Khom-Loi-in-Mae-Cho

tabinoteメールマガジン 2013/12/17号 Vol.013 無料版

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Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」 下川裕治
2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和
3a. tabinote旅行記 ジェットスターで沖縄危機一髪編 その2
3b. 世界一周ノート 青木大地
4. 世界あの街この街:第13回 パリ
5. 旅の本屋 のまど イベント情報:12月19日(木)片岡恭子さん スライド&トークイベント
6. 読者からのお便り
7. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

「タイガーエア・台湾」が設立。日本就航も濃厚

タイガーエアウェイズとチャイナエアラインは、合弁会社「台灣虎航(タイガーエア・台湾/Tigerair Taiwan)」の設立を発表。台北(桃園)をハブ空港に日本、中国、韓国、東南アジア線に2014年末頃の就航を予定している。機材はエアバスA320を使用する。

ガルーダ・インドネシア航空がスカイチームに加盟決定

インドネシアのジャカルタを拠点とするガルーダ・インドネシア航空が、2014年3月5日にスカイチームに正式加盟することが発表された。スカイチームはガルーダの加入で20社目、東南アジアの航空会社はベトナム航空に続き2社目となる。また、現在日本には東京/成田、東京/羽田、大阪/関西の3空港に就航している。
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(写真提供:Skyteam)

スカイマーク、エアバスA330型機をお披露目。CAはミニスカ着用

スカイマークは2014年3月より投入を予定している新型機、エアバスA330型機をフランス・トゥールズのエアバス工場で披露した。全席を「グリーンシート」とし座席間の距離も従来より広げた。また、同時にA330限定となるCA(Cabin Attendant)の新制服も披露。日本の航空会社では珍しいミニスカートが採用されている。
なお、スカイマークは2014年8月にエアバスのワイドボディ機A380の導入も予定している。

エアアジア、「エアアジア・コリア」を設立へ!清州を拠点とし国内線から運航開始を計画

韓国聯合ニュースの報道によると、エアアジアは韓国の投資家とともに「エアアジア・コリア(AirAsia Korea)」の設立を準備しているという。清州市郊外にある清州(チョンジュ)国際空港をハブとし、国内線の清州~済州線からスタートし、順次国際線も運航する予定。

エアカナダ、2014年7月よりB787による羽田-トロント線を開設

エアカナダは2014年7月2日より、最新機材B787を使用した東京/羽田-トロント線を週7往復で開設する。同社のアジア路線でB787を投入するのははじめて。

運航スケジュール
AC005 トロント(13:00)→羽田(翌日14:55)
AC006 羽田(17:40)→トロント(16:40)
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スクートとNok Airが「NokScoot」を設立

バンコク・ポストの報道によるとエアアジア・タイに対抗し、シンガポールのスクートとタイのノックエアが共同出資し「NokScoot(ノックスクート)」を設立。バンコク・ドンムアン空港を拠点に2014年後半より中・長距離路線を運航するという。日本・中国・韓国にも就航する模様だ。

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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

ベトジェットはアジアLCCの台風の目?

 12月10日。バンコクからハノイに向かうベトジェットの機内に乗り込んだ。
「……?」
 機内にはクリスマスソングが流れていたのだ。見ると、客室乗務員が赤と白のサンタクロース帽子や赤いトナカイのカチューシャをつけている。機内がクリスマス気分で盛りあがっているのだ。
 この時期、ほかの航空会社も、こんなことをするのだろうか。


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2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第13回 吉田友和

い 衣類

 ここのところ、新しい仕事の依頼が妙に立て続いている。しがない売文業者にとってはありがたいお話であるが、別に突如として人気者化したわけではなく、ただ単に年の瀬だからだと思う。会う人会う人、皆おもしろいように同じ台詞を口にするのだ。
「年内には企画を固めましょう」
 編集者にもノルマがある。課題を来年に持ち越したくない気持ちは想像がつく。請け負う側からしても、未来の展望を少しでも明るいものにしたいのは同じで、「やりましょう!」「がんばります!」などと、酒の席の会話のような軽いノリで約束を交わすのだった(実際、飲んでたりもするんだけど)。
 そんなこんなで師走の駆け込み需要に来るものは拒まずで対応していたら、来年のスケジュールが恐ろしいことになってしまった。同時期の依頼は、〆切りまで似通ってくるらしく、実は内心アセアセしている。


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3a. tabinote旅行記 ジェットスターで沖縄危機一髪編 その2

はじめに

tabinoteスタッフのワタベです。
このコーナーでは毎号スタッフの旅行記を掲載していきますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでお寄せください。採用の方には薄謝を差し上げます。
また、tabinoteは自分だけのユニークな旅行プラン作成のお手伝いをするサービスです。このメルマガを読んでどこかへ行きたくなったら、ぜひtabinoteまでご相談ください。


(前回のあらすじ)
沖縄で遊んだ家族6名、帰りの成田行きジェットスター便に乗り遅れる。


4ヶ月ほど前 ~3月26日 東京

3月終わり頃のとある日、ジェットスターのバーゲン情報が飛び込んできた。
値段はたいしたことなかったが、魅力的だったのは搭乗可能期間の長さ。
夏休みまでしっかりカバーされており、試しに8月の適当な日付で検索をしてみると、土日を挟むにもかかわらずバーゲン価格のチケットが余っている。5名で予約しても7万円台だった。

昨年の2012年は8月の同じような時期に沖縄の久米島に行っており、その際には羽田から久米島までの直行便で宿泊を入れて20万以上になってしまった。実はもうしばらく沖縄はいいかなと思っていたのだが、この値段で非日常の島にまた行けるなら…、それに他の観光地だってこのくらいの値段になっちゃうしな…。
思わず食指が動いてしまった。
去年の沖縄の評判は良かったし、LCCでの旅行は家族も初めてだし、いいかもしれない…。

折角なので、離島行きのプランを立てる。近場の離島と言えば慶良間諸島だが、渡嘉敷、阿嘉島は行ったことがある。ここは座間味がいいかもしれない。
ほぼ同時にフェリーを調べ、宿も目星を付けた。

ここまではきわめてスムーズだった。


8月8日 成田-那覇

台風の心配も無く、無事に旅行当日の8月8日になった。
1名追加で合計6名体制。往路の那覇行きは成田を朝6時15分発。車を使うしかなく、深夜に家を出て合流者を乗せ、成田に向かった。
成田周辺は駐車場だらけで価格も安く、3日間停めても3,000円程度。預け中に洗車してくれるサービスまでついている。LCC就航と共に早朝便も増えたのか、駐車場も混み合っていた。虫が水銀灯にガンガンぶつかる深夜、カウンターで車を預け、空港行きの乗り合いワゴンに。

便は定刻通り出発し、午前9時に那覇に着いた。
モノレールで市街地へ。予約しておいたワンルームマンションのようなホテルに荷物を預け、眠い目をこすって街歩きに出る。
モノレール
(ゆいレール)

この日は那覇に泊まり、明日9日から島に向かう予定をたてた。
那覇では国際通りを歩き、牧志市場をひやかした。
牧志市場
(牧志市場)

午後、最も暑い時間に首里城に向かう。この時期の日本列島は記録的な猛暑で、沖縄よりも東京の方が気温が高いという日も珍しくなかった。
しかし沖縄の暑さは格別で、気温から感じる印象以上の底知れない暑さを感じた。何か、日射しの強烈さが違う。
守礼門
(首里城・守礼門)

朝早かったこともありなかなかバテる。明日からのビーチにそなえ早めに寝た。


8月9日 那覇-座間味島/8月10日 座間味島

那覇、泊港を10時に出るフェリーに乗る。
チケット購入はクレジットカードが使えるようになっていた。
とまりん
(とまりん)

所要1時間の高速船(クイーンざまみ)もあったが、所要2時間でより安いフェリー(フェリーざまみ)のチケットを買う。この時期は1日1便で、往路の那覇発は10時発阿嘉島経由12時着、復路の座間味発は16時30分発18時那覇着
8月11日は21時までに空港に行けば良い、余裕だと思った。
(思えば、この時に良く時間を確かめておくべきだった)

何1つトラブル無く島に着き、早速ビーチへ。テレビで見るように美しい珊瑚礁と熱帯魚、白砂とウミガメの世界。
古座間味ビーチ
(古座間味ビーチ)

ホテルやスーパーもある久米島と違い、座間味は何もかも素朴でローカル。家族も満喫している模様。ああ、3月にチケットとっておいて良かった…、としみじみ思った。
夜
(夜の港沿い)


8月11日 座間味島-那覇

この日はいよいよ旅行最終日。
夜に那覇に戻り、21時のフライトで成田に向かうことになっている
那覇行きのフェリーは16時なので、午前からもう一度ビーチに行く。

レイトチェックアウトで、宿で海の砂を洗い流そうと思ったが繁忙期でできないとのこと。午後になりビーチのシャワーを使い着替え、島を離れる準備をする。

お盆シーズンと言うこともあり、フェリーざまみは混み合っていた。明日からは一層混み合うだろう。
8月8日に着いて4日間、台風も雨天も無く過ごせて幸運だった…。

同日 18時00分 那覇 

泊港、通称「とまりん」に定刻通り着く。
21時のフライトまでまだ間があるので国際通りを散策するか、それとも空港に向かってしまうかを協議。空港に向かう案で決着しかけたので、マンゴーシャーベットを食べながらWEBチェックインで印刷してあったチケットを何気なく見てみた。

「1850 那覇空港 国内線旅客ターミナルビル」

…?
はっと気づく。あれ?18時発?

なんということか、21時成田「着」を21時那覇「発」と見間違えていた!
3月にチケット買って以来4ヶ月もずっと…。
そもそも18時那覇着のフェリーじゃ間に合う筈が無い。

急いでマンゴーを一気飲みし、家族を呼んで表でタクシーを拾った。
6名が一気に乗れないので分乗。2台目はなかなかこなかった。マンゴーを噛み砕きながら運転手に事情を伝える。
このとき18時10分頃…。
のんきに食ってたら...
(のんきに食ってたら、この20分後全力疾走することになるとは…)


そして、前回の第1話に続くというわけです…。

(続く)

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3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
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青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

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第5回:チェンマイ

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タイ、チェンマイはロイクラトン祭りのために多くの観光客で賑わっていた。
ホテルでは満室表示が目立ち、昼夜爆竹が鳴り響いていた。

チェンマイでは本来はロイクラトン祭りとは違ったサンサーイという祭りがこの時期に合併形式で行われ、コムローイと呼ばれる熱気球を一斉に空に上げるイベントが行われる。郊外にあるメイジョー大学敷地内でのコムローイは、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」でもとりあげられ、タイの3大祭りの一つとして近年メディア露出も多い。
祭りは3日間で、メイジョー大学で熱気球を上げるのは初日の夜のみなので、旧暦基準で毎年変動する日程とホテルの予約には注意が必要かもしれない。

僕自身、中国、ベトナム、カンボジアで出会ったパッカーたちとも再会するほど、東南アジア近辺のパッカーがこの時期のチェンマイを目指していた。
現在、脱線事故の影響で運休しているバンコク・チェンマイ間の鉄道が使えないため、バンコクからのバスを利用して観光客が集まっていた。このバスは盗難バスと名高く、僕のボロボロのサンダルですら預けた先から消えてしまった。
チェンマイはバンコクと比較して物価も安く、徒歩圏内で生活が賄えてしまう利点、更にはタイ北部ということもあり、ラオス間を往き来するドラッグ系パッカーも混ざり、多くの沈没者を目にすることができる。欧米系が多く、滞在期間を無視しての滞在者にも度々出会った。彼ら曰く、バンコクよりも取り締まりが緩いとのことだった。

目当てのメイジョー大学でのコムローイは素晴らしかった。今まで人生で見た光景の中で1番美しかったかもしれない。僕は人にあそこに行けとか、あれはした方が良いとか言われるのが大嫌いで、人にもそれはしないのだけれど、このコムローイだけは人に言ってしまうかもしれない。休みがとれるなら行った方が良いと。
Khom-Loi-in-Mae-Cho
(コムローイ)

コムローイが終わった後の2日間は、パレードや美人コンテスト、本来のロイクラトン祭りである灯籠流しを楽しめる。お祭りが終わると人は激減して、また過ごしやすいチェンマイが戻ってくる。
暇なら首長族を見に出かけたり、ドイステープ寺院に足を運んだりしてもいい。
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(首長族)

Doi-Suthep
(ドイステープ寺院)

およそ2週間弱滞在の、水・コーヒー・キッチン付きの1泊360円のドミトリー(GIANT2という安宿)は、大量の蚊と東南アジア北部で流行中のデング熱への恐怖を除けば快適だった。
思わず沈没しそうになるのを堪えて、僕はラオス、ルアンパバーンを目指すことにした。

次回は丸2日川下り国境越えラオス、再びバンコクへの移動を記します。


・ネットにあまり情報のないメイジョー大学(市内から北へ15キロ)への行き方ですが、前もって申し込むツアーやホテルが用意するバス等は割高でした(500~3000円)。ソンテウと呼ばれる乗り合い小型トラックが市内にたくさん走っていて、そこでの交渉が可能です。もし何人か人がいればより安く済みます。僕は行きが90円、帰りが210円でした。渋滞と大学での場所とりも考慮して、行きは早めがお奨めです。帰りは渋滞とソンテウ交渉に時間がかかり市内着は23時くらいになりました。
・メイジョー大学への入場は無料です。
・コムローイは敷地内で300円で買えます。敷地の外で安いものを買っても、持ち込み禁止で没収されます。
・敷地内では大量の屋台(安い)が出ているので食事の心配は要りません。


バンコク・デモ情報
12月15日現在、デモは6日のピークと比べれば落ち着きましたが、未だ首相府や広場での座り込みが続いています。首相府前(衝突エリア)での座り込み者を1日1500円で募る(人を連れてくると紹介料+600円だとか)など、反タクシン派も民衆の煽動に躍起になっているようです。
市内観光に関しては影響ありません。ただ、政府系の建物が集まるカオサン方面は交通規制、デモ行進が多発しますので注意が必要です。
Bangkok
(バンコク)

詳細は世界一周ノート・バンコク沈没編でお伝えできればと思います。


これまでのルート
とりあえずの予定コース:上海→杭州→南寧→ベトナム→ハノイ→ホーチミン→カンボジア→チェンマイ…、以降東南アジアからインド、トルコ、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、南米と巡る予定

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4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第13回 パリ

パリの写真
パリ (トリップアドバイザー提供)

フランス共和国・国旗

【画像:Wikipedia提供】

見どころと特徴

芸術の都パリは世界トップの観光都市。美術館巡りや凱旋門などの観光名所には事欠かないが、カフェをはしごしながらの街歩きが楽しい。ファッション、雑貨、本場のバケットやコーヒーも人気

パリは東西11km、南北8kmからなり、面積は山手線の内側程度で、20区が配置されている。中央をセーヌ川が分断しており、北側が右岸(Rive Droite)、南側が左岸(Rive Gauche)と称される。
右岸はにぎやかな地域が多く、凱旋門、ルーヴル、モンマルトルの丘、オペラ地区など。南側にはエッフェル塔、サンジェルマン、カルチェ・ラタンなど。

パリの街歩きは凱旋門から。凱旋門からコンコルド広場を結ぶのは世界で最も有名な通りの1つであるシャンゼリゼ大通り。その先にはモネの睡蓮で有名なオランジュリー美術館、その先にはルーヴル美術館がそびえている。
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(写真:tabinote)

通り沿いにはブランドショップやカフェが建ち並ぶ。フランス革命、ナポレオンから第二次大戦後のパリ解放まで、パリの歴史上のハイライトに思いをよせるのもよし。
ルーヴルと並ぶ人気のオルセー美術館はセーヌ川の対岸にある。
シャンゼリゼ通りの写真
シャンゼリゼ通り (トリップアドバイザー提供)

凱旋門~コンコルド広場の北側はオペラ地区。賑やかな繁華街であり、老舗ブランドが軒をつらねる。かつて三越があった名残もあり日本レストランや日本の書店などが多く、在留邦人をよく見かけるエリア。
ガルニエ宮 - パリ国立オペラの写真
ガルニエ宮 – パリ国立オペラ (トリップアドバイザー提供)

さらにそのセーヌ沿い、東側はマレ地区。ファッションの中心地であり、ユダヤ人街・ゲイタウンという顔も。古い街並みが残り歩くだけでも楽しいが、見どころはポンピドゥーセンターとバスティーユ広場、ピカソ美術館、ヨーロッパ写真美術館など。広場には斬新な新オペラ座がそびえる。
 マレ地区の写真
 マレ地区 (トリップアドバイザー提供)

ポンピドゥー センターの写真
ポンピドゥー センター (トリップアドバイザー提供)

マレからポン・ヌフまたはノートルダム橋を渡ってセーヌ川の中州島がシテ島・サンルイ島。ここはなんといってもノートルダム大聖堂。コンシェルジュリーにはマリーアントワネットの独房跡が残る。
 ノートルダム大聖堂の写真
 ノートルダム大聖堂 (トリップアドバイザー提供)

島の南はサンジェルマン・デプレ~カルチェ・ラタンと続くパリ5区~6区。パリ大学の伝統から若者が多い落ち着いた文教地区。サンジェルマン市場やサンジェルマン・デプレ教会が有名。カフェ・ドゥ・マゴやカフェ・ド・フロールといった日本でもおなじみのカフェもこのあたりで、街歩きが楽しい。
ひそかな穴場はアラブ世界研究所。ガラス張りのインパクトの強い建築で、テラスから市街を一望できる。
地区の南にはセルジュ・ゲンスブールやサミュエル・ベケットといった著名人眠るモンパルナス墓地があり、その手前には巨大な地下納骨堂、カタコンブがある。

サン=ジェルマン=デ=プレ駅の写真
サン=ジェルマン=デ=プレ駅 (トリップアドバイザー提供)

アラブ世界研究所の写真
アラブ世界研究所 (トリップアドバイザー提供)

セーヌ川の南・左岸の西側はエッフェル塔に代表される7区・15区あたり。荘厳な軍事博物館にはナポレオンの棺が。パッシーは高級住宅街で、ハイソな雰囲気が漂う。
エッフェル塔の写真
エッフェル塔 (トリップアドバイザー提供)

見どころをたぐってみるとやはり美術館が圧倒的に充実している。パリ・ミュージアムパスを入手しておくとお得。

郊外ではヴェルサイユ宮殿や、近年非常に有名になったモン・サンミシェルが見逃せない。
他にも、壮麗な宮殿のフォンテーヌブロー、中世の街並みが残るプロヴァン、シャルトルのノートルダム大聖堂などいずれもパリから日帰りで楽しめる。ワイン好きならブルゴーニュ地方もおすすめ。
モン・サン=ミシェル修道院の写真
モン・サン=ミシェル修道院 (トリップアドバイザー提供)


Bistrottersの写真
Bistrotters (トリップアドバイザー提供)

食はフランス旅行の楽しみの1つ。特にパリはフランス全土の幸が味わえるのはもちろん、世界の美食が集う。
業態としては、レストラン、カジュアルなビストロ、いわゆる居酒屋的なブラッスリー、カフェがある。レストランは一般に予約が必要でテーブルマナーを要求されるようなクラスをさすが、実際にはカジュアルな場所も多く区分は曖昧。
ガイドブックに載っているような高級店であれば、ディナーは予約が必要なことが多い。もちろん予約はフランス語か英語となり、旅行者にはやや敷居が高い。英語のWEBサイトがあればインターネット予約も可能。日本人ガイドが付く現地ツアーでまわるという手もある。ドレスコードがあったり、メニューの確認が必要な場合もある。一食最低100ユーロ以上、ワインとコースなら200ユーロは必要と考えておいた方が良い。ランチならば気軽な値段で楽しむことができる。

カジュアルなビストロであれば予約は概ね不要。15ユーロ程度で日本人の感覚からするとかなりボリュームのあるランチがとれる。
朝は空いているお店も少なく、朝食はホテルで取るかカフェの利用を。

植民地の移民食も豊富で、レベルも高い。カルチェラタンの植物園前、モスク付近はアジアや南米など多国籍の料理店が立ち並ぶ。マレ地区にはユダヤ人街があり、ピタパンや豆のサンドなど日本でもおなじみの食が豊富。2区オペラ座付近には日本人街も。10区の北駅付近にはインド・アフリカ系の店が建ち並ぶ(10区を夜歩くのは避けた方が無難)。
日曜日は閉まっている店も多いが、カフェの他、市場の食堂や移民の食堂が頼りになる。マレやシャンゼリゼ通りなどの観光地であれば空いている店を探すのも容易。

パリの外食は概ね高めだが、テイクアウトは安い。ボリュームたっぷりのサンドイッチが5ユーロ程度から。エスプレッソを追加すると7~8ユーロ。食材自体は東京より安いものも多く、自炊ならだいぶ費用を節約できる。
頭痛のタネは外食費。カジュアルなレストランでもランチ15ユーロ、ディナー30~40ユーロ程度。ワインが30ユーロから。格式あるレストランならディナーで200ユーロ以上。
テイクアウトなら安く済む。サンドイッチが5ユーロ、クレープが10ユーロ未満。エスプレッソは2ユーロ。また、食材自体は東京より安いものも多く、アパルトマンでの自炊ならだいぶ費用を節約できる。

アルコールはワイン、シードル、ビールなど。
カフェでも生ビール(Pression;プレッション)が置いてある。


日本からの行き方

(空路)
パリ行きの選択肢は多い。
羽田(HND)もしくは成田(NRT)からエールフランス、JAL、ANAがパリのシャルル・ドゴール空港(CDG)まで直行便を運航している。所要12時間、費用も12万円台と比較的手頃。
乗り継ぎ便の選択肢は広く、中国東方や中国国際航空、トルコ航空などが安く10万円を切る。乗り継ぎ便でも所要16時間程度でお得感高い。
キャセイパシフィック、大韓航空などのアジア系の他フィンエアー、スカンジナビアなども11万円程度だが、直行便が安いため優先度は低くなる。

エールフランスは関空からも直行便を飛ばしている。乗り継ぎ便ではやはり中華系が安い。

(陸路)
パリ、ミラノといった近郊の都市から鉄道や国際バスで向かうことが出来る。ただし、費用面ではLCCが安いことが多い。

国際バスEurolinesが欧州各都市を結んでいる。安さで有名だがLCCの方が安いことも多く、特にバスの旅をしたいということでなければよく比較検討が必要。15日乗り放題のパスなら215ユーロ。

(パッケージツアー)
便の豊富さを反映してか、欧州の中でも比較的安め。トルコ航空や中東系利用の5日~6日間のツアー(多くは機中2泊)で8万~9万円程度から。
2泊4日という超弾丸ツアーもあるが、11万前後と安くは無い。

(空港)
日本からの便は多くの場合シャルル・ドゴール空港に到着する。フランスのみならず欧州を代表する巨大空港で、パリ市街から北東におよそ25km。
ターミナルは3つあり、ターミナル1はANA、トルコ、ルフトハンザ、シンガポール航空など。スターアライアンス系が多い。ターミナル2はエールフランスやキャセイ、フィンエアー、JAL、中国東方など。スカイチーム系が多い。ターミナル3はLCCやチャーター便など。各ターミナルは無人電車(CDGVAL)でつながっている。

空港から市内まで、鉄道の場合はRER(Reseau Express Regional:高速郊外鉄道)のB線。北駅(Gare du Nurd)まで所要25分、9.5ユーロ。

バスの場合は、エールフランスバスとロワシーバス(Roissybus)の2系統。エールフランスバスは市の西部ポルト・マイヨから凱旋門に至る2線(Ligne 2)と市の東部からリヨンを経てモンパルナスに向かう4線(Ligne 4)があり、それぞれ片道17ユーロ・往復29ユーロ。
ロワシーはパレ・ガルニエ(Opera)まで直行し、所要50分程度、片道10ユーロ。

タクシーの場合は市街地まで55~60ユーロ程度。夜間・休日追加料金有り。

オルリー空港はパリの南15kmに位置する。イベリア、ポルトガル航空といった南欧便やアフリカ方面のフライトが中心。

エールフランスバス1線なら、市内まで片道12ユーロ、往復20ユーロ。エールフランス3線はオルリーとシャルル・ドゴール空港をつないでおり、片道20ユーロ、所要75分。

パリから70kmと郊外にあるボーヴェ空港はライアンエアーやウィズエアーなどのLCC拠点になっている。パリ市街から90分程度と東京-成田程度の感覚。

地理と気候

日本との時差は8時間、日本の方が早い。サマータイム中(3月の最終日曜日AM2:00~10月の最終日曜AM3:00)は時差7時間。

年間通じて最高気温は東京に近いが、最低気温は低め。朝晩の寒暖差は大きい。
四季があり、春か秋が過ごしやすい。夏も日差しが強いものの梅雨が無いのでカラっとしている。11月を過ぎると最高気温も10度を切りだいぶ冷えこむ。


(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語はフランス語。
外国人の行くようなホテルやレストラン、公共交通機関以外ではあまり英語が通じないと思った方が良い。
通貨はユーロ。1ユーロ=132円程度(13年10月時点)。

物価はフランスで最も高く、ホテル、交通機関はほぼ東京並み。
タクシーは平日昼間の初乗り2.4ユーロ、最低料金6.4ユーロ。ここに手荷物追加やチップが加算される。メトロは1.7ユーロ。交通機関の料金は毎年値上げほぼ毎年値上げされている。
頭痛のタネは外食費。カジュアルなレストランでもランチ15ユーロ、ディナー30~40ユーロ程度。ワインが30ユーロから。格式あるレストランならディナーで200ユーロ以上。
テイクアウトなら安く済む。サンドイッチが5ユーロ、クレープが10ユーロ未満。エスプレッソは2ユーロ。また、食材自体は東京より安いものも多く、アパルトマンでの自炊ならだいぶ費用を節約できる。

ホテルは3星ホテルで100ユーロ程度から。

両替は最低限のユーロを日本で両替していけば十分。
ホテル、レストランでは基本的にチップ不要だが、特別なサービスを受けた場合に小銭を渡す(高級レストランなら5%程度)。タクシーは料金の1割程度、ポーターは1ユーロ程度が相場。
ホテルやレストラン、スーパーなどほとんどの場所でクレジットカードが使える。現金が必要であれば都度現地からATMで引き出すのが効率的。

ユーロ紙幣(画像:Wikipedia)

ビザと治安

観光都市だけあり、スリ、ひったくりなどの被害は多く、一部に治安の良くない地域もある。
注意すべきスポットは、メトロ、空港、繁華街や観光名所。睡眠薬強盗やニセ警官による詐欺事件も発生している。
また、ピガールやストラスブール・サンドニ地区、凱旋門などでぼったくり店の被害も報告されている。
北部(9、10、18、19、20区)のあたりは夜間の1人歩きなど注意が必要。

観光目的の場合、90日以内の滞在はビザ免除。

市内交通

(タクシー)
流しのタクシーは無く、ホテルで呼ぶかタクシー乗り場で待つことになる。
平日昼間の初乗り2.4ユーロ、最低料金6.4ユーロ。パリ近郊、空港周辺、夜間などでそれぞれ料金体系異なる。定員は3名で、助手席には座れない。大きな荷物がある場合2個目から1ユーロ。

チップは必要無いが、良いサービスを受けたと感じた場合は5%~10%が目安。
ドライバーには英語は通じないと思った方が良い。現地語で表記された地図やメモ、ショップカードを見せた方が確実。

(地下鉄・鉄道)
メトロは全14線。距離に関係無く全線均一料金で、1.7ユーロ。10回券なら13.3ユーロ。
パリの地下鉄は中心のゾーン1から郊外のゾーン5まで5つの円で区切られている。パリ中心部(ゾーン1~3)の1日券(Navigo)は10.55ユーロ。5日券で33.7ユーロ。空港や郊外を含む場合(ゾーン1~5)、1日券22.2ユーロ。5日で57.75ユーロ。
Metro
(写真:tabinote)

郊外にはRER(高速郊外鉄道)がA~Eの5線伸びており、B線のシャルル・ドゴール空港他、ディズニーランドや。ヴェルサイユなどにも向かうことができる。

メトロ、RER、バスのチケットは共通。

(バス)
バスを乗りこなせれば非常に便利。
バス停で手を上げて乗車し、手元のチケットを刻印するか(Navigoの場合カードリーダーを通す)、運転手から直接買う。
降車時は車内の赤いボタンを押す。

4~9月の日祝には、観光地を効率良く巡るBalabusが運行する。外観もバス停も路線バスと同じ。

ホテルとシーズン

フランスのホテルは星無しから5つ星、さらにその上のPalaceまで7段階に格付けされている。小規模なデザインホテル、現地資本の大型ホテル、グローバル・ホテルチェーン、フランスならではのシャトーホテル、ホステル、民宿(Tables d’Hotes)など、選択肢は非常に広い。
パリの場合は立地が重要。シャンゼリゼ、オペラ、モンパルナス、エッフェル塔、モンマルトルのあたりは交通も便利で手頃な価格のホテルがそろっている。
5つ星の豪華なホテルは300ユーロ程度。3つ星ホテルでも清潔・快適で雰囲気のある宿が厚くそろっており、100ユーロ程度。3月、9~10月はイベントなどで繁忙期。一方7~8月は安い。
ホステルは、ドミトリー15ユーロ、個室20ユーロくらいから。
個人宅の部屋貸しサービスAirbnbの利用もお勧め。

ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
“forfaits Let’s go”というプリペイドのデータSIMをOrangeが提供している。4G(LTE)にも対応。
1G、速度14.4Mbit/sのパッケージが12.9ユーロ。5GのLTE対応が32.9ユーロ。

(Wifi)
多くの国と同じく、スターバックス、マクドナルドでWifiを提供している。また、ホテルやカフェなどWifiスポットは多い。
公衆無線LANが公園・美術館など260箇所以上で整備されている。
また、シャルル・ドゴール空港では15分間無料でWifiに接続できる。

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5. 旅の本屋 のまど イベント情報:12月19日(木)片岡恭子さん スライド&トークイベント

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/

新刊「棄国子女 ~ 転がる石という生き方」発売記念
◆片岡恭子さん  スライド&トークイベント◆
「カリスマバックパッカー、女ひとり南米旅 ~ 過酷な旅で感じた人生の喜び」

棄国子女
新刊『棄国子女~転がる石という生き方』(春秋社)の発売を記念して、カリスマバックパッカーでライターの片岡恭子さんをゲストにお迎えして、数年に渡る過酷な南米旅を通して感じ取った生きる喜びについてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。旅イベント「旅人の夜」主催者で、数多くの『地球の歩き方』に記事を執筆していて、今や「旅の達人」として多方面で活躍している片岡さんですが、旅をするようになったのは、日本でひきこもり生活の末、精神の限界に達し、死ぬつもりで単身、南米へ行ったのがきっかけだったとか。そこで片岡さんを待っていたのは、雪山遭難、壮絶な食中毒、暴徒の襲撃、軍隊に拘束など、日本では想像もつかない出来事のオンパレード。
本書では、そんな常識の通じない南米の旅で、幾度も死に損なった体験を通して悟った生への喜びが綴られています。旅とは何なのか、なぜ日本は生きづらさを感じるのか、など旅を通じて感じる人生への様々な疑問に対する答えのヒントが片岡さんのお話から聞けるはずです。片岡さんのファンの方はもちろん、「旅人の夜」の常連の方や旅に興味のあるすべての方にぜひご参加いただければと思います!
棄国子女

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


●片岡恭子(かたおかきょうこ)

1968年京都府生まれ。同志社大学文学研究科修士課程修了。
同大学学術情報センターに勤めた後、マドリッド自治州立コンプルテンセ大学留学。ひきこもりを経て、9・11をきっかけに32歳で南米へ旅立つ。
生死を分ける事件に遭遇する中で人生の活路を見いだす。帰国後、NHKラジオ番組にカリスマバックパッカーとして出演。『地球の歩き方』執筆者。旅イベント「旅人の夜」主催。

◆片岡恭子さんブログ「秘境散歩」
http://ameblo.jp/kiokitok/


【開催日時】  12月19日(木)   19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
  ※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど
 協力:春秋社

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6. 読者からのお便り

質問

来年アメリカでレンタカーを借りようと思っています。日本ではそこそこ運転経験はありますが、海外で運転したことはないのでかなり不安です。注意点などありましたら教えて下さい。


お答え

●準備
飛び込みでも借りることは可能ですが、できれば日本から予約を行っておいたほうがいいでしょう。
アメリカの大手レンタカー会社には「Hertz」、「Alamo」、「AVIS」、「Dollar」、「Thrifty」、「Budget」、「Enterprise」などがあります。多くは日本語のサイトが用意されています。
また、「Expedia」や「H.I.S.」などの旅行代理店経由でも申し込めます。
ここでは詳細は省きますがレンタカーには様々な料金プランがあります。保険のシステムが複雑ですが、とりあえず現地でも入れますのでいちばんシンプルなプランで予約を入れておけばよいでしょう。
予約が完了するとメールで送られてくる確認書(バウチャー)をプリントアウトしておきましょう。
なお、ハワイ州やカリフォルニア州での運転は厳密には日本の運転免許証だけがあればいいのですが、レンタカー会社によってはカウンターで提示を求められることもあるので必ず国際免許証は持っていきましょう。

●チェックアウト
レンタカー会社のカウンターで手続きを行い車を借りることをチェックアウト、返すことをチェックインと呼びます。ホテルなどと逆ですね。
空港で借りることが多いと思うのですが、空港によってレンタカー会社のカウンターの場所は異なります。空港ビル内にある場合もありますが、大規模な空港の場合、ほとんどがバスに乗って向かうことになります。自分が予約しているレンタカー会社のロゴが入ったバスを探しましょう。

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ロサンゼルス国際空港のレンタカーカウンターは離れたところにあるため、自分が借りたレンタカー会社のバスに乗る必要がある。

カウンターに並び自分の番になったらいよいよ契約です。英語に自信がなくともバウチャーを見せればなんとかなりますが、任意保険に入るかどうかは必ず聞かれるので確認しましょう。
諸説ありますが、万一人身事故にあった場合は旅行保険でもカバーできないことがあるので、高いですがフルカバーの保険に入っておくことをオススメします。
なお、フルカバー保険に入るとレンタカーの料金はサイトで検索した値段の1.5倍ほどになります。

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ラスベガス国際空港のレンタカーカウンター。ほとんどの会社のカウンターが1つのビルにまとまっていて使いやすい。

保険の選択が終わると、様々な契約書類にサインをすることになります。最近は紙ではなくタッチパネルモニターでサインをするところが多いです。
全て終わると車のキーを渡してもらえます。(空港によっては駐車場で好きな車を選べる場合もあります)
受付時間はだいたい15分といったところでしょうか。

●カーナビ
よっぽど慣れていない限りアメリカでの運転にカーナビ(アメリカではGPSと呼ばないと通じません)は必須です。レンタル料金は1日$10~程度です。
1週間以上の滞在や、何度も行く予定がある場合は量販店で買ってしまったほうが安く付きます。安いものだと$80程度で購入できます。

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tabinote田口が購入したGarminのGPS。確か$150くらいだったはず。日本のカーナビと較べるとかなり貧弱に見えるが、機能的にはこれでなんの問題もない。

●運転の際の注意
日本で問題なく運転できていれば、アメリカでもそれほど問題はありません。
いくつか注意点をあげると。

・アメリカは右車線走行です。日本と逆なので特に左折時に左車線に入ってしまわないよう注意しましょう。
・基本的に右折は赤信号でも行けます。行けない場合は標識に「NO TURN ON RED」と書いてあります。
・これも日本とは逆で左がウィンカー、右がワイパーです。必ず一度は間違えてワイパーを動かしてしまうでしょう。

アメリカの交通ルール
JTBがまとめたアメリカ運転ガイドです。プリントアウトしていくといいでしょう。

●給油
ガソリンスタンドはほぼセルフ式となります。支払いは現金かカードですが、カードの場合郵便番号を入力しなければならないことが多く、日本の番号を入れるとエラーになるのでできれば現金で行ったほうがいいでしょう。
ここでは現金払いの手順を紹介します。

・給油機の前で車を止め、給油機の番号をチェックします
・支払いレジ(ほとんどがコンビニになっています)に行き、給油機の番号を申告(5番ならナンバーファイブ)し、前払いで任意の料金を払います。後で精算されるので20ドル札を渡しておけばよいでしょう。
・給油機に戻り、ノズルを車の給油口に差し込み、ガソリンの種類を選んでボタンを押します。特に指定されない場合はレギュラーでいいでしょう。
・給油が終わったらノズルを戻しレジに行きます。もう一度給油機の番号を言えばお釣りをくれます。足りない場合は追加で請求されます。

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支払い以外はほとんど日本と変わりません。

●チェックイン
チェックアウトしたレンタカーの事務所に車を持っていき返却です。
借りた時にもらった書類を渡せばチェックしてもらえます。通常はこれで終了、バスに乗って空港まで送ってもらいます。
もし追加請求がある場合はクレジットカードにチャージされます。

以上簡単ですがアメリカでのレンタカー利用についてお答えしました。
追加でご質問がある場合はご遠慮なくこちらまでご相談ください。答えられる範囲でお答えいたします。

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7. 編集後記

tabinote田口です。

早いもので今年も残す所あと2週間。
みなさんのご協力のおかげでtabinoteの正式サービスをなんとか開始できた、我々にとって忘れられない1年となりそうです。
特にメルマガを購読して頂いているみなさんのことはとても励みにさせていただいています。本当に1年間ありがとうございました。
tabinoteも来年に向けてやりたいことはたくさんあります。少しずつ実現させていきますので、よかったら今後も見守ってくださいね。

今号の「世界あの街」より、「食」という新章を追加しました。
外食や市場巡り、料理教室など、異なる文化圏の食はやはり旅の楽しみの1つです。ぜひご参考下さい。

さて、次号12月31日発行分は年始特別号となり、通常とは少し違った形式でお送りします。
慌ただしい時期ですがみなさんお風邪など召されないようお気をつけ下さいね。

発行:有限責任事業組合tabinote
http://tabinote.jp

※本メルマガの連載原稿または寄稿、告知などの著作権は著者・情報発信元に帰属します。その他の著作権および全ての編集著作権はtabinoteに帰属します。記事の引用・転載は出典を明記いただくとともに、諸関連法規の定めに従い行っていただきますようお願いいたします。

次号は12/31(火)発行の予定です。

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