4. 特別企画:エアアジアで行く!ASEANパスで東南アジア周遊


4. 特別企画:エアアジアで行く!ASEANパスで東南アジア周遊

※tabinoteワタベです。今号と次号の「世界あの街この街」はお休みし、特別企画「エアアジアで行く!ASEANパスで東南アジア周遊」を2週にわたってお届けします。
今号は「ASEANパスとは?」と題し、概要と実際の旅行計画を記します。次号で旅行記を掲載する予定です。

ASEANパスとは?

aseanpass

ざっくり言うと、エアアジアの発行するASEAN地域の定額周遊パスです。
AirAsia Asean Pass:公式ページ

・特徴1)対象エリアはASEAN地域(マレーシア、インドネシア、シンガポール、タイ、ブルネイ、カンボジア、フィリピン、ラオス、ミャンマー、ベトナム)、140以上のルート(公式ページにもとづくtabinoteのカウントではおよそ200ルート)
・特徴2)10クレジット18000円のパスと20クレジット32000円のパスがある。1回のフライトごとに1~5クレジットを消費。1クレジットの路線を乗り継げば最大10回(20クレジットなら20回)搭乗可能
・特徴3)日本からの国際線(エアアジアX)は対象外だが、パスと同時購入で国際線も10%の割引

いかがでしょうか?18000円のパスで10回搭乗すれば1回あたり1800円でアジアの都市を周遊できるわけでです。パスと同時に予約することでエアアジアの日本発着便も割引となります。日本発着便というのは、具体的には羽田または関空からのクアラルンプール便や成田バンコク便などですね。うまく使えば非常にお得なバスです。
もちろん、パスで行けない目的地には片道チケットを別途購入して向かうことができます。

しかし、注意点もあります。
・注意点1)同じ路線は一回のみパスで予約可能。A→B→AはOKだがA→B→A→Bはダメ
・注意点2)ASEANパスに割り当てられた座席は便によって決まっており、普通に予約すると空席がある場合でもパスでは予約できないことがある
・注意点3)有効期間は10クレジットで30日、20クレジットで60日

注意点1がありますので、同じ都市をなるべく経由しないで周遊するか、クアラルンプールなどのハブ都市を起点にすることとなります。
左が周遊型、右がハブ型のイメージですね。
concept

また、注意点2が意外に要注意。ルートを決めてスケジュールを決めて、その路線の空席があることを確認したとしてもパスでは満席!という場合があります。したがいまして、スケジュールに余裕をもつか(翌日ならパスで手配できるかも…)、当初決めたルートにこだわりすぎず、代替的なルート(目的地)を考えておくとよいでしょう。


ルート選びの考え方

1)周遊する場合・・・どうせなら片道チケットを買わずにすべてパスですませたいもの。tabinoteは独自のアルゴリズムで、ASEANパス使いこなしの最強ルートをリストアップしました。10クレジット/20クレジットを使い切ってできるだけ多く都市を周遊、かつもっとも移動総距離が少ない(=効率的な)ルートです。以下がその代表的なものです。

・おすすめルート1:Bangkok →(1クレジット)→ Chiang Mai →(3クレジット)→ Phuket →(1クレジット)→ Singapore →(1クレジット)→ Kuching →(1クレジット)→ Kuala Lumpur →(1クレジット)→ Medan →(1クレジット)→Penang →(1クレジット)→ Bangkok(合計10クレジット、総移動距離5987km)
 ⇒成田発バンコク便で現地入り。バンコクを起点に8都市を周遊。プーケットやペナンなど人気のリゾートから大都市まで東南アジアをバランスよく満喫できるルート。
route1

・おすすめルート2:Kuala Lumpur →(1クレジット)→ Kuching →(1クレジット)→ Kota Kinabalu →(3クレジット)→ Jakarta →(1クレジット)→ Singapore →(1クレジット)→ Phuket →(1クレジット)→ Bangkok →(1クレジット)→ Penang →(1クレジット)→ Kuala Lumpur(合計10クレジット、総移動距離7316km)
 ⇒羽田・関空発のクアラルンプール便で現地入り。インドシナ半島からボルネオ、ジャワ島まで東南アジアで大きな弧を描くルート。
route2

・おすすめルート3:Bangkok →(3クレジット)→ Bali →(3クレジット)→ Surabaya →(3クレジット)→ Jakarta →(1クレジット)→ Singapore →(1クレジット)→ Kuching →(1クレジット)→ Kota Kinabalu →(1クレジット)→ Cebu →(1クレジット)→ Manila →(3クレジット)→ Kuala Lumpur →(1クレジット)→ Medan →(1クレジット)→ Penang →(1クレジット)→ Bangkok(合計20クレジット、総移動距離12040km)
 ⇒タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピンと東南アジアの縦横を周遊しまくりのルート。ボルネオ(Kota Kinabalu)からセブって意外に近いんですね…
route3

2)ハブ起点の場合・・・普通にチケットを取ると比較的割高な人気都市や、パスがなければなかなか機会がないような場所を入れるとよいのではないでしょうか。おすすめは以下のような都市です。

ヤンゴン

(トリップアドバイザー提供)
ミャンマーブーム以来ヤンゴン便は高止まりしています。パスを使えばバンコクから1クレジットと非常にお得。

シェリムアップ

(トリップアドバイザー提供)
人気のアンコールワットもASEANパスで行けちゃいます。

パラワン島

(トリップアドバイザー提供)
フィリピン最後のフロンティアと呼ばれる楽園島。こちらもなんとパスの対象です。

バリ
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(写真:tabinote)
なんとバリ島も対象です。インドネシアはこの6月から観光ビザ不要となり、行きやすくなりました。

コタキナバル
IMGP2613
(写真:tabinote)
マレーシアでもマレー半島はともかく、ボルネオ島はなかなか行く機会がないかと思います。街歩きからジャングルツアー、トレッキングまで見どころ豊富。

もちろん、行きたい都市や行く用事がある都市があればそれを中心に組み立てることとなります。


買い方&予約の仕方

まずはパスのページから10クレジットか20クレジットを選んで購入します。
AirAsia Asean Pass1

パス購入の際、決済する通貨を選択できます。筆者が調べた時点では日本円がもっとも得でしたが、最低でも米ドル、マレーシアリンギットの購入時点価格は比較しておいた方がよいでしょう。
ちなみに15年7月13日現在では、日本円決済で18000円、米ドルが19627円(160ドル)、マレーシアリンギットで16124円(499MYR)、タイバーツが19111円(5300バーツ)となっていました。

注意すべきは、先に進んだ後ブラウザでこの画面に戻った場合、通貨選択がリセットされてしまう場合があります。せっかく安いリンギットを選んだのに戻ったらなぜか最も高い米ドルになっていて涙目、とならないように気をつけましょう。

続いて、もしもルートが決まっていればルートを選びます。
とりあえずパスだけ買ってルートは後で決めるという場合は、ここで退出します。ルートが決まり次第、再度ASEANパスのサイトにログインして予約することになります(パスの購入履歴(クレジット残高)が保存されています)。

パスを購入済みの場合、ASEANパスのサイトから以下のような専用予約フォームに移動します。
AirAsia Asean Pass2

日付と発着空港を選び、運良く空席があればそのまま予約に進みます。

空席がない場合は、3つの方法があります。
・1) 別の日付を探す:日程に余裕があればこの方法がよいでしょう
・2) パスを使わず普通に予約する:せっかくパスを買ったのにもったいないですが、日程が動かせない場合、どうしてもその都市に行きたい場合はやむをえません
・3) あきらめる:その都市に行くことをやめて、違うルートを選択します

筆者がパスを入手したのは6月で、その時点で7月の空席はかなり埋まっている状況でした。また、日程自体もタイトでした。
したがって、日付を変え、当初予定のルートを変えるなどして、上記の1、3のメソッドをフル活用することとなりました(笑)。

空港税などは別途となります。
Search for your preferred flight   Booking   AirAsia

予約が終わるとクレジット残が表示されます。一回で10クレジット使うもよし、複数回の渡航で細かく使うのもよし。

以下はすべてクレジットを使い切った画面です。
AirAsia Asean Pass3


さてさて、次回は筆者が実際にパスを使って旅行した記録をお届けします。
なんと所要3日間、1都市平均滞在時間 時間という超弾丸ツアーとなりました…。