4. 世界あの街この街: ムンバイ


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第40回 ムンバイ

ムンバイの旅行ガイド
ムンバイ (トリップアドバイザー提供)

インド共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

人でむせかえるような通りや雑踏、バザール、スラム、イギリス様式の洋館、最先端のレストランや高層ビル等が混在する人口2,000万人のメトロポリス。インド門や世界遺産のCTS駅舎、アラビア海の海岸線、エレファンタ島の洞窟寺院など街歩きから遺跡まで見所は盛りだくさん。西インド旅行の拠点としても重要。

Gateway Of India Mumbai Google マップ
(A:インド門、B:チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(CST駅)、C:クロフォードマーケット、D:ジャイナ寺院、E:チョール・バザール、F:ドービーガート、G:スィッディヴィナーヤク、H:マウントメリー教会、I:バンドラ・ウォーリ海上ブリッジ、J:ISKCON寺)


空港からタクシーに乗り湾岸沿いを走る。
天気がよい夜なら、バンドラ・ウォーリ海上ブリッジからムンバイ中心部の夜景を眺めることができる。
ムンバイの旅行ガイド
Bandra-Worli Sea Link (トリップアドバイザー提供)

ムンバイ市街には史跡や博物館もあるものの、一番の見どころは街そのもの。
まずは名所旧跡をあくせく巡るよりも、だらだらと街をぶらつきたい。
街歩きの起点にはムンバイの南端、インド門がわかりやすい。
タージマハル・ホテルのタワーの瀟洒な本館と天をつくタワーも至近。疲れたらここに逃げ込めば大丈夫。
ムンバイの旅行ガイド
Gateway of India (トリップアドバイザー提供)
ムンバイの旅行ガイド
The Taj Mahal Palace (トリップアドバイザー提供)

北に歩いて行くと、すぐにムンバイの誇る世界遺産チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(CST駅)にたどりつく。豪華で壮麗な駅舎はどこかムンバイの開放的なイメージづくりに一役買っている。
ヴィクトリア女王にちなんでヴィクトリア駅(Victoria Terminus)として開業したが、後にヒンドゥー王朝マラーター王国の開祖シヴァージーにちなんで改称された。夜は美しくライトアップされる。
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Chhatrapati Shivaji Terminus (トリップアドバイザー提供)

CST駅からしばらく歩くとムンバイの台所、クロフォードマーケットがある。
建物は瀟洒な感じだが中は人、人、人の群れ。スパイスやフルーツ、ぶった切られた鶏肉など生鮮品の強烈な匂いと売り手買い手の声がひびきわたるディープな雰囲気は市場好きにはたまらない。
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(画像:tabinote)

チョール・バザール、別名「どろぼうマーケット」はムンバイのイスラム居住区にあるマーケット。
別に盗品が売られているわけではなく、ムンバイを訪問したヴィクトリア女王の船荷の中から消えたバイオリンがこのマーケットで見つかったというのが由来。ここは女性の1人歩きは勧められないのでガイド帯同を推奨、とされている。
ムンバイの旅行ガイド
Chor Bazaar (トリップアドバイザー提供)


街歩きに飽きたら、今度は名所旧跡を巡ってみてもいい。
ムンバイは人種のるつぼで、世界の宗教施設が集まっている。

市街南部に近い有名施設はジャイナ寺院。
アヒンサー(不殺生)の教えで知られるジャイナ教の中心寺院で、大理石や美しい彫刻が人気。
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Jain Temple – Mumbai (トリップアドバイザー提供)

ムンバイといえばなんと言ってもガネーシャ。
9月のガネーシャ祭りはムンバイ最大規模のイベントで、ガネーシャ像を海に流す行列で賑わう。
そのガネーシャを祀っているのがスィッディヴィナーヤク寺院(Shree Siddhivinayak)。夜遅くまで大勢の参拝者や観光客でにぎわう。撮影禁止でカメラ預かりがないので、1人で行く場合には要注意。
ムンバイの旅行ガイド
Shree Siddhivinayak (トリップアドバイザー提供)

ムンバイはキリスト教の伝統も古い。
マウントメリー教会は1570年創設と伝えられるムンバイ最古のカトリック教会で(現在の教会は100年前に再建)、まったくインドらしくない壮麗で厳かな建物。周辺はキリスト教地区でミッションスクールなども多く、クリスマスには多くの人が訪れる。
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Mount Mary Church (トリップアドバイザー提供)

海上に浮かぶのはイスラム寺院のハッジ・アリー。
海に沈む夕日を背景に白いモスクが染まっていく姿はムンバイのベスト・フォトジェニックスポットとも言われる。夜はライトアップされ、高層ビルとの対比も美しい。
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(画像:Wikipedia)

ヒンドゥー寺院で最大規模のものはイクスコン寺院(ISKCON)。
イクスコンはヒンドゥーをもとにした新興派閥で、1978年に建立された白大理石の寺院は清潔感にあふれている。礼拝だけではなくベジタリアン料理のレストランや巡礼宿などが併設されており、旅行者ものんびりくつろげる。
ムンバイの旅行ガイド
ISKCON Temple- Mumbai (トリップアドバイザー提供)

なお、ムンバイは仏教徒の一大居住地でもある。
カースト差別にめげず不可触民改革をすすめインド憲法を起草したアンベードカル博士の廟(Chaitya Bhoomi)はマヒム湾を臨む海沿い、スィッディヴィナーヤク寺院の北辺りにある。


ドービーガートはエレファンタ石窟と並ぶムンバイの最大の見どころの1つ。
ここは洗濯人カーストの集まる一大ランドリー地区で、ホテルで出した洗濯物もすべてこのガートで手洗いされている。景色は壮観だが今やすっかり観光地化しており、チップをねだる無関係なガイドや物売りが続出するウザいエリアでもある。中に入らずマハラークシュミー駅などの陸橋から眺めるのがいい。
ムンバイの旅行ガイド
Dhobi Ghat (トリップアドバイザー提供)


ホテルや市街の旅行会社では様々なオプショナルツアーを用意している。
郊外で比較的行きやすいのは市街から北に45km程度のカンヘーリー石窟。
広大な国立公園の内部にあり、お世辞にも空気がいいとは言えないムンバイ市街では味わえない新鮮な空気と自然、古代遺跡を満喫できる。後述するエレファンタ島よりも保存状態が良くゆっくり見学できるという評判。
ムンバイの旅行ガイド
Kanheri Caves (トリップアドバイザー提供)

史跡や「いかにもインド」な喧噪に慣れたら、ボリウッドツアーやアミューズメントパークもおすすめ。
ボリウッドツアーはインド映画と同様に来場者へのサービス精神にあふれており、広大なセットやステージ・パフォーマンスなどかなりエンタメ方面で盛り上げてくれると評判。テーマパークもアドラブズ・イマジカ、エッセルワールドといった巨大パークがある。
ムンバイの旅行ガイド
Bollywood Tours (トリップアドバイザー提供)
ムンバイの旅行ガイド
Adlabs Imagica (トリップアドバイザー提供)

エレファンタ石窟はムンバイ観光のハイライト。
インド門からフェリーで1時間、長い階段を登って石窟へ。6世紀に遡るヒンドゥー遺跡で、長年の風雨やポルトガル人の射撃ゲームなど数々の試練に耐えて今なお残る巨大な石窟や巨大な神像群は圧巻。
ムンバイの旅行ガイド
Elephanta Caves (トリップアドバイザー提供)

ムンバイから北東に350km、国内線でアウランガバードまで国内線で1時間。そこからバスに1時間も乗ればインド最大級の石窟、エローラ窟へ。石窟は数世紀にわたって造られたと推定されており、仏教・ヒンドゥー・ジャイナ寺院が共存する世界に類を見ないスケールの石窟。サイズも幅数キロ、塔の最高部が数十メートルにもおよぶ。

信じられないのはその工法で、伽藍も柱もカベの精密な彫刻も、その全てが巨大な一つの岩山を上から下へとノミで掘り抜くという丸彫り彫刻のような手法で建造されたとされている。インドはおろか世界でも類を見ない壮大な建築で、もう史跡や世界遺産はおなかいっぱい、というスレた旅行者でも度肝を抜かれるレベル。ムンバイまで立ち寄る機会があればぜひ訪れたい。
ムンバイの旅行ガイド
Ellora Caves (トリップアドバイザー提供)

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Soma (Indian Cuisine) at Grand Hyatt Mumbai (トリップアドバイザー提供)

インド全土の食も世界の食もなんでもそろう(寿司もある)ムンバイ。
北インドの濃厚なカレーやドーサをはじめとする南インド料理、菜食の伝統が長いお隣グジャラート料理も豊富。
ムンバイ名物といえばなんと行ってもシーフード。大きなエビのカレーやビリヤニ、魚を揚げたボンベイ・ダックなどは本場ならではの味。
海岸沿いのジュフビーチやマリーンドライブ沿いのホテルなどで、夕日を見ながら食べるシーフードは最高の気分。

また、パールシー(在インドの拝火教徒;フレディ・マーキュリーもパールシー)のレストランはムンバイ以外ではなかなか見かけない。羊の煮込みや中東のドライフルーツのピラフなど中東系の味覚は辛い物が苦手な人にもおすすめ。

ストリートフードも豊富で、チャパティやチャイなどの定番から、スパイシーな具とチーズのクリーミーさがたまらないサンドイッチ、卵のカレー炒めなどが人気。


Taj Exotica Goa (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
日本からインドへの空路は、主に直行便とアジア各都市を乗り継いでいくルートがある。

デリーまでの直行便はJAL、エアインディア、ANAがあり、JALとANAは毎日就航している。エアインディアは成田発水土日の週3便。
ムンバイまでの直行便はANAのみ。こちらも毎日就航。直行の場合は往路11時間程度。

乗り継ぎの場合は無数に選択肢があり、やはり中華系が安い。エアインディアもなかなか安めで、関西空港からのエアインディアムンバイ便は所要時間・費用共にお得なことが多い。
アジアの適当な都市(バンコクなど)で降りてチケットを買ってもいい。ムンバイは大都市なので、マレーシア航空やタイ国際など豊富に選択肢がある。香港からはジェットエアウェイズが就航している。
いったんデリーまで付いてしまえばLCC大国なので国内線は豊富。1.5万円程度でムンバイまで飛べる。

LCCを使う場合はエアアジアでクアラルンプールを経由しハイデラバードなどへ。その後国内線でムンバイに移動というルートが効率的だが、所要時間・費用共にそれほどお得ではない。

(陸路)
デリーから鉄道で向かう場合、特急電車で17~30時間程度。
1等エアコン付ファーストクラスが片道7,000円程度、エアコンなしスリーパーなら1200円程度。

(パッケージツアー)
所要4~5日間のツアーなら安く、特にジェットエアウェイズを使ったツアーなら激安。
だが、現地に丸々滞在できるのは実質1~2日。やはり9日程度はほしい。9日程度となるとエローラやデリーなどの周遊が含まれる豪華パックが多く20万程度になる。

(空港)
チャットラパティー・シヴァージー国際空港はムンバイ市街から北に34kmに位置する。
かつては古く野暮ったい空港だったが、大改装によりモダンで近代的なターミナルに生まれ変わった。
ANA、エアインディア、タイ国際などほとんどの国際線はターミナル2に到着。

空港からの移動はタクシーが一般的。プリペイドで600~700ルピー。
所要は60~120分。朝夕は渋滞で激しく混み合う。

インドが初めての場合や夜の到着ならホテルに送迎を頼むのがおすすめ。




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地理と気候

ムンバイはインド亜大陸の西部、マハーラーシュトラ州の州都。
アラビア海に面しており、ボンベイ島、およびその北に位置するサーシュティー島から成る。
日本との時差はマイナス3.5時間。
季節は乾期と雨期で明確に分かれ、雨期は6月から10月頃、乾季は11月~5月頃。
雨季は一日中湿った空気が重くまとわりつき、時には大雨で川が氾濫したり街の一部が水没したりするなど旅行には不向き。できるだけ乾季に旅行したい。


(画像:Google提供)


言語と通貨

インドの公用語はヒンディー語、および各地方の21にもおよぶ言語(ムンバイの属するマハーラーシュートラ州ではマラーティー語)。
英語は準公用語となっており、旅行者が訪れるようなところでは概ね通じる。
ただし、インド英語は発音や単語に特徴があり、早口な人が多いこともあって通じにくいとされている。

通貨はインディア・ルピー(INR)。1ルピー=1.9円(15年2時点)。
物価は、現地の人が利用するような交通機関、食は安い。
外国人向けのレストランやホテル、特にお酒が出るようなところはかなり高めで、日本と変わらないかより高いことも。特にホテルはインド全土でも最も高いレート。
タクシーは初乗り20~30ルピー。ドーサやカレーが一食30~100ルピー。外国人向けのバーやシーフードが出るようなところでは一品が数百ルピーということも。

両替はATMによる国際キャッシングが有利。
インドルピーは日本で両替できない。現金の場合は日本円もしくはドルを現地で両替することになるが、空港のレートは悪い。空港で少額を両替し、レートの良い市内の銀行で必要な分を都度両替するのがお勧め。両替時のレシートは出国時再両替に必要なので取っておくこと。
また、アジア共通であるがインドは他の国にも増して汚れた札・汚損した紙幣が多く、受け取ってもらえないこともある。きれいな札かどうか、両替や支払い、おつりをもらう際に金額と共に常にチェックすること。
外国人が行くようなカフェやホテルならクレジットカードも通じる。こちらも伝票を良く確認する。
チップの慣習は根強い。ホテルのポーターに50ルピー程度、英語のガイドに300ルピー程度。


(Wikipedia提供)


ビザと治安

ムンバイの治安はインドの中では比較的マシな方とされる。
夜でも人通りが多く、街頭や商店の明かりで賑やかさがある。
また、観光スポットや市街ではテロ対策としてか警官や警備員もやたらに多く、見た目にはだいぶ安心感がある。
しかしながら、もちろん人通りの少ない地域やスラムへの立ち入り、夜中の一人歩きなどは厳禁。特に、マフィアの本拠地とされているムンバイセントラル駅周辺のNagpada~Byculla近辺、マヒム湾近くのMatungaやスラムの拡がるDharaviあたりは観光地からも近い。
インドで全般的にいえるのは、ぼったくりタクシーやツアー。無料で道案内やガイドをすると称して最後に寄付を要求する(病気の妹、兄が交通事故など言い訳はいろいろ)など。ひったくりや窃盗にも注意が必要。街中やたらと多い犬にも気をつけたい。一日に数百人が噛まれるという。

観光客が気をつけようがないところもあるが、ムンバイは人種のるつぼであり宗教対立が起きやすいことからテロや暴動が度々発生している。
1992年~93年にかけヒンドゥーとイスラムの対立に端を発した暴動が発生し805名が死亡。それを受けて93年には連続爆破テロ(死者257名)。2002年から翌年にかけては爆破テロ。2006年には列車爆破(死者209名)。2008年にはタージホテルなど観光客の集まる地域を狙った同時多発テロ(死者172名で、うち1名は日本人)。2011年にも連続爆弾テロが発生した。


トランジットも含め全てのインド入国者はビザが必要。
ビザはオンライン申請(Online Visa Application)とETA(Electronic Travel Authorization)がある。
オンライン申請は単に申請書をWEBで作成できるというだけで、pdf化された申請書をンドビザ申請センターに持ち込むか郵送することになる。センターに申請・受取に行くとかなり時間をロスするので郵送サービスの利用が便利。
観光の場合は6ヶ月間有効・複数入国可能なマルチビザとなる。料金は2,156円。
センター直接受取でも郵送でも、ビザが降りるまでは意外に時間がかかる。日程に余裕を持って申請したい。

ETA(Electronic Travel Authorization)の場合はオンライン申請と異なりWEBでビザ発行までが完結する。申請フォームを埋めてクレカで支払うと72時間以内にビザが添付されたメールが来るので、それを印刷すればOKというお手軽さ。
ただし、ETAは従来のアライバルビザ制度に替わるものという位置づけで、有効期間は30日と短く料金も60ドルと高め。印度出国のエアチケットが必要。
なお、従来のアライバルビザ制度は2014年12月26日で停止となっており、ETAでの手続きが必要。

いずれにせよインドのビザ事情や条件は頻繁に変わるので、直近の情報をビザセンターや大使館サイト、インドに強い旅行代理店のサイトなどで確認しておきたい。


市内交通

交通状態はカオス。慢性的に渋滞が激しく、特に郊外に行く際には時間を多めに見ておく必要がある。

(タクシー・リキシャー)
流しのタクシーは少なく、各所にあるタクシー乗り場や観光地などの前でつかまえる。
かつてはぼったくりが横行していたが、大手のメータータクシーMeruCabの登場やスマートフォンによる配車システムの登場でだいぶラクになった。

タクシーはやはりMeruCabが安心。
MeruCabのサイトで配車予約も可能だが、現地の携帯番号が必要。
スマートフォンによる配車アプリはUberやTaxiForSureなど。現地でスマホが使えればだいぶ快適。

一般的なタクシーは黄一色または黄と黒のツートンに塗られたインドが誇る国産車のアンバサダー。エアコン無しでメーターも旧式。

メーターがあっても使わない、またはメーター通りではない場合も未だ多い(インフレでメーターの料金に実際の料金が追いつかないという事情もある)。その場合でもFare Chartという料金表を持っている筈なので、必ずその表と対照して料金を確認する。アンバサダーのメーターは旧式なので、やはりFare Chartで請求される。リキシャーも同様。

初乗り料金は最初の1kmが20ルピー、以後1km毎に13ルピー。深夜・早朝の割増料金あり(23時~5時;25%)。1割程度のチップが必要。Merucab、Uberなどではもう少し高く、初乗り25~27ルピー、以降20ルピー/km程度。

(地下鉄/鉄道)
ムンバイ・メトロはデリー、バンガロールに次いで2014年に開通した。
9号線まで計画されており、現在利用できるのは高架の1号線。郊外海沿い北西のVersovaと南東のGhatkoparを結んでいる。2号線以降が地下鉄となる予定。
現状では観光客にとってそれほど利用機会がないかもしれない。ボンベイ島南端のColaba駅に乗り入れる3号線の開通は15年以降の予定。
車内も駅も清潔で快適、時間も正確といいことずくめだが、チケット購入の長蛇の列やラッシュ時の混雑は恐ろしいものがあるという。改札前には空港並みのセキュリティーチェックがある。

料金は10ルピーからで、トークンを購入して利用する。
他にもプリペイド式のスマートカードがあり、チケット購入の列に並ばず自動改札を通れるというメリットもある。

(路線図)


ムンバイ近郊鉄道は鉄道大国インドの中でも最も由緒ある歴史を誇り、開通は1853年(ペリーが浦賀に来航した年)。
現在ではムンバイ近郊鉄道の乗客は1日平均650万人にもおよぶが、輸送力の増強が街の発展においついていないためいつも混み合っており、一説には世界一混雑する鉄道とも呼ばれる。
ラッシュ時の乗車率は250%(定員の2.5倍)、年間死者数が4000人というすさまじさ。
旅行者が利用する機会はあまりないかもしれないが、CSTからマスジットまでの1区間だけでも体験してみると面白い。

プネ-やデリーなど遠方に向かう場合はネットで指定席も購入できる。
無事予約が入手できた場合、当日駅に行くと座席チャートが壁に張り出されているので、それを見ながら自分の号車・席を確認する。わからなければ係員に聞く。

(バス)
市内を走るのは赤いBESTバス。
旅行者にとってはややハードルが高い。料金は安く、エアコン無しが7ルピー~、エアコン付きで25ルピー~。

長距離バスはエアコン付きで清潔、オンラインで予約も可能。
ムンバイ・プネ-間なら3~4時間、300ルピー程度。


ホテルとシーズン

常に供給不足で、ホテル代は高止まりしている。
いわゆる外国人向けの高級ホテル代は東京と同レベルかそれ以上と考えて良い。
タージ、オベロイといった超高級ホテルは最低200ドル、4つ星程度で100~150ドル。
ボンベイ島南が便利だが、割と安めなリゾートホテルはジュフビーチ近辺にも多い。
ムンバイの旅行ガイド
Juhu Beach (トリップアドバイザー提供)

ルームチャージ換算なので、1人旅でもツインの料金が必要だったりするが、2名3名の場合は割安。
インドの場合はどうしても疲れることもあり、到着日と最終日くらいはいいホテルを取った方がいいかもしれない。

ハイアットをはじめとした新しい外資系ホテルも増えているが、まだまだ古いホテルが多い。
以前はインドの高級ホテルと言えば、大理石をふんだんに使った重厚・豪華な建物がすばらしい一方で、建物が老朽化し、設備や清掃、従業員のサービスなどはまだまだという例が多かった模様だが、最近はだいぶ改善されているらしい。

ゲストハウスやホステルならエアコン付の個室が2千円程度。ドミトリーならさらに安い。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
Vodafone、Airtel、Reliance、TATA DOCOMOなどの業者がある。
(TATA DOCOMOについてはNTTドコモのインド撤退によりブランドが変わる可能性があるが、現時点ではそのまま営業中)

2012年に法改正があり、外国人がアクティベート済みのSIMを即時入手して使うことはできなくなった。
厳密には、カウンターでSIMフリーの携帯、パスポートのコピー、顔写真、証明書(Certification Form)を提出し申請する。証明書はインドの滞在先を証明するもので、予約証明でOK。もうチェックイン後ならホテルやゲストハウスで発行してもらえる。
SIMを購入後指定の時間(24時間後)、もしくはショートメッセージを受信後に指定の番号( Vodafoneなら117など)に電話をかけるとアクティベートされる。

申請書に一箇所でも誤りがあると容赦なく申請は拒絶され、アクティベート時の電話では超高速インド英語の係員に申請書に記入した内容を質問されるので、間違えなく答えなければならない。
宿の近くの携帯ショップで買い翌日再訪して手続きしてもらうのがラクかもしれない・・・。

いったん入手してしまえば便利この上なく、通話もデータも世界屈指の安さ。
Vodafoneの場合は28日間有効の1Gパックが251ルピー、1.5Gで348ルピー、3Gパックが654ルピーなど。
Airtelの場合は30日有効の1Gパックが249ルピー、2.5Gで449ルピー、4Gで749ルピーなど。Relianceは30日有効の1Gパックが177ルピーと安め。他には15日有効の1Gプランが92ルピー、10日間で73ルピーなど短期滞在に手軽なプランが多い。
TATA DOCOMOも安い。7日間有効の300Mパックが39ルピー、14日間有効の600Mパックが95ルピー、28日有効の1Gパックが149ルピー、同2Gで174ルピーなど。

なお、インドは州を超えるとローミング扱いになる。長旅の場合は滞在先でその都度SIMを買った方が安い場合がある。

以上のようにインドでのSIM入手はとても面倒なので、日本からWiFiルーターを借りていくのも手。1日あたり600円と比較的安く利用できる。
インド到着後すぐに利用したい場合には、現地の人間(タクシーや露店など)に聞いてみると開通済みのSIMを購入できることがある模様だが、かなりインド上級者向けの方法といえる。

(Wifi)
ホテル、カフェ、レストランなどでWifiを提供しているが、東南アジア(例えばタイやベトナム)に比べてそれほど数は多くない。街中でよく見るBarista CoffeeやCoffee Dayなどのチェーンなら確実につながる。
空港でもWiFiを提供しているが、インドの携帯電話番号を求められる。有料ラウンジなら快適。
未確認だがムンバイメトロでもWiFiを提供している模様。また。MTNL(Mahanagar Telephone Nigam Limited)が公衆無線LANの提供を発表している。