4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第七回 シンガポール

マーライオン公園(マーライオン) (トリップアドバイザー提供)
マーライオン公園(マーライオン)の写真

シンガポール共和国・国旗

【画像:Wikipedia提供】

見どころと特徴

アジアを代表する大都市でありながら意外にすぐ自然にふれあえる懐の広さが魅力。ホテルステイやショッピングなど都会の快適さも、ハイキングやサファリなどの冒険も容易。空港乗り換えの短時間滞在でも、現地ワンデイツアーを利用すれば手軽な観光が出来る。世界の食が集まるグルメも評価が高い。ホテル代は高騰傾向。

シンガポール一の繁華街はオーチャード通り。高級ショッピングセンターやレストランが3kmにも渡り立ち並ぶ。オーチャード通りの南側、シンガポール川沿いにはクラーク・キーとロバートソン・キーをはじめとした巨大施設が熱気を放つ。

オーチャード通りの写真
オーチャード通り (トリップアドバイザー提供)

のんびり街歩きなら、マリーナ・ベイからエスニックタウンを巡るのがお勧め。シンガポールの代名詞、マーライオンもマリーナ・ベイに位置する。周辺は高層ビルやラッフルズホテル、博物館が立ち並ぶヨーロッパ風のモダンな街並み。川沿いのウォーターフロント添いにマリナー・ベイ・サンズや高層観覧車のシンガポール・フライヤーをはじめとした名物建物群が立ち並ぶ。

シンガポールの写真
シンガポール (トリップアドバイザー提供)

マリーナ・ベイから南方に徒歩で行ける距離にはチャイナタウンがあり、シンガポール名物のホーカーズ(屋台料理)や、雑貨、台所用品店などが軒を並べる。クラブ・ストリートはバーが立ち並ぶナイトタウン。

チャイナタウンの写真
チャイナタウン (トリップアドバイザー提供)

一方マリーナ・ベイの北部はお香と水タバコが香るアラブ・ストリート。巨大マーケットのブギス・ストリートもここ。更に北に進むとリトルインディアがあり、こちらはスパイスの香り漂う。この辺りは一種の安宿街となっており、旅行者が過ごしやすい。こちらもホーカーズ巡りが楽しい。

Arab Streetの写真
Arab Street (トリップアドバイザー提供)

東部のカトンは、マレーと中国・ヨーロッパ文化が溶け合ったプラナカン文化の息づくエリア。名物のニョニャ料理も体験したい。

Baba Innの写真
Baba Inn (トリップアドバイザー提供)

南部のセントーサ島はユニバーサル・スタジオやカジノをはじめとする巨大アミューズメント施設が豊富。

シンガポールは自然が手軽に味わえるのも魅力。
北部のシンガポール動物園は自然保護区内に位置し、折や柵を廃した自然そのものの野生動物の姿を見ることができる。ナイトサファリは必見。
他にもジャングルツアーやトレッキングなど、熱帯の自然を体験できる機会は多い。ジュロンには世界有数の広大なバードパークがある。
オーチャード通りの北端には52ヘクタールの広さ(東京ドーム11個分)にもなる植物園がある他、近未来的な植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイも一見の価値あり。

シンガポール動物園の写真
シンガポール動物園 (トリップアドバイザー提供)

シンガポール植物園の写真
シンガポール植物園 (トリップアドバイザー提供)

シンガポールから近隣国への移動も容易。
マレーシアとは鉄道やバスで結ばれており、国境を越えるとイスラム圏の空気を味わえる。
ビンダン島、バダムといったインドネシア領の離島へはわずか1時間足らずで、ダイビングやマングローブ林のツアーなども楽しめる。

日本からの行き方

(空路)
日本からは羽田、成田、関空の他、中部国際空港、広島、福岡まどから瓶がある。
羽田の場合はエアアジアのクアラルンプール経由が安く、3万円程度。羽田深夜発で翌朝10時に到着するのも利便性が高い。
次いでJAL、ANA、シンガポール航空の直行便が6~8万円程度。往復共に深夜発など効率良い時間の便があり、搭乗時間も短いため滞在時間を有効に使うなら選択肢に挙がってくる。
この他、中華系やキャセイ等のアジア系もあるが、費用・時間共にエアアジアの方が有利な場合が多い。

成田の場合はスクートの台北乗り換えが4万円程度、直行便が4.5万円程度。JALとデルタの直行便が6~7万円程度。

関空の場合はエアアジアとJetstarが就航している。クアラルンプール経由のエアアジアが3万円程度、直行のJetstarが5万円程度といずれも安いのでLCCがお得。

中部国際・広島・福岡は中国東方が上海や青島経由で4.5万円程度から。福岡からはシンガポール航空の直行便もあるが高い。

(陸路)
マレーシアから入国の場合はマレーシア国境のジョハール・バルで出国審査。
2020年完成予定の高速鉄道が完成すれば、クアラルンプール下車→陸路90分でシンガポールに到着する。現在でもマレー鉄道や国際長距離バスを利用することができる。

(パッケージツアー)
シーズンにもよるが、1泊3日の羽田発日系直行便・エコノミーホテル利用のフリープランがサーチャージ込みで6万円程度から。お土産屋ルートを廻る2名携行ツアーなら燃油込み3泊5日が4万円程度で見つかる場合も。

(空港)
シンガポール・チャンギ国際空港は東南アジア有数のハブ空港で、各種空港ランキングの常連となっている。
空港内の施設も充実しており、レストランやショップ、シアターやスパなどトランジットが長くても退屈しない。ショップは市内の店舗と比較した価格保証がされており、お土産もほとんどここで用が足りるほど。
トランジットホテルやトランジット客向けのシンガポール市内無料ツアーも評価が高い。

空港のターミナル2、3はMRTステーションと直結しており、シティ・ホール駅まで30分、2シンガポールドル。
タクシーの場合は15~20分、深夜でも35シンガポールドル程度。

地理と気候

日本との時差はマイナス1時間。
赤道直下に位置する。一年を通じて暑く、年平均気温は28度前後。最低気温でも年間通して20度以上、最高気温は30度を超える。
10月から3月が雨季、4月から9月が乾季だが、乾季でも南西モンスーンの影響でスコールは頻繁。
建物内は冷房が強く、日差しも強烈なので羽織る衣類と帽子・日傘などの対策は必至。


【画像:Google提供】

言語と通貨

公用語は英語、マレー語、中国語(普通話)、タミル語の4種類。学校教育では英語が義務化されており、ほとんど英語が通じると考えて良い。また、中国系が75%という人口構成から中国語も英語に次いで使われている。

通貨はシンガポール・ドル(SGD)。1シンガポールドル=79.3円(13年6月時点)。概ね1SGD=80円と見ておけば良い。
また、シンガポールでは交換比率1:1のブルネイ・ドルが流通している。日本での再両替は難しいので使い切るようにしたい。

物価は全般に高い。特に、ホテルやレストランは税金やサービス料が乗ることもあり、東京かそれ以上の水準。ただし、ホーカーでの食事なら一食数百円と安く済む。
また、税率の高さからお酒はかなり割高で、度数が高いほど高額になる。

交通費は若干安い。タクシーは初乗り3~4シンガポールドル。地下鉄初乗り2シンガポールドル程度。

両替はATMによる国際キャッシングか、空港内の銀行など到着地で少額を両替し、レートの良い市内で必要な分を都度両替するのがお勧め。
どのガイドブックにも載っているレートの良い両替スポットは、
・オーチャード通りのラッキープラザの地下1階
・リトルインディアのムスタファセンター
・シティ・ホール駅近くのペニンシュラ・プラザ
・チャイナタウンにあるピープルズパークの1階
などだが、数万円の両替ならばそれほどの差は無い。
そもそもクレジットカードも通じる場合が多く、数日の滞在であればあまり多くの現金は必要無い。

チップ文化は無いが、ホテルのポーターはチップを要求してくることが負い。レストランやホテルはサービスチャージが料金に乗っている。

シンガポールドル(画像:地球の歩き方)

ブルネイドル(画像:地球の歩き方)

ビザと治安

治安の良さは東南アジアでも随一であるが、あくまで外国としてはの部類であり、スリや置き引きなどには注意する必要がある。
また、空港でのぼったくりタクシーや、日本語で親しげに話しかけてくる相手には注意。

ビザは不要とされているが、長期滞在・商用の場合は大使館に問い合わせを。マレーシア経由の場合はマレーシアのビザ情報も参照(基本的にマレーシアも観光はノービザでOK)。

市内交通

(タクシー)
街中を普通に流しのタクシーが走っており、メーター制かつ英語が通じるので利用しやすい。料金は初乗り3シンガポールドル程度と格安だが、深夜やピークアワーチャージ等様々な追加料金があり、ルートや時間によっては高くなることもあるので気を付けたい。
支払いは現金かクレジットカード、ただしカードの場合は手数料が追加される。

(地下鉄/鉄道)
MRT(Mass Rapid Transit)と呼ばれる地下鉄が4路線、LRT(Light Rapid Transit)と呼ばれる高架線が3路線、このほかセントーサ島とをつなぐセントーサ・エクスプレスがある。
切符はICカード化されており、プリペイド式のカード(Ez Link Card)も広く使われている。また、旅行者向けにはツーリストパスもあり、3日間で20シンガポールドル+10ドルのデポジット。

マレー鉄道がマレー半島を縦断し、シンガポールとタイのバンコクを結んでいる。チケットは日本からもカードで購入できる。

セントーサ エクスプレスの写真
セントーサ エクスプレス (トリップアドバイザー提供)

(バス)
市内をバスが縦横無尽に網羅している。ほとんどのバスがエアコン付で清潔。英語表記でわかりやすい。バスはバス亭で手を上げてとめる。
ez-linkで乗った場合には乗り降り両方でセンサーにタッチすること。

ホテルとシーズン

土地が限られており、常に展示会やイベントが催されるシンガポールは慢性的なホテル不足。料金も概して高い。
5つ星クラスで最低2万5千円程度、いわゆるバジェットホテルやYMCAでも1万円程度になることも。
むしろ、シンガポールはホテルステイも目的のうちと割り切って、予算をぜいたくに割り振るのも手。
乾期を挟む3月から10月あたりが、雨も少なく観光シーズンとなる。

安宿が無いわけではなく、リトルインディアやチャイナタウンにバックパッカー向けのドミトリーも存在している。個人部屋の間借りサービスAirBnbを利用するのも良いかも。

ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
旅行者でも問題無くプリペイドSIMを購入することができる。
通信事業者はSingTel、StarHub、M1の3社。

営業時間内であれば、到着したチャンギ国際空港の各社カウンターで購入できる。
7.2Mbps・5日間で18シンガポールドル(StarHub)、7日間1Gで7シンガポールドル(SingTel)など料金形態は日数、データ量、速度などによって多様。

(Wifi)
無料の公共無線LAN(Wireless@SG)が開放されており、公共施設、ショッピングセンター、カフェチェーンなどで使うことができる。Wireless@SGの接続アカウントはチャンギ国際空港のインフォメーションカウンターで入手できる。

4. 世界あの街この街:#7シンガポール


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第七回 シンガポール

マーライオン公園(マーライオン) (トリップアドバイザー提供)
マーライオン公園(マーライオン)の写真

シンガポール共和国・国旗

【画像:Wikipedia提供】

見どころと特徴

アジアを代表する大都市でありながら意外にすぐ自然にふれあえる懐の広さが魅力。ホテルステイやショッピングなど都会の快適さも、ハイキングやサファリなどの冒険も容易。空港乗り換えの短時間滞在でも、現地ワンデイツアーを利用すれば手軽な観光が出来る。世界の食が集まるグルメも評価が高い。ホテル代は高騰傾向。

シンガポール一の繁華街はオーチャード通り。高級ショッピングセンターやレストランが3kmにも渡り立ち並ぶ。オーチャード通りの南側、シンガポール川沿いにはクラーク・キーとロバートソン・キーをはじめとした巨大施設が熱気を放つ。

オーチャード通りの写真
オーチャード通り (トリップアドバイザー提供)

のんびり街歩きなら、マリーナ・ベイからエスニックタウンを巡るのがお勧め。シンガポールの代名詞、マーライオンもマリーナ・ベイに位置する。周辺は高層ビルやラッフルズホテル、博物館が立ち並ぶヨーロッパ風のモダンな街並み。川沿いのウォーターフロント添いにマリナー・ベイ・サンズや高層観覧車のシンガポール・フライヤーをはじめとした名物建物群が立ち並ぶ。

シンガポールの写真
シンガポール (トリップアドバイザー提供)

マリーナ・ベイから南方に徒歩で行ける距離にはチャイナタウンがあり、シンガポール名物のホーカーズ(屋台料理)や、雑貨、台所用品店などが軒を並べる。クラブ・ストリートはバーが立ち並ぶナイトタウン。

チャイナタウンの写真
チャイナタウン (トリップアドバイザー提供)

一方マリーナ・ベイの北部はお香と水タバコが香るアラブ・ストリート。巨大マーケットのブギス・ストリートもここ。更に北に進むとリトルインディアがあり、こちらはスパイスの香り漂う。この辺りは一種の安宿街となっており、旅行者が過ごしやすい。こちらもホーカーズ巡りが楽しい。

Arab Streetの写真
Arab Street (トリップアドバイザー提供)

東部のカトンは、マレーと中国・ヨーロッパ文化が溶け合ったプラナカン文化の息づくエリア。名物のニョニャ料理も体験したい。

Baba Innの写真
Baba Inn (トリップアドバイザー提供)

南部のセントーサ島はユニバーサル・スタジオやカジノをはじめとする巨大アミューズメント施設が豊富。

シンガポールは自然が手軽に味わえるのも魅力。
北部のシンガポール動物園は自然保護区内に位置し、折や柵を廃した自然そのものの野生動物の姿を見ることができる。ナイトサファリは必見。
他にもジャングルツアーやトレッキングなど、熱帯の自然を体験できる機会は多い。ジュロンには世界有数の広大なバードパークがある。
オーチャード通りの北端には52ヘクタールの広さ(東京ドーム11個分)にもなる植物園がある他、近未来的な植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイも一見の価値あり。

シンガポール動物園の写真
シンガポール動物園 (トリップアドバイザー提供)

シンガポール植物園の写真
シンガポール植物園 (トリップアドバイザー提供)

シンガポールから近隣国への移動も容易。
マレーシアとは鉄道やバスで結ばれており、国境を越えるとイスラム圏の空気を味わえる。
ビンダン島、バダムといったインドネシア領の離島へはわずか1時間足らずで、ダイビングやマングローブ林のツアーなども楽しめる。

日本からの行き方

(空路)
日本からは羽田、成田、関空の他、中部国際空港、広島、福岡まどから瓶がある。
羽田の場合はエアアジアのクアラルンプール経由が安く、3万円程度。羽田深夜発で翌朝10時に到着するのも利便性が高い。
次いでJAL、ANA、シンガポール航空の直行便が6~8万円程度。往復共に深夜発など効率良い時間の便があり、搭乗時間も短いため滞在時間を有効に使うなら選択肢に挙がってくる。
この他、中華系やキャセイ等のアジア系もあるが、費用・時間共にエアアジアの方が有利な場合が多い。

成田の場合はスクートの台北乗り換えが4万円程度、直行便が4.5万円程度。JALとデルタの直行便が6~7万円程度。

関空の場合はエアアジアとJetstarが就航している。クアラルンプール経由のエアアジアが3万円程度、直行のJetstarが5万円程度といずれも安いのでLCCがお得。

中部国際・広島・福岡は中国東方が上海や青島経由で4.5万円程度から。福岡からはシンガポール航空の直行便もあるが高い。

(陸路)
マレーシアから入国の場合はマレーシア国境のジョハール・バルで出国審査。
2020年完成予定の高速鉄道が完成すれば、クアラルンプール下車→陸路90分でシンガポールに到着する。現在でもマレー鉄道や国際長距離バスを利用することができる。

(パッケージツアー)
シーズンにもよるが、1泊3日の羽田発日系直行便・エコノミーホテル利用のフリープランがサーチャージ込みで6万円程度から。お土産屋ルートを廻る2名携行ツアーなら燃油込み3泊5日が4万円程度で見つかる場合も。

(空港)
シンガポール・チャンギ国際空港は東南アジア有数のハブ空港で、各種空港ランキングの常連となっている。
空港内の施設も充実しており、レストランやショップ、シアターやスパなどトランジットが長くても退屈しない。ショップは市内の店舗と比較した価格保証がされており、お土産もほとんどここで用が足りるほど。
トランジットホテルやトランジット客向けのシンガポール市内無料ツアーも評価が高い。

空港のターミナル2、3はMRTステーションと直結しており、シティ・ホール駅まで30分、2シンガポールドル。
タクシーの場合は15~20分、深夜でも35シンガポールドル程度。

地理と気候

日本との時差はマイナス1時間。
赤道直下に位置する。一年を通じて暑く、年平均気温は28度前後。最低気温でも年間通して20度以上、最高気温は30度を超える。
10月から3月が雨季、4月から9月が乾季だが、乾季でも南西モンスーンの影響でスコールは頻繁。
建物内は冷房が強く、日差しも強烈なので羽織る衣類と帽子・日傘などの対策は必至。


【画像:Google提供】

言語と通貨

公用語は英語、マレー語、中国語(普通話)、タミル語の4種類。学校教育では英語が義務化されており、ほとんど英語が通じると考えて良い。また、中国系が75%という人口構成から中国語も英語に次いで使われている。

通貨はシンガポール・ドル(SGD)。1シンガポールドル=79.3円(13年6月時点)。概ね1SGD=80円と見ておけば良い。
また、シンガポールでは交換比率1:1のブルネイ・ドルが流通している。日本での再両替は難しいので使い切るようにしたい。

物価は全般に高い。特に、ホテルやレストランは税金やサービス料が乗ることもあり、東京かそれ以上の水準。ただし、ホーカーでの食事なら一食数百円と安く済む。
また、税率の高さからお酒はかなり割高で、度数が高いほど高額になる。

交通費は若干安い。タクシーは初乗り3~4シンガポールドル。地下鉄初乗り2シンガポールドル程度。

両替はATMによる国際キャッシングか、空港内の銀行など到着地で少額を両替し、レートの良い市内で必要な分を都度両替するのがお勧め。
どのガイドブックにも載っているレートの良い両替スポットは、
・オーチャード通りのラッキープラザの地下1階
・リトルインディアのムスタファセンター
・シティ・ホール駅近くのペニンシュラ・プラザ
・チャイナタウンにあるピープルズパークの1階
などだが、数万円の両替ならばそれほどの差は無い。
そもそもクレジットカードも通じる場合が多く、数日の滞在であればあまり多くの現金は必要無い。

チップ文化は無いが、ホテルのポーターはチップを要求してくることが負い。レストランやホテルはサービスチャージが料金に乗っている。

シンガポールドル(画像:地球の歩き方)

ブルネイドル(画像:地球の歩き方)

ビザと治安

治安の良さは東南アジアでも随一であるが、あくまで外国としてはの部類であり、スリや置き引きなどには注意する必要がある。
また、空港でのぼったくりタクシーや、日本語で親しげに話しかけてくる相手には注意。

ビザは不要とされているが、長期滞在・商用の場合は大使館に問い合わせを。マレーシア経由の場合はマレーシアのビザ情報も参照(基本的にマレーシアも観光はノービザでOK)。

市内交通

(タクシー)
街中を普通に流しのタクシーが走っており、メーター制かつ英語が通じるので利用しやすい。料金は初乗り3シンガポールドル程度と格安だが、深夜やピークアワーチャージ等様々な追加料金があり、ルートや時間によっては高くなることもあるので気を付けたい。
支払いは現金かクレジットカード、ただしカードの場合は手数料が追加される。

(地下鉄/鉄道)
MRT(Mass Rapid Transit)と呼ばれる地下鉄が4路線、LRT(Light Rapid Transit)と呼ばれる高架線が3路線、このほかセントーサ島とをつなぐセントーサ・エクスプレスがある。
切符はICカード化されており、プリペイド式のカード(Ez Link Card)も広く使われている。また、旅行者向けにはツーリストパスもあり、3日間で20シンガポールドル+10ドルのデポジット。

マレー鉄道がマレー半島を縦断し、シンガポールとタイのバンコクを結んでいる。チケットは日本からもカードで購入できる。

セントーサ エクスプレスの写真
セントーサ エクスプレス (トリップアドバイザー提供)

(バス)
市内をバスが縦横無尽に網羅している。ほとんどのバスがエアコン付で清潔。英語表記でわかりやすい。バスはバス亭で手を上げてとめる。
ez-linkで乗った場合には乗り降り両方でセンサーにタッチすること。

ホテルとシーズン

土地が限られており、常に展示会やイベントが催されるシンガポールは慢性的なホテル不足。料金も概して高い。
5つ星クラスで最低2万5千円程度、いわゆるバジェットホテルやYMCAでも1万円程度になることも。
むしろ、シンガポールはホテルステイも目的のうちと割り切って、予算をぜいたくに割り振るのも手。
乾期を挟む3月から10月あたりが、雨も少なく観光シーズンとなる。

安宿が無いわけではなく、リトルインディアやチャイナタウンにバックパッカー向けのドミトリーも存在している。個人部屋の間借りサービスAirBnbを利用するのも良いかも。

ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
旅行者でも問題無くプリペイドSIMを購入することができる。
通信事業者はSingTel、StarHub、M1の3社。

営業時間内であれば、到着したチャンギ国際空港の各社カウンターで購入できる。
7.2Mbps・5日間で18シンガポールドル(StarHub)、7日間1Gで7シンガポールドル(SingTel)など料金形態は日数、データ量、速度などによって多様。

(Wifi)
無料の公共無線LAN(Wireless@SG)が開放されており、公共施設、ショッピングセンター、カフェチェーンなどで使うことができる。Wireless@SGの接続アカウントはチャンギ国際空港のインフォメーションカウンターで入手できる。