3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
aoki_s

青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社→帰国→セカシュー。

Facebook

3b. 世界一周ノート 第43回:南米 その5~帰国【最終回】

ブエノスアイレスでは日本人宿に泊まり、帰国までの数日を過ごした。
nihonnjinnyado2

ヨーロッパ調の街並は美しく、旧劇場を書店として改築した建物でお茶をしたり、フラメンコを観にいったりして過ごした。そして夜は決まって、スーパーで買った格安の牛肉ステーキと赤ワインだった。
gekijo2

泊まった日本人宿はなかなかパンチが効いていて、1ヶ月くらいの宿代を踏み倒して逃げた男のパスポートのコピーを貼り出していたり、その記事(恐らくオーナーが事件を大事にしたために取材が来たと思われる)が貼ってあったりした。宿泊客も個性的で、フラメンコ留学と称して毎晩酒場(クラブのような場所でフラメンコを踊り明かす社交場)に出かける女性や、日本での危険ドラッグ生活に嫌気がさして南米旅行をする男性など・・・。

その男性からはアマゾンで儀式をしながら楽しめるドラッグ三昧の話を聞いた。また、僕の隣のベッドにやって来た宿泊客は、旅の前に働いていたお店のお客さんだった。
ありきたりだけれども、僕が思っている以上に世界には知らないことがたくさんあって、僕がおもっている以上に世界は狭い。


帰国の日、僕は空港までを市営バスで向かうことにした。直通バスで30分で済むところを、2時間かけで移動することにした。お金にも余裕はあったけれどなんとなくそうした。
思えば膨大な時間の無駄だった僕の旅は、最後まで一貫できたようだった。
bus2

帰国の便はスムーズに、トルコ乗り換えを経て成田へと着いた。出国手続きも、強盗によるパスポート番号の変更があった割には何事もなくいった。そして成田から自宅までの時間も呆気なく過ぎた。
airplane2

約1年1ヶ月、僕の旅はこうして終わった。
kikoku2


後記
2年以上の長い連載、本当にありがとうございました。脱サラ→世界旅行を実際にしてみたリアルな1年が綴れたと思います。また機会があれば旅行記など投稿させていただきます。帰国後の僕ですが、NYで出会った人からの紹介で社会人として日本でまた働き始めています。流行のセカシューです。多くの刺激で満たされた旅人たちが社会復帰できるのか、実験してみます。


世界一周ノート2
東京→茨城→上海→杭州→南寧→ハノイ→ホーチミン→シェムリアプ→チェンマイ→ルアンパバーン→バンコク→パンガン島→ペナン島→マラッカ→スマトラ島→ジャワ島→マニラ→シンガポール→ジョホールバル→シドニー→チェンナイ→ムンバイ→アグラ→デリー→バラナシ→ブッダガヤ→コルカタ→ダージリン→ポカラ→ルンビニ→ガヤ→カトマンズ→ポカラ→イスタンブール→カッパドキア→パムッカレ→ボドラム→ギアテネ→メテオラ→ソフィア→ブタペスト→ザコパネ→クラクフ→サラエヴォ→ザグレブ→ヴェネチア→ローマ→ミラノ→バルセロナ→タンジェ→フェズ→マラケシュ→カサブランカ→カイロ→ギザ→アジスアベベ→ヨハネスブルグ→ケープタウン→ドバイ→ニューヨーク→リマ→ナスカ→マチュピチュ→ウユニ→ラパス→コパカバーナ→サンタクルス→アスンシオン→イグアス→ブエノスアイレス→東京!

3b. 世界一周ノート 第43回:南米 その5~帰国 【最終回】


3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
aoki_s

青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社→帰国→セカシュー。

Facebook

3b. 世界一周ノート 第43回:南米 その5~帰国【最終回】

ブエノスアイレスでは日本人宿に泊まり、帰国までの数日を過ごした。
nihonnjinnyado2

ヨーロッパ調の街並は美しく、旧劇場を書店として改築した建物でお茶をしたり、フラメンコを観にいったりして過ごした。そして夜は決まって、スーパーで買った格安の牛肉ステーキと赤ワインだった。
gekijo2

泊まった日本人宿はなかなかパンチが効いていて、1ヶ月くらいの宿代を踏み倒して逃げた男のパスポートのコピーを貼り出していたり、その記事(恐らくオーナーが事件を大事にしたために取材が来たと思われる)が貼ってあったりした。宿泊客も個性的で、フラメンコ留学と称して毎晩酒場(クラブのような場所でフラメンコを踊り明かす社交場)に出かける女性や、日本での危険ドラッグ生活に嫌気がさして南米旅行をする男性など・・・。

その男性からはアマゾンで儀式をしながら楽しめるドラッグ三昧の話を聞いた。また、僕の隣のベッドにやって来た宿泊客は、旅の前に働いていたお店のお客さんだった。
ありきたりだけれども、僕が思っている以上に世界には知らないことがたくさんあって、僕がおもっている以上に世界は狭い。


帰国の日、僕は空港までを市営バスで向かうことにした。直通バスで30分で済むところを、2時間かけで移動することにした。お金にも余裕はあったけれどなんとなくそうした。
思えば膨大な時間の無駄だった僕の旅は、最後まで一貫できたようだった。
bus2

帰国の便はスムーズに、トルコ乗り換えを経て成田へと着いた。出国手続きも、強盗によるパスポート番号の変更があった割には何事もなくいった。そして成田から自宅までの時間も呆気なく過ぎた。
airplane2

約1年1ヶ月、僕の旅はこうして終わった。
kikoku2


後記
2年以上の長い連載、本当にありがとうございました。脱サラ→世界旅行を実際にしてみたリアルな1年が綴れたと思います。また機会があれば旅行記など投稿させていただきます。帰国後の僕ですが、NYで出会った人からの紹介で社会人として日本でまた働き始めています。流行のセカシューです。多くの刺激で満たされた旅人たちが社会復帰できるのか、実験してみます。


世界一周ノート2
東京→茨城→上海→杭州→南寧→ハノイ→ホーチミン→シェムリアプ→チェンマイ→ルアンパバーン→バンコク→パンガン島→ペナン島→マラッカ→スマトラ島→ジャワ島→マニラ→シンガポール→ジョホールバル→シドニー→チェンナイ→ムンバイ→アグラ→デリー→バラナシ→ブッダガヤ→コルカタ→ダージリン→ポカラ→ルンビニ→ガヤ→カトマンズ→ポカラ→イスタンブール→カッパドキア→パムッカレ→ボドラム→ギアテネ→メテオラ→ソフィア→ブタペスト→ザコパネ→クラクフ→サラエヴォ→ザグレブ→ヴェネチア→ローマ→ミラノ→バルセロナ→タンジェ→フェズ→マラケシュ→カサブランカ→カイロ→ギザ→アジスアベベ→ヨハネスブルグ→ケープタウン→ドバイ→ニューヨーク→リマ→ナスカ→マチュピチュ→ウユニ→ラパス→コパカバーナ→サンタクルス→アスンシオン→イグアス→ブエノスアイレス→東京!