4. 世界あの街この街: バンクーバー


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第28回 バンクーバー

Vancouver Downtown
Vancouver Downtown (トリップアドバイザー提供)

カナダ国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

カナダ西部最大の都市で、高層ビルとビクトリア調の建築が調和する、美しい街並みが特長。
英エコノミスト誌の「世界一暮らしやすい街」ランキングでは上位の常連。
留学やワーキングホリデーなどで日本人在住者も多く、初めての海外でも安心。
街歩きや新鮮なシーフード、中華街でのグルメも人気だが、ハイキング、カヌーといったアウトドア・アクティビティもこの街の楽しみ。

バンクーバー市自体の面積(広域バンクーバー;Metro Vancouver)は2,887km2と、東京都(2,188km2)よりも広いが、観光客が集う中心部・ダウンタウンは意外にコンパクト。
ダウンタウンの道は直交が基本。北西のスタンレー・パークと南東のBCプライスを一直線に結ぶのがバンクーバー最大の目抜き通りであるロブソンストリート。この通りにウォーターフロント側で平行するジョージアストリートと、北東から南西に延びロブソンと直交するグランビルストリートを覚えておけば迷うことはない。

Google マップ
(出典:Google;A-ロブソンストリート、B-ウォーターフロント/ギャスタウン、C-チャイナタウン、D-グランビルアイランド、E-イェールタウン、F-メインストリート、G-スタンレーパーク、H-キツラノ)

街歩きはダウンタウンから。ロブソンストリートは通りの両側にショップやレストランがずらりと並び、夜でもにぎやか。
Robson Street
Robson Street (トリップアドバイザー提供)

バンクーバー美術館はロブソン通り沿い。石造りの重厚な建物に反してモダンアートを多く展示している。カナダの自然を描いた画家、エミリー・カーのコレクションが目玉。中にはカフェもありまったりできる。
Vancouver Art Gallery
Vancouver Art Gallery (トリップアドバイザー提供)

バンクーバー美術館でロブソンストリートはグランビルストリートと直交している。そのまま北上しウォーターフロント側に出れば展示場のカナダ・プレイスを初めとした白亜の建物群と海、そしてロッキー山脈を遠景に望む美しい光景が見られる。
海岸沿いに建つハーバーセンターはバンクーバーで最も高い建物。最上階はバンクーバー・ルックアウトという高さ167mの展望台で、市街を一望できる。ダウンタウンの高層ビルから山々、遠くのバンクーバー島まで360度のパノラマを楽しめ、市街の位置関係把握にも便利。チケットは終日有効で、夜は夜景を見に再訪してもいい。
Vancouver Lookout
Vancouver Lookout (トリップアドバイザー提供)

ウォーターフロントから東に歩くと、バンクーバー発祥の地ガスタウン(ギャスタウン)。
19世紀の火事により街はさびれゴーストタウン化していたものの60年代に再開発が進み、今では往時以上の活気を誇る観光地となっている。おしゃれなアパレルショップやこだわりのカフェなど、若者に人気の店が軒を連ねる。
Gastown
Gastown (トリップアドバイザー提供)

ガスタウンから東に向かうとチャイナタウン。バンクーバーは中国系移民が多く、チャイナタウンも北米屈指の規模を誇る。
朱塗りの門をくぐると漢字と赤黄の看板で彩られた異世界となる。もちろん中華料理の名店もこのエリア。
Chinatown
Chinatown (トリップアドバイザー提供)

また、チャイナタウンにはギターの神様、ジミ・ヘンドリックスが子供の頃暮らしていた祖母の家があり、現在はシェアハウスとして開放されている。かつて食堂だったハウスのキッチン部分はJimi Hendrix Shrine(ジミヘン神社)として6月~8月まで一般公開されており、手作り感あるポップな風情にオーナーのジミヘン愛を感じずにはいられない。

なお、後述するがチャイナタウン周辺はホームレスが闊歩するドヤ街めいたエリアに隣接しており、夜は治安は良くない。ガスタウンから移動するなら夜間は歩かずタクシーを使おう。

グランビルストリートに戻り、南西に向かうとイェールタウン。
海岸沿いの倉庫街がリノベーションされ、赤煉瓦やガラスの瀟洒なビル群に生まれ変わった。一帯はおしゃれなカフェや最新のレストランが集まり、夜は一層人通りが増える人気スポットとなっている。
Yaletown
Yaletown (トリップアドバイザー提供)

イェールタウンを超え、グランビル・ブリッジを渡ると橋の下にはグランビル・アイランドという市場街があり、対岸からフェリーで行くこともできる。
近郊で採れた野菜やメープルシロップといった農産品、近海物のサーモン、ベーコンやパンといったデリまであらゆる食がそろう。レストランや地ビール工場もあり、海辺を見下ろしながらの一杯は最高。
2013-08-20 11.45.55(tabinote提供)

グランビル・アイランドを出てグランビル通りを西に向かうとキツラノ地区へ。
こちらは学生街・ヒッピータウンとして名を馳せたエリアで、現在はイェールタウン同様に再開発されおしゃれなエリアに変貌している。ヒッピーカルチャーを反映し、オーガニックスーパーやヨガスタジオなどが多いのも特徴。博物館やビーチもあり、一日中のんびり過ごせる。
Vancouver Maritime Museum
Vancouver Maritime Museum (トリップアドバイザー提供)

東に戻り、イェールタウンの南東、チャイナタウンからちょうど真南に延びるのがメインストリート。
こちらにも個性的な店が多く集まり、ウィンドウショッピングや散策に最適な通りとなっている。
アウトドア好きならバンクーバー生まれのブランド、マウンテン・エキップメント・コープの直営店があるのも見逃せない。
Main Street
Main Street (トリップアドバイザー提供)


そして、バンクーバーといえばスタンレーパーク。
カナダ総督のダービー・スタンレー16世にちなんで名付けられた市民の憩いの場で、総面積は400万m2にもおよぶ。周囲はシーウォールという長さ8.8kmのトレイルで囲まれており、内部には豊かな原生林や湖の他、ビーチやカフェ、レストラン、巨大な水族館がある。ハイキングやレンタサイクルでのトレイル一周ツアーも楽しい。
Stanley Park
Stanley Park (トリップアドバイザー提供)

Vancouver Aquarium
Vancouver Aquarium (トリップアドバイザー提供)


さて、バンクーバーの楽しみは郊外観光、アウトドアのアクティビティにあると言っても過言では無い。

大自然の中でのウォーキングやハイキング、サイクリングは定番で、ジップラインやシーカヤックなども豊富に現地ツアーがある。
北部のカピラノ吊り橋は人気スポット。ダウンタウンからの無料シャトルバスでわずか15分、原生林が生い茂る渓谷に到着する。一帯は自然公園となっており、ハイキングや断崖遊歩道など冒険が楽しめる。
Capilano Suspension Bridge Park
Capilano Suspension Bridge Park (トリップアドバイザー提供)

バンクーバーの北120kmに位置するウィスラーは冬期オリンピックの舞台ともなった世界有数のスキーリゾートで、冬はもちろん春から秋にかけてもハイキングやゴルフ、釣り、カヌー、ラフティング、トレイルラン、トレッキング、乗馬など豊富なアクティビティが待っている。中でも懸垂氷河と氷河湖を一望するジョフリー・レイクスのトレッキングはここでしか味わえない体験。
Whistler
Whistler (トリップアドバイザー提供)

フェリーでバンクーバー島に向かい数泊するのも楽しい。
州都ビクトリアは通常の飛行機や長距離バスでも向かうことが出来るが、ここはぜひ水上飛行機で訪れてみたい。ビクトリアの街は英国風の美しい街並みが拡がり、シーフードを目当てにのんびり滞在するのもよいし、フェリーでオルカウォッチングや釣りを体験するのも人気。
Victoria
Victoria (トリップアドバイザー提供)

バンクーバー島の南に浮かぶのはソルト・スプリング島。豊かな自然と由緒正しいヒッピーカルチャーの伝統が特徴で、“オーガニック・アイランド”の異名を持つ。オーガニック野菜やアーティストの作品が並ぶ土曜市の日には、大勢の観光客が島外から訪れる。
Salt Spring Island
Salt Spring Island (トリップアドバイザー提供)

そして、日程に余裕があればぜひ北方のカナディアン・ロッキーへ。
夏は氷河を遠景にグリズリーやムースを観察したり、トレッキングを楽しむのもよい。
北緯60度を超え、ユーコン準州に入れば極北の世界。冬はオーロラ鑑賞が体験できる。
Grassi Lakes
Grassi Lakes (トリップアドバイザー提供)

Whitehorse
Whitehorse (トリップアドバイザー提供)

\カナダ/がお得!体験談が豊富な現地ツアーサイト VELTRA / Alan1.net


Cardero's Restaurant and Live Bait Marine Pub
Cardero’s Restaurant and Live Bait Marine Pub (トリップアドバイザー提供)

セレブも多く、山海の幸に恵まれたバンク-バーは北米有数の美食都市。
多様な移民の食文化が融合し、豊かな地元の食材をふんだんに用いたテイストはウエストコースト料理、ウェストコースト・フュージョンと呼ばれ、世界的な評判を獲得しているレストランも多い。
人気店は近海産の新鮮なシーフードや地元の有機野菜、広大な平原で育った牛や鳥、野生動物、オーガニックワインなど様々な特徴をアピールしている。
特にガスタウンやキツラノのあたりにはモダンなレストランが多い。

ホテルや高級レストランばかりではなく、移民による伝統料理もレベルが高い。
中国系移民が多いこともあり、特に中華のレベルは高い。また、タイ、インド、中東などのレストランも質が高い。和食もスシからラーメンまで選択肢は多い。
欧州系移民の伝統料理が並ぶ店も多く、イタリア、フランス、ベルギー、ギリシャなどの名店がそろう。
また、ストリートフードもおいしいと評判。
ホットドックやケバブ、ハンバーガーなどはリーズナブルでボリュームもたっぷり。

Salam Bombay
Salam Bombay (トリップアドバイザー提供)

さらにジャンクフード好きの人は地元民の大好きな「POUTINE」も試してみよう。ポテトフライにチーズとグレービーソースをたっぷりかけたこの逸品。カロリー計算などといった野暮なことは言わずビールといっしょに流し込もう。
2013-08-19 16.01.22
(tabinote提供)


日本からの行き方

(空路)
成田および羽田から毎日直行便が運行している。
エアカナダは成田を17時発、所要9時間で日付変更線をまたぎ、同日10時に到着する。
JALは成田を18時発、同日11時半着する。
羽田の場合はANAが22時発、同日15時着。
安い時期なら往復10万円を切る。

関空の直行便は無い。羽田/成田まで移動するか、経由便を使うことになる。
経由便の場合、デルタやシンガポール航空などいくつかの選択肢があるが、直行便が十分安いためにあまりメリットはない。

(パッケージツアー)
時期によっては最安で10万を切るツアーもある。直行便利用の場合は最安で13万円程度。
ホテル代が高めなため、パックツアー検討の余地は大きい。

(空港)
バンクーバー国際空港は市街ダウンタウンの南西15km、フレイザー川がジョージア海峡に注ぎ込む巨大な中州に位置している。
ガラス張りの吹き抜けが美しい空港は機能的で、スカイトラックスのワールド・エアポート・アワードでも上位の常連。

空港からはスカイトレインがダウンタウンまで所要25分。運賃は平日18:30まではゾーン2の料金(後述)4カナダドルプラス空港割り増し料金5カナダドルで合計9カナダドル。平日18:30以降および土日宿は均一料金2.75カナダドルプラス5カナダドルで7.75カナダドル。ダウンタウンから移動の予定があれば、空港内のセブンイレブンで一日乗車券か10枚綴り回数券を買うとよい。一日乗車券は9.75カナダドル。
始発は午前5時、終電は1時前。

夜行バスN10は午後10時から午前4時半頃まで運行。スカイトレインの終電以降はこちらを利用する。ダウンタウンまで約30分。料金は4カナダドル。

もちろんタクシーを使ってもよい。メーター制で安心して利用可能。ダウンタウンまで34~36カナダドル程度。固定料金のリムジンもあり、セダンならダウンタウンまで45カナダドル、6人乗りで53カナダドル。
また、宿に駐車場があれば空港からレンタカーを借りていくという手もある。


地理と気候

カナダでもほぼ最南端に位置し、温暖で過ごしやすい。雨が少なく晴天の多い6~9月がベストシーズンとなる。夏でも湿度が低く快適。高緯度のため夜9時頃まで明るく、昼が長い。
一転して11月から3月までは降水量が多くなり、特に11月~1月は曇りか雨の日が多い。ウィンタースポーツやオーロラ観光でにぎわうシーズンでもある。

カナダは広大な国土を反映して6つの時間帯に分かれる。バンクーバーと日本の時差はマイナス17時間。日本の正午が前日の午後7時。3月の第2日曜から11月の第1日曜まではサマータイムで、時差はマイナス16時間となる。日本の正午が前日の午後8時。


(画像:Google提供)


言語と通貨

英語が基本。
バンクーバーはアジア系住民の割合が高く、白人が57%に対してアジア系は35%程度を占める。うち中国系が18%)。したがって中国語やカタコトの移民も多い。英語が不得意でも臆せず行動したい。

通貨はカナダドル(CAD)。1カナダドル=94.3円(14年8月時点)。
概ね1カナダドル=100円と覚えておけばよい。

物価は日本並みと考えていればよい。中級ホテルでも1万円、外食はランチ千円、夕食2千円程度。カフェが500円。タクシー初乗り300円強。ミネラルウォーター140円程度。食料品はやや安め。
商品価格には、ブリティッシュコロンビアの場合12%の州税(HST:ハーモナイズドセールスタックス)が付加される。

両替は万国共通で、ATMの国際キャッシングが便利。
現金の場合は日本円を現地の市中で替えるのが鉄則。
クレジットカードは必須。ホテルやレンタカーのデポジット(預かり金≒身分証明)としてカードを求められることも多い。カードの通用度は非常に高く、店舗やレストランはもちろんミュージアムの入場料やタクシーでも使える。

アメリカ同様チップの習慣があり、レストランやタクシーでは会計の10~15%程度。ルームメイクに1カナダドル程度。ガイドにも数カナダドル程度。
レストランの会計にサービス料が含まれていれば払う必要は無い。


治安とビザ

治安は一般に良好とされているが、風光明媚なイメージに気を緩めてはいけない。
犯罪の温床となるという理由で市内に公衆トイレがないという事実からも、安全とはいえないことがわかる。旅行者を狙ったスリや置き引きは頻発している。

バンクーバーで最も注意すべきは麻薬。北米の麻薬天国とも呼ばれ、マリファナは半公認状態ともいわれる。もちろん大麻もエクスタシーも覚醒剤もすべて違法であり、麻薬を使うことはもちろん中毒患者がひきおこすトラブルにも注意。
ガスタウン~チャイナタウンを結ぶヘイスティングス通りやコロンビア通り一帯は「先進国最大のスラム街」(by国連)と称されており、昼間からホームレスや薬物中毒者、アルコール中毒者、娼婦が徘徊するエリアで、HIVポジティブの割合も高いという。繁華街に近いが、昼間でも近寄らない方が無難。
そもそもバンクーバーはヒッピーカルチャーの伝統があり、カナダで最も暖かく土地なためにホームレスが集まりやすい。このような背景からホームレスと麻薬が循環する構造を生んでいる。
バンクーバー治安
(出典:Google;A-ギャスタウン、B-インサイト、C-チャイナタウン)

(参考動画)
Vancouver Downtown East Hastings

エリアの中心にあるのが北米初の公共薬物自己注射施設「Insight」。医療関係者が待機しており、麻薬中毒患者に適切なサイクルでの使用や新しい注射針の使用を促すなど、日本では考えられない手法をとる更生施設。前述通り薬物使用は違法だが、ここでは特区として許可されている。
バンクーバー治安_Insight
(出典:Google)

こうした現実が犯罪率の高さにもつながっている。バンクーバーの強盗発生率は日本の約58倍、性犯罪は約10倍、暴行・傷害は約18倍におよぶ(13年1月~11月)。くれぐれも気を引き締めて行動することが重要。

また、意外に注意が必要なのはタバコ。
ブリティッシュコロンビア州では禁煙法により公共の場やレストランでの喫煙が全面的に禁止されている。それどころか建物の出入り口、開放中の窓及び空気口から6メートル以内が禁煙となっており、ほとんど自宅や大自然の中でしか吸えない状態。タバコの価格も高く、1箱10カナダドル程度。違反した場合の罰金は最大2,000カナダドルとなっている。愛煙家の方はご注意を。


6ヶ月以内の観光滞在であればビザは不要。
長期滞在の場合は、以下の在フィリピンカナダ大使館まで申請を。在日カナダ大使館は東京・赤坂にあるが、査証部は閉鎖されフィリピンに移管された。


市内交通

(タクシー)
メーター制で、日本で乗るのと同様に安心して利用できる。
初乗り3.35カナダドル、1kmごとに1.92カナダドル。降車時に10%~15%のチップを渡す。

(スカイトレイン・シーバス・市バス)
Translink社が市内軽鉄道のスカイトレイン、400人乗りのフェリー・シーバス、市内バスの3つの交通機関を運営しており、料金体系やチケットも共通。乗車時のチケットは他の交通機関への乗り換え時にも使うので無くさないこと。
SkyTrain
SkyTrain (トリップアドバイザー提供)

料金はゾーン制で、通過エリアによって料金が変わる。ゾーンは3つで、市街地はほとんどゾーン1に収まる。
(ゾーンマップ)

(出典:Translink)

料金はシングルチケットが平日始発から18:30までゾーン1が2.75カナダドル、ゾーン2が4カナダドル、ゾーン3が5.5カナダドル。
平日18:30以降と土日祝はどこまで行ってもゾーン1と同じ、2.75カナダドルの均一料金。

他に、一日乗車券、月間パス。10枚綴りの回数券がある。
一日乗車券はゾーン乗り放題で9.75カナダドル、月間パスはゾーン1で91カナダドル、ゾーン2で124カナダドル、ゾーン3で170カナダドル。10枚綴り回数券はゾーン1で21カナダドル、ゾーン2で31.5カナダドル、ゾーン3で42カナダドル。

一日乗車券や回数券は、乗車前にTicket Validatorと呼ばれる機械で利用時間を打刻しないと不正乗車と見なされる。抜き打ちの検札があり、無賃乗車と見なされた場合や紛失の場合、理由のいかんにかかわらず173カナダドルの罰金。

(鉄道)
郊外や東海岸、ロッキー山脈など長距離移動には鉄道を利用する。
鉄道駅はチャイナタウンの南側およそ1kmにあるパシフィック・セントラル駅。スカイトレインのメイン駅すぐそば。カナダ横断鉄道VIAやシアトルからのアムトラックが発着する。
観光列車のロッキーマウンテニア鉄道はパシフィック・セントラル駅近くの専用駅から発車する。
ウィスラー行きのBC鉄道はノース・バンクーバー駅から出発。ウォーターフロントからシーバスで北に移動する。

(レンタカー・レンタサイクル)
カナダは広く、郊外観光ならレンタカーがあると便利。
市中や空港にはHertz、AVIS、Budgetといった大手業者のカウンターがある。
年齢は25歳以上、クレジットカードと国際免許証が必要。
料金システムは24時間単位で日本と殆ど同じだが、走行距離に応じたマイレージ料金を併用している場合もある。
ちなみに相場は、AVISでセダンを1日借りて70カナダドル、ジープ・チェロキーで100カナダドル、8人乗りのシボレー・サバーバンで230カナダドルといったところ。

バンクーバーは自転車に優しい街で、ダウンタウンの中心部にも自転車専用道が通っている。クロスバイクを8時間借りた場合24カナダドル程度、3日なら63カナダドル程度。


ホテル

近年はホテルの建設ラッシュで、高級ホテルから日本人オーナーのゲストハウスまでそろっている。
カナダ西海岸は年間通してイベントが多く、春はガーデンツアーやハイキング、夏はフィッシングやホエールウォッチング、秋から冬はウィンタースポーツやオーロラ鑑賞の中継地としてにぎわうため、ディスカウント・シーズンは明確でない模様。
ただしやはり夏の方が人手は多く、6月~9月頃がハイシーズン。

ホテル代は高めで、高級ホテルなら一泊2万円以上、中級ホテルでも1万円以上が目安。ゲストハウスが3千円~といったところ。治安面での心配はあるがダウンタウン東側にも安宿が点在している。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
カナダの通信事業者はRogers、Bell、TELUS、Windなど。
米国同様、プリペイドSIMの購入が難しい国の1つ。プランも主に通話やメッセージに特化しておりネットは高め。
短期間であれば無線ルーターを日本からレンタルして行くか、海外パケット定額を利用した方が良いかもしれない。

RogersでプリペイドSIMを購入する場合、まともにインターネットを利用したければ高くつく。「Talk, Text and Internet 65」プランがが1ギガ/月で65.75カナダドル。
もしくは、既存のプランにインターネット接続を追加するということもできる。1ギガぽっちにそんなに払えないという場合はこちらで。ただし、1ギガ/月で30カナダドル、2ギガ/月で50カナダドルなど、いずれにせよあまり安くない。いわゆるUSBスティックやルーターを用いたサービスを提供してる。

Bellの場合、インターネット接続が含まれたプリペイドプランがサイトに見当たらない。いわゆるUSBスティックやルーターを用いたサービスを提供しているようだが、月額契約ベースの模様。この場合も2ギガ/月で45カナダドル程度と安くない。

Telusの場合、月間以外にも一週間、2週間といった短期間有効なプリペイドプランがある。
良心的、と思いきや7日間有効100メガ通話無制限のプランが25カナダドル。14日間250メガ通話無制限で50カナダドル、1ヶ月300メガ通話夜間のみが40カナダドルなど、やはりどれも割高。

Windの場合、月額35カナダドルでデータ無制限のプランがある。
というわけで、旅行者にとってはWind一択。

(WiFi)
レストラン、カフェ、交通機関、公共施設など様々な場所で無料のWiFiが提供されている。パスワードの無いフリーWiFiも多い。