4. 世界あの街この街: ホノルル


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第69回 ホノルル


ホノルル (トリップアドバイザー©4Corners提供)

アメリカ合衆国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

昔も今も海外旅行のド定番にして代名詞といえばハワイ。ホノルルは国際空港を有するハワイ諸島最大の都市。治安がよく美しい自然がひろがり、日本人にもフレンドリー。今でも定期的に常に新しいムーブメントが発信され続ける、永遠の人気ディスティネーション。

オアフ島は一周200km。面積は沖縄本島を上回り、最高峰カアラ山(1120m)を擁するワイアナエ山脈、ダイヤモンドヘッドを擁するコオラウ山脈という2つの山脈をもつ広大な島である。島の各地にすばらしい見所があるのだが、今回は最大都市ホノルル周辺にしぼってご紹介する。

ワイキキ海岸 から Manoa Falls  Honolulu  HI  United States   Google マップ
(画像:Google)


ハワイの中心であるホノルルのさらに起点、アルパにしてオメガとなるのはあまりにも有名なワイキキ・ビーチ。観光客でにぎわうビーチながら、真っ白い砂浜とエメラルドブルーの海は感動的。ヤシの木とリゾートホテルが建ち並び、陽光の下でも夕暮れ時でも変わらず美しい。特に夕方のオレンジに染まる空とダイヤモンドヘッドのシルエットは絶景とよぶにふさわしい眺め。

Waikiki Beach (トリップアドバイザー提供)

ホテル、バー、レストラン、ショップの連なるにぎやかな通りがワイキキ・ビーチ・ウォーク。散策や買い物、ナイトライフまでなんでもそろい、ほとんどこのエリアから一歩も出なくても用が済んでしまうところがすばらしい。

Waikiki Beach Walk (トリップアドバイザー提供)

アラモアナ・ショッピング・センターはハワイを代表する超超有名巨大商業施設。高級ブランドから気軽なお土産にぴったりなハワイ雑貨、日用品まで何でもそろうふところの深さが魅力。フードコートもすばらしく、1日いても全く飽きない。雨の日ならセンターでだらだら過ごすのもいい。

Ala Moana Center (トリップアドバイザー提供)

マジック・アイランドはワイキキからも近い静かでビーチ。広い砂浜に透明な水が美しく、防波堤で覆われているため小さい子連れでも安心して海遊びができる。ただ散策するだけでも気分があがる。ウェディング写真や夕陽の名所としても知られる。

Magic Island (トリップアドバイザー提供)


真珠湾。ハワイではやはりここに寄らずにはいられないだろう。
真珠湾は近代史の貴重な史跡にして、現役の軍港でもある。1941年12月、日本軍の攻撃でこの一帯は火の海となった。2001年9月まで、真珠湾はアメリカの国土が唯一外国から攻撃を受けた場所である。
戦艦アリゾナの沈没跡につくられたアリゾナ記念館、硫黄島や船艦大和の攻撃に加わり日本の降伏調印式場ともなった戦艦ミズーリ記念館などはぜひ見ておきたいところ。ミズーリに残る特攻隊突撃の跡が生々しい。

Pearl Harbor / WW II Valor in the Pacific National Monument (トリップアドバイザー提供)


Battleship Missouri Memorial (トリップアドバイザー提供)

オアフはビーチリゾートであると同時に、すばらしい山岳リゾートである。
ワイキキ・ビーチからもよく見えるダイヤモンドヘッドは標高232m。クレーター状の外輪山をもつ火山である(死火山と考えられている)。ハワイの代表的な観光名所にして、最近ではパワースポットとしても人気がある。特にサンセット、サンライズトレッキングが人気で、赤く染まる市街やビーチを見下ろせば憑き物も落ちたような気分になるだろう。一帯は国立公園であり、登山時間は6時~18時までと決められている。季節によっては開園時間がご来光に間に合わない時があるので、サンライズトレッキングに行くなら確認しておくとよいだろう。



Diamond Head State Monument (トリップアドバイザー提供)

よりハードなトレッキングが好みならココヘッドがおすすめだ。
368mと小山と言える規模でありながら、歩幅を調節できないトロッコ道混じりの登り一辺倒を強いられ、急坂ということもあってなかなかのつらさ。
もちろん頂上からの眺めは最高で、荒々しい岩山からワイキキのホテル群までを視野におさめるすばらしい景観を味わえる。


Koko Crater Trail (トリップアドバイザー提供)

マノア滝はハワイの豊かな緑を楽しめる手軽なトレッキングスポットだ。ホノルルからもほど近いロケーションながら、熱帯雨林という言葉がぴったりのジャングルにたたずんでいる。落差は45m。濃い緑の香りと清らかな空気の中で眺める滝の姿は神秘的である。


Manoa Falls (トリップアドバイザー提供)

VELTRA



Wolfgang’s Steakhouse (トリップアドバイザー提供)


Bubba Gump Shrimp Co. (トリップアドバイザー提供)

ハワイの食は各国料理から和食までバリエーションも豊富。特に、巨大なステーキやハンバーガーなどのアメリカ料理は主役級の存在感がある。また、日系のチェーン店も多い。高級レストランの中には地元産食材を取り入れてモダンにしあげたフュージョン料理、パシフィック・リム料理を提供するところもある。

せっかくハワイにいるのならローカルフードを体験しておきたいところ。もともとハワイの食はポリネシア系の伝統料理をベースとしており、タロイモなどのでんぷんやシーフードの多用が特徴。それにアメリカ、日本、フィリピンなどの移民料理が加わって独特な味覚をつくり出している。ハンバーグ丼のロコモコやロミロミサラダ、ガーリックシュリンプなどは日本でもすっかりおなじみとなっているが、本場の味覚を味わっておきたいところ。
その他、ポキ・ボウルというマグロの漬け丼やサイミンという海老ダシのラーメン、フリフリチキン、エッグベネディクト、そして色とりどりのシーフードなどなど食の楽しみも多い。

スイーツも魅力的で、パンケーキやアサイーなどハワイがブームの火付け役となったものも多い。本場のコナコーヒーと一緒に味わってみたい。


goofy cafe & dine (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
日本からのホノルル線は豊富で、搭乗率も高く値崩れしない、いわゆるドル箱路線として知られている。
羽田、成田、関空、福岡、名古屋からの定期便がある他、ツアーでチャーター便がとぶことも多い。
東京からはJAL、ANAの日系、ハワイアン航空、デルタ、ユナイテッドといった米系はもちろん、チャイナエアラインや大韓航空便まである。どの便も所要7時間半程度、夕方から夜に出て日付変更線を超え、同日午前に到着するものが多い。
運賃は各社おおむね横並びでおおむね8万円程度。マイレージの都合で選ぶとよいだろう。
ハワイ諸島の別の島に行く場合には島間路線が充実しているハワイアン航空が便利かもしれない。

なお、某LCCが就航するという噂が浮かんでは消えるが、16年9月現在実現していない。
仮に実現すれば、台北のように超格安パッケージツアーが登場し、結果としてツアー相場全体が下がっていくことも期待できる。

(パッケージツアー)
ハワイの場合、エアとホテルを別にとるとやはり割高になってしまうので、ツアーから選ぶ場合が多いだろう。
成田発5日間のツアーが7万円程度~。ハワイの場合はツアー会社の目玉になりやすく、tabinote編集部が最近確認したものでは3万円台というものもあった。

(空港)
ホノルルのあるオアフ島唯一の空港にして最大の玄関口がホノルル国際空港(HNL)。
太平洋の止まり木にしてオアシスとなる巨大ハブ空港となっている。

ラウンジも多く、日系航空会社の有資格者や一部のクレジットカードカード会員、プライオリティ・パスホルダーが利用できる。

空港からの移動はホテル送迎が多いだろう。
自力で移動する場合にはエアポートシャトル、市バス、タクシーを利用する。
エアポートシャトルはホノルルまで所要20~30分、片道15ドル程度。市バスは大きな荷物を乗せられないが所要45分、2.5ドルと格安だ。
タクシーの場合は定額の空港送迎タクシー(チャーリーズタクシー)がお得。ワイキキまで片道29ドル。日本から日本語サイトで予約できて便利だ。
通常のタクシーならチップ込みで40ドル程度。
最もお得で手軽なのは空港でレンタカーを借りてしまうことだ。レンタカー情報については後述する。




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地理と気候

ホノルルはハワイ諸島のオアフ島、南東のビーチ沿い位置している。
「常夏の島」であり基本的にはどの季節も楽しめるが、雨が少なく天候が安定している4月から10月がベストシーズン。
11月から3月は雨季となり、しばしば島特有の強風が吹き付ける。冬は北岸に大きな波が押し寄せ、サーファーにとってはオンシーズンとなるが、一般的な海水浴には適さないことも。

日本との時差はマイナス19時間、日本の正午が前日の17時。アメリカの多くの州と異なりサマータイムは実施していない。


(画像:Google)


言語と通貨

英語が基本。
日本語で大丈夫な場所というイメージがあるかもしれないが、日本人ツアーの常宿となっているホテルおよび高級ホテル、日本人御用達のレストランやショップなど一部でしか通じないと思った方がよい。リーズナブルなホテル、地元民の多いレストランやバー、タクシーや現地のガイドは英語が基本。

ハワイ州全体ではアジア系が4割を占め、日系、フィリピン系がそれぞれ1割を超える多数派。白人が2割強。黒人、ヒスパニックはあわせて1割程度と少数派である。

通貨は米国ドル。1ドル=103円程度(16年9月時点)。

島であり観光地という二重苦でどうしても物価は高め。おおむね日本よりも上と思った方がよい。タクシーはやや割安。消費税率は4%台と日本よりも低い水準。

クレジットカードは必須で、ホテルのデポジットからレンタカーの調達などカードがないと生活が成り立たない。チップやタクシーなど現金を使う機会もそれなりにあるので、滞在日数×100ドルくらいの現金は持っておきたい。ドルの調達は日本でしておくのが鉄則。

アメリカだけあってチップの習慣がある。タクシーは1~2割程度(最低1ドル)、ホテルのベルボーイやベッドメイクには1ドル程度、ルームサービスやレストランは代金の1~2割。サービス料が含まれていれば不要。
クレカの場合、チップは伝票のチップ欄に任意の額を書き込んで会計してもらう。チップのみ現金をテーブルに置いてきてもよい。


(画像:Wikipedia提供)




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ビザと治安

アメリカの中では治安が良いとされるが、銃社会であり危険度は日本と段違い。旅行者をねらったひったくり、車上荒らし、置き引きの他、障害等の粗暴犯罪も増えているという。
ホームレスが急増しており、人口比でのホームレス比率はハワイ州が全米最高というデータもある。特にアラモアナ・ショッピング・センター西のカカアコ地区、同センター東のコンベンションセンターからカラカウア・アベニュー付近、ホノルル動物園付近、カリヒ地区、チャイナタウンあたりは女性の一人歩きや夜の立ち入りを避けた方がよい。

観光目的の場合、90日以内の滞在はビザ免除。商用や第三国を経由しての入国などではビザが必要。
ビザ免除のためにはESTA(電子渡航認証システム)による事前申請が必要。ESTAは2年間有効で渡航72時間前までに申請が推奨されている。ESTAを取得していないと入国できないため早めの準備がお勧め。


市内交通

鉄道、メトロが存在しないオアフ島の公共交通は、市バスの「TheBus」のみ。島内110路線、4200箇所を網羅している。
大人1回2.5ドル、4日間乗り放題の「4 – DAY PASS」が35ドル。ABC Storesや7-Elevenで購入できる。

2018年にはオアフ島南部の海岸沿いに「ホノルル・レイル・トランジット」(HART)という高架鉄道が一部開業する予定となっており、ホノルル国際空港とワイキキも結ばれる予定。

(タクシー)
流しのタクシーはなく、ホテルのフロントやレストランのスタッフに頼んで配車してもらう。メーター制で、おおむね安心して利用できる。
初乗りが1/8マイル(200m)で3~4ドル、以降1/8マイルごとに0.5ドル程度加算。他、大きな荷物は1ドル程度、チップが10~15%程度。

(レンタカー)
レンタカーが使えれば非常に便利。一瞬も缶ビールを手放せないなら別だが、公共交通機関がなくタクシーのメーターに一喜一憂したくないならクルマを借りるのが一番。

レンタル時は国際免許証に加えて日本の免許が必要。
年齢制限があり、20歳未満は借りることができないと考えた方がよい。25歳未満も割増し料金となることがほとんど。
料金は小型車で50ドル~/日といったところ。

(レンタサイクル)
海風を感じながらのサイクリングは気分もあがる。
レンタルの相場は24時間で20ドル~。

個人の自転車・サーフボード貸しサービス、Spinlisterの利用もお勧めだ。同じ人からバイクとボードを借りるのもラクでいい。


ホテルとシーズン


Kalani Hawaii Private Lodging (トリップアドバイザー提供)

ハワイの場合は航空券とホテルのセットツアーが多く、ホテルだけを別途取る機会は少ないかもしれない。ある程度のツアーならそれほどひどいホテルがあてがわれる可能性は少ないが、それでもホテルはハワイ旅行の楽しさを左右する大事な要素。

人気のホテルはすぐに埋まってしまう。3つ星程度の中級ホテルでも1.5万円、4つ星なら3万円台、5つ星なら4万円以上はみておきたい。
意外なこともいわゆる安宿も存在しており、3000円くらいから選択肢がある。

大人数、長期滞在、料理が趣味、そんな旅行者ならコンドミニアムもいい。ワイキキの中心部にも数多く存在し、高層マンションなら眺めも抜群。広大なキッチンやパワフルな電圧のレンジ、プールやジャグジーなど設備もなかなか楽しい。

Airbnbも重要な選択肢。ホテルの半額程度の予算で快適そうな物件を探すことができる。人気物件はすぐ埋まるので、レビュー内容とキャンセルポリシーに気をつけつつ早めに予約を。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
基本的にハワイのSIM事情はアメリカ本土と変わらない。
店員が旅行者なれしているアラモアナ・ショッピング・センター(Ala Moana Center;AT&Tや家電量販店RadioShackなどがある)、カハラモール(Kahala Mall)などのショッピングセンターや、詳しそうな店員がいるキャリアショップ(場所は各社サイトを参考のこと)で購入するのがおすすめだ。

大手キャリアなどの動向はアメリカのSIM情報を参考にしてほしい。
世界あの街この街:#62_特別編・アメリカSIM事情

日本で購入していくのも便利だ。かつてReady SIMのブランド名で展開したサービスは、現在はZIP SIMと改称している。T-Mobile回線のMVNOで、設定不要の使い切りがウリ。実際には簡易な設定を要するが簡単で、期間延長(Top Up)も可能だ。日本のamazonでは7日間500メガが3000円弱、同1ギガが4000円弱で売っている。
ZIP SIM 通話+SMS+データ通信500MB、7日間 アメリカ用プリペイドSIM

なお、ソフトバンクのiPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4を使っている場合、「アメリカ放題」プランにてSprintネットワークを利用できる。16年6月末に無料キャンペーンを終了し炎上した事件が記憶にあたらしいが、現時点では無料キャンペーンが復活・継続しているようだ。

面倒なことが嫌いな方はWiFiルーターを借りていったり海外の数カ国で使えるSIMを買っていったりするのも手。
大手グローバルWiFiの場合、750M/3日間のLTEプランが3000円程度。500M/日のLTEプランが6000円程度。
グローバルデータの場合、1.5ギガ/3日間の3Gプランが3000円強。
ALOHA DATAの場合、500M/日のLTEプランが4400円。



(WiFi)
WiFiの接続に不自由することはない。
マクドナルドやスターバックスなどのチェーンやショッピングセンターでWiFiが提供されている。