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tabinoteメールマガジン 2015/06/16号 Vol.049 無料版

Contents

1. 旅行業界最新ニュース
2a. 連載:「タビノート」 下川裕治
2b. 連載:「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和
3a. tabinote旅行記
3b. 世界一周ノート
4. 世界あの街この街
5. 旅の本屋 のまど イベント情報
6. 編集後記


1. 旅行業界最新ニュース

スクート、9月1日より成田~台北~シンガポール線にB787を投入

シンガポールのLCCスクートは、9月1日より成田~台北~シンガポール線の使用機材を現在のB777-200から、最新鋭機B787に更新することを発表した。同社は7月8日に就航予定の関西~バンコク~シンガポール線にもB787の投入を予定しており、これをもってすべての保有機材がB787となる。
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チャイナ・エアライン、新制服を発表

チャイナ・エアラインは15日、本年度8月より順次着用が開始される客室乗務員と地上職員の新制服を発表した。新制服はアカデミー賞へのノミネート経験もある張叔平(William Chang)氏が担当。”Classic”、”Stylish”、”Sexy”をテーマに伝統的なチャイナドレスと現代モードの融合をコンセプトにデザインされている。
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http://www.china-airlines.co.jp/news/1506/150615.html

JAL・ANA、東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャルパートナーに

JALとANAは2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックにおいて、「東京2020オフィシャルパートナー(旅客航空輸送サービスカテゴリ)」の契約を締結したことを発表した。15日には都内で記者会見が行われ、JALの植木義晴代表取締役社長、ANAの篠辺修代表取締役社長が両社のロゴマークの下に同席するという珍しい光景が見られた。

タイガーエア・台湾、関西~高雄線就航を発表

タイガーエア・台湾は7月3日より大阪(関西)~高雄線に就航することを発表した。すでに6月29日から那覇~台北(桃園)線、7月3日から大阪(関西)~台北(桃園)線への就航も発表している。また、6月15日より就航記念運賃の販売も行っている。

http://www.tigerair.com/jp/ja/index.php

インドネシア、観光ビザの免除開始

インドネシア政府は12日、日本を含む30カ国を対象に、今まで必要だった観光訪問ビザの免除を開始した。対称となるのは30日未満の観光を目的とする滞在。なお対象となるのはジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港、デンパサールのングラライ空港、メダンのクアラナム空港、スラバヤのジュアンダ空港、バタム島のハン・ナディム空港とバタム島海港のみ。それ以外の空港からの入国や31日以上の観光目的での滞在、就労を伴わないビジネス目的での滞在は、到着ビザを従来通り取得する必要がある。帰路の航空券の提示が求められることもあるので注意。

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2a. 連載:「タビノート」 下川裕治

月に何回か飛行機に乗る。最近はLCCの割合が増えている。そんな体験をメールマガジンの形でお届けする。

Profile
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下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年、長野県松本市生まれ。旅行作家。新聞社勤務を経てフリーランスに。『12万円で世界を歩く』(朝日文庫)でデビュー。アジアと沖縄、旅に関する著書、編著多数。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』(双葉社)で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。近著に『沖縄にとろける』『バンコク迷走』(ともに双葉文庫)、『沖縄通い婚』(編著・徳間文庫)、『香田証生さんはなぜ殺されたか』(新潮社)、『5万4千円でアジア大横断』(新潮文庫)、『週末アジアに行ってきます』(講談社文庫)、『日本を降りる若者たち』(講談社現代新書)がある。

たそがれ色のオデッセイ BY 下川裕治

LCCと思われがちなトランスアジア航空

最近、アジアの空港の電光掲示板でトランスアジア航空という会社を、ときどき見かけるようになった。
「新しいLCC?」
調べてみると復興航空だった。昔からある台湾の航空会社である。以前、金門島に向かったときに乗った。台湾の国内線というイメージがあったが、最近、国際路線を増やしているようだ。
しかしトランスアジア航空の名前を一気に広めたのは、皮肉にも昨年と今年の事故だった。とくに今年の事故は、基隆河に墜落する映像が流れ、名前が知れ渡ってしまった。


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2b.「旅のしりとりエッセイ」 吉田友和

Profile
プロフィール

吉田友和(よしだともかず)

1976年千葉県生まれ。出版社勤務を経て、2002年、初海外旅行にして夫婦で世界一周旅行を敢行。旅の過程を一冊にまとめた『世界一周デート』で、2005年に旅行作家としてデビュー。「週末海外」というライフスタイルを提唱。国内外を旅しながら、執筆活動を続けている。その他、『スマートフォン時代のインテリジェント旅行術』(講談社)、『自分を探さない旅』(平凡社)、『LCCで行く! アジア新自由旅行』(幻冬舎)、『めざせプチ秘境!』(角川書店)、『3日もあれば海外旅行』(光文社)など著書多数。
旅行作家★吉田友和 Official Web

しりとりで旅する 第47回 吉田友和

ひ 一人旅

 結婚情報誌のトークイベントに、夫婦でゲスト出演する機会があった。講演の仕事自体は別に珍しくないが、結婚情報誌からの依頼なんて初めてで、いささか緊張してしまった。
 なぜそんなイベントに呼ばれたかというと、テーマがハネムーンだったからだ。風変わりな新婚旅行をした夫婦というプロフィールが、お誂え向きだったのだろうと想像する。結婚を機に世界一周の旅に出た。かれこれもう十年以上も前の話なんだけどね。


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3a. tabinote旅行記 ベトナム旅行記 ベトナム旅行2~3日目 【古都フエ】

Profile
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キムラリュウジ

株式会社ニューロマジックに勤務する傍ら、the coleslaw、Sloppy Joeという2つのバンドのドラマーとして活動中。

キムラリュウジのニツキ

 
前号に引き続きキムラリュウジさんのベトナム旅行記(2日目から3日目)を掲載します。
内容は2015年5月の体験にもとづいています。


2日目【古都フエでの暮らしに思いを馳せる】

午前中は仕事をして過ごす。Wi-Fiの電波が芳しくないようで、メール一通送るにも難儀する。Wi-Fiの入りの良し悪しはどの部屋に当たるかってところの運なので、こればかりはどうしようもない。

部屋自体は居心地が良い

昼前くらいにホテルを出発して麺を食べに行く。アジアにきたらやっぱ麺でしょ、麺。まあ、日本でも麺ばかり喰っているが。

しっかし暑い。なのにあろうことかジーンズを履いて出てきてしまった。明らかにミスチョイス。しかも厚手のジーンズ。風通しが圧倒的に良くない。お店に着くまでに既に滝汗。

ブン・ボー・フエというフエの名物麺を出している、その名も「ブン・ボー・フエ」というお店に。12時ちょい前の時間だがすでにいい感じに混んでいる。ベトナムの飲食店におけるローカルマナーがよくわからないまま何となく入店し、「1名だよ」ってアピールをしながら席につく。おそらくそんなアピールせずに席につくのがベトナムマナーなのだろう、今日この後に入った幾つかのお店での反応からすると。人差し指を立てながら「ワンパーソンオーケー?」とか言いながら入ってくる東洋人を、訝しがっているように見受けられた。

オーダーをとりにくる感じでもなく放置され気味だったので、何となく人の良さそうな店員さんに目線を合わせて隣の人が食べているものをくれ、というジェスチャーをしたところ、応じてくれた。ほどなくしてブン・ボー・フエが目の前に供された。

あっさりとしつつピリ辛のスープに柔から目の米麺。具は煮込んだ豚肉が入っている。香草は別盛りでたんまりと出てくる。辛さは調整可能で、島とうがらしのようなものが器に入って置かれていて、好みに合わせて投入可能。いい出汁が出ていて非常に美味しい麺。香草は苦手なのだが、ベトナムに来ておいてそれを食べずに逃げまわるのは不可能に近いので、覚悟を決めて食べるようにしている。ってかこの旅行をきっかけに香草好きなレベルまでもっていきたい、いけるのなら。

麺をすすっているうちに肉まんのようなものがすっと差し出された。店員さんは目の色一つ変えずに当然のように差し出してきたが頼んでいないぞ、オレ。まあ、出てきたものを突っぱねるのもなんか野暮だなと思い、その肉まんを頬張る。バイン・バオと呼ばれるもので、なかにうずらのたまごがはいっていたりちょっと変化球な感じはありつつも具材にいい感じの味が染みこんでいて美味しかった。

それにしても本当に暑い。暑い中、辛い麺を食べているので当然体温が上がる。ほどなくして汗まみれになっていた。ジーンズで出かけてきたことを更に悔やんだ。

お会計は50,000ベトナムドン。日本円にして250円くらいか。バイン・バオつきでこの値段なら何も文句はない。この物価の安さは嬉しい!

ブン・ボー・フエ。香草は自分で好きなように投入


涼しそうに見えますが、気温は34℃

さて、ジーンズ履いていたら行動に支障を来しそうなので、着替えのために一時ホテルに帰還。

僕が泊まっているホテル、サイゴンモリンは新市街と旧市街の境目のようなところ位置していて、どこへ行くにも大変便利。この時のように着替えに帰ったり荷物を置きに行ったりシャワーを浴びに行ったり、をこまめにできるのもホテルが中心地にある利点。異国の地では何が起こるかわからないところがあるので、拠点が中心地にあるのは心理的にも安心できる。

さくっと着替えて街歩きへ。王宮へ向かう。ベトナム最後の王朝である阮(グエン)朝の都が置かれていたのがフエであり、その王宮跡があるのだ。これらの古の建造物群はユネスコ世界遺産に登録されている。

王宮は旧市街に位置しており、新市街からアクセスするにはフォーン川に架かった橋を渡る必要がある。橋の長さは200メートルくらいだろうか。遮るものが何もなく直射で太陽の日差しを受けながら歩くのは、当然のことながら暑いわけだが開放感があって気持ち良い。川辺に生えている木々の形やそのそばに点在する建物の形が日本のそれとは大きく異なっており、そんな些細な事からも旅情をかきたてられる。


橋の上から新市街を望む

王宮のまわりには堀があり、そこを渡ると王宮内に入ることができる。お堀の水は緑に濁っていてドブ川さながらの悪臭がした・・・。まあ、そのへんは仕方がないのかな。

王宮内は適度に手が入れられていて、言い換えると適度に当時のままを放置されている感じがして、およそ100年前を空想するにはちょうど良かった。あまりにもキレイに整えられて観光地然としていると、その当時とのギャップを想像で埋めるのが難しくなる。そういう意味で程よかった。

混み具合もちょうど良かった気がする。広大な敷地の中を奥へ奥へと進むにつれて人が少なくなり、気が付くと周囲には自分一人になっていた。当時はこの敷地に何百何千という人が寝起きをし、日々の営みとともに様々な歴史を刻んでいたことを空想してみたりした。


王宮の外堀。キレイではない


王宮の内側へ


内堀も、キレイではない


王宮の目印、フラッグタワー


ここをくぐると王宮内部へ


広いです


回廊で繋がっている

王宮を北東方向に抜け、ドンバ市場へ。旅先の市場を覗くのはいつも楽しい。美味しい物や珍しい物に出会えたり、その地の活気を肌で味わえるからだ。

花屋、貴金属店、薬屋、カットフルーツ屋などなどが軒を連ねる表通りを巡った後に川沿いに面する裏通りへ。よりディープなエリアが広がっていた。米、コーヒーなどを扱うお店の他に、香辛料や野菜を扱うお店の個性がなんとも印象的。日本では到底お目にかかれないような食材の宝庫であることと同時に、そのスタイルが超独特というか。一言でいうと「汚い」んだが、そこにいる人々にとって至極当然の環境。日本人の僕からみたら奇妙な光景であるのに、客観的に見ようとしてみるとそこは完成された空間であることに気づく。異質なのはむしろ僕の方だろう。

この大量な野菜は無駄にならずに消費されるのだろうか。赤と緑のコントラストが目に痛いほどつやつやしている唐辛子、紫色を帯びたにんにくの山。生命の溌剌とした瑞々しさがパワーを放っていたが、それは刹那的なものであり、いつかは腐敗していく。明日にはなればまた新鮮な物達がまたこの場に運び込まれてきて、売られ、循環していく。がっちりとパワフルな生活の営みの歯車が回っていることを感じた。


市場へ


大通りに面したところ。人通りも多い


クルッと回りこんで市場の裏通りへ


ディープなゾーン



何故か床屋さんが並んでいます





埃っぽい空気の中、境目なく店が並んでいる




目にも鮮やかな野菜や香辛料の数々。この量が日々消費されているのだろうか

またホテルに一旦戻りシャワー。


バイクの勢いがすごいっす

夕方になりそろそろどこかで飲み始めようか、ということでホテルを出たらすぐさま雨が降り始めた。部屋には傘が常備されていたが、取りに帰るのも面倒だ。そのまま雨に濡れつつ歩くことに。しかし雨足は弱まるどころか勢いをましていく。時折木陰で雨宿りしながら着いたのが「バードイ」というバイン・カインという麺のお店。バイン・カインはあっさり目のスープにうどんによく似た麺が入った料理。麺の原材料は米である。食感はさぬきうどんに似ているかな。つまりコシがある麺。とっても美味し。


バイン・カイン。スープと麺のマッチングが素晴らしい

店を出ても雨が弱まる気配はない。二軒目に行こうにもこれではずぶ濡れなので道すがらの喫茶店へ入る。「ワンパーソンオーケー?」と聞きながら店内に入って行くも、またしてもめっちゃキョトンとされて怪訝な顔をされて同僚の店員に「ヘルプ!」とか言っている。なんか切ない(笑)。

英語が分かる店員さんと話をつけてビールをオーダー。ホッとして席につく。

東南アジアのお店ではビールに氷を入れる。気温が高いからすぐにビールがぬるくなってしまうからだろうが、日本の習慣になれている僕としてはどうしても馴染めないところがある。このお店でもグラスに氷が入ってきたので「いらないよ」って言おうとしたが、渡されたビール缶を持ってみたら全く冷えていなかったので甘んじて氷入りを受け入れた。

隣の席の男女6人集団はトランプに興じている。ものすごい盛り上がりっぷりだ。トランプでそこまで盛り上がれるなんて、なんかちょっとうらやましい気持ちにもなった。


氷が入れば飲み頃に

雨もそこそこあがったので行動再開。街の南東方面へ。目当てにしていたお店に着いたのだが、あまりにもお客さんがおらず閑古鳥が鳴いていたので入店回避。近くにあった混み合っている食堂に入った。いかにも街の食堂という感じで、老若男女が思い思いに楽しんでいる。よい雰囲気だ。タイガービアと空芯菜炒め、イカフリッター、シーフード焼きそばを注文した。

隣席の若者6人組はガンガンビールを飲みながら、時折嬌声を上げている。何がそんなに楽しいのかと思って観察してみたところ、いっせーのゲームで盛り上がっていた(!)何か掛けでもやっているのだろうか。ビリを免れた人はハイタッチをして喜びを爆発させている。少し異様に感じつつも、楽しそうな雰囲気にこちらも楽しい気分になった。


空芯菜炒めはテッパン


焼きそばもスパイシーでビールによく合う



みなさん箱で頼んで飲み終わった缶を床に放置していくスタイル。これはこれで潔い様式美がある

店を出た頃には雨はほとんど止んでいた。今日という一日を十二分に生き、気絶するように眠りについた。


3日目【暮らすように旅をする】

6時に起床し、朝からやっているフォーのお店を目指す。

こちらでは6時位から営業している食事処が結構多い。そのフォーのお店も6時からやっているようだ。日本で言う富士そばや吉野家のようなものか?

と、フォーのお店への道すがら、ブン・ボー・フエのお店が賑わっている。道の反対から眺めているうちにどうしてもこの賑わいの中に混ざりたくなってきて、入店。フォーはやめてブン・ボー・フエにした。

昨日食べたものよりも最初から辛味があり、具はレアの牛肉、鶏団子、豚団子が入っていて美味い。レバーペーストを寒天状に固めたような物体も入っていたが、直感的に口をつけるのを避けた・・・。


昨日よりも辛め。左端の物体はなんだったのだろう…

食べているうちにドンドン客が増えてくる。バスで団体客が立ち寄ったりもしている。ツアーのお決まりポイントなのだろうか。団体客の勢いに気圧されつつもマイペースに美味しく完食。

食べ終えたと思ったら突然お腹の具合が活発になってきた。ベトナムのトイレも、アジアでは定番の「紙は使わず手で洗う」スタイルのところが多い。市井の食堂なんかは当然例に漏れずそのスタイルである。急いでホテルに引き返す。こういう時のためにも拠点が近くにあるのは嬉しい。

ホテルでは11時くらいまで昼寝(朝寝?)。予定を詰め込み過ぎると疲れて体調を崩すのでゆったりめのスケジュールに。名所旧跡めぐりをせずとも、その土地の空気を吸ってそこにいるだけで満足だったりするので、のんびりすることを良しとしている。

ホテルの部屋で腕立て腹筋スクワットをひと通りこなし、シャワーを浴びて外出。ホテルから川沿いに北西の方向にある安宿が集まるエリアに赴く。安宿があるということはバックパッカーが集まる場所であり、安くて美味い食堂や土産物屋も集まっていたり、独特の雰囲気があったりして面白い。タイのバンコクだとカオサン通りのようなところか。


時間帯によってホテルのエレベーター内の敷物の言葉が変わる


あちぃっす

ハンというバイン・コアイのお店へ。バイン・コアイとはバイン・セオのミニ版のようなもの。お好み焼きに似たカリッとして生地の中にもやし、豚肉、エビなどが入っていて、ピーナッツソースをかけながら食べる。このお店では付け合せに野菜がたっぷりついてきた。野菜はいわゆる香草なのであろう、様々な香りを発し、独特の味わいだ(まだ慣れない・・・)。フエローカルの「フェスティバルビール」を飲みながらのんびりお昼。


バイン・コアイ


フェスティバルビール


飲んでますの図

安宿街は予想通りの歩き甲斐のあるエリアだった。捉え方によっては「危険なエリア」と言えなくもないが、普通に用心していれば難なく過ごせるところだろう。カオティックなところを見る事こそ旅の醍醐味だと思っている。美味そうな飲み屋もいくつか発見できたので夜にまた来てみることにする。




ぶらぶら散歩

ホテルに一度戻り、パソコンを持ち出して川沿いのカフェへ。ひと通り街の中を歩きまわった感じなので、ブログ記事を書くのと読書に時間を使う。のんびりできてこれはこれでとても有意義だ。


あまーいベトナムコーヒー

18時ころホテルにパソコンを置いて、再度昼間に行ったエリアへ。夜は少し妖しい雰囲気が増していて昼間とはまた違った表情だ。

通りを少しぷらぷらした後にDMZエリアの割と西洋の雰囲気のある開放的なレストランへ。一階がバースペースになっており、二階がレストランという作りだ。春巻き、エビチリのようなものをオーダー。春巻きは串に刺さってかつその串がパイナップルに刺さっているというなかなかアバンギャルドな過剰演出盛り付けになっており度肝を抜かれた。予想外というか案の定というべきか、味はイマイチであった。のんびり3杯ほどのビールを流し込み、次の店へ。


お店の二階から


ここでもフェイスティボー!!


インパクト勝負な春巻き

20分ほど歩いて、フォーサイゴンというフォーの専門店へ。フォー・ボー・タイをオーダー。レア牛肉の入ったフォーですね。あと、当然ビールを。ここのフォーは麺がいかにも手作りという感じの均一じゃない製麺。均一でツルッとした麺よりも一層汁が絡みやすい感じになっており美味い。ビール込で300円ちょっとかな。コスパ良いです。



道端にたくさん屋台が出ていて、みんな思い思いに楽しんでいます

フォー・ボー・タイ


かわいい犬がいた。撫でようとしたらウーッって言われた

今日はだいぶのんびり過ごすことができた。暮らすように旅をする感じっていいよな。些細な出来事が幸せ、みたいな。

たらふく飲んで食ったので、思い残すこと無く気絶就寝。

(4日目以降に続きます)

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3b. 世界一周ノート 青木大地

仕事をやめ、2013年10月から1年間の予定で世界一周の旅に出ました。

Profile
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青木大地(あおき・だいち)

1986年生まれ。日本大学 芸術学部 卒業。
卒業後、大手レンタルビデオメーカーに勤務。店舗、営業を経て世界旅行のため退社。
念願のフリーライターとしてとりあえず1年は過ごせそうです。
同名義のFacebookもよければ見てください。

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3b. 世界一周ノート 第32回:南アフリカ-その1

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僕はアフリカ大陸での滞在期間が短く、どれだけ予定を詰め込めるかに頭を悩ませていた。そして、あれもこれもと画策するうちに、驚異的な過密スケジュールが組み上がってしまっていた。

南アフリカ・ヨハネスブルグ空港に着いた僕は、そのままトランジットでケープタウンへと飛んだ。どうしても喜望峰が見たかった。最南端とか、そういうフレーズに弱い僕はついつい無理をしてでも出向いてしまう悪癖があった。それが世界一治安の悪い南アフリカだとしても・・・
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深夜、比較的治安は良い(それでも悪い)と言われるケープタウンに着いた僕はタクシーで市内へと向かった。インフラは整えられ、美しいヨーロッパを思わせるような雰囲気すら感じた。
予約していた安宿に着いて、そこは洋館のような外観なのに、3重の鉄格子扉があった。それをインターフォンを連打してくぐり抜けて、ようやく黒人のガードマンの元に辿り着いた。そして事件が起きた。
予約がとれていなかった。そして宿は満室・・・僕は予約を1日後に勘違いしていた。

疲弊。ヨーロッパ後半から休みなく移動し続けてきた僕は深夜の南アフリカ、宿がない!そんな絶望に陥ってしまった。
何とか黒人のガードマンに泣きついてみるも、そのホテルに泊まることはできなかった。
それでも、ガードマンは優しく、一緒にホテルを探してくれると言った。困り果てていた僕が礼を言うと、彼は「一緒じゃなかったら死ぬから」と確かに言った。

僕は黒人の用心棒を引き連れて深夜のケープタウンを徘徊した。宿は中々見つからず、物乞いやプッシャーに時々声をかけられながら歩いた。雨も降っていた。ただ、ガードマンは顔が広く、深夜にも関わらず色々な人と挨拶をしていた。そして、ある一軒のバーの中にあるホテルを格安で見つけてくれた。ガードマンはバーテンによろしく言ってくれ、僕はバーテンからビールまでごちそうになった。ほろ酔いで、僕は命拾いしているのかな?と眠りについた。
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翌朝、僕は代理店に電話をかけて、飛び込みでケープタウンのツアーに参加し、喜望峰へも行くことができた。そこには治安の悪さをあまり感じさせない、普通の国の、雑多な観光ツアーの姿があった。バスで移動し、安いランチを食べて、知らない国の人と旅のことを話す、そして写真を撮る、そんな素晴らしいツアーだった。
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ただ、皆口を揃えて、ツアー以外の外出は控えていると言った。ケープタウンはまだ良いけれど、ヨハネスブルグは最悪だと。
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ツアーを終えて、僕はその夜にまたヨハネスブルグに戻った。そして翌朝、次の目的地、ジンバブエへと飛んだ。気付けばヨハネスブルグでの滞在は全部空港の中のカフェだった。体はもうヘトヘトに疲れきっていた。

次回はジンバブエ、ビクトリアフォールズとサファリ!を記します。


世界一周ノート
上海→杭州→南寧→ハノイ→ホーチミン→シェムリアプ→チェンマイ→ルアンパバーン→バンコク→パンガン島→ペナン島→マラッカ→スマトラ島→ジャワ島→マニラ→シンガポール→ジョホールバル→シドニー→チェンナイ→ムンバイ→アグラ→デリー→バラナシ→ブッダガヤ→コルカタ→ダージリン→ポカラ→ルンビニ→ガヤ→カトマンズ→ポカラ→イスタンブール→カッパドキア→パムッカレ→ボドラム→ギアテネ→メテオラ→ソフィア→ブタペスト→ザコパネ→クラクフ→サラエヴォ→ザグレブ→ヴェネチア→ローマ→ミラノ→バルセロナ→タンジェ→フェズ→マラケシュ→カサブランカ→カイロ→ギザ→アジスアベベ→ヨハネスブルグ→ケープタウン・・・以降、アメリカ、南米と巡りました

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4.世界あの街この街

このコーナーでは旅行先として人気の様々な都市を詳しく紹介していきます。

第47回 麗江


麗江 (トリップアドバイザー提供)

中華人民共和国・国旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

圧巻の密度をほこる瓦屋根のつらなり、入り組んだ石畳の路地と水路。昼は遠くに冠雪の山脈をのぞみ、夜は紅い提灯が怪しく灯る。
麗江は、まさに「絵に描いたように」美しい中国西部の古鎮。
旧市街(麗江古城)は少数民族ナシ族の生活をとどめるように保存されており、内外から多くの観光客が訪れる。街歩きからアウトドアまで楽しみ方は広い。近年人気の雲南料理も本場の味わい。

バスで麗江に向かった場合、南北に走る香格里拉(シャングリラ)大通り沿いの高速バスターミナルで降りることとなる。天気がよければ北の方に標高5596mの玉龍雪山が見える。あたりはビルも多い新市街で、古都の雰囲気はない。
ターミナルから南東、民主路を超えるといよいよ旧市街にたどりつく。
高快客運站--中国-から-束河
(画像:Google提供)

麗江古城は少数民族ナシ族のかつての都。中国の古い都跡にありがちな城壁がない。
石畳と木造の伝統家屋が保存されており、1997年には世界文化遺産に登録された。
かつては文字通りの古鎮であったが、観光客の増加と共にお土産屋やレストランだらけとなり、路上も混み合っている。少数民族の衣装を着ているのは漢民族という噂もちらほら…。
昔はよかった、かつての風情がなくなったとなげく観光客も少なくないが、テーマパークと割り切ればこれほど楽しい街もない。昼も夜も美しい光景、(少し高いが)おいしい料理、WiFiのあるカフェ、英語が通じるなど安心してうろつける。

Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

昼間、高い建物から街を眺めると、灰色の屋根瓦が拡がる麗江独特の光景をながめることができる。

Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

街の中心は四方街広場。狭い路地が多いので、迷ったらこの広場に戻ろう。
レストランやカフェ、お土産屋や演劇などいつもにぎやか。

Sifang Streets Square (トリップアドバイザー提供)

木府は麗江の街を統治した木氏の邸宅跡。四方街広場の南にある。
高い建物があまりない旧市街で、街を一望できる貴重なスポット。

Mufu Palace (トリップアドバイザー提供)

また、獅子山公園の五層建て「万古楼」も街を一望するのによい。

日が暮れはじめるとあちこちで赤い提灯がともり、夜市のような光景がひろがっていく。
川沿いのカフェやバーの灯りが水路に映え、夜の街歩きが楽しい。
四方街広場の周辺はバー・エリアとなっており、飲み屋やクラブの喧噪で大変にぎやか。


Lijiang Old Town (トリップアドバイザー提供)

束河古鎮はナシ族の古い村。麗江から北に4kmほどで、タクシーならすぐ。がんばれば徒歩でも行ける。古いガイドブックには”テーマパーク化した麗江古城と異なり昔日の風情を残している”などと書いてあったりするが、今やこちらもテーマパーク化が進んでいる(だがそれがいい!)。
実際には、麗江よりも静かで旅行者に便利な施設(安宿、カフェなど)も多く、過ごしやすい場所である。こちらに泊まるのもおすすめ。




Shuhe Ancient Town (トリップアドバイザー提供)

白沙村は麗江から北に12km。バスが便利(料金は片道たったの一元)。がんばればレンタサイクルでも行ける。
こちらは長年麗江を統治し、木府の主でもあった木氏の本拠地。入り口付近こそお土産屋やカフェが並ぶものの、麗江や束河には残っていない昔ながらのナシ族の暮らしがいきづいている。落ち着いた街の雰囲気、間近にせまる玉龍雪山などおとずれる価値は高い。


Lijiang Mural in Baisha Village (トリップアドバイザー提供)


玉龍雪山は麗江から北に40kmあまり、最高峰の扇子陡は標高5596m。
北半球で最も南に存在する氷河を擁する。
麗江古城からわずか15kmほどで玉龍雪山を含む広大な国立公園にたどりつく。
麗江のどこからでも見える玉龍雪山はナシ族の聖地であり、扇子陡はかつて一度しか登頂を許していない。雲南観光のハイライトでもある。

扇子陡の真下4506m地点までロープウェイでたどりつくことができるので、体力に自信がない人でも氷の岩山や雲海を間近に堪能できる(急に高度が上がるので高所対策はしておきたい)。ツアー代金もそれなりにするが、晴れた日の絶景はたとえようがない。
公園内にもいくつかの絶景ポイントがあり、白水河は雪解け水と大理石の白砂がつくりだす景観で知られる。CGですか?と思いたくなるようなひたすら青い水を湛える。


Yulong (Jade Dragon) Mountain (トリップアドバイザー提供)


White Water River (トリップアドバイザー提供)

トレッキングなら麗江から北に60kmほど、「虎跳峡」という美しい名前の渓谷がある。
谷底から頂上までの高低差が3790mという富士山がすっぽり入るほどの大渓谷だが、最もせまい部分は30mほどしかなく、両岸はまさにそびえ立つ崖。最寄りの街である橋頭もしくは大具を起点とする1泊2日のトレッキングがポピュラーだが、コースを選べば麗江から日帰りも可能。
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(画像:Wikipedia)

麗江まで行ったならば、ぜひ足をのばしたいのが香格里拉。
麗江から香格里拉までのバスも豊富で、所要4時間ほど。途中で玉龍雪山や虎跳峡の絶景を眺められる人気ルートとなっている。
香格里拉はチベット族の影響が強いエリアで、理想郷の名にふさわしい雄大な自然が魅力となっている。

Meili Snow Mountain (トリップアドバイザー提供)


Napa Hai Nature Reserve (トリップアドバイザー提供)

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Shuhe Food Street (トリップアドバイザー提供)

東巴谷野山菌 (トリップアドバイザー提供)

麗江の地元の味覚は日本でも徐々に知られつつある雲南料理。
四川料理とならんで辛い味付けで知られる。四川が山椒のしびれる風味を重視するのに対し、雲南は唐辛子メインで、辛さと酸味の効いたくせになる味つけが多い。
雲南で有名な料理は細いビーフンをつかった鍋料理の過橋米線(グオチャオミーシェン)や汽鍋という鶏の骨がボロボロになるまで煮込んだスープがあるが、それらは漢民族の料理。ナシ族の料理は米をまぜた腸詰や豚の干物などヘビーなものからさっぱりした緑豆の麺まで幅広い。

ぜひ体験したいのは特産のキノコをたっぷりと使った火鍋。ポルチーニやマツタケなどの高級キノコや日本では見られない珍しいキノコがたっぷり入った鍋は健康によいとのことで中国人にも人気がある

ストリートフードであり主食でもあるのはババと呼ばれる揚げパンのようなもの。小麦生地を油で揚げ、釜の内壁で焼く。中に肉やネギを挟んだものはボリュームたっぷり。

実は麗江で目立つのは西洋風のカフェやバー。
特産の大理チーズ(乳餅)やハム、キノコを使ったピザは評価が高く、ワイン、雲南コーヒー、雲南省産のビールなどピザに合う飲みものもそろっている。
西欧人観光客にまじってピザをつまみながら山並みを見ているとどこの国かわからなくなるほど。

Bad Monkey (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
雲南省までの行き方は多様。ルートがありすぎて迷ってしまう。

LCCの香港エクスプレスを利用して香港から昆明に入り、そこから麗江を目指すのが最安となる可能性が高い。キャンペーン併用ならおどろくほど安く行ける。
また、エアアジアも昆明便がある。バンコクまたはクアラルンプール便で、バンコクの場合は所要1時間半と近い。
LCCの価格状況によっては中国東方、中国国際、中国南方といった中華系の方が安いことも。広州、重慶、昆明などを経由して麗江に向かう。
余裕があれば成都までANAの直行便で向かい、そこから麗江を目指すという手もある。

関西空港の場合、かなり中国中西部行きの便が充実している。中国東方の昆明便の他、春秋航空の重慶便や蘭州便、中国南方の貴陽便など。春秋が安くとれればかなりお得に旅ができる。

何とかして昆明や重慶までたどり着けば麗江まではあと少し。昆明から麗江までは空路で所要わずか45分、往復で3万円程度。

(陸路)
昆明から麗江まで鉄道やバスで向かうのもポピュラー。特に、昆明から大理に寄って麗江に向かうルートは鉄板。

鉄道の場合昆明から所要10時間程度。夜行便は寝ている間に麗江まで着くので便利。料金は片道軟臥(寝台)が200元程度。鉄道が到着するのは麗江東駅。市街まではおよそ5km。タクシーなら20元程度。

昆明から麗江に向かう便はバスの方が多く、一日8~10便程度ある。所要は8~10時間で、鉄道とは異なり昼間に昆明を出る便が多い。料金は150元~300元程度。

大理からのバスは所要4時間程度、一日20便以上ある。料金は50~80元程度。

麗江のバスセンターから古城まではタクシーで5~10分程度。

(パッケージツアー)
麗江はバックパッカーも多いものの、少数民族や世界遺産といったどちらかというと年輩の方々へのアピールが強い。そのためパッケージツアーは高めの設定となっている。7泊8日程度の比較的余裕がある日程が主流で、費用は麗江と大理をめぐる場合13~15万円、北の香格里拉や南のタイ族自治州・シーサンパンナといったあたりを周遊する豪華ツアーなら30万近くになる。

(空港)
麗江の空港は麗江三義空港(LJG)。市街の南方およそ30kmに位置する。
標高2400mの高地にあり、滑走路も3000mが一本のみの小規模空港。欠航が多いとされる。
空港の周囲は山脈が連なり、いやがおうにも旅気分をかきたてられる。
国内線メインであるが、台北、シンガポールからの国際線も就航している。

市街地までの足はリムジンバスが便利。
所要時間は40~45分程度。運賃は20元。
朝6時半から22時まで30分に一度、市内のホテル藍天賓館と空港を結んでいる。

タクシーの場合はおおよそ120元が相場。バスで市街についてもそこから結局タクシーを使うことになるので、人数や荷物によってはこちらの方が得かもしれない。




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地理と気候

雲南省は中国の最西南部、ベトナムやラオスといった東南アジアと国境を接しており、それらの国の民族も広く暮らしている。

麗江は雲南省の北西部、山ぶかい雲南省の谷あいに位置し、平均標高およそ2400m。
モンスーン気候に属し5月終わり頃~9月いっぱいは雨季、10月後半~5月はじめが乾期となる。中国中西部というと四川や重慶のねっとりした暑さが思い出されるが、麗江は年間通じて気温の変化は少なく全般に過ごしやすい。夏でも25度未満、冬も氷点下になることはほとんどない。とはいえ高所のため秋~冬は朝晩冷え込む。

ベストシーズンはやはり乾季。雲が少なく遠くに玉龍雪山をのぞむ絶景が味わえる。
春は高山植物、秋は紅葉でにぎわう。
トレッキングに行く場合は高山病の予備知識をもっておきたい。特に乾季は酸素が薄くなる。季節にかかわらず紫外線も強いのでサングラスや日焼け止め、羽織るものを用意するのがベター。

10月1日の国慶節や2月の春節にあたる時期は避けた方が無難。
ホテルや観光地も非常に混み合う。

麗江広域
(画像:Google提供)

言語と通貨

公用語は中国語(普通話)。
西欧からのツーリストが多い。レストラン、カフェ、安宿やホテルなど旅行者が行くような場所には英語がわかる人がいることが多い。

タクシーは中国語オンリーと考えてよい。中国語(簡体字表記)の地図か、筆談ができるようにペンと紙をもっていればOK。日本の漢字と現地の漢字は異なるため地名が日本語表記の地図は通じない場合も。

通貨は人民元(RMB)。1人民元=20.4円(15年6月時点)。概ね1人民元=20円と見ておけば良い。14年夏前まではおおむね1人民元=15円であったが、かなり値上がりしている。

観光地であり、外食や郊外ツアー(トレッキングなど)は高め。カフェでのちょっとした食事で50元を超えてしまうこともある。ローカルレストランならやや出費を抑えられるかも。一方でホテルや市内タクシーはそれほど高くない。
麗江古城地区は世界遺産の維持費などという名目で80元の入場料(7日間有効)が必要。なお、それとは別に束河古鎮で50元(同)、玉龍雪山で105元(当日有効)220元(2日有効)、虎跳峡でも別途入場料を払うことになる。各所で古城維持費80元の領収書を提示しなければならない。

両替はATMによる国際キャッシングか、日本か空港内の銀行など到着地で少額を両替し、レートの良い市内の銀行で必要な分を都度両替するのがお勧め。
現地のATMは故障やカードを受け付けないなどのトラブルも多いので、日本円・人民元問わず多少の現金を携行していった方がよい。
外国人が行くような店ではクレジットカードも通じる。
チップ文化は無い。


(Wikipedia提供)


ビザと治安

中国を代表する観光地であるが、治安は良い方でありあまりトラブル情報は報告されていない。
ただし、あくまで外国としては安全ということであり、身の回りには十分注意しよう。
現地ツアーや郊外へのタクシーはそれなりに値段も高く、ぼったくりなのか適正料金なのかなやむことがある。ゲストハウスなどに泊まっていれば相場を聞いておこう。

観光目的の場合、15日以内の滞在はビザ免除。16日以上の滞在では観光ビザの申請を。


市内交通

地下鉄、軽軌道といった交通機関はなく、もっぱらタクシーかバスが主役。

(タクシー)
タクシー料金は、上海北京などの大都市よりは安いが中級都市よりは高いといったところ。初乗りは3kmで7元。以降1kmごとに1.8元。プラス乗車ごとに燃油代1元・さらに夜間加算、停車中加算。郊外に行く場合には戻り空車補償がある。
実際には10元、15元といったキリのよい数字で交渉してくるドライバーが多い。おおむね5km以内で20元、10kmで30元程度。

香格里拉大通りには束河古鎮や白沙村行きの乗り合いタクシーもある。

(バス)
バスは郊外に行くにも便利で、束河古鎮や白沙村に向かう路線もある。運賃は1元と安い。

(レンタサイクル・バイク)
ゲストハウスなどで貸し出している。
いわゆるママチャリが24時間で30元程度、マウンテンバイクは高い。借りる際に300元程度の預かり金が必要。
古城内は自転車乗り入れ禁止なので、実際には束河古鎮や白沙村などの近郊に行くとき用。


ホテル


Zen Garden Hotel (Wuyi Yard) (トリップアドバイザー提供)

観光都市であり宿の選択肢は多い。ホテル代はおおむね安め。グランドハイアットのような外資系5つ星ホテルでも1.5万円程度。3つ星ホテルなら4千円程度。
古城内はタクシーの乗り入れができない。古城に宿をとる場合はなるべく大通りに近い場所が便利。

麗江でのおすすめは古い伝統家屋をリノベーションした宿。「○○客桟」というような名前が多い。リノベーションされたばかりの宿は雰囲気がよく、内部の設備もWiFiやホットシャワーなど最新(ただし料金もそれなりに高い)。リノベーションが不十分でドアなし共用トイレのただ古いだけという物件もあるので、中をのぞいてから決めよう。

ゲストハウスも多く、現役バックパッカーにも優しい価格。ドミトリーは数百円、個室でも千円前後。

一般に国慶節(10月1日)、春節(旧正月)の季節は混み合い価格も上昇する。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
路上の携帯会社のカウンター、家電量販店、売店、コンビニ等でSIMが購入できる。
中国の場合は特にプリペイドという概念がなく(全てがプリペイド)、SIMにチャージされた金額が月々引き落とされていく仕組み。残金が足りなければ使えなくなるだけというシンプルさ。
なお、LTEはTD-LTEという独自方式なのでSIMをそのまま挿しても使えないことが多い。現地でWiFiルーターを借りればLTEの恩恵を受け取れる。

大手の事業者はChina Unicom(中国聯通)、China Telecom(中国電信)、China Mobile(中国移動)。
China Unicomの3GはW-CDMA(ドコモやソフトバンク方式)、China TelecomはCDMA2000(au方式)。China Mobileの3GはTD-SCDMAという中国独自方式となっている。持ち込むスマートフォンの対応規格を確認しておくこと。
中国の場合は、アクティベートやリチャージの度にSMSでのやりとりがあり、中国語のメッセージを解釈する必要があるためSIMの利用はややハードルが高い。携帯会社のカウンターで設定してもらうことをおすすめする。ホテルやゲストハウスのスタッフに頼むという方法もある(要チップ)。

China Unicomの場合、通話可能なデータ通信500MのSIM(初期費用)が25.99ドル、月額62元。1ギガの場合SIMが27.99ドル、月額94元。180日有効の3ギガプリペイドSIMが47.99ドル(英語版ショッピングサイトは米建て価格表示)。

China Telecomの場合は、通話やショートメール、データ通信の組み合わせで価格が決まるプランなど様々。ifreeというブランドで展開しているLTEのSIMは月額5元で30M、プラス9.9元で500M追加可能。

China Mobileの場合は、容量500MのLTEプランが30元、1Gで50元など。キャンペーンも多いが、上述の通り中国独自形式なので注意。

以上は例示。中国の場合ひんぱんに価格が変わったり新プランが登場する。

中国国内からYouTubeやFacebook・TwitterなどのSNSに接続する場合には閲覧規制がかかる。GmailなどGoogleの各種サービスも制限されている。日本の携帯を海外パケット放題でそのまま使うか、近隣国(香港など)でSIMを買い国際ローミングすれば接続制限を回避できる。VPN(Virtual Private Network)で回避する方法もあるが、うまくいかないこともある。

また、雲南に長居するのでなければあまり大容量の高価なSIMを買うのも考えもの。省を超えるとローミング扱いになり、データ速度が遅くなったりするので要注意。使い切れる分を賢く選ぼう。

などなど…中国でのSIM入手や使いこなしは上記の通り結構面倒なので、携帯会社の海外定額を利用するか、日本からWiFiルーターを借りて行くのも手。日本でWiFiルーターを借りた場合は1日あたり600円と比較的安め。

(Wifi)
ツーリスト天国であり、もともと多くのカフェやレストランで無料WiFiが開放されていた。朝からラップトップやタブレットを抱えてダラつく白人ツーリストを多く見かける。
2014年からは公衆無線LANサービスが始まりさらに便利になった。

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5. 旅の本屋 のまど イベント情報:
 6月26日(金)田中真知さん スライド&トークショー
 7月2日 (木)馬田草織さん  スライド&トークイベント

Profile
プロフィール

旅の本屋 のまど

東京・西荻窪にある旅の本屋です。音楽、映画、思想、料理、宗教など、さまざまなジャンルから「旅」を感じさせてくれる本をセレクトしています。「旅」に関するイベントも定期的に開催中!
所在地:〒167-0042 東京都杉並区西荻北3-12-10司ビル1F
営業時間:12:00 ~ 22:00 定休日:水曜日
HP:http://www.nomad-books.co.jp/


新刊「たまたまザイール、またコンゴ」発売記念
◆作家 田中真知さん  スライド&トークイベント◆
「コンゴ河から見えるアフリカ世界」

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新刊『たまたまザイール、またコンゴ』(偕成社)の発売を記念して、作家の田中真知さんをお迎えして、コンゴ河下りから見えたアフリカ世界の魅力についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。アフリカ最奥部のジャングルを流れるコンゴ河を、1991年、2012年と2度にわたり小舟に乗って自力で河下りを敢行した田中さん。新刊では、5000人にも達する人々が船の上で生活している幻の船「オナトラ船」に乗りこんだり、丸木舟を漕いで河辺の村々の暮らしに触れたりするなど、アフリカの雄大な自然の中に生きるコンゴの人々の知恵や死生観に触れ、その混沌とした驚きの情景とパワーに圧倒された数々のエピソードが綴られています。

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今回のイベントでは、長年、イスラム世界やアフリカ世界の変化を眺めてきた田中さんならではの貴重なお話が聞けるはずです。田中さんのファンの方はもちろん、アフリカの文化に興味のある方やアフリカ旅行を計画している方はぜひご参加くださいませ!ハピドラムの演奏もありますよ!

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※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


田中真知(たなかまち)

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1960年東京生まれ。作家・翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒。1980年代半ば、まだ平和だったスーダン・ダルフールの山中に滞在。1990年から8年にわたってエジプトに暮らし、アフリカ・中東を幅広く取材・旅行する。コンゴ河を夫婦で丸木舟で下ったり、エチオピア北部の修道院を訪れたり、バリで呪術師に弟子入りしたりする。著書に『ある夜、ピラミッドで』(旅行人)、『孤独な鳥はやさしくうたう』(旅行人)、『美しいをさがす旅にでよう』(白水社)、『世界の聖地FILE』(学研)など。

◆田中真知さんブログ「王様の耳そうじ」
http://earclean.cocolog-nifty.com/


【開催日時】  6月26日(金)   19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   900円   ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
  ※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど
 協力:偕成社


新刊「ポルトガルのごはんとおつまみ」発売記念
◆馬田草織さん  スライド&トークイベント◆
「ポルトガルの美味しいを巡る旅」

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新刊『ポルトガルのごはんとおつまみ』(大和書房)の発売を記念して、著者の馬田草織さんをゲストにお迎えして、ポルトガルの料理と旅の魅力についてスライドを眺めながらたっぷりと語っていただきます。前作『ようこそポルトガル食堂へ』では、カメラ片手にポルトガルの家庭のキッチンやレストランの厨房を訪ね歩き、ポルトガル料理の魅力を紹介していた馬田さん。本作では、たら、手羽先、じゃがいも、トマト、あさりなど、簡単な食材を使った日本人になじみやすい魚介や肉、ごはんものといったポルトガル料理のレシピと、日本で買えるお手頃ポルトガルワインを紹介しています。 今回のイベントでは、おいしいポルトガル料理の話を中心に、取材を通して馬田さんが旅で感じたとっておきの貴重なポルトガルの話が聞けるはずです。馬田さんのファンの方はもちろん、ポルトガル料理が好きな方やポルトガルを旅行したいと思っている方はぜひご参加下さいませ!なお、当日はポルトガルワインとおつまみセットが付きますよ!
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※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。


馬田草織(ばださおり)

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東京都生まれ。フリーランス・ライター、編集者。上智大学文学部卒業後、出版社に勤務。
食を中心に雑誌編集に携わり独立。「料理王国」コントリビューティング・エディターなどを経て、現在「dancyu」ほか雑誌や書籍などで、食や旅にまつわる取材活動を幅広く行っている。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』(産業編集センター)、『ポルトガルのごはんとおつまみ』(大和書房)。

◆馬田草織さんブログ
http://badasaori.blogspot.jp/


【開催日時】  7月2日(木)   19:30 ~ (開場19:00)

【参加費】  1,800円(ポルトガルワインとおつまみセット付)
       ※当日、会場入口にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内
【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
  ※定員になり次第締め切らせていただきます。
【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど
 協力:大和書房

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6. 編集後記

tabinoteワタベです。
そろそろ夏の旅行予定を決めたい時期ですね。先日は伊豆諸島の神津島に行ってきました。海水浴のオフシーズンで閑散としていましたが、今やこの島の名物はビーチよりも天上山のハイキング。
標高は600m程度ですが、頂上は高山のような岩や砂漠。雲海を見下ろす、すごすぎる絶景におどろきました。こちらもそのうち旅行記でお届けしようと思います。日本もまだまだ行きたいところだらけです。
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さて、tabinoteメールマガジン第49号をお届けします。
ニュースで気になるのはスクートの台北線B787とインドネシアビザですね。
下川さんコラムにもありますように台湾就航が過熱しています。アナウンスされているピーチの羽田-台北線も楽しみですね。
インドネシアビザは昨年くらいからずーっと言われてきて、ようやく免除開始となりました。

下川さんコラムはトランスアジアです。復興航空と言った方が通じるかもしれません。確かに格安台湾ツアーはバニラかトランスアジアが多い印象。トランスアジアのツアーにはちゃんと「フルサービスキャリアで安心!」と書いてあったりしますw。

吉田さんは「一人旅」。このテーマが来てしまったかという感じですね。実際に一人で海外に行くといろいろ不便も多いですが(食事や荷物の監視など)、それもいいんですよね。

旅行記は前号につづきキムラリュウジさんです。こういう自由な街歩きはやっぱ一人旅ならではだと思います。

そして、青木さんの旅行記はいよいよ佳境へ。入国早々、ジャブ代わりのエピソードが南アフリカで宿がない話。なかなか体験できるものではないですね…。

「あの街」はいつも100%私の興味で取り上げる街を決めていますが、今回は麗江です。雲南省の昆明便は結構充実してきましたので、だいぶ行きやすくなってきたと思います。せっかくなので長めの日程で訪れたいエリアですね。

西荻のまどさんのイベントは来週末のコンゴ、7月頭のポルトガルです。

さて、最近の後記でいつもほのめかしていますが、tabinoteは現在いろいろ面白いことを仕込み中です。近いうちにみなさんにお知らせできると思いますので、よろしくお願いします。

tabinoteサイトもちらっとリニューアルしました!

次回は6月30日(火)の発行予定です。


発行:有限責任事業組合tabinote
http://tabinote.jp

※本メルマガの連載原稿または寄稿、告知などの著作権は著者・情報発信元に帰属します。その他の著作権および全ての編集著作権はtabinoteに帰属します。記事の引用・転載は出典を明記いただくとともに、諸関連法規の定めに従い行っていただきますようお願いいたします。

次回は6月30日(火)の発行予定です。

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