2a. 連載:「タビノート」 下川裕治
月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。
下川裕治(しもかわ・ゆうじ)
1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。
陸路とLCCの境界は10時間?
シェムリアップのホテルですごく悩んだ。どうやってバンコクに戻ろうか……と。
バンコクからバスと相乗りタクシーを乗り継いでシェムリアップまで来た。バンコクから、アランヤプラテートの国境まで240バーツ、ドル換算して約8ドル。カンボジアに入国し、相乗りタクシーと交渉した。少し急いでいたので10ドルで手を打った。
バンコクからシェムリアップまで約8時間かかった。
さて戻りである。