4. 世界あの街この街:#3台北


4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第三回 台北

台北市夜景((c)Sean Pavone Photo 2012)
Taipei, Taiwan Skyline

台北(トリップアドバイザー提供)

中華民国・国旗(画像:Wikipedia提供)

見どころと特徴

日々に疲れた時、台北は最高の街。快適な都市機能を満喫しながら高級リゾートホテルでのスパや温泉、史跡や郊外ののんびりした自然に触れ、甘味でも食べながらまったり過ごせば溜まったストレスも吹き飛んでしまう。

刺激が欲しくても、台北は最高の街。アジア特有の雑多なカルチャーやきらびやかなナイトライフにも事欠かない。

高層ビルとレトロな路地裏が共存するほっこりとした街並み、屋台のB級グルメや小籠包、壮大な夜市(屋台街の台湾語)など、街歩きと食べ歩きが最大の魅力。日本から気軽に行ける心の天国。

小籠包の名店、鼎泰豐(トリップアドバイザー提供)


典型的な観光地は台北駅を中心に点在している。駅と東西の大通り忠孝東西路、南北の中山南北路を把握すれば台北の地図が頭に入ったも同然。

台北駅の南東側は中正公園・中正記念堂といった史跡と官公庁が集まる台北の中心地。カフェが連なる永康街、ブランドショップやレストランが建ち並ぶ頂好といったあたりはショッピング好きなら外せない。

台北のシンボルTAIPEI101ビルは南東MTR「市政府」駅が最寄。更に足を伸ばすとお茶で有名な猫空という丘陵地があり、ロープウェイに乗れる。

南西方面には台北の原宿こと西門街。ランドマークの紅楼もこのあたり。
少し歩いた万華地区には台湾屈指の観光名所、あらゆる神様がごった煮状態の龍山寺がある。

紅楼(トリップアドバイザー提供)
紅楼 - Picture of Taipei, Taiwan

紅楼から後ろを振り向くと西門の繁華街(tabinote提供)
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駅から北東に向かうと清代・日本統治時代の建物が建ち並ぶ迪化街や青空マーケットの永楽市場が拡がる。
空港のある松山には台湾有数の夜市である饒河街(ぎょうかがい)観光夜市がある。

饒河街夜市(トリップアドバイザー提供)
饒河街觀光夜市の写真

そして、外せないのが台湾最大の夜市である士林夜市。MTR淡水線に乗って北へ、剣潭駅が最寄。屋台のグルメ、雑貨、衣料品など何でも揃う。市はリニューアルし近代的に生まれ変わっている。

士林夜市(tabinote提供)
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ルーブル美術館や大英博物館と並び称される、中国文化の粋を集めた故宮博物院も必見。すべてを見て回るには、10年以上かかると言われている。

意外に侮れないのが温泉巡り。台北からは日帰りで行ける温泉が数多く有り、新北投、烏来といったスポットには真新しいスパも多い。


台北からは鉄道やバスを使って郊外や台湾の他の都市にスムーズに行くことが出来る。
日程に余裕があれば、台中、台南、高雄といった主要都市や「千と千尋の神隠し」のモデルとされる九份、夕日の美しい淡水などの人気観光地を巡るのも楽しい。

台中の人気アイスクリーム店、宮原眼科(トリップアドバイザー提供)

九份の街並み(トリップアドバイザー提供)

高雄のランドマーク、蓮池潭(トリップアドバイザー提供)

日本からの行き方

(空路)
日系のJAL・ANAの他、現地台湾系のチャイナエアラインやエバー、米系、アジア系など多くの選択肢がある。ピーチ、ジェットスター・アジアなどのLCCも就航。後述するがパッケージツアーも侮れない。

関西在住であれば関西国際空港からのピーチ、もしくはジェットスターに決まり。繁忙期でも無ければ往復1万円程度、キャンペーンであればウソのように安い値段で台北に行ける。東京、もしくは東日本在住でも一考の余地有りで、大阪までの交通費を入れても関空経由が最安という場合も。
関東の場合はエアアジアが成田・台北線を6月に開設予定で、料金は片道8千5百円と関空よりは高め。それでも往復で2万円を切るのはうれしい。ただし午前7時のフライトと便数は一層の拡充が望まれる。

エアアジア以外の場合、スクートが往復2万6千円程度。現地系が安い時期で3万円台、日系なら4~5万に跳ね上がる。
羽田は価格的にはやや成田より高いが、到着は台湾桃園国際空港(TPE)ではなくより市街地に近い台北国際松山空港(TSA)となる。時間が限られている場合には便利。

他にも仙台、福岡、那覇など地方空港から就航している。
台北は近いので直行便が基本。滞在時間が短い場合には値段だけではなく発着時間までよく見極めて検討したい。

パッケージツアーも競争が激しく意外にお得な場合もある。2泊3日のフリープラン(現地エコノミーホテル)が燃油込み2万円台からということも。

東京(羽田/成田)から台北まで、往路4時間、復路3時間、関西の場合は往復共に3時間程度。

(空港)
台湾の空の玄関は台湾桃園国際空港(TPE)と台北国際松山空港(TSA)の2箇所。羽田便以外は台湾桃園に到着する。市街地からは40kmk離れており、空港リムジンバスで70分程度。松山空港は市街地にあり、地下鉄MTRが直結している。市の中心まで15分程度。

(陸路から)
台湾は島国で、陸路での入国方法は無い。
沖縄から不定期に観光フェリーが就航する場合がある。また、中国とは定期航路がある。

地理と気候

台湾は亜熱帯に属し、冬も温かく夏の暑さは厳しい。5月から9月頃までは最高気温が30度を超え雨も多い。12月~2月は最高気温20度程度、最低15度程度で肌寒くなることも。


(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は中国語(普通話・北京語)。表記は中国で使われている簡体字ではなく繁体字が用いられている。
ホテル、レストランや観光地では日本語が通じることも多い。
通貨はニュー台湾ドル(NTドル)、単位は元(Yuan)だが口語では塊(Kuai)と呼ぶことも。1NTドル=3.3円(13年7月時点)。
食費や交通機関などの物価は概ね日本の半分程度と見ておけば良い。

両替は空港内で24時間カウンターが空いているが、市中の銀行が最もレートが良い。

(画像:National Taiwan Normal University提供)

ビザと治安

治安は良好で、日本とほぼ同程度と考えて良いが、外国に居るという一定の配慮は必要。置き引き、盗難、詐欺などは日本の国内旅行と同様に注意が必要。
観光目的の場合、90日以内の滞在はビザ免除(空路の出国航空券が必要)。90日以上の滞在、外国籍もしくは就業などの場合はビザが必要となる。

市内交通

(タクシー)
黄色い車体で「出租汽車」「計程車」などと表示がある。
初乗り70NTドル、250mごとに5NTドル追加と安い。2人以上で利用するなら後述のMTRより安上がりなことも。1日チャーターで4000NTドル程度(7時間)。
英語、日本語が苦手なドライバーも居るため、地図や行き先のメモがあると良い。

(MTR)
台北の地下鉄、MRTもしくは捷運(ジエユィン)と表記する。台北郊外から市内までを網羅する市民と観光客の足で、7つの路線(プラスロープウェイ)が敷かれている。
乗車はトークン制で、1日券は200NTドル。日本のSuicaやPasmoにあたる電子マネーが悠遊卡(Easy Card)で、MRTやバスが割引きになる他コンビニなどでも使えて便利。

(鉄道・バス)
郊外に出るなら鉄道が便利。新幹線で台湾を一周できる。詳しくは以下の台北ナビ参照。

台湾を横断する新幹線。車両は日本製だ(tabinote提供)
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バスは市内を網羅している他、全島をカバーする中・長距離バスがある。

ホテルとシーズン

経済的なホテルが1000NTドル、中級ホテルが2500NTドル、高級ホテルが4000NTドル以上といったところ。日本と比べそれほど安くは無い。ゲストハウス・ドミトリーであれば500NTドル以下のものも見つかる。

快適なのはやはり冬で、気温が低く雨も少ない1月がベスト。6月は台湾でもシーズンオフで航空運賃などが安くなるお得な時期。
夏の暑さは厳しいが、エアコンが強烈なこともあるため羽織るものがあると便利。

ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
空港や繁華街には携帯会社のカウンターがあり、身分証だけで購入できる。空港のショップ店員は日本人対応も手慣れたもの。
ちなみに携帯電話は台湾では「行動電話」と表記する。中国では「●●移動」という事業者名もあるので少しニュアンスが違う。

桃園空港にある携帯ショップ(tabinote提供)
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主な事業者はTaiwan Mobile(台湾大哥大)、Chungha Telecom(中華電信)、Far Eastone(遠傳電信)など。料金はTaiwan Mobileで100NTドル/日~と安い。
iPhoneの場合ほぼ自動でつながるが、Androidの場合はアクセスポイント設定など店員に依頼するのが無難。

(Wifi)
ホテル、ショッピングセンター、レストラン、カフェなど多くの場所でWifiを提供しており、ほぼ無料となっている。
台北では公共施設や駅などでは無料公衆無線LANを提供している。オンラインで申請でき、即座に利用できる。
また、台湾観光局が外国人旅行者向けにやはり無料で公衆無線LAN(愛台湾:iTaiwan)を提供している。サービスセンターなどでパスポートを提示すれば利用できる。