはりギネス。ギネス・ストアハウスはギネスビールの工場に併設されたミュージアムで、ギネスの歴史や製造工程を紹介している。もちろん見学後は試飲だ。最上階にはバーがあり、高い建物の少ないダブリンでは貴重な市街を見下ろす眺望を楽しめる。

Guinness Storehouse (トリップアドバイザー提供)

これまでのスポットでもたびたび出てきた通り、アイルランドの歴史は過酷なイングランドとの関係をぬきにして語れない。
キルメイナム刑務所は18世紀に建造され、イギリスへの抵抗運動を指揮した政治犯やアイルランド独立戦争の英雄が多数投獄された。現在ではミュージアムとして公開されている。

Kilmainham Gaol (トリップアドバイザー提供)


郊外観光でおとずれるべきは、ケルト文明の聖地、タラの丘。
墳墓などの遺跡は5000年前にもさかのぼるとされ、トライバルな文様や巨石など、原始的で力強い古代文明の跡が残されている。

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(画像:富澤直之氏)


Boyne Valley Day Tours (トリップアドバイザー提供)

グレンダーロッホは7世紀にさかのぼるという原始キリスト教の聖地。石造りの教会や鐘楼など、現在キリスト教会にみられるような様式が伝来する以前の無骨で力強い建物群は物語の世界のよう。一体は国立公園になっており、トレッキングも楽しめる。

Glendalough Monastic Settlement (トリップアドバイザー提供)


Wicklow Mountains National Park (トリップアドバイザー提供)

アスローンはアイルランド島のほぼ中央。巨大な城壁を擁する戦城と初期のキリスト教修道院跡(クロンマクノイズ)が有名だ。川と城のコントラストや緑の丘にならぶ石造りの史跡など、まさにアイルランドならではという光景が眺められる。

Clonmacnoise (トリップアドバイザー提供)



The Vintage Kitchen (トリップアドバイザー提供)

アイルランドは古くからの牧畜の歴史に加え海産物が豊富にとれるなど素材に恵まれている。
伝統的なアイルランド料理には肉の素朴な煮込みや、乳製品やじゃがいもを使ったもの、カキやタラなどシーフードをシンプルに味付けしたものが多い。
代表的な料理はアイリッシュシチューや牛肉の黒ビール煮、ブラックプディングと呼ばれる血のソーセージ、ボイルしたカニ爪や生ガキ、巨大なスコーンやソーダブレッドなど。言うまでもないがどれもビールとの相性はばつぐん。英国同様にフィッシュアンドチップスや羊のパイ、ローストビーフも人気メニュー。
アイルランドは朝食も名物で、卵料理にベーコン、ソーセージなどをたっぷりと盛り付けており午後までお腹が減らずに困るほど。

最近では外国料理の素材や手法を取り入れ洗練されたメニューも登場しており、モダン・アイリッシュとして高い評価を受けている。

アイルランドといえばパブ巡りが楽しみ。重厚で歴史を感じさせるパブから本格的な料理を提供するガストロ・パブまで選択肢は非常に広く、朝昼晩とパブの食事ですますことも可能。
ギネスに代表されるコクのある黒ビールや華やかな香りのキルケニーなど世界的なブランドも多いが、ぜひ地元でしか味わえないような珍しいブランドも体験してみよう。飲みやすくまろやかなアイリッシュ・ウイスキーも人気がある。


Ryan’s and F.X.BUCKLEY. Steakhouse (トリップアドバイザー提供)

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(画像:富澤直之氏)

日本からの行き方

(空路)
日本からアイルランドへの直行便はない。ロンドン、アムステルダム、パリ、フランクフルトなどを経由していくのが一般的で、KLMオランダ航空やフィンエアー、エールフランス、ブリティッシュエアウェイズあたりが価格と所要時間のバランスがよい。
季節にもよるが現在は原油安の恩恵もあり欧州便は全体に値下がりしており、おおむね10万円を切る。日本から経由地までの飛行時間が約10~12時間、さらにダブリンまで1時間半~2時間程度。

価格だけでいえば中東便がさらに安いが、経由地での宿泊が発生するなどあまり実用的ではない。

(パッケージツアー)
5日間のツアーもあるがおおむね6日~7日のゆったりしたものが多い。
中東系の航空会社を使う6日間のツアー(現地3泊)で11万円程度が相場。
ダブリンはホテル代も嵩むので、ツアーは検討価値がある。

(空港)
ダブリンの窓口はダブリン国際空港(DUB)。市街から北におよそ12kmと近い。

かつての国営エア・リンガス(Aer Lingus)およびライアンエアーのハブ空港となっている。欧州各地およびロシア、北米便はあるもののアジアから直接飛ぶ便はない。
ターミナルは2つで、70年代に建てられた古いターミナル1を主にライアンエアーが、2010年にオープンしたばかりの近代的なターミナル2を主にエア・リンガスや北米便などが使っている。各ターミナルに1つずつプライオリティ・パスが使えるラウンジがある。

空港から市街地までのバスはエアー・コーチ(Aircoach;バス番号700番)とエアー・リンク(Airlink;バス番号747番)があり、いずれも所要30分、運賃7ユーロ程度。市バス(ダブリンバス)の16番なら所要40分、3.3ユーロ。後述のようにプリペイドカードやエアー・リンクにも使える乗り放題パスがある。空港のカウンターで買ってしまってもいい。
空港からタクシーの場合、市街までおおよそ25~30ユーロ。




tabinoteメンバーも愛用!空港滞在時間が長くなりがちな節約旅行でこそ、ラウンジのありがたさが身にしみます。海外旅行には必携の「プライオリティ・パス」
世界100カ国300都市、600ヵ所以上の空港にあるVIPラウンジが無料で使えます。年会費10,800円(税込)の楽天プレミアムカードなら年会費399ドルのプライオリティ・パスが付いてきます。




JAL会員ならこちらも魅力!プラチナならもちろん年会費399ドルのプライオリティ・パスが付いてきます。


地理と気候

アイルランドは北大西洋、グレートブリテン島の西側に浮かぶアイルランド島の南側大部分を占める国。アイルランド島の北東1/6ほどは北アイルランドとしてイギリスに属する。
ダブリンはアイルランド島の東端、アイリッシュ海に面する都市。

緯度は樺太と同程度だがメキシコ暖流の影響で暖かい。年間を通じて寒暖差も穏やかで、夏でも昼間20度台、冬でも0度を下回ることはなく過ごしやすい。
一方イギリス同様に雨や曇りの日が多く、傘や雨具は必須。
高緯度のため、夏は夜9時過ぎまで明るい一方、冬場は夕方4時半頃に早くも暗くなる。

ベストシーズンは比較的暖かい春~夏。特に昼間の長い6月~8月が過ごしやすい。

敬虔なカトリック国のアイルランドはイベントが多く、3月17日のセントパトリックデー、4月中旬のイースター、10月のハロウィンなどなどは街もはなやぐ。9月のオイスター祭りも有名だ。
11月後半から街の飾り付けや夜景などクリスマスムードが高まるものの、クリスマス当日(12月25日)は店もすべて閉まり空港も動かなくなる。

日本との時差はマイナス9時間。日本の正午がアイルランドの3時。3月最終日曜から10月最終日曜までがサマータイムで時差はマイナス8時間となる。この間日本の正午がアイルランドの4時。

ダブリン   Google マップ
(画像:Google提供)


言語と通貨

公用語はゲール語、英語。実際には英語でなんら問題ない。
通貨はユーロ。1ユーロ=約127円(16年2月時点)。おおむね130円と覚えておけばよい。

ユーロはできるだけ日本国内で両替していくのが鉄則。
ただしクレジットカードの通用度が高いので現金はそれほど必要ない。現地でユーロを使い切ってしまったら現地でクレジットカードからキャッシングするのがよい。空港、市中の両替屋や銀行でも両替可能だが、空港は市中に比べレートがよくない。

島国の宿命で物価は高め。特に外国人向けのレストランや観光施設の入場料などはヨーロッパの他都市に比べても安くはない。お土産など物品によっては消費税が20%以上ものるため余計に高く感じるかも。税金の還付制度があるので出国時には忘れずに利用しよう。
外食の相場として、レストランのランチが15ユーロ~、パブの食事が10ユーロ~、パブでギネス1パイントが5ユーロ~、ファーストフードなら5ユーロ~といったところ。
他にはミネラルウォーターが1ユーロ、ギネスが1缶2ユーロ、タクシーが初乗り4ユーロ、3つ星ホテルが100ユーロ~など。

チップはレストランの場合10~15%程度。会計にサービス料が含まれている場合は必要なし。また、パブなどカウンターで払う場合も必要ない。




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ビザと治安

6ヶ月以内の観光・商用滞在ならビザ不要。

アイルランドは欧州の中でも治安がよいとされているが、ダブリンは観光客をねらったスリやひったくりが多い。
特に、移民が少なくアジア系の大きなコミュニティもないダブリンで日本人は目立つ。地図をひろげてのこのこ歩いていたらロックオンされるのも無理はない。

オコンネル・ストリートや混雑したパブの多いテンプル・バーなどのエリアでは身の回り品や貴重品の管理に十分な注意が必要だ。現金は小分けにしてポケットに入れておくのがよい。スマートフォンを尻ポケットや口の開いたバックに入れるのは厳禁。
クレジットカードや海外旅行保険の条件、特に盗難遭遇時の携行品保険を確認しておこう。

意外にドラッグの流通が多く、クラブなどで簡単に手に入る。一見して酩酊中とわかるような人や集団には近づかないことが重要。


市内交通

ダブリンの公共交通はバスとトラム(路面電車)が主役。
ただし市街を巡るだけなら徒歩でもなんとかなってしまう。自転車があれば最高だ。

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(画像:富澤直之氏)

(バス・トラム他)
ダブリンの公共交通の筆頭ともいえるのがダブリンバス。2階建ての車両が多く、市内を縦横に網羅している。
支払いは乗車時にぴったりの金額を料金箱に入れる仕組みだが、市内交通で共通に使える緑のプリペイドカード「Leap Card」が便利。Leap Cardの場合運賃上限制度があり、バスなら一日に何度乗っても6.9ユーロ。
旅行者なら19.5ユーロで72時間乗り放題のLeap Visitor Cardというものがある。また、30ユーロでエアー・リンクやダブリンバスのツアーバス(※)も3日間乗り放題となる「3 Day Freedom」というパスもある。
※ツアーバスにはダブリンバスのものとシティ・サイトシーイング社の2種類あるので注意。

バス路線や時刻表のデータは膨大で、運賃の把握もたいへん。カードを調達し、GoogleマップやDublin Busアプリを利用して賢く動こう(そのためにも後述の通りSIMを入手しておこう)。

LUASはいわゆるトラムレッド、グリーンの2線からなるトラム。旅行者がおせわになるのはセントラルバスステーションやコノリーを結ぶレッドラインだろう。
運賃はゾーン制でややこしいので、こちらもカードを利用したい。こちらも運賃上限制度がありLUASのみなら一日何度乗っても6.4ユーロ。ただしバスとLUASの両方を使うと10ユーロ上限となる。

近郊鉄道のDART ( Dublin Area Rapid Transit ) は海岸沿いに南北をつないでおり、郊外観光に便利。LUASレッドラインのコノリー駅に乗り入れている。

(タクシー)
メーター制。流しのタクシーもみつかるが多くはない。ホテル前や駅前のタクシー乗り場に向かうと効率がいい。
料金は初乗り4.1ユーロ、1kmごとに1.03ユーロ追加(15km以上で1.35ユーロ/km)。夜中や日祝は加算。

Uberを利用できればそちらの方が便利。ドライバーの評判までばっちりわかりクレカ決済なので簡単だ。

(レンタサイクル)
コンパクトなダブリン市街は自転車移動にぴったり。
公共のレンタルサイクル、ダブリンバイクスは観光客も気軽に利用できる。現在はコカコーラがスポンサードしている。
3日間有効のパスが5ユーロ、年間パスが20ユーロ。さらに利用時間ごとに料金が発生するが30分以内なら無料だ。

スポーツサイクルが借りたければ個人の自転車貸しサービス、Spinlisterもおすすめ。


ホテル


Wynn’s Hotel(トリップアドバイザー提供)
ホテル代の相場は欧州の他都市と比べてもやや高め。経済的なホテルでも一泊1万円程度にはなる。
3つ星ホテルで1.3万円~、4つ星が1.8万円~、5つ星なら3万円台。
ゲストハウスの個室など経済的なホテルでも5千円はする。コノリー駅周辺には安宿が多く集まっている。

3月17日のセントパトリックデーは3つ星ホテルでも相場の倍以上と高騰する。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
アイルランドの主な携帯事業者はおなじみVodafone、Meteor、香港系のThree。なお、かつて存在したO2はThree傘下となった。

Vodafoneプリペイド(Top up offer rates)の場合5Gで20ユーロ、追加チャージは100MBにつき1.99ユーロ、3GBで15ユーロなど。他のキャリアに比べてとくに有利な点はないが、欧州で広くローミングできる「RED roaming」プランが使える。
Meteorの「simplicity」プランは10ユーロで7.5G、20ユーロで15Gものデータつきお得感つよい。
Threeも安く、20ユーロでデータ無制限となる。

日本からWiFiルーターを借りていくか、海外の数カ国で使えるSIMを買っておくという手もある。



(WiFi)
公共交通機関やカフェ、ショッピングモールなど多くの場所でWiFiが提供されており、接続場所に困ることはない。また、スペイン系Gowex社による公衆無線LANサービスもあり、主要スポットで接続できる。

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(公衆無線LANのマーク;出典broadsheet.ie)