Contents
1. 旅行業界最新ニュース
2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和
3a. tabinote旅行記
3b. 世界一周ノート
4. 特別企画:エアアジアで行く!ASEANパスで東南アジア周遊~実践編
5. 旅の本屋 のまど イベント情報
6. 編集後記
1. 旅行業界最新ニュース
JAL、羽田空港保安検査場の待ち時間を案内するアプリを提供
JALは7月27日、羽田空港に4ヶ所ある保安検査場の待ち時間を案内するアプリ「JAL Countdown」の提供を開始した。アプリをスマートフォンにインストールし、お得意様番号とパスワードを入力すると、ユーザーの予約状況を元に「出発10分前」まで搭乗のタイミングをカウントダウンしてくれる。また、搭乗時に提示する2次元バーコードもこのアプリから表示できる。対応はAndroid/iOS。Apple WatchやAndroid Wearといったウェアラブルデバイスにも対応している。
https://www.jal.co.jp/k-tai/appli/countdown/
Twitterでつぶやいてジェットスターの年間パスをもらおう
ジェットスターは、8月上旬にも搭乗者が1000万人を突破することを記念し、Twitterを利用した「1,000万人Thank Youキャンペーン」の実施を始めた。応募するにはTwitterでジェットスターのアカウントをフォローし、「ジェットスターに乗って叶えたいこと」をハッシュタグ「#ジェットスター年間パス」を付けてツイートする。応募者の中から抽選で1組2人にジェットスター・ジャパン年間パスが、10人にクーポン券「Thank Youバウチャー」と1000万人記念クリスタルがプレゼントされる。
http://campaign.jetstar.com/jp/ja/GK1000/index_pc.html
エアアジアX、成田~クアラルンプール線を運休へ
エアアジアXは8月20日、2014年11月から運行していた成田~クアラルンプール線を運休する。なお、羽田~クアラルンプール線は従来通り毎日運航を継続する。
2015年上期の訪日客数は過去最高を記録
日本政府観光局(JNTO)は2015年上期(1-6月)の訪日外国人客数が913万9900人(前年同期比46%増)を記録したと発表した。国別内訳を見るとトップが中国の217万8600人、以下韓国が181万9300人、台湾が179万2600人となっている。また、ロシア以外はどの国も訪日客数過去最高を記録している。
バニラエア、ウェブサイトをリニューアル
バニラエアは7月21日、同社のウェブサイト(PC/スマホ共)を全面リニューアルした。実際に試してみたが、航空券予約やホテルの予約画面は他社と比べてもかなり洗練されており、初心者でも戸惑うことなく予約作業が可能になっている。また、成田空港の深夜便を利用する際に重宝するいわゆる「LCCバス」の時刻表が掲載されているのもポイントが高い。
http://www.vanilla-air.com/jp/
調布飛行場で墜落事故
7月26日、東京都調布市の調布飛行場から離陸した単発プロペラ機が近隣の住宅街に墜落。搭乗者の男性2人と住宅にいた女性1人が死亡、搭乗者の男性3人も怪我をした。国土交通省などは、エンジンに何らかのトラブルが発生し、高度が上がらないまま墜落したと見ている。また、同飛行場では禁止されている「遊覧飛行」だった可能性があるとも言われている。
2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和
吉田友和(よしだともかず)
1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web
しりとりで旅する 第49回 吉田友和
ざ 戯れ言
連載ペースが今回から月イチへと変わり、楽になったと余裕をかましていたのだが、気がついたらいつの間にか締め切り直前で焦っている。明日から新学期という切羽詰まった段階になって、大慌てで夏休みの宿題に手を付けた懐かしき日々が頭をよぎる。まるで成長していない我が身が恨めしい。
お題が「ざ」ということで、実は座席指定を取り上げるつもりでいたのだが、ここまで書いたところで気が変わった。この際もう開き直って、怠け者の戯れ言でも綴ってみようかなと。これもまた「ざ」だし。
明日から一泊で山梨へ出かける。取材ではなく、プライベートの旅行である。その準備をまったくしていないことを思い出し、さらに気持ちが逸るのだが、いつものことだ。別に行き先が山梨だから、というわけではない。旅の準備は大の苦手で、たとえ海外旅行だとしても、出発間際になってあわあわとパッキングを始めるタイプなのだ。いやはや、何の自慢にもならないなあ。
ところが、インタビューなどでこの話をすると、なぜか相手は好意的に解釈してくれることが多い。
「さすがですねえ。忘れ物をしても、現地調達すればいいですしねえ」
何がさすがなのか分からないが、「ええまあ」などと曖昧に頷きつつ、相手が触れた現地調達にしれっと話題を切り替えるのがよくあるパターン。そんな我が戯言を、みんなきちんとした記事にまとめてくれるので、いつも本当に感心させられる。あ、いまのは「たわごと」と打って、「戯言」に変換したものね。送り仮名が付く付かないの違いはあるものの、「ざれごと=戯れ言」と漢字がまったく同じではないか。意味も似ているしなあ。まあ、どちらでもいいか。
なんでこんな話になったのかというと、今週は連日インタビュー仕事が続いたのだ。
最初に訪ねてきたのは某私立大学の新聞部の学生さんたちだった。学生新聞の取材である。イマドキのいわゆる「意識高い系」だったらどうしよう……と内心身構えていたのだが、会ってみると普通に素直な子たちで安心した。といっても、自分は初海外が社会人になってからなので、あまり偉そうなことは言えない。大学生向けということで怠惰な発言は極力控えつつ、インドでの馬鹿話などを披露したのだった。十ルピーで乗ったリキシャーに十ドル払わされそうになったとか、猿に洗濯物をかっぱらわれたとか、そういった我ながらくだらない話だ。まさに戯れ言ばかりという感じだから、記事にまとめるのに苦労をかけそうで申し訳ない気持ちになる。
続いて、某クレジットカードの会報誌のインタビューがあった。前述した現地調達の話はこのときに出たもので、ほかにもそういった旅のテクニック論のようなテーマが主体だったのだが、とくに旅におけるネット活用について語った内容は、いい機会なのでここでも少し紹介していいだろう。
現地に着いたらプリペイドSIMを入手して、SIMフリースマホでネット接続する。滞在中も常時オンラインならば、旅が快適で便利になる――僕はこれまでそういったスタイルを礼讃してきた。だからなのか、インタビューではあえて積極的にその種の話題を振ってくれた。ところが、僕は反旗を翻すような発言をして、相手を困らせたのである。
最近は以前ほどスマホやネットのありがたみを感じなくなっている。ありがたみ、というより新鮮味と言った方がいいかもしれない。旅先でもネットに繋がるなんていまや当たり前のことで、目新しさはなくなった。あらゆる旅の情報はネットから得られるし、ガイドブックの電子化もいよいよ進んでいる。アジアの市場へ行ったら、野菜を売るおばちゃんがiPadでゲームに興じながら時間つぶしをしている時代だ。スマホの普及によりモバイルでのネット活用が進んだことで、旅を取り巻く環境はガラリと変わったわけだが、それを画期的なトピックスとして語る時期はもうとっくの昔に過ぎている。
もちろんいまでもネットに頼って旅をしていることに変わりないが、付き合い方はだいぶドライになった。利用するシーンは予約や調べ物といった必要最低限のものばかりだ。とくにSNSへの依存度は自分でも驚くほど下がった実感がある。かつては旅行中であろうが四六時中タイムラインを追いかけ、自らも何を観て、何を食べたかなどを逐一発信していたのだが……。近頃はSNSなんて気が向いたときぐらいしかチェックしない。
ネットに繋がると、つい画面とばかり向き合ってしまう。せっかく旅に出ているのに、それももったいないよなあという当たり前の事実に、いまさらながら気がついたのだ。
そういえば日記を書いたり、ブログなどで情報発信する機会もめっきり減った。ツイッターに至ってはもう何年も放置している。飽きっぽい性格なのに加え、怠け者なので締め切りのない原稿を書くモチベーションを維持できないのだ。代わりに、いまではこの連載がある意味それらを兼ねる存在となっている。日記のような、ブログのような、つぶきやきのようなエッセイ。実際、日常で起こった出来事を中心に、思いつくがまま書き殴っているだけだ。今回のテーマに限らず、この連載そのものが戯れ言なのかもしれないなあ。
【新刊情報】
筆者の新刊『週末台北のち台湾一周、ときどき小籠包』(幻冬舎文庫)が発売になりました。いつもの週末海外に加え、ぐるりと台湾を一周した最新旅行記です。
※戯れ言→次回は「と」がつく旅の話です!
3a. tabinote旅行記 12泊14日イタリア周遊旅行記(準備編)
今号から数回にわたり、tabinote読者のやましたゆうこさんによるイタリア周遊旅行記を掲載します。
内容は2015年6月の体験にもとづいています。
突然ですが!私はイタリアが大大大大大好きです!(≧∀≦)
初めて行ったのは、今からちょうど10年前。社会人1年目の時です。
イタリア好きの同僚とハプニング続きで大混乱(笑)しつつも、とても楽しい旅行でした。
旅行でのハプニング…というと、みなさんはどんな経験がありますか?
ロストバゲージ、迷子、スリ、ぼったくり…等でしょうか?
前回のイタリア旅行では、ハプニング三昧(主に迷子w)だったので、今回は準備に準備を重ねました!
どんな準備をしたのか等、みなさんのご旅行の参考になれたら嬉しいです♪
事前準備はプロにお任せ!
前回のイタリア旅行は、全てツアーだったのですが、フィレンツェとローマでの各々1日ずつの自由行動だけを事前準備していました。
ですが、今回のイタリア旅行は、途中ツアーに現地集合で参加し、ツアーの前後は完全な個人旅行!
そのため、 往復航空券、宿泊ホテル、ツアー以外部分の移動手段、観光、等の手配が必要でした。
また、前回は旅慣れた同行者だったため準備はほとんど同行者にお任せだったのですが、今回は私も同行者も旅慣れていません。
出発の6ヶ月程前から、準備で試行錯誤が始まります…。(笑)
- 12泊14日の旅程
- ツアー中の自由時間はもちろん、ツアー以外部分の旅程は、行きたい都市に対して時間と費用がかかりすぎないか気を付けながら、旅程を組みました。実際の旅程はこんな感じでした。
- 羽田→ミュンヘン(トランジット)→トリノ(2泊)→ミラノ(1泊)→ヴェネツィア(1泊)→フィレンツェ(2泊)(途中半日ピサ観光)→ローマ(2泊)(途中日帰りナポリ観光)→パレルモ(トランジット)→ランペドゥーザ(2泊)→パレルモ(トランジット)→ローマ(1泊)→ウィーン(トランジット・1泊)→成田
- 日本からの往復航空券
- 直行便であれば、どの航空券が安いかはインターネットを使えばシロウトの私でも比較的簡単に調べることができます。
しかし、どこか別の国を経由して行く、となると、購入する航空券の選択肢はかなり広がります…!(>_<) そして、広がった選択肢の中から、明確な基準もないまま、費用と飛行時間とを天秤にかけて、どれがベストなルートとなるかを、判断しなくてはなりません。 さらに、海外のLCCの存在…!正直、調べる情報が多すぎます。 そこで、当時tabinoteで公開されていた航空券検索サービス(現在はSkyScannerの検索フォームに変わりました)を依頼した結果、ANAのマイルをもう少し貯めれば、ANAの提携航空会社の特典航空券が取得できることがわかったので、
依頼をした1ヶ月半後あたりに、 - 往路:ルフトハンザ航空で、羽田から、ミュンヘンでトランジットしてから、トリノに移動
- 復路:オーストリア航空で、ローマから、ウィーンでトランジット してから 、成田に移動
- という特典航空券を、出発の5ヶ月程前に入手しました!
- 入手できる特典航空券にはいろいろなルート・航空会社があり、どのルートを選択するか悩みましたが、
トランジットの都市をいろいろ調べた結果、ミュンヘン空港には、入国審査を済ませた後のセントラルエリア内にレストラン「Airbräuエアーブロイ」という自家醸造のビールが飲めるお店があることがわかったので、往路はミュンヘントランジットに決めました(o^^o) - 写真は「Airbräuエアーブロイ」でいただいた、とっっっても美味しかったビールとソーセージです!
- ツアー以外部分の移動手段
- 行きたい都市間や離島への移動は、陸路・空路・海路といろいろな選択肢がありました。
イタリアは本土内の移動は陸路がとても便利です。
予約も、現地の交通機関のサイトで、英語に表示することができるので、難なくできました。
また、「ランペドゥーザ島」というあまり有名ではない離島に行こうとしていたのですが、ここへ行くには、空路と海路があります。
費用と飛行時間を考えるとやはり空路だなと考え、こちらは空路のチケットを入手しました。
ローマからパレルモ経由でランペドゥーザ島には行くのですが、パレルモ・ランペドゥーザ間の便はLCCがあり、お得だったのですが、
ルートを迷っている間にチケットの購入タイミングが遅くなり、結局アリタリアの航空券を入手したのが、少し残念でした…(涙)
安いチケットは、早く売れてしまうので、お得に旅をするには早めの入手が鉄則ですね! - ちなみにランペドゥーザ島は、この辺にあります。
シチリア島よりさらに南で、マルタ島より西、という位置です。こうして地図で見ると、かなりチュニジア寄りですね!
- 宿泊ホテル
- インターネットを利用して、ExpediaやAirbnb等から予約しようと調べました。
その中から、アクセスのしやすさ、宿泊費の安さと、ホテルの綺麗さ、そしてホテルの部屋にWiFiがあること、をチェックポイントにホテルを選びました。 - 写真は実際に宿泊した、トリノのとても良いホテルの寝室です。
このホテルは寝室以外にも部屋があったり、大きなバスタブがついていたり、とても広くてキレイで、大当たりでした♪
- 観光
- 今回同行者はイタリアが初めてだったため、王道の観光は必須でしたが、王道の観光どころはツアーでほとんど予約していただきました。
観光チケットの手配や、本来ならとても混雑する入場手続きが簡単で済むのは、ツアーでの団体予約ならでは、ですね!
それ以外のところは、インターネットでオーディオガイドつきの観光バスを予約したり、
Google Mapでマイマップを作り、行きたいお店の場所にピンを立てました! - <参考:私が実際に作成したマイマップ@トリノ>
- また、Google Mapを利用する前提だったため、インターネットが必要でした。
そのため、出発前に、自分のスマホのSIMロック解除手続きをし、現地で利用できる通信会社、購入できるプランとその費用、実際にSIMカードを購入できるお店の場所、等を調べました。
ちなみに、上の画像のマイマップで、スマホアイコンのピンが立ててあるところは、Vodafon shopです。 - 実際にトリノのVodafon shopで購入したSIMカードのプランはこんなものでした。25ユーロで2週間充分に利用できました!
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次号に続きます!
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次号では、いよいよ旅行に出発です!
パンフレットに載らないような地元っ子おすすめレストラン等もご紹介予定なので、お楽しみに~!
3b. 世界一周ノート 青木大地
仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。
青木大地(あおき・だいち)
1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。
3b. 世界一周ノート 第35回:南アフリカ-その4
カールトンセンタービルの展望台を後にした僕とトラヴィスは、次のツアーバスの出発時間までお茶でもして休憩しようかと、真っ昼間のヨハネスブルグの街を歩き出した。
僕とトライヴィスは適当な会話をしながら、1ブロック、2ブロックと気付けば歩を進めていた。ブロックのあらゆるコーナーには警官がいて、僕は安心していたのかもしれない。カールトンセンターから5分ほど歩いても街の様子はさほど変わらず、商店や人の賑わいもあった。路面電車の駅が横にはあって、僕はヨハネスブルグの街を歩いている。と誇らしげに歩いていたように思う。
その時突然、目の前に白いトレーナーを着た、背の低い黒人が現れた。そして僕とトラヴィスに対して小さく低い声で「ヘイヘイヘイヘイ」と呟いた。
次の瞬間、後頭部、背中に鈍痛が走った。何が起こっているのか、完全に理解できなかった。気付いたら僕は後ろから強い力で押し倒され、地面に顔を押し付けられていた。
ここで初めて「複数人に襲われている」と理解できた。僕のポケットやサブザックに無数の手が伸びてきて、パニックの中で、ぶちぶちっっと生地の破れる音だけが聞こえていた。目の前にはアスファルトだけが見えていて、どうすることもできなかった。きっと30秒ほどその状態が続いて、そのうちに無数の手から僕は解放された。唖然とした僕が立ち上がると、僕から離れた5人くらいの黒人が今度は既に押し倒されているトラヴィスへと次々襲いかかっていた。僕は貴重品が全て入っているカバンを盗られたことに気が付いた。トラヴィスは「ヘルプ!ヘールプ!」と丸くなりながら必死で叫んでいた。僕は何故か冷静になって、周囲を見回すと、数多くの通行人たちがさも日常風景かのように、何の感情も示さずにこっちを見ていた。結局、グループは全部で10人くらいになっていたと思う。誰も助けてくれない、ヨハネスブルグの13時、乾いた光景の中にトラヴィスの「ヘルプ!」だけが響いていた。僕は大声で助けを求めることも、トラヴィスを助ける事もできなかった。ただ、全てを失ったヨハネスブルグの街で、真っ白になった頭をどうすることもできずに立ち尽くしていた。
紛れもない地獄絵図がそこにあった。
ついにトラヴィスのサブザックを引きちぎった強盗たちは、走ることもせずに雑踏の中へと消えていった。僕は逃げもしない彼らを追うことすらできなかった。それは恐怖を通り越した絶望だった。殺されなかっただけ良かった、そういう安堵の感情も去来していた。
そうしてパニック状態の僕とトラヴィスは、ひとまず警察を捜すことにした。
次回、パスポートを失った日本人への大使館の対応について記します。
上海→杭州→南寧→ハノイ→ホーチミン→シェムリアプ→チェンマイ→ルアンパバーン→バンコク→パンガン島→ペナン島→マラッカ→スマトラ島→ジャワ島→マニラ→シンガポール→ジョホールバル→シドニー→チェンナイ→ムンバイ→アグラ→デリー→バラナシ→ブッダガヤ→コルカタ→ダージリン→ポカラ→ルンビニ→ガヤ→カトマンズ→ポカラ→イスタンブール→カッパドキア→パムッカレ→ボドラム→ギアテネ→メテオラ→ソフィア→ブタペスト→ザコパネ→クラクフ→サラエヴォ→ザグレブ→ヴェネチア→ローマ→ミラノ→バルセロナ→タンジェ→フェズ→マラケシュ→カサブランカ→カイロ→ギザ→アジスアベベ→ヨハネスブルグ→ケープタウン・・・以降、アメリカ、南米と巡りました
4. 特別企画:エアアジアで行く!ASEANパスで東南アジア周遊
※tabinoteワタベです。前号と今号の「世界あの街この街」はお休みし、特別企画「エアアジアで行く!ASEANパスで東南アジア周遊」を2週にわたってお届けしてます。前号はこちら。
今号は実際の旅行記です。
旅程づくり
さて、15年7月現在エアアジア(エアアジアX)の首都圏発着路線は羽田-クアラルンプール便、もしくは成田-バンコク便となっているため、クアラルンプールもしくはバンコクが起点となることが多いかと思います。
今回筆者はとある事情でタイのチェンマイに行くこととしたため、チェンマイ発着の周遊ルートを手配しました。
スケジュールとルートは下図の通りです。
日付 | 便名 | 出発地 | 到着/滞在地 | 発時 | 着時 | 滞在時間 | ASEANパス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7/2 | D7 523 | 東京・羽田 | クアラルンプール | 7/2 23:45 | 7/3 6:10 | 8:38 | (エアアジアX;対象外) |
7/3 | AK 856 | クアラルンプール | チェンマイ | 7/3 14:48 | 7/3 16:20 | 40:50 | (対象外) |
7/4 | チェンマイ | 20:35 | |||||
7/5 | AK 855 | チェンマイ | クアラルンプール | 7/5 9:10 | 7/5 12:50 | 20:25 | 1クレジット |
7/6 | QZ 551 | クアラルンプール | バリ | 7/6 9:25 | 7/6 12:30 | 3:45 | 3クレジット |
7/7 | QZ 520 | バリ | バンコク | 7/7 8:55 | 7/7 12:00 | 16:10 | 3クレジット |
FD 3431 | バンコク | チェンマイ | 7/7 15:45 | 7/7 17:00 | 1:30 | 3クレジット | |
7/8 | AK 855 | チェンマイ | クアラルンプール | 7/8 9:10 | 7/8 13:00 | - | (対象外) |
D7 522 | クアラルンプール | 東京・羽田 | 7/8 14:30 | 7/8 22:30 | - | (エアアジアX;対象外) |
3日間でクアラルンプール、バリ、バンコクの3都市を巡ってチェンマイに戻るとちょうど10クレジット使い切りました。
しかしその代償は過激なスケジュール。
比較的ゆっくりできた7/3~5のチェンマイ滞在ですら思い起こせば実質2日程度。7/6のクアラルンプールは20時間、翌7/7のバリも滞在20時間、さらに翌7/8チェンマイはわずか16時間。1都市平均1日未満という、訪日中国人バスツアー並みの弾丸行程となりました。
当初はこんなに弾丸となる予定はありませんでした。バンコクやプーケットを周遊するつもりだったのですが空席がなく、プーケットの代わりにビーチリゾートのバリを組み込んでみた次第です。やはりバリは遠いので滞在の余裕もその分無くなる始末…。
今回、旅行にあたってはガイドブック、地図を持ちませんでした。単にめぐる場所が多くて買うのがもったいなかったからですが、私にしては初めてのことです。結果的に、それが予想もつかない面白さにつながりました・・・。
7/3~4:チェンマイ
tabinote田口が居を構えていることもありずっと行きたかったチェンマイ。
聞けば寺の多い古都で、寺院巡りのほか山深い北タイの自然をめぐるトレッキングも人気だという。
(こちらのtabinoteガイドもご参考:「世界あの街この街 チェンマイ」)
雨季でトレッキングの時間もないと思っていたので、旧市街を歩き回ることにした。
チェンマイの街は一辺2km弱の堀で正方形に囲まれた旧市街と、堀の外に拡がる新しいエリアから成り立っている。新市街にもいくつかのおもしろそうなエリアがあるが、観光客がまず訪れるべきは旧市街。
空港に着いた時点ではや夕方。タクシーで宿にチェックイン。今回泊まったのは旧市街のお堀の外、北東すぐに位置するホテル。Expediaで2泊3000円と激安だった。
入ってみると広い!ゲストハウス以下の値段でエアコン付きのこの部屋なら大変お得な気分。
旧市街まで徒歩3分程度、セブンイレブンもホテルのすぐそばで環境もばっちり。
さて、ホテルから出て夜の旧市街を歩く。
旧市街を半周し、西側のターペー門という賑やかなエリアへ。そのまま堀の外のターペー通りへ出て休憩。
この暑さの中をランニングしている人がいる。確かにお堀沿いは周回コースとしてもってこいだが、空気がそんなにきれいともいえないし…。そういえばアジアで現地の人が走っている姿というのはこれまで見た記憶がなかった気がする。チェンマイが文化的に成熟していることを実感。
公園にも身体を鍛えている人がこんなに!
堀の中に戻りまたぐるぐる半周。
なぜこんなに歩いたかというとSIMを入手したかったからなのだけど、あいにく到着が遅かったこともあり開いている携帯ショップが見つからず…。結局ホテルでもらった紙の地図だけで堀の中の主だった通りを歩き回る。10kmは歩いたんじゃなかろうか…。
夜だが暑さで参ったので、食事。まだまだ明日は長い。
チェンマイ2日目。朝イチでSIMを入手。
午前中にチェンマイ在住の知人と待ち合わせて珍しい北タイ料理の店に連れていってもらう。メニューは日本で見たことがないようなものばかり。おいしゅうございました。
午後、知人と別れ散策。
昨晩歩けなかった通りを歩き、旧市街をほぼ把握。
暑い…。
もう夕方近くなっていたが、バイクを入手し郊外のショッピングモールに出かけることにする。目的地は14年にオープンしたばかりという最新のモール「セントラル・フェスティバル」。
バイクを借りたのが15時。店は19時に閉まるとのことで、4時間で帰らなければならない。多くのレンタルバイク屋はパスポートを預かると聞いていた。たしかネパールでもそうだった。預けてしまうと、もし返却が閉店時間に間に合わなかった場合、翌朝早くのフライトに乗れなくなって非常に困るので、遅れても開けておいてくれと念を押す。
チェンマイの道路は一方通行が多く、地図の通りに行けない箇所がかなりあってなかなか思うようにいかなかったが、なんとかたどり着く。
外資系ブランドやレストラン街など、バンコクやクアラルンプールにあるような最新のモールだった。
tabinote田口も気になっていたというロボットレストラン(新宿のアレと同名)を発見。鉄板焼きとしゃぶしゃぶのビュッフェという独りでは非常に入りにくい店だったが、仕方なく中へ。
旧市街中心の散策では日本人も日本語の看板もそれほど見かけず、あまり日本を感じることがなかったが、このモールは違った。レストランの日本食率が高すぎる。現地のなんちゃって日本食レストランも入れると8割くらい日本食屋では、という勢い。日本食のこの競争力の高さはなんなんだろう。
バイクを無事時間内に返して夕飯。明日は早いので早めに寝ることにする。
7/5:クアラルンプール
今日はクアラルンプールへ向かう日。
2日前にクアラルンプールの第2ターミナルKLIA2で8時間も滞在したばかり。クアラルンプール-チェンマイ間のフライトは4時間と意外に長く、乗る前から疲れた気分。
フライトは9時。一応国際線なので2時間半前に向かうとして6時半をめどに空港へ。
4時間の搭乗を経てようやくクアラルンプールへ
KLIA2から高速鉄道のKLエクスプレスで市街に出る。KLIA2は市街から50kmと離れているが、KLエクスプレスなら市街中心部のKLセントラル駅までわずか33分、片道35リンギット(700円)。
KLセントラルからさらに在来線に乗り換えて1分(運賃1リンギット)、クアラルンプール駅へ到着。
クアラルンプール駅から歩いてチャイナタウンへ。今回はここに宿をとっていた。
明日朝もやはり早いのでKLセントラルに近いエリアに宿をとろうと思ったのだが、結果的に正解だったと後でわかる。
部屋はチェンマイの半分以下の面積で値段は倍以上。まあ仕方ないですね。
チェンマイで見るべきは旧市街。それではクアラルンプールは?
それはモールだ!
「またか!」という声も聞こえてきそうだが、実際クアラルンプールはアジアきってのモール天国。モールを除けばモスクといくつかの移民街くらいしか見るところがないのです…。今回は滞在わずか20時間なので、タクシーを使いまくって繁華街へ直行することにした。
喧噪のチャイナタウンを抜け、東京でいうと銀座・新宿にあたる中心街のブギッ・ビンタンへ。
巨大モールとして有名な「パビリオン」。やはりでかい!
ここで豪華な食事をとる。伊勢エビが乗った麺。1800円くらい。大変おいしゅうございました。
レストラン街、洋服、家電、食品まで一通り見物。
ここでも日本食の競争力は健在。
このフードコートは、香港やシンガポールでも多数の施設を運営する「Food Republic」によるもの。無数の席が客で埋まり、活気にあふれていた。
つづいて、こちらも威容を誇る「ベルジャヤ・タイムズスクエア」へ。
でかいけど…結構古い感じ。
最上階はドンガンも真っ青のゴーストっぷりでした。
一通り見た後に、KLCCという別の地域へ向かう。
目的は、ペトロナスツインタワーとそのふもとのモール。
ツインタワーは外壁を鋼板で覆っているため、光が反射してとにかくピカピカ。
夕方になって人が増えてくる。この時期はラマダーン(断食)のようで、日が沈んでから食事に出る人が多い。
人人人。
tabinote田口から、タワーの展望カフェは結構いいと聞いたのでチケット売場へ。ツインタワーの展望台は入れ替え制。やっと入手できたのは最終20:30のチケットで、値段はなんと89リンギット(3000円)、高い!
入手後、タワーはタワーでもツインタワーじゃなくてKLタワーだと知る。あれれ、せっかく大枚はたいたのに…。
(参考-KLタワー画像:menarakl.com.my)
モールは伊勢丹が入っている高級商業施設。
チケットのもとをとるべく、20時半にタワーの入場ゲートへ。
エレベーター搭乗前。係員がタワーのすばらしさをいちいち芝居がかって説明する。
とりあえず夜景を堪能。独りで展望台に行ったのはこの回私だけでした。
宿に戻る。チャイナタウンで一杯…と思って店に入り声をかけると、店員だと思っていたのは単なる暇なおっさんだった。
旅先でよく聞く「暇なおっさん/おばちゃんにつかまっちゃった」事件に私も遭遇。閉店までずーっと話し込まれて帰れない。勘弁してよ…。
やっと振り切ってコンビニに入ると再遭遇!ホラー映画のようでした。
今回、地図無しでチャイナタウンやブギッビンタンの位置関係をだいたい知っていたのは、「世界あの街この街」を見たからです。ちゃんと役立つよ!
(参考:「世界あの街この街 クアラルンプール」)
7/6:バリ
今日はバリ。実は私、バリもインドネシアも初めて。
朝、タクシーを適当に拾ってKLセントラル駅に向かおうと思ったが、前夜チャイナタウン付近にあれだけたむろっていたタクシーが居ない。やばいなと思いつつ大通りへ出て、やっと一台つかまえる。運転手がふっかけてきた値段は少し高かったが、駅まで大して遠くないのでたかがしれていた。交渉も面倒なのでそのまま乗車。駅近くに泊まっておいてよかった…。
バリ島といえば興味をもっていたのが中部の古都ウブドや北部の高原地帯。
(参考「世界あの街この街 ウブド」)
あいにく20時間しか居れないため、空港近くの繁華街クタかジンバランで宿を探した。クタの方が繁華街のスケールは大きいものの、私の場合歩き回ってしまって散漫になりそうだったので、今回はジンバラン滞在にした。
日本人はこの6月からインドネシアの短期観光ビザが免除となったため、イミグレの行列を華麗にスルー。
タクシーで宿へ。激しい渋滞でわずか数キロの道なのに30分もかかる。バリは十字路を嫌う(魔物が通り過ぎる)からT字路が多く、渋滞しやすいそうな。
今回の旅では最高の宿、とはいえ一泊4000円くらい。広くてきれいな上にWiFiが爆速。いろいろはかどった。
宿からすぐにビーチがあり、海岸沿いには魚を炭火で焼いて食わせる店が並んでいるという。
ビーチを歩いてみたが…、日射しが強烈すぎて歩けない。市街地(というほどの規模ではないが)に戻って通りを歩くことにする。
結局結構歩いてしまった。
南半球に来たのははじめて。南十字星が見えるかと思ったがわからず。
バリの街は、赤い瓦屋根の建物がなんとなく沖縄を思い起こさせた。
ただ、今日歩いたジンバランのあたりに関して言えば、海は沖縄の方がだんぜんきれいかな…。
暑さにやられてこの日は早めに就寝。
7/7:バンコク~チェンマイ
翌朝、早起きしてビーチ沿いにあるという魚市場へ。
6時頃着いたが、すでに最も活気のある時間は過ぎていた模様。
宿に戻り素早く荷造りし、空港へ。結構インドネシア・ルピアを使い切れず余ってしまった。
今日はバンコク・ドンムアン空港へ行き、その後チェンマイに戻る予定。
ドンムアンでの乗り継ぎ時間はわずか3時間なので市街に出ることは不可能。
空港で過ごすか…、と思っていたところ検索してみると、近くにモールがあるらしい。
タクシーで向かってみた。
ラクシーITスクエア ( Laksi IT Square ) という家電中心のモールで、アキバにありそうな雑多な品揃え。ここ数日最新鋭のモールを見てきた目からするとまあショボい。
ショボいが、ドンムアンですごすよりははるかにマシだった。なぜかやたらに気合いの入ったフードコートで、いいテナントも入っていた。
ひととおり冷やかした後でタクシーをつかまえ空港に戻る。渋滞がなければだいたいドンムアンから5分程度。
そしてチェンマイへ。
ここ数日の移動がきつかったため疲労もたまっていた。穏やかなチェンマイで回復したい。アジア諸都市の中でも、チェンマイのリラックス感というのはかなり上位だと思う。街が適度にきれいで、食べ物がおいしくて物価が安い。夜中1人で歩いても安心。これはまた来ないとな…。
(参考「それでもチェンマイに行き続ける6つの理由」)
チェンマイ到着。そしてこの旅行も最終日。
16時間後には再び空港へ戻らなければならない。
空港から徒歩距離にあるモール、「セントラル・エアポート」を眺めてお土産を買い、タクシーで宿へ。この日は旧市街の外、ナイトマーケット近くの宿をとった。でかい!2部屋あって面積も軽く50m2はある。これで3000円もしない。チェンマイの宿代は異常に安い。やっぱいいなぁ。
7/8:帰国
早朝空港に移動し、またまたまたまた何度目かって感じでクアラルンプールへ。
帰りの羽田便ではESO(Empty Seat Option)という座席一列占有権が当選しゆっくり過ごせた。実は往路もバッチリESO当選。日頃の行いっ…。
夜23時、無事に帰国。
今回のASEANパスの感想ですが…、知らない街の周遊は楽しい!
ガイドブックも持っていかなかったため、想定外の事柄に出会うライブ感みたいなものが半端なくありました。
私はリゾートであまりゆったりできないタイプ。短い時間で行き先や行動を決め、その通りに達成できるとテンションが上がります。
この3日間は濃密で、ホントに上がりっぱなしの旅でした。
余談ですが、私がバリから離れるわずか2日後の7月9日に東ジャワのラウン山が噴火し空港は閉鎖。12日まで閉鎖がつづき、ちょっと日程がずれていたら数日バリで足止めをくらっていた模様です(最近でも不定期に噴火がつづいているようです)。
東南アジアの旅行における新しい選択肢となったASEANパス。弾丸で使うもよし、30日の有効期間をフル活用するもよし。片道チケットを組み合わせれば相当な選択肢が広がります。
皆さんもパスを使いこなして、どうぞよい旅を。
5. 旅の本屋 のまど イベント情報:
7月31日 (金) 小野和哉さん×かとうちあきさん 対談トークイベント
8月 7日 (金) 下川裕治さん スライド&トークショー
旅の本屋 のまど
東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/
新刊『今日も盆踊り』発売記念
◆小野和哉さん×かとうちあきさん 対談トークイベント◆
「みんなで楽しい盆踊り ~ 日本全国盆踊りの旅」
新刊『今日も盆踊り』(タバブックス)の発売を記念して、著者でミニコミ誌「恋と童貞」編集長の小野和哉さんとミニコミ誌「野宿野郎」編集長のかとうちあきさんのお二人をお招きし、全国各地の様々な盆踊りの魅力ついてスライドを眺めながら対談トークをしていただきます。この夏、道頓堀では3千人の盆踊りでギネス記録に挑戦するなど、各地で伝統の踊りが復活し、2020東京オリンピックに向けて”BON ダンス” を世界に発信しようと盆踊りシーンがいま盛り上がっているとかいないとか?本書は、「人見知り男子」の小野さんと「リズム感不安な野宿女子」のかとうさんのお二人が、北は青森のキリスト祭のナニャドヤラから南は愛媛の道後湯玉音頭まで、全国各地の踊りの輪に入り、踊り好きの先輩やあたらしく踊りをつくる人たちの話を聞き、盆踊りの魅力を伝える1冊になっています。本書を読めばきっと盆踊りを踊りたくなるはず。今回のイベントでは、全国各地の盆踊りに参加した際の裏話や秘話など、小野さんとかとうさんお二人の貴重な体験談を生で聞けるチャンスです。小野さんやかとうさんのファンの方はもちろん、全国各地の盆踊りに興味のある方はぜひご参加くださいませ!
※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。
小野和哉(おのかずや)
1985 年、千葉県出身。編集者・ライター。乙女心より純情(複雑)なドウテイ心をむやみに探求する雑誌『恋と童貞』の編集長。
◆雑誌「恋と童貞」ブログ
http://ameblo.jp/koi-dou/
かとうちあき
1980 年、神奈川県生まれ。人生をより低迷させる旅コミ誌『野宿野郎』編集長(仮)。著書に『野宿入門』(草思社)、『あたらしい野宿 上』
(亜紀書房)など。
◆雑誌「野宿野郎」HP
http://nojukuyaro.net/
【開催日時】 7月31日(金) 19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】 900円 ※当日、会場にてお支払い下さい
【会場】 旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
e-mail :info@nomad-books.co.jp
(お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど
協力:タバブックス
新刊「一両列車のゆるり旅」発売記念
◆下川裕治さん スライド&トークショー◆
「ローカル鉄道で巡るのんびり旅の魅力」
新刊『一両列車のゆるり旅』(双葉文庫)の発売を記念して、旅行作家の下川裕治さんをお招きしてローカル鉄道で巡るのんびり旅の魅力についてスライドと動画を眺めながらたっぷりと語っていただきます。夏の北アルプス、吹雪の日本海、里山の無人駅など、
本書で「身延線・大糸線」「水郡線・只見線」「鳴門線・牟岐線・徳島線・予土線・内子線」「留萌本線・宗谷本線」などをゆったりと走る各駅停車に乗り、昭和の名残漂う駅前旅館に泊まる旅を体験した下川さん。ローカル鉄道でしか味わえない日本各地のさまざまな文化や風習の違いについて、下川さんの貴重な体験談が聞けると思います。また、台湾や韓国のローカル線と駅前宿の情報も聞けるかも。下川ファンの方はもちろん、鉄道好きの方や台湾や韓国の鉄道に興味のある方はぜひご参加ください!
※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。
下川裕治(しもかわゆうじ)
1954年長野県松本市生まれ。旅行作家。『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、主にアジア、沖縄をフィールドにバックパッカースタイルでの旅を書き続けている。著書に、『鈍行列車のアジア旅』『「生き場」を探す日本人』『世界最悪の鉄道旅行ユーラシア横断2万キロ』『週末アジアでちょっと幸せ』『「行きづらい日本人」を捨てる』 等。
◆下川裕治さんブログ「たそがれ色のオデッセイ」
http://odyssey.namjai.cc/
【開催日時】 8月7日(金) 19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】 900円 ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】 旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
e-mail :info@nomad-books.co.jp
(お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど
協力:双葉社
6. 編集後記
tabinoteワタベです。
今は明日からの旅行の荷造りに追われています…、と書いているうちにもう日付が変わってしまいました。
前号から定期連載もすべて無料化したtabinoteメールマガジン、いかがでしたでしょうか。
今号もエアアジア・Aseanパス特集の第2弾として旅行記を掲載しています。
今回の旅はSIMもタイで入手したのみ、基本ガイドブックなし、モバイル通信なしで乗り切りました。その結果ですが、先の予想がつかないことだらけで非常に楽しかったですね。
メルマガ連載陣の下川裕治さんが以前トークショーで、「宿は現地に行ってから決める」「現地の言葉を知らない方が楽しい」と言われていたことを思い出し、なるほどこういうことかと思いました。
さてさて、そんな思いを抱いていたところに今回の吉田さんのコラム、かなり納得するものがありました。やはり、旅の醍醐味は一期一会のライブ感なんだなと気づかされた次第です。
tabinote旅行記はやましたさんによるイタリア旅行記。tabinoteではあまり欧州や女子旅を取り上げる機会がありませんので、楽しんでいただければと思います。
世界一周ノートはいよいよ実写版マッドマックスことヨハネスブルグ編のハイライトです。写真がないのがかえって迫力ありますね。警官は何をしていたんでしょうか…。
そしてのまどのイベントは今週末の小野和哉さん×かとうちあきさん、8月7日の下川裕治さんです。ミニコミ「野宿野郎」のファンの方は必見ですよ!
では、次号もよろしくお願いします。8/11(火)はお盆休みをいただきます。
次回は8月25日(火)の発行予定です。
発行:有限責任事業組合tabinote
https://tabinote.jp
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