3. tabinote旅行記 バーニングマン2013/準備編


3. tabinote旅行記 バーニングマン2013/準備編

はじめに

tabinoteスタッフの田口です。
このコーナーでは毎号スタッフの旅行記を掲載していきますが、今後は読者の方の旅行記も掲載していくつもりです。われこそはという方がいらしたら、ぜひこちらまでお寄せください。採用の方には薄謝を差し上げます。
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バーニングマンとは

BurningManProject_logo

バーニングマンというイベントをご存知だろうか?
バーニングマンをひとことで言えば、砂漠のどまんなかに巨大な人口の街をぶっ建て、7万人を越える人が1週間暮らすイベントである。
毎年8月の終わりから1週間、アメリカユタ州の砂漠で行われるこのイベントの参加者は、昼は35度、夜は4度、毎日砂嵐が吹き荒れるという厳しい自然環境に晒される。
その上、会場にはホテルも売店も、電気も水道もない。携帯も通じないし、もちろんインターネットにもアクセスできない。
参加者は各々サバイバルに必要な食料・水・テントなどを持ち込み、自己責任で生き抜く必要がある。
さらにこの街ではお金の使用が禁じられている。参加者同士は見返りを求めない「贈り物」によって経済活動を行うのだ。
10年以上前にネットでこのイベントのことを知った時は興奮し「いつか行ってみたい」と思ったものだ。
そして今年、たまたま飲み屋で経験者に出会い、「じゃ、いっしょに行きますか」と誘ってもらったことにより、長年の念願が叶うことになったのだ。
ここでは3号に渡って、その様子をレポートする。1回めは準備編だ。

事前準備

参加者は僕を誘ってくれた経験者のYさんを含め15人という大所帯になった。年齢も性別も職業もバラバラの奇妙な集団である。
我々は経験者のYさんを中心に何度かミーティングを行い、各自分担して持っていくものを準備することになった。
まず必要なのはチケットである。バーニングマンは年々参加者が増え、チケットの入手も困難になっているという。我々は発売日にネットにかじりつきなんとか人数分のチケットを購入した。
次に航空券とレンタカーの手配だ。これはいつもの旅行と同じで慣れたものだ。
問題は持っていく荷物だ。なにせ1周間に渡って生き延びねばならない。とは言えほとんどのものはアメリカで購入できるので、“日本でしか買えない”もの、具体的には食材、薬、防寒具などを中心に用意した。

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最近の僕は、どこに行くときも機内持ち込みサイズの小さなキャリングケースとPCの入ったデバッグのみなのだが、さすがに今回は荷物が多い。無印良品で一番サイズの大きいスーツケースを購入した。

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日差しが強いのでサングラスが必須だという。僕は眼が悪いので度付きサングラスを誂えようと思ったのだが、もたもたしているうちに出発1週間前になり、作る時間がなくなってしまったため、20年以上ぶりに使い捨てコンタクトレンズを購入した。砂漠で砂が眼に入らないか少し不安だ。

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現地では日本人らしい格好をアピールしようと浴衣を新調。

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参加者に日本食をギブ(贈り物)しようと、みんなで分担して食料を購入。僕はかき氷用のシロップとインスタントラーメン50袋。ラーメンだけでスーツケースが半分埋まってしまった。

シンガポール航空でロサンゼルスへ

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いよいよ出発だ。いつものように日暮里から京成スカイライナーに乗車。自分史上最大の荷物量だ。

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ロサンゼルスまで最安だったのはシンガポール航空。エアバスA380に乗るのは2回めだ。

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乗車率は80%くらい。通路側の席が取れたので気兼ねなくトイレに行ける。

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機内食はわりとおいしかった。いつもは食べたらすぐ寝てしまうのだが、今回は緊張のためかほとんど眠りにつけず、ほぼ徹夜状態でロサンゼルス国際空港(LAX)に到着。

ロサンゼルス到着

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イミグレを抜けバゲッジクレームでスーツケースを受け取ったらレンタカー事務所に向かう。空港内で受け取れるところもあるが、LAXはシャトルバスを利用する。予約したレンタカー業者の名前が書かれたバスを探そう。

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受付がたいへん混んでおり、キーを受け取ったのは2時間後。クタクタである。

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カーナビ(GPS)を借りると高くつくので僕はアメリカで購入した。もう5年も使っているものだ。見た目はショボイが実用にはなんら問題ない。頼もしいやつである。

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ロサンゼルス近郊に予約したモーテルにチェックイン。このままベッドに潜り込みたいところだがそれはできない。なぜなら野球の試合を見に行くことにしているからだ。

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モーテルからアナハイムにある野球場まで1時間のドライブ。眠気に苦労するもなんとかコーヒーで乗り切った。
エンジェルスタジアムは松井秀喜も在籍したアナハイム・エンジェルスの本拠地。2回めの訪問だ。

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大雑把なホットドッグをパクつきながらエンジェルス対アストロズ戦を観戦。延長10回、ハミルトンの劇的なサヨナラホームランで試合終了だ。

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この日はTARGET(大型スーパー)でT-MobileのプリペイドSIMを購入、持参したSIMフリー携帯に入れ、1ヶ月パケ放題プラン($60)に加入した。アクティベートには別途インターネット回線か一般電話が必要なので、今回はモーテルの電話を利用した。質問に答えてプッシュ回線でシリアルナンバーなどを入れるだけですぐに開通した。バーニングマン内では携帯は使えないとのことだが、念のための保険だ。実際役に立った。

リノへ

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翌日はバーニングマン会場の最寄り都市であるネバダ州のリノという街に移動だ。ここに3泊して買い物などの準備をすることになっている。
利用したのはユナイテッド航空、機材が日本ではほとんど見ることのできないB757だったのでアガった。

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窓からいかにもアメリカといった雄大な自然が見える。

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最近は機内でインターネット接続ができるフライトが増えている。今回は1時間程度のフライトだが、せっかくなのでためしてみることにする。

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$6.99と結構高い。接続自体はとても簡単。

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現在飛行中の飛行機の情報をリアルタイムで見れるサービス「flightradar24」を機内で見ると結構感動する。(画面は別のフライトのものです)

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リノ空港に到着。カジノが解禁されているネバダ州なのでラスベガス同様、飛行場内にスロットマシンがある。

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バゲッジクレームのディスプレイに「Welcomes Burning Man」と表示されている。盛り上がる。

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ここではJeepを借りた。これから10日間ほどこいつが相棒になる。

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翌日にはリノ近郊のホテルにグループのみんなが集合。
巨大スーパー、ウォールマートで1週間で必要なものを購入する。主な購入物は
・水(これがいちばんかさばる。3ガロンのペットボトルを200ほど買った)
・食材(これも7日☓15人分なので大量だ)
・酒(これも同様)
・食器
・テント(基本2人に1張とした。日本で買うより遥かに安い)
・寝袋
・自転車(広大な街なので必要。10台購入)
ほかにも様々な細かいものを買った。お金は2枚のクレジットカードで決済し、事後精算とした。

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今回の基地となるRV(キャンピングカー)。これを含め5台の車に分乗して向かうことになる。

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キッチン、冷蔵庫、エアコン完備のかなり本格的なものだ。ちなみにこれも早くから予約しないとなくなってしまう。

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最後の晩餐。これから1周間は文明とお別れだ。いったいどんな体験ができるのだろうか?行きて帰ってこれるのだろうか?

以下次号