tabinoteメールマガジン 2016/09/06号 Vol.078

Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」下川裕治
3a. tabinote旅行記 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~2日目「長野電鉄」~
3b. コペンハーゲンとクリスチャニア その1
4. 世界あの街この街 ホノルル
5. 旅の本屋 のまど イベント情報
6. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

ピーチ、11月より上海に就航

9月1日、ピーチ・アビエーションは関西~上海(浦東)線、羽田~上海(浦東)線を11月より開設すると発表した。上海への国内LCCの就航ははじめて。運行はいずれも週5往復だが来年にもデイリーを目指す。機材はエアバスA320。

ダイヤ
関西-上海(浦東)線
22:25 関西 > 0:20(+1)上海(MM079) 運航日:火木金土日
6:05 上海 > 9:15 関西(MM080) 運航日:月水金土日

羽田-上海(浦東)線
2:10 羽田 > 5:00 上海(MM1079) 運航日:月水金土日
1:25 上海 > 4:55 羽田(MM1078) 運航日:月水金土日

米運輸省、羽田昼間便5路線正式決定

9月1日、米運輸省は協議中だった羽田空港の昼間時間帯発着枠の配分について、航空会社と就航地を正式に決定、10月30日から運行を開始する。決定したのはアメリカン航空のロサンゼルス便、デルタ航空のミネアポリス便、ロサンゼルス便、ハワイアン航空のホノルル便、ユナイテッド航空のサンフランシスコ便の計5路線。新設のミネアポリス線以外の4路線は現在の深夜早朝帯からの以降となる。なお既に決定している日系航空会社はANAのニューヨーク便、シカゴ便、ホノルル便、JALのサンフランシスコ便、ホノルル便の5路線となる。

オーストリア航空が日本撤退

オーストリアのフラッグキャリア、オーストリア航空は9月4日、1989年以来27年間運行を続けていた成田~ウィーン線から撤退した。同社は4月より上海~ウィーン線、9月5日より香港~ウィーン線の運行を開始しており、今後は需要拡大が見込める中国市場へシフトしていく模様。

KLIA2にエアアジアのラウンジが開設

エアアジアはクアラルンプール国際空港「KLIA2」に同社初となるラウンジ施設「Premium Red Lounge」を開設した。24時間営業で食事やシャワー、インターネットなどを利用できる。利用料金は1人あたり79マレーシアリンギット(約2,000円)、プレミアムフラットベッド、プレミアムフレックス利用者は無料となる。長時間のトランジットが楽になりそう。

ANA、成田~プノンペン線に就航

ANAは9月1日、成田~プノンペン線を開設した。カンボジアの首都であるプノンペンに日本からの直行便が就航するのははじめて。ビジネスはもちろんアンコールワットのあるシェムリアップへの乗り継ぎ需要も期待できる。使用機材はボーイングB787。

ダイヤ
10:50 成田 > 15:10 プノンペン (NH817)
22:50 プノンペン > 6:45(+1)成田 (NH818)

韓国LCCのエアソウル、10月日本初就航へ

2015年4月に設立されたアシアナ航空傘下のLCCエアソウルが、10月7日より高松~ソウル(仁川)線、10月8日より静岡~ソウル(仁川)線に就航することがわかった。当初は週3便だがすぐに週5便に増便予定。今後も広島、米子、富山(以上3路線はアシアナ航空から移管して運行)、長崎(新規就航)と日本国内6都市に就航予定だ。

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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
shimokawa

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

成田便と羽田便の差が教えるもの

 日本とアジアを結ぶ路線からのアメリカ系航空会社の撤退が相次いでいる。デルタ航空は成田―バンコク線を秋から運休することを発表した。ソウル、香港、北京線はすでに運航をやめている。アジアとアメリカを結ぶ路線が減っているわけではない。成田乗り継ぎ便がなくなりつつあるのだ。
 背後にあるのはアジア諸国の成長だ。とくに中国。北京―成田―アメリカという便をつくっても、北京で席が埋まってしまう。中国人にしても、日本で乗り換えるよりも、ノンストップ便を選ぶだろう。そこにアベノミクスによる円安が拍車をかけた。日本円での収入では利益が減ってしまう。
 ユナイテッド航空もその流れのなかにいる。以前は成田とバンコクを結ぶ便によく乗った。しかしその路線からも撤退。成田―シンガポール間のユナイテッド航空の最終便に乗った話は、この記事でも紹介した。
 デルタ航空の変更は、羽田空港の発着枠の協議を受けたものだった。ユナイテッド航空は全日空、アメリカン航空は日本航空という同じアライアンスの日系航空会社がある。アメリカから羽田に着いたユナイテッド航空便とアメリカン航空便の乗客は、全日空、日本航空につなぐことができる。しかしデルタ航空には、同じアライアンスの日系航空会社がない。そのなかでアジア路線を見直すための変更と説明している。
 しかし話はそう単純ではない。
 僕はユナイテッド航空のマイレージを貯めている。バンコクに出向くことが多いが、東京を結ぶ便の運賃を見ると、全日空が安くなることが多い。バンコクと東京を結ぶ全日空便は羽田便と成田便がある。成田便のほうが安くなる。少しでも安い運賃を選ぶタイプだから、全日空に乗るときは成田便を選ぶ。
 NH805便とNH806。805便は夕方の18時半頃に成田空港を出発する。帰国便はバンコクを朝の7時前後に出る。チェックインは早朝5時。ホテルで起きるのは午前3時……。
 ピンとくる方もいるかもしれない。そう、かつて運航されていたユナイテッド航空便とほぼ同じ時間帯なのだ。ユナイテッド航空路線を全日空が引き受けた形だ。
 乗客に日本人は多くない。ほとんどが成田で乗り継ぐアメリカ人だ。全日空便だと思って乗った日本人は少し戸惑うかもしれない。客室乗務員は全員、日本人だが。
 客の大半はアメリカ人だからということもないと思うが、羽田便に比べると使う飛行機は旧式だ。日本人を対象に考えれば、それほどの競争もないわけだから、機材が少し劣っても……と全日空は考えているのだろうか。これが成田便と羽田便の違いなのだろうと思う。

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成田からバンコクに向かうNH805便。アメリカから乗り継ぐインド人が目立った

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3a. 御柱祭のついでに長野の私鉄に乗ってきた ~2日目「長野電鉄」~

好評、ハードコア音鉄(おとてつ)車内走行音派の黒田基介氏による、長野県私鉄走行音録音紀行レポート。今回は2日目「長野電鉄」編であります。
(注:本事例は2016年4月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。また、一部図版がサイズの関係で判読しづらい場合があります。後日PC用サイトにアップされるバックナンバーには原寸の図版を掲載する予定です。メルマガ版では雰囲気だけでもお楽しみください)

Profile
黒田基介

黒田基介

黒田基介(くろだ・もとすけ)
1975年東京都世田谷区生まれ。音鉄車内走行音派。

2016/04/07



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本日の予定

6:40 塩尻駅
雨。鼻の調子が悪く鼻水だらだら。睡眠予定時間4時間だったため緊張してあまり眠れなかった。
無事おはようライナーに乗車。ライナー券が必要だとか券売機で初めて知った。万全を期しているようで抜けがある。危なかった。ライナー券を刺しておく場所がシートにあるが、これ果たしてみんな使うものなのだろうか。地元の人はもしかしたら使わないのかもしれない。録音機材丸出しなので目立ちたくない。「プププあいつあれ使ってるぜ」的な。
今回初のバイノーラルをセッティング。耳にマイクを入れる!久々。1時間10分は少々長い。まだ疲れていないので多動は出ないと思うが、今日1日の長さを考えるとあまりストレスは溜めたくない。ライナー券を前の座席の背もたれに挿して、(マイクが耳にあるので)頭が動かない姿勢をとって寝る体勢に入る。
10分前のアナウンス。女性車掌さんの眠たげな声を採れなかった。残念。2回目以降は普通になってしまった。これだから早めに録音を開始するべきなのだ。

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(画像:黒田;JR塩尻駅)

8:10 長野駅
長野着。寝て起きると、ライナー券は消えていた。
乗り換え19分で、一升瓶をコインロッカーに入れて、長野電鉄の一日フリーきっぷを購入し、長野電鉄の列車の写真を撮って、理想の位置に座って録音を開始しなければならない。
コインロッカーが少し大きかったので、思いついてバックパックも中に入れてしまう。突発的に事故が起こらないかぎり、夜までバックパックに入れた荷物は必要ないはずだ。財布だけ撮影機材用のブレッドバッグに入れる。

8:40 長野電鉄長野駅
長電1本目。車種が表示されていないので、ぱっと見で何系かわからんのがつらい。記憶力が低い鉄はこういう時に苦労する。車種がわからないとモーター車の判別ができないので、乗るべき場所がわからないのだ。iPhoneから車種メモ写真を開いて確認する。8500系。

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(画像:黒田;長野電鉄長野駅)

9:10
寒い。寒いが、最近だいぶ暖かいのでエアコンがついてしまうのが心配。エアコンの音は暖房に比べて大きすぎて録音ができなくなるのだ。凍えるよりも録音が失敗することの方が最悪。

9:24 信州中野駅
やっちまったー!録音ボタン二度押ししないと録音開始しないの忘れてた!いきなり一本ロス。録音機によくあるこの仕様はどうにかならないものか・・・。過去にこれで何本もロスしている。
信州中野で折り返しの電車が1分後だったからてっきり同じ車両がそのまま戻ると予想していたので、一本待って別の車種の録音をしようと思っていたのだが、次の列車は隣のホームからすぐ出る。しかも3500系じゃないか!予定を変更して乗り込む。あわてて車両右側に乗ってしまう。車両右側は列車のすれ違いの際に、窓ガラスがバタバタと音を立てて録音機がピークを超えてしまうので、一番避けなければならないポジション。この場合、頭を強く窓に押し付けて窓が震えるのを防止する。ただし、左右の窓も震えるので、効果は五分五分といったところ。

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(画像:黒田;長野電鉄信州中野駅)
前面まで配置されたコルゲートの美しさを堪能する。

9:28
予定と違う列車に乗ったので、昼食の予定を変更する可能性がある。ダイヤ上ハブ駅になっている信州中野は何もなさそうだったが、旅程再設定して信州中野で昼を過ごさなければならなくなった場合、厳しいことになりそうだ。

10:00
予定より一本早い電車に乗って長野に戻るので、今後の予定を変更しなければならない可能性が高い。長野到着前だが、長野到着後に失敗した8500のリカバリーも含めてスケジュールを立て直すための心の準備をする。気持ちは急くが、今乗っている列車の録音に集中しないと元も子もない。特に、駅到着後の機材の取り回しに失敗すると、落としたり忘れたりしてしまう。到着、構内アナウンスまで収録、ホームに乗客が並んでいた場合には少なくともマージンで5秒はシートから動かない、降車後に2つの録音機の録音停止、カバンに収納、耳に付けたマイクのコードを引っ張らないように細心の注意を払う。脳内で到着後の一挙手一投足を繰り返す。

10:04 長野駅
長野到着。iPhoneの電源が心もとないのとLS-14は使わなそうなので、一度コインロッカーを開けてバッテリー取り出してLS-14をしまう。LS-14はバックアップ用に使いたいところだが、久々すぎて膝上に録音機材を置いての録音がためらわれるのと、長野駅付近では案外乗客が多いため目立ちたくない。録音はしたいが、他の乗客に見つかって嫌な思いをさせたくない。つまり、やはり朝あわてて入れたコインロッカーは開けなければならなかった。

10:35 長野駅
駅ビルの喫煙所で作戦立て直し。信州中野で54分の乗り換え時間がほぼそのまま長野での乗り換え時間になったので、昼までに一往復できるかどうかが鍵となる。結果、10:45の湯田中直通に乗り、13:27長野に戻る。長野に戻ってから昼にしてもいいが、一本目のリカバリーのために須坂まで(おそらく)8500系に乗ることにした。須坂では1:10の乗り換え時間。昼食を食べる場所も見つける。とにかく、あと10分後には乗るべき列車が発車する!

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10:50 長野駅
騙されたー。pdfの時刻表で10:45長野発湯田中行きに乗ったら、信州中野行きだというアナウンスで慌てて降りる。時刻表の改正があったのか?
改札を出て張り出してあった時刻表を見ると、信州中野で湯田中行きと接続と書いてある・・・。わかりにくいよ!
つまりこういうことだ。pdfの時刻表では、信州中野できれいに接続する場合はまるで一本のダイヤのように記載してある。よく見ると、信州中野からは別の編成番号が記載されている。この旅はのっけからすったもんだある。改札前のベンチで再度旅程の立て直しを図る。
「湯田中往復>須坂往復」の順にしようと思っていたがいきなり失敗したので、須坂往復を先にやることにする。湯田中往復を先にやる場合に予定していた須坂の「駅前食堂」とやらがきになるが、当初予定の長野の食堂「千石屋」に行ける。

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11:09 長野駅<>須坂
須坂往復開始。

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(画像:黒田;長野電鉄長野駅)

12:14 長野駅
長野に戻ってきた。3500系はあと信州中野から湯田中だけ。昼のあと信州中野まで8500系やったら銭湯いこー。
長野電鉄は駅で野菜なんかを売ってる。よくある駅構内の珍味販売的なものかと思ったら、会計は駅改札で駅員に払うシステム。

12:31 長野駅
昼休憩。予定していた千石食堂が潰れていた…。外はかなりの雨。音鉄中は傘を持てないので雨の中あまり移動できないためずぶ濡れで歩き回る。途中で見かけた喫茶店に入る。「INDIA・ザ・すぱいす」380円からのランチ…。580円のハッシュドオムライスに、200円でコーヒーとデザートをつける。長野だとこれで普通?ハッシュドオムライスはちとシャバシャバ。

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(画像:黒田;INDIA・ザ・すぱいす)

11:33 長野駅<>湯田中
湯田中往復開始。朝のおはようライナーとさっきの須坂往復で結構寝たので寝不足は収まった。既にだいぶ疲れている。車内で眠れなくなるとすぐに多動が出てしまう状況だ。湯田中往復は厳しくなるかも。

14:24 信州中野駅
信州中野で乗り換えて湯田中行きに無事乗車。須坂あたりから尿意が我慢できないレベルに達した。信州中野の乗り換えは2分だが、トイレに行かないとどうにもならない。録音機も止めずに目の前のトイレに駆け込んでしまい、排尿音も録音してしまった。

iPhoneに時刻表を入れてGoogleDriveに予定表を入れておくのすごくいい。トラブルからの立て直しがうまくゆくし、今まではトラブル後に乗った列車が時刻表上どれにあたるのか曖昧になることが多かった。

14:31
どうにか予定の列車に乗れたので余裕が出てきた。車内でデジカメをいじる。ホームで列車を撮影する際に、明るい空に露出が合ってしまい列車が暗くなってしまう問題が解決した。プログラムオートにしておくと露出の変更を電源切っても保持しておける。次回からは必ずそのようにしよう。しかし持ち方の問題かプログラム選択ダイヤルを思わず回してしまう事故が多発。

14:38 信州中野>湯田中
信州中野>湯田中。線路がいいのか走行音は静かなのに扉開閉音が大きい。こういうの録音しづらい。鉄道録音の難しさは録音レベルの調整にある。停車時の木々のさざめきまで聞こえる状態から、何トンもの鉄の塊がぶつかり合う音量まで音量の幅が広い。できるだけレベルを上げつつ、一発本番で大きな音でもピークを超えないように調整しなければならない。R-09を使っていた時は、ピーク時のクリック音が入りやすく苦労した。LS-11はなかなかいい機材だ。とはいえ、ちょっと大きな音がすると、すぐにインジケーターをチェックしてしまう。耳にマイクを入れているし、録音機を顔の前まで上げると他の乗客に目立ってしまうので、目をすごく下の方に向けなければならない。疲れる。このままではきれいな録音を何本採れるかわからない。あまりクヨクヨ考えてると気が散るのであきらめる。今回はlo4bin基本で固定としよう。あと処理で音量上げよう。

14:40 信州中野>湯田中
信州中野>湯田中。最初の信州中野の復路ですぐに予定変更して長野に戻ったのが効いてる。今回のロスは信州中野の往路だけかも。だが、まだ気は抜けない。

14:54 湯田中駅
10分の乗り換えの後、湯田中>信州中野に乗車。

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(画像:黒田;松本電鉄湯田中駅)

15:24 湯田中>長野
信州中野到着。疲れたので一服したいが、喫煙所なし。待合室は地元高校生の溜まり場。寒い。仕方なく喫煙席のないミスドへ。尿意が怖いのでダブルチョコドーナツだけを注文。雨は小降りになってきた。

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(画像:黒田;信州中野駅)

15:46 湯田中>長野
信州中野>長野。車両前方にしか乗客がおらず、そこに座るのは不自然なので後方に乗車。できればモーター直上の前方に乗りたかったが仕方ない。
しかし信州中野付近はなんでこう車内が寒いのか。長野に近づくと暖かくなる。

15:49 湯田中>長野
あぶねー!また録音ボタン開始しないでいるところだった!発車直前に確認してよかった。5分前アナウンスは録音できなかったけど致し方なし。

16:08 湯田中>長野
途中の須坂。妙に塀の高い敷地の広い建物があると思ったら、刑務所。
中学生の下校にぶちあたる。僕の左右に一人分ずつ二人分の空きがある。三人の女子中学生がどっちかに避けてくれないかなー、という感じで前に立っている。が。すまん。きみらが横に来ると声が大きいから座らせたくない!どかない。彼女たちは別の場所に席を探しに行った。最悪なのは左右に座られて構わずおしゃべりされることだ。北海道では高校生の赤裸々な性体験ストーリーを録音してしまい、いたたまれずに録音を止めてしまわなければならなかった。しかし長野の学生はあまり大騒ぎしないな。比較的静か。

16:35 湯田中>長野
長野到着。タリーズで一休み。駅中とは違って地方都市は案外喫煙者に厳しいのか喫煙席ルームは三人掛けの小部屋。長野出発までの予定を確認する。
・インターネットカフェの予約
・しなの鉄道のフリーきっぷの確認
・銭湯(ここでは着替えないこと)
・コインロッカーから荷物のピックアップ
上諏訪に向かう列車までの猶予は2時間。行動を開始する。

17:19 長野駅
インターネットカフェ茶里茶里。予約できない。

17:23 長野駅
プラネットも予約できない。最悪明日は泊まるところがない。
両店舗とも、予約はできないと言われたが席の空きはあるはずだと言っていたのでそれに賭けることにする。

18:17 長野駅 アルプス温泉
長野アルプス温泉。フツーの銭湯でよかったが時間潰せる感じではなかった。雀の行水派なので湯船でゆっくりすることもできず、早々に外に出た。まだ小雨。すぐに身体は冷えるが予定の列車まではまだ一時間近くある。仕方がないので駅から離れたタリーズへ。やった。喫煙席多い。明日の夜は最悪2.9km離れた快活クラブに行くしかないかも。過去にはそのくらい歩いて宿泊したこともあるので可能ではあるはずだ。体力勝負だ。

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(画像:黒田;アルプス温泉)

19:12 長野駅
長野駅。あらーー!長野駅についてみたら19:07発茅野行き??が今発車!?19:15発車の予定だったが・・・時刻表の改正があったようだ・・・時間的にもう選択の余地はない。19:50小淵沢行きで録音なしで行く。むーまた一本ロス。茅野からの一駅のみの折り返しはかなりイカしてたんだが。無念。鉄なら3月末の改正に気づけよ!

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19:36 小淵沢行乗車中
上諏訪着いたら集合時間までに駅の時刻表でこの後の予定を確かめなきゃやばい。今iPhoneに入っている時刻表は3月のものだ。

20:16 小淵沢行乗車中
明日以降の宿泊が心配で仕方ないので旅慣れた友達に相談。安めの宿をさがしてくれた。どうにか長野駅近くの宿を予約。急に気持ちが楽になった。当初予定の2倍の宿泊費だが録音に集中するためには致し方ない。

1:11 御柱祭でお世話になる友人の家に到着。就寝。

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本日の記録

https://www.youtube.com/playlist?list=PL8nC7KdUeuaLaLJZmJXOxGDsNeAHxZ9F2
本日の録音物

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3b. tabinote旅行記 コペンハーゲンとクリスチャニア その1

 
tabinoteワタベです。
今年の3月に仕事でデンマークのコペンハーゲンに滞在しました。その旅行記を2回に渡って記します。
コペンハーゲンといてば世界3大がっかりの人魚姫像や美しい街並みという程度の印象しかありませんでしたが、ヒッピータウンのクリスチャニア探索というおまけもあり、なかなか面白かったです。


前日まで滞在していたロンドンから空路、スカンジナビア航空でコペンハーゲンのカストラップ国際空港へ。
空港はコンパクトながらさすが北欧という感じの洗練されたつくりです。
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冬のどんよりした夕方、デンマーク国鉄でコペンハーゲン市街に向かいます。連結部むき出し、スリーナインの車掌さんのような顔の怖い車両。
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中央駅に着いてSIMを入手しました。
あちこちにセブンイレブンがあるのはありがたいです。
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今回、私の用向きはコペンハーゲンから数百キロ離れた地方都市で開催される展示会への参加でした。
展示会行きの直行バスが出るのが駅近くの公共スポーツ施設(プール)前となっており、なんとその施設にホテルもついていたので、迷わず予約。駅から高架を渡り施設の方へ向かいます。
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ちなみに、ガイドブックによるとコペンハーゲン駅の西側がホテル街、東側が大通りや繁華街となっており、もちろん東側にもホテルは点在しています。駅の西側は薄暗くひったくりが横行するなど治安も悪いのでおすすめできない的な記述がありました。西を裏通り、東を表通りとしているガイドもあります。要するにあんま西は行くなと。
さて、その公共スポーツ施設の所在地はばっちり西側。倉庫街のような殺伐とした通りで、緊張が高まります。
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ホントにプールだ…。うっすらと塩素の匂いがします。
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ロケーションの問題はともかく、部屋は簡素ながら広く、ホテル代の高いコペンハーゲンにおいてなかなかリーズナブルな価格。
そして、他に宿泊客がいない。たぶんこの日は私だけかと思うほど。
何より駅から近いのでよかったです。ヒマになったら泳げるし。
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夜は遠くに酔っ払いの声。危険というほどではなくとも、何かあったらめんどくさそうな感じです。
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さて、翌日はまだ夜明け前からバスに乗り、往復8時間くらいかけて展示会に参加。疲れて何もしませんでした。
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さらにその翌日。今日は自由日です。街を散策することにします。
ホテルはビュッフェ形式でした。外食すると高いのでここでできるだけ補給しておくことにします。
デンマーク名物はスモーブローというオープンサンド。とにかくコールドミートというんでしょうか、ハムとマリネっぽいシーフード、そしてチーズばかりです。
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これは展示会で食べた典型的なスモーブロー。
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さて、駅の西側はポルノショップの看板があちこちに見え、壁は落書き路上はゴミという噂通りの荒れっぷり。高架橋を渡って東側に向かいます。
ちなみに、駅自体もあまり治安が良くないとされています。ホームレスと酔っ払い、そして目つきの鋭い男だらけで、緊張を解くことができませんでした。
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コペンハーゲンは世界有数の自転車都市。通勤時間には多くの自転車が行き交います。
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ジョギングで市街を一回りしても10km程度というコンパクトさ。東京でいうと渋谷と原宿くらいの範囲に官庁街と繁華街と皇居と住宅街が集まっているようなイメージです。坂もほとんどなく、自転車がちょうどいいのでしょう。
一度Uberを利用しましたが、「コペンハーゲンはぜんぜん儲からねえ!(みんな自転車乗るから)」と吐き捨てるようにつぶやいていたのが印象的でした。

こちらは1843年オープンと世界最初の遊園地とされるチボリ公園。コペンハーゲン最大の観光名所の1つですが、残念ながら冬は閉館しています。
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市街の東、海沿いのカステレット要塞に向かいます。かつて港湾都市コペンハーゲンを守っていた砦の跡で、五稜郭のような星型。現在では公園のように整備されています。
上空から観るとこんな形だそうです。
Sortedams Sø   Google マップ

この要塞の名物は、風車とつつましくたたずんでいるという人魚姫の像。
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意外に雰囲気あるじゃん、と思いきや…
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遠景を入れるとかなりがっかり感が…。
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市街の北の方には、東西6kmほどの長さにわたってお堀のような湖があり、この湖と湖面に映る街並みが一種の観光スポットとなっています。湖の周りを走っている人も多いです。
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奥にあるのはかつての王宮跡、クリスチャンスボー城(たぶん)。
割と地味な印象です。
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こちらはアメリエンボー宮殿。現在でも女王が暮らしているとされ(デンマークは立憲君主制で、国王が居ます)、衛兵の交代式があります。
一般にはクリスチャンスボーよりもさらに地味とされていますが、なかなか雰囲気がありました。
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コペンハーゲンらしい光景と言えば、このカラフルな住宅が並ぶニューハウン。
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到着日の夜に行ってみたところ、こんな感じでした。陽が落ちてもそれなりに趣があります。
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さて、繁華街に向かいます。駅からえんえん1kmほど続くのは北欧最大規模とされるショッピング通り、ストロイエ。
歩行者天国となっています。石畳とクラシックな建築の組み合わせで、いかにもヨーロッパという感じです。
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写真には写っていませんが、ストロイエにはホームレスが沢山居ます。若いきれいな女性のホームレスもいれば、いかにもというおっさんも居ます。
私が訪れたのは冬でしたが、夏のハイシーズンにはヨーロッパ中から窃盗団がこの通りを目指して集まるという話もあるそうです。

本家本元のフライングタイガーです。商品は日本と同じですね。
ドアには「スリに注意」の張り紙。
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~この後、クリスチャニアに向かいました~


クリスチャニアから戻り、再度ストロイエを散策。日が暮れてきたので宿に戻ることにします。
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湾の向こうに浮かぶ建物はオペラハウスです。
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次回は欧州でも最大規模のヒッピータウン、自由都市クリスチャニアへの潜入期を記します。

ちなみにこれはチボリ公園前の通り。ふつうにおっさんが大麻を吸っています(右手注目)。
もちろんデンマークでも違法です…。
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4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第69回 ホノルル


ホノルル (トリップアドバイザー©4Corners提供)

アメリカ合衆国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

昔も今も海外旅行のド定番にして代名詞といえばハワイ。ホノルルは国際空港を有するハワイ諸島最大の都市。治安がよく美しい自然がひろがり、日本人にもフレンドリー。今でも定期的に常に新しいムーブメントが発信され続ける、永遠の人気ディスティネーション。

オアフ島は一周200km。面積は沖縄本島を上回り、最高峰カアラ山(1120m)を擁するワイアナエ山脈、ダイヤモンドヘッドを擁するコオラウ山脈という2つの山脈をもつ広大な島である。島の各地にすばらしい見所があるのだが、今回は最大都市ホノルル周辺にしぼってご紹介する。

ワイキキ海岸 から Manoa Falls  Honolulu  HI  United States   Google マップ
(画像:Google)


ハワイの中心であるホノルルのさらに起点、アルパにしてオメガとなるのはあまりにも有名なワイキキ・ビーチ。観光客でにぎわうビーチながら、真っ白い砂浜とエメラルドブルーの海は感動的。ヤシの木とリゾートホテルが建ち並び、陽光の下でも夕暮れ時でも変わらず美しい。特に夕方のオレンジに染まる空とダイヤモンドヘッドのシルエットは絶景とよぶにふさわしい眺め。

Waikiki Beach (トリップアドバイザー提供)

ホテル、バー、レストラン、ショップの連なるにぎやかな通りがワイキキ・ビーチ・ウォーク。散策や買い物、ナイトライフまでなんでもそろい、ほとんどこのエリアから一歩も出なくても用が済んでしまうところがすばらしい。

Waikiki Beach Walk (トリップアドバイザー提供)

アラモアナ・ショッピング・センターはハワイを代表する超超有名巨大商業施設。高級ブランドから気軽なお土産にぴったりなハワイ雑貨、日用品まで何でもそろうふところの深さが魅力。フードコートもすばらしく、1日いても全く飽きない。雨の日ならセンターでだらだら過ごすのもいい。

Ala Moana Center (トリップアドバイザー提供)

マジック・アイランドはワイキキからも近い静かでビーチ。広い砂浜に透明な水が美しく、防波堤で覆われているため小さい子連れでも安心して海遊びができる。ただ散策するだけでも気分があがる。ウェディング写真や夕陽の名所としても知られる。

Magic Island (トリップアドバイザー提供)


真珠湾。ハワイではやはりここに寄らずにはいられないだろう。
真珠湾は近代史の貴重な史跡にして、現役の軍港でもある。1941年12月、日本軍の攻撃でこの一帯は火の海となった。2001年9月まで、真珠湾はアメリカの国土が唯一外国から攻撃を受けた場所である。
戦艦アリゾナの沈没跡につくられたアリゾナ記念館、硫黄島や船艦大和の攻撃に加わり日本の降伏調印式場ともなった戦艦ミズーリ記念館などはぜひ見ておきたいところ。ミズーリに残る特攻隊突撃の跡が生々しい。

Pearl Harbor / WW II Valor in the Pacific National Monument (トリップアドバイザー提供)


Battleship Missouri Memorial (トリップアドバイザー提供)

オアフはビーチリゾートであると同時に、すばらしい山岳リゾートである。
ワイキキ・ビーチからもよく見えるダイヤモンドヘッドは標高232m。クレーター状の外輪山をもつ火山である(死火山と考えられている)。ハワイの代表的な観光名所にして、最近ではパワースポットとしても人気がある。特にサンセット、サンライズトレッキングが人気で、赤く染まる市街やビーチを見下ろせば憑き物も落ちたような気分になるだろう。一帯は国立公園であり、登山時間は6時~18時までと決められている。季節によっては開園時間がご来光に間に合わない時があるので、サンライズトレッキングに行くなら確認しておくとよいだろう。



Diamond Head State Monument (トリップアドバイザー提供)

よりハードなトレッキングが好みならココヘッドがおすすめだ。
368mと小山と言える規模でありながら、歩幅を調節できないトロッコ道混じりの登り一辺倒を強いられ、急坂ということもあってなかなかのつらさ。
もちろん頂上からの眺めは最高で、荒々しい岩山からワイキキのホテル群までを視野におさめるすばらしい景観を味わえる。


Koko Crater Trail (トリップアドバイザー提供)

マノア滝はハワイの豊かな緑を楽しめる手軽なトレッキングスポットだ。ホノルルからもほど近いロケーションながら、熱帯雨林という言葉がぴったりのジャングルにたたずんでいる。落差は45m。濃い緑の香りと清らかな空気の中で眺める滝の姿は神秘的である。


Manoa Falls (トリップアドバイザー提供)

VELTRA



Wolfgang’s Steakhouse (トリップアドバイザー提供)


Bubba Gump Shrimp Co. (トリップアドバイザー提供)

ハワイの食は各国料理から和食までバリエーションも豊富。特に、巨大なステーキやハンバーガーなどのアメリカ料理は主役級の存在感がある。また、日系のチェーン店も多い。高級レストランの中には地元産食材を取り入れてモダンにしあげたフュージョン料理、パシフィック・リム料理を提供するところもある。

せっかくハワイにいるのならローカルフードを体験しておきたいところ。もともとハワイの食はポリネシア系の伝統料理をベースとしており、タロイモなどのでんぷんやシーフードの多用が特徴。それにアメリカ、日本、フィリピンなどの移民料理が加わって独特な味覚をつくり出している。ハンバーグ丼のロコモコやロミロミサラダ、ガーリックシュリンプなどは日本でもすっかりおなじみとなっているが、本場の味覚を味わっておきたいところ。
その他、ポキ・ボウルというマグロの漬け丼やサイミンという海老ダシのラーメン、フリフリチキン、エッグベネディクト、そして色とりどりのシーフードなどなど食の楽しみも多い。

スイーツも魅力的で、パンケーキやアサイーなどハワイがブームの火付け役となったものも多い。本場のコナコーヒーと一緒に味わってみたい。


goofy cafe & dine (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
日本からのホノルル線は豊富で、搭乗率も高く値崩れしない、いわゆるドル箱路線として知られている。
羽田、成田、関空、福岡、名古屋からの定期便がある他、ツアーでチャーター便がとぶことも多い。
東京からはJAL、ANAの日系、ハワイアン航空、デルタ、ユナイテッドといった米系はもちろん、チャイナエアラインや大韓航空便まである。どの便も所要7時間半程度、夕方から夜に出て日付変更線を超え、同日午前に到着するものが多い。
運賃は各社おおむね横並びでおおむね8万円程度。マイレージの都合で選ぶとよいだろう。
ハワイ諸島の別の島に行く場合には島間路線が充実しているハワイアン航空が便利かもしれない。

なお、某LCCが就航するという噂が浮かんでは消えるが、16年9月現在実現していない。
仮に実現すれば、台北のように超格安パッケージツアーが登場し、結果としてツアー相場全体が下がっていくことも期待できる。

(パッケージツアー)
ハワイの場合、エアとホテルを別にとるとやはり割高になってしまうので、ツアーから選ぶ場合が多いだろう。
成田発5日間のツアーが7万円程度~。ハワイの場合はツアー会社の目玉になりやすく、tabinote編集部が最近確認したものでは3万円台というものもあった。

(空港)
ホノルルのあるオアフ島唯一の空港にして最大の玄関口がホノルル国際空港(HNL)。
太平洋の止まり木にしてオアシスとなる巨大ハブ空港となっている。

ラウンジも多く、日系航空会社の有資格者や一部のクレジットカードカード会員、プライオリティ・パスホルダーが利用できる。

空港からの移動はホテル送迎が多いだろう。
自力で移動する場合にはエアポートシャトル、市バス、タクシーを利用する。
エアポートシャトルはホノルルまで所要20~30分、片道15ドル程度。市バスは大きな荷物を乗せられないが所要45分、2.5ドルと格安だ。
タクシーの場合は定額の空港送迎タクシー(チャーリーズタクシー)がお得。ワイキキまで片道29ドル。日本から日本語サイトで予約できて便利だ。
通常のタクシーならチップ込みで40ドル程度。
最もお得で手軽なのは空港でレンタカーを借りてしまうことだ。レンタカー情報については後述する。




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地理と気候

ホノルルはハワイ諸島のオアフ島、南東のビーチ沿い位置している。
「常夏の島」であり基本的にはどの季節も楽しめるが、雨が少なく天候が安定している4月から10月がベストシーズン。
11月から3月は雨季となり、しばしば島特有の強風が吹き付ける。冬は北岸に大きな波が押し寄せ、サーファーにとってはオンシーズンとなるが、一般的な海水浴には適さないことも。

日本との時差はマイナス19時間、日本の正午が前日の17時。アメリカの多くの州と異なりサマータイムは実施していない。


(画像:Google)


言語と通貨

英語が基本。
日本語で大丈夫な場所というイメージがあるかもしれないが、日本人ツアーの常宿となっているホテルおよび高級ホテル、日本人御用達のレストランやショップなど一部でしか通じないと思った方がよい。リーズナブルなホテル、地元民の多いレストランやバー、タクシーや現地のガイドは英語が基本。

ハワイ州全体ではアジア系が4割を占め、日系、フィリピン系がそれぞれ1割を超える多数派。白人が2割強。黒人、ヒスパニックはあわせて1割程度と少数派である。

通貨は米国ドル。1ドル=103円程度(16年9月時点)。

島であり観光地という二重苦でどうしても物価は高め。おおむね日本よりも上と思った方がよい。タクシーはやや割安。消費税率は4%台と日本よりも低い水準。

クレジットカードは必須で、ホテルのデポジットからレンタカーの調達などカードがないと生活が成り立たない。チップやタクシーなど現金を使う機会もそれなりにあるので、滞在日数×100ドルくらいの現金は持っておきたい。ドルの調達は日本でしておくのが鉄則。

アメリカだけあってチップの習慣がある。タクシーは1~2割程度(最低1ドル)、ホテルのベルボーイやベッドメイクには1ドル程度、ルームサービスやレストランは代金の1~2割。サービス料が含まれていれば不要。
クレカの場合、チップは伝票のチップ欄に任意の額を書き込んで会計してもらう。チップのみ現金をテーブルに置いてきてもよい。


(画像:Wikipedia提供)




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ビザと治安

アメリカの中では治安が良いとされるが、銃社会であり危険度は日本と段違い。旅行者をねらったひったくり、車上荒らし、置き引きの他、障害等の粗暴犯罪も増えているという。
ホームレスが急増しており、人口比でのホームレス比率はハワイ州が全米最高というデータもある。特にアラモアナ・ショッピング・センター西のカカアコ地区、同センター東のコンベンションセンターからカラカウア・アベニュー付近、ホノルル動物園付近、カリヒ地区、チャイナタウンあたりは女性の一人歩きや夜の立ち入りを避けた方がよい。

観光目的の場合、90日以内の滞在はビザ免除。商用や第三国を経由しての入国などではビザが必要。
ビザ免除のためにはESTA(電子渡航認証システム)による事前申請が必要。ESTAは2年間有効で渡航72時間前までに申請が推奨されている。ESTAを取得していないと入国できないため早めの準備がお勧め。


市内交通

鉄道、メトロが存在しないオアフ島の公共交通は、市バスの「TheBus」のみ。島内110路線、4200箇所を網羅している。
大人1回2.5ドル、4日間乗り放題の「4 – DAY PASS」が35ドル。ABC Storesや7-Elevenで購入できる。

2018年にはオアフ島南部の海岸沿いに「ホノルル・レイル・トランジット」(HART)という高架鉄道が一部開業する予定となっており、ホノルル国際空港とワイキキも結ばれる予定。

(タクシー)
流しのタクシーはなく、ホテルのフロントやレストランのスタッフに頼んで配車してもらう。メーター制で、おおむね安心して利用できる。
初乗りが1/8マイル(200m)で3~4ドル、以降1/8マイルごとに0.5ドル程度加算。他、大きな荷物は1ドル程度、チップが10~15%程度。

(レンタカー)
レンタカーが使えれば非常に便利。一瞬も缶ビールを手放せないなら別だが、公共交通機関がなくタクシーのメーターに一喜一憂したくないならクルマを借りるのが一番。

レンタル時は国際免許証に加えて日本の免許が必要。
年齢制限があり、20歳未満は借りることができないと考えた方がよい。25歳未満も割増し料金となることがほとんど。
料金は小型車で50ドル~/日といったところ。

(レンタサイクル)
海風を感じながらのサイクリングは気分もあがる。
レンタルの相場は24時間で20ドル~。

個人の自転車・サーフボード貸しサービス、Spinlisterの利用もお勧めだ。同じ人からバイクとボードを借りるのもラクでいい。


ホテルとシーズン


Kalani Hawaii Private Lodging (トリップアドバイザー提供)

ハワイの場合は航空券とホテルのセットツアーが多く、ホテルだけを別途取る機会は少ないかもしれない。ある程度のツアーならそれほどひどいホテルがあてがわれる可能性は少ないが、それでもホテルはハワイ旅行の楽しさを左右する大事な要素。

人気のホテルはすぐに埋まってしまう。3つ星程度の中級ホテルでも1.5万円、4つ星なら3万円台、5つ星なら4万円以上はみておきたい。
意外なこともいわゆる安宿も存在しており、3000円くらいから選択肢がある。

大人数、長期滞在、料理が趣味、そんな旅行者ならコンドミニアムもいい。ワイキキの中心部にも数多く存在し、高層マンションなら眺めも抜群。広大なキッチンやパワフルな電圧のレンジ、プールやジャグジーなど設備もなかなか楽しい。

Airbnbも重要な選択肢。ホテルの半額程度の予算で快適そうな物件を探すことができる。人気物件はすぐ埋まるので、レビュー内容とキャンセルポリシーに気をつけつつ早めに予約を。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
基本的にハワイのSIM事情はアメリカ本土と変わらない。
店員が旅行者なれしているアラモアナ・ショッピング・センター(Ala Moana Center;AT&Tや家電量販店RadioShackなどがある)、カハラモール(Kahala Mall)などのショッピングセンターや、詳しそうな店員がいるキャリアショップ(場所は各社サイトを参考のこと)で購入するのがおすすめだ。

大手キャリアなどの動向はアメリカのSIM情報を参考にしてほしい。
世界あの街この街:#62_特別編・アメリカSIM事情

日本で購入していくのも便利だ。かつてReady SIMのブランド名で展開したサービスは、現在はZIP SIMと改称している。T-Mobile回線のMVNOで、設定不要の使い切りがウリ。実際には簡易な設定を要するが簡単で、期間延長(Top Up)も可能だ。日本のamazonでは7日間500メガが3000円弱、同1ギガが4000円弱で売っている。
ZIP SIM 通話+SMS+データ通信500MB、7日間 アメリカ用プリペイドSIM

なお、ソフトバンクのiPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4を使っている場合、「アメリカ放題」プランにてSprintネットワークを利用できる。16年6月末に無料キャンペーンを終了し炎上した事件が記憶にあたらしいが、現時点では無料キャンペーンが復活・継続しているようだ。

面倒なことが嫌いな方はWiFiルーターを借りていったり海外の数カ国で使えるSIMを買っていったりするのも手。
大手グローバルWiFiの場合、750M/3日間のLTEプランが3000円程度。500M/日のLTEプランが6000円程度。
グローバルデータの場合、1.5ギガ/3日間の3Gプランが3000円強。
ALOHA DATAの場合、500M/日のLTEプランが4400円。



(WiFi)
WiFiの接続に不自由することはない。
マクドナルドやスターバックスなどのチェーンやショッピングセンターでWiFiが提供されている。

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5. 旅の本屋 のまど イベント情報:9月29日(木) 下川裕治さん スライド&トークショー

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/


新刊「週末ちょっとディープな台湾旅」発売記念
◆下川裕治さん スライド&トークショー◆
「週末台湾旅のちょっとディープな楽しみ方」

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新刊『週末ちょっとディープな台湾旅』(朝日文庫)の発売を記念して、旅行作家の下川裕治さんをお招きして、ふらっと行く週末台湾旅のさらなるディープな楽しみ方についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。大人気の『週末シリーズ』の前作『週末シンガポール・マレーシアでちょっと南国気分』では、物価の高いシンガポールの格安滞在術を探し、マレーシアの世界遺産の街でニョニャ料理を味わい、マレー人の小宇宙に浸るなど、週末のシンガポール&マレーシア旅行の楽しみ方を紹介していた下川さん。『週末シリーズ』の新しいバージョンとなる本作では、台湾の味「滷味(ルーウェイ)」の世界に分け入り、台南で日本の名残に触れ、少数民族に助けられて温泉へ行くなど、台北だけでは知りえないディープな台湾の楽しみ方を紹介しています。台湾の知られざる過去に触れながら、現代を通して見えてくる台湾のさらなる魅力を取材した下川さん独自の台湾の情報が聞けるはずです。下川ファンの方はもちろん、台湾が大好きな方や台湾のさらにディープなスポットに興味のある方はぜひご参加ください!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。

下川裕治(しもかわゆうじ)

1954年長野県松本市生まれ。旅行作家。『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、主にアジア、沖縄をフィールドにバックパッカースタイルでの旅を書き続けている。著書に、『鈍行列車のアジア旅』『「生き場」を探す日本人』『世界最悪の鉄道旅行ユーラシア横断2万キロ』『週末アジアでちょっと幸せ』『「行きづらい日本人」を捨てる』 等。

◆下川裕治さんブログ「たそがれ色のオデッセイ」
http://odyssey.namjai.cc/


【開催日時】  9月29日(木)   19:30 ~ (開場19:00)  
【参加費】   1000円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内  
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
 主催:旅の本屋のまど 
 協力:朝日新聞出版

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6. 編集後記

tabinoteタグチです。この1ヶ月ほどタイのチェンマイで生活していたのですが、タイ北部は雨季に入りたいへん過ごしやすい毎日でした。あした日本に帰るのですが、恐らくこちらより蒸し暑いのではないかといまから恐れおののいております。
それではtabinoteメルマガVol.078をお送りします。
ニュースの目玉はピーチの上海就航でしょうか。実はわたくしいまだ上海には行ったことがありません。これを機会にサクッと行ってみたいものであります。
下川さんの連載は、東京の2大ターミナル空港、成田と羽田の話題です。国際線といえば成田というのが常識でしたが、政府の意向もあり、オリンピックに向けて今後もどんどん変わってきそうですね。
tabinote旅行記はすっかりお馴染み、黒田さんの録り鉄旅行に加え、ワタベのコペンハーゲン旅行記です。ベクトルは違いますがいずれも濃厚な体験記をお楽しみください。
もちろんわたくしも負けてはいられません、近頃は中東系航空会社が狂ったような値段でヨーロッパ便を売り出しています。来年こそ久しぶりにヨーロッパに行ってみたいものです。
おひさしぶりの世界あの街この街は、なんとまだ取り上げてなかったハワイの話題です。いかにもな「THE観光地」というイメージで、わたくしも眼中になかったのですが、数年前一度訪れて認識を改めました。とにかく気候がバカみたいにいいのです。「暑い」のに「蒸し暑くない」。これは本当に目からうろこの体験でした。物価が高いのと異国情緒が皆無なのが玉にキズですが、また行ってみたいものです。
旅の本屋のまどではおなじみ下川裕治さんが台湾の魅力について語ってくれるイベントがあるようです。
それではみなさん、また次号でお会いしましょう。


さて、先日「世界ダークツーリズム」が洋泉社より刊行されました。

世界ダークツーリズム

ダークツーリズムとは戦災や災害跡地、虐殺現場や収容所、強制労働など死や悲劇の生じた現場をめぐる観光のこと。
角田光代さん、古市憲寿さん、森達也さん、蔵前仁一さんなど硬軟とりまぜた豪華な執筆陣で、写真も豊富。我らが下川裕治さんは南京、ハルビン、ハノイと3ヶ所寄稿されています。
この本にはなんと現地までの行き方ガイドがついています。リサーチはこの手の調査が大好物なtabinoteが担当しました。
発売を記念して、tabinoteでもいくつか「負の遺産」に関する旅行記を掲載していますので、ぜひご覧下さい。
南京大虐殺記念館
キリングフィールド
サラエボ
ザクセンハウゼン強制収容所


tabinoteサイトでは過去の有料メルマガ連載を全編アップしており、無料でご覧いただけます
連載:下川裕治さん
連載:柳下毅一郎さん
連載:水谷さるころさん

次回第79号は9月20日(火)の発行予定です。


発行:有限責任事業組合tabinote
http://tabinote.jp

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