3b. 世界一周ノート 第20回:オーストラリア・ワーキングホリデー -4


3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
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青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

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第20回:オーストラリア・ワーキングホリデー -4

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シドニーを出発して9日間。9000kmを走破したレンタカー周遊は、結局1人600$+諸経費(個人で買ったタバコやお土産、お菓子等で200$程度)という出費になった。
これが高いか安いかというと、物価高を極めるオーストラリアにおいては非常に安くあがったと言えると僕は思う。
通常、シドニー発のエアーズロックツアーが500$~という観点からもそれは言える。
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今回、僕たちが観て周った場所を記すと・・・
・キャンベラ(首都)
・メルボルン(フィリップ島、ペンギンツアー含む)
・グレートオーシャンロードのドライブ
・エアーズロック
・クーパーピディ
・ゴールドコースト(国立公園での土ホタル観光含む)
・ニンビン(大麻の聖地)
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以上が主な観光地だった。弾丸ツアー、半分以上が車中泊という悪条件もあったけれど、広大なオーストラリア、観光地の数からすれば1人800$はやはり安い。
もちろん、安くあげることが全てではないけれど、今回のレンタカー旅行という試みはそれ以上に大きな経験を、平たく言うと思い出を僕に与えてくれた。
それは深夜の砂漠の真ん中で見上げた星空の夥しい流星だったり、地平線に大パノラマで沈む夕日、朝日だったり、何度も行く手を唐突に遮るカンガルーだったり、コンロで作った不味いカレーだったり、運転交代都度に吸った大麻だったりした。
これらはやはり個人旅行という枠組の中でしか現れない、ある種余計な、そして素晴らしき体験だった。

オーストラリアでのワーホリ社畜は、こうして充分過ぎる「ホリデー」を期に終わりを告げた。そして手元に残ったのは10000$の所得から生活費・旅費を差し引いた3000$程だった。visa代金と航空券代金を差し引いて完全な黒字は2000$程度だろうか。

4ヶ月という1年の旅程の大部分を占めたオーストラリアは僕に海外生活という自信、2000$、僅かな英語力、そして大麻の味を教えてくれた。
ワーホリ帰りという、どこかバブリーで道楽色の強い響きも、実際に節約し働きまくってみると、案外貧乏臭いことができるのかもしれない。決して華々しくないワーホリがあるということがわかっただけでも、僕にとっては収穫だった。
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6月、僕は再びシンガポールへと降り立った。アジアの熱気は懐かしく、当然のように僕はシンガポールを地下鉄とバスでスルーして、マレーシア・ジョホールバルへと抜けた。そのままバスターミナルへ直行し、クアラルンプールへの夜行バスに乗ると、あの貧しい金銭感覚が研ぎすまされていくのがわかった。クアラルンプールで1泊450円のドミトリーにチェックインするともう4ヶ月前の自分が居た。労働を経た僕の体は復活した旅への欲求で溢れていた。
屋台でヌードルをすすると、インドへと急いている自分が居た。そこで待っている地獄の腹痛なんて想像も出来ずに・・・
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しばらく原稿が途絶えていましたが、今号より再開させていただくことになりました。今号の内容は8月12日配信のメルマガの続きからとなっています。
今後ともよろしくお願いいたします。

次号はインド突入・受難編を記します。


世界一周ノート
とりあえずの予定コース:上海→杭州→南寧→ベトナム→ハノイ→ホーチミン→カンボジア→チェンマイ→ラオス→バンコク→パンガン島→ペナン島→マラッカ→スマトラ島→ジャワ島→マニラ→シンガポール→ジョホールバル→シドニー→インド。以降トルコ、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、南米と巡る予定