アメリカ旅行記その1 ~まずワシントンDCから

今回から2回に渡り、英賀ナオコさんのアメリカ旅行記を連載します。
(注:本事例は2015年9月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。)

Profile
英賀ナオコ

英賀ナオコ

日芸写真学科在学中。メキシコ育ちの転勤族。
カメラは主にNikon、FE2、35mmフィルムカメラ。好きなタイプは、ほっといても1人で生きていけそうな人。

tumbler →Untitle

花に囲まれた街、ワシントンDC

デュポンサークルの街並み

きっかけは友人の言葉。
トルコ一人旅から1年、今回はアメリカ合衆国にやって来ました。

まず訪れたのが公園都市として作られ、全米唯一の特別行政区であるワシントンDC。ホワイトハウスがある連邦政府直轄の街です。

ワシントンDCは8つのエリアにわけられています。最初におとずれたのはデュポンサークル。ここはオフィス街や大使館通りなどがずらーっと並んでいる場所で治安が良く、さらに草花があふれるエリアです。ワシントンDC の中でも高台に位置しているので、他のエリアへの移動がとても楽。さらに花のアーチがそこかしこにあり、くぐるたびに「しゃれおつや~ん!!」と街歩きを楽しみました。1人挙動不審になっていたトルコのことを考えれば、ワシントンDC の町は歩きやすいことこのうえなかったです。

続いてデュポンサークルを離れ『Metro center駅』から地下鉄に乗って『Smithsonian駅』まで。
今回の目的地の1つ、世界の名画をおさめたナショナルギャラリー(国立絵画館)に向かいます。

『Smithsonian 駅』に到着

ワシントンDC
ワシントンDCのメトロはなかなかの快適さ。みんな行儀よく、礼儀正しく利用しています。
が、電車は時刻通りに動かない...。(海外あるある)

『Smithsonian 駅』に到着。
このエリアにはワシントンDC 名物のスミソニアン博物館・美術館などが集まっています。

ワシントンDC
のどかな道を歩いて、ナショナルギャラリーへ。世界の名画を揃え、パリのルーブル美術館に匹敵するとされる美術館。なんと入館無料です。
1日かけても見れないほどの規模で、さすがアメリカン、ビックなことに金をかけすぎです。見たい作品を確認し、地図を頼りに巡った方が賢明です(日本のガイドブックが館内地図を収載していることがあります)。

では、いくつか収蔵の名画をご紹介。
『ジネブラ・デ・ベンチの肖像』レオナルド・ダ・ビンチ作
 (ダ・ビンチは生涯残した作品が20 点ほどといわれており、その数少ない名画)
『はかりを持つ女』フェルメール作
 (フェルメール作品は35 点しか現存されていないそう。こちらは貴重な5点を収蔵している)
『パラソルと女性』モネ作
 (中学校の美術の教科書にある有名な絵)

もっとも人だかりできていたのはこちらでした。

ゴッホの自画像
『自画像』ゴッホ作
観光客の方々は、この自画像と一緒に自撮りをしていました。私はする勇気がなく・・・。けど、やればよかった、ゴッホと自撮り。

迷路のような部屋にはアメリカンサイズのソファーがいたるところに置かれ、疲れたー、と腰をかけてみると壁一面の大きな絵画が目の前に・・・。
1474 年頃のダビンチ作品から、約600 年後の現代に自分がいるなんて・・・。なんだか、途方もない時間旅行をした気持ちに。

アメリカンサイズのソファー
館内には吹き抜けの庭園もありのんびり。

ナショナルギャラリーには日本語ハイライトツアーなども用意されているので、詳しく知りたい方はサイトをご確認ください。
このエリアには他にも博物館・美術館がありますので、1日中楽しみがつきません。
ナショナルギャラリーは無料ですが、中には入館料が必要な施設もありますのでご注意を。

つづいて、徒歩でナショナルモールまで向かいます。

ナショナルモール到着

ナショナルモールはワシントンDC を代表する観光地です。
市の中心にある緑豊かな国立公園で、さまざまな博物館や史跡があります。実はナショナルギャラリーがある一帯もナショナルモールの一部。
博物館・美術館エリアから西に歩いてすぐ、最初に目に入るのが『ワシントン記念塔』。

ワシントン記念塔
アメリカ建国の父、初代ジョージ・ワシントンの偉業をたたえる記念塔で、高さは169.2m。
天にむかってそびえ立つ塔を見上げていると、脳内で「ざ~んこ~くな~天使の~テーゼ~♪」が流れだしてしまう。なんか似たようなものがでてきた気が・・・。
巨大すぎる塔は、青い空を突き抜けていきそうなほどでした。

公園のリス
さらに西へ歩き、リンカーン記念館に向かいます。
道すがらリスと仲良くなったり、公園都市ならではのふれあいを楽しみました。

気持ちの良い風が吹く園内を進むと見えてくる巨大な白い建物が『リンカーン記念館』。
何段も続く階段を上って建物の中に入ると・・・。

エイブラハム・リンカーン像
アメリカ第16 代大統領エイブラハム・リンカーン像。
「人民の人民による人民のための政治」という言葉が大変有名なリンカーンは、今もなお国民的英雄。
はじめて見たリンカーン像はこれまた想像以上の大きさ。
大きすぎてその肩にのぼりたいほど。風の谷のナウシカみたいな。

リンカーン像の前へ立って、彼と同じ視線をむけると・・・。

ワシントン記念館
柱の間から見えるのは、先ほどの『ワシントン記念館』。
そして・・・、

ワシントン記念館
リンカーンはこの場所から、今もアメリカの国を見守り続けているのだと感じました。

はじめて訪れたアメリカ・ワシントンDC。
ここは過去の人々によって今の自分があるのだ。ということをきちんと知り、伝えようとする人々が住む町でした。
来てみないとわからないことばかりです。だから、旅はおもしろい。

Dupont Circle to Lincoln Memorial Cir NW   Google Maps_R
(今回の足取り;Googleマップ)

さて次の目的地はニューヨーク。
Airbnb 話やアメリカに来てどうしても手に入れたかった写真集の話をしたいと思います。

(次号に続きます)

3a. tabinote旅行記 アメリカ旅行記その1 ~まずワシントンDCから


アメリカ旅行記その1 ~まずワシントンDCから

今回から2回に渡り、英賀ナオコさんのアメリカ旅行記を連載します。
(注:本事例は2015年9月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいています。)

Profile
英賀ナオコ

英賀ナオコ

日芸写真学科在学中。メキシコ育ちの転勤族。
カメラは主にNikon、FE2、35mmフィルムカメラ。好きなタイプは、ほっといても1人で生きていけそうな人。

tumbler →Untitle

花に囲まれた街、ワシントンDC

デュポンサークルの街並み

きっかけは友人の言葉。
トルコ一人旅から1年、今回はアメリカ合衆国にやって来ました。

まず訪れたのが公園都市として作られ、全米唯一の特別行政区であるワシントンDC。ホワイトハウスがある連邦政府直轄の街です。

ワシントンDCは8つのエリアにわけられています。最初におとずれたのはデュポンサークル。ここはオフィス街や大使館通りなどがずらーっと並んでいる場所で治安が良く、さらに草花があふれるエリアです。ワシントンDC の中でも高台に位置しているので、他のエリアへの移動がとても楽。さらに花のアーチがそこかしこにあり、くぐるたびに「しゃれおつや~ん!!」と街歩きを楽しみました。1人挙動不審になっていたトルコのことを考えれば、ワシントンDC の町は歩きやすいことこのうえなかったです。

続いてデュポンサークルを離れ『Metro center駅』から地下鉄に乗って『Smithsonian駅』まで。
今回の目的地の1つ、世界の名画をおさめたナショナルギャラリー(国立絵画館)に向かいます。

『Smithsonian 駅』に到着

ワシントンDC
ワシントンDCのメトロはなかなかの快適さ。みんな行儀よく、礼儀正しく利用しています。
が、電車は時刻通りに動かない...。(海外あるある)

『Smithsonian 駅』に到着。
このエリアにはワシントンDC 名物のスミソニアン博物館・美術館などが集まっています。

ワシントンDC
のどかな道を歩いて、ナショナルギャラリーへ。世界の名画を揃え、パリのルーブル美術館に匹敵するとされる美術館。なんと入館無料です。
1日かけても見れないほどの規模で、さすがアメリカン、ビックなことに金をかけすぎです。見たい作品を確認し、地図を頼りに巡った方が賢明です(日本のガイドブックが館内地図を収載していることがあります)。

では、いくつか収蔵の名画をご紹介。
『ジネブラ・デ・ベンチの肖像』レオナルド・ダ・ビンチ作
 (ダ・ビンチは生涯残した作品が20 点ほどといわれており、その数少ない名画)
『はかりを持つ女』フェルメール作
 (フェルメール作品は35 点しか現存されていないそう。こちらは貴重な5点を収蔵している)
『パラソルと女性』モネ作
 (中学校の美術の教科書にある有名な絵)

もっとも人だかりできていたのはこちらでした。

ゴッホの自画像
『自画像』ゴッホ作
観光客の方々は、この自画像と一緒に自撮りをしていました。私はする勇気がなく・・・。けど、やればよかった、ゴッホと自撮り。

迷路のような部屋にはアメリカンサイズのソファーがいたるところに置かれ、疲れたー、と腰をかけてみると壁一面の大きな絵画が目の前に・・・。
1474 年頃のダビンチ作品から、約600 年後の現代に自分がいるなんて・・・。なんだか、途方もない時間旅行をした気持ちに。

アメリカンサイズのソファー
館内には吹き抜けの庭園もありのんびり。

ナショナルギャラリーには日本語ハイライトツアーなども用意されているので、詳しく知りたい方はサイトをご確認ください。
このエリアには他にも博物館・美術館がありますので、1日中楽しみがつきません。
ナショナルギャラリーは無料ですが、中には入館料が必要な施設もありますのでご注意を。

つづいて、徒歩でナショナルモールまで向かいます。

ナショナルモール到着

ナショナルモールはワシントンDC を代表する観光地です。
市の中心にある緑豊かな国立公園で、さまざまな博物館や史跡があります。実はナショナルギャラリーがある一帯もナショナルモールの一部。
博物館・美術館エリアから西に歩いてすぐ、最初に目に入るのが『ワシントン記念塔』。

ワシントン記念塔
アメリカ建国の父、初代ジョージ・ワシントンの偉業をたたえる記念塔で、高さは169.2m。
天にむかってそびえ立つ塔を見上げていると、脳内で「ざ~んこ~くな~天使の~テーゼ~♪」が流れだしてしまう。なんか似たようなものがでてきた気が・・・。
巨大すぎる塔は、青い空を突き抜けていきそうなほどでした。

公園のリス
さらに西へ歩き、リンカーン記念館に向かいます。
道すがらリスと仲良くなったり、公園都市ならではのふれあいを楽しみました。

気持ちの良い風が吹く園内を進むと見えてくる巨大な白い建物が『リンカーン記念館』。
何段も続く階段を上って建物の中に入ると・・・。

エイブラハム・リンカーン像
アメリカ第16 代大統領エイブラハム・リンカーン像。
「人民の人民による人民のための政治」という言葉が大変有名なリンカーンは、今もなお国民的英雄。
はじめて見たリンカーン像はこれまた想像以上の大きさ。
大きすぎてその肩にのぼりたいほど。風の谷のナウシカみたいな。

リンカーン像の前へ立って、彼と同じ視線をむけると・・・。

ワシントン記念館
柱の間から見えるのは、先ほどの『ワシントン記念館』。
そして・・・、

ワシントン記念館
リンカーンはこの場所から、今もアメリカの国を見守り続けているのだと感じました。

はじめて訪れたアメリカ・ワシントンDC。
ここは過去の人々によって今の自分があるのだ。ということをきちんと知り、伝えようとする人々が住む町でした。
来てみないとわからないことばかりです。だから、旅はおもしろい。

Dupont Circle to Lincoln Memorial Cir NW   Google Maps_R
(今回の足取り;Googleマップ)

さて次の目的地はニューヨーク。
Airbnb 話やアメリカに来てどうしても手に入れたかった写真集の話をしたいと思います。

(次号に続きます)