4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第47回 麗江


麗江 (トリップアドバイザー提供)

中華人民共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

圧巻の密度をほこる瓦屋根のつらなり、入り組んだ石畳の路地と水路。昼は遠くに冠雪の山脈をのぞみ、夜は紅い提灯が怪しく灯る。
麗江は、まさに「絵に描いたように」美しい中国西部の古鎮。
旧市街(麗江古城)は少数民族ナシ族の生活をとどめるように保存されており、内外から多くの観光客が訪れる。街歩きからアウトドアまで楽しみ方は広い。近年人気の雲南料理も本場の味わい。

バスで麗江に向かった場合、南北に走る香格里拉(シャングリラ)大通り沿いの高速バスターミナルで降りることとなる。天気がよければ北の方に標高5596mの玉龍雪山が見える。あたりはビルも多い新市街で、古都の雰囲気はない。
ターミナルから南東、民主路を超えるといよいよ旧市街にたどりつく。
高快客運站--中国-から-束河
(画像:Google提供)

麗江古城は少数民族ナシ族のかつての都。中国の古い都跡にありがちな城壁がない。
石畳と木造の伝統家屋が保存されており、1997年には世界文化遺産に登録された。
かつては文字通りの古鎮であったが、観光客の増加と共にお土産屋やレストランだらけとなり、路上も混み合っている。少数民族の衣装を着ているのは漢民族という噂もちらほら…。
昔はよかった、かつての風情がなくなったとなげく観光客も少なくないが、テーマパークと割り切ればこれほど楽しい街もない。昼も夜も美しい光景、(少し高いが)おいしい料理、WiFiのあるカフェ、英語が通じるなど安心してうろつける。

Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

昼間、高い建物から街を眺めると、灰色の屋根瓦が拡がる麗江独特の光景をながめることができる。

Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

街の中心は四方街広場。狭い路地が多いので、迷ったらこの広場に戻ろう。
レストランやカフェ、お土産屋や演劇などいつもにぎやか。

Sifang Streets Square (トリップアドバイザー提供)

木府は麗江の街を統治した木氏の邸宅跡。四方街広場の南にある。
高い建物があまりない旧市街で、街を一望できる貴重なスポット。

Mufu Palace (トリップアドバイザー提供)

また、獅子山公園の五層建て「万古楼」も街を一望するのによい。

日が暮れはじめるとあちこちで赤い提灯がともり、夜市のような光景がひろがっていく。
川沿いのカフェやバーの灯りが水路に映え、夜の街歩きが楽しい。
四方街広場の周辺はバー・エリアとなっており、飲み屋やクラブの喧噪で大変にぎやか。


Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

束河古鎮はナシ族の古い村。麗江から北に4kmほどで、タクシーならすぐ。がんばれば徒歩でも行ける。古いガイドブックには”テーマパーク化した麗江古城と異なり昔日の風情を残している”などと書いてあったりするが、今やこちらもテーマパーク化が進んでいる(だがそれがいい!)。
実際には、麗江よりも静かで旅行者に便利な施設(安宿、カフェなど)も多く、過ごしやすい場所である。こちらに泊まるのもおすすめ。




Shuhe Ancient Town (トリップアドバイザー提供)

白沙村は麗江から北に12km。バスが便利(料金は片道たったの一元)。がんばればレンタサイクルでも行ける。
こちらは長年麗江を統治し、木府の主でもあった木氏の本拠地。入り口付近こそお土産屋やカフェが並ぶものの、麗江や束河には残っていない昔ながらのナシ族の暮らしがいきづいている。落ち着いた街の雰囲気、間近にせまる玉龍雪山などおとずれる価値は高い。


Lijiang Mural in Baisha Village (トリップアドバイザー提供)


玉龍雪山は麗江から北に40kmあまり、最高峰の扇子陡は標高5596m。
北半球で最も南に存在する氷河を擁する。
麗江古城からわずか15kmほどで玉龍雪山を含む広大な国立公園にたどりつく。
麗江のどこからでも見える玉龍雪山はナシ族の聖地であり、扇子陡はかつて一度しか登頂を許していない。雲南観光のハイライトでもある。

扇子陡の真下4506m地点までロープウェイでたどりつくことができるので、体力に自信がない人でも氷の岩山や雲海を間近に堪能できる(急に高度が上がるので高所対策はしておきたい)。ツアー代金もそれなりにするが、晴れた日の絶景はたとえようがない。
公園内にもいくつかの絶景ポイントがあり、白水河は雪解け水と大理石の白砂がつくりだす景観で知られる。CGですか?と思いたくなるようなひたすら青い水を湛える。


Yulong (Jade Dragon) Mountain (トリップアドバイザー提供)


White Water River (トリップアドバイザー提供)

トレッキングなら麗江から北に60kmほど、「虎跳峡」という美しい名前の渓谷がある。
谷底から頂上までの高低差が3790mという富士山がすっぽり入るほどの大渓谷だが、最もせまい部分は30mほどしかなく、両岸はまさにそびえ立つ崖。最寄りの街である橋頭もしくは大具を起点とする1泊2日のトレッキングがポピュラーだが、コースを選べば麗江から日帰りも可能。
800px-Yunnan_Terraces
(画像:Wikipedia)

麗江まで行ったならば、ぜひ足をのばしたいのが香格里拉。
麗江から香格里拉までのバスも豊富で、所要4時間ほど。途中で玉龍雪山や虎跳峡の絶景を眺められる人気ルートとなっている。
香格里拉はチベット族の影響が強いエリアで、理想郷の名にふさわしい雄大な自然が魅力となっている。

Meili Snow Mountain (トリップアドバイザー提供)


Napa Hai Nature Reserve (トリップアドバイザー提供)

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Shuhe Food Street (トリップアドバイザー提供)

東巴谷野山菌 (トリップアドバイザー提供)

麗江の地元の味覚は日本でも徐々に知られつつある雲南料理。
四川料理とならんで辛い味付けで知られる。四川が山椒のしびれる風味を重視するのに対し、雲南は唐辛子メインで、辛さと酸味の効いたくせになる味つけが多い。
雲南で有名な料理は細いビーフンをつかった鍋料理の過橋米線(グオチャオミーシェン)や汽鍋という鶏の骨がボロボロになるまで煮込んだスープがあるが、それらは漢民族の料理。ナシ族の料理は米をまぜた腸詰や豚の干物などヘビーなものからさっぱりした緑豆の麺まで幅広い。

ぜひ体験したいのは特産のキノコをたっぷりと使った火鍋。ポルチーニやマツタケなどの高級キノコや日本では見られない珍しいキノコがたっぷり入った鍋は健康によいとのことで中国人にも人気がある

ストリートフードであり主食でもあるのはババと呼ばれる揚げパンのようなもの。小麦生地を油で揚げ、釜の内壁で焼く。中に肉やネギを挟んだものはボリュームたっぷり。

実は麗江で目立つのは西洋風のカフェやバー。
特産の大理チーズ(乳餅)やハム、キノコを使ったピザは評価が高く、ワイン、雲南コーヒー、雲南省産のビールなどピザに合う飲みものもそろっている。
西欧人観光客にまじってピザをつまみながら山並みを見ているとどこの国かわからなくなるほど。

Bad Monkey (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
雲南省までの行き方は多様。ルートがありすぎて迷ってしまう。

LCCの香港エクスプレスを利用して香港から昆明に入り、そこから麗江を目指すのが最安となる可能性が高い。キャンペーン併用ならおどろくほど安く行ける。
また、エアアジアも昆明便がある。バンコクまたはクアラルンプール便で、バンコクの場合は所要1時間半と近い。
LCCの価格状況によっては中国東方、中国国際、中国南方といった中華系の方が安いことも。広州、重慶、昆明などを経由して麗江に向かう。
余裕があれば成都までANAの直行便で向かい、そこから麗江を目指すという手もある。

関西空港の場合、かなり中国中西部行きの便が充実している。中国東方の昆明便の他、春秋航空の重慶便や蘭州便、中国南方の貴陽便など。春秋が安くとれればかなりお得に旅ができる。

何とかして昆明や重慶までたどり着けば麗江まではあと少し。昆明から麗江までは空路で所要わずか45分、往復で3万円程度。

(陸路)
昆明から麗江まで鉄道やバスで向かうのもポピュラー。特に、昆明から大理に寄って麗江に向かうルートは鉄板。

鉄道の場合昆明から所要10時間程度。夜行便は寝ている間に麗江まで着くので便利。料金は片道軟臥(寝台)が200元程度。鉄道が到着するのは麗江東駅。市街まではおよそ5km。タクシーなら20元程度。

昆明から麗江に向かう便はバスの方が多く、一日8~10便程度ある。所要は8~10時間で、鉄道とは異なり昼間に昆明を出る便が多い。料金は150元~300元程度。

大理からのバスは所要4時間程度、一日20便以上ある。料金は50~80元程度。

麗江のバスセンターから古城まではタクシーで5~10分程度。

(パッケージツアー)
麗江はバックパッカーも多いものの、少数民族や世界遺産といったどちらかというと年輩の方々へのアピールが強い。そのためパッケージツアーは高めの設定となっている。7泊8日程度の比較的余裕がある日程が主流で、費用は麗江と大理をめぐる場合13~15万円、北の香格里拉や南のタイ族自治州・シーサンパンナといったあたりを周遊する豪華ツアーなら30万近くになる。

(空港)
麗江の空港は麗江三義空港(LJG)。市街の南方およそ30kmに位置する。
標高2400mの高地にあり、滑走路も3000mが一本のみの小規模空港。欠航が多いとされる。
空港の周囲は山脈が連なり、いやがおうにも旅気分をかきたてられる。
国内線メインであるが、台北、シンガポールからの国際線も就航している。

市街地までの足はリムジンバスが便利。
所要時間は40~45分程度。運賃は20元。
朝6時半から22時まで30分に一度、市内のホテル藍天賓館と空港を結んでいる。

タクシーの場合はおおよそ120元が相場。バスで市街についてもそこから結局タクシーを使うことになるので、人数や荷物によってはこちらの方が得かもしれない。




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地理と気候

雲南省は中国の最西南部、ベトナムやラオスといった東南アジアと国境を接しており、それらの国の民族も広く暮らしている。

麗江は雲南省の北西部、山ぶかい雲南省の谷あいに位置し、平均標高およそ2400m。
モンスーン気候に属し5月終わり頃~9月いっぱいは雨季、10月後半~5月はじめが乾期となる。中国中西部というと四川や重慶のねっとりした暑さが思い出されるが、麗江は年間通じて気温の変化は少なく全般に過ごしやすい。夏でも25度未満、冬も氷点下になることはほとんどない。とはいえ高所のため秋~冬は朝晩冷え込む。

ベストシーズンはやはり乾季。雲が少なく遠くに玉龍雪山をのぞむ絶景が味わえる。
春は高山植物、秋は紅葉でにぎわう。
トレッキングに行く場合は高山病の予備知識をもっておきたい。特に乾季は酸素が薄くなる。季節にかかわらず紫外線も強いのでサングラスや日焼け止め、羽織るものを用意するのがベター。

10月1日の国慶節や2月の春節にあたる時期は避けた方が無難。
ホテルや観光地も非常に混み合う。

麗江広域
(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は中国語(普通話)。
西欧からのツーリストが多い。レストラン、カフェ、安宿やホテルなど旅行者が行くような場所には英語がわかる人がいることが多い。

タクシーは中国語オンリーと考えてよい。中国語(簡体字表記)の地図か、筆談ができるようにペンと紙をもっていればOK。日本の漢字と現地の漢字は異なるため地名が日本語表記の地図は通じない場合も。

通貨は人民元(RMB)。1人民元=20.4円(15年6月時点)。概ね1人民元=20円と見ておけば良い。14年夏前まではおおむね1人民元=15円であったが、かなり値上がりしている。

観光地であり、外食や郊外ツアー(トレッキングなど)は高め。カフェでのちょっとした食事で50元を超えてしまうこともある。ローカルレストランならやや出費を抑えられるかも。一方でホテルや市内タクシーはそれほど高くない。
麗江古城地区は世界遺産の維持費などという名目で80元の入場料(7日間有効)が必要。なお、それとは別に束河古鎮で50元(同)、玉龍雪山で105元(当日有効)220元(2日有効)、虎跳峡でも別途入場料を払うことになる。各所で古城維持費80元の領収書を提示しなければならない。

両替はATMによる国際キャッシングか、日本か空港内の銀行など到着地で少額を両替し、レートの良い市内の銀行で必要な分を都度両替するのがお勧め。
現地のATMは故障やカードを受け付けないなどのトラブルも多いので、日本円・人民元問わず多少の現金を携行していった方がよい。
外国人が行くような店ではクレジットカードも通じる。
チップ文化は無い。


(Wikipedia提供)


ビザと治安

中国を代表する観光地であるが、治安は良い方でありあまりトラブル情報は報告されていない。
ただし、あくまで外国としては安全ということであり、身の回りには十分注意しよう。
現地ツアーや郊外へのタクシーはそれなりに値段も高く、ぼったくりなのか適正料金なのかなやむことがある。ゲストハウスなどに泊まっていれば相場を聞いておこう。

観光目的の場合、15日以内の滞在はビザ免除。16日以上の滞在では観光ビザの申請を。


市内交通

地下鉄、軽軌道といった交通機関はなく、もっぱらタクシーかバスが主役。

(タクシー)
タクシー料金は、上海北京などの大都市よりは安いが中級都市よりは高いといったところ。初乗りは3kmで7元。以降1kmごとに1.8元。プラス乗車ごとに燃油代1元・さらに夜間加算、停車中加算。郊外に行く場合には戻り空車補償がある。
実際には10元、15元といったキリのよい数字で交渉してくるドライバーが多い。おおむね5km以内で20元、10kmで30元程度。

香格里拉大通りには束河古鎮や白沙村行きの乗り合いタクシーもある。

(バス)
バスは郊外に行くにも便利で、束河古鎮や白沙村に向かう路線もある。運賃は1元と安い。

(レンタサイクル・バイク)
ゲストハウスなどで貸し出している。
いわゆるママチャリが24時間で30元程度、マウンテンバイクは高い。借りる際に300元程度の預かり金が必要。
古城内は自転車乗り入れ禁止なので、実際には束河古鎮や白沙村などの近郊に行くとき用。


ホテル


Zen Garden Hotel (Wuyi Yard) (トリップアドバイザー提供)

観光都市であり宿の選択肢は多い。ホテル代はおおむね安め。グランドハイアットのような外資系5つ星ホテルでも1.5万円程度。3つ星ホテルなら4千円程度。
古城内はタクシーの乗り入れができない。古城に宿をとる場合はなるべく大通りに近い場所が便利。

麗江でのおすすめは古い伝統家屋をリノベーションした宿。「○○客桟」というような名前が多い。リノベーションされたばかりの宿は雰囲気がよく、内部の設備もWiFiやホットシャワーなど最新(ただし料金もそれなりに高い)。リノベーションが不十分でドアなし共用トイレのただ古いだけという物件もあるので、中をのぞいてから決めよう。

ゲストハウスも多く、現役バックパッカーにも優しい価格。ドミトリーは数百円、個室でも千円前後。

一般に国慶節(10月1日)、春節(旧正月)の季節は混み合い価格も上昇する。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
路上の携帯会社のカウンター、家電量販店、売店、コンビニ等でSIMが購入できる。
中国の場合は特にプリペイドという概念がなく(全てがプリペイド)、SIMにチャージされた金額が月々引き落とされていく仕組み。残金が足りなければ使えなくなるだけというシンプルさ。
なお、LTEはTD-LTEという独自方式なのでSIMをそのまま挿しても使えないことが多い。現地でWiFiルーターを借りればLTEの恩恵を受け取れる。

大手の事業者はChina Unicom(中国聯通)、China Telecom(中国電信)、China Mobile(中国移動)。
China Unicomの3GはW-CDMA(ドコモやソフトバンク方式)、China TelecomはCDMA2000(au方式)。China Mobileの3GはTD-SCDMAという中国独自方式となっている。持ち込むスマートフォンの対応規格を確認しておくこと。
中国の場合は、アクティベートやリチャージの度にSMSでのやりとりがあり、中国語のメッセージを解釈する必要があるためSIMの利用はややハードルが高い。携帯会社のカウンターで設定してもらうことをおすすめする。ホテルやゲストハウスのスタッフに頼むという方法もある(要チップ)。

China Unicomの場合、通話可能なデータ通信500MのSIM(初期費用)が25.99ドル、月額62元。1ギガの場合SIMが27.99ドル、月額94元。180日有効の3ギガプリペイドSIMが47.99ドル(英語版ショッピングサイトは米建て価格表示)。

China Telecomの場合は、通話やショートメール、データ通信の組み合わせで価格が決まるプランなど様々。ifreeというブランドで展開しているLTEのSIMは月額5元で30M、プラス9.9元で500M追加可能。

China Mobileの場合は、容量500MのLTEプランが30元、1Gで50元など。キャンペーンも多いが、上述の通り中国独自形式なので注意。

以上は例示。中国の場合ひんぱんに価格が変わったり新プランが登場する。

中国国内からYouTubeやFacebook・TwitterなどのSNSに接続する場合には閲覧規制がかかる。GmailなどGoogleの各種サービスも制限されている。日本の携帯を海外パケット放題でそのまま使うか、近隣国(香港など)でSIMを買い国際ローミングすれば接続制限を回避できる。VPN(Virtual Private Network)で回避する方法もあるが、うまくいかないこともある。

また、雲南に長居するのでなければあまり大容量の高価なSIMを買うのも考えもの。省を超えるとローミング扱いになり、データ速度が遅くなったりするので要注意。使い切れる分を賢く選ぼう。

などなど…中国でのSIM入手や使いこなしは上記の通り結構面倒なので、携帯会社の海外定額を利用するか、日本からWiFiルーターを借りて行くのも手。日本でWiFiルーターを借りた場合は1日あたり600円と比較的安め。

(Wifi)
ツーリスト天国であり、もともと多くのカフェやレストランで無料WiFiが開放されていた。朝からラップトップやタブレットを抱えてダラつく白人ツーリストを多く見かける。
2014年からは公衆無線LANサービスが始まりさらに便利になった。

4. 世界あの街この街: 麗江


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第47回 麗江


麗江 (トリップアドバイザー提供)

中華人民共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

圧巻の密度をほこる瓦屋根のつらなり、入り組んだ石畳の路地と水路。昼は遠くに冠雪の山脈をのぞみ、夜は紅い提灯が怪しく灯る。
麗江は、まさに「絵に描いたように」美しい中国西部の古鎮。
旧市街(麗江古城)は少数民族ナシ族の生活をとどめるように保存されており、内外から多くの観光客が訪れる。街歩きからアウトドアまで楽しみ方は広い。近年人気の雲南料理も本場の味わい。

バスで麗江に向かった場合、南北に走る香格里拉(シャングリラ)大通り沿いの高速バスターミナルで降りることとなる。天気がよければ北の方に標高5596mの玉龍雪山が見える。あたりはビルも多い新市街で、古都の雰囲気はない。
ターミナルから南東、民主路を超えるといよいよ旧市街にたどりつく。
高快客運站--中国-から-束河
(画像:Google提供)

麗江古城は少数民族ナシ族のかつての都。中国の古い都跡にありがちな城壁がない。
石畳と木造の伝統家屋が保存されており、1997年には世界文化遺産に登録された。
かつては文字通りの古鎮であったが、観光客の増加と共にお土産屋やレストランだらけとなり、路上も混み合っている。少数民族の衣装を着ているのは漢民族という噂もちらほら…。
昔はよかった、かつての風情がなくなったとなげく観光客も少なくないが、テーマパークと割り切ればこれほど楽しい街もない。昼も夜も美しい光景、(少し高いが)おいしい料理、WiFiのあるカフェ、英語が通じるなど安心してうろつける。

Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

昼間、高い建物から街を眺めると、灰色の屋根瓦が拡がる麗江独特の光景をながめることができる。

Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

街の中心は四方街広場。狭い路地が多いので、迷ったらこの広場に戻ろう。
レストランやカフェ、お土産屋や演劇などいつもにぎやか。

Sifang Streets Square (トリップアドバイザー提供)

木府は麗江の街を統治した木氏の邸宅跡。四方街広場の南にある。
高い建物があまりない旧市街で、街を一望できる貴重なスポット。

Mufu Palace (トリップアドバイザー提供)

また、獅子山公園の五層建て「万古楼」も街を一望するのによい。

日が暮れはじめるとあちこちで赤い提灯がともり、夜市のような光景がひろがっていく。
川沿いのカフェやバーの灯りが水路に映え、夜の街歩きが楽しい。
四方街広場の周辺はバー・エリアとなっており、飲み屋やクラブの喧噪で大変にぎやか。


Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

束河古鎮はナシ族の古い村。麗江から北に4kmほどで、タクシーならすぐ。がんばれば徒歩でも行ける。古いガイドブックには”テーマパーク化した麗江古城と異なり昔日の風情を残している”などと書いてあったりするが、今やこちらもテーマパーク化が進んでいる(だがそれがいい!)。
実際には、麗江よりも静かで旅行者に便利な施設(安宿、カフェなど)も多く、過ごしやすい場所である。こちらに泊まるのもおすすめ。




Shuhe Ancient Town (トリップアドバイザー提供)

白沙村は麗江から北に12km。バスが便利(料金は片道たったの一元)。がんばればレンタサイクルでも行ける。
こちらは長年麗江を統治し、木府の主でもあった木氏の本拠地。入り口付近こそお土産屋やカフェが並ぶものの、麗江や束河には残っていない昔ながらのナシ族の暮らしがいきづいている。落ち着いた街の雰囲気、間近にせまる玉龍雪山などおとずれる価値は高い。


Lijiang Mural in Baisha Village (トリップアドバイザー提供)


玉龍雪山は麗江から北に40kmあまり、最高峰の扇子陡は標高5596m。
北半球で最も南に存在する氷河を擁する。
麗江古城からわずか15kmほどで玉龍雪山を含む広大な国立公園にたどりつく。
麗江のどこからでも見える玉龍雪山はナシ族の聖地であり、扇子陡はかつて一度しか登頂を許していない。雲南観光のハイライトでもある。

扇子陡の真下4506m地点までロープウェイでたどりつくことができるので、体力に自信がない人でも氷の岩山や雲海を間近に堪能できる(急に高度が上がるので高所対策はしておきたい)。ツアー代金もそれなりにするが、晴れた日の絶景はたとえようがない。
公園内にもいくつかの絶景ポイントがあり、白水河は雪解け水と大理石の白砂がつくりだす景観で知られる。CGですか?と思いたくなるようなひたすら青い水を湛える。


Yulong (Jade Dragon) Mountain (トリップアドバイザー提供)


White Water River (トリップアドバイザー提供)

トレッキングなら麗江から北に60kmほど、「虎跳峡」という美しい名前の渓谷がある。
谷底から頂上までの高低差が3790mという富士山がすっぽり入るほどの大渓谷だが、最もせまい部分は30mほどしかなく、両岸はまさにそびえ立つ崖。最寄りの街である橋頭もしくは大具を起点とする1泊2日のトレッキングがポピュラーだが、コースを選べば麗江から日帰りも可能。
800px-Yunnan_Terraces
(画像:Wikipedia)

麗江まで行ったならば、ぜひ足をのばしたいのが香格里拉。
麗江から香格里拉までのバスも豊富で、所要4時間ほど。途中で玉龍雪山や虎跳峡の絶景を眺められる人気ルートとなっている。
香格里拉はチベット族の影響が強いエリアで、理想郷の名にふさわしい雄大な自然が魅力となっている。

Meili Snow Mountain (トリップアドバイザー提供)


Napa Hai Nature Reserve (トリップアドバイザー提供)

  • 海外現地オプショナルツアーなら【Alan1.net / VELTRA】


Shuhe Food Street (トリップアドバイザー提供)

東巴谷野山菌 (トリップアドバイザー提供)

麗江の地元の味覚は日本でも徐々に知られつつある雲南料理。
四川料理とならんで辛い味付けで知られる。四川が山椒のしびれる風味を重視するのに対し、雲南は唐辛子メインで、辛さと酸味の効いたくせになる味つけが多い。
雲南で有名な料理は細いビーフンをつかった鍋料理の過橋米線(グオチャオミーシェン)や汽鍋という鶏の骨がボロボロになるまで煮込んだスープがあるが、それらは漢民族の料理。ナシ族の料理は米をまぜた腸詰や豚の干物などヘビーなものからさっぱりした緑豆の麺まで幅広い。

ぜひ体験したいのは特産のキノコをたっぷりと使った火鍋。ポルチーニやマツタケなどの高級キノコや日本では見られない珍しいキノコがたっぷり入った鍋は健康によいとのことで中国人にも人気がある

ストリートフードであり主食でもあるのはババと呼ばれる揚げパンのようなもの。小麦生地を油で揚げ、釜の内壁で焼く。中に肉やネギを挟んだものはボリュームたっぷり。

実は麗江で目立つのは西洋風のカフェやバー。
特産の大理チーズ(乳餅)やハム、キノコを使ったピザは評価が高く、ワイン、雲南コーヒー、雲南省産のビールなどピザに合う飲みものもそろっている。
西欧人観光客にまじってピザをつまみながら山並みを見ているとどこの国かわからなくなるほど。

Bad Monkey (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
雲南省までの行き方は多様。ルートがありすぎて迷ってしまう。

LCCの香港エクスプレスを利用して香港から昆明に入り、そこから麗江を目指すのが最安となる可能性が高い。キャンペーン併用ならおどろくほど安く行ける。
また、エアアジアも昆明便がある。バンコクまたはクアラルンプール便で、バンコクの場合は所要1時間半と近い。
LCCの価格状況によっては中国東方、中国国際、中国南方といった中華系の方が安いことも。広州、重慶、昆明などを経由して麗江に向かう。
余裕があれば成都までANAの直行便で向かい、そこから麗江を目指すという手もある。

関西空港の場合、かなり中国中西部行きの便が充実している。中国東方の昆明便の他、春秋航空の重慶便や蘭州便、中国南方の貴陽便など。春秋が安くとれればかなりお得に旅ができる。

何とかして昆明や重慶までたどり着けば麗江まではあと少し。昆明から麗江までは空路で所要わずか45分、往復で3万円程度。

(陸路)
昆明から麗江まで鉄道やバスで向かうのもポピュラー。特に、昆明から大理に寄って麗江に向かうルートは鉄板。

鉄道の場合昆明から所要10時間程度。夜行便は寝ている間に麗江まで着くので便利。料金は片道軟臥(寝台)が200元程度。鉄道が到着するのは麗江東駅。市街まではおよそ5km。タクシーなら20元程度。

昆明から麗江に向かう便はバスの方が多く、一日8~10便程度ある。所要は8~10時間で、鉄道とは異なり昼間に昆明を出る便が多い。料金は150元~300元程度。

大理からのバスは所要4時間程度、一日20便以上ある。料金は50~80元程度。

麗江のバスセンターから古城まではタクシーで5~10分程度。

(パッケージツアー)
麗江はバックパッカーも多いものの、少数民族や世界遺産といったどちらかというと年輩の方々へのアピールが強い。そのためパッケージツアーは高めの設定となっている。7泊8日程度の比較的余裕がある日程が主流で、費用は麗江と大理をめぐる場合13~15万円、北の香格里拉や南のタイ族自治州・シーサンパンナといったあたりを周遊する豪華ツアーなら30万近くになる。

(空港)
麗江の空港は麗江三義空港(LJG)。市街の南方およそ30kmに位置する。
標高2400mの高地にあり、滑走路も3000mが一本のみの小規模空港。欠航が多いとされる。
空港の周囲は山脈が連なり、いやがおうにも旅気分をかきたてられる。
国内線メインであるが、台北、シンガポールからの国際線も就航している。

市街地までの足はリムジンバスが便利。
所要時間は40~45分程度。運賃は20元。
朝6時半から22時まで30分に一度、市内のホテル藍天賓館と空港を結んでいる。

タクシーの場合はおおよそ120元が相場。バスで市街についてもそこから結局タクシーを使うことになるので、人数や荷物によってはこちらの方が得かもしれない。




tabinoteメンバーも愛用!空港滞在時間が長くなりがちな節約旅行でこそ、ラウンジのありがたさが身にしみます。海外旅行には必携の「プライオリティ・パス」
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地理と気候

雲南省は中国の最西南部、ベトナムやラオスといった東南アジアと国境を接しており、それらの国の民族も広く暮らしている。

麗江は雲南省の北西部、山ぶかい雲南省の谷あいに位置し、平均標高およそ2400m。
モンスーン気候に属し5月終わり頃~9月いっぱいは雨季、10月後半~5月はじめが乾期となる。中国中西部というと四川や重慶のねっとりした暑さが思い出されるが、麗江は年間通じて気温の変化は少なく全般に過ごしやすい。夏でも25度未満、冬も氷点下になることはほとんどない。とはいえ高所のため秋~冬は朝晩冷え込む。

ベストシーズンはやはり乾季。雲が少なく遠くに玉龍雪山をのぞむ絶景が味わえる。
春は高山植物、秋は紅葉でにぎわう。
トレッキングに行く場合は高山病の予備知識をもっておきたい。特に乾季は酸素が薄くなる。季節にかかわらず紫外線も強いのでサングラスや日焼け止め、羽織るものを用意するのがベター。

10月1日の国慶節や2月の春節にあたる時期は避けた方が無難。
ホテルや観光地も非常に混み合う。

麗江広域
(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は中国語(普通話)。
西欧からのツーリストが多い。レストラン、カフェ、安宿やホテルなど旅行者が行くような場所には英語がわかる人がいることが多い。

タクシーは中国語オンリーと考えてよい。中国語(簡体字表記)の地図か、筆談ができるようにペンと紙をもっていればOK。日本の漢字と現地の漢字は異なるため地名が日本語表記の地図は通じない場合も。

通貨は人民元(RMB)。1人民元=20.4円(15年6月時点)。概ね1人民元=20円と見ておけば良い。14年夏前まではおおむね1人民元=15円であったが、かなり値上がりしている。

観光地であり、外食や郊外ツアー(トレッキングなど)は高め。カフェでのちょっとした食事で50元を超えてしまうこともある。ローカルレストランならやや出費を抑えられるかも。一方でホテルや市内タクシーはそれほど高くない。
麗江古城地区は世界遺産の維持費などという名目で80元の入場料(7日間有効)が必要。なお、それとは別に束河古鎮で50元(同)、玉龍雪山で105元(当日有効)220元(2日有効)、虎跳峡でも別途入場料を払うことになる。各所で古城維持費80元の領収書を提示しなければならない。

両替はATMによる国際キャッシングか、日本か空港内の銀行など到着地で少額を両替し、レートの良い市内の銀行で必要な分を都度両替するのがお勧め。
現地のATMは故障やカードを受け付けないなどのトラブルも多いので、日本円・人民元問わず多少の現金を携行していった方がよい。
外国人が行くような店ではクレジットカードも通じる。
チップ文化は無い。


(Wikipedia提供)


ビザと治安

中国を代表する観光地であるが、治安は良い方でありあまりトラブル情報は報告されていない。
ただし、あくまで外国としては安全ということであり、身の回りには十分注意しよう。
現地ツアーや郊外へのタクシーはそれなりに値段も高く、ぼったくりなのか適正料金なのかなやむことがある。ゲストハウスなどに泊まっていれば相場を聞いておこう。

観光目的の場合、15日以内の滞在はビザ免除。16日以上の滞在では観光ビザの申請を。


市内交通

地下鉄、軽軌道といった交通機関はなく、もっぱらタクシーかバスが主役。

(タクシー)
タクシー料金は、上海北京などの大都市よりは安いが中級都市よりは高いといったところ。初乗りは3kmで7元。以降1kmごとに1.8元。プラス乗車ごとに燃油代1元・さらに夜間加算、停車中加算。郊外に行く場合には戻り空車補償がある。
実際には10元、15元といったキリのよい数字で交渉してくるドライバーが多い。おおむね5km以内で20元、10kmで30元程度。

香格里拉大通りには束河古鎮や白沙村行きの乗り合いタクシーもある。

(バス)
バスは郊外に行くにも便利で、束河古鎮や白沙村に向かう路線もある。運賃は1元と安い。

(レンタサイクル・バイク)
ゲストハウスなどで貸し出している。
いわゆるママチャリが24時間で30元程度、マウンテンバイクは高い。借りる際に300元程度の預かり金が必要。
古城内は自転車乗り入れ禁止なので、実際には束河古鎮や白沙村などの近郊に行くとき用。


ホテル


Zen Garden Hotel (Wuyi Yard) (トリップアドバイザー提供)

観光都市であり宿の選択肢は多い。ホテル代はおおむね安め。グランドハイアットのような外資系5つ星ホテルでも1.5万円程度。3つ星ホテルなら4千円程度。
古城内はタクシーの乗り入れができない。古城に宿をとる場合はなるべく大通りに近い場所が便利。

麗江でのおすすめは古い伝統家屋をリノベーションした宿。「○○客桟」というような名前が多い。リノベーションされたばかりの宿は雰囲気がよく、内部の設備もWiFiやホットシャワーなど最新(ただし料金もそれなりに高い)。リノベーションが不十分でドアなし共用トイレのただ古いだけという物件もあるので、中をのぞいてから決めよう。

ゲストハウスも多く、現役バックパッカーにも優しい価格。ドミトリーは数百円、個室でも千円前後。

一般に国慶節(10月1日)、春節(旧正月)の季節は混み合い価格も上昇する。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
路上の携帯会社のカウンター、家電量販店、売店、コンビニ等でSIMが購入できる。
中国の場合は特にプリペイドという概念がなく(全てがプリペイド)、SIMにチャージされた金額が月々引き落とされていく仕組み。残金が足りなければ使えなくなるだけというシンプルさ。
なお、LTEはTD-LTEという独自方式なのでSIMをそのまま挿しても使えないことが多い。現地でWiFiルーターを借りればLTEの恩恵を受け取れる。

大手の事業者はChina Unicom(中国聯通)、China Telecom(中国電信)、China Mobile(中国移動)。
China Unicomの3GはW-CDMA(ドコモやソフトバンク方式)、China TelecomはCDMA2000(au方式)。China Mobileの3GはTD-SCDMAという中国独自方式となっている。持ち込むスマートフォンの対応規格を確認しておくこと。
中国の場合は、アクティベートやリチャージの度にSMSでのやりとりがあり、中国語のメッセージを解釈する必要があるためSIMの利用はややハードルが高い。携帯会社のカウンターで設定してもらうことをおすすめする。ホテルやゲストハウスのスタッフに頼むという方法もある(要チップ)。

China Unicomの場合、通話可能なデータ通信500MのSIM(初期費用)が25.99ドル、月額62元。1ギガの場合SIMが27.99ドル、月額94元。180日有効の3ギガプリペイドSIMが47.99ドル(英語版ショッピングサイトは米建て価格表示)。

China Telecomの場合は、通話やショートメール、データ通信の組み合わせで価格が決まるプランなど様々。ifreeというブランドで展開しているLTEのSIMは月額5元で30M、プラス9.9元で500M追加可能。

China Mobileの場合は、容量500MのLTEプランが30元、1Gで50元など。キャンペーンも多いが、上述の通り中国独自形式なので注意。

以上は例示。中国の場合ひんぱんに価格が変わったり新プランが登場する。

中国国内からYouTubeやFacebook・TwitterなどのSNSに接続する場合には閲覧規制がかかる。GmailなどGoogleの各種サービスも制限されている。日本の携帯を海外パケット放題でそのまま使うか、近隣国(香港など)でSIMを買い国際ローミングすれば接続制限を回避できる。VPN(Virtual Private Network)で回避する方法もあるが、うまくいかないこともある。

また、雲南に長居するのでなければあまり大容量の高価なSIMを買うのも考えもの。省を超えるとローミング扱いになり、データ速度が遅くなったりするので要注意。使い切れる分を賢く選ぼう。

などなど…中国でのSIM入手や使いこなしは上記の通り結構面倒なので、携帯会社の海外定額を利用するか、日本からWiFiルーターを借りて行くのも手。日本でWiFiルーターを借りた場合は1日あたり600円と比較的安め。

(Wifi)
ツーリスト天国であり、もともと多くのカフェやレストランで無料WiFiが開放されていた。朝からラップトップやタブレットを抱えてダラつく白人ツーリストを多く見かける。
2014年からは公衆無線LANサービスが始まりさらに便利になった。