tabinoteメールマガジン 2014/09/09号 Vol.030 無料版

Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」 下川裕治
2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和
3a. tabinote旅行記 香港エクスプレスで行く中国! 東莞(ドンガン)の巨大ゴーストモールに行ってみた 1
3b. 世界一周ノート 休載のお知らせ
4. 世界あの街この街:ベルリン
5. 旅の本屋 のまど イベント情報:9月25日(木)イラストレーター竹永絵里さん、スライド&トークショー、10月9日(木)エッセイスト一青妙さん スライド&トークショー
6. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

春秋航空、茨木-上海線を増便

茨城空港から上海/浦東に定期便を運行している中国のLCC春秋航空(SpringAirlines)が、早ければ今年10月より同便を現在の週6便から8便へと増便することが茨城県議会の代表質問でわかった。

成田空港、国内線利用客からも空港使用料徴集へ

成田国際空港は、来年3月より国内線でも旅客サービス施設使用料(空港使用料)を徴集する予定だと日経新聞が伝えた。料金は一往復あたり800円~900円前後になる模様。

JAL、関西-ロサンゼルス線を8年半ぶりに再開

日本航空は2006年10月より運休していた関西-ロサンゼルス線を2015年3月20日から再開すると発表した。1日1往復の直行便で運用し、機材はボーイングB787-8を使用、座席数はビジネス42席、エコノミー144席の計186席となっている。また、中部-バンコク線も12月20日より再開することが発表された。

スケジュール

3月20日~28日
JL060 関西 15:20 → ロサンゼルス 09:20
JL069 ロサンゼルス 11:20 → 関西 15:50(+1日)

3月29日以降(変更の可能性あり)
JL060 関西 17:40 → ロサンゼルス 12:00
JL069 ロサンゼルス 14:30 → 関西 19:00(+1日)

ヴァージンアトランティック航空、日本路線から撤退

イギリスのヴァージンアトランティック航空は、2015年2月1日に○25年以上続いた東京/成田~ロンドン便から撤退することを発表した。米デルタ航空との共同事業をベースにした国際線ネットワーク再編が理由で、今後は英米間の大西洋路線をより拡充する一方でアジア、アフリカ路線などを縮小していく。

タイ・エアアジアX、東京~バンコク便を1日2便に増便

9月1日から日本乗り入れを開始したタイ・エアアジアXは、早くも現在1日1便運行中の東京/成田~バンコク/ドンムアン線を2015年3月26日より1日2便に、週5便運行中の大阪/関西~バンコク/ドンムアンを毎日運行に増便すると正式に発表した。

スケジュール

XJ601 東京/成田 10:30 → ドンムアン 15:05
XJ607 東京/成田 20:15 → ドンムアン 01:25(+1日) / 2015年3月26日~
XJ600 ドンムアン 01:00 → 東京/成田 09:15
XJ606 ドンムアン 10:15 → 東京/成田 19:30(+1日)/ 2015年3月26日~

↑目次に戻る


2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

またしても徹夜LCCに乗ってしまった

 またしてもやってしまった。
 徹夜で乗るLCCである。
 いま、マカオにいて、この原稿を書いているのだが、話は昨日、いや正確にいうと一昨日に遡る。
 日本から香港に行くことになった。航空券を買わなくてはならない。サイトを見ると、やはり香港のLCCである香港エクスプレスが安かった。預ける荷物がなく、座席指定をしない条件で、片道1万2540円。これまで往復で4万円はかかった香港までの航空券代を考えると、小躍りするほど安かった。6割ほどの運賃である。
 しかし出発時刻を見て呟くことになる。
「またか……」


以降は「有料版メルマガ」にて公開しています。
有料版は月300円です。この機会にぜひ購読をご検討下さい。
こちらの画面下部から「有料版購読」をお選び下さい。
https://tabinote.jp/mailmag/

↑目次に戻る


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第29回 吉田友和

ぶ ブリッジ

「橋を見に行きたいのですが……」
 マンダレーのホテルに到着するなり、僕はこう切り出した。初めての街では、チェックインがてらリサーチするのが手っ取り早い。
 レセプションの女性は、慣れた口調で説明してくれた。ホテルでクルマを手配できるという。橋までは45分ぐらい。行って帰ってきて15ドル。ローカルのバスもあるが、時間がかかるのでオススメしないとのこと。
 空港からホテルまでも同じぐらいの距離を走ったが、乗合タクシーで1人4ドルだった。15ドルは正直高いと思ったが、あまり時間もなかった。マンダレーにはわずかに1泊しかしない。訪れるならば、チャンスはこの日のみと言えた。


以降は「有料版メルマガ」にて公開しています。
有料版は月300円です。この機会にぜひ購読をご検討下さい。
こちらの画面下部から「有料版購読」をお選び下さい。
https://tabinote.jp/mailmag/

↑目次に戻る


3a. tabinote旅行記 香港エクスプレスで行く中国! 東莞(ドンガン)の巨大ゴーストモールに行ってみた 1

 
最近旅行記が連続しているtabinoteのアドベンチャー担当、ワタベです。
またまた今回から連載でお届けします。


プロローグ

メルマガバックナンバー通り、山登りライブなど盛りだくさんの予定を詰め込んだ3月の香港行。

実はこの時中国にも行くことにしていた。
立ち寄り先として、どうしても外せないと感じていたのが香港からもほど近い、中国東莞(ドンガン)の超巨大ショッピングセンター「華南モール」。
新华南MALL 生活城
(画像:公式サイト)

Wikipediaによると、2005年開業で、総賃貸面積は約66万m2。これは開業当時世界最大の規模。
ちなみに、東京ドームが4.6万m2、船橋ららぽーとの商業施設面積が10万m2。
日本最大のショッピングモールである越谷のイオンレイクタウンが24万m2なので、その3倍弱…、といえばスケールが伝わるだろうか。
イオンとドーム
(参考:大きさ比較-赤枠がイオンクレイタウン、左下青囲みが東京ドーム;画像出典Google)


しかし、このモールが有名となったのはその規模ではなく、テナントがほとんど入らずに廃墟化したから。
上掲のWikipediaを見てももはや営業しているのかどうかわからない記述…。

入居するテナントが少なく、入れ替わりもあるため、1500ほどもある小売スペースの多くはずっと空きスペースになっているのが実情である。2013年の時点では、モール側の主張する店舗入居率は20%であり、事実上機能停止状態と言われている。
-Wikipedia:2014年8月15日記述

 
私がこのモールを知ったのは、CNNの記事がどこかネットから流れてきたのを見たのがきっかけ。日付を見るとちょうど香港行きの1年前頃だった。
「世界最大の商店街」は今やゴーストタウン、不動産バブルのツケ 中国」(CNN)

もともと香港は宿代も高いので、中国に移動して国境沿いの深センか広州に数泊しようかと思ってたところ。CNNの記事をきっかけに、いっそドンガンに泊まってゴーストモールの実態を見てみよう、と決めた。もちろんtabinoteのネタにも最適だし!


行き方

ドンガンへは、香港から広州行きの鉄道で行くことができる。
その鉄道は私も昔利用したことがあり、楽勝だなと思っていたところ、Googleマップを開いて唸った。

ドンガンは一つの市とはいえ、神奈川県ほどの広さがある。そしてモールは鉄道駅から遠いのだ。香港広州鉄道の通る東莞駅(常平;チャンピン駅)とモールの距離はGoogleマップによるとおよそ40km。チャンピンからの移動経路を調べてみるがよくわからず、英語の「1,000香港ドルくらいでタクシーをチャーターするのが一番いいぜ」とかいう適当なQ&Aが出てくる始末
廃墟冷やかしに行くのにそんなに出せないよ!

さらに調べたところ、日本語で書かれたブログ(訪問記)を見つける。
(この「世界、大人の社会科見学(旧:とにかく安く旅行したい)」さんの情報は大変参考になりました。この場をお借りしお礼申し上げます )
世界第2のショッピングモール、広東省東莞市の華南モールに向かった件/世界、大人の社会科見学

どうやら華南モールは香港から「東莞汽車総站」という長距離バスターミナルに向かい、更に市バスに乗り換えて行けばいいらしい。
上掲のブログでは、香港・中国国境の羅湖から40番のバスで東莞汽車総站に着くとの記述がある。そこから市バスに乗りモールまではバス停1つ分。市バスに乗らず、東莞汽車総站から徒歩でもいけないことはないらしい(むしろ、徐々に現れる朽ちた看板や煤けた案内表示などを体験するにはそれがおすすめとか)。

個人ブログを参考にしないと行き方一つわからないのは、華南モール公式サイトの交通案内がさっぱり要領を得ないから。
こんな地図(↓)でわかるかよ!
新華南MALL生活城_map
(画像:公式サイト)


滞在手段とドンガンの治安問題

さて、悩んだのが、日帰りで帰るか現地に泊まるか。

実はドンガンは「中国で治安の悪い街ランキング」で堂々1位に選ばれた悪名高い都市。

「東莞=要注意地域」という方式は中国ではかなり有名……。東莞へ旅行に行くと、すまし顔の上海人やブッキラボウな北京人までもが親切に感じられる……とさえ言われます。スリや引ったくり、売春、詐欺、コピー製品が町中に溢れかえっているのですから、夜道は歩かない、大金を持たないなど、自己防衛が必要です。政府は多くの治安部隊をこの土地に送り込んでいるようですが、問題はなかなか解決に向かわないようです。
-「中国の都市別治安ランキング」/All About

 
スリはともかく治安部隊って何だよ!

もともとドンガンは「世界の工場」を代表する新興都市・深センに隣接し、深センの発展に伴って巨大工場がボコボコできたことから発展した街で、2010年の人口は822万人とほぼ1千万にせまる勢い。現在ドンガンに住む住民のほとんどはもともとの華南部住民ではなく、内陸からの出稼ぎ労働者。必然的に荒っぽい連中が多い模様…。
また、日本語でドンガンを検索すると売春情報だらけ。要するに、工場労働者ってのはほとんど男なので、それを見越した産業が発達してるということになる。特に、東莞駅(チャンピン駅)の近くでホテルに泊まると客引きがひっきりなしに押し寄せる羽目になるらしい。

どんな世紀末都市なのかと思うが、香港に戻るバスは早い時間で終わり、日帰りはきついことが判明。
そもそも目的のモール見学が中途半端に終わる可能性もある。

広州まで移動して広州泊という手もあるが、広州も危険ランキング2位になっている。広州には安全なイメージしかないので、この危険度ランキングって結構いい加減なんでは…。
などと迷っているうちに出発の時が来た。


香港から、いよいよ華南モールへ:出境

さて、香港エクスプレス航空で香港へ。
香港3日目、所用を済ませて(メルマガバックナンバー参照)いよいよドンガン行きの日。

香港で予約できたホテルは前々々回旅行記で触れたOZO。
香港島のワンチャイとセントラルの間あたりにありどこへ行くにも便利だったが、そのホテルから東莞汽車総站行きのバスが出る国境沿いの街・羅湖までは地下鉄を乗り継ぎ90分もかかるという。
面倒だなと思い慣れない中国語検索を駆使していると、ホテルのすぐ傍にある旅行会社(香港中国旅行社)でドンガン行きのバスを手配しているという情報を入手。

販売しているチケットは、ホテルからも徒歩で行ける香港島のフェリー乗り場からドンガンの東莞城市候機楼まで行く高速バスで、片道100香港ドル。
東莞城市候機楼とは、航空会社のオフィスが入った集合ビルで、どうも華南モールの中にあるらしい。ということは香港からモールまで直行である。なんだ、これでいいじゃん。

ということで、日帰りか宿泊かは決めず、でたとこ勝負で行ってみることにした。
バスは予約制なので、チケットの空き具合によっては現地に夕方着かもしれない。そうなったらその時だ…。

ホテルをチェックアウトし、tabinote田口と別れ、荷物をまとめて近くの香港中国旅行社オフィスに向かった。
午前便もまだ間に合う時間だったが、満席とのことで午後発のバスチケットをゲット。
IMG_20140323_120155
(画像:tabinote)

徒歩でカートを引きながらバス乗り場(フェリー乗り場)に向かう。
直通バスとはいえ、香港からのバスは中国国境の深セン・皇崗までで、ここで乗り換えることになる。そのためどのバスも行き先表示は「皇崗」となっており見分けが付かないが、実際にはどの皇崗行きに乗っても問題無い。一応バス乗り場の受付の女性にチケットを示し、乗るバスを確認。

バスを皇崗で降り、香港出境・中国入国検査を受ける。
IMG_20140323_130236
(画像:tabinote)

中国側のバスセンターでドンガン行きのバス停に並ぶ。香港中国旅行社の腕章を付けた係員がいたので、チケットを見せてバス停を確認。ほどなくバスが来たので乗り込む。

車内は…ガラガラ!これなら午前発の便でも乗れたんじゃないの?と思うほど。
数名しか乗せないバスは定刻も定かでないまま出発した。
中国国境を越えた後も香港からのローミングで携帯の電波が通じていたので、Googleマップを見ながら移動経路を追う。バスは確実にドンガンの中心部へ。
Screenshot_2014-03-23-14-31-14
(画像:tabinote)

ドンガン市は、中国の典型的な大都市という感じで、巨大な車幅の高速道路越しにビルが途切れること無く続いている。

市街地で一気に客が降り、とうとう私一人になった。

運転手が何か尋ねてくる。どこまで行くのかと聞くので、華南モールと答えると、このバスは華南モールには行かないという。
そんなわけねえだろ、チケットにもバスにも「東莞城市候機楼」って書いてあるし、東莞城市候機楼は華南モールの中でしょ、と尋ねると、運転手はなんと路肩に停車して、意外なことを言い始めた…。

(続く)

↑目次に戻る


3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
aoki_s

青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

Facebook

休載のお知らせ

今号の「世界一周ノート」は休載いたします。

青木さんは、メルマガで執筆中のオーストラリアを既に離れ、インドから欧州に渡り、アフリカを経て現在ニューヨークに滞在中とのことです。
今回は、本来「オーストラリア・ワーキングホリデー」の第4回、車で巡るオーストラリア旅行の旅程をご報告いただく予定でした。

しかし、先日南アフリカのヨハネスブルグに滞在中、強盗に遭われたそうで、原稿データの入ったラップトップや現金などを奪われるという被害を受けたそうです。
幸いにしてお怪我はされていないようですが、以上のような事情により、今号は休載とさせていただきます。
また、次号以降も再開までに時間がかかってしまうかもしれません。読者の皆様におかれましては、ご理解のほどお願いいたします。

最後に、青木さんからのメッセージと、南アフリカの安全情報をご覧下さい。


青木さんからのメッセージ

差出人:青木大地
Sat, 6 Sep 2014 00:30:39 +1000

やってしまいました。南アフリカヨハネスブルクで強盗に遭い(白昼の街中で5~10人の黒人に襲われました)、パスポート及びラップトップ等の貴重品を全て奪われました。
用意していた原稿も消えました。申し訳ございません。
現在、パスポートの再発行をし、なんとかNYまで辿り着き、この先を考えているところです。
予算的にも精神的にも大変厳しい状況です。
原稿ですが、書く環境が整わず次の目処が立たないというのが現状です。
一旦落ち着いたらまたご報告いたします。
軽はずみな行動でご迷惑おかけして申し訳ありません。

かなり衝撃的な記事が書けると思うのですが、今しばらくお待ちください。
今号?次号?はこのメールを掲載するなりなんなりしていただいて構いません。

連絡が遅くなりすみません。原稿落ちも、本当に申し訳ないです。


南アフリカの安全情報

「在留邦人向け安全の手引き」 / 在南アフリカ共和国日本国大使館(2012年1月)より。
http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/south_africa.html

(抜粋)
南アフリカ共和国(以下南アという)は、1994年の全民族参加による総選挙で新政府が誕生してから15年以上が経過した現在でも政治、経済、社会、治安等の各分野において数多くの課題を抱えています。とりわけ治安問題に関しては、ヨハネスブルグは、世界的でも最も治安の悪い犯罪都市の一つとされ、最新の2011年9月発表の犯罪統計によると、殺人事件が15,940件(1日当たり43.6件)、殺人未遂事件が15,493件(1日当たり42.4件)、武武装強盗事件が101,463件(1日当たり277.9件)、強盗事件54,883件が(1日当たり150.3件)、強姦を含む性犯罪事件が66,196件(1日当たり181.3件)発生しています。前年度に比較すると、殺人事件が約5%減、殺人未遂事件が約11%減、武装強盗事件が約11%減、強盗事件が約5%減、強姦を含む性犯罪事件が約3%減となっていますが、いずれも発生件数は非常に高い水準であり、南アの人口が約5,000万人であることを鑑みれば、我が国とは到底比較になりません

(中略)
(2)日本人の強盗被害状況
(イ)日本人が南ア国内において、殺人事件の被害に遭った事例は1995年以降ありません。しかし、強盗の被害者となった事件は報告されているだけでも2008年1月から2011年12月末までの4年間で23件発生しており、手口としては、けん銃使用が6件、刃物使用が3件、首締め強盗が6件等が報告されています。緊縛強盗も2件含まれており、一歩間違えば死亡事件に発展する可能性も十分あったと考えられます。

(中略)
(ハ)日本人の強盗被害事例
《事例1》
午前8時15分頃、被害者が国際空港から自宅に車で帰ったところを自宅前で待ちかまえていた4人組の武装強盗に襲われ、旅行用カバン、パスポート、腕時計、鍵一式等を奪われた。
《事例2》
午後1時15分頃、被害者が自宅にいたところ、雇用していた警備員が2名の武装強盗にけん銃で制圧された状態で現れた後、緊縛されて暴行を受け、自宅内を物色されて現金、パソコン、携帯電話、カメラ、指輪等が奪われた。
《事例3》
深夜午前1時30分頃、ケープタウン市内からシーポイントに帰るため、ミニバスに乗ろうとしたところ、ドライバーと客を装った2人組に、首にナイフを突き付けられ、現金、書籍及びギターを強奪された。
《事例4》
午前3時頃、自宅で被害者が就寝中、バーグラー・バーを破壊して侵入してきた数人組の男に頭に袋を被せられ、殺すと脅迫された後、体を縄で縛られた。さらに、金庫の暗証番号を言うように強要され、現金等が盗まれた。
《事例5》
午後7時30分過ぎ、被害者が在宅中、工事作業員風の黒人2人組が外周塀を乗り越えて敷地内に侵入されてけん銃を突きつけられる等し、現金、宝石、パソコン等を強奪された。
《事例6》
午後12時頃、被害者がヨハネスブルグ駅直近の路上を歩行中、背後から突然何者かに首を絞められた後引き倒され、腹に巻いていたマネーベルト内の財布、パスポート等が強奪された。被害者は数分間意識を失っていた。
《事例7》
午前11時30分頃、被害者がプレトリア中心地区を歩いていたところ、突然3人組の男に取り囲まれて胸ぐらを掴まれ、犯人の所持していたナイフで肩から提げていたポーチ(現金等在中)の紐を切られ強奪された。

 
この事例に青木さんも加わることになろうとは….。
残りの旅のご無事をお祈りします。

-tabinote編集部


世界一周ノート
とりあえずの予定コース:上海→杭州→南寧→ベトナム→ハノイ→ホーチミン→カンボジア→チェンマイ→ラオス→バンコク→パンガン島→ペナン島→マラッカ→スマトラ島→ジャワ島→マニラ→シンガポール→ジョホールバル→シドニー…、以降インド、トルコ、ヨーロッパ、アフリカを経て。現在アメリカ。今後は南米を巡って帰国予定

↑目次に戻る


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第29回 ベルリン

ベルリンの旅行ガイド
ベルリン (トリップアドバイザー提供)

ドイツ連邦共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

ロンドン、パリと並ぶ欧州の文化的中心で、モダンで洗練された街並みが広がる。
近代では激動の歴史を経験し、二度の大戦と街中がガレキと化した市街戦を経て不死鳥のごとく発展、分断都市となった冷戦時代を経て1989年に東西ベルリンが統合、新生ドイツの首都となった。
現在ベルリンには180以上の美術館・博物館と50を超える劇場があり、いずれも第一級のレベルを誇る。歴史建造物や戦争史跡などの史跡にも事欠かない一方、現代アートやカウンターカルチャーの聖地でもあり、常に新たなムーブメントが生まれているエネルギッシュな街として観光客が絶えない。

ベルリン市は東京23区の1.5倍と広く、観光名所やショッピングエリアが市外に散在している。ここでは、必見のスポットを効率よく巡るプランを紹介する。もちろん1日では見尽くせない。
ベルリン
※A-ブランデンブルグ門(Brandenburger Tor)、B-アレクサンダー・プラッツ(Alexanderplatz)、C-博物館島(Museum Island)、D-ハッケシェ・ヘーフェ(Die Hackeschen Hoefe)、E-ジャンダルメンマルクト(Gendarmenmarkt)、F-ホロコースト記念館(The Holocaust Memorial)、G-ベルナウア通り(Bernauer Street)、H-ドイツ連邦議会議事堂(Reichstag Building)、I-ソニーセンター、J-カイザー・ウィルヘルム教会(Kaiser Wilhelm Memorial Church)
(出典:Google)

ベルリンはブランデンブルグ門から大きく東西に分かれる。
西に延びるのが6月17日通り、東に延びるのが菩提樹(リンデン)の並木道ウンター・デン・リンデン。
ベルリンの旅行ガイド
ブランデンブルグ門 (トリップアドバイザー提供)


ベルリンの街歩きは東側、ミッテ地区から。
ベルリン中央駅から地下鉄に乗り、アレクサンダー・プラッツ駅で降りると、あたり一帯はベルリンの中心であるミッテ地区(Gartenstraße)のど真ん中。
駅前は東ドイツ時代に国の威信をかけて作られた広大なアレクサンダー広場(プラッツ)、どこかレトロなテレビ塔を望む一帯には史跡やミュージアムといった観光名所から、路地裏のショッピングエリアに小さなクラブまで、昼の顔も夜の顔も区別なく多くの人が行き交う。

街歩きが楽しいエリアで、ホテルも多い。観光客はカフェめぐりやお土産探し、夜遊びまでこの地区のお世話になる。
駅のすぐそばにあるガレリア・カウホーフは東ドイツ時代から続く由緒正しきデパートで、最上階のフードコートからは広場を一望できる。

シュプレー川沿い、大聖堂が見えてきたらミュージアムが集まる博物館島。
博物館島に渡る前に、対岸の旧東ドイツ(DDR;Deutsche Demokratische Republik)をテーマとしたDDR博物館に寄ってみよう。秘密警察の盗聴システムを見せる部屋や当時の料理を出すレストランなど、その手の展示が好きな方にはたまらない場所で、郷愁を誘うのかドイツ人にも大ウケとのこと。
DDR Museum
DDR Museum (トリップアドバイザー提供)

博物館島は、プロイセン家の至宝を集めた旧博物館、新博物館、旧国立美術館、ボーデ博物館、ペルガモン博物館、大聖堂が一箇所に集まった中州で、世界文化遺産に登録されている。
Berlin Cathedral
Berlin Cathedral (トリップアドバイザー提供)

中でも最大の展示規模を誇るのがペルガモン博物館。古代ローマやイスラムの巨大な遺跡を展示しており、トルコで建造された「ゼウスの大祭壇」や、古代バビロニアの「イシュタール門」が代表的。
Pergamon Museum
Pergamon Museum (トリップアドバイザー提供)

アレクサンダー・プラッツに戻り、ハッケシャー・マルクト駅で下車。一帯のハッケシェ・ヘーフェは雑貨やギャラリーの集まるエリアとして人気。
あたりはユダヤ人街の痕跡を残し、旧女学校の建物がレストランに改装されている。
また、劇場やギャラリー、しゃれたレストランも多い。
Die Hackeschen Hoefe
Die Hackeschen Hoefe (トリップアドバイザー提供)

オーラニエンガー通り沿いには1938年のユダヤ人迫害事件「水晶の夜」で大きな被害を受け、再建された新シナゴーグがある。アルハンブラ宮殿に範をとったという壮麗なファサードは威厳がある。
ここからフリードリヒ通りまで歩き、森鴎外記念館を見学してもいい。
Neue Synagoge Berlin - Centrum Judaicum
Neue Synagoge Berlin – Centrum Judaicum (トリップアドバイザー提供)

フリードリヒ通りを南に歩くと、ウンター・デン・リンデンと直交する。
ブランデンブルグ門を背に歩くとドイツ歴史博物館のあるベベール広場、そしてベルリンで最も美しいと称されるジャンダルメンマルクト広場へ。高級ブティックやデパートが建ち並び、教会のフランスドームとドイツドームが威厳を添える。クリスマスマーケットの時期は欧州でも有数の賑わいとなる。
Gendarmenmarkt
Gendarmenmarkt (トリップアドバイザー提供)


ブランデンブルグ門の周辺は戦争や分断時代の史跡・ミュージアムが多い。
門のすぐ南に突然現れる静謐な異空間がホロコースト記念館。
直方体の石が無数に拡がる光景は多くの来訪者に強い印象を残す。地下には強制収容所に関する情報が展示されている。
The Holocaust Memorial
The Holocaust Memorial (トリップアドバイザー提供)

さらに南に向かうと同じくユダヤ迫害の悲劇を展示したトポグラフィ・オブ・テラー。秘密警察ゲシュタポ本部の跡地というロケーションが迫力を醸し出す。展示も生々しい。
トポグラフィ・オブ・テラーの真正面にある巨大な建物はEUを牛耳る連邦財務省。かつての第三帝国航空省本拠であり、異様な圧力を感じる。
近くのフリードリヒ通り沿いにはかつての東西検問所跡を改装した壁博物館があるので、あわせて訪れたい。
Topography of Terror
Topography of Terror (トリップアドバイザー提供)


ブランデンブルグ門から北東へ。
地下鉄(Uバーン)のベルナウアー・シュトラーセ駅を出ると、かつての西ベルリンと東ベルリンの境界となっていたベルナウア通り。
この一帯、プレンツラウアー・ベルク地区は東ドイツ時代から芸術家や反体制運動家が住み着いていたエリアで、現在でも、アーティスト、ミュージシャン、ゲイなどの個性豊かな面々が集う。デザインギャラリーやおしゃれなショップ、バーなどが林立する流行の発信地である一方、緑が多くのどかでリラックスできる。
Prenzlauer Berg
Prenzlauer Berg (トリップアドバイザー提供)

ベルナウア通りを南西に進むと壁の歴史を展示したベルリン・ウォール・メモリアルがある。
Memorial of the Berlin Wall
Memorial of the Berlin Wall (トリップアドバイザー提供)


さらに進んで、ベルリン中央駅のあたりからが旧西ベルリン側。
ベルリン中央駅は、東西に分かれていた不便なベルリンの鉄道事情を解消すべく鉄道大国ドイツの威信をかけて作られた巨大な駅で、一見の価値あり。

ブランデンブルグ門を西に超えると、ユニークなドームを持つライヒスターク(ドイツ連邦議会議事堂)。
6月17日通りの向こうには女神像を抱く戦勝記念塔が見える。この塔が見えるあたりから街歩きを始めるのもおすすめ。
Reichstag Building
Reichstag Building (トリップアドバイザー提供)

門の南に向かうとポツダム広場。
第2次大戦以前から繁華街だったが、市街戦で灰燼となった。ベルリンの壁崩壊後に再開発が進み、今ではソニーセンターがランドマークとなる現代的なエリアとなっている。
Sony Center
Sony Center (トリップアドバイザー提供)

ポツダム広場から西に向かうと巨大なショッピングセンターのアルカーデン、ベルリンフィル、ベルリン絵画館(Gemaeldegalerie)などの名所がある。
ベルリン絵画館はヨーロッパの中世~近世のコレクションで世界有数。ボッティチェッリ、アルブレヒト・デューラー、ラファエロ、パウル・ルーベンス、レンブラント、そしてフェルメールといった日本でもお馴染みの巨匠達が惜しげもなく展示されている。
Gemaeldegalerie
Gemaeldegalerie (トリップアドバイザー提供)

絵画館から西に向かうとバウハウス資料館がある。建築好きならば、郊外デッサウのバウハウス本校と合わせて訪れたい。
Bauhaus Archive
Bauhaus Archive (トリップアドバイザー提供)

さらに西、ベルリン動物園とツォー駅を超えるとベルリン有数の繁華街クーダム(Kurfurstendam)へ。西ベルリン時代からの目抜き通りで、デパートや高級ブティック、レストランが立ち並ぶ。
古典様式の見事な駅舎を誇るヴィッテンベルグ・プラッツ駅前の巨大デパート、カーデーヴェー(KaDeWe)も必見だ。6階の食品売場には世界の食が集まる。
Kaufhaus des Westens (KaDeWe)
Kaufhaus des Westens (KaDeWe) (トリップアドバイザー提供)

クーダムの起点は市街戦の爪痕を示すカイザー・ウィルヘルム教会。青いステンドグラスが美しい。
Kaiser Wilhelm Memorial Church
Kaiser Wilhelm Memorial Church (トリップアドバイザー提供)

そして、クーダムの先にはベルリンの激動の歴史を紹介する博物館「ザ・ストーリー・オブ・ベルリン」がある。こちらの名物展示は3,000人を収容できる本物の核シェルター。
カイザー・ウィルヘルム教会の崩れた尖塔とこのミュージアムを巡ると、数々の危機を乗り越えてきたベルリン市民のたくましさを感じずにはいられない。
Story of Berlin
Story of Berlin (トリップアドバイザー提供)


ここまでは中心部の名所を紹介してきたが、音楽や夜遊びの盛んなスポットは周辺エリアにも点在している。
上で紹介したプレンツラウアー・ベルクの他、クロイツベルグのコトブサー・トーア駅付近はトルコ移民の集まる賑やかなエリアで、こちらも新たなカルチャーの発信地。その南側、ノイケルン地区もトルコ人街だが、学生やアーティストが多く住む活気にあふれたエリアとなっている。
Kreuzberg
Kreuzberg (トリップアドバイザー提供)


郊外観光で人気なのは、ザクセン王国の古都ドレスデンや、サンスーシ宮殿やポツダム宣言でお馴染みのポツダム。そしてバウハウスの本拠地デッサウも見逃せない。
いずれもベルリンから日帰りで行くことができる。

ドレスデンの見どころはツヴィンガー宮殿や緑の丸天井。ドレスデンもやはり空爆で灰燼と化したが、無数の残骸をコンピューターの駆使により組み合わせ見事に再建された聖母教会は新たなランドマークとなっている。
Frauenkirche
Frauenkirche (トリップアドバイザー提供)

ベルリンから1時間程度で行けるのがザクセンハウゼン収容所跡。
190ヘクタール(東京ドーム40個分)という広大な敷地に20万人以上の人が収容され、5万人もの犠牲者が出たと言われている。
Sachsenhausen Concentration Camp
Sachsenhausen Concentration Camp (トリップアドバイザー提供)

【最低価格保証】ドイツのオプショナルツアー予約なら VELTRA / Alan1.net


Hofbrau Munchen Berlin
Hofbrau Munchen Berlin (トリップアドバイザー提供)

ベルリンはドイツの郷土料理から移民のもたらした世界の食まで選択肢は広い。特に移民の味はもはや新たなベルリンの伝統食となりつつある。
大都市だけあり、ミシュランガイド掲載のファインダイニングも10以上ある。一方で、ヨーロッパの他の都市と比べ外食は意外にリーズナブル。駅や繁華街のフードコートでボリュームたっぷりのサンドイッチにコーヒーを追加しても数ユーロ。

ドイツの伝統料理といえばソーセージや酢漬けのキャベツなどの保存食が思い浮かぶが、ベルリンでも本場の味を堪能できる。ベルリン名物は豚スネを豪快に煮た「アイスバイン」や肉団子のホワイトソース煮「ケーニヒ・スベルガークロプセ」など、全般に温かい煮込みものが多い。
B級グルメの「カリーヴルスト」もベルリン発祥。ビール片手に頬張ればベルリンっ子の仲間入り。

トルコ移民が多いことから、中東料理やケバブ、豆のコロッケ「ファラフェル」も親しまれている。屋台で提供するファーストフードとしてのドネルケバブはベルリンで発明されたという説も。

環境や健康に意識の高いベルリン市民の嗜好を反映して、オーガニックフードの人気も高い。

Currymitte Berlin
Currymitte Berlin (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
ドイツ行きの直行便はJAL、ANA、ルフトハンザが運行しているが、ベルリン便はない(フランクフルト、ミュンヘン、もしくはデュッセルドルフ便となる)。

中東系のカタールやエディハドが安めで、燃油込みで10万円程度。カタールはドーハ乗り継ぎ、エディハドはアブダビでエア・ベルリンに接続する。アエロフロートやスカンジナビア航空も安め。いずれも所要時間は長めで、空港泊が必要になる場合も。

所要時間が短めなのはJAL、ANAの日系やルフトハンザ、フィンエアー、オーストリア航空など。このあたりは所要15時間以内に到着するが、運賃も17万円程度とやや高め。

日程に余裕があればヨーロッパの適当な都市に飛んでLCCでベルリン入り、という手もある。

(パッケージツアー)
時期によっては最安で2人参加5日間10万というプランも見つかる。
15万円程度出せばミュンヘンやワルシャワを周遊するツアーも。

(空港)
ベルリンの空港は現在2つ。

テーゲル国際空港(TXL)はベルリン中心の北西約8kmに位置する。エア・ベルリンのハブ空港となっており、主にヨーロッパ主要都市からの便が発着。
空港からはタクシーで市の中心まで約20分。30ユーロ程度。
X9番の急行バスならツォー駅まで約20分。TXLジェットエクスプレスバスならアレクサンダー広場まで40分ほど。料金は2.6ユーロ。市バスの場合、109番と128番の市バスがツォー駅まで所要約25分。

シェーネフェルト国際空港(SXF)はベルリン郊外の南東部・ブランデンブルク州との境界に位置しており、市街地との距離は約25km。旧東ベルリン空港で、主にアエロフロートや東欧便、イージージェットなどLCCの発着空港となっている。
空港からはタクシーで市の中心まで約40分。40ユーロ程度。
快速列車「エアポート・エクスプレス」ならベルリン中央駅まで所要30分程度。3.2ユーロ。

シェーネフェルト空港は新空港のブランデンブルク国際空港(BER)として拡張の予定であるが、2012年予定だった開港は遅れており、2016年以降となる見込み。


地理と気候

ヨーロッパの冬は寒さが厳しいため、一般には夏の6月から9月頃までがベストシーズンだが、冬の街並みも美しい。
冬のイベントとしてはドイツ名物のクリスマスマーケットがあり、この時期を目当てに訪れる観光客も多い。

時差はマイナス8時間。日本の正午が午前4時。3月の最終日曜から10月最終日曜までサマータイムで、時差はマイナス7時間となる。日本の正午が午前5時。


(画像:Google提供)


言語と通貨

ベルリンではおおむね英語が通じる。旧東ドイツエリアでは通じにくいことも。

通貨はユーロ(EUR)。1ユーロ=136円(14年9月時点)。
概ね1ユーロ=150円と覚えておけば使いすぎない。

物価は日本並みと考えていればよい。中級ホテルが1万円、高級ホテルで2万円程度。
外食ランチは安食堂やサンドイッチで3~4ユーロ、レストランなら日本よりやや高めで8~15ユーロ(欧州の他の大都市よりは安め)。カフェが2.5~4ユーロ程度。タクシー初乗り3ユーロ。水500ml(コンビニ)で1ユーロ程度。
商品価格には7~19%の消費税が含まれている。

両替は万国共通で、ATMの国際キャッシングが便利。
現金の場合は日本円を現地の市中で替えるのが鉄則。
ドイツは意外に現金主義。クレジットカードはホテルやレストラン、デパートでは問題無く使えるが、ローカルのお店では使えないことも多い(他のお客が使っているように見えてもデビットカードだったりする)。

チップの習慣がある。レストラン・カフェは10%程度。タクシーなら10~15%程度だが、おつりを渡したり端数の切り上げでも良い。ポーターやルームサービスで1ユーロ。


治安とビザ

ドイツの治安は全般に良好だが、ベルリンでは観光地特有の犯罪が少なくない。
空港や駅、ホテルのロビー、観光スポットでの窃盗・置き引き・スリ・ひったくりなどに注意。北部・東部・北東部は全般に治安が悪いとされている。
特に主要駅、ウンター・デン・リンデン通り、クーダム、アレクサンダー・プラッツなどの繁華街では身の回り品に注意し、夜間の一人歩きは避けること。

ホームレス風の労務者や全身タトゥーの若者、ゲイのカップルなどバラエティに富んだ人が集う街だが、彼らが危険ということはなく、見た目で判断するとベルリンを楽しめない。
ただし、明らかにネオナチ風の風体をした集団(スキンヘッド、黒っぽい服装、十字や拳マークのシンボリックなTシャツなど)には近づかないこと。特に、最近ではイスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃に対する抗議行動が活発化していることから、便乗した拝外主義者の行動が活発化する可能性がある。

(出典:Wikipedia;ネオナチのシンボル)

また、クラブやバーでは麻薬の使用や取引が常態化している他、昏睡強盗などの被害も報告されている。

90日以内の観光・出張滞在はビザ不要。


市内交通

(タクシー)
ぼったくりなどは無く、メーター制で安心して利用できる。英語も通じるので安心。
初乗り3ユーロ、1km毎に2ユーロ(7kmまで)、7kmを超えると1km毎に1.3ユーロ。
チップは料金の10~15%程度。他に、大きな荷物がある場合や日曜日・夜間の割増あり。

(近郊鉄道・地下鉄・トラム・市バス)
市内公共交通機関は近郊鉄道のSバーン、地下鉄のUバーン、トラムおよび市バス、フェリー。
Sバーンは山手線のような環状線と郊外に延びる15のラインがある。Uバーンは10線。

料金体系はすべて共通で、ゾーン制となっている。ベルリン中心部、Sバーン環状線の域内がAゾーン。その外周、テーゲル国際空港を含むエリアがBゾーン。さらにその外周、シェーネフェルト国際空港やポツダムを含むエリアがCゾーン。

チケットは、シングルチケットとデイパス(週間・月間・年間もある)、旅行者向けのカードがある。
シングルチケットはABゾーンもしくはBCゾーン2.6ユーロ、ABCゾーン3.2ユーロ。有効時間2時間で、この時間内ならば市内公共交通機関は乗り放題(バスからUバーンに乗り換える場合でも追加の初乗運賃無は必要ない)。
近距離の場合(S・Uバーン3駅まで、市バス・トラムは6停留所まで、かつゾーンAB内かBもしくはC内)は有効時間設定無しの使い切りで1.5ユーロ。
デイパスはABゾーン6.7ユーロ、BCゾーン7ユーロ、ABCゾーン7.2ユーロ。一週間チケットはABゾーン28.8ユーロ、BCゾーン29.7ユーロ、ABCゾーン35.6ユーロ。

旅行者向けのカードは2種類。
ベルリン・ウェルカムカードはベルリンとポツダム市内の公共交通機関が乗り放題となり、一部のミュージアムやレストランなどが割引となる。48時間有効のABCゾーンカードが20.5ユーロ、5日間有効のABCゾーンカードが37.5ユーロ。
ベルリン・シティツアーカードはウェルカムカードと割引対象施設や特典が異なる。48時間有効のABCゾーンカードが18.9ユーロ、5日間有効のABCゾーンカードが35.9ユーロ。

(鉄道)
Berlin Hauptbahnhof
Berlin Hauptbahnhof (トリップアドバイザー提供)

鉄道大国ドイツの威信をかけた欧州最大規模の駅、ベルリン中央駅はショッピングセンターが併設された巨大施設で、一日過ごせる。Sバーン、Uバーンも発着する他、シェーネフェルト国際空港を利用した場合にはエアポート・エクスプレスがこちらに到着する。

ドイツの鉄道網は大変充実しており、フランクフルト経由で出入国する場合やハンブルク、ミュンヘンなどに移動するにも利便性が高い。国際列車によりパリやウィーンとも結ばれている。

(レンタカー・レンタサイクル)
「郊外に出たい」「アウトバーンを走りたい」、そんな時はレンタカーも選択肢。
フォルクスワーゲンミニを24位時間借りた場合の相場は8,000円程度、ゴルフなら1万円程度、7人乗りのフォルクスワーゲン・トゥーランで1万2千円程度。
なお、アウトバーンが最高速度無制限なのは規制・標識がない区間だけで、ベルリン市内ではおおむね80km/hか100km/hに制限されている。

多くの道路で自転車専用路が設けられている。多くは赤い色で区分けされているのですぐ分かる。レンタル自転車は24時間で12ユーロ程度。鉄道やバスへの持ち込みも可能(混雑時間帯除く;ベルリンABゾーンは1.7ユーロ、ABC全ゾーンは2.3ユーロ)。


ホテル

Hotel Adlon Kempinski
Hotel Adlon Kempinski (トリップアドバイザー提供)

重厚な建築の5つ星ホテル、郊外の古城ホテルから前衛的なデザインホテルまで、宿の選択肢は多い。古い石造りの建物をセンス良くリノベーションしたミニホテルに泊まるのも面白い。ミッテにはKGBのオフィスを改装した「ラックス11」や壁中にストリート・ペインティングが施された「ヴァインマイスター」などユニークなホテルもある。

ベルリンはイベントの多い街で、年を通して展示会や祭が開かれている。
1月はミュージアムに入り放題のミュージアム・ナイト、2月はベルリン国際映画祭、4月はイースタオ-、6月にデザインフェスティバル、秋は展示会シーズンで混み合い、ベルリン音楽祭やオクトーバーフェストもこの時期。冬はアドベントとクリスマスマーケット。

ホテル代は高級ホテルでも2万円程度、中級ホテルなら1万円程度と欧州の都市ではやや割安。ゲストハウスなら3千円~といったところ。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
ドイツの通信事業者はMobile、Vodafone、O2、T-E-plusの4社に加え、FONIC、Congstar、O.TEL.O、Alice、AlditalkなどのMVNO(回線利用業者)が無数にある。

ドイツを拠点とする最大手T-Mobileの場合、月間250メガバイトで9.95ユーロ。最大8MBit/s。追加500メガのオプション「Speed​​On L」を追加するとさらに9.95ユーロ。
Vodafoneの場合、プリペイドの「Mobiles Internet ohne Vertrag」が30日間1ギガで14.99ユーロ、5ギガで34.99ユーロ。いずれも最大7.2MBit/s。
O2の場合、「O2 Go Prepaid」プランが1日3.5ユーロ。1ギガまでは最大7.2MBit/sで、以降64kBit/s。「O2 Go Prepaid XL」プランが月間35ユーロ。7.5ギガまで14.4MBit/sで、以降64kBit/s。
E-plusのプリペイドプランでデータ通信に適したものはサイトで見当たらなかった。

MVNOでは以下の通り。
FONICの場合、月間1ギガで19.95ユーロ。1ギガまでは最大7.2MBit/sで、以降32kBit/s。
Congstarの場合、30日250メガの「Prepaid Smart L」が14.99ユーロ。
O.TEL.Oの場合、月間300メガで8.99ユーロ。

こうして比較すると、短期滞在ならO2の「O2 Go Prepaid」、1週間程度の滞在で1ギガ程度ならFONICかVodafone、めいっぱい使いたいならO2の「O2 Go Prepaid XL」といったところ。

(WiFi)
レストラン、カフェ、交通機関、公共施設など様々な場所で無料のWiFiが提供されている。
マクドナルドやスターバックス、アインシュタインカフェ(Einstein Kaffee)などのチェーンではWiFi目当ての客がラップトップを開く光景がお馴染み。

↑目次に戻る


5. 旅の本屋 のまど イベント情報:
9月25日(木)イラストレーター竹永絵里さん、スライド&トークショー、
10月9日(木)エッセイスト一青妙さん スライド&トークショー

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/

◆新刊「大人かわいいパリ20区ガイド」発売記念
◆イラストレーター 竹永絵里さん  スライド&トークショー◆
「パリ20区の楽しい巡り方」

Exif_JPEG_PICTURE
新刊『大人かわいいパリ20区ガイド』(大和書房)の発売を記念して、著者でイラストレーターの竹永絵里さんをお招きして、パリ20区それぞれの特徴や楽しい巡り方についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。女性の間で旅行先として相変わらず圧倒的に人気の高いパリ。本作は、そんなパリのかわいい雑貨屋、エッフェル塔や凱旋門などの王道、知る人ぞ知る博物館やまわりやすい蚤の市など、”大人かわいい”をキーワードに、パリ大好きの竹永さんが実際に歩いたパリ1~20区をたっぷりのイラストと写真で区ごとに細かく紹介したパリのガイド本になっています。
竹永さんは一般の観光客があまり行かないようなマイナーなパリのスポットにも数多く訪れているので、普通のガイドブックでは知りえない貴重な情報や体験談が聞けるはずです。竹永さんのファンの方はもちろん、パリが大好きな方やかわいいモノに興味のある方はぜひご参加ください!参加者の方にはプレゼントあり?!
parisbook_01
※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


竹永絵里(たけながえり)

profile
1981年東京都生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科卒業。幼い頃から絵を描くのが大好きで、一度就職するも退職し、フリーのイラストレーターに。書籍、広告、web、雑貨など幅広く活躍中。「るるぶ」、「東京カレンダー」、「散歩の達人」等のさまざまな旅雑誌でもイラストを手がける。マスキングテープにイラストが採用され、台湾の雑誌に取材される。趣味は旅行。なかでもパリは毎年行って、新しい魅力を開拓し続けている。
◆竹永絵里さんHP
http://takenagaeri.com/


【開催日時】  9月25日(木)   19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)

  ※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど
 協力:大和書房


新刊「わたしの台南 ~ほんとうの台湾に出会う旅」発売記念
◆エッセイスト 一青妙さん  スライド&トークショー◆
「魅惑の古都、台南の楽しみ方」

1009watasinotainan
新刊『わたしの台南~「ほんとうの台湾」に出会う旅』(新潮社)の発売を記念して、著者で女優の一青妙さんをお招きして、台湾の古都・台南の魅力についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。ここ数年、アジアの旅行先の中で断トツの人気を誇る台湾。これまでは台北や高雄に行く人が多かったのですが、最近、台南に注目が集まっています。本作は、幼少期を台湾で育った一青妙さんが、地元のソウルフードから流行のスイーツまで美食の街・台南を食べ歩き、人情深くて人懐こい地元の人々に触れ、その歴史と文化を訪ねた台南のガイド&エッセイ本になっています。
著作の『私の箱子(シャンズ)』『ママ、ごはんまだ?』が台湾で中国語版が出版され、最近は日台の架け橋となるような文化交流活動にも力を入れるなど、台湾との繋がりが深い一青妙さんですので、普通のガイドブックでは知りえない台南の貴重な情報や体験談が聞けるはずです。一青妙さんのファンの方はもちろん、台南に興味がある方や台湾が大好きな方はぜひご参加ください!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


一青妙(ひととたえ)

1009hitototaesan
1970年、台湾屈指の名家「顔家」の長男だった父と日本人の母の間に生まれ、幼少期は台湾で育ち、11歳から日本で暮らし始める。歯科医と女優、そしてエッセイストとして活躍中。最近は日台の架け橋となるような文化交流活動にも力を入れている。著作に『私の箱子(シャンズ)』『ママ、ごはんまだ?』(ともに講談社)がある。両作とも台湾で中国語版が出版され、『私の箱子』は「2013年開巻好書奨」を受賞するなど大きな話題を呼んだ。

◆一青妙さん公式ブログ
http://ameblo.jp/hitototae/


【開催日時】  10月9日(木)   19:30 ~ (開場19:00)  
【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど 
 協力:新潮社

↑目次に戻る


6. 編集後記

tabinote田口です。2度めの「Burnign Man」行ってまいりました。今回は去年の経験を活かし、キャンプのスリム化にも成功。快適度を高めつつ予算も大幅に削減できたと思います。たぶん来年も行くでしょう。

というわけで一回分のお休みをいただいたtabinoteメルマガ、お久しぶりのVol.30を配信します。
下川さんの連載はLCC早朝便のお話し。確かに徹夜を強いられる早朝便は辛いです。が、値段に負けてついつい苦行とわかっていてもこちらを選んでしまうのは貧乏旅行者の性というものでしょうか。
吉田さんは「ブリッジ」のお話し。僕はこの橋の存在を知りませんでしたが凄そうですね。いつか行ってみたいと思います。
さて、「世界一周ノート」の青木さんですが、南アフリカで強盗に襲われたという衝撃的な展開に。幸い現在は無事に次の目的地にいることを確認していますがさすがに今回はお休みです。詳細なレポートを書いてくれるそうなので震えて待ちましょう。
「世界あの街この街」はベルリンです。僕は1992年に1度だけ行ったことがあるのですが、現在はまったく違う街になっていることでしょうね。
最近旅行記づいているtabinoteワタベによる中国のゴーストモールの話。僕がマカオで賭博に興じている間にこんなことになっていたとは……。

次回は9月23日(火)の予定です。


tabinoteが旅程調査を担当した「一度行ってみたい 世界の絶景」(洋泉社ムック)。もうご覧いただけましたでしょうか?美しい写真と旅の達人インタビュー、実用的な行き方ガイドで構成された情報量満載の一冊です。ぜひ店頭で手にとってみて下さいね。

166031
一度は行ってみたい世界の絶景(洋泉社)

★特設ページ★


発行:有限責任事業組合tabinote
http://tabinote.jp

※本メルマガの連載原稿または寄稿、告知などの著作権は著者・情報発信元に帰属します。その他の著作権および全ての編集著作権はtabinoteに帰属します。記事の引用・転載は出典を明記いただくとともに、諸関連法規の定めに従い行っていただきますようお願いいたします。

次号は9月23日(火)発行の予定です。

↑目次に戻る