3a. tabinote旅行記 バリ島とジャカルタで音楽三昧 その1


3a. tabinote旅行記 バリ島とジャカルタで音楽三昧

tabinote読者の皆さんはじめまして。会社員をするかたわらライターをしたりロックバンドでギターを弾いたりしている大久保潤という者です。1月の終わりに、tabinoteに旅程を相談してインドネシア旅行に行ってきたので、その時のことを書こうと思います。
行ったのはバリ島のウブドとサヌール、それからジャカルタ。基本的には新婚旅行みたいなもんだし、ぼくたちはアジア旅行初心者だったので、普通にレゴンダンスとかケチャとかを鑑賞したりビーチでカクテル片手に本を読んだりって感じのごく普通のリゾート旅行です。

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さて、サヌールというと基本的には中高年向きのビーチリゾートという感じの場所で、実際見てるとどこへ行っても白人の老夫婦ばかりという感じ。ネットで調べてもサヌールのナイトライフについては「刺激に乏しい」みたいなことしか書かれていませんでした。
そんななか一応毎晩ライブバンドが出演するというお店があって、「Sanur’s Most Colorful Place」とか自称しているので、ホテルから近いこともあり行ってみました。「Casablanca」というお店です。
中ではおそらく地元の若いバンドが演奏中。いわゆる箱バンなのでもちろん演奏するのはカバー曲ばっかなんだけど、選曲がThe CureだとかU2だとかちょっとニューウェーブより。ヴォーカリストは思いき入り髪を立て、対称的にギタリストは長い髪を横から垂らしてちょっと耽美的なムード。このギターがなかなかいい感じのニューウェーブギターを弾くんですよ。下山淳みたいな(というとちょっと大げさですが)。

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続いて「次は本日のスペシャルゲスト!」とか言われて出てきたのが白人3人のおっさんバンド。クリームの「クロスロード」から始まって「プリティ・ウーマン」に「ブラック・マジック・ウーマン」と親爺ロック祭り。お客さんからはやんやの喝采なんだけどとにかくドラムが下手くそで……サンタナなのに全然ラテンじゃなくドタバタしたフィルを入れてきたりするもんで思わず「プッ」て噴き出してたら、さっきのバンドのギター君と目があってお互いにニヤニヤ笑ってしまいました。

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で、休憩になったところでギター君と少し話しました。バンドはPorte Bandという名前で、やはりオリジナルもたくさんあるのだそう。あとで調べたら実はバリ島にとどまらず活躍しているようでした。フィリピンのフェスに出たりしてるのね。

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とはいえ箱バン的な活動もしっかりやってるようで、YouTubeを見るとカバー曲の映像が色々上がってますね。

サヌールのナイトスポットとしてほかに有名なのは「Jazz Bar & Grill」というところ。トップ40バンドが出てるような日も多いようだけど、一応ジャズをやっているということになっている日に行ってきました。店に入ると客はぼくらだけ。これは帰りづらいぞ……

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バンドは女性歌手にピアノトリオという編成。嫌な予感がしたけど案の定全然ジャズじゃなく、「Lovin You」とか歌っちゃう感じのバラード歌手でした。まあ下手ではないけどぬるいなー……と思っていると何やら日本語の歌を歌い始めます。が、全然知らない曲だぞ、何これ? 
聞き取れた歌詞をもとにググってみたところ、五輪真弓の「心の友」という曲でした。休憩時間に歌手の人がこっちに来たのでこの曲はインドネシアでは有名なのかと聞いたところ、誰でも知ってる有名な曲だそう。日本ではシングルにもなってない曲なんだけどたまたま日本でこれを聞いたラジオ曲の人が持ち帰ってかけたところ大ヒット。スマトラ沖地震の際にはインドネシア向けにリアレンジされたCDがリリースされて地元の方たちの心の支えになったのだそうです。

と、それなりに文化的に興味深い経験はしたものの、基本的にはやはりサヌールのナイトライフはたしかに観光ガイドサイトにも書いてあったように「Less Excitement」なのだなという印象。まあのんびりしに来るところだからそれはそれでいいでしょう。

インドネシア バリ島 ギャニャール Ubud  ウブド から インドネシア ジャカルタ   Google マップ
(A:ウブド、B:サヌール、C:ジャカルタ)

(第2回に続く)