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Contents


1. 旅行業界最新ニュース

ジェットスター・ジャパン、7月3日に1円セールを実施

ジェットスター・ジャパンは就航一周年を記念して、7月3日に国内線1円セールを実施する。1000席限定で、購入にはジェットスターのメールマガジンJetMailの会員である必要がある。
http://www.jetstar.com/jp/ja/1yenteaser

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ニュージーランド航空、成田線にボーイング787型機を投入!

6月25日(現地時間)、ニュージーランド航空(NZ)は成田~オークランド線など5路線に、ボーイングの新型機787−9型を投入すると発表した。投入される路線は、成田、上海、パース、ホノルル、パペーテの5路線。就航時期は2014年の中頃となる見込みだ。
また、シートは、「ビジネス・プレミア」「プレミアム・エコノミー」「エコノミー『スカイカウチ』」「スタンダード・エコノミー」の4種類が用意される。
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価格コム、海外Wi-Fiレンタルの比較ページをオープン

価格コムは、気軽に海外で通話、インターネットを利用するための比較ページをオープンした。渡航先を選ぶだけで、国内主要8社のレンタルプランを比較、サービスによってはそこから直接申込を行うことも可能だ。また、渡航先が複数の国に渡る場合の周遊プランにも対応している。
http://kakaku.com/mobile_data/world-wifi

ちばグリーンバスが、都内から成田空港へ深夜バスを運行

京成グループのちばグリーンバスは7月1日より、新橋・有楽町発、成田空港第二ターミナル行きの深夜バスの運行を開始した。新橋を0時10分、有楽町を0時20分に発車し、成田空港へは3時35分に到着するので、LCCの早朝便に便利だ。料金は3300円。
http://www.chibagreenbus.co.jp/shinya/index.html

スターフライヤー、150人に釜山までの航空券をプレゼント

スターフライヤーは、就航1周年を記念して、同社の北九州-釜山間往復航空券を150人にプレゼントする。応募期間は7月1日から9月30日まで。応募には同社の会員プログラムスターリンク(年会費無料)に入会する必要がある。
http://www.starflyer.jp/campaign/busan/


2a. 連載:「タビノート」 下川裕治


月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

第一回 チェックイン締切時刻に間に合わせる

日本の空のLCC化がはじまって、もう3年。2012年には国内線にも就航し、本格的なLCC時代の到来といわれた。
しかし国際線に比べ、LCCの国内線の集客が思ったほど伸びていないという。
その原因のひとつに成田問題がある。羽田vs成田という構造のなかで、成田空港はLCC空港の拠点化を標榜した。しかし地方に住む人の反応は鈍い。北海道に住む知人はこういった。
「成田空港は都心まで3時間もかかるんでしょ。たしかに成田を使うと安いけど」
成田空港はそう思われている。
遠くて高い成田空港への足が改善されつつある。片道900円~1000円というバスの運行がはじまっている。LCCの発着スケジュールに合わせての動きでもある。
LCCの運航スケジュールの特徴に、早朝や深夜の離発着が多いことが挙げられる。空港によっては利用料が安く、混みあわないため、効率的な運用が可能になるのだ。
成田空港も例外ではない。
そこで気を病むのが、早朝チェックインに間に合う格安の足があるかという問題だ。
第1回は国際線。エアアジアの釜山行きである。8時35分に離陸する。国際線では最も早いフライトである。
さて、これらの便にどう間に合わせるか。前泊などしたら、LCCを使う意味がなくなってしまう。
この問題は航空会社に訊くことはできない。公表しているチェックイン締切時間以降のことは責任がもてないのだ。以下の内容も、あくまでも経験に沿ったものであることを理解しておいてほしい。
【午前8時35分発エアアジア釜山行き】
国際線のチェックインの締切は、空港や航空会社によってばらつきがある。日本航空は60分前といっているが、ほかの航空会社は40分前というところもある。これまでの経験では、チェックインカウンターがあいていればOK。一般的には40分が目安と思っていいように思う。
エアアジアの場合、チェックインカウンターの締切は1時間前と明記している。そして既存の航空会社より、このルールの適用はやや厳しいと思っていい。それがLCCの特徴でもあるからだ。
釜山行きは8時35分発である。ということは7時35分が締切になる。では、7時35分にチェックインカウンターに並んでいて、時間がきたとたん、チェックインができなくなるか……というと、そんなことはない。LCCといえども、そこまでタイトではない。
その時刻から格安バスを探す。『THEアクセス成田』(1000円)は、東京駅を6時31分で、成田空港の第2ターミナル着が7時30分。『東京シャトル』(900円)は、東京駅を6時30分発で成田空港の第2ターミナル着が7時35分。どちらも7時30分前後に着く。
知人は6時30分発の東京シャトルに乗り、なんの問題もなくチェックインできたという。僕はちょっと心配だったので、6時発の東京シャトルに乗った。もちろん問題はなにもなかった。ポイントは、7時35分の時点でカウンター前に立っているかどうか、にかかっている気がする。


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅をしながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第一回 吉田友和

あ 奄美大島[あまみおおしま]

「雨」にするつもりだったが、そろそろ梅雨も明けそうだし、もう少しスカッとしたテーマの方がよいだろうと思い直した。「アメリカ」も広く一般受けしそうだが、僕が書くと悪口ばかりになりそうなので却下した。
しりとりである。「あ」から始めるのが気分だろう。最初の言葉を何にしようかと思案していたちょうどその頃、たまたま奄美大島を旅する機会があった。
奄美大島、あまみおおしま……あ、から始まるではないか! 我ながら単純な思考で気恥ずかしい。でも、これも何かの縁だろうと記念すべき第一回目のキーワードとすることにした。
ちなみに初回なので軽く説明しておくと、当連載ではしりとり形式にて旅にまつわるキーワードをピックアップし、ゆるゆるとエッセイを綴っていく。小難しいことは抜きにして、その時々の気分と勢いで進めていければと思う。
さて奄美大島の話だが、まずは魅力から書くと自然の豊かな島である。我が家では毎年夏になると日本の離島をちょくちょく旅する。そのせいでつい比較の目で見てしまうのだが、これまで訪れた多くの離島と比べても図抜けて自然味あふれる島だと感じた。リゾート気分に浸れる青すぎる海が広がる一方で、地形はずいぶんと山がちだ。標高の最も高いところで700メートル近くもある。山に分け入ると、手つかずの原生林が続いている。遠い昔に中国大陸と地続きだった亜熱帯の島ならではの動植物は、本州では見られない珍しいものばかりで好奇心がビンビン刺激された。
アップダウンの激しい山道をレンタカーで走っていると、不思議な絵柄の交通標識が現れる。動物注意のそれに描かれているのは、なんとウサギである。島には絶滅危惧種に指定されているクロウサギが生息している。普通のウサギより耳が小さく短足なクロウサギが気になったが、夜行性のため簡単にはお目にかかれない。日が暮れてから山を散策するには、ハブの危険などもあるという。
ハブといえば、思い出すのは沖縄だ。地図で見ると、奄美諸島からは鹿児島本土よりも沖縄本島の方が近い。個人的に沖縄はそれなりに馴染み深いのだが、奄美へ来たのは初めてだった。椰子の木やソテツが生い茂った景色は南国そのもので、沖縄を旅しているような錯覚もする。大和と琉球の二つの文化が混じり合い、独自の発達を遂げた島なのだろうか。離島へ行くとその異文化度合いに目を見張りがちだが、奄美のそれはとりわけ旅人に強烈な印象を与えるのだった。
たとえば興味深いのが食文化。島らっきょうや島豆腐をつまみつつ、メインは豚肉が出てくる。そう聞くとまさに沖縄料理のようだが、味付けはアッサリしており調理法も和食という感じだ。絶品なのが「塩豚」で、僕が訪れた店では、おでんのような装いでジャガイモなどと一緒に出てきた。沖縄料理で言うところのラフテーのような存在感を放つ料理だが、明らかに別物なのが興味深い。
そんなつまみ類を囲みつつ、島の人たちが好んで飲むのは――泡盛ではない。黒糖焼酎である。サトウキビを原料とするこのお酒は、日本国内で奄美だけが製造を許可されている。まさに特産品と言えよう。ロックではなく水割りでちょびちょび飲むのが流儀だと聞いて、真似してちょびちょびやってみたのだが、変なクセもなくスッキリとした口当たりで、むしろピッチが早くなってしまった。
そうこうしているうちに、三味線の生演奏が始まったりして、奏でられるポロロンという音色にまったりウットリする。沖縄では三線と呼ぶが、奄美では三味線と本州同様の言い方をするのだそうだ。島唄の耳慣れない言葉に重ねて異国情緒を覚える夜が尊いものに思えてくる。
沖縄へ行くと、「アジアだなあ」という感想を抱く人は少なくないだろう。雑然とした街並みや、ゆるりとした空気に触れ、僕もタイあたりと重ね合わせて見てしまうことがよくある。その意味でも、奄美はもう少し日本的である。市街地へ出ると、昔ながらの商店や飲み屋が軒を連ね、どこか昭和っぽいいなたさが漂う。それでいて、典型的な日本の地方都市とも一味違う。島の規模の割には意外なことにマクドナルドはないし、ユニクロもない。コンビニも全国チェーンの有名店は見かけない。八百屋を覗くと瓜やパッションフルーツなどが地べたに積まれていたりもする。知っているようで知らない光景。日本にもまだまだ面白いところはたくさんあるのだなあと痛感させられたのだった。

※あまみおおしま→次回は「ま」がつく旅の話です!


奄美大島
鹿児島県の南、東経129度・北緯28度に位置する。人口は6万人弱で面積は佐渡島に次ぐ規模。美しいビーチとマングローブ林でおなじみ。飛行機なら羽田・関空から2時間、福岡からで90分程度。鹿児島からなら飛行機で1時間もしくはフェリーで11時間程度。


3. tabinote旅行記

はじめに

このコーナーでは毎号tabinoteを利用した旅行記を掲載していきます。最初はスタッフのものが多くなりますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでご相談ください。
また、tabinoteは自分だけのユニークな旅行プラン作成のお手伝いをするサービスです。このメルマガを読んでどこかへ行きたくなったら、ぜひtabinoteまでご相談ください。

韓国(ソウル)なりゆきテキトー女子旅 2泊3日 その1

tabinoteスタッフのhamaです。
ベトナム一人旅にすっかり味をしめ、もうどこだって行けるじゃねえか・・と思っていたが、次の旅行は来年だろうナ・・と思っていた12月のある日。

え?韓国?行くぅ~(3日後ですが)

tabinoteスタッフのhamaです。
ベトナム一人旅にすっかり味をしめ、もうどこだって行けるじゃねえか・・と思っていたが、次の旅行は来年だろうナ・・と思っていた12月のある日。

会社の同僚女子が、友人と計画していた韓国旅行があるのだが、友人の骨折により1人旅になってしまいそう・・との事で「泊まるとこはあるから誰か2泊3日でソウル行かないか?」とFacebookに投稿していた。

反射的にえ?行くぅ~!!と書き込み、会社に着くなり同僚にあたしで良ければ!とアピール。
飛行機さえ自分で取ってくれればアテンドするよ、とは言ってもらったが、出発はなんと3日後。
ANAとJALのマイレージがそこそこ貯まっていたのでサイトを見るも、ともに4日前でないとネット予約出来ないと表示が出てしまい断念。

一応tabinoteに依頼を入れておくも待ちきれず、とあるツアー会社のサイトで、成田~ソウル(インチョン(仁川))の飛行機予約を完了。航空券、燃油サーチャージ、空港使用料など合わせ¥25,640。

その後、tabinote調べの結果、イースタージェット(会員価格)なら往復¥14,000があった事を後で聞かされ軽くショックを受ける。
この時期、最安値の平均(¥23,000前後)より少し割高だったが、まあ急だから仕方ないよね・・。次に行く時はまじで頼むよ・・?

とりあえず、互いに単独行動が多くなりそうだったので、前回も頼んだグローバルWifiで韓国国内用のポケットWifi(1日およそ800円)を3日分予約し、成田までのバスを発車オーライネット(片道900円)サクっと予約する。

1日目:現地集合?

え、夕方で外気温マイナス8度!?息が煙みたい!!

同僚は先についてすでにソウル満喫中。
¥5,000だけ換金し、出国ゲートからすぐのリムジンバスのカウンターへ。
まずは明洞や東大門の方角であるNo.6001のバスチケットを買え、と指示されていたので難なくゲット。14,000w(現時点でのレートで¥1,080)。
一度乗れば分かるが、リムジンバスはナンバリングのお陰でかなり分かりやすく、車内も日本語アナウンスでまったく困らない。

1時間半ほど乗車し、ホテル最寄りのバス停下車。
その間もLINEやGoogle Mapでずっと同僚とやり取りしていたので、スムーズに待ち合わせが出来た。
日本でもそうだが、もはや旅行にLINEやGoogle Map、Facebookはかかせない。
特に韓国はLINE発祥の地。LINE韓国語翻訳の丁寧さ、クオリティは素晴らしかった。

韓国は今回で3回目。前の2回は普通にツアーだったので、今回の宿泊施設は少し新鮮だった。
レジデンスと言われるそこは、ウィークリーマンションのような体裁でキッチンと冷蔵庫がついており、マイナス13度にもなる外気温でも問題ないほど暖かくなるオンドルと言われる床暖房が完備されていた。これが1泊¥4,000。
ソウルはホテルがほぼ東京価格なのでこれはかなり安い方。ただ、真夜中になると恐ろしい程周囲が暗いけど・・・。

1日目:とりあえず遊ぶ~1

さっそくホテルで荷物を置き、すぐに外出。最寄り駅は東大門駅となりの東大門歴史文化公園駅。
ここから、今年流行ったPSYの江南スタイルを一応見るべく、地下鉄で江南へ。

地下鉄に乗る前、同僚に「韓国のSUIKA/IKOCAみたいなの作れ」と言われ、ソウルシティパス・プラスカードを作る。カード自体は3,000wで買え、日本と同じように普通の券売機で買える。(使わなかったけどクーポンがついてくる)

ソウルはかなり地下鉄が分かりやすいので、これにチャージだけしておけば切符で手間取らないためぜひ装備を薦める。

江南に着いたのはすでに夜9時過ぎだったが、地下鉄直結の地下街だけでも割と楽しめた。
あまりの寒さに地上に出る気も起きず、1時間ほどでまた東大門に戻る。
居酒屋で飲み食いし、朝までやっているDoota付近のデパート街をうろついていると、これまでほとんど寝ていない同僚がギブアップとのことで、ここから単独行動へ。

同僚は先にホテルへ帰るとの事で、東大門のサウナを教わり、単独でサウナへ。(入場料10,000w)
アカスリ(20,000w)と、よもぎ蒸し(15,000w)を受けると、もう朝の4時過ぎ。
ほとんど人気のないホテルまで道に迷いつつも手探りで帰り、鍵を開けてもらい5時過ぎに就寝。


4. 世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第一回 香港

香港夜景(leeyiutung – (c)Fotolia)
View of Victoria harbor from the peak at Hong Kong

香港国旗(中華人民共和国香港特別行政区旗)(画像:Wikipedia提供)

見どころと特徴

世界有数の観光都市であり金融センター。無数の高層ビルと混沌とした街並み、露店とバザール、カフェや雑貨、香港はひたすら街歩きが楽しい街。

香港のランドマーク、星光大道のブルースリー(李小龍)像(画像:tabinote)

ブランドショッピング、ミシュランの星付きレストランから地元の屋台フード、郊外の海鮮料理まで、グルメの好奇心も思う存分満たされる。街がまるごと見所だが、中でもビクトリア・ハーバーやヴィクトリアピークに代表される「100万ドルの夜景」が名高い。

快適にブランドショッピングやグルメを楽しむなら、百貨店「そごう」やタイムズスクエアがランドマークになっている香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)や、中環(セントラル)。中環近くのSOHOや蘭桂坊(ランカイフォン)は香港随一のナイトスポット。タイムズスクエア近辺はローカル市場も点在しており、風情満点。
二階建て軌条バス、トラムで移動するのもいいが、歩いてもそれほど時間はかからない。

(画像:tabinote)
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九龍側なら尖沙咀(チムサチョイ)を起点に巨大ショッピングモール、海港城を目指して歩いて行くと良い。

(画像:tabinote)
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のんびり街歩きは、やはり九龍側の尖沙咀や露天の女人街で名高い旺角(ウォンコッ)、電子ガジェットもあふれるディープな下町深水埗(サムスイポー)、九龍城など。
香港島なら英国植民地時代のクラシカルな建物が残る中環、キッチュな雑貨が並ぶ摩羅上街(キャット・ストリート)で有名な上環、楽しいアートセンターやモダンな店舗が建ち並ぶ湾仔(ワンチャイ)など。

(画像:tabinote)
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(画像:tabinote)
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(画像:tabinote)

街歩きに疲れたらカフェで一服。カフェは雑居ビルの2階にあるようなことも多く、目立たないが個性的なお店が多い。もちろんファーストフード、ローカル食堂や飲茶など一休みスポットには事欠かない。

(画像:tabinote)
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日が暮れたら天気がいい日はビクトリアピークからの夜景を堪能したい。フェリーから見る両岸の夜景も味わい深い。

(画像:tabinote)
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ひなびた街並みは九龍側、香港島の郊外がお勧め。地下鉄やバスで、香港島の南端、赤柱(チェチュウ)や九龍郊外の新界まで気軽に行くことが出来る。

意外なことに郊外の海沿いや離島は南国らしい自然にも恵まれ、ビーチやトレッキングも人気がある。香港島南端の海洋公園は一大レジャーランドになっている他、フェリーでランタオ島、長洲島、ラマ島などの離島に渡るのも面白い。

日本から近い香港は弾丸ツアーにも最適。キャセイパシフィックがお勧め旅程を紹介している。

ディズニーランドは空港からわずか20分。

日本からの行き方

(空路)
日系、中華系、アジア系など多くの航空会社が日々直行便を運航しており選択肢は豊富。
東京(羽田/成田)から香港国際空港まで、直行便なら往路が5時間~5時間30分、復路は4時間程度。関西国際空港の場合往路4時間半、復路3時間半程度。
東京からはJAL、ANA、キャセイパシフィックの他、香港航空、ユナイテッド航空、デルタ航空が就航。関空からはANA、キャセイパシフィック、エアインディア、ピーチ・アビエーション。福岡からはドラゴン航空が直行便を運行。
中華系が最もリーズナブルで、時期にもよるが概ねサーチャージ含め3万円程度でチケットが購入できる。大韓航空やフラッグキャリアのキャセイパシフィックも5万円程度。日系の場合6万程度。
関空が利用できればピーチ・アビエーションが狙い目で、片道8800円~と最安。キャンペーン併用で驚くほど安く行けることも。
直行便以外なら、キャセイ便の台湾経由、中華系の上海経由などがある。

(パッケージツアー)

パッケージツアーの場合は3泊4日、サーチャージ込みで3万円を切ることも。

(空港)
香港国際空港は世界の空港ランキングでも上位に位置し、設備は最新かつ機能的。市内へは地下鉄で1時間程度。

(陸路から)
香港までのチケットが取れない・予算に合わないなどの場合には中国から入る方法がある。

深センや広州から鉄道で1~2時間程度で香港の紅ハム駅に到着。深センからは長距離バスも運行している。他には陸路の費用や中国での宿泊費を入れても、場合によっては安く済むことも。

地理と気候

大陸に接する九龍半島側と、香港島・ランタオ島などからなる諸島に別れており、総面積は東京23区の約2倍程度。夏でも最高30度、冬でも最低15度程度と一年を通して過ごしやすい気候。ただし5月中旬から8月末頃まではモンスーンの季節で雨が多く、しばしば台風に襲われる。

(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は英語および普通話(中国語)であるが、広東語が広く使われている。
タクシー、露店、郊外などでは英語が通じないことも。
通貨は香港ドル。1香港ドル=12.6円(13年6月時点)。
物価はピンキリであるが、一般にアジア圏の中では高めで、特にホテルは日本以上の水準に感じることも。交通費は安い。

(画像:Sinobanknote提供)

ビザと治安

治安は全般に安全とされている。
観光目的の場合3ヵ月間以内の滞在はビザ免除。3ヶ月以上、外国籍もしくは就業などの場合は要問い合わせ。

市内交通

(タクシー)
最も手軽な手段。タクシー(的士、TAXI)は初乗り2kmまで20香港ドル、以降200メートル毎に1.5ドル加算。メーター制でボッタクリもほとんど無く安心して利用できる。トランクの利用や半島-香港島を越えるトンネルには別途通行料が必要。現金支払いが基本。

詳しくは以下の香港交通局サイトを参照。

(地下鉄)
香港の東西南北を結ぶ重要手段。都度切符を買うこともできるが、香港版電子マネーのオクトパスカード(八達通)が便利。
ツーリストデイパスなら1日乗り放題で55香港ドル。

(トラム)
香港の代名詞で、香港に行ったならぜひ体験しておきたい。スピードは遅いが街をじっくりと見るには最高。どこまで乗っても2.3ドルで、オクトパスカードも使える。

二階建て路面電車(画像:tabinote)
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他に、バスや中国とを結ぶ鉄道、フェリーも利用できる。

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ホテルとシーズン

一泊数百米ドルのラグジュアリーホテルからゲストハウスまで、選択肢は幅広いものの、香港は慢性的なホテル不足で一般に相場は高い。高級ホテルは日本の同ブランドよりも安いことが多いが、5千円~1万円程度の手頃なホテルはあまり多くないか、あっても日本の同価格のホテルより広さや快適さで劣ることも。日本人が安心して泊まれる清潔でネット環境も整ったホテル(だいたい)というと一泊1万円程度を見ておいた方が良い。一泊1.5万円程度からが高級ホテル、8千円~1万程度が中級、3~6千円程度が格安ホテルで、それ以下はドミトリーや中国系向けのホテル。

5月中旬から8月末の雨季は比較的安いが、最近は7月頃も混み合う。中国の正月(春節)の2月、展示会の多い3~4月や10~11月、年末年始も混み合う。気候的には9月下旬~12月くらいがベスト。

ペニンシュラホテル(画像:tabinote)
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いっそのこと中国側の深センや広州で宿泊するのもお勧め。また、離島の宿はぐっと相場が低くなることも。

広州の街歩き(画像:tabinote)
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広州の魚市場(画像:tabinote)
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ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
香港では外国人も問題無くプリペイド携帯やプリペイドSIMを買うことが出来る。3(Hutchison/three.com)やChina Mobileが代表的キャリア。もしSIM解除した携帯を持っていれば、空港でSIMを買って店員に設定してもらうのが簡単。

(Wifi)
公共施設や観光地では、香港政府直営の公衆無線LAN、GovWiFiが利用できる。時間無制限で無料。
メトロの駅や空港でも無料Wifiが利用できる。

他に、ホテル、ショッピングセンター、スターバックスなどのチェーン店やカフェでWifiを提供しており、ほぼ無料となっている。


5. 旅の本屋 のまど:イベント情報:~ 旅行エッセイスト 森優子さん、7/18(木)スライド&トークイベント開催決定!

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/

森優子のゆらゆら社会見学報告
◆旅行エッセイスト 森優子さん  スライド&トークショー◆
「アウシュビッツとイスラエル、パレスチナ ~ 生で見てわかった本当のこと」

7/18(木)に旅行エッセイストの森優子さんをゲストにお迎えして、「アウシュビッツとイスラエル、パレスチナ ~ 生で見てわかった本当のこと」というテーマで、ヒトラーが率いたナチス・ドイツによる大量虐殺(ホロコースト)や、その被害者であるユダヤ民族、彼らの悲願により建国されたイスラエルの現状についてスライドを交えながらユーモアたっぷりに分かりやすく語っていただきます。「やっぱり一度は見ておかねばな」と訪れたポーランドのアウシュビッツ強制収容所で見えたのは、意外にもモノクロの歴史じゃなくて、現代日本に重なる「やば~い感じ」。そして浮かんだ素朴な疑問→ユダヤ人って何者?珍妙国家イスラエル、パレスチナって結局なに?ジャーナリストでも学者でもなく、ただ「気になる」という思いだけに突き動かされて現地へ赴いた森さんが、見たもの・嗅ぎつけたものを、実際に体験したエピソードを交えながら、写真やイラストを多用して分かりやすく解説してくれます。聞き終わった後には「なるほど!そういうことか」と納得すること間違いなしの内容です。森さんのファンの方はもちろん、これらのテーマや地域に興味のある方はぜひご参加ください!学生さんにもおすすめの内容ですよ。

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサイン会も行います。


●森優子(もりゆうこ)

1967年生まれ。旅行エッセイスト。ガイドブックの編集事務所にて『地球の歩き方』『JTBるるぶ』などの編集に携わり、93年独立、イラストを含めた執筆活動を開始。
『旅ぢから』(幻冬舎)、『旅のそなた!』(旅行人)ほか旅に関する著書多数。世界各地のドロボーに詳しく、『女性のためのトラブル知らずの海外旅行術』(晶文社)は韓国と台湾でも翻訳出版された。最新刊は『買って良かったモノ語り』(晶文社)。
現在は東京都内にて高校生の娘・夫との三人暮らし。訪れた国は約50カ国。

◆森優子さんHP「ゆらゆらくらげ倶楽部」
http://www.mori-yuko.jp/

———————————————————————–
【開催日時】  7月18日(木)  19:30 ~ (開場19:00)

【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい

【会場】  旅の本屋のまど店内

【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、お申し込みください。
TEL&FAX:03-5310-2627
e-mail :info@nomad-books.co.jp
(お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)

※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど


6. 編集後記

みなさんはじめまして。tabinoteメールマガジンスタッフ田口です。

ようやく第1号を発刊することができましたが、いかがでしたでしょうか?
このマガジンでは、みなさんに2種類のコンテンツをお届けしていきたいと思っています。

ひとつは「旅に役立つ情報」です。格安航空会社などに関連する最新のニュースを集めた「旅行業界最新ニュース」、世界中の魅力的な都市を紹介する「世界あの街この街」、他にも各地の空港や、データSIMなど旅に役立つ実践的な情報をどんどん掲載していきたいと思っています。

もうひとつは「旅をしたくなる読み物」です。下川裕治さん、吉田友和さんという二大旅行作家の連載を筆頭に、旅の本屋のまどさんのイベント情報やスタッフの旅行記など、楽しい読み物をこれからもたくさん用意していくつもりです。
普通のメールマガジンよりもボリューム多め写真も多めですが、ネットで読める「旅の総合誌」を目指し、これからも色々な企画を考えていくつもりです。

最初から順に読むもよし、気になったところだけパラパラ眺めるもよし、自由なスタイルで読んでもらえたらなと思います。

そして、旅に行きたくなったら、ぜひ旅のコンシェルジュ「tabinote」にご相談くださいね。

次号は7/16(火)発刊の予定です。

tabinoteメールマガジン 2013/07/02号 Vol.001

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ニュージーランド航空、成田線にボーイング787型機を投入!

6月25日(現地時間)、ニュージーランド航空(NZ)は成田~オークランド線など5路線に、ボーイングの新型機787−9型を投入すると発表した。投入される路線は、成田、上海、パース、ホノルル、パペーテの5路線。就航時期は2014年の中頃となる見込みだ。
また、シートは、「ビジネス・プレミア」「プレミアム・エコノミー」「エコノミー『スカイカウチ』」「スタンダード・エコノミー」の4種類が用意される。
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価格コム、海外Wi-Fiレンタルの比較ページをオープン

価格コムは、気軽に海外で通話、インターネットを利用するための比較ページをオープンした。渡航先を選ぶだけで、国内主要8社のレンタルプランを比較、サービスによってはそこから直接申込を行うことも可能だ。また、渡航先が複数の国に渡る場合の周遊プランにも対応している。
http://kakaku.com/mobile_data/world-wifi

ちばグリーンバスが、都内から成田空港へ深夜バスを運行

京成グループのちばグリーンバスは7月1日より、新橋・有楽町発、成田空港第二ターミナル行きの深夜バスの運行を開始した。新橋を0時10分、有楽町を0時20分に発車し、成田空港へは3時35分に到着するので、LCCの早朝便に便利だ。料金は3300円。
http://www.chibagreenbus.co.jp/shinya/index.html

スターフライヤー、150人に釜山までの航空券をプレゼント

スターフライヤーは、就航1周年を記念して、同社の北九州-釜山間往復航空券を150人にプレゼントする。応募期間は7月1日から9月30日まで。応募には同社の会員プログラムスターリンク(年会費無料)に入会する必要がある。
http://www.starflyer.jp/campaign/busan/


2a. 連載:「タビノート」 下川裕治


月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

第一回 チェックイン締切時刻に間に合わせる

日本の空のLCC化がはじまって、もう3年。2012年には国内線にも就航し、本格的なLCC時代の到来といわれた。
しかし国際線に比べ、LCCの国内線の集客が思ったほど伸びていないという。
その原因のひとつに成田問題がある。羽田vs成田という構造のなかで、成田空港はLCC空港の拠点化を標榜した。しかし地方に住む人の反応は鈍い。北海道に住む知人はこういった。
「成田空港は都心まで3時間もかかるんでしょ。たしかに成田を使うと安いけど」
成田空港はそう思われている。
遠くて高い成田空港への足が改善されつつある。片道900円~1000円というバスの運行がはじまっている。LCCの発着スケジュールに合わせての動きでもある。
LCCの運航スケジュールの特徴に、早朝や深夜の離発着が多いことが挙げられる。空港によっては利用料が安く、混みあわないため、効率的な運用が可能になるのだ。
成田空港も例外ではない。
そこで気を病むのが、早朝チェックインに間に合う格安の足があるかという問題だ。
第1回は国際線。エアアジアの釜山行きである。8時35分に離陸する。国際線では最も早いフライトである。
さて、これらの便にどう間に合わせるか。前泊などしたら、LCCを使う意味がなくなってしまう。
この問題は航空会社に訊くことはできない。公表しているチェックイン締切時間以降のことは責任がもてないのだ。以下の内容も、あくまでも経験に沿ったものであることを理解しておいてほしい。
【午前8時35分発エアアジア釜山行き】
国際線のチェックインの締切は、空港や航空会社によってばらつきがある。日本航空は60分前といっているが、ほかの航空会社は40分前というところもある。これまでの経験では、チェックインカウンターがあいていればOK。一般的には40分が目安と思っていいように思う。
エアアジアの場合、チェックインカウンターの締切は1時間前と明記している。そして既存の航空会社より、このルールの適用はやや厳しいと思っていい。それがLCCの特徴でもあるからだ。
釜山行きは8時35分発である。ということは7時35分が締切になる。では、7時35分にチェックインカウンターに並んでいて、時間がきたとたん、チェックインができなくなるか……というと、そんなことはない。LCCといえども、そこまでタイトではない。
その時刻から格安バスを探す。『THEアクセス成田』(1000円)は、東京駅を6時31分で、成田空港の第2ターミナル着が7時30分。『東京シャトル』(900円)は、東京駅を6時30分発で成田空港の第2ターミナル着が7時35分。どちらも7時30分前後に着く。
知人は6時30分発の東京シャトルに乗り、なんの問題もなくチェックインできたという。僕はちょっと心配だったので、6時発の東京シャトルに乗った。もちろん問題はなにもなかった。ポイントは、7時35分の時点でカウンター前に立っているかどうか、にかかっている気がする。


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅をしながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第一回 吉田友和

あ 奄美大島[あまみおおしま]

「雨」にするつもりだったが、そろそろ梅雨も明けそうだし、もう少しスカッとしたテーマの方がよいだろうと思い直した。「アメリカ」も広く一般受けしそうだが、僕が書くと悪口ばかりになりそうなので却下した。
しりとりである。「あ」から始めるのが気分だろう。最初の言葉を何にしようかと思案していたちょうどその頃、たまたま奄美大島を旅する機会があった。
奄美大島、あまみおおしま……あ、から始まるではないか! 我ながら単純な思考で気恥ずかしい。でも、これも何かの縁だろうと記念すべき第一回目のキーワードとすることにした。
ちなみに初回なので軽く説明しておくと、当連載ではしりとり形式にて旅にまつわるキーワードをピックアップし、ゆるゆるとエッセイを綴っていく。小難しいことは抜きにして、その時々の気分と勢いで進めていければと思う。
さて奄美大島の話だが、まずは魅力から書くと自然の豊かな島である。我が家では毎年夏になると日本の離島をちょくちょく旅する。そのせいでつい比較の目で見てしまうのだが、これまで訪れた多くの離島と比べても図抜けて自然味あふれる島だと感じた。リゾート気分に浸れる青すぎる海が広がる一方で、地形はずいぶんと山がちだ。標高の最も高いところで700メートル近くもある。山に分け入ると、手つかずの原生林が続いている。遠い昔に中国大陸と地続きだった亜熱帯の島ならではの動植物は、本州では見られない珍しいものばかりで好奇心がビンビン刺激された。
アップダウンの激しい山道をレンタカーで走っていると、不思議な絵柄の交通標識が現れる。動物注意のそれに描かれているのは、なんとウサギである。島には絶滅危惧種に指定されているクロウサギが生息している。普通のウサギより耳が小さく短足なクロウサギが気になったが、夜行性のため簡単にはお目にかかれない。日が暮れてから山を散策するには、ハブの危険などもあるという。
ハブといえば、思い出すのは沖縄だ。地図で見ると、奄美諸島からは鹿児島本土よりも沖縄本島の方が近い。個人的に沖縄はそれなりに馴染み深いのだが、奄美へ来たのは初めてだった。椰子の木やソテツが生い茂った景色は南国そのもので、沖縄を旅しているような錯覚もする。大和と琉球の二つの文化が混じり合い、独自の発達を遂げた島なのだろうか。離島へ行くとその異文化度合いに目を見張りがちだが、奄美のそれはとりわけ旅人に強烈な印象を与えるのだった。
たとえば興味深いのが食文化。島らっきょうや島豆腐をつまみつつ、メインは豚肉が出てくる。そう聞くとまさに沖縄料理のようだが、味付けはアッサリしており調理法も和食という感じだ。絶品なのが「塩豚」で、僕が訪れた店では、おでんのような装いでジャガイモなどと一緒に出てきた。沖縄料理で言うところのラフテーのような存在感を放つ料理だが、明らかに別物なのが興味深い。
そんなつまみ類を囲みつつ、島の人たちが好んで飲むのは――泡盛ではない。黒糖焼酎である。サトウキビを原料とするこのお酒は、日本国内で奄美だけが製造を許可されている。まさに特産品と言えよう。ロックではなく水割りでちょびちょび飲むのが流儀だと聞いて、真似してちょびちょびやってみたのだが、変なクセもなくスッキリとした口当たりで、むしろピッチが早くなってしまった。
そうこうしているうちに、三味線の生演奏が始まったりして、奏でられるポロロンという音色にまったりウットリする。沖縄では三線と呼ぶが、奄美では三味線と本州同様の言い方をするのだそうだ。島唄の耳慣れない言葉に重ねて異国情緒を覚える夜が尊いものに思えてくる。
沖縄へ行くと、「アジアだなあ」という感想を抱く人は少なくないだろう。雑然とした街並みや、ゆるりとした空気に触れ、僕もタイあたりと重ね合わせて見てしまうことがよくある。その意味でも、奄美はもう少し日本的である。市街地へ出ると、昔ながらの商店や飲み屋が軒を連ね、どこか昭和っぽいいなたさが漂う。それでいて、典型的な日本の地方都市とも一味違う。島の規模の割には意外なことにマクドナルドはないし、ユニクロもない。コンビニも全国チェーンの有名店は見かけない。八百屋を覗くと瓜やパッションフルーツなどが地べたに積まれていたりもする。知っているようで知らない光景。日本にもまだまだ面白いところはたくさんあるのだなあと痛感させられたのだった。

※あまみおおしま→次回は「ま」がつく旅の話です!


奄美大島
鹿児島県の南、東経129度・北緯28度に位置する。人口は6万人弱で面積は佐渡島に次ぐ規模。美しいビーチとマングローブ林でおなじみ。飛行機なら羽田・関空から2時間、福岡からで90分程度。鹿児島からなら飛行機で1時間もしくはフェリーで11時間程度。


3. tabinote旅行記

はじめに

このコーナーでは毎号tabinoteを利用した旅行記を掲載していきます。最初はスタッフのものが多くなりますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでご相談ください。
また、tabinoteは自分だけのユニークな旅行プラン作成のお手伝いをするサービスです。このメルマガを読んでどこかへ行きたくなったら、ぜひtabinoteまでご相談ください。

韓国(ソウル)なりゆきテキトー女子旅 2泊3日 その1

tabinoteスタッフのhamaです。
ベトナム一人旅にすっかり味をしめ、もうどこだって行けるじゃねえか・・と思っていたが、次の旅行は来年だろうナ・・と思っていた12月のある日。

え?韓国?行くぅ~(3日後ですが)

tabinoteスタッフのhamaです。
ベトナム一人旅にすっかり味をしめ、もうどこだって行けるじゃねえか・・と思っていたが、次の旅行は来年だろうナ・・と思っていた12月のある日。

会社の同僚女子が、友人と計画していた韓国旅行があるのだが、友人の骨折により1人旅になってしまいそう・・との事で「泊まるとこはあるから誰か2泊3日でソウル行かないか?」とFacebookに投稿していた。

反射的にえ?行くぅ~!!と書き込み、会社に着くなり同僚にあたしで良ければ!とアピール。
飛行機さえ自分で取ってくれればアテンドするよ、とは言ってもらったが、出発はなんと3日後。
ANAとJALのマイレージがそこそこ貯まっていたのでサイトを見るも、ともに4日前でないとネット予約出来ないと表示が出てしまい断念。

一応tabinoteに依頼を入れておくも待ちきれず、とあるツアー会社のサイトで、成田~ソウル(インチョン(仁川))の飛行機予約を完了。航空券、燃油サーチャージ、空港使用料など合わせ¥25,640。

その後、tabinote調べの結果、イースタージェット(会員価格)なら往復¥14,000があった事を後で聞かされ軽くショックを受ける。
この時期、最安値の平均(¥23,000前後)より少し割高だったが、まあ急だから仕方ないよね・・。次に行く時はまじで頼むよ・・?

とりあえず、互いに単独行動が多くなりそうだったので、前回も頼んだグローバルWifiで韓国国内用のポケットWifi(1日およそ800円)を3日分予約し、成田までのバスを発車オーライネット(片道900円)サクっと予約する。

1日目:現地集合?

え、夕方で外気温マイナス8度!?息が煙みたい!!

同僚は先についてすでにソウル満喫中。
¥5,000だけ換金し、出国ゲートからすぐのリムジンバスのカウンターへ。
まずは明洞や東大門の方角であるNo.6001のバスチケットを買え、と指示されていたので難なくゲット。14,000w(現時点でのレートで¥1,080)。
一度乗れば分かるが、リムジンバスはナンバリングのお陰でかなり分かりやすく、車内も日本語アナウンスでまったく困らない。

1時間半ほど乗車し、ホテル最寄りのバス停下車。
その間もLINEやGoogle Mapでずっと同僚とやり取りしていたので、スムーズに待ち合わせが出来た。
日本でもそうだが、もはや旅行にLINEやGoogle Map、Facebookはかかせない。
特に韓国はLINE発祥の地。LINE韓国語翻訳の丁寧さ、クオリティは素晴らしかった。

韓国は今回で3回目。前の2回は普通にツアーだったので、今回の宿泊施設は少し新鮮だった。
レジデンスと言われるそこは、ウィークリーマンションのような体裁でキッチンと冷蔵庫がついており、マイナス13度にもなる外気温でも問題ないほど暖かくなるオンドルと言われる床暖房が完備されていた。これが1泊¥4,000。
ソウルはホテルがほぼ東京価格なのでこれはかなり安い方。ただ、真夜中になると恐ろしい程周囲が暗いけど・・・。

1日目:とりあえず遊ぶ~1

さっそくホテルで荷物を置き、すぐに外出。最寄り駅は東大門駅となりの東大門歴史文化公園駅。
ここから、今年流行ったPSYの江南スタイルを一応見るべく、地下鉄で江南へ。

地下鉄に乗る前、同僚に「韓国のSUIKA/IKOCAみたいなの作れ」と言われ、ソウルシティパス・プラスカードを作る。カード自体は3,000wで買え、日本と同じように普通の券売機で買える。(使わなかったけどクーポンがついてくる)

ソウルはかなり地下鉄が分かりやすいので、これにチャージだけしておけば切符で手間取らないためぜひ装備を薦める。

江南に着いたのはすでに夜9時過ぎだったが、地下鉄直結の地下街だけでも割と楽しめた。
あまりの寒さに地上に出る気も起きず、1時間ほどでまた東大門に戻る。
居酒屋で飲み食いし、朝までやっているDoota付近のデパート街をうろついていると、これまでほとんど寝ていない同僚がギブアップとのことで、ここから単独行動へ。

同僚は先にホテルへ帰るとの事で、東大門のサウナを教わり、単独でサウナへ。(入場料10,000w)
アカスリ(20,000w)と、よもぎ蒸し(15,000w)を受けると、もう朝の4時過ぎ。
ほとんど人気のないホテルまで道に迷いつつも手探りで帰り、鍵を開けてもらい5時過ぎに就寝。


4. 世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第一回 香港

香港夜景(leeyiutung – (c)Fotolia)
View of Victoria harbor from the peak at Hong Kong

香港国旗(中華人民共和国香港特別行政区旗)(画像:Wikipedia提供)

見どころと特徴

世界有数の観光都市であり金融センター。無数の高層ビルと混沌とした街並み、露店とバザール、カフェや雑貨、香港はひたすら街歩きが楽しい街。

香港のランドマーク、星光大道のブルースリー(李小龍)像(画像:tabinote)

ブランドショッピング、ミシュランの星付きレストランから地元の屋台フード、郊外の海鮮料理まで、グルメの好奇心も思う存分満たされる。街がまるごと見所だが、中でもビクトリア・ハーバーやヴィクトリアピークに代表される「100万ドルの夜景」が名高い。

快適にブランドショッピングやグルメを楽しむなら、百貨店「そごう」やタイムズスクエアがランドマークになっている香港島の銅鑼湾(コーズウェイベイ)や、中環(セントラル)。中環近くのSOHOや蘭桂坊(ランカイフォン)は香港随一のナイトスポット。タイムズスクエア近辺はローカル市場も点在しており、風情満点。
二階建て軌条バス、トラムで移動するのもいいが、歩いてもそれほど時間はかからない。

(画像:tabinote)
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九龍側なら尖沙咀(チムサチョイ)を起点に巨大ショッピングモール、海港城を目指して歩いて行くと良い。

(画像:tabinote)
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のんびり街歩きは、やはり九龍側の尖沙咀や露天の女人街で名高い旺角(ウォンコッ)、電子ガジェットもあふれるディープな下町深水埗(サムスイポー)、九龍城など。
香港島なら英国植民地時代のクラシカルな建物が残る中環、キッチュな雑貨が並ぶ摩羅上街(キャット・ストリート)で有名な上環、楽しいアートセンターやモダンな店舗が建ち並ぶ湾仔(ワンチャイ)など。

(画像:tabinote)
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(画像:tabinote)
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(画像:tabinote)

街歩きに疲れたらカフェで一服。カフェは雑居ビルの2階にあるようなことも多く、目立たないが個性的なお店が多い。もちろんファーストフード、ローカル食堂や飲茶など一休みスポットには事欠かない。

(画像:tabinote)
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日が暮れたら天気がいい日はビクトリアピークからの夜景を堪能したい。フェリーから見る両岸の夜景も味わい深い。

(画像:tabinote)
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ひなびた街並みは九龍側、香港島の郊外がお勧め。地下鉄やバスで、香港島の南端、赤柱(チェチュウ)や九龍郊外の新界まで気軽に行くことが出来る。

意外なことに郊外の海沿いや離島は南国らしい自然にも恵まれ、ビーチやトレッキングも人気がある。香港島南端の海洋公園は一大レジャーランドになっている他、フェリーでランタオ島、長洲島、ラマ島などの離島に渡るのも面白い。

日本から近い香港は弾丸ツアーにも最適。キャセイパシフィックがお勧め旅程を紹介している。

ディズニーランドは空港からわずか20分。

日本からの行き方

(空路)
日系、中華系、アジア系など多くの航空会社が日々直行便を運航しており選択肢は豊富。
東京(羽田/成田)から香港国際空港まで、直行便なら往路が5時間~5時間30分、復路は4時間程度。関西国際空港の場合往路4時間半、復路3時間半程度。
東京からはJAL、ANA、キャセイパシフィックの他、香港航空、ユナイテッド航空、デルタ航空が就航。関空からはANA、キャセイパシフィック、エアインディア、ピーチ・アビエーション。福岡からはドラゴン航空が直行便を運行。
中華系が最もリーズナブルで、時期にもよるが概ねサーチャージ含め3万円程度でチケットが購入できる。大韓航空やフラッグキャリアのキャセイパシフィックも5万円程度。日系の場合6万程度。
関空が利用できればピーチ・アビエーションが狙い目で、片道8800円~と最安。キャンペーン併用で驚くほど安く行けることも。
直行便以外なら、キャセイ便の台湾経由、中華系の上海経由などがある。

(パッケージツアー)

パッケージツアーの場合は3泊4日、サーチャージ込みで3万円を切ることも。

(空港)
香港国際空港は世界の空港ランキングでも上位に位置し、設備は最新かつ機能的。市内へは地下鉄で1時間程度。

(陸路から)
香港までのチケットが取れない・予算に合わないなどの場合には中国から入る方法がある。

深センや広州から鉄道で1~2時間程度で香港の紅ハム駅に到着。深センからは長距離バスも運行している。他には陸路の費用や中国での宿泊費を入れても、場合によっては安く済むことも。

地理と気候

大陸に接する九龍半島側と、香港島・ランタオ島などからなる諸島に別れており、総面積は東京23区の約2倍程度。夏でも最高30度、冬でも最低15度程度と一年を通して過ごしやすい気候。ただし5月中旬から8月末頃まではモンスーンの季節で雨が多く、しばしば台風に襲われる。

(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は英語および普通話(中国語)であるが、広東語が広く使われている。
タクシー、露店、郊外などでは英語が通じないことも。
通貨は香港ドル。1香港ドル=12.6円(13年6月時点)。
物価はピンキリであるが、一般にアジア圏の中では高めで、特にホテルは日本以上の水準に感じることも。交通費は安い。

(画像:Sinobanknote提供)

ビザと治安

治安は全般に安全とされている。
観光目的の場合3ヵ月間以内の滞在はビザ免除。3ヶ月以上、外国籍もしくは就業などの場合は要問い合わせ。

市内交通

(タクシー)
最も手軽な手段。タクシー(的士、TAXI)は初乗り2kmまで20香港ドル、以降200メートル毎に1.5ドル加算。メーター制でボッタクリもほとんど無く安心して利用できる。トランクの利用や半島-香港島を越えるトンネルには別途通行料が必要。現金支払いが基本。

詳しくは以下の香港交通局サイトを参照。

(地下鉄)
香港の東西南北を結ぶ重要手段。都度切符を買うこともできるが、香港版電子マネーのオクトパスカード(八達通)が便利。
ツーリストデイパスなら1日乗り放題で55香港ドル。

(トラム)
香港の代名詞で、香港に行ったならぜひ体験しておきたい。スピードは遅いが街をじっくりと見るには最高。どこまで乗っても2.3ドルで、オクトパスカードも使える。

二階建て路面電車(画像:tabinote)
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他に、バスや中国とを結ぶ鉄道、フェリーも利用できる。

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ホテルとシーズン

一泊数百米ドルのラグジュアリーホテルからゲストハウスまで、選択肢は幅広いものの、香港は慢性的なホテル不足で一般に相場は高い。高級ホテルは日本の同ブランドよりも安いことが多いが、5千円~1万円程度の手頃なホテルはあまり多くないか、あっても日本の同価格のホテルより広さや快適さで劣ることも。日本人が安心して泊まれる清潔でネット環境も整ったホテル(だいたい)というと一泊1万円程度を見ておいた方が良い。一泊1.5万円程度からが高級ホテル、8千円~1万程度が中級、3~6千円程度が格安ホテルで、それ以下はドミトリーや中国系向けのホテル。

5月中旬から8月末の雨季は比較的安いが、最近は7月頃も混み合う。中国の正月(春節)の2月、展示会の多い3~4月や10~11月、年末年始も混み合う。気候的には9月下旬~12月くらいがベスト。

ペニンシュラホテル(画像:tabinote)
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いっそのこと中国側の深センや広州で宿泊するのもお勧め。また、離島の宿はぐっと相場が低くなることも。

広州の街歩き(画像:tabinote)
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広州の魚市場(画像:tabinote)
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ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
香港では外国人も問題無くプリペイド携帯やプリペイドSIMを買うことが出来る。3(Hutchison/three.com)やChina Mobileが代表的キャリア。もしSIM解除した携帯を持っていれば、空港でSIMを買って店員に設定してもらうのが簡単。

(Wifi)
公共施設や観光地では、香港政府直営の公衆無線LAN、GovWiFiが利用できる。時間無制限で無料。
メトロの駅や空港でも無料Wifiが利用できる。

他に、ホテル、ショッピングセンター、スターバックスなどのチェーン店やカフェでWifiを提供しており、ほぼ無料となっている。


5. 旅の本屋 のまど:イベント情報:~ 旅行エッセイスト 森優子さん、7/18(木)スライド&トークイベント開催決定!

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/

森優子のゆらゆら社会見学報告
◆旅行エッセイスト 森優子さん  スライド&トークショー◆
「アウシュビッツとイスラエル、パレスチナ ~ 生で見てわかった本当のこと」

7/18(木)に旅行エッセイストの森優子さんをゲストにお迎えして、「アウシュビッツとイスラエル、パレスチナ ~ 生で見てわかった本当のこと」というテーマで、ヒトラーが率いたナチス・ドイツによる大量虐殺(ホロコースト)や、その被害者であるユダヤ民族、彼らの悲願により建国されたイスラエルの現状についてスライドを交えながらユーモアたっぷりに分かりやすく語っていただきます。「やっぱり一度は見ておかねばな」と訪れたポーランドのアウシュビッツ強制収容所で見えたのは、意外にもモノクロの歴史じゃなくて、現代日本に重なる「やば~い感じ」。そして浮かんだ素朴な疑問→ユダヤ人って何者?珍妙国家イスラエル、パレスチナって結局なに?ジャーナリストでも学者でもなく、ただ「気になる」という思いだけに突き動かされて現地へ赴いた森さんが、見たもの・嗅ぎつけたものを、実際に体験したエピソードを交えながら、写真やイラストを多用して分かりやすく解説してくれます。聞き終わった後には「なるほど!そういうことか」と納得すること間違いなしの内容です。森さんのファンの方はもちろん、これらのテーマや地域に興味のある方はぜひご参加ください!学生さんにもおすすめの内容ですよ。

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサイン会も行います。


●森優子(もりゆうこ)

1967年生まれ。旅行エッセイスト。ガイドブックの編集事務所にて『地球の歩き方』『JTBるるぶ』などの編集に携わり、93年独立、イラストを含めた執筆活動を開始。
『旅ぢから』(幻冬舎)、『旅のそなた!』(旅行人)ほか旅に関する著書多数。世界各地のドロボーに詳しく、『女性のためのトラブル知らずの海外旅行術』(晶文社)は韓国と台湾でも翻訳出版された。最新刊は『買って良かったモノ語り』(晶文社)。
現在は東京都内にて高校生の娘・夫との三人暮らし。訪れた国は約50カ国。

◆森優子さんHP「ゆらゆらくらげ倶楽部」
http://www.mori-yuko.jp/

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【開催日時】  7月18日(木)  19:30 ~ (開場19:00)

【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい

【会場】  旅の本屋のまど店内

【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、お申し込みください。
TEL&FAX:03-5310-2627
e-mail :info@nomad-books.co.jp
(お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)

※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど


6. 編集後記

みなさんはじめまして。tabinoteメールマガジンスタッフ田口です。

ようやく第1号を発刊することができましたが、いかがでしたでしょうか?
このマガジンでは、みなさんに2種類のコンテンツをお届けしていきたいと思っています。

ひとつは「旅に役立つ情報」です。格安航空会社などに関連する最新のニュースを集めた「旅行業界最新ニュース」、世界中の魅力的な都市を紹介する「世界あの街この街」、他にも各地の空港や、データSIMなど旅に役立つ実践的な情報をどんどん掲載していきたいと思っています。

もうひとつは「旅をしたくなる読み物」です。下川裕治さん、吉田友和さんという二大旅行作家の連載を筆頭に、旅の本屋のまどさんのイベント情報やスタッフの旅行記など、楽しい読み物をこれからもたくさん用意していくつもりです。
普通のメールマガジンよりもボリューム多め写真も多めですが、ネットで読める「旅の総合誌」を目指し、これからも色々な企画を考えていくつもりです。

最初から順に読むもよし、気になったところだけパラパラ眺めるもよし、自由なスタイルで読んでもらえたらなと思います。

そして、旅に行きたくなったら、ぜひ旅のコンシェルジュ「tabinote」にご相談くださいね。

次号は7/16(火)発刊の予定です。