4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第二回 バンコク

Wat Arun in Bangkok at night
バンコク夜景(leungchopan – (c)Fotolia)


タイ国旗(画像:Wikipedia提供)

見どころと特徴

世界有数の観光都市で、アジア各地のターミナル的存在。寺院・史跡・王宮などの歴史的建造物の他、露店から巨大モールまで楽しめるショッピング、街歩き、スパやマッサージ、ナイトライフなど見所はつきない。物価も安く貧乏旅行から高級ホテルでのリゾートまで楽しみ方も幅広い。グルメの街としても評価が高い。

高層ビルが乱立する大都市だが、郊外にはひなびた風景も広がる。高級ホテルのタイ料理店から屋台の食べ歩きまで、食の楽しみも大きい。寺院、アユタヤの世界遺産、水上マーケット、タイマッサージ、ムエタイ、ナイトライフ…、旅行者を惹きつける魅力にあふれている。週末弾丸ツアーもゆっくり沈没も思いのままの、懐広い街。

典型的な観光地といえば、王宮ワット・プラケオ、寝釈迦仏のワット・ポー、ムエタイのルンピニー・スタジアム、ルンピニー公園とシーロム通り、タイのシルク王ジム・トンプソンの家など。

ジムトンプソンの家の写真
ジムトンプソンの家 (トリップアドバイザー提供)

ショッピングなら、露天が立ち並ぶプラトゥナーム市場やスクムウィット通り、シーロム通り、サイアムスクエアなど。
巨大ショッピングセンターのマーブンクロンセンター(MBK;BTSナショナルスタジアム直結)や、50万平方メートル(越谷イオンレイクタウンの倍以上)という途方も無い大きさのサヤーム・パヤゴンも見逃せない。
週末だけのチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットは15,000ものショップが連なり何でもそろう。

サイアム パラゴンの写真
サイアム パラゴン (トリップアドバイザー提供)

ワット・ポーからチャオプラヤー河沿いに北に向かうとプラ・チャーンの屋台街、バックパッカーの聖地カオサン通り、市場や渡し船が点在するエリア。東に歩くとチャイナタウンやインド人街を経て、商業施設立ち並ぶサイアムスクエアやシーロム方面に出ることができる。

もちろん、無理して繁華街や観光地を歩く必要は無い。
見所は非常に多いが、何もせずただぼんやりするだけでも楽しめるのがバンコクの魅力。
のんびり街歩きをしながらビールを片手に屋台を巡るのが最大の楽しみという人も多い。

夕方を過ぎると屋台の準備がはじまる。

いろいろな場所に現れる野外食堂
いろいろな場所に現れる野外食堂(画像:tabinote)

屋台の料理
屋台の料理(画像:tabinote)

麺類、ご飯類、揚げ物、デザートなど様々な料理を屋台で楽しむことができる。都市圏では英語メニューがあるところも多い。ない場合も身振り手振りでOK。ビールなどの持ち込みも可能だ。

郊外なら線路沿いギリギリに店を出すことで有名なメークロン市場、水上マーケットのアムパワー、伝統的な素焼きと色とりどりのお菓子が並ぶクレット島など。

メークロン線の線路上市場の写真
メークロン線の線路上市場 (トリップアドバイザー提供)

現地ツアーでは上述のような市街地巡りや寺院巡り、フェリーでの日帰り旅行の他、世界遺産アユタヤへの日帰りツアーも可能。

アユタヤの写真
アユタヤ (トリップアドバイザー提供)

日本からの行き方

(空路)
日系、タイ系、米系、中華系、アジア系など多くの選択肢がある。
直行便で成田起点の場合、タイ国際航空、デルタ航空がサーチャージ込みで5万円台後半程度。ユナイテッド、JAL、ANAは7万円程度。
タイ国際、JAL、ANAは羽田発も利用でき、深夜出発で現地に早朝到着するなど時間が有効活用できる。タイ国際が7万円台、日系は8万円程度。

他に、千歳空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港から直行便が利用できる。関西および中部はタイ国際が5万円台後半、JALが7万円程度。福岡はタイ国際が6万円台。
なお、タイでは年々北海道への旅行が盛り上がっており、バンコク-千歳線はタイ人で満席ということもあるそう。

週末旅行など時間に限りがある場合には、往路に深夜便が利用できる日系およびタイ系がお勧め。

乗り継ぎの場合、台北や北京、香港での乗り継ぎ便が一般的。中華航空、中国東方航空などが最安値となり、サーチャージ込み4万円台から。アジア系の選択肢も多い。

LCCの場合はエアアジアでクアラルンプール乗り換え、到着はドン・ムアン空港となる。残念ながらキャンペーンでもない限り料金はあまり安くない。中華系が4万円台なのに対し概ね6万円程度となることが多い。
エアアジアXが就航という噂もあるが、現時点では未確定。

パッケージツアーも競争が激しく意外にお得な場合もある。3泊4日のフリープラン(直行便、航空会社指定なし、現地エコノミーホテル)が燃油込みで4万円台から。

東京(羽田/成田)からタイのスワンナプーム国際空港まで、直行便なら6時間程度。

(空港)
バンコクの空港は2006年開港のスワンナプーム国際空港とそれまでの窓口であったドン・ムアン空港の2箇所。スワンナプームは敷地面積が成田空港の3倍に達する巨大空港で、最新の設備を誇るものの、巨大すぎるターミナルで迷う人も。

スワンナプーム国際空港から市内へはタクシーで30分~1時間程度、エアポートレイル(Airport Rail Link)で20分程度、空港バス(Airport Express)で1時間程度。空港で客待ちをしているタクシーは、有料道路の通行料をふっかけたりメーターを細工している場合もあるので注意。概ね市街地まで手数料込みで300バーツ程度(空港乗り入れ料50バーツが別途必要)。有料道路は距離にもよるが70バーツ程度。概ね400~500バーツ程度となる。
エアポートレイルは空港ビル地下1階が駅となっており、パヤー・タイ駅でBTS(高架式鉄道)に接続している。マッカサン駅からはバンコク地下鉄のペッチャブリー駅まで徒歩5分。料金は片道150バーツ(現在プロモーション中で往復150バーツ、紙のチケット)。空港バスはターミナルビル1階でチケット購入、150バーツ。

006
スワンナプーム国際空港(画像:tabinote)

ドン・ムアン空港からはバンコク市内行きの空港バスが手軽。エアコンバスで運賃一律30バーツ。
タクシーの場合300バーツ程度、これに空港乗り入れ料50バーツと高速料金70バーツで400バーツ強といったところ。

スワンナプームとドン・ムアンの間には無料シャトルバスが運行されている。

(パッケージツアー)
パッケージツアーの場合は3泊4日、サーチャージ込みで4.5万程度から。
HISが良く目玉価格を設定しており、それを利用できればお得に行ける。

(陸路から)
ラオス、カンボジア、マレーシアなど。
国際鉄道、バスなどがあるが、現地の旅行代理店を通すのが無難。鉄道もバスもスケジュールには余裕を持っておいた方が良い。
ラオスは首都ビエンチャンとタイ北部ノンカイとの間に鉄道が開通している。カンボジアはバンコクからタイ国境の街アランヤプラテートまで鉄道を利用。マレーシアへはバンコクからマレーシアのペナンまで国際急行が開通している。ここで乗り換えればクアラルンプール、シンガポールも陸路で行ける。日程に余裕があれば、エアアジアでクアラルンプールに行った後陸路でバンコクを目指すのも面白い。
タイ国鉄には20日間有効の外国人向け乗り放題パス(Visit Thailand Rail Pass)がある。料金は1500バーツ~。
ただし陸路の場合はビザ免除日数が15日となる

地理と気候

タイは熱帯に属し、年間を通じて暑い。快適なのは10月半ば~2月半ばの乾期で、湿度は低く朝晩はさわやかで涼しい。続いて2月後半~5月半ばまでは暑期となり、湿度・気温共に上昇。5月半ばを過ぎると雨期に突入し、熱帯特有の激しい雨がふる。道が泥流になることもあるので、履き物に注意。
バンコク市内のホテルやショッピングモールなどはエアコンが強いことも多い。


(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語はタイ語。看板を読んだりぼったくりを防止するためにも、数字くらいは覚えていけると便利。
タイ数字 (Thailingual)

ホテル、中級以上のレストランや観光地の施設では英語が通じる。タクシーは英語が通じないことも。
通貨はバーツ。1タイバーツ=3.2円(13年7月時点)。
物価は大都市圏の割に全般に安め。


(画像:Wikipedia提供)

ビザと治安

治安は全般に安全とされているが、日本人向けのスリ、詐欺などが横行している。
2008年には反タクシン派の「市民民主化同盟」(PAD、「黄シャツ」)による空港占拠、2009年にはタクシン元首相支持派の「反独裁民主戦線」(UDD、「赤シャツ」)によるデモが起こっている。
観光目的の場合、30日以内の滞在はビザ免除(空路の出国航空券が必要)、陸路は15日以内。30日以上の滞在、外国籍もしくは就業などの場合は要問い合わせ。

市内交通

(タクシー)
料金も安く慣れれば最も便利。交渉制のタクシーもあるが、現在は屋根に「METER」と表記したメータタクシーが主流となっている。黄色×緑のツートンカラーは個人タクシーで、赤やピンク、緑など一色で塗られているのがタクシー会社のもの。初乗り2kmまで35バーツ、以降440メートルごとに2バーツ追加、渋滞時もメーターが廻る。
地図を読めない、英語が苦手などのドライバーも居るので、できればタイ語表記・併記の地図かGoogleマップがあると良い。駅、ホテル、観光地などで外国人を待ち構えているタクシーの中にはぼったくりなど悪質なタクシーも居るので注意。


(Asia Web Direct提供)

詳しくは以下バンコクナビを参照。

(地下鉄)
バンコクは渋滞が激しい。地下鉄やBTS(高架式鉄道)などの公共交通機関は安上がりで時間も読みやすい。

地下鉄は初乗り15バーツ、ワンデイパスが120バーツ。シーロム駅やすくむウィット駅でBTS(高架式鉄道)に接続している。ペッチャブリー駅からエアポートレイル(Airport Rail Link)のマッカサン駅まで徒歩5分。

BTS(高架式鉄道)
バンコクの名物。シーロム線とスクムウィット線の2路線。ワンデイパスが120バーツ。

バンコク スカイトレイン (BTS)の写真
バンコク スカイトレイン (BTS) (トリップアドバイザー提供)

市内の一般的な足はバス。他に、3輪タクシーのトゥクトゥク(交渉制)や水上バス(ワンデイパスが150バーツ)、運河ボートも名物。

ホテルとシーズン

安ホテルが600~800バーツ、中級ホテルが2000バーツ、高級ホテルが4000バーツ以上といったところ。
中級ホテルでもエアコン、バスタブ、Wifi完備の清潔な宿に泊まることができる。
ホテル予約サイトを通すよりは、ホテル直接もしくはバンコク市内の旅行代理店を通す方が安いことも。

ドミトリーなどの安宿は個室で200バーツ程度。1階に旅行会社が入っていることも多く、現地ツアーの手配なども手軽に頼める。

快適なのは10月半ば~2月半ばの乾期。

ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
バンコクでは概ね3G通信が使える。
3G通信可能なプリペイドSIMは複数の会社から出ており、空港やマーブンクロン(MBK;BTSナショナルスタジアム直結の巨大ショッピングモール)でなどで買うことが出来る。DTAC Happy Tourist SIM、Truemove iSIMなどが代表的。
設定は店員にしてもらうのが無難。

Truemove社のプリペイドSIM。設定はすべて店員がやってくれる。コンビニでの追加入金も容易だ。
True Move SIM
(画像:tabinote)

(Wifi)
バスターミナル、駅、公共施設、観光地では公衆無線LAN、Free Public WiFi(リンク先はバンコクナビ)が利用できる。1IDにつき有効期限は6ヶ月、1回2時間。
メトロの駅や空港でも無料Wifiが利用できる。名前、パスポート番号(リストからPassport Numberを選択)、住所(宿泊先名)、メールアドレスを記入。電話番号は不要。

他に、ホテル、ショッピングセンター、レストラン、カフェなど多くの場所でWifiを提供しており、ほぼ無料となっている。

4. 世界あの街この街:#2バンコク


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第二回 バンコク

Wat Arun in Bangkok at night
バンコク夜景(leungchopan – (c)Fotolia)


タイ国旗(画像:Wikipedia提供)

見どころと特徴

世界有数の観光都市で、アジア各地のターミナル的存在。寺院・史跡・王宮などの歴史的建造物の他、露店から巨大モールまで楽しめるショッピング、街歩き、スパやマッサージ、ナイトライフなど見所はつきない。物価も安く貧乏旅行から高級ホテルでのリゾートまで楽しみ方も幅広い。グルメの街としても評価が高い。

高層ビルが乱立する大都市だが、郊外にはひなびた風景も広がる。高級ホテルのタイ料理店から屋台の食べ歩きまで、食の楽しみも大きい。寺院、アユタヤの世界遺産、水上マーケット、タイマッサージ、ムエタイ、ナイトライフ…、旅行者を惹きつける魅力にあふれている。週末弾丸ツアーもゆっくり沈没も思いのままの、懐広い街。

典型的な観光地といえば、王宮ワット・プラケオ、寝釈迦仏のワット・ポー、ムエタイのルンピニー・スタジアム、ルンピニー公園とシーロム通り、タイのシルク王ジム・トンプソンの家など。

ジムトンプソンの家の写真
ジムトンプソンの家 (トリップアドバイザー提供)

ショッピングなら、露天が立ち並ぶプラトゥナーム市場やスクムウィット通り、シーロム通り、サイアムスクエアなど。
巨大ショッピングセンターのマーブンクロンセンター(MBK;BTSナショナルスタジアム直結)や、50万平方メートル(越谷イオンレイクタウンの倍以上)という途方も無い大きさのサヤーム・パヤゴンも見逃せない。
週末だけのチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットは15,000ものショップが連なり何でもそろう。

サイアム パラゴンの写真
サイアム パラゴン (トリップアドバイザー提供)

ワット・ポーからチャオプラヤー河沿いに北に向かうとプラ・チャーンの屋台街、バックパッカーの聖地カオサン通り、市場や渡し船が点在するエリア。東に歩くとチャイナタウンやインド人街を経て、商業施設立ち並ぶサイアムスクエアやシーロム方面に出ることができる。

もちろん、無理して繁華街や観光地を歩く必要は無い。
見所は非常に多いが、何もせずただぼんやりするだけでも楽しめるのがバンコクの魅力。
のんびり街歩きをしながらビールを片手に屋台を巡るのが最大の楽しみという人も多い。

夕方を過ぎると屋台の準備がはじまる。

いろいろな場所に現れる野外食堂
いろいろな場所に現れる野外食堂(画像:tabinote)

屋台の料理
屋台の料理(画像:tabinote)

麺類、ご飯類、揚げ物、デザートなど様々な料理を屋台で楽しむことができる。都市圏では英語メニューがあるところも多い。ない場合も身振り手振りでOK。ビールなどの持ち込みも可能だ。

郊外なら線路沿いギリギリに店を出すことで有名なメークロン市場、水上マーケットのアムパワー、伝統的な素焼きと色とりどりのお菓子が並ぶクレット島など。

メークロン線の線路上市場の写真
メークロン線の線路上市場 (トリップアドバイザー提供)

現地ツアーでは上述のような市街地巡りや寺院巡り、フェリーでの日帰り旅行の他、世界遺産アユタヤへの日帰りツアーも可能。

アユタヤの写真
アユタヤ (トリップアドバイザー提供)

日本からの行き方

(空路)
日系、タイ系、米系、中華系、アジア系など多くの選択肢がある。
直行便で成田起点の場合、タイ国際航空、デルタ航空がサーチャージ込みで5万円台後半程度。ユナイテッド、JAL、ANAは7万円程度。
タイ国際、JAL、ANAは羽田発も利用でき、深夜出発で現地に早朝到着するなど時間が有効活用できる。タイ国際が7万円台、日系は8万円程度。

他に、千歳空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港から直行便が利用できる。関西および中部はタイ国際が5万円台後半、JALが7万円程度。福岡はタイ国際が6万円台。
なお、タイでは年々北海道への旅行が盛り上がっており、バンコク-千歳線はタイ人で満席ということもあるそう。

週末旅行など時間に限りがある場合には、往路に深夜便が利用できる日系およびタイ系がお勧め。

乗り継ぎの場合、台北や北京、香港での乗り継ぎ便が一般的。中華航空、中国東方航空などが最安値となり、サーチャージ込み4万円台から。アジア系の選択肢も多い。

LCCの場合はエアアジアでクアラルンプール乗り換え、到着はドン・ムアン空港となる。残念ながらキャンペーンでもない限り料金はあまり安くない。中華系が4万円台なのに対し概ね6万円程度となることが多い。
エアアジアXが就航という噂もあるが、現時点では未確定。

パッケージツアーも競争が激しく意外にお得な場合もある。3泊4日のフリープラン(直行便、航空会社指定なし、現地エコノミーホテル)が燃油込みで4万円台から。

東京(羽田/成田)からタイのスワンナプーム国際空港まで、直行便なら6時間程度。

(空港)
バンコクの空港は2006年開港のスワンナプーム国際空港とそれまでの窓口であったドン・ムアン空港の2箇所。スワンナプームは敷地面積が成田空港の3倍に達する巨大空港で、最新の設備を誇るものの、巨大すぎるターミナルで迷う人も。

スワンナプーム国際空港から市内へはタクシーで30分~1時間程度、エアポートレイル(Airport Rail Link)で20分程度、空港バス(Airport Express)で1時間程度。空港で客待ちをしているタクシーは、有料道路の通行料をふっかけたりメーターを細工している場合もあるので注意。概ね市街地まで手数料込みで300バーツ程度(空港乗り入れ料50バーツが別途必要)。有料道路は距離にもよるが70バーツ程度。概ね400~500バーツ程度となる。
エアポートレイルは空港ビル地下1階が駅となっており、パヤー・タイ駅でBTS(高架式鉄道)に接続している。マッカサン駅からはバンコク地下鉄のペッチャブリー駅まで徒歩5分。料金は片道150バーツ(現在プロモーション中で往復150バーツ、紙のチケット)。空港バスはターミナルビル1階でチケット購入、150バーツ。

006
スワンナプーム国際空港(画像:tabinote)

ドン・ムアン空港からはバンコク市内行きの空港バスが手軽。エアコンバスで運賃一律30バーツ。
タクシーの場合300バーツ程度、これに空港乗り入れ料50バーツと高速料金70バーツで400バーツ強といったところ。

スワンナプームとドン・ムアンの間には無料シャトルバスが運行されている。

(パッケージツアー)
パッケージツアーの場合は3泊4日、サーチャージ込みで4.5万程度から。
HISが良く目玉価格を設定しており、それを利用できればお得に行ける。

(陸路から)
ラオス、カンボジア、マレーシアなど。
国際鉄道、バスなどがあるが、現地の旅行代理店を通すのが無難。鉄道もバスもスケジュールには余裕を持っておいた方が良い。
ラオスは首都ビエンチャンとタイ北部ノンカイとの間に鉄道が開通している。カンボジアはバンコクからタイ国境の街アランヤプラテートまで鉄道を利用。マレーシアへはバンコクからマレーシアのペナンまで国際急行が開通している。ここで乗り換えればクアラルンプール、シンガポールも陸路で行ける。日程に余裕があれば、エアアジアでクアラルンプールに行った後陸路でバンコクを目指すのも面白い。
タイ国鉄には20日間有効の外国人向け乗り放題パス(Visit Thailand Rail Pass)がある。料金は1500バーツ~。
ただし陸路の場合はビザ免除日数が15日となる

地理と気候

タイは熱帯に属し、年間を通じて暑い。快適なのは10月半ば~2月半ばの乾期で、湿度は低く朝晩はさわやかで涼しい。続いて2月後半~5月半ばまでは暑期となり、湿度・気温共に上昇。5月半ばを過ぎると雨期に突入し、熱帯特有の激しい雨がふる。道が泥流になることもあるので、履き物に注意。
バンコク市内のホテルやショッピングモールなどはエアコンが強いことも多い。


(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語はタイ語。看板を読んだりぼったくりを防止するためにも、数字くらいは覚えていけると便利。
タイ数字 (Thailingual)

ホテル、中級以上のレストランや観光地の施設では英語が通じる。タクシーは英語が通じないことも。
通貨はバーツ。1タイバーツ=3.2円(13年7月時点)。
物価は大都市圏の割に全般に安め。


(画像:Wikipedia提供)

ビザと治安

治安は全般に安全とされているが、日本人向けのスリ、詐欺などが横行している。
2008年には反タクシン派の「市民民主化同盟」(PAD、「黄シャツ」)による空港占拠、2009年にはタクシン元首相支持派の「反独裁民主戦線」(UDD、「赤シャツ」)によるデモが起こっている。
観光目的の場合、30日以内の滞在はビザ免除(空路の出国航空券が必要)、陸路は15日以内。30日以上の滞在、外国籍もしくは就業などの場合は要問い合わせ。

市内交通

(タクシー)
料金も安く慣れれば最も便利。交渉制のタクシーもあるが、現在は屋根に「METER」と表記したメータタクシーが主流となっている。黄色×緑のツートンカラーは個人タクシーで、赤やピンク、緑など一色で塗られているのがタクシー会社のもの。初乗り2kmまで35バーツ、以降440メートルごとに2バーツ追加、渋滞時もメーターが廻る。
地図を読めない、英語が苦手などのドライバーも居るので、できればタイ語表記・併記の地図かGoogleマップがあると良い。駅、ホテル、観光地などで外国人を待ち構えているタクシーの中にはぼったくりなど悪質なタクシーも居るので注意。


(Asia Web Direct提供)

詳しくは以下バンコクナビを参照。

(地下鉄)
バンコクは渋滞が激しい。地下鉄やBTS(高架式鉄道)などの公共交通機関は安上がりで時間も読みやすい。

地下鉄は初乗り15バーツ、ワンデイパスが120バーツ。シーロム駅やすくむウィット駅でBTS(高架式鉄道)に接続している。ペッチャブリー駅からエアポートレイル(Airport Rail Link)のマッカサン駅まで徒歩5分。

BTS(高架式鉄道)
バンコクの名物。シーロム線とスクムウィット線の2路線。ワンデイパスが120バーツ。

バンコク スカイトレイン (BTS)の写真
バンコク スカイトレイン (BTS) (トリップアドバイザー提供)

市内の一般的な足はバス。他に、3輪タクシーのトゥクトゥク(交渉制)や水上バス(ワンデイパスが150バーツ)、運河ボートも名物。

ホテルとシーズン

安ホテルが600~800バーツ、中級ホテルが2000バーツ、高級ホテルが4000バーツ以上といったところ。
中級ホテルでもエアコン、バスタブ、Wifi完備の清潔な宿に泊まることができる。
ホテル予約サイトを通すよりは、ホテル直接もしくはバンコク市内の旅行代理店を通す方が安いことも。

ドミトリーなどの安宿は個室で200バーツ程度。1階に旅行会社が入っていることも多く、現地ツアーの手配なども手軽に頼める。

快適なのは10月半ば~2月半ばの乾期。

ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
バンコクでは概ね3G通信が使える。
3G通信可能なプリペイドSIMは複数の会社から出ており、空港やマーブンクロン(MBK;BTSナショナルスタジアム直結の巨大ショッピングモール)でなどで買うことが出来る。DTAC Happy Tourist SIM、Truemove iSIMなどが代表的。
設定は店員にしてもらうのが無難。

Truemove社のプリペイドSIM。設定はすべて店員がやってくれる。コンビニでの追加入金も容易だ。
True Move SIM
(画像:tabinote)

(Wifi)
バスターミナル、駅、公共施設、観光地では公衆無線LAN、Free Public WiFi(リンク先はバンコクナビ)が利用できる。1IDにつき有効期限は6ヶ月、1回2時間。
メトロの駅や空港でも無料Wifiが利用できる。名前、パスポート番号(リストからPassport Numberを選択)、住所(宿泊先名)、メールアドレスを記入。電話番号は不要。

他に、ホテル、ショッピングセンター、レストラン、カフェなど多くの場所でWifiを提供しており、ほぼ無料となっている。