tabinoteメールマガジン 2013/11/19号 Vol.011 無料版

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Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」 下川裕治
2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和
3a. tabinote旅行記 バーニングマン2013/第5回(最終回)
3b. 世界一周ノート 青木大地
4. 世界あの街この街:第11回 北京
5. 旅の本屋 のまど:イベント情報:12/6(金)建築家小泉隆さん スライド&トークイベント
6. 読者からのお便り
7. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

エアアジアX、来年3月より名古屋-クアラルンプール線就航

nagoya
エアアジアXは、国内3番目の就航地として名古屋(中部)-クアラルンプール線を2014年3月17日から週4往復で開設することを発表した。また、名古屋発クアラルンプール行きがエコノミークラス6,990円、プレミアムクラス24,900円、クアラルンプール発名古屋行きがエコノミークラス3,410円、プレミアムクラス21,320円となる就航記念特別運賃を発売中。11月19日午後の時点でチケットは残っている模様。

ジェットスター、787の営業飛行を開始

jet
ジェットスター航空は2013年11月13日、メルボルン発ゴールドコースト行きのJQ432便でアジア太平洋地域のLCCとしてはじめてのB787による営業飛行を行った。ジェットスターは12月18日によりB787をバリ線にも投入。2015年度には全ての長距離路線をB787で運行する計画だ

チャイナエアライン、LCC設立を発表か

ウォールストリートジャーナルによると、台湾のチャイナエアラインが早ければ今年度12月にLCCへの参入計画をまとめる意向であると報じている。単独で設立するか、子会社のマンダリン航空をリブランドするかはまだ未定だが、日本就航を視野に入れている可能性もある。
元記事

カンタス航空、デルタ航空、サーチャージ引き上げ

カンタス航空とデルタ航空は12月1日発券分から2014年1月31日発券分までの燃油特別不可運賃(燃油サーチャージ)を引き上げることを発表。改定後のサーチャージは以下のとおり(片道分・カッコ内は改定前)

カンタス航空
日本-オーストラリア線 23,500円(2,1000円)

デルタ航空
日本-北米線 23,500円(21,000円)
日本-ハワイ線 15,000円(13,500円)
日本-タイ・シンガポール線 11,500円(10,500円)
日本-ミクロネシア(グアム・サイパン・パラオ)・フィリピン線 7,000円(6,500円)
日本-中国・台湾・香港線 6,000円(5,500円)

スターフライヤー、釜山線運休

 スターフライヤーは経営悪化を理由に同社唯一の国際線、北九州-釜山線を2014年3月30日から運休すると発表。2014年4月には機材も現在の11機から9機に減らし、経営の合理化を進めていくという。

アメリカン航空とUSエアウェイズ、12月中にも合併へ

11月12日、アメリカン航空とUSエアウェイズは、反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで両社の合併差し止めを求めていた米司法省とニューヨーク・ラガーディア、ワシントン・レーガン・ナショナルなど主要空港の発着枠を一部返上することで和解し、12月中にも合併を完了すると発表した。これにより新生アメリカン航空はユナイテッド航空を抜き世界最大の航空会社となる。

デルタ航空 顧客アシスト用ツイッター公式アカウントを開設

delta
デルタ航空は、リアルタイムで日本語を使った顧客アシストを行う公式ツイッターアカウント「デルタアシスト(@DeltaAssist)」を開設したと発表。対応時間は平日の8時から20時まで、専任スタッフ3名体制で対応するという。なお「デルタアシスト」はすでに英語、スペイン語、ポルトガル語でのサービスを行っており、日本語は4つ目の言語となった。

アメリカ国内線で離着陸時の電子機器の利用が可能に!

ユナイテッド航空とアメリカン航空は、米国連邦航空局(FAA)の規制緩和にともない、地上走行、離着陸時など高度1万フィート未満の機内でスマートフォンやデジタルカメラ等の小型電子機器の利用を許可することを発表。すでに発表済みのデルタ航空とあわせ、アメリカ三大航空会社すべて利用解禁となった。

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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

バージョンを下げるチェックイン

 前号でLCCのウエブチェックインについて触れた。成田空港は、ウエブチェックインをすませ、搭乗券を出力していても、カウンターで成田空港用の搭乗券に替えなければ搭乗できない。
 同じような混乱はアジアでもある。11月12日、ハノイからバンコクまでエアアジアに乗った。少し前、ホーチミンシティからエアアジアを利用した。そのとき、出力した搭乗券を使うことができなかった。
「ホーチミンシティで使えないのだからハノイでも……」
 そう思っていた。同じベトナムの空港である。


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2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第11回 吉田友和

ず ズーム

 いよいよ出発の日が近づいてきて、真っ先に準備するのは撮影機材である。スーツケースやパスポートよりもまずはカメラをチェックする。バッテリーを充電機にセットし、メモリーカードを確認する。防湿庫から愛用のレンズたちを取り出し、「さて、今回はどれを持っていこうかな」と思案するのは至福の時間だ。
 ここ最近のレギュラー的存在になっているのは2本。17mmの単焦点と、12〜50mmの標準ズームだ。マイクロフォーサーズなので、35mmフィルムに換算すると焦点距離は2倍。それぞれ34mm、24〜100mmとなる。カメラに興味のない人には意味が分からないかもしれないが、イメージを具体化するためにあえて記載してみた。……


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3a. tabinote旅行記 バーニングマン2013/第5回(最終回)

はじめに

tabinoteスタッフの田口です。
このコーナーでは毎号スタッフの旅行記を掲載していきますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでお寄せください。採用の方には薄謝を差し上げます。
また、tabinoteは自分だけのユニークな旅行プラン作成のお手伝いをするサービスです。このメルマガを読んでどこかへ行きたくなったら、ぜひtabinoteまでご相談ください。

シャバに戻る

1996年にはじめてインターネットプロバイダと契約してから17年、オレはほぼ毎日、長時間インターネットに接続し、インターネットで遊び、インターネットで仕事をしてきた。
旅行に行く際もホテルを選ぶ際も、まず優先するのはネットへの接続手段。とにかくネットにつながらないことには始まらない。それくらいネットに依存してきた。
そんなオレにとって「1週間インターネットに接続しない(できない)環境に身を置く」というのは正直かなり怖かった。
もちろん仕事などはすべて終わらせ、考えられる準備はすべて済ませてきたが、それでもリノのホテルを出発前にネットから切断した時はものすごい不安を覚えた。

が、、、結果的には全然平気だった。
Burning Manのセンターキャンプには緊急時用にネット回線が用意されていると聞いていたが、それも結局利用しなかった。
「なんだ、ネットなくても死なないじゃん」
と確認できたのは今回の大きな収穫だった。

とは言え、7日間が終了しリノのホテルに戻った直後には、シャワーを浴びるよりも先にネットに接続してしまったのではあるが……。

というわけであっという間に7日間が終了。そのまま帰国せず次の目的地に飛ぶ。

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はい。ラスベガスです。

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ある意味文明を拒否したBurning Manから文明浪費の極地の街へ。この落差を楽しみたかったのだ。

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宿泊したダウンタウンのフリーモントストリートでは同性愛者のパレードが行われていてとても楽しかった。

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もちろんカジノもガッツり楽しみましたとも。

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6日間の滞在だったのだが最後の2日間だけは高級ホテル「Wynn」に宿泊。
メールで送られてきた「1泊すれば2泊目はタダ」というキャンペーンに惹かれたのだが、申し込み手段は電話のみというハードルの高い仕様だった。
英語があまり得意でないオレは事前に会話メモを作成して国際電話をかけたのだが、なんとか通じてよかった。

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隣の「Venetian」は、ショッピングモール内の運河が有名だがメンテナンスのため水が抜かれていた。貴重なシーンを見れた。

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ラスベガスで一番好きなバカ建築「Luxor」にももちろん行った。

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最終日は老舗ホテルの「Flamingo」で朝まで勝負。なんとかプラマイゼロで終えることができた。

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往路と同様、シンガポール航空のA380で帰国。社会復帰が大変だった。

おまけ その1

最後にBurning Manでかかった費用の大まかな収支報告を。$1=¥100の概算で。

Burning Man チケット ¥38,000
航空券 成田-ロサンゼルス(往復) ¥108,580
航空券 ロサンゼルス-リノ ¥22,000
航空券 リノ-ロサンゼルス ¥19,000
レンタカー 10日間 ¥45,000
キャンプ用品 ¥30,000
食料・水 ¥10,000
リノ宿泊費(3泊) ¥21,000

合計 ¥293,580

実際には15人のグループで行ったので、ほとんどの物資を割り勘にでき、これよりかなり安くは済ませることができたのだが、それでも結構な額である。
それでもこの額を払っただけの体験はしたと思っている。
来年は無理かもしれないが、絶対もう一度行きたいと思っている。

おまけ その2

日本未進出の「IN N OUT BURGER」に今回も行ってきた。

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「IN N OUT BURGER」はかなり意図的に出店を制限していて、アメリカ国内でも西海岸にしか店舗がない。

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店内はどこも大混雑。それもそのはず、とにかくうまい。そしてうまいうえに安いのだ。なんとハンバーガーは$1.95(ただし店舗によって多少違うらしい)。
高くてうまい店はいくらでもあるが、これだけ安くてうまい店は他に知らない。これを食べてしまうと他のファーストフードにはいきたくなくなる。

「これだけのために」と言うのはさすがに大げさだが、アメリカ西海岸に行く機会があればぜひ試してほしい。

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3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
aoki_s

青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

Facebook

第3回:ハノイ-ホーチミン

Vietnum

ベトナム、ハノイ。国境を越えた瞬間から気温が上がり、東南アジアへの扉が開かれた気がした。

中国、南寧からハノイまでは国境でバスを乗り換えて8時間。日本との時差は2時間に広がる。バスはハノイの安宿街、ホアンキエム湖周辺から少し離れた所に停まる。乗り併せた他の乗客とタクシーをシェアし、1人1$。ベトナム通貨ドンとUS$が流通する経済状況は、ベトナムを取り巻いた戦乱の歴史を日常という形で感じさせる。西洋人の数は格段に増え、街もそういった観光客向けに発展している。ベトナム全体でツアーや長距離バスの仕組みが網羅的に整えられ、大量に林立する旅行代理店の扉を叩けば誰でも簡単にベトナムを楽しむことができる。

僕のとったルートはハノイから王宮都市フエ、古都ホイアンを巡って、ダナン、ホーチミンへ抜ける南下縦断ルート。ダナンまではオープンバスと呼ばれる目的地までに1都市につき1度だけ乗降車のできるツアーバスを使った。ダナンからは中国で使った硬座、ローカル列車の味が忘れられず、またしても20時間のHardseatチケットを購入した。

縦断(ハノイーホーチミン)のオープンバスチケットは50$程で手に入る。何度も同じ旅行者と顔を合わせるので友だちも増える。けれど、少しでもベトナムの生活を身近で覗くには、列車の方が良いのかもしれない。のんびりと移動する人たちは美しく、列車は海沿いを走るので、海と田園風景の両方が楽しめる。そして、何より運賃が安い。
ベトナムでは物の値段で苦労をした。特にハノイでは値札の付いているものが少なく、外国人料金という風習に拍車がかかり、法外な料金をふっかけられることが多々あった。昨日食べた全く同じものに3倍近い料金を払わされたりしながら、僕はベトナムを南下していった。

底抜けに人懐っこくて、時に狡猾で、子どものようで、芯のある、ベトナムという国にどんどん惹かれていった。甘いコーヒーにはミルクを入れ、小さなお風呂で使うようなプラスチックの椅子に腰かけては香草のたっぷり入った、どこかその辺の草を食べさせられているような、美味しいフォーを食べた。

ホーチミンに着いた時、気付けば2週間が経っていた。ハロン湾やミーソン遺跡と、世界遺産も巡ったけれど、別にそれが目当ての旅ではなかった。それなのに時間は入国制限いっぱいまで使ってしまった。大量のオートバイが街を駆け抜けて、至るところで微笑むホーチミンと癒えない戦乱の傷跡。深入りしたくなるような妖力を携えたアジア、ベトナム。

僕はまた戻ってくるような予感を抱きながらカンボジア、プノンペンへの夜行バスへと乗り込んだ。
ハロン湾

次回はカンボジア、タイ・チェンマイへの移動を記します。

——————
豆知識
・ベトナムでは値段表示のない店では値切り交渉が必須です。
・バスやツアーに関しても料金が様々なので、渡り歩いて安いお店を見つけることができます。
・殆どの場合、オープンバスの降車位置は安宿街の近くです。
・安宿はドミトリーで4$から6$、シングルは8$程からあります。
・列車に関して、寝台や特急列車、日本からの予約をする等の場合、オープンバスよりも高価になる場合があります。
・列車のチケットは駅の窓口でメモを見せたりして簡単に買えます。空いていますので、当日で問題ないと思います。
・通貨ドンの桁数が多く、「数えてやる」「見せて」等の方法でお金を抜き取るカウント詐欺に合っている人を2人見ましたので注意が必要です。
・日本語を話す客引きガイドへの被害も聞きました。彼らは日本人の感想ノートを持って近付いてきます。中には良い人も居るそうです(ノートにそう書いてありました)。
・台風被害が著しく、ホイアンは11月15日現在で浸水。停電等も頻発するそうなのでお出掛けの際は天候に気を配る必要がありそうです。
 ⇒台風被害の映像

・Wi-Fiは街であれば必ずどこかで拾えます(ホテル、カフェ)。野良電波も多少あります。


今回のルート 今回のルート
とりあえずの予定コース:上海→杭州→南寧→ベトナム→ハノイ→ホーチミン→カンボジア、チェンマイ…、以降東南アジアからインド、トルコ、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、南米と巡る予定

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3.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第11回 北京

万里の長城(慕田峪)
北京の写真
北京 (トリップアドバイザー提供)

中華人民共和国・国旗

(画像:Wikipedia)

見どころと特徴

万里の長城、故宮、頤和園など、世界遺産と史跡の宝石箱。壮大な歴史遺産、ショッピング、北京ダックを筆頭に、中国全土の食が集まるグルメも人気。
大気汚染の報道などにより観光需要は減少しているが、それでも日本から北京を訪れる旅行者は多く、渡航先としてトップクラスの地位にある。その理由は、他にない歴史史跡と街歩きの魅力。

北京の街並みは故宮を中心に碁盤の目のように道が整備されている。
街歩きではずせないのは、老北京と呼ばれるレトロな街並みで、故宮北西の什刹海~南鑼鼓巷のあたりが有名。湖畔には釣り人がたたずみ、細い路地(フートン;胡同)や伝統家屋(しごういん;四合院)が立ち並ぶ古い街並みには、最新のカフェやショップが入りまじる。テイクアウト(小吃)も楽しい。

后海の写真
后海 (トリップアドバイザー提供)

南鑼鼓巷の写真
南鑼鼓巷 (トリップアドバイザー提供)

故宮の東側に向かうと北京一の繁華街、王府井がある。こちらも巨大な百貨店が立ち並ぶ一方で、一歩入ると胡同が続いている。
南鑼鼓巷から東に向かうと地下鉄空港線の乗り換え駅、東直門に出る。こちらは鬼街と呼ばれる火鍋屋が連なる通りで、夜の光景は圧巻。
Ghost Street (Gui Jie)の写真
Ghost Street (Gui Jie) (トリップアドバイザー提供)

街歩きのあとは、景山公園から北京を一望した後で故宮を散策。
 景山公園の写真
 景山公園 (トリップアドバイザー提供)

故宮の入り口、午門をくぐって内側は、90万点にもおよぶ宝物を展示・公開する故宮博物院となっている。駆け足でも3時間はかかり、じっくり見れば数日必要なスケール。
九龍壁の写真
九龍壁 (トリップアドバイザー提供)

故宮を出て天安門広場沿いに歩くと広大な公園、天壇がある。
 天壇の写真
 天壇 (トリップアドバイザー提供)

故宮の北西には巨大な皇族の旧庭園、頤和園(いわえん)がある。こちらも一日あっても見きれないスケール。回廊や遊覧船でゆったりくつろぎたい。
 頤和園の写真
 頤和園 (トリップアドバイザー提供)

そして、やはり外せない万里の長城。
最も有名な八達嶺まで北京市中心からは地下鉄で80分程度。
観光客で混み合う八達嶺ではなく、黄花城あるいは慕田峪地区の方がゆったり観光できる。こちらはタクシーのチャーターが便利。
長城は意外な山中にあるので、紫外線や寒さをふせぐ服装を心がけたい。
慕田峪長城の写真
慕田峪長城 (トリップアドバイザー提供)

時間があれば、郊外観光で是非お勧めしたいのは外せないのは北京から90kmの川底下村。
明の時代からの四合院建築が渓谷に沿ってびっしりと並ぶ風景は一見の価値あり。
公共交通機関だと一日がかりなので、こちらも車のチャーターが便利だが、それでも3時間程度かかる。
Cuandixia Villageの写真
Cuandixia Village (トリップアドバイザー提供)

郊外には他にも明十三稜、承徳の避暑山荘など見所はつきないが、エキゾチックな租界の街並みがひろがる天津は高速鉄道で30分と日帰り旅行にもちょうどよい距離。

避暑山荘の写真
避暑山荘 (トリップアドバイザー提供)

Tianjin Haihe Cultural Squareの写真
Tianjin Haihe Cultural Square (トリップアドバイザー提供)

また、ミリタリーマニアや鉄道好きには人民革命軍事博物館、天津航空主題公園、北京の鉄道博物館などのスポットがあり、社会主義国特有のスケールは見応えあり。

最後に、とにかく北京は史跡が大きく、街の1ブロック1ブロックが広いため、ひたすら歩く羽目になる。
無理をせずプランを組むことが大事。

日本からの行き方

(空路)
日本から中国への空路は多く、地方空港からも連日直行便が就航している。

北京へはデルタ航空、中国国際空港、中国東方航空などの中華系、大韓航空などアジア系、そしてJALなど多くの選択肢がある。成田発の場合はデルタ航空か中国国際が安く、直行便が最安3万円台になることも。日系は概ね6万円程度から。
羽田発の場合は大韓航空が4万円台、日系で7万円程度。直行便の所要時間は4時間程度。

関西の場合は中国東方が安い。青島や上海経由で4万円程度。中部は5万円、福岡は4万円程度からフライトがある。

北京へのチケットが取れない場合には、天津行きのチケットを取ってしまうという手もある。天津-北京は高速鉄道でわずか30分程度。繁忙期で混み合う時期には北京が埋まっているのに天津ががら空きという場合もある。ホテル代の相場も若干低いので、いっそ天津に滞在して北京を楽しむという選択肢も。
天津までは、羽田発の大韓航空が4万円台、成田、関空、中部国際からは5万円台。JALが中部国際との間を結んでいる。

(陸路)
上述天津経由の場合、時速300km/hオーバーの高速鉄道(京津城際鉄路高速鉄道)が便利。一等65.5元、二等54.5元と安い。所要時間30分。
上海からも天津同様の高速鉄道(京滬高速鉄道)があるが、こちらは1,400kmの距離を結ぶだけあり所要5時間、一等935元、二等席555元。上海からなら国内線飛行機よりも安く、遅延の可能性や空港チェックインの時間も含めるとこちらが早い可能性も。

なお、以前は神戸港から天津まで週一便フェリー(燕京号)が運航していたが、2012年8月に終了した。

(パッケージツアー)
シーズンにもよるが、2泊3日なら往復直行便サーチャージ込みで3万円台から。格安ツアーは往路夜発、復路午前発、または2名から催行などの制約があることも。

(空港)
北京市の北東30kmに位置する北京首都国際空港は東アジアを代表する巨大空港。
旅客ターミナルは3つあり、ターミナル1が国内線、ターミナル2が国際線。ターミナル3は兼用となっており、日系航空会社や中国国際航空が利用する。ターミナル3は非常に巨大で、ターミナル1、2との間も離れているので注意(地下鉄・エアポートエクスプレスで10分かかる)。ターミナル間には無料シャトルバスが運行されている。

市内へは世界初の実用リニアモーターカー、エアポートバスが利用できる他、タクシーもある。
リニアは地下鉄2号線の龍陽駅までを10分以内で結ぶ。普通席50元、交通カード(後述)利用なら40元。
エアポートバスは行き先別に15~30分間隔で運行、所要80分、30元程度。
タクシーは市内中心部まで所要60分、200元未満。

市の南には南苑空港があり、国内線の発着に使われる。北京首都国際空港との間にエアポートバスが運航されている。

地理と気候

日本との時差はマイナス1時間。
北緯39度と岩手県と同程度の緯度であるが、大陸性の気候で昼夜の温度差が大きい。夏は気温こそ東京と同程度だがより蒸し暑く、冬は東京よりもかなり冷え込む。12月~2月の間はマイナス気温も珍しくなく、防寒着が必要。四季はあるものの春秋は短く、春先は黄砂が飛ぶ。ベストシーズンは5~6月、または10月~11月頃。10月1日の国慶節近辺は避けた方が無難。


(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は中国語(普通話)。
外国人が多い店、レストラン、ホテルなどは英語が通じることも多いが、一般・街中ではあまり期待できない。空港や地下鉄の外国人カウンターも英語で問題無い。
タクシーは中国語オンリーと考えて良い。中国語(簡体字表記)の地図か、筆談ができるようにペンと紙をもっていればOK。日本の漢字と現地の漢字は異なるため地名が日本語表記の地図は通じない場合も。

通貨は人民元(RMB)。1人民元=16.1円(13年11月時点)。概ね1人民元=15円と見ておけば良い。20円と見ておけば使いすぎる心配も無い。
物価は中国でも高い部類で、ホテルはやや高め。食と交通費は概ね安い。
タクシーは初乗り13元+1元の燃油料(計14元)。地下鉄は2元、空港線のみ25元。

両替はATMによる国際キャッシングか、日本か空港内の銀行など到着地で少額を両替し、レートの良い市内の銀行で必要な分を都度両替するのがお勧め。
北京首都国際空港の場合は到着階の両替所ではなく、4階出発ロビーの中国銀行が公定レートなのでお勧め。
外国人が行くような店ではクレジットカードも通じる。
チップ文化は無い。


(Wikipedia提供)

ビザと治安

中国の首都であり、治安を見守る公安(警官)の数は多い。中国の中でも治安は良い方であるが、あくまで外国としてはの部類であり、繁華街、観光地、夜間や裏通りなどには注意が必要。
また、日本人に被害の多い犯罪は窃盗、置き引き、スリ、ぼったくり店、観光地でのぼったくりツアーへの誘導など。特に、王府井などの繁華街や北京駅をはじめとした鉄道駅ではぼったくりタクシーが報告されている。万国共通であるが、日本語で親しげに話しかけてくる相手には注意。
反日感情が高まる時期やイベントがあった場合は注意が必要。
10月の天安門火災事件により警備は厳しくなっている。

観光目的の場合、15日以内の滞在はビザ免除。16日以上の滞在では観光ビザの申請を。

市内交通

(タクシー)
街中を普通に流しのタクシー(ヒュンダイやワーゲン、シトロエンが多い)が走っており、料金が安いので地元の人もちゅうちょせず使う。そのため雨の日や休日の夜などは捕まえにくく、こちらが止めた車に割り込まれることも。
黄色帯が正規営業の目印。特に繁華街や駅での白タクには注意。

(画像:thechinaguide.com)

初乗りは3kmで13元+1元の燃油料(計14元)。以降1kmごとに2.3元。走行距離3キロ以上の場合は燃油3元、15キロ以上の乗車には50%の空車走行料金が加算され3元/kmとメーター以外の加算分が多く、結構複雑。メーターと同時にレシートを見て支払うようにしたい。
支払いは現金か交通カード。おつりがない場合が多いので交通カードを用意しておくと安心。チップは不要

交通カード(一卡通)はタクシーはもちろん地下鉄、バス、コンビニなどでも使えるSUICA、PASMO的なリチャージ式のカード。購入場所は「交通一卡通 発卡」の表示がある地下鉄駅やバス終点近くの専用キオスク、郵便局など。20元の預かり金(デポジット)が必要。

(画像:Wikipedia)

(地下鉄/鉄道)
北京の地下鉄は空港専用線などを含め全17路線。朝は非常にラッシュが厳しく、乗り換えも長いので意外に時間がかかる。
切符はICカード形式になっている。利用の仕方は日本と同じ。上述交通カードの利用がお勧め。
乗車前に保安検査がある。

中国は列車大国で、全土を鉄道が結んでいる。北京から遙か彼方のウルムチやチベットまで鉄道が通じている。
天津まで高速鉄道でわずか30分。ハルピンや南京への移動も鉄道の便が良い。
切符の購入にはパスポートが必要。

(バス)
市内をバスが縦横無尽に網羅しているが、ラッシュと中国語表記が中心なことからなかなかハードルは高い。
一方、近郊に行くには長距離バスが便利。地下鉄空港線の接続、東直門駅や北京南駅が長距離バスのターミナルになっている。

ホテルとシーズン

いわゆる外国人向けの高級ホテル代は東京と同レベルと考えて良い。
外資系の4つ星ホテルならツインで2~3万円程度は覚悟する必要がある。
ただしルームチャージ換算なので、1人旅でもツインの料金が必要だったりするが、2名3名の場合は割安。

一方で近年日本のビジネスホテルに近い形態のシングル中心のホテル(経済型酒店)が増加しており、3千円程度で宿泊できる。

おすすめは伝統家屋をリノベーションした四合院ホテルと呼ばれる形式のホテル。中国的な風情が楽しめるレトロな外見にカフェやWifiなどを備えており、費用も手頃な場合が多い。

全般に国慶節(10月1日)、春節(旧正月)の季節は混み合い価格も上昇する。

ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
空港の携帯ショップ、路上の売店、コンビニの他、家電量販店等でSIMが購入できる。
プリペイドを購入して設定してもらう場合には携帯会社のショップが心強い。China Unicom(中国聯通)、China Mobile(中国移動)などの事業者がある。北京の学園都市こと中関村ではSIMフリー携帯や無線LANルーターも手に入る。
中国の場合は、アクティベートやリチャージの度にSMSでのやりとりが有り、中国語のメッセージを解釈する必要がある。そのため、SMSなどの解読が面倒な場合は店員にやってもらえると便利。できれば空港で滞在期間中チャージしなくて済むよう多めにチャージしておくか、ホテルの近くの店で顔見知りをつくり気軽に頼めるようにしておけると良い。

(Wifi)
多くのカフェやレストラン、ホテルのロビーなどで無料Wifiが開放されていることが多い。各国同様、スターバックスでも使える。

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5. 旅の本屋 のまど:イベント情報:12/6(金)建築家小泉隆さん スライド&トークイベント

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/

新刊「アルヴァル・アールト 光と建築」発売記念
◆建築家 小泉隆さん  スライド&トークショー◆
「北欧とアールト建築」

1206koizumi
新刊『アルヴァル・アールト 光と建築』(プチグラパブリッシング)の発売を記念して、建築家の小泉隆さんをお招きして、フィンランドが誇る世界的建築家アルヴァル・アールトの建築についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。
前作『フィンランド光の旅 北欧建築探訪』では、デザイン大国であり、白夜の国フィンランドならではの光を希求する人々の生活の在り方、環境を様々な建築を巡って考察した小泉隆さん。本作では、ル・コルビュジエやミース・ファン・デル・ローエらと並び、フィンランドが誇る 世界的建築家アルヴァル・アールトに焦点を当て、小泉さんの最大のテーマであるアールト建築における光の問題を考察しています。
フィンランドを中心に、ヨーロッパやアメリカに点在するアールトの建築作品を訪ねて現地取材を行い、膨大な資料を検証した小泉さんならではの、まったく新しいアールト建築の解釈や北欧の貴重なお話が聞けるはずです。小泉隆ファンの方はもちろん、フィンランドや北欧の建築に興味のある方はぜひご参加ください!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


●小泉隆(こいずみたかし)

神奈川県横須賀市生まれ。九州産業大学工学部住居・インテリア設計学科教授、T DESIGN STUDIO、博士(工学)。1987年東京理科大学工学部建築学科卒業、1989年同大学院修了、1989 年~同助手、1998年建築設計T DESIGN STUDIO 共同設立(東京、福岡)、1999年より九州産業大学工学部建築学科、2010年4月より現職。2006年度ヘルシンキ工科大学建築学科訪問研究員。著書に『フィンランド光の旅 北欧建築探訪』(プチグラパブリッシング刊)、『大谷採石場 不思議な地下空間』(随想舎)がある。

◆九州産業大学「小泉研究室」
http://www.kyusan-u.ac.jp/J/kougaku/ta/koizumi/


【開催日時】  12月6日(金)   19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
  ※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど
 協力:プチグラパブリッシング

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7. 編集後記

tabinote田口です。メールマガジンのVol.11をお届けします。
今回もボリュームたっぷりでお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
よかったら感想・ご意見をTwitterやFacebookでお知らせいただけると励みになります。

さて、実は私、今月末までタイのチェンマイに滞在しているはずだったのですが、今東京の自宅にいます。
と言うのも、先週の金曜日にかつて体験したことがないほど激しい歯痛に襲われたためです。
もちろんタイにも歯科医はありますが、こればっかりはかかりつけの歯科医に診てもらいたいという気持ちが強く、熟慮の末緊急帰国を決めました。
歯痛に耐えながら最安値を検索すると、やはりクアラルンプール経由のエアアジア便だったのですが、タイ航空のバンコク経由羽田便の方も5000円ほどしか違わなかったため、乗り換えの手間を考えこちらを利用しました。
すると、当日チェンマイ発の便が大幅にディレイ。バンコクに着陸したころにはすでに羽田便の搭乗が始まっている時間だったのですが、さすがレガシーキャリア。グラウンドスタッフの先導でスワンナプーム空港内を疾走。なんとか羽田便に搭乗できました。おかげで月曜朝には無事歯の治療(親知らずの抜歯でした)もでき、今はすっきりして原稿を書いています。
結果論にはなりますが、もしこれがLCCなら問答無用で置いて行かれ、経由地での無用な1泊を余儀なくされ歯痛に苦しんでいたことでしょう。
「必ずしも最安値がベストな解ではない」という事は肝に銘じていきたいと思います。

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tabinoteメールマガジン 2013/11/19号 Vol.011

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次号は12/3(火)発行の予定です。