4.世界あの街この街 第62回 特別編~アメリカSIM事情

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(画像:publicdomainpictures.net)

今回から数回にわたり、「世界あの街この街」でも特にご好評な海外SIM情報を特集します。
なお、SIMって何?SIMフリーって何?状態の方は吉田友和さんのコラムをご参照下さい。
まずはアメリカ編から。


Flag_of_the_United_States_(Pantone).svg
(画像:Wikipedia)

旅行者が多い割にはアメリカのプリペイドSIM事情はやや複雑だ。CDMA方式(日本ではauのみが使用)の大手事業者があり、かつてはSIMロックも一般的だったため海外で売られているSIMフリースマートフォンを持ち込んで利用することが難しかった。現在は各種の規制緩和や4Gネットワークの普及によって状況はやや改善されているものの、いぜんとして自分のSIMフリースマートフォンが各社のSIMで利用可能かどうかの確認は必須だ。ダメなようなら日本からWiFiルーターを借りていこう。
また、アメリカの場合SIMと通信契約は独立しており、通信契約とSIM代は別途となる。以下の費用にはSIM代を含まない

なお、アメリカに限らずSIMの料金プランは日進月歩。あくまで以下の情報は本メルマガ配信時点のものなのでご参考程度に。


代表的なキャリアとプラン

4大キャリアとされるのがT-Mobile、AT&T、Verizon、Sprint。

T-Mobile

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(画像:T-mobile)

GSM方式であったことからプリペイドにも積極的で、日本でも一般的に入手可能なSIMフリー端末を持ち込んで利用できる。ドイツ系公社が民営化、その後米国の携帯会社を買収して北米に進出した。
プランは月間50ドルでデータ2ギガ+通話SMS無制限。より手ごろな「Pay As You Go」プランの場合は、月3ドルで30分の音声通話か30回のSMSが利用でき、データ通信は1日5ドルで500MBまたは1週間10ドルで1GBを別途追加する。短期滞在なら「Pay As You Go」で1ギガ買うのが安上がり。
https://prepaid-phones.t-mobile.com/

AT&T

T-Mobile同様にGSM方式。
プランは月間45ドルでデータ2ギガ+通話SMS無制限、60ドルでデータ5ギガ。
https://www.att.com/shop/wireless/gophone-plans.html

Verizon

契約数最大手だが、プリペイドプランはCDMAかつ自社で購入した端末しか契約ができないなどの点から日本人旅行者にとって一般的ではなかった。現在ではiPhone6や6プラス、NEXUS6など一部の端末に対して*プリペイド契約ができるようになっている。
プランはAT&Tと同じく、月間45ドルでデータ2ギガ+通話SMS無制限、60ドルで5ギガなど。
Verizonの魅力はなんといってもカバレッジの広さで、対応端末を持っていたり地方に行ったりするなら検討価値は高い。
*必ず同社サイトにて自分の持っている端末が対応するかどうか確認すること。
http://www.verizonwireless.com/prepaid/
*(参考)https://www.verizonwireless.com/support/prepaid-bring-your-own-device-program-faqs/

Sprint

ご存じソフトバンクグループ。Sprint社経由で購入・契約した以外の端末を持ち込んでプリペイド契約できない模様。
なお、ソフトバンクのiPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4を使っている場合、「アメリカ放題」プランにてSprintネットワークを利用できる。980円/日で通話もデータ通信も無制限。2014年9月からキャンペーンが続いており、申し込み不要で利用できる。
https://prepaid.sprint.com/
アメリカ放題


MVNO(仮想移動体通信事業者)

MVNOは自前の回線をもたず、他のキャリアから回線を卸売してもらいサービスを提供する通信会社。
SIMフリースマホの普及にともない日本でも一般的になってきた。
おおむね、回線を保有するキャリアよりも安いプランを提供していることが多い。

無数のMVNOがあるが、Ready SIM(T-Mobile回線)、StraightTalk(AT&T回線)、Net10(各社回線)、H2O(AT&T回線)、Simple Mobile(T-Mobile回線)などが代表的。

Ready SIM

USA Prepaid SIM Cards for Short Term Wireless Service   Ready SIM
(画像:Ready SIM)

設定不要の使い切り*がうりで、アメリカでも随一と言ってもいい旅行者向けのSIM。
プランは2系統あり、データ専用プランが1ギガ25ドル、2ギガ40ドル。通話がついたプランは利用日数により分かれており、7日間のデータ+通話SMS無制限プランが25ドル、14日間で35ドルなど。各国に配送してくれる他、日本でも通販で購入できるため現地に行ってすぐに利用できる。
*実際には簡易な設定を要する。また、期間延長(Top Up)も可能
http://www.readysim.com/

StraightTalk

Walmartで販売している。プランは月間45ドルでデータ5ギガ*+通話SMS無制限など。
*5ギガ超過後は速度制限
https://www.straighttalk.com/wps/portal/home

Net10

BestBuyやWalmartで販売している。プランは月間40ドルでデータ1.5ギガ*+通話SMS無制限、月間50ドルでデータ5ギガ*など。
*容量超過後は速度制限
http://www.net10wireless.com/

H2O

プランは月間30ドルでデータ500メガ+通話SMS無制限、月間40ドルでデータ1ギガ*+通話SMS無制限など。
*容量超過後は速度制限
https://www.h2owirelessnow.com/mainControl.php?page=planMonth

Simple Mobile

12873669_10153694466502928_1868839226_o
(画像:tabinote)

プランは月間40ドルでデータ4ギガ*+通話SMS無制限など。データ単価が安めなのでヘビーユーザーにおすすめだ。
*容量超過後は速度制限
https://www.simplemobile.com/

HanaCell

アメリカ携帯電話プラン 米国在住日本人向け格安携帯電話サービス・ハナセル
(画像:HanaCell)

英系Mobellの運営による日本人向けのMVNOで、T-Mobile回線を採用している。
プランは月間29ドルでデータ1ギガ*+通話0.27円/分、月49ドルでデータ1ギガ*+通話SMS無制限など。
本来は在米邦人向けのサービスだが、日本語でのサポートがあり契約・解約手数料無料。旅行者にも検討価値は高いのではないだろうか。
*1ギガ超過後は速度制限
https://www.hanacell.com/jp/tariff/


レンタルWiFiルーター

めんどうなことが嫌いな方やSIMフリー端末がない方はレンタルWiFiルーターが便利。
以下の価格はいずれも「価格.com©」経由でレンタルした場合。VerizonまたはT-Mobile回線が多い。
クレジットカード会社などがキャンペーンをやっているのでより安いルートでレンタルできる場合もある。

グローバルWiFi

7日間レンタルした場合、750M/3日間のLTEプランが4340円。500M/日のLTEプランが8190円。
なお、ハワイ行きで5日間レンタルなら750M/3日間のLTEプランが3100円。500M/日のLTEプランが5950円。

グローバルデータ

7日間レンタルした場合、1.5ギガ/3日間の3Gプランが5460円。同LTEプランが8050円。
ハワイ5日間なら1.5ギガ/3日間の3Gプランが3350円。

Wi-Ho(テレコムスクエア)

LTEプラン(データ容量表記なし*)が4466円。
ハワイ5日間なら同3190円。
*おそらく100M強/日で速度制限がかかるものと思われる


SIMの購入場所

空港はSIM代が高めという情報もある。詳しそうな店員がいる市中のキャリアショップ(場所は各社サイトを参考のこと)で購入するのがおすすめだ。
SIMの入手だけならばBest Buyなどの家電店やウォルマートなどのスーパーでも可能だが、Ready SIMなどの一部を除いて多くのSIMはアクティベートが必須。店員はそこまでやってくれないことがあるし、アクティベートには設定知識やSMSの受信が必要なことが多い。その意味でもキャリアショップなら安心だ(家電店、スーパーでは買う前に設定をお願いできるか聞いておこう)。

裏技として、個別の紹介は控えるが「アメリカの電話番号」をくれるアプリがある。そういったアプリをインストールしておけばWiFi経由でSMSの受信が可能なので、慣れた人ならスーパーなどで買ったSIMを自力でアクティベートできるだろう。

ハワイの場合はアラモアナセンター(Ala Moana Center)や、カハラモール(Kahala Mall)がおすすめ。AT&Tのショップや家電量販店が入居しており、旅行者なれしている。

なお、SIMを輸入している店やamazonなどで事前に購入していくという手もある。少し割高ではあるが、機内でSIMを挿しておけば空港着後すぐに使えてラクだ。



READY SIM データ通信+SMS(1GB、14日間) 3in1で全てのSIMサイズに対応


アメリカSIM 格安 KDDIxh2o アメリカ国内はもちろん、日本を始め 中国,韓国,香港,UK他50カ国各国に24時間かけ放題(固定)SIM代×開通手数料込!標準SIM+MicroSIM+ナノSIM全対応!回線は全米最大AT&T通信網 安心!

4. 世界あの街この街: 特別編・アメリカSIM事情


4.世界あの街この街 第62回 特別編~アメリカSIM事情

sim-cards
(画像:publicdomainpictures.net)

今回から数回にわたり、「世界あの街この街」でも特にご好評な海外SIM情報を特集します。
なお、SIMって何?SIMフリーって何?状態の方は吉田友和さんのコラムをご参照下さい。
まずはアメリカ編から。


Flag_of_the_United_States_(Pantone).svg
(画像:Wikipedia)

旅行者が多い割にはアメリカのプリペイドSIM事情はやや複雑だ。CDMA方式(日本ではauのみが使用)の大手事業者があり、かつてはSIMロックも一般的だったため海外で売られているSIMフリースマートフォンを持ち込んで利用することが難しかった。現在は各種の規制緩和や4Gネットワークの普及によって状況はやや改善されているものの、いぜんとして自分のSIMフリースマートフォンが各社のSIMで利用可能かどうかの確認は必須だ。ダメなようなら日本からWiFiルーターを借りていこう。
また、アメリカの場合SIMと通信契約は独立しており、通信契約とSIM代は別途となる。以下の費用にはSIM代を含まない

なお、アメリカに限らずSIMの料金プランは日進月歩。あくまで以下の情報は本メルマガ配信時点のものなのでご参考程度に。


代表的なキャリアとプラン

4大キャリアとされるのがT-Mobile、AT&T、Verizon、Sprint。

T-Mobile

carousel-retail-placeholder
(画像:T-mobile)

GSM方式であったことからプリペイドにも積極的で、日本でも一般的に入手可能なSIMフリー端末を持ち込んで利用できる。ドイツ系公社が民営化、その後米国の携帯会社を買収して北米に進出した。
プランは月間50ドルでデータ2ギガ+通話SMS無制限。より手ごろな「Pay As You Go」プランの場合は、月3ドルで30分の音声通話か30回のSMSが利用でき、データ通信は1日5ドルで500MBまたは1週間10ドルで1GBを別途追加する。短期滞在なら「Pay As You Go」で1ギガ買うのが安上がり。
https://prepaid-phones.t-mobile.com/

AT&T

T-Mobile同様にGSM方式。
プランは月間45ドルでデータ2ギガ+通話SMS無制限、60ドルでデータ5ギガ。
https://www.att.com/shop/wireless/gophone-plans.html

Verizon

契約数最大手だが、プリペイドプランはCDMAかつ自社で購入した端末しか契約ができないなどの点から日本人旅行者にとって一般的ではなかった。現在ではiPhone6や6プラス、NEXUS6など一部の端末に対して*プリペイド契約ができるようになっている。
プランはAT&Tと同じく、月間45ドルでデータ2ギガ+通話SMS無制限、60ドルで5ギガなど。
Verizonの魅力はなんといってもカバレッジの広さで、対応端末を持っていたり地方に行ったりするなら検討価値は高い。
*必ず同社サイトにて自分の持っている端末が対応するかどうか確認すること。
http://www.verizonwireless.com/prepaid/
*(参考)https://www.verizonwireless.com/support/prepaid-bring-your-own-device-program-faqs/

Sprint

ご存じソフトバンクグループ。Sprint社経由で購入・契約した以外の端末を持ち込んでプリペイド契約できない模様。
なお、ソフトバンクのiPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 4を使っている場合、「アメリカ放題」プランにてSprintネットワークを利用できる。980円/日で通話もデータ通信も無制限。2014年9月からキャンペーンが続いており、申し込み不要で利用できる。
https://prepaid.sprint.com/
アメリカ放題


MVNO(仮想移動体通信事業者)

MVNOは自前の回線をもたず、他のキャリアから回線を卸売してもらいサービスを提供する通信会社。
SIMフリースマホの普及にともない日本でも一般的になってきた。
おおむね、回線を保有するキャリアよりも安いプランを提供していることが多い。

無数のMVNOがあるが、Ready SIM(T-Mobile回線)、StraightTalk(AT&T回線)、Net10(各社回線)、H2O(AT&T回線)、Simple Mobile(T-Mobile回線)などが代表的。

Ready SIM

USA Prepaid SIM Cards for Short Term Wireless Service   Ready SIM
(画像:Ready SIM)

設定不要の使い切り*がうりで、アメリカでも随一と言ってもいい旅行者向けのSIM。
プランは2系統あり、データ専用プランが1ギガ25ドル、2ギガ40ドル。通話がついたプランは利用日数により分かれており、7日間のデータ+通話SMS無制限プランが25ドル、14日間で35ドルなど。各国に配送してくれる他、日本でも通販で購入できるため現地に行ってすぐに利用できる。
*実際には簡易な設定を要する。また、期間延長(Top Up)も可能
http://www.readysim.com/

StraightTalk

Walmartで販売している。プランは月間45ドルでデータ5ギガ*+通話SMS無制限など。
*5ギガ超過後は速度制限
https://www.straighttalk.com/wps/portal/home

Net10

BestBuyやWalmartで販売している。プランは月間40ドルでデータ1.5ギガ*+通話SMS無制限、月間50ドルでデータ5ギガ*など。
*容量超過後は速度制限
http://www.net10wireless.com/

H2O

プランは月間30ドルでデータ500メガ+通話SMS無制限、月間40ドルでデータ1ギガ*+通話SMS無制限など。
*容量超過後は速度制限
https://www.h2owirelessnow.com/mainControl.php?page=planMonth

Simple Mobile

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(画像:tabinote)

プランは月間40ドルでデータ4ギガ*+通話SMS無制限など。データ単価が安めなのでヘビーユーザーにおすすめだ。
*容量超過後は速度制限
https://www.simplemobile.com/

HanaCell

アメリカ携帯電話プラン 米国在住日本人向け格安携帯電話サービス・ハナセル
(画像:HanaCell)

英系Mobellの運営による日本人向けのMVNOで、T-Mobile回線を採用している。
プランは月間29ドルでデータ1ギガ*+通話0.27円/分、月49ドルでデータ1ギガ*+通話SMS無制限など。
本来は在米邦人向けのサービスだが、日本語でのサポートがあり契約・解約手数料無料。旅行者にも検討価値は高いのではないだろうか。
*1ギガ超過後は速度制限
https://www.hanacell.com/jp/tariff/


レンタルWiFiルーター

めんどうなことが嫌いな方やSIMフリー端末がない方はレンタルWiFiルーターが便利。
以下の価格はいずれも「価格.com©」経由でレンタルした場合。VerizonまたはT-Mobile回線が多い。
クレジットカード会社などがキャンペーンをやっているのでより安いルートでレンタルできる場合もある。

グローバルWiFi

7日間レンタルした場合、750M/3日間のLTEプランが4340円。500M/日のLTEプランが8190円。
なお、ハワイ行きで5日間レンタルなら750M/3日間のLTEプランが3100円。500M/日のLTEプランが5950円。

グローバルデータ

7日間レンタルした場合、1.5ギガ/3日間の3Gプランが5460円。同LTEプランが8050円。
ハワイ5日間なら1.5ギガ/3日間の3Gプランが3350円。

Wi-Ho(テレコムスクエア)

LTEプラン(データ容量表記なし*)が4466円。
ハワイ5日間なら同3190円。
*おそらく100M強/日で速度制限がかかるものと思われる


SIMの購入場所

空港はSIM代が高めという情報もある。詳しそうな店員がいる市中のキャリアショップ(場所は各社サイトを参考のこと)で購入するのがおすすめだ。
SIMの入手だけならばBest Buyなどの家電店やウォルマートなどのスーパーでも可能だが、Ready SIMなどの一部を除いて多くのSIMはアクティベートが必須。店員はそこまでやってくれないことがあるし、アクティベートには設定知識やSMSの受信が必要なことが多い。その意味でもキャリアショップなら安心だ(家電店、スーパーでは買う前に設定をお願いできるか聞いておこう)。

裏技として、個別の紹介は控えるが「アメリカの電話番号」をくれるアプリがある。そういったアプリをインストールしておけばWiFi経由でSMSの受信が可能なので、慣れた人ならスーパーなどで買ったSIMを自力でアクティベートできるだろう。

ハワイの場合はアラモアナセンター(Ala Moana Center)や、カハラモール(Kahala Mall)がおすすめ。AT&Tのショップや家電量販店が入居しており、旅行者なれしている。

なお、SIMを輸入している店やamazonなどで事前に購入していくという手もある。少し割高ではあるが、機内でSIMを挿しておけば空港着後すぐに使えてラクだ。



READY SIM データ通信+SMS(1GB、14日間) 3in1で全てのSIMサイズに対応


アメリカSIM 格安 KDDIxh2o アメリカ国内はもちろん、日本を始め 中国,韓国,香港,UK他50カ国各国に24時間かけ放題(固定)SIM代×開通手数料込!標準SIM+MicroSIM+ナノSIM全対応!回線は全米最大AT&T通信網 安心!