3a. tabinote旅行記 アジア無計画4都市周遊 その2

tabinoteスタッフ、タグチによるアジア周遊旅行記を掲載します。
内容は2015年7月の体験にもとづいています。

3日目 クアラルンプール>ヤンゴン

さて、3日目である。
前日の夜中についたクアラルンプールだが滞在時間はわずか6時間。翌日早朝6:55発の便でミャンマーのヤンゴンに向かうのである。

01

遅くとも5時過ぎには空港でチェックインしなければならないため、通常であれば迷わず空港泊を選ぶところだが、今回は全体的にスケジュール過密の旅である。もったいないとは思ったのだが空港隣接のエアアジア系列Tune Hotelに宿を取った。休めるときには無理にでも身体を休めておきたかったからだ。下川さんなどのハードな旅を見ていると甘っちょろいなとは思うがしょうがない。

03

5時ギリギリまで睡眠を取り、速攻でターミナルに向かう。Tune Hotelからチェックインカウンターまでは徒歩10分ほど、この近さは魅力すぎる。カウンターも思ったよりすいてて、早く入れてしまったので急いでお粥をかきこむ。

02

次の目的地ミャンマーは初訪問である。地図で見てみると本拠地にしているタイのチェンマイとかなり近いことがわかる。

04

ミャンマー入国にはビザが必要だ。30日のツーリストビザはUS50ドルで取得できる。手続きはウェブサイトから簡単に行うことができる。
発行された書類を入国審査で見せるだけだ。プリンターで出力する時間がなかったのでスマホにPDFとして保存し、いつでも見せられる状態にしておいた。だが、これは大きなミスであった。

当然飛行機の中は爆睡である。まったく一切なにも覚えていない。おそらく3時間ほどでヤンゴン国際空港に到着である。
入国審査はかなりの列ができており、40分くらい並んだと思う。Wi-Fiも飛んでおらず眠気をこらえるのがつらかったのを覚えている。
ようやく順番が来てパスポートを渡す。イミグレの審査官は「ビザは?」と聞いてくるのでスマホの画面を見せる。ところが審査官は「ペーパー」と無愛想な声で紙を要求する。しまった、やはりプリントアウトしてくるべきだったと後悔するが後の祭り。ここで入国拒否されるわけにはいかないので、スマホ画面を拡大し「わたしは正規手段でビザを取得しました。お金も支払いました」と主張。幸運にも審査官は「しょうがないな」という感じで折れてくれ、なんとか入国することができた。

両替所で1000バーツほどミャンマーの通貨チャットに両替、タクシーに乗り込んだ。
空港から旧市街のホテルまでは40分ほど。
Expediaで適当に見つけた「Mr.Lee HOTEL」は、アジアによくある質素な中華系ホテルだがWi-Fiも繋がりまったく問題はなかった。
少しだけ休憩したあと、シャワーを浴びてさっそく街を探索にでかける。

05

歩いていてまず目に入るのが、丸っこい独特の形をしたミャンマー文字だ。カンボジア文字と少し似ているのだが、こちらのほうがさらにかわいい感じがする。
首都の中心街だけあってそこそこ賑わっているのだが、世界中どこの街にもあるマクドナルド、スターバックス、コカコーラといったグローバル企業がまったく進出していないのが新鮮だ。数年前まで軍事政権だったため欧米と国交がほぼないことが原因だがこの景色は本当に貴重だと思う。

06

「スーレーパゴダ」と呼ばれる有名な寺院。タイと同じ上座部仏教のはずだが、タイよりもさらに金ピカ度が高い気がする。

07

観光客への配慮だろうか、珍しくアルファベット表記が見られる。

08

写真ではわかりにくいが、内部にある仏像達はLEDでビカビカにライトアップされておりかなりファンキーである。


撮影禁止なので諦めたがYouTube動画をこっそり貼っておく。1:40あたりから見てほしい。

09

旧宗主国であるイギリス様式ぽいカラフルな建物も。

10

街中いたるところにある噛みタバコ状の嗜好品、檳榔子(ビンロウ)の屋台。台湾に行ったことのある方にはお馴染みだろう。

11

小腹がすいてきたので、なんだかわからないが食べ物屋台に座る。

12

出てきたのは汁なしの混ぜそばとスープ。適度なしょっぱさで実に美味であった。値段も50円ほどと恐るべき安さ。

というわけで3時間ほどの散歩を終えてホテルに戻り仮眠。

起きたら真っ暗。

13

屋台がさらに増えておりかなり賑やか。

14

スイカが日本のものよりかなりでかかった。

15

ドリアン臭がすごい。

16

屋台のチャーハン。味は普通だが量がかなり多かった。
この後夜の街に繰り出す。かなりいかがわしい場所もあったがここでは割愛。知りたい人は直接会った時に聞いてください。

4日目 ヤンゴン>バンコク

17

ちょっと寝坊して10時頃に起床。朝食はホテルからチケットをもらって近所の提携食堂でヌードル。別皿のモヤシとライムがありがたかった。

18

相変わらず無計画な旅だが一つだけやることを決めていた。それは電車に乗ること。
というわけでホテルをチェックアウトし、荷物を預けてもらってからタクシーで中央駅へ。

21

路線図を見れば一目瞭然、ヤンゴン駅を起点・終点にした環状線になっている。これを一周回ってみようという算段である。

19

切符はホーム内の事務所で買えと言われる。

20

切符は200チャット、日本円にして約20円だ。

22

ほどなくして電車が到着。ターミナル駅なので乗客は総入れ替えだ。

23

車内もそこそこ混んでいるが、なんとか座席を確保。

24

これもイギリス占領時代のものなのかな?立派な駅舎が多い。

25

数駅をすぎると車内も徐々に空いてくる。みなリラックスしていて楽しそう。

26

途中、結構雨が降っていたがもちろん電車なので濡れることはない。

27

多くの駅は近隣の市場の役割を果たしているらしく、電車に乗るわけでもないのにホームに人が集まっていることが多い。
電車自体のスピードもかなり遅く、停車時に屋台でなんでも買える感じ。

28

ちょっとウトウトしていたらいきなり隣に全裸の男が乗り込んできたでござる!

29

男はすぐに熟睡。フリーダムである。

30

車内に道具一式を持ち込み簡易店舗を始めてしまう人も多数。ジャカルタの電車もこんな感じだった。ほんと最高である。

31

結構日本の車両も多い。ここもジャカルタと似ているところ。
というわけで一周約3時間。すばらしい体験であった。
ホテルに戻り荷物を受け取りタクシーで空港まで。

32

空港メシはチャーハンとビール。夜9時にはバンコク到着だ。
いつもはスクムビット周辺の安宿に泊まるのだが、今回は滞在時間が短いこともありドンムアン空港側のホテルに。

34

ホテル近くの屋台でガパオガイとビアシン。日本では「シンハビール」と呼ばれるが現地発音は「ビアシン」である。

5日目 バンコク>チェンマイ

翌日9時ごろ起床。12時発の便でチェンマイに戻ります。

33

かなり駆け足ではあったが、バンコク、プーケット、クアラルンプール、ヤンゴンと3カ国4都市を13000円のASEANパスを使って5日間で巡ってみた。
旅自体も楽しかったのだが、エアアジアのサイトとGoogleマップを駆使し、限られた日程と制限された便の中からどんなルートを見つけ出すかという旅程作成作業が本当におもしろかった。
今度はどこに行ってやろうか、次の旅行計画はもう始まっている。

3a. tabinote旅行記 アジア無計画4都市周遊 その2


3a. tabinote旅行記 アジア無計画4都市周遊 その2

tabinoteスタッフ、タグチによるアジア周遊旅行記を掲載します。
内容は2015年7月の体験にもとづいています。

3日目 クアラルンプール>ヤンゴン

さて、3日目である。
前日の夜中についたクアラルンプールだが滞在時間はわずか6時間。翌日早朝6:55発の便でミャンマーのヤンゴンに向かうのである。

01

遅くとも5時過ぎには空港でチェックインしなければならないため、通常であれば迷わず空港泊を選ぶところだが、今回は全体的にスケジュール過密の旅である。もったいないとは思ったのだが空港隣接のエアアジア系列Tune Hotelに宿を取った。休めるときには無理にでも身体を休めておきたかったからだ。下川さんなどのハードな旅を見ていると甘っちょろいなとは思うがしょうがない。

03

5時ギリギリまで睡眠を取り、速攻でターミナルに向かう。Tune Hotelからチェックインカウンターまでは徒歩10分ほど、この近さは魅力すぎる。カウンターも思ったよりすいてて、早く入れてしまったので急いでお粥をかきこむ。

02

次の目的地ミャンマーは初訪問である。地図で見てみると本拠地にしているタイのチェンマイとかなり近いことがわかる。

04

ミャンマー入国にはビザが必要だ。30日のツーリストビザはUS50ドルで取得できる。手続きはウェブサイトから簡単に行うことができる。
発行された書類を入国審査で見せるだけだ。プリンターで出力する時間がなかったのでスマホにPDFとして保存し、いつでも見せられる状態にしておいた。だが、これは大きなミスであった。

当然飛行機の中は爆睡である。まったく一切なにも覚えていない。おそらく3時間ほどでヤンゴン国際空港に到着である。
入国審査はかなりの列ができており、40分くらい並んだと思う。Wi-Fiも飛んでおらず眠気をこらえるのがつらかったのを覚えている。
ようやく順番が来てパスポートを渡す。イミグレの審査官は「ビザは?」と聞いてくるのでスマホの画面を見せる。ところが審査官は「ペーパー」と無愛想な声で紙を要求する。しまった、やはりプリントアウトしてくるべきだったと後悔するが後の祭り。ここで入国拒否されるわけにはいかないので、スマホ画面を拡大し「わたしは正規手段でビザを取得しました。お金も支払いました」と主張。幸運にも審査官は「しょうがないな」という感じで折れてくれ、なんとか入国することができた。

両替所で1000バーツほどミャンマーの通貨チャットに両替、タクシーに乗り込んだ。
空港から旧市街のホテルまでは40分ほど。
Expediaで適当に見つけた「Mr.Lee HOTEL」は、アジアによくある質素な中華系ホテルだがWi-Fiも繋がりまったく問題はなかった。
少しだけ休憩したあと、シャワーを浴びてさっそく街を探索にでかける。

05

歩いていてまず目に入るのが、丸っこい独特の形をしたミャンマー文字だ。カンボジア文字と少し似ているのだが、こちらのほうがさらにかわいい感じがする。
首都の中心街だけあってそこそこ賑わっているのだが、世界中どこの街にもあるマクドナルド、スターバックス、コカコーラといったグローバル企業がまったく進出していないのが新鮮だ。数年前まで軍事政権だったため欧米と国交がほぼないことが原因だがこの景色は本当に貴重だと思う。

06

「スーレーパゴダ」と呼ばれる有名な寺院。タイと同じ上座部仏教のはずだが、タイよりもさらに金ピカ度が高い気がする。

07

観光客への配慮だろうか、珍しくアルファベット表記が見られる。

08

写真ではわかりにくいが、内部にある仏像達はLEDでビカビカにライトアップされておりかなりファンキーである。


撮影禁止なので諦めたがYouTube動画をこっそり貼っておく。1:40あたりから見てほしい。

09

旧宗主国であるイギリス様式ぽいカラフルな建物も。

10

街中いたるところにある噛みタバコ状の嗜好品、檳榔子(ビンロウ)の屋台。台湾に行ったことのある方にはお馴染みだろう。

11

小腹がすいてきたので、なんだかわからないが食べ物屋台に座る。

12

出てきたのは汁なしの混ぜそばとスープ。適度なしょっぱさで実に美味であった。値段も50円ほどと恐るべき安さ。

というわけで3時間ほどの散歩を終えてホテルに戻り仮眠。

起きたら真っ暗。

13

屋台がさらに増えておりかなり賑やか。

14

スイカが日本のものよりかなりでかかった。

15

ドリアン臭がすごい。

16

屋台のチャーハン。味は普通だが量がかなり多かった。
この後夜の街に繰り出す。かなりいかがわしい場所もあったがここでは割愛。知りたい人は直接会った時に聞いてください。

4日目 ヤンゴン>バンコク

17

ちょっと寝坊して10時頃に起床。朝食はホテルからチケットをもらって近所の提携食堂でヌードル。別皿のモヤシとライムがありがたかった。

18

相変わらず無計画な旅だが一つだけやることを決めていた。それは電車に乗ること。
というわけでホテルをチェックアウトし、荷物を預けてもらってからタクシーで中央駅へ。

21

路線図を見れば一目瞭然、ヤンゴン駅を起点・終点にした環状線になっている。これを一周回ってみようという算段である。

19

切符はホーム内の事務所で買えと言われる。

20

切符は200チャット、日本円にして約20円だ。

22

ほどなくして電車が到着。ターミナル駅なので乗客は総入れ替えだ。

23

車内もそこそこ混んでいるが、なんとか座席を確保。

24

これもイギリス占領時代のものなのかな?立派な駅舎が多い。

25

数駅をすぎると車内も徐々に空いてくる。みなリラックスしていて楽しそう。

26

途中、結構雨が降っていたがもちろん電車なので濡れることはない。

27

多くの駅は近隣の市場の役割を果たしているらしく、電車に乗るわけでもないのにホームに人が集まっていることが多い。
電車自体のスピードもかなり遅く、停車時に屋台でなんでも買える感じ。

28

ちょっとウトウトしていたらいきなり隣に全裸の男が乗り込んできたでござる!

29

男はすぐに熟睡。フリーダムである。

30

車内に道具一式を持ち込み簡易店舗を始めてしまう人も多数。ジャカルタの電車もこんな感じだった。ほんと最高である。

31

結構日本の車両も多い。ここもジャカルタと似ているところ。
というわけで一周約3時間。すばらしい体験であった。
ホテルに戻り荷物を受け取りタクシーで空港まで。

32

空港メシはチャーハンとビール。夜9時にはバンコク到着だ。
いつもはスクムビット周辺の安宿に泊まるのだが、今回は滞在時間が短いこともありドンムアン空港側のホテルに。

34

ホテル近くの屋台でガパオガイとビアシン。日本では「シンハビール」と呼ばれるが現地発音は「ビアシン」である。

5日目 バンコク>チェンマイ

翌日9時ごろ起床。12時発の便でチェンマイに戻ります。

33

かなり駆け足ではあったが、バンコク、プーケット、クアラルンプール、ヤンゴンと3カ国4都市を13000円のASEANパスを使って5日間で巡ってみた。
旅自体も楽しかったのだが、エアアジアのサイトとGoogleマップを駆使し、限られた日程と制限された便の中からどんなルートを見つけ出すかという旅程作成作業が本当におもしろかった。
今度はどこに行ってやろうか、次の旅行計画はもう始まっている。