4. 世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第一回 香港

香港夜景(leeyiutung – (c)Fotolia)
View of Victoria harbor from the peak at Hong Kong

香港国旗(中華人民共和国香港特別行政区旗)(画像:Wikipedia提供)

見どころと特徴

世界有数の観光都市であり金融センター。無数の高層ビルと混沌とした街並み、露店とバザール、カフェや雑貨、香港はひたすら街歩きが楽しい街。

香港のランドマーク、星光大道のブルースリー(李小龍)像(画像:tabinote)

ブランドショッピング、ミシュランの星付きレストランから地元の屋台フード、郊外の海鮮料理まで、グルメの好奇心も思う存分満たされる。街がまるごと見所だが、中でもビクトリア・ハーバーやヴィクトリアピークに代表される「100万ドルの夜景」が名高い。

快適にブランドショッピングやグルメを楽しむなら、百貨店「そごう」やタイムズスクエアがランドマークになっている香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)や、中環(セントラル)。中環近くのSOHOや蘭桂坊(ランカイフォン)は香港随一のナイトスポット。タイムズスクエア近辺はローカル市場も点在しており、風情満点。
二階建て軌条バス、トラムで移動するのもいいが、歩いてもそれほど時間はかからない。

(画像:tabinote)
SDIM1184

九龍側なら尖沙咀(チムサチョイ)を起点に巨大ショッピングモール、海港城を目指して歩いて行くと良い。

(画像:tabinote)
DSCN0179

のんびり街歩きは、やはり九龍側の尖沙咀や露天の女人街で名高い旺角(ウォンコッ)、電子ガジェットもあふれるディープな下町深水埗(サムスイポー)、九龍城など。
香港島なら英国植民地時代のクラシカルな建物が残る中環、キッチュな雑貨が並ぶ摩羅上街(キャット・ストリート)で有名な上環、楽しいアートセンターやモダンな店舗が建ち並ぶ湾仔(ワンチャイ)など。

(画像:tabinote)
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(画像:tabinote)
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(画像:tabinote)

街歩きに疲れたらカフェで一服。カフェは雑居ビルの2階にあるようなことも多く、目立たないが個性的なお店が多い。もちろんファーストフード、ローカル食堂や飲茶など一休みスポットには事欠かない。

(画像:tabinote)
SDIM1231[1]

日が暮れたら天気がいい日はビクトリアピークからの夜景を堪能したい。フェリーから見る両岸の夜景も味わい深い。

(画像:tabinote)
DSCN0184

ひなびた街並みは九龍側、香港島の郊外がお勧め。地下鉄やバスで、香港島の南端、赤柱(チェチュウ)や九龍郊外の新界まで気軽に行くことが出来る。

意外なことに郊外の海沿いや離島は南国らしい自然にも恵まれ、ビーチやトレッキングも人気がある。香港島南端の海洋公園は一大レジャーランドになっている他、フェリーでランタオ島、長洲島、ラマ島などの離島に渡るのも面白い。

日本から近い香港は弾丸ツアーにも最適。キャセイパシフィックがお勧め旅程を紹介している。

ディズニーランドは空港からわずか20分。

日本からの行き方

(空路)
日系、中華系、アジア系など多くの航空会社が日々直行便を運航しており選択肢は豊富。
東京(羽田/成田)から香港国際空港まで、直行便なら往路が5時間~5時間30分、復路は4時間程度。関西国際空港の場合往路4時間半、復路3時間半程度。
東京からはJAL、ANA、キャセイパシフィックの他、香港航空、ユナイテッド航空、デルタ航空が就航。関空からはANA、キャセイパシフィック、エアインディア、ピーチ・アビエーション。福岡からはドラゴン航空が直行便を運行。
中華系が最もリーズナブルで、時期にもよるが概ねサーチャージ含め3万円程度でチケットが購入できる。大韓航空やフラッグキャリアのキャセイパシフィックも5万円程度。日系の場合6万程度。
関空が利用できればピーチ・アビエーションが狙い目で、片道8800円~と最安。キャンペーン併用で驚くほど安く行けることも。
直行便以外なら、キャセイ便の台湾経由、中華系の上海経由などがある。

(パッケージツアー)

パッケージツアーの場合は3泊4日、サーチャージ込みで3万円を切ることも。

(空港)
香港国際空港は世界の空港ランキングでも上位に位置し、設備は最新かつ機能的。市内へは地下鉄で1時間程度。

(陸路から)
香港までのチケットが取れない・予算に合わないなどの場合には中国から入る方法がある。

深センや広州から鉄道で1~2時間程度で香港の紅ハム駅に到着。深センからは長距離バスも運行している。他には陸路の費用や中国での宿泊費を入れても、場合によっては安く済むことも。

地理と気候

大陸に接する九龍半島側と、香港島・ランタオ島などからなる諸島に別れており、総面積は東京23区の約2倍程度。夏でも最高30度、冬でも最低15度程度と一年を通して過ごしやすい気候。ただし5月中旬から8月末頃まではモンスーンの季節で雨が多く、しばしば台風に襲われる。

(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は英語および普通話(中国語)であるが、広東語が広く使われている。
タクシー、露店、郊外などでは英語が通じないことも。
通貨は香港ドル。1香港ドル=12.6円(13年6月時点)。
物価はピンキリであるが、一般にアジア圏の中では高めで、特にホテルは日本以上の水準に感じることも。交通費は安い。

(画像:Sinobanknote提供)

ビザと治安

治安は全般に安全とされている。
観光目的の場合3ヵ月間以内の滞在はビザ免除。3ヶ月以上、外国籍もしくは就業などの場合は要問い合わせ。

市内交通

(タクシー)
最も手軽な手段。タクシー(的士、TAXI)は初乗り2kmまで20香港ドル、以降200メートル毎に1.5ドル加算。メーター制でボッタクリもほとんど無く安心して利用できる。トランクの利用や半島-香港島を越えるトンネルには別途通行料が必要。現金支払いが基本。

詳しくは以下の香港交通局サイトを参照。

(地下鉄)
香港の東西南北を結ぶ重要手段。都度切符を買うこともできるが、香港版電子マネーのオクトパスカード(八達通)が便利。
ツーリストデイパスなら1日乗り放題で55香港ドル。

(トラム)
香港の代名詞で、香港に行ったならぜひ体験しておきたい。スピードは遅いが街をじっくりと見るには最高。どこまで乗っても2.3ドルで、オクトパスカードも使える。

二階建て路面電車(画像:tabinote)
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他に、バスや中国とを結ぶ鉄道、フェリーも利用できる。

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ホテルとシーズン

一泊数百米ドルのラグジュアリーホテルからゲストハウスまで、選択肢は幅広いものの、香港は慢性的なホテル不足で一般に相場は高い。高級ホテルは日本の同ブランドよりも安いことが多いが、5千円~1万円程度の手頃なホテルはあまり多くないか、あっても日本の同価格のホテルより広さや快適さで劣ることも。日本人が安心して泊まれる清潔でネット環境も整ったホテル(だいたい)というと一泊1万円程度を見ておいた方が良い。一泊1.5万円程度からが高級ホテル、8千円~1万程度が中級、3~6千円程度が格安ホテルで、それ以下はドミトリーや中国系向けのホテル。

5月中旬から8月末の雨季は比較的安いが、最近は7月頃も混み合う。中国の正月(春節)の2月、展示会の多い3~4月や10~11月、年末年始も混み合う。気候的には9月下旬~12月くらいがベスト。

ペニンシュラホテル(画像:tabinote)
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いっそのこと中国側の深センや広州で宿泊するのもお勧め。また、離島の宿はぐっと相場が低くなることも。

広州の街歩き(画像:tabinote)
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広州の魚市場(画像:tabinote)
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ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
香港では外国人も問題無くプリペイド携帯やプリペイドSIMを買うことが出来る。3(Hutchison/three.com)やChina Mobileが代表的キャリア。もしSIM解除した携帯を持っていれば、空港でSIMを買って店員に設定してもらうのが簡単。

(Wifi)
公共施設や観光地では、香港政府直営の公衆無線LAN、GovWiFiが利用できる。時間無制限で無料。
メトロの駅や空港でも無料Wifiが利用できる。

他に、ホテル、ショッピングセンター、スターバックスなどのチェーン店やカフェでWifiを提供しており、ほぼ無料となっている。

4. 世界あの街この街:#1香港


4. 世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第一回 香港

香港夜景(leeyiutung – (c)Fotolia)
View of Victoria harbor from the peak at Hong Kong

香港国旗(中華人民共和国香港特別行政区旗)(画像:Wikipedia提供)

見どころと特徴

世界有数の観光都市であり金融センター。無数の高層ビルと混沌とした街並み、露店とバザール、カフェや雑貨、香港はひたすら街歩きが楽しい街。

香港のランドマーク、星光大道のブルースリー(李小龍)像(画像:tabinote)

ブランドショッピング、ミシュランの星付きレストランから地元の屋台フード、郊外の海鮮料理まで、グルメの好奇心も思う存分満たされる。街がまるごと見所だが、中でもビクトリア・ハーバーやヴィクトリアピークに代表される「100万ドルの夜景」が名高い。

快適にブランドショッピングやグルメを楽しむなら、百貨店「そごう」やタイムズスクエアがランドマークになっている香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)や、中環(セントラル)。中環近くのSOHOや蘭桂坊(ランカイフォン)は香港随一のナイトスポット。タイムズスクエア近辺はローカル市場も点在しており、風情満点。
二階建て軌条バス、トラムで移動するのもいいが、歩いてもそれほど時間はかからない。

(画像:tabinote)
SDIM1184

九龍側なら尖沙咀(チムサチョイ)を起点に巨大ショッピングモール、海港城を目指して歩いて行くと良い。

(画像:tabinote)
DSCN0179

のんびり街歩きは、やはり九龍側の尖沙咀や露天の女人街で名高い旺角(ウォンコッ)、電子ガジェットもあふれるディープな下町深水埗(サムスイポー)、九龍城など。
香港島なら英国植民地時代のクラシカルな建物が残る中環、キッチュな雑貨が並ぶ摩羅上街(キャット・ストリート)で有名な上環、楽しいアートセンターやモダンな店舗が建ち並ぶ湾仔(ワンチャイ)など。

(画像:tabinote)
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(画像:tabinote)
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(画像:tabinote)

街歩きに疲れたらカフェで一服。カフェは雑居ビルの2階にあるようなことも多く、目立たないが個性的なお店が多い。もちろんファーストフード、ローカル食堂や飲茶など一休みスポットには事欠かない。

(画像:tabinote)
SDIM1231[1]

日が暮れたら天気がいい日はビクトリアピークからの夜景を堪能したい。フェリーから見る両岸の夜景も味わい深い。

(画像:tabinote)
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ひなびた街並みは九龍側、香港島の郊外がお勧め。地下鉄やバスで、香港島の南端、赤柱(チェチュウ)や九龍郊外の新界まで気軽に行くことが出来る。

意外なことに郊外の海沿いや離島は南国らしい自然にも恵まれ、ビーチやトレッキングも人気がある。香港島南端の海洋公園は一大レジャーランドになっている他、フェリーでランタオ島、長洲島、ラマ島などの離島に渡るのも面白い。

日本から近い香港は弾丸ツアーにも最適。キャセイパシフィックがお勧め旅程を紹介している。

ディズニーランドは空港からわずか20分。

日本からの行き方

(空路)
日系、中華系、アジア系など多くの航空会社が日々直行便を運航しており選択肢は豊富。
東京(羽田/成田)から香港国際空港まで、直行便なら往路が5時間~5時間30分、復路は4時間程度。関西国際空港の場合往路4時間半、復路3時間半程度。
東京からはJAL、ANA、キャセイパシフィックの他、香港航空、ユナイテッド航空、デルタ航空が就航。関空からはANA、キャセイパシフィック、エアインディア、ピーチ・アビエーション。福岡からはドラゴン航空が直行便を運行。
中華系が最もリーズナブルで、時期にもよるが概ねサーチャージ含め3万円程度でチケットが購入できる。大韓航空やフラッグキャリアのキャセイパシフィックも5万円程度。日系の場合6万程度。
関空が利用できればピーチ・アビエーションが狙い目で、片道8800円~と最安。キャンペーン併用で驚くほど安く行けることも。
直行便以外なら、キャセイ便の台湾経由、中華系の上海経由などがある。

(パッケージツアー)

パッケージツアーの場合は3泊4日、サーチャージ込みで3万円を切ることも。

(空港)
香港国際空港は世界の空港ランキングでも上位に位置し、設備は最新かつ機能的。市内へは地下鉄で1時間程度。

(陸路から)
香港までのチケットが取れない・予算に合わないなどの場合には中国から入る方法がある。

深センや広州から鉄道で1~2時間程度で香港の紅ハム駅に到着。深センからは長距離バスも運行している。他には陸路の費用や中国での宿泊費を入れても、場合によっては安く済むことも。

地理と気候

大陸に接する九龍半島側と、香港島・ランタオ島などからなる諸島に別れており、総面積は東京23区の約2倍程度。夏でも最高30度、冬でも最低15度程度と一年を通して過ごしやすい気候。ただし5月中旬から8月末頃まではモンスーンの季節で雨が多く、しばしば台風に襲われる。

(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は英語および普通話(中国語)であるが、広東語が広く使われている。
タクシー、露店、郊外などでは英語が通じないことも。
通貨は香港ドル。1香港ドル=12.6円(13年6月時点)。
物価はピンキリであるが、一般にアジア圏の中では高めで、特にホテルは日本以上の水準に感じることも。交通費は安い。

(画像:Sinobanknote提供)

ビザと治安

治安は全般に安全とされている。
観光目的の場合3ヵ月間以内の滞在はビザ免除。3ヶ月以上、外国籍もしくは就業などの場合は要問い合わせ。

市内交通

(タクシー)
最も手軽な手段。タクシー(的士、TAXI)は初乗り2kmまで20香港ドル、以降200メートル毎に1.5ドル加算。メーター制でボッタクリもほとんど無く安心して利用できる。トランクの利用や半島-香港島を越えるトンネルには別途通行料が必要。現金支払いが基本。

詳しくは以下の香港交通局サイトを参照。

(地下鉄)
香港の東西南北を結ぶ重要手段。都度切符を買うこともできるが、香港版電子マネーのオクトパスカード(八達通)が便利。
ツーリストデイパスなら1日乗り放題で55香港ドル。

(トラム)
香港の代名詞で、香港に行ったならぜひ体験しておきたい。スピードは遅いが街をじっくりと見るには最高。どこまで乗っても2.3ドルで、オクトパスカードも使える。

二階建て路面電車(画像:tabinote)
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他に、バスや中国とを結ぶ鉄道、フェリーも利用できる。

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ホテルとシーズン

一泊数百米ドルのラグジュアリーホテルからゲストハウスまで、選択肢は幅広いものの、香港は慢性的なホテル不足で一般に相場は高い。高級ホテルは日本の同ブランドよりも安いことが多いが、5千円~1万円程度の手頃なホテルはあまり多くないか、あっても日本の同価格のホテルより広さや快適さで劣ることも。日本人が安心して泊まれる清潔でネット環境も整ったホテル(だいたい)というと一泊1万円程度を見ておいた方が良い。一泊1.5万円程度からが高級ホテル、8千円~1万程度が中級、3~6千円程度が格安ホテルで、それ以下はドミトリーや中国系向けのホテル。

5月中旬から8月末の雨季は比較的安いが、最近は7月頃も混み合う。中国の正月(春節)の2月、展示会の多い3~4月や10~11月、年末年始も混み合う。気候的には9月下旬~12月くらいがベスト。

ペニンシュラホテル(画像:tabinote)
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いっそのこと中国側の深センや広州で宿泊するのもお勧め。また、離島の宿はぐっと相場が低くなることも。

広州の街歩き(画像:tabinote)
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広州の魚市場(画像:tabinote)
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ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
香港では外国人も問題無くプリペイド携帯やプリペイドSIMを買うことが出来る。3(Hutchison/three.com)やChina Mobileが代表的キャリア。もしSIM解除した携帯を持っていれば、空港でSIMを買って店員に設定してもらうのが簡単。

(Wifi)
公共施設や観光地では、香港政府直営の公衆無線LAN、GovWiFiが利用できる。時間無制限で無料。
メトロの駅や空港でも無料Wifiが利用できる。

他に、ホテル、ショッピングセンター、スターバックスなどのチェーン店やカフェでWifiを提供しており、ほぼ無料となっている。