4. 世界あの街この街: イスタンブール


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第16回 イスタンブール

イスタンブールの写真
イスタンブール (トリップアドバイザー提供)

トルコ共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

イスタンブールの街はまさに西洋・ヨーロッパと東洋・アジアの境目にある。ヨーロッパとアジアを隔てる隔てるボスポラス海峡は最も狭いところでわずか800m。この両岸にイスタンブールの街が拡がっている。長い歴史の中で様々な文化が行き交ったエキゾチックな雰囲気が魅力で、近年日本からの旅行者も増加中。
モスクや美術館などの観光名所には事欠かないが、何と言っても歴史ある街並みを眺めての散策が最大の楽しみ。バザールでのショッピングやトルコ料理の美食も魅力的。

イスタンブールの街は、観光名所が集中した南部の旧市街(スルタンアフメット[Sultan Ahmet]、スィルケジ[Sirkeci])と湾を挟んだ北方の新市街(タクシム広場[Taksim]以北)、アジア側に大きく分かれる。旧市街と新市街の間の湾が金角湾。
イスタンブールGoogle マップ
(Google地図-A:スルタンアフメット地区、B:スィルケジ、C:タクシム広場、D:ベヤズット)

宝石のごとき史跡があつまるのは旧市街のスルタンアフメット地区だが、ここは東京で言うと浅草のようなところで、ややよそ行きの顔を持っている。
イスタンブールに慣れるためにも、街歩きは便利で庶民の息吹が感じられるスィルケジからスタートするのがおすすめ。趣のあるスィルケジ駅はオリエント急行の終着駅としても知られ、ヨーロッパからの乗客が最初にアジアを体感するところ。まさにはじめの一歩にふさわしい。
また、このあたりは手頃なホテルや食堂(ロカンタ;Lokanta)も揃っており旅人が拠点にするにもふさわしいエリア。

スィルケジ駅から西北が金閣湾方向となり、歩いて行くとイスタンブールのシンボルの1つであるガラタ橋が現れる。川沿いでは名物のケバブやサバサンド(バルク・エキメッキ;balık ekmek)売りや釣り人が列をなす。

ガラタ橋の写真
金閣湾・ガラタ橋 (トリップアドバイザー提供)

橋の近くには香辛料の出店がならぶエジプシャン・バザールがある。後述するグランドバザールよりも評判が良い。
エジプシャン バザール (ムスル チャルシュ)の写真
エジプシャン バザール (ムスル チャルシュ) (トリップアドバイザー提供)

エジプシャン・バザールから少し南東方面に向かうと中東最大のバザール、グランドバザール(カパル・チャルシュ;Kapali Carsi)の門が現れる。土産物や貴金属、絨毯、さらには古本まで、あらゆる物資が集まる。バザールは広く、通りは網の目のように複雑なので迷ったら案内図を見ること。
日本語で声をかけてくる客引きも多い。観光地化されているため、必ずしもお得な買い物ができるわけではないのは各国共通。

グランド バザール (カパリ チャルシュ)の写真
グランド バザール (カパリ チャルシュ) (トリップアドバイザー提供)

エジプシャン・バザールの北西方面には2つの見逃せないモスクがある。
1つはイェニ・ジャーミィで、金角湾を挟んだ新市街から見ると美しいドームと尖塔が空に浮き上がる。
もう1つは細密なモザイクタイルでつとに有名なリュステム・パシャ・ジャーミィ。規模は小さいがイズニックタイルのブルーが美しい。
リュステム・パシャ・モスクの写真
リュステム・パシャ・モスク (トリップアドバイザー提供)

グランドバザールの西側にはスレイマニエ・ジャーミィ、ヴァレンス水道橋という2つの史跡がある。スレイマニエ・ジャーミィはステンドグラスの美しさが有名で、歴史あるトルコの建築物でも最高傑作との評価が高い。

スレイマニエ・モスクの写真
スレイマニエ・モスク (トリップアドバイザー提供)

グランドバザールに戻り、南東に向かうと、いよいよスルタンアフメット地区。
「ブルーモスク」の異名を持ち地域の名称にもなっているスルタン・アフメット・ジャーミィの巨大なドームと尖塔が目に入ってくる。夜もライトアップされ多くの観光客で賑わう。
ブルーモスク (スルタンアフメト・モスク)の写真
ブルーモスク (スルタンアフメト・モスク) (トリップアドバイザー提供)

ブルーモスクから北西方面には、アヤソフィア博物館、国立考古学博物館、トプカプ宮殿という3つの有名な見どころが並んでおり、共通のミュージアムパスで入場できる(72時間制限)。
アヤソフィアはキリスト教(ギリシャ正教)の大聖堂として建設され、15世紀のイスタンブール(コンスタンティノープル)陥落と同時にオスマン帝国下でモスクに改装された建物。現在はミュージアム化されており、建物の美術的価値はもちろん見事なモザイク画が有名。
アヤソフィア博物館 (大聖堂)の写真
アヤソフィア博物館 (大聖堂) (トリップアドバイザー提供)

アヤソフィアの隣には地下宮殿(バシリカ・シスタン;Basilica Cistern)という1600年前に建設された地下貯水槽の史跡がある。暗闇に浮かび上がる無数の石柱が幻想的。
バシリカ・シスタン class=
バシリカ・シスタン (イスタンブール地下宮殿) (トリップアドバイザー提供)

考古学博物館は、紀元前からの古今東西の発掘品や美術品が集められており、展示物のボリュームは圧巻。
イスタンブール考古学博物館の写真
イスタンブール考古学博物館 (トリップアドバイザー提供)

トプカプ宮殿は旧市街のハイライト。強大な権力を誇ったオスマン帝国の総本山で総面積は70万平方メートル(明治神宮クラス)と広大。皇帝の居室や謁見の間、ハレムなど豪華の一言。
トプカプ宮殿の写真
トプカプ宮殿 (トリップアドバイザー提供)

旧市街の見物で頭がクラクラしてきたら、のんびり街歩きに戻る。
スィルケジと並んでおすすめの地域は新市街。金閣湾を渡った先、ガラタ塔がシンボルになっているのが新市街側。地下鉄シシハーネ(Sishane)駅からタクシム広場まで、北に伸びている目抜き通りがイスティクラール通り(Istiklal Street)。通り添いにはカフェやレストラン、ショップが建ち並び夜遅くでも多くの人で賑わう。通りから入った路地のバーや生鮮市場を眺めるのも楽しい。
イスティクラル通りの写真
イスティクラル通り (トリップアドバイザー提供)

新市街側で意外な人気を誇るのが軍事博物館(Asker Muzesi)。軍事強国だったオスマン帝国の伝統を受け継ぐ世界でも最大規模の軍事博物館で、古代の戦斧や鎖かたびらから戦闘機までそろう。軍楽隊の生演奏もあり、好きな人にはたまらない。

軍事博物館の写真
軍事博物館 (トリップアドバイザー提供)

アジア側では乙女の塔がそびえるユスキュダル(Uskudar)が船着き場となっている。板張りの風情ある街並みが特徴。
カドウキョイ(Kadikoy)はホテルや手頃な食堂が集まっているものの、観光地化されすぎておらず落ち着いて街歩きができる。

郊外の見どころは、西部の「テオドシウスの城壁」(Walls of Constantinople)と圧巻のモザイク・フレスコ画が有名なカーリエ博物館。テオドシウスの城壁は全長7キロにも及ぶイスタンブールの防衛ラインで、古くからこの地が要衝であったことを伝えている。
カーリエ博物館(Kariye Muzesi)はアヤソフィア同様にキリスト教の修道院からモスクに改装され、現在世俗化されているもの。20世紀になって、モスク化にともない塗りつぶされた内装・漆喰の下からは壮麗なモザイク画が発見された。規模は小さいが、人が宗教にかける情熱のすごさを感じずにはいられない建物。
カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂)の写真
カーリエ博物館 (コーラ修道院付属ソーテール聖堂) (トリップアドバイザー提供)

この他にもイスタンブールには多くのジャーミィ、宮殿、ミュージアム、史跡があり、見尽くすには何日あっても足りない。少なくとも一週間以上は滞在して、じっくりと街を堪能したい。着かれたらハマムで垢を洗い流そう。

ボスポラス海峡の写真
ボスポラス海峡 (トリップアドバイザー提供)

イスタンブールを起点として、他のトルコ・中東の都市に向かうツアーも盛ん。イスタンブールから日帰りもできるエディルネや古都イズニック、風光明媚なエーゲ海も人気が高い。
もちろん、奇岩で有名なトルコ最大の観光地カッパドキアは外せない。

Butterfly Balloonsの写真
Butterfly Balloons (トリップアドバイザー提供)


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Cafe Rumistの写真
Cafe Rumist (トリップアドバイザー提供)
食はトルコ旅行最大の楽しみの1つ。
お店も高級レストランから屋台のテイクアウトまで幅広い。
気軽な食堂、ロカンタは安くて美味しく、旅行者が手軽に地元の味にひたれる。通りに面して色とりどりの煮込み料理が並び、ボリュームも栄養も満点。メイハネと呼ばれる居酒屋も豊富なメニューが楽しい。

トルコ料理といえば世界三大料理の一つで、東西の食文化と山海の豊富な食材が融合したバラエティの多さが特徴。リゾットやピザ、世界一と呼ぶ人もいるパン(バケットはエキメッキと言う)や乳製品の風味を活かしたソースなどは欧州のエッセンスを感じさせ、巧みなスパイス使いや肉のグリル、豆料理などは中東~アジアの影響を感じさせる。トマト、羊肉、パプリカ、ヨーグルトの多様が特徴だが、地域によってスパイスをあまりつかわないすっきりした料理や魚介を多用するものもありバラエティは豊富。イスタンブールの新市街側、魚市場には新鮮なシーフードを店頭に並べる食堂もある。
メゼと呼ばれる豊富な前菜、トマトや羊・豆の煮込み料理、濃厚なムサカ、野菜に肉を詰めたドルマなどが定番料理。屋台で素朴なスープとケバブ、名物のサバサンドなどを取るだけでも十分なボリューム。

テイクアウトの店も多く、巨大なチーズやオリーブ、メゼやロカンタといった総菜類も置いてある。

イスラム圏ではあるがお酒は豊富で、地元の人もたしなんでいる。
国産のビールもある他、ワイン醸造の歴史は古い。地酒はラクと呼ばれる蒸留酒で、同種の物が世界中にあるのでなじみやすい。
飲み物は粉ごと煮出すトルコ式コーヒーやチャイが主役。


日本からの行き方

(空路)
イスタンブール行きの空路は充実している。トルコ航空が成田と関空から直行便を飛ばしており(ANAがコードシェア)、年間を通じて8万円~11万円程度と価格的にも有利。かつては成田・関空共に週7便だったが、2013年11月より成田便が1日2便となり(週14便)、さらに便利になった。

トルコ航空は「ベスト・エアライン・ヨーロッパ」にも輝くなど評価も高く、ヨーロッパの多くの都市に就航しているため欧州行きでも常に選択肢の上位に挙がる。

シーズンを問わず、価格と搭乗時間の短さで多くの場合ほぼトルコ航空一択となる。成田・関空共に深夜発現地早朝着の便があり、到着日はフルで滞在を満喫できるのも魅力。
ただし、ドバイ、カタールなどを経由する中東系が8万台と最安なこともある。モスクワ経由のアエロフロートも10万程度と安い。

(陸路)
ブルガリアのソフィアとBosphorus Expressという鉄道が通じている(ルーマニア経由)。また、シリア、イランとの線もある。

国際バスの路線は、イラン(テヘラン)、ギリシャ(アテネ)、ブルガリア(ソフィア)など。

(パッケージツアー)
中東系航空での5泊6日プラン(機中2泊)で10万円程度。1人参加なら15万以上。
イスタンブールを起点に様々なオプションツアーが用意されている場合が多い。

(空港)
イスタンブールの玄関はアタテュルク(Ataturk)国際空港(IST)。トルコ初代大統領、アタテュルクから名づけられた。ヨーロッパ側の南西に位置し、市街地まで25kmほど。
2001年に国際線ターミナルが完成、国内線ターミナルとは300m離れており連絡通路でつながっている。
構内は無線LANが通じるほか、両替・ATM、各種ショップやスーパー、エアポートホテルなど施設も充実。

市内までタクシーの場合、旧市街のスルタンアフメットまでおよそ平日昼間で20分、25~50トルコリラ(※)。タクシム広場までは同30分、35~50トルコリラ。夕方は渋滞で1時間以上かかることも
※スルタンアフメット地区は交通規制があり、遠回りの場合は時間・費用共にかかる

ハワタシュ(Havatas)というエアポートバスが市内に運行している。タクシム広場までアクサライを経由して10トルコリラ。平日昼間で所要40分。夕方は渋滞で2時間以上かかることも

メトロのM1線でゼイティンブルヌ駅(Zeytinburnu)まで移動し、トラムT1線に乗り換えて中心部に向かうことができる。スルタンアフメットまでおよそ50分。6トルコリラ(メトロとトラム別料金、3トルコリラずつ)

もう1つの空港はサビハ・ギョクチェン(Sabiha Gokcen)国際空港。アジア側に位置しており、タクシムから50km。国内線の他欧州やエジプトとの国際線も就航している。


地理と気候

日本との時差はマイナス7時間。日本の正午が午前5時。サマータイムはマイナス6時間となり、日本の正午が午前6時。
夏時間はヨーロッパ同様3月下旬~10月下旬。
イスタンブールは年間通して最高気温は東京と同程度だが、最低気温はぐっと低く、夜は意外に冷え込む。4月から10月にかけては雨が少ないベストシーズン。6~9月の間は地中海でビーチも楽しめる。
11月~3月にかけてはやや雨が多めとなるが、航空券やホテルの相場も下がりリーズナブルな旅が可能。
なお、2014年のラマダン(トルコ語でラマザン:Ramazan、断食月)は6月28日~7月28日まで。イスタンブールでは観光客向けの店は開いており、特別メニューや日没後のご馳走など意外な楽しみもある。


(画像:Google提供)


言語と通貨

公用語はトルコ語。
ホテルや観光案内所では英語も通じるが、一般の人には通じにくい。バスやタクシー運転手には期待しない方が無難。
トルコ語は日本語と同じウラル・アルタイ語グループで、文の順序は日本語と同じ。発音も比較的容易で、ローマ字読みでほぼ通じてしまう。カタコトでも旅行会話を覚えていくと便利。

通貨はトルコリラ(TRY)。1トルコリラ=49.8円(13年11月時点)。およそ50円と覚えておけば良い。
物価は上昇しているものの、まさにヨーロッパとアジアの中間程度といったところ。ホテルがシングルで2000円~程度。3つ星のきれいなホテルで5000円。高級ホテルでは150~200ユーロというところも。ドミトリーなら1000円程度。
外食はテイクアウトのケバブやロカンタであれば安く、概ね1,000円未満で済む。外国人向けのインターナショナルメニューを備えたレストランや、こぎれいでアルコールの出るレストランは3,000~5,000円程度とやはり高め。シーフードはやはり高級食材。
交通機関は比較的安く、タクシー初乗りが2.7トルコリラ、地下鉄・バスが1.95トルコリラ。
博物館の入場料は10~30トルコリラ程度と意外にバカにならない。

付加価値税率は8~18%。免税店では税金の払い戻しを受けることができる。

両替は万国共通でATMによる国際キャッシングが有利。
アタテュルク国際空港には24時間営業の両替商(doviz burosu)があり、レートも市内と同様。日本円よりはUSドル、ユーロからの方がレートは有利。
トルコはインフレの影響で市民も外貨で預金してきた経緯があり、市内に両替所は多い。銀行や郵便局では手数料がかかり不利なことが多い。
両替後、紙幣を念入りに確認すること(すりかえ/ごまかし頻発)。また、再両替に必要なので必ずレシートを保管しておくこと。

観光地ではUSドル、ユーロがそのまま通じることがある。
日本国内でも成田でトルコリラへの両替が可能だが、レートは悪い。

クレジットカードが通じる場面は多く、スーパーマーケットなど様々な場所で取り扱っている。VISAかマスター推奨、アメックスやダイナース、JCBは通じにくい。ホステルやロカンタ屋などは現金のみ。
チップは基本的には不要。ホテルや高級レストランではサービス料にふくまれていることがある。ポーターには1~5リラ、タクシーにはお釣りの小銭程度、有料トイレで1リラ、ハマムで1リラほど。


(compareholidaymoney.com提供)


ビザと治安

イスタンブールで多い旅行者を狙った犯罪は、やはりひったくり、スリ、睡眠薬強盗、詐欺など。
ぼったくりや悪質な客引きは到着空港で早くも現れる。予約したホテルが満室と偽り違うホテルに連れ込んだり、高額なツアーを売りつけたりする事例が後をたたない。
タクシーはメーターで行くことを拒否したり、わざと遠回りしたり、高額なチップを要求したりする場合もある。観光地や空港では特に注意。

ガラタ橋、カラキョイ、タクシムなどの観光地およびバザールなど混み合うところでは身の回りに注意し、見知らぬ人(特に流ちょうな英語や日本語を話しながら親しげに近づいてくる人)の誘いに乗らないこと。絨毯を無理矢理に買わされたり、ぼったくりバーに連れ込まれたりと言った被害が報告されている。
また、偽警官が所持品検査と偽り金品を盗む手口も増加中とのこと。相手にIDカードの提示を要求するなど、毅然とした対応で防げる場合もある模様。

モスクを見学する際には、肌の露出が多い服装(ミニスカート、ショートパンツ、ノースリーブなど)は厳禁。女性はスカーフで髪を隠したほうが良い。

90日以内の観光目的滞在はビザ不要。


市内交通

(タクシー)
タクシーはTaksiと表記する。読みはタクスィでOK。
黄色い車体で屋根にサイン、車体側面にタクシー番号が表記してありすぐにそれとわかる。
タクシーの台数は多く、流しを拾うことも簡単。住宅街にもタクシー乗り場にタクシーが留まっている。ホテルで送迎を頼むのも良い。
初乗りは2.7トルコリラ。夜間割り増しは無く終日この価格。

なお、イスタンブールのタクシーは評判が良いとは言えない。目的地に行かない(スルタンアフメットの交通規制があれば別)、メーターを倒さない、遠回りする、過大なチップを要求するなどトラブルが多数報告されている。道路事情・マナー共に悪い。
タクシーはすべてメーター制なので、乗車したら最初にメーターを倒すか確認する。前の乗客の料金をそのままにしておく運転手もいるので注意すること。


(画像:Turkey Travel Planner)

(地下鉄・トラム・ケーブルカー)

イスタンブールの市内交通マップを参照。

地下鉄(Metro)・路面鉄道のトラム(Tramvay)・地下ケーブルカーのフニキュレル(Funikuler)がある。地図のM1~M4が地下鉄、T1、T3~T4がトラム、F1がフニキュレル、TFはケーブルカー。
M1は空港とアクサライ(Aksaray)、メイダン(Meydan)を結んでいる。M2は新市街のハジュオスマン(Haciosman)とシシハーネ(Sishane)を結ぶ。M3はMeydan隣のキラーズル(Kirazli)から北へ延びている。M4はアジア側。
新市街のガラタ橋(Karakoy)からテュネル(Tunel)までのわずか1区間を運行する地図上灰色のラインは1875年に建設されたヨーロッパ最古の地下鉄。わずか3分の工程だが、地上は急坂なので地元の人もよく利用する。

トラムは朝6時から24時頃まで運行。トラムのT1は新市街のカバタシュ(Kabatas)から伸び、ゼイティンブルヌ(Zeytinburnu)でメトロM1と接続している。旧市街の観光地を通り、アヤソフィア、ブルーモスク、トプカプ宮殿などの見どころを巡るのに便利。車両も近代的。
T3はアジア側の、レトロでコンパクトな環状線。地図の凡例に表記が無いが、タクシム(Taksim)とテュネル(Tunel)を結ぶ黄緑色のラインがやはりレトロなT5線。
T4はトプカプ(Topkapi)から北に延びている。

フニキュレルはカバタシュとタクシム広場(Taksim)を1分で結んでいる

チケットはジェトン(Jeton)というトークン(コイン型のチケット)と、プリペイドカード(イスタンブールカード;Istanbulkart)、回数券(Sinirli Kullanimli Bilet)の3種類がある。回数券は日本のような複数枚綴りでは無くカード式。リチャージできないのがイスタンブールカードとの違い。
ジェトンは自販機(Jetonmatik)で、回数券はバス停のブースや売店で、イスタンブールカードは空港(出発階中央のPhoto Service Shop)やバス停のブースで購入できる。
ジェトンは3トルコリラ。回数券は1回券4トルコリラ、10回券28トルコリラ。イスタンブールカードはデポジット6トルコリラ

(バス)
路線バスと、専用軌道を走るメトロビュス(Metrobus)がある。
路線バスは市営と民営があり、前方乗車/中央・後方下車。路線は複雑で難易度は高い。利用する場合はバスブースなどで路線図や降車バス停を良く確認すること。

メトロビュスは交通マップの薄茶色のライン。空港の先にあるベイリッキデュズュ(Beilikduzu)を出発し、メトロM1、トラムT1に沿うように北上、新市街を通って歩スポラス大橋を渡りアジア側とを結んでいる。夕方の海峡の眺めは人気の観光体験となっている。

(船)
他にも、金閣湾や海峡といった水に囲まれたイスタンブールでは連絡船や水上乗り合いバスが市民の足になっている。


ホテルとシーズン

世界有数の観光都市だけあり、ホテルの選択肢は多い。
トルコの場合、欧州が観光シーズンとなる夏に宿が混み合う傾向がある。また、ラマダン明けの祭りであるシェケル・バイラムと70日後のクルバン・バイラムの時は予約が必要。
ホテル(Otel、Oteli)はシングルで2000円~程度。3つ星のきれいなホテルで5000円。高級ホテルでは150~200ユーロというところも。ドミトリーなら1000円程度。

イスタンブールでホテルが多いエリアは、やはりスルタンアフメット、スィルケジ、タクシム広場など。アクサライもホテルエリアとして知られているが治安が良くないとの評判も。スルタンアフメットは観光地に近く、ピンからキリまで宿が揃っているが、交通規制でタクシーが入れない場合があったり客引きがしつこいなどの問題も。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
大手携帯会社はTurkcell、Avea、Vodafone。Turkcellが最大手、続いてAvea、Vodafoneが3位。大手携帯会社のショップは市内の他、アタテュルク国際空港の国際線到着カウンターにもある(係員に英語通じるためおすすめ)。

外国人でもパスポートがあればプリペイドSIMを購入できる。ただし、継続使用する場合には政府への登録(IMEI:International Mobile Equipment Identity)が必要。一ヶ月以上トルコ滞在の場合に必要で、期限を過ぎると携帯がロックされる。実際にはより短い時間でロックされるようで、一週間以内に手続きが必要という情報も。一週間以上滞在の場合は念のためSIM購入時にIMEIの手続きをした方が良い(通信会社直営以外の、いわゆる市内の携帯ショップではこの手続きがわからないことが多い模様)。パスポートだけで手続きできる。
設定は購入時に店員に依頼するのが無難。アクティベーションまでに1~3時間程度かかるため、空港で購入しても不明点があれば市内のショップで行うことになる。

各社プリペイド(faturasız)SIMの価格は30~40トルコリラ、5リラほどチャージされている場合もある。プラスしてデータ定額費用が各社使い切りのトライアルパックで3~10トルコリラ。月間プランで20トルコリラ~。短期滞在なら使い切りのトライアルパックで十分。

(WiFi)
ホテル、カフェなど多くの場所でWiFiが通じている。
万国共通のマクドナルド、スターバックスはもちろん、ショッピングモールやバスでも使えるなど充実ぶりは日本以上。