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tabinoteメールマガジン 2013/07/16号 Vol.002

こちらは2013年7月16日発行のtabinoteメールマガジンとなります。
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Contents


1. 旅行業界最新ニュース

タイ国際航空、日本線を大幅強化。仙台就航も決定

タイ国際航空は2013年冬季ダイヤより日本線を大幅強化することを発表。東京/成田〜バンコク線に1日1往復投入されている全席2階建てのエアバスA380を1日2往復とするほか、大阪/関西〜バンコク線にも投入、また、名古屋/中部〜バンコク線も週5日から毎日運行に増便する。さらに、12月2日から、仙台〜バンコク線に週3便就航も決定、すでに予約も開始されている。
http://www.thaiair.co.jp/

今飛んでいるB787ドリームライナーをチェック

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ボーイングは現在世界中を飛行しているボーイングの最新鋭機B787ドリームライナーをGoogle Earthを使ってグラフィカルに表示するサイト「787 Dreamliner Flight Tracker」を公開した。
http://flighttracker.newairplane.com/

スターフライヤーの釜山就航が1周年を迎える

スターフライヤー航空は同社初の国際線「北九州-釜山線」が就航1周年を迎えたことを発表。それを記念し抽選で航空券などが当たるキャンペーンを実施している。
http://www.starflyer.jp/campaign/busan/

ヴァージンのオシャレな新制服

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ヴァージン アトランティック航空は、人気デザイナーヴィヴィアン・ウエストウッドによる新制服デザインを発表した。今後数ヶ月100人程度の乗員がテスト的に着用し、2014年度より本格的に切り替わる。

ヒースロー航空でB787が火災

7月12日、ロンドン・ヒースロー空港滑走路で駐機中のエチオピア航空ボーイングB787が出火。滑走路が一時閉鎖された。問題になっていたバッテリー関係のトラブルではない模様。

エアプサンでバーゲンセール、大阪-釜山線が往復5900円~

エアプサンは、同社の大阪-釜山線が往復5900円から購入できる「大阪祭り」を開催中。実施期間は7月15~30日。
http://www.airbusan.com/AB/airbusan/japan/notice/event/event130715_jp/event.jsp

タイガー・エア、100万シートを無料放出

シンガポールのLCCタイガー・エアは、シンガポール発、バンドン、ジャカルタ、クアラルンプール、プノンペン、ホーチミンなどの人気路線をなんと0円(+税・諸経費)で販売。チケットは100万席以上用意されているようだ。
http://www.tigerairways.com/sg/en/real_deals.php

アシアナ航空機、サンフランシスコで着陸失敗、死者2名

7月6日、アメリカ・サンフランシスコ国際空港でアシアナ航空機B777が着陸に失敗し炎上、乗客3人が死亡、182人が負傷した。


2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

第ニ回 成田空港発7時台がリーズナブルLCC

日本という国の航空事情を考えたとき、国内線に就航して、はじめて効果が出てくるといわれていた。

日本発の国際線は、「世界で最も安く、最も高い」といわれていた。格安航空券というシステムで進化した日本の航空券は、安い時期を見ると、世界標準の運賃に達していた。しかしトップシーズンになると、恐ろしいほど高くなる。それが日本の国際線だった。

国内線は恒常的に高かった。世界のトップレベルだった。この市場があるから、日本航空や全日空はやっていける、とも囁かれていた。

しかし日本国内の空も聖域ではない。LCCの時代に突入した。昨年(2012年)のことだ。首都圏では成田空港が、積極的にLCCの乗り入れに動いていった。

現在の発着スケジュールをみると、早朝便はLCCで埋まっている。

6時発鹿児島行き(ジェットスター)

6時5分発札幌行き(ジェットスター)

6時10分発福岡行き(ジェットスター)

6時15分発沖縄行き(ジェットスター)

6時25分発関西行き(ジェットスター)

7時5分発福岡行き(エアアジア)

7時5分発大分行き(ジェットスター)

7時10分発札幌行き(ジェットスター)

7時15分発福岡行き(ジェットスター)

7時20分発札幌行き(エアアジア)

問題はこの早朝便に乗るための足である。前日にホテルに泊まるなら、LCCを使う意味がない。

その役割を担ってスタートしたのが、東京駅を出発するバスだった。京成バスと平和交通が運行をはじめた。

京成バスは午前1時30分と2時に東京駅を出発する便を設定した。途中のパーキングエリアで休憩し、午前3時30分に成田空港に着く。ジェットスターに合わせたバススケジュールなのだ。この便は毎日、満席状態になっているという。しかしほぼ徹夜のような状態で飛行機に乗らなくてはならない。

京成バスには4時30分、平和交通には4時6分発という便がある。5時前後に成田空港に着くから、6時台のLCCに間に合う。しかしこのバスにどう乗るか……という問題はある。まだ電車は動いていない。

通常のバスは朝の5時台の運行である。

今年の1月、九州にでかけた。6時10分発と7時15分発のジェットスターがある。

僕は杉並区に住んでいるが、始発電車を乗り継いでいくと、5時半に東京駅を出発するバスしか乗ることができない。成田空港到着は6時半。7時15分発のジェットスターに乗ることができるだろうか。LCCの国内線は、一般に1時間前までにチェックインということになっている。締切は30分前である。

体験からいうと、始発電車を乗り継ぎ、5時半に東京駅を出発するバスで、なんの問題もなくチェックインができた。

いまのスケジュールをみると、朝の7時台に出発する便なら、始発電車とバスで間に合う。これが金銭的にも、体力的にも、リーズナブルな早朝便という気がする。


2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅をしながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第二回 吉田友和

ま マチュピチュ

前回が奄美大島だったので、いきなりドドンと遠くへ飛ぶ。マチュピチュ――インカ帝国の失われた空中都市。言わずと知れた世界遺産の代名詞的存在である。
場所は南米ペルー。日本からは地球のほぼ裏側に位置し、なかなか行けないだけに憧れが募る。僕が訪れたのは、いまから約10年前に夫婦でバックパックを背負って世界一周したときのことだった。インカ帝国のかつての首都クスコから列車とバスを乗り継ぎ到着したマチュピチュは、苦労して訪れた甲斐のある遺跡と言えた。入場口からてくてく歩いていくと、ほどなくして視界がパッと開ける。眼下に望める全景は、写真や映像で散々見ていたお馴染みのものだが、やはり実物をこの目にするのは大きな感慨が伴う。
立派な石垣が残る棚田跡や、インティワタナと呼ばれる日時計といった主要見学スポットを巡っていると、可愛らしい動物たちと目が合う。アンデスに生息するリャマやアルパカたちだ。ゆらゆら揺れるように佇むさまはどこか地球外生物を彷彿させる。バックには遺跡と、それを抱くようにして聳えるワイナピチュという名の急峻な山が存在感を誇示する。頂上から遺跡が見下ろせるとあって、ワイナピチュ登山はマチュピチュへやってくる観光客にとって定番のアクティビティになっている。
「よくあんなのに登るよなあ」と尊敬の念を抱きつつ、力強い登山者たちを横目に僕は草地にごろんとしながらリラックス。猫をあやすような声でリャマに話しかけ、写真を撮ったりしてのんびり戯れる。紛れもなくあの旅のハイライトだった。世界一周では計45カ国を回った。各地で気まぐれに遺跡見学もしてきたが、マチュピチュを越えるものには結局出合わなかった。遺跡というジャンルに限定するなら、これまでで最も良かったスポットだと断言してもいい。
ここ最近、「世界遺産」という四文字キーワードをやたらと目にする。元々人気のあるテーマだが、我らが富士山の世界遺産登録がめでたく決まったことで、ブームがさらに過熱しているようにも見える。
世界遺産、言葉の響きからして確かにいい。数ある観光地の中でもお墨付きのスポットと聞けば、旅先選びの際に優先順位が高くなるのも自然の成り行きと言える。
過去には僕自身、世界遺産だというだけで見に行ったスポットは少なからずある。だからあまり偉そうなことは言えないのだが、あえて書くなら最近は昔ほど興味がない。いや、まったくないと言ってもいいかもしれない。
「次は世界遺産をテーマに本を書きませんか?」
などと知り合いの編集者に言われたりもする。キャッチーで売れそうだが、いまいち気乗りしない。世界遺産の魅力について語り明かすトークイベントにゲスト出演した時には、「がっかり遺産と勝手に遺産」などというひねくれたタイトルで喋って顰蹙を買ったこともある。
興味を失ったのは、世界遺産といってもピンキリだと知ってしまったからだ。全部が全部、マチュピチュのように感動を味わえるわけではない。期待して行ってみたら、うーん……という微妙な感想を抱いたところも正直かなり多いのだ。まあ、僕の見る目がないのだと反論されたら返す言葉はないのだが。
一方で、別に世界遺産になど登録されていないのに素晴らしいところは山ほどある。えっこれが世界遺産じゃないんだ!? という驚きがむしろ付いて回る。世界遺産とは、あくまでもユネスコという一機関の判断で登録の是非が決められている事実は忘れてはならない。ミャンマーや台湾に世界遺産が一つもないのはなぜだろうか。想像し、つい色々と邪推してしまう。擦れた旅人なのかもしれない。
マチュピチュのことを書いているうちに、話が変な方向へ進んでしまった。水を差すつもりはないし、少なくともマチュピチュのせいではない。

※まちゅぴちゅ→次回は「ゆ」がつく旅の話です!


マチュピチュ
15世紀のインカ帝国遺跡とされ、目的や高度な建設技術など未だに謎に満ちた史跡。世界遺産の各種ランキングではピラミッドやアンコールワットと並び最上位にランクされることが多い。現在日本からペルーへの直行便は無く、北米を乗り継いで25時間程度かかる。さらにペルーの首都・リマから最寄りの都市・クスコまで飛行機で1時間程度。クスコからマチュ・ピチュまでは80km。


3. tabinote旅行記

はじめに

このコーナーでは毎号tabinoteを利用した旅行記を掲載していきます。最初はスタッフのものが多くなりますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでご相談ください。

韓国(ソウル)なりゆきテキトー女子旅 2泊3日 その2(完結)

(注:本事例は2012年12月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいており、実際にtabinoteスタッフが体験した旅程と写真を使用しています。)

前回まで、突発ソウル旅行の準備~1日目はこちら。

2日目:とりあえず遊ぶ〜2

ほとんど眠れず9時に起床。
同僚は早朝から漢方の問診を予約していた為、朝食後からまたしても別行動。
いままで行った事がないエリアである梨大(イデ)付近を散策した後、14時半に南大門で合流する事に。
ここまですべて地下鉄で移動していたが、韓国語での案内が聞き取れず、一回乗り間違いのミスをした。
が、すぐにリカバー出来るのは、地下鉄どこでもWifiが通じるところだと思う。走行中でもほとんど問題なく繋がるところは正直感動した。
東京より全然インフラ整ってる・・・!

友人を寒空の中10分待たせてしまったが、南大門到着。お昼は南大門の道路に華やかに展開する屋台で。
マイナス13度の中ビニールで覆っただけの屋台では、突風でテーブルが動きまくり、食事しにくいことこの上なかったが、
チャンジャやチヂミ、はまぐりをスープにしたもの等をビールで流し込む。1人22,000w!安っ!うまっ!

買い物後、一旦ホテルに戻ってさまざま戦利品の見せ合いを。
同僚は東方神起の限定版を手に入れてきたとの事だった。確かにK-POPに興味あれば聖地行くよね・・。
少し休んで、コスメ土産をドカ買いするならココだという事で新羅免税店へ向かう事に。

ホテルから新羅免税店までの距離感は歩いても20分程度のようだったが、タクシーに乗った。
レシートを持参するとキャッシュバックがあるとの事。
また、新羅カード(会員カードのようなもの)を作ると割引があるとの事で、これも着いてすぐに作る。地下のコスメ売り場で完全燃焼し、東大門にまた戻って、かなりローカル寄りのタッカンマリ屋へ。


タッカンマリとは水炊きのようなもので、鶏や餅、じゃがいもなどを煮込んだ鍋。酢、辛子、醤油、ニラ、コチュジャンやニンニクを合わせた独特なタレで戴く。
目の前でこんな風にジョキジョキと鶏が切られていく。超美味しい!!!

ビールと鶏、あまりのうまさにいつも以上に食が進むのだが、同僚がどうにも体調が悪い様子。
同僚はホテルへタクシーで戻るとの事で、昨日とは別のサウナへ徒歩で向かう。
周辺のファッションビルをざっくり見た後、隣接するGOOD MORNING CITYというビルのB3にあるスパレックスサウナへ。

ここが実はよくわからず、ハローapMの地下3階だと思い込んでずいぶん歩き回ったが、結局分からず観光案内所で聞いた。

だって地下に降りるまで案内が韓国語しか書いてないし・・

しかしここが当たりで、施設も広くて良かったが、マッサージ(30,000w)のクオリティが今まで旅先で受けた中でも最高に良かった。
女性用の仮眠室も完備なので、スーツケースで来なければ余裕で宿泊が可能。(ゴネれば置いてくれるかもしれないけど)
旅慣れさえすれば、大きなナイロンバッグだけで来れるはず。これは自分的に大きな収穫となった。

この日は1時くらいにホテルへ戻り、寝ている同僚を起こさないよう、読書などしながら朝4時くらいに就寝。
とはいえ、6時には起きて帰国準備をしなければならないのだが・・。

 

3日目:現地解散?

2時間ほどうたたねして起床。
まだ熱がありそうな同僚を起こさないようにしつつ、荷物をまとめてバス停へ。
Airport Bus
最初バスを降りた道の逆側に「Airport Bus」と書いてあるので大体わかる。

寒空の中少し待っていると係員が近寄ってきて、あと15分〜20分後に来るよと言われる。
バス停前のコンビニで暖を取りつつ、結果30分待って乗車。金額は代わらず14,000W。
バスや飛行機はほとんど寝ながら成田着。空港でWifiを返し、成田から京成バス¥1,000で東京駅へ行き、自宅へ着いたのが夕方。

韓国通の同僚にバスや地下鉄、免税店や地元の店など教わったのが非常に効率的だったので、識者と一緒に行く旅もいいなと思った。
月曜だけ会社を休んだが、金曜会社終わりに羽田→金浦空港経由でリムジンバス最終に乗れればまるまる金〜日まで楽しめる事がわかったので、もう気軽にどんどん行こうと思う。
いつもなら行く明洞や皮市場、カロスキル・新沙洞などのおしゃれエリアも行ってる時間がなかったし!!!

ただ、よっぽどの理由がなければ冬はもう絶対行かないな〜w

明細

 

航空券代(成田〜仁川往復) ¥25,640
ホテル代(2泊3日) ¥8,000
Wifi(韓国国内用) ¥2,535
バス代(東京〜成田往復) ¥1,900

【旅行1日目】

★リムジンバス(仁川〜東大門) 14,000w ¥1,080
★ソウルシティパス 3,000w ¥231
★パスチャージ 5,000w ¥385
★江南でコスメなど 20,000w ¥1,543
★東大門居酒屋 21,000w ¥1,620
★東大門買い物(服やブーツ) 85,000w ¥6,559
★東大門サウナ(入場料) 10,000w ¥771
★サウナアカスリ 20,000w ¥1,543
★サウナよもぎ蒸し 15,000w ¥1,157
★コンビニでビールやつまみなど 9,500w ¥733

【旅行2日目】

★朝食(パンとコーヒー) 4,100w ¥316
★梨大で買い物 55,000w ¥4,244
★梨大で休憩 3,000w ¥231
★南大門で昼食 22,000w ¥1,697
★南大門で買い物 40,000w ¥3,086
★ホテルまでタクシー 6,000w ¥463
★新羅免税店までタクシー 5,000w ¥385
★新羅免税店でコスメなど 50,000w ¥3,850
★パスチャージ 3,000w ¥231
★タッカンマリ屋 35,000w ¥2,700
★東大門サウナ(入場料) 10,000w ¥771
★サウナマッサージ 30,000w ¥2,315
★東大門買い物 35,000w ¥2,700
★コンビニ 12,500w ¥964

【旅行3日目】

★朝食(パンとコーヒー) 3,000w ¥231
★エアポートバス 14,000w ¥1,080
★空港で朝食(冷麺とビール) 17,500w ¥1,350
★空港で買い物 17,000w ¥1,311

日本円合計:¥81,622

※1000韓国ウォン =77円計算(2012年12月初旬レート)


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第二回 バンコク

Wat Arun in Bangkok at night
バンコク夜景(leungchopan – (c)Fotolia)


タイ国旗(画像:Wikipedia提供)

見どころと特徴

世界有数の観光都市で、アジア各地のターミナル的存在。寺院・史跡・王宮などの歴史的建造物の他、露店から巨大モールまで楽しめるショッピング、街歩き、スパやマッサージ、ナイトライフなど見所はつきない。物価も安く貧乏旅行から高級ホテルでのリゾートまで楽しみ方も幅広い。グルメの街としても評価が高い。

高層ビルが乱立する大都市だが、郊外にはひなびた風景も広がる。高級ホテルのタイ料理店から屋台の食べ歩きまで、食の楽しみも大きい。寺院、アユタヤの世界遺産、水上マーケット、タイマッサージ、ムエタイ、ナイトライフ…、旅行者を惹きつける魅力にあふれている。週末弾丸ツアーもゆっくり沈没も思いのままの、懐広い街。

典型的な観光地といえば、王宮ワット・プラケオ、寝釈迦仏のワット・ポー、ムエタイのルンピニー・スタジアム、ルンピニー公園とシーロム通り、タイのシルク王ジム・トンプソンの家など。

ジムトンプソンの家の写真
ジムトンプソンの家 (トリップアドバイザー提供)

ショッピングなら、露天が立ち並ぶプラトゥナーム市場やスクムウィット通り、シーロム通り、サイアムスクエアなど。
巨大ショッピングセンターのマーブンクロンセンター(MBK;BTSナショナルスタジアム直結)や、50万平方メートル(越谷イオンレイクタウンの倍以上)という途方も無い大きさのサヤーム・パヤゴンも見逃せない。
週末だけのチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットは15,000ものショップが連なり何でもそろう。

サイアム パラゴンの写真
サイアム パラゴン (トリップアドバイザー提供)

ワット・ポーからチャオプラヤー河沿いに北に向かうとプラ・チャーンの屋台街、バックパッカーの聖地カオサン通り、市場や渡し船が点在するエリア。東に歩くとチャイナタウンやインド人街を経て、商業施設立ち並ぶサイアムスクエアやシーロム方面に出ることができる。

もちろん、無理して繁華街や観光地を歩く必要は無い。
見所は非常に多いが、何もせずただぼんやりするだけでも楽しめるのがバンコクの魅力。
のんびり街歩きをしながらビールを片手に屋台を巡るのが最大の楽しみという人も多い。

夕方を過ぎると屋台の準備がはじまる。

いろいろな場所に現れる野外食堂
いろいろな場所に現れる野外食堂(画像:tabinote)

屋台の料理
屋台の料理(画像:tabinote)

麺類、ご飯類、揚げ物、デザートなど様々な料理を屋台で楽しむことができる。都市圏では英語メニューがあるところも多い。ない場合も身振り手振りでOK。ビールなどの持ち込みも可能だ。

郊外なら線路沿いギリギリに店を出すことで有名なメークロン市場、水上マーケットのアムパワー、伝統的な素焼きと色とりどりのお菓子が並ぶクレット島など。

メークロン線の線路上市場の写真
メークロン線の線路上市場 (トリップアドバイザー提供)

現地ツアーでは上述のような市街地巡りや寺院巡り、フェリーでの日帰り旅行の他、世界遺産アユタヤへの日帰りツアーも可能。

アユタヤの写真
アユタヤ (トリップアドバイザー提供)

日本からの行き方

(空路)
日系、タイ系、米系、中華系、アジア系など多くの選択肢がある。
直行便で成田起点の場合、タイ国際航空、デルタ航空がサーチャージ込みで5万円台後半程度。ユナイテッド、JAL、ANAは7万円程度。
タイ国際、JAL、ANAは羽田発も利用でき、深夜出発で現地に早朝到着するなど時間が有効活用できる。タイ国際が7万円台、日系は8万円程度。

他に、千歳空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港から直行便が利用できる。関西および中部はタイ国際が5万円台後半、JALが7万円程度。福岡はタイ国際が6万円台。
なお、タイでは年々北海道への旅行が盛り上がっており、バンコク-千歳線はタイ人で満席ということもあるそう。

週末旅行など時間に限りがある場合には、往路に深夜便が利用できる日系およびタイ系がお勧め。

乗り継ぎの場合、台北や北京、香港での乗り継ぎ便が一般的。中華航空、中国東方航空などが最安値となり、サーチャージ込み4万円台から。アジア系の選択肢も多い。

LCCの場合はエアアジアでクアラルンプール乗り換え、到着はドン・ムアン空港となる。残念ながらキャンペーンでもない限り料金はあまり安くない。中華系が4万円台なのに対し概ね6万円程度となることが多い。
エアアジアXが就航という噂もあるが、現時点では未確定。

パッケージツアーも競争が激しく意外にお得な場合もある。3泊4日のフリープラン(直行便、航空会社指定なし、現地エコノミーホテル)が燃油込みで4万円台から。

東京(羽田/成田)からタイのスワンナプーム国際空港まで、直行便なら6時間程度。

(空港)
バンコクの空港は2006年開港のスワンナプーム国際空港とそれまでの窓口であったドン・ムアン空港の2箇所。スワンナプームは敷地面積が成田空港の3倍に達する巨大空港で、最新の設備を誇るものの、巨大すぎるターミナルで迷う人も。

スワンナプーム国際空港から市内へはタクシーで30分~1時間程度、エアポートレイル(Airport Rail Link)で20分程度、空港バス(Airport Express)で1時間程度。空港で客待ちをしているタクシーは、有料道路の通行料をふっかけたりメーターを細工している場合もあるので注意。概ね市街地まで手数料込みで300バーツ程度(空港乗り入れ料50バーツが別途必要)。有料道路は距離にもよるが70バーツ程度。概ね400~500バーツ程度となる。
エアポートレイルは空港ビル地下1階が駅となっており、パヤー・タイ駅でBTS(高架式鉄道)に接続している。マッカサン駅からはバンコク地下鉄のペッチャブリー駅まで徒歩5分。料金は片道150バーツ(現在プロモーション中で往復150バーツ、紙のチケット)。空港バスはターミナルビル1階でチケット購入、150バーツ。

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スワンナプーム国際空港(画像:tabinote)

ドン・ムアン空港からはバンコク市内行きの空港バスが手軽。エアコンバスで運賃一律30バーツ。
タクシーの場合300バーツ程度、これに空港乗り入れ料50バーツと高速料金70バーツで400バーツ強といったところ。

スワンナプームとドン・ムアンの間には無料シャトルバスが運行されている。

(パッケージツアー)
パッケージツアーの場合は3泊4日、サーチャージ込みで4.5万程度から。
HISが良く目玉価格を設定しており、それを利用できればお得に行ける。

(陸路から)
ラオス、カンボジア、マレーシアなど。
国際鉄道、バスなどがあるが、現地の旅行代理店を通すのが無難。鉄道もバスもスケジュールには余裕を持っておいた方が良い。
ラオスは首都ビエンチャンとタイ北部ノンカイとの間に鉄道が開通している。カンボジアはバンコクからタイ国境の街アランヤプラテートまで鉄道を利用。マレーシアへはバンコクからマレーシアのペナンまで国際急行が開通している。ここで乗り換えればクアラルンプール、シンガポールも陸路で行ける。日程に余裕があれば、エアアジアでクアラルンプールに行った後陸路でバンコクを目指すのも面白い。
タイ国鉄には20日間有効の外国人向け乗り放題パス(Visit Thailand Rail Pass)がある。料金は1500バーツ~。
ただし陸路の場合はビザ免除日数が15日となる

地理と気候

タイは熱帯に属し、年間を通じて暑い。快適なのは10月半ば~2月半ばの乾期で、湿度は低く朝晩はさわやかで涼しい。続いて2月後半~5月半ばまでは暑期となり、湿度・気温共に上昇。5月半ばを過ぎると雨期に突入し、熱帯特有の激しい雨がふる。道が泥流になることもあるので、履き物に注意。
バンコク市内のホテルやショッピングモールなどはエアコンが強いことも多い。


(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語はタイ語。看板を読んだりぼったくりを防止するためにも、数字くらいは覚えていけると便利。
タイ数字 (Thailingual)

ホテル、中級以上のレストランや観光地の施設では英語が通じる。タクシーは英語が通じないことも。
通貨はバーツ。1タイバーツ=3.2円(13年7月時点)。
物価は大都市圏の割に全般に安め。


(画像:Wikipedia提供)

ビザと治安

治安は全般に安全とされているが、日本人向けのスリ、詐欺などが横行している。
2008年には反タクシン派の「市民民主化同盟」(PAD、「黄シャツ」)による空港占拠、2009年にはタクシン元首相支持派の「反独裁民主戦線」(UDD、「赤シャツ」)によるデモが起こっている。
観光目的の場合、30日以内の滞在はビザ免除(空路の出国航空券が必要)、陸路は15日以内。30日以上の滞在、外国籍もしくは就業などの場合は要問い合わせ。

市内交通

(タクシー)
料金も安く慣れれば最も便利。交渉制のタクシーもあるが、現在は屋根に「METER」と表記したメータタクシーが主流となっている。黄色×緑のツートンカラーは個人タクシーで、赤やピンク、緑など一色で塗られているのがタクシー会社のもの。初乗り2kmまで35バーツ、以降440メートルごとに2バーツ追加、渋滞時もメーターが廻る。
地図を読めない、英語が苦手などのドライバーも居るので、できればタイ語表記・併記の地図かGoogleマップがあると良い。駅、ホテル、観光地などで外国人を待ち構えているタクシーの中にはぼったくりなど悪質なタクシーも居るので注意。


(Asia Web Direct提供)

詳しくは以下バンコクナビを参照。

(地下鉄)
バンコクは渋滞が激しい。地下鉄やBTS(高架式鉄道)などの公共交通機関は安上がりで時間も読みやすい。

地下鉄は初乗り15バーツ、ワンデイパスが120バーツ。シーロム駅やすくむウィット駅でBTS(高架式鉄道)に接続している。ペッチャブリー駅からエアポートレイル(Airport Rail Link)のマッカサン駅まで徒歩5分。

BTS(高架式鉄道)
バンコクの名物。シーロム線とスクムウィット線の2路線。ワンデイパスが120バーツ。

バンコク スカイトレイン (BTS)の写真
バンコク スカイトレイン (BTS) (トリップアドバイザー提供)

市内の一般的な足はバス。他に、3輪タクシーのトゥクトゥク(交渉制)や水上バス(ワンデイパスが150バーツ)、運河ボートも名物。

ホテルとシーズン

安ホテルが600~800バーツ、中級ホテルが2000バーツ、高級ホテルが4000バーツ以上といったところ。
中級ホテルでもエアコン、バスタブ、Wifi完備の清潔な宿に泊まることができる。
ホテル予約サイトを通すよりは、ホテル直接もしくはバンコク市内の旅行代理店を通す方が安いことも。

ドミトリーなどの安宿は個室で200バーツ程度。1階に旅行会社が入っていることも多く、現地ツアーの手配なども手軽に頼める。

快適なのは10月半ば~2月半ばの乾期。

ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
バンコクでは概ね3G通信が使える。
3G通信可能なプリペイドSIMは複数の会社から出ており、空港やマーブンクロン(MBK;BTSナショナルスタジアム直結の巨大ショッピングモール)でなどで買うことが出来る。DTAC Happy Tourist SIM、Truemove iSIMなどが代表的。
設定は店員にしてもらうのが無難。

Truemove社のプリペイドSIM。設定はすべて店員がやってくれる。コンビニでの追加入金も容易だ。
True Move SIM
(画像:tabinote)

(Wifi)
バスターミナル、駅、公共施設、観光地では公衆無線LAN、Free Public WiFi(リンク先はバンコクナビ)が利用できる。1IDにつき有効期限は6ヶ月、1回2時間。
メトロの駅や空港でも無料Wifiが利用できる。名前、パスポート番号(リストからPassport Numberを選択)、住所(宿泊先名)、メールアドレスを記入。電話番号は不要。

他に、ホテル、ショッピングセンター、レストラン、カフェなど多くの場所でWifiを提供しており、ほぼ無料となっている。


5. 旅の本屋 のまど:イベント情報:~ 7/26(金)旅行エッセイスト森優子さん、追加イベント開催決定!、8/8(木)サラーム海上さん スライド&トークショー!

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/

森優子のゆらゆら社会見学報告
◆旅行エッセイスト 森優子さん  スライド&トークショー◆
「アウシュビッツとイスラエル、パレスチナ ~ 生で見てわかった本当のこと」

旅行エッセイストの森優子さんをゲストにお迎えして、「アウシュビッツとイスラエル、パレスチナ ~ 生で見てわかった本当のこと」というテーマで、ヒトラーが率いたナチス・ドイツによる大量虐殺(ホロコースト)や、その被害者であるユダヤ民族、彼らの悲願により建国されたイスラエルの現状についてスライドを交えながらユーモアたっぷりに分かりやすく語っていただきます。「やっぱり一度は見ておかねばな」と訪れたポーランドのアウシュビッツ強制収容所で見えたのは、意外にもモノクロの歴史じゃなくて、現代日本に重なる「やば~い感じ」。そして浮かんだ素朴な疑問→ユダヤ人って何者?珍妙国家イスラエル、パレスチナって結局なに?ジャーナリストでも学者でもなく、ただ「気になる」という思いだけに突き動かされて現地へ赴いた森さんが、見たもの・嗅ぎつけたものを、実際に体験したエピソードを交えながら、写真やイラストを多用して分かりやすく解説してくれます。聞き終わった後には「なるほど!そういうことか」と納得すること間違いなしの内容です。森さんのファンの方はもちろん、これらのテーマや地域に興味のある方はぜひご参加ください!学生さんにもおすすめの内容ですよ。

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサイン会も行います。

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●森優子(もりゆうこ)

1967年生まれ。旅行エッセイスト。ガイドブックの編集事務所にて『地球の歩き方』『JTBるるぶ』などの編集に携わり、93年独立、イラストを含めた執筆活動を開始。『旅ぢから』(幻冬舎)、『旅のそなた!』(旅行人)ほか旅に関する著書多数。世界各地のドロボーに詳しく、『女性のためのトラブル知らずの海外旅行術』(晶文社)は韓国と台湾でも翻訳出版された。最新刊は『買って良かったモノ語り』(晶文社)。現在は東京都内にて高校生の娘・夫との三人暮らし。訪れた国は約50カ国。

◆森優子さんHP「ゆらゆらくらげ倶楽部」
http://www.mori-yuko.jp/

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【開催日時】  7月26日(金) 19:30 ~ (開場19:00)

【参加費】   900円  ※当日、会場入口にてお支払い下さい

【会場】  旅の本屋のまど店内

【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
e-mail :info@nomad-books.co.jp
(お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)

※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど

◆新刊「おいしい中東 オリエントグルメ旅」発売記念◆
サラーム海上さん スライド&トークショー
「サラーム海上の中東料理を巡る旅」

新刊『おいしい中東 オリエントグルメ旅』(双葉社)の発売を記念して、“よろずエキゾ風物ライター”のサラーム海上さんをお招きして中東の料理の魅力についてスライドを交えながらたっぷりと語っていただきます。ライターの他にも、ラジオやクラブのDJなど多方面で活躍するサラームさんが、今回注目したのは中東料理。新刊では、グルメ国レバノンで味わう絶品メゼやモロッコの民宿で教わるクスクス、エジプトの名物コシャリ、イエメンの屋台食堂、世界三大料理の地・トルコでの居酒屋放浪、イスラエルで出合った天才シェフなど、サラームさんが中東各地の旅で味わった料理や食のエピソードが、豊富な写真やレシピとともに紹介されています。長年、中東の音楽とともに中東の多彩な料理にも情熱を傾けてきた著者の集大成ともいえる渾身の1冊ですので、サラームさんの中東での取材旅行の貴重な体験談が聞けるはずです。サラームさんのファンの方はもちろん、中東の料理や音楽・文化に興味のある方はぜひご参加ください!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサイン会も行います。

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●サラーム海上(さらーむうながみ)

1967年生まれ、群馬県高崎市出身。音楽評論家、DJ、講師、料理研究家。明治大学政経学部卒業。中東やインドを定期的に旅し、現地の音楽シーンや周辺カルチャーのフィールドワークをし続けている。著書に『プラネット・インディアインド・エキゾ音楽紀行』『エキゾ音楽超特急 完全版』『21世紀中東音楽ジャーナル』、共著に『アラブ・ミュージックその深遠なる魅力に迫る』他。

◆サラーム海上さんHP「サラームの家」
http://www.chez-salam.com/

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【開催日時】  8月8日(木) 19:30 ~ (開場19:00)

【参加費】   900円  ※当日、会場入口にてお支払い下さい

【会場】  旅の本屋のまど店内

【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
e-mail :info@nomad-books.co.jp
(お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)

※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど
協力:双葉社


6. 読者からのお便り

質問

秋頃スペインのバルセロナに行きたいと思っています。
スペインへの直行便が無いので、ヨーロッパのどこかの都市で乗り継いで行こうと思いますが、どのルートが安いでしょうか。
それとも、香港やバンコクまでLCCで安く移動してそこでチケットを買った方が安かったりするのでしょうか。
(***さん、男性)


お答え

tabinoteワタベです。
以前はエアアジアのパリ・ロンドン便があり、キャンペーンを利用すれば驚くほど安く欧州に行くことが出来ました。現在は欧州行きが廃止され、既存の航空会社を使っていく他ありません。

主な手段は、ヨーロッパに直行する欧州系、中東系、アジア・中華系です。

時期によって大きく違いますが、安定して安いのは欧州系です。日本から便数の多いロンドン、パリなどの都市まで概ね11万円程度です。その中でもアエロフロートモスクワ経由は別格で安く、時期や曜日によっては10万円を切ることもあります。所要時間も15~19時間程度と最も短く済みます。

次いで中東系が安いことが多いようです。ただし所要時間は長めで、ドバイ経由の便などは現地泊が必要な場合もあります。
アジア・中華系は中東系と同じような印象で、総じて欧州系と同じかやや高いくらいの運賃で、所要時間は長めです。
中東、アジア共に欧州系に比べて積極的に選ぶ理由はありませんが、たまにウソのように安い便が出てくるのがやっかいです。油断が出来ないのがイスタンブール経由のトルコ航空で、11~12月には8万円台をたたき出すこともあります。

また、アジアの大都市に移動する案ですが、移動時間や現地までの渡航費用(宿泊費用)を入れると決して得とは言えません。欧州行きのためだけではなく、アジアに数泊滞在し現地観光を楽しみ、さらに欧州にも飛ぶという欲張りなプランなら大いにお勧めです。

旅に関するご質問や、tabinoteへのご要望など、何でもご自由にこちらまでお寄せ下さい。


7. 編集後記

みなさんこんにちは。tabinoteメールマガジンスタッフ田口です。

メルマガの購読募集をはじめてはや2週間、おかげさまで多くの方にご登録いただきました。これからも旅に役立つ豊富な記事と、旅に行きたくなる楽しいエッセイを毎回みなさんにお届けしていきたいと思っています。

ところで先日、国民生活センターから「低運賃でも苦情は急増 LCCなどの格安航空に関するトラブル」と題されたレポートが発表されました。
ここ数年日本で増えてきたLCCに対し、消費者からの苦情が増えているという趣旨です。
レポートの中には苦情の例がいくつか上げられていますが、その多くは予約サイトと料金システムのわかりにくさが原因になっているように思えます。

確かにLCCのサイトの中にはPCによる予約に慣れていない人から見ると、作りが稚拙で不親切に見えるサイトも多いです。「Peach」や「Jetstar」はとても使いやすいと思いますが、「チェジュ航空」、「春秋航空」など、慣れているはずのわたしでも、時々戸惑うことがあるところも多いです。これに関しては早急な改善が期待されます。
また、ほとんどのLCCでは受託荷物や機内食、座席指定、旅行保険などで逐一料金が加算されますが、初期状態では有料オプションが選択されており、わざわざ外さないと最安運賃にならない作りになっているサイトも多いです。また、キャンセルポリシーがレガシーキャリアとくらべてかなり厳しいことも確かです。
これに関しては、「低コストを徹底することで基本料金をギリギリまで安くし、オプションを選択してもらうことによって少しでも利益をあげる」というLCCの戦略からきているものなので、利用者側がそれを理解して「自分にとって必要なサービス」だけを選択することが必要になります。
これはJALやANAといったレガシーキャリアの手厚いサービスに慣れた日本人にとっては理解が難しく、苦情となって現れるのもある程度無理のない事に思われます。

「少し高いが親切で使いやすいレガシーキャリア」と「安いが必要最低限のサービスしか受けられないLCC」の違いを理解し、目的にあわせてかしこく利用したいものです。

なお、LCCの特徴や使い方についてはtabinote内「LCCで海外に行こう」、「実践LCC旅行」で詳しく解説をしています。ぜひ一度読んでみてください。

そして、LCCを使った旅に行きたくなったら、ぜひ旅のコンシェルジュ「tabinote」にご相談くださいね。

次号は7/30(火)発刊の予定です。